JPH10189133A - 高圧電線の端末部カバー構造 - Google Patents

高圧電線の端末部カバー構造

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JPH10189133A
JPH10189133A JP8345365A JP34536596A JPH10189133A JP H10189133 A JPH10189133 A JP H10189133A JP 8345365 A JP8345365 A JP 8345365A JP 34536596 A JP34536596 A JP 34536596A JP H10189133 A JPH10189133 A JP H10189133A
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plug
divided
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Taketo Uchiyama
健人 内山
Yasushi Watanabe
裕史 渡辺
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Yoshihisa Kobayashi
良尚 小林
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/02Details
    • H01T13/04Means providing electrical connection to sparking plugs
    • H01T13/05Means providing electrical connection to sparking plugs combined with interference suppressing or shielding means

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  • Spark Plugs (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着作業性の向上および耐振動性(フレッテ
ィング性)の向上を図った高圧電線の端末部カバー構造
を提供する。 【解決手段】 金属カバー11はゴムキャップ体を覆
い、上部用カバー体11aと側部用分割カバー体11
b、11cを備える。各側部用分割カバー体11b、1
1cは点火プラグ5の主体金具5bにおける六角操作部
5c外周面に当接係合される突出係合片11k、11m
をそれぞれ備える。両側部用分割カバー体11b、11
cの合わせ辺部11d、11eでの係合が、一方の合わ
せ辺部11eに形成された遊挿開口部11fと、他方の
合わせ辺部11dより延設されると共に、互いの合わせ
辺部11d、11eが拡開可能に遊挿開口部11f内に
遊挿された遊挿係合片部11gとからなる。上部用カバ
ー体11aに嵌合凹部11hが形成され、側部用分割カ
バー体11b、11cに嵌合凹部11hに嵌合される嵌
合突部11i、11jを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の内燃機
関における点火プラグとの接続に用いられる高圧電線の
端末部カバー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関である自動車のエンジン
に装着された点火プラグと高圧電線とを電気的に接続す
るプラグジョイントの構造として、例えば図7に示され
る構造のものがある。
【0003】即ち、一端が高圧電線1に電気的に接続さ
れたステンレス材等よりなる接続端子2と、この接続端
子2を収容するシリコーンゴム等の絶縁性弾性材からな
るいわゆる可撓性を有するゴムキャップ体3とを備え、
前記接続端子2は高圧電線1を抱持状として圧着される
と共に電気的に接続される電線接続部2aと、他端部に
備えられると共に電線接続部2aの軸心方向に対して直
交する方向から点火プラグ5のギボシ形状のターミナル
部5aに嵌着される端子接続部2bとを備えた構造とさ
れている。
【0004】また、前記ゴムキャップ体3は、略L字状
に形成され、接続端子2を収容保持する端子収容部3a
と、高圧電線1が挿通される電線挿通孔3bと、端子接
続部2bにターミナル部5aを挿入案内するプラグ挿入
孔3cが設けられた有底円筒状のプラグ挿入部3dとが
備えられた構造とされている。
【0005】さらに、ゴムキャップ体3を覆って金属カ
バー7が備えられており、該金属カバー7は図13に示
される如く、適宜形状に打ち抜き形成されたアルミ等の
平板状の金属板材を折曲形成してなる構造とされてい
る。即ち、中央に位置する上部用カバー体7aと、該上
部用カバー体7aの両側に位置するほぼ対称形状の側部
用分割カバー体7b、7cとを備え、折曲形成すること
によって金属カバー7が構成される。
【0006】そして、金属カバー7は、図7ないし図1
0、図12、図13に示される如く、前記プラグ挿入部
3d外周面を覆う部分が前記ターミナル部5aの挿入方
向に沿って二分割された対の側部用分割カバー体7b、
7cとされている。また、折曲形成された際に、両側部
用分割カバー体7b、7cの互いに当接状とされる合わ
せ辺部7d、7eの一方側にありみぞ7fが切り欠き形
成されると共に、他方側にそのありみぞ7fに嵌合され
るあり7gが延設されており、前記折曲形成された状態
で、図10に示される如く、あり7gがありみぞ7fに
嵌合状に係合されている。
【0007】また、端子収容部3aの上部および側部
は、前記上部用カバー体7aおよび両側部用分割カバー
体7b、7cで覆われた構造とされ、前記両側部用分割
カバー体7b、7cのそれぞれの下端縁部には、前記プ
ラグ挿入孔3cを通じて挿入されたターミナル部5aが
接続端子2に接続された状態で、点火プラグ5の主体金
具5bにおける六角形状の六角操作部5c外周面に両側
より当接係合される突出係合片7h、7iがそれぞれ備
えられている。
【0008】なお図7における10は絶縁用シートであ
り、ゴムキャップ体3外面と金属カバー7内面との間に
装着されている。
【0009】そして、図7に示される如く、エンジン9
側に装着された点火プラグ5のターミナル部5aにプラ
グジョイントの端子接続部2bが接続された際、金属カ
バー7の各突出係合片7hが六角操作部5cの外周面に
当接係合され、金属カバー7によりゴムキャップ体3の
熱による劣化防止等を図っている。例えば、この種の端
末部カバー構造として米国特許第5348486号があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造の高圧電線の端末部カバー構造によれば、各突出
係合片7h、7iから六角操作部5cを通じてエンジン
9側にアースをとると共に放熱される方式であり、各突
出係合片7hを六角操作部5c外周面に当接させる必要
があった。
【0011】また、両側部用分割カバー体7b、7cの
合わせ辺部7d、7eがありみぞ7fとあり7gとの嵌
合によるありつぎ構造により開き止め結合されているた
め、合わせ辺部7d、7eにおける径外方向への拡開自
由度はほとんどなく、従って、両突出係合片7h、7i
の径方向の相互間距離Lは六角操作部5cの外接円直径
Mと略同一長さに構成されている。
【0012】以上のように、両突出係合片7h、7iの
径方向の相互間距離Lが点火プラグ5の六角操作部5c
の外接円直径Mによって一義的に決まる構造であり、製
造に際して、両者相互間に正確な寸法精度が要求されて
いた。
【0013】即ち、前記相互間距離Lが前記外接円直径
Mより短い場合には、六角操作部5cに突出係合片7
h、7iを嵌合しづらく、従って、点火プラグ5に対す
るゴムキャップ体3の装着が円滑に行えず、装着作業性
が悪いという欠点が生じる。
【0014】また逆に、前記相互間距離Lが前記外接円
直径Mより長い場合には、装着状態においてガタが発生
し、エンジン9の振動等により、金属カバー7や六角操
作部5cの削れが生じ、さらにガタが大きくなって、金
属カバー7がゴムキャップ体3より離脱するおそれもあ
った。さらに、金属カバー7によってゴムキャップ体3
を点火プラグ5に保持する力が働かないため、振動によ
りターミナル部5aと端子接続部2bとの相互の磨耗が
進行し、相互の接触不良を招くおそれもあった。
【0015】そこで、本発明の課題は、装着作業性の向
上および耐振動性(フレッティング性)の向上を図った
高圧電線の端末部カバー構造を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め技術的手段は、高圧電線の端部に、点火プラグのター
ミナル部に接続される接続端子が装着されると共に、該
接続端子を覆って、前記ターミナル部が挿入されるプラ
グ挿入孔が設けられたプラグ挿入部を有する可撓性キャ
ップ体が装着され、該キャップ体を覆って金属板材を折
曲形成してなる金属カバーが備えられ、該金属カバーの
前記プラグ挿入部外周面を覆う部分が前記ターミナル部
の挿入方向に沿って二分割された対の側部用分割カバー
体とされ、両側部用分割カバー体の合わせ辺部で互いに
係合されると共に、前記プラグ挿入孔を通じて挿入され
たターミナル部が前記接続端子に接続された状態で、前
記点火プラグの主体金具における六角形状の六角操作部
外周面に両側より当接係合される突出係合片が前記各側
部用分割カバー体にそれぞれ備えられてなる高圧電線の
端末部カバー構造において、前記両側部用分割カバー体
の合わせ辺部での係合が、一方の側部用分割カバー体の
合わせ辺部に形成された遊挿開口部と、他方の側部用分
割カバー体より延設されると共に、互いの合わせ辺部が
拡開可能に前記遊挿開口部内に遊挿された遊挿係合片部
とからなる点にある。
【0017】また、前記遊挿開口部および遊挿係合片部
が、前記ターミナル部の挿入される挿入端側近傍に位置
して設けられた構造としてもよい。
【0018】さらに、前記プラグ挿入部におけるプラグ
挿入孔が設けられた側に対して反対側の面を覆う金属カ
バーの上部用カバー体の、前記両側部用分割カバー体の
合わせ辺部対応位置に、嵌合凹部が形成され、前記両側
部用分割カバー体の合わせ辺部にそれぞれ前記嵌合凹部
に嵌合される嵌合突部が設けられてなる構造としてもよ
い。
【0019】また、前記両側部用分割カバー体にわたっ
て、前記互いの合わせ辺部の拡開を弾発的に規制する拡
開規制弾性部材が設けられてなる構造としてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明すると、図1において、11は金属カバー
で、従来同様、適宜形状に打ち抜き形成されたアルミ等
の平板状の金属板材を折曲形成してなる構造とされてい
る。即ち、図2に示される如く、中央に位置する上部用
カバー体11aと、該上部用カバー体11aの両側に位
置するほぼ対称形状の側部用分割カバー体11b、11
cとを備え、折曲形成することによって金属カバー11
が構成される。
【0021】そして、前述の如く、従来同様構造の高圧
電線1の端部に接続された接続端子2を収容する可撓性
を有するゴムキャップ体3に絶縁用シート10を介して
装着されている。
【0022】前記金属カバー11は、図1ないし図3、
図5に示される如く、従来同様、前記プラグ挿入部3d
外周面を覆う部分が前記ターミナル部5aの挿入方向に
沿って二分割された対の側部用分割カバー体11b、1
1cとされている。また、本実施形態においては、折曲
形成された際に、両側部用分割カバー体11b、11c
の互いに当接状とされる合わせ辺部11d、11eにお
ける一方側の合わせ辺部11eに遊挿開口部11fが開
口形成されると共に、他方側の合わせ辺部11dに前記
遊挿開口部11f内に遊挿される遊挿係合片部11gが
延設されている。
【0023】そして、図1や図3に示される如く、遊挿
係合片部11gが遊挿開口部11f内に遊挿され、その
間隙により互いの合わせ辺部11d、11eが拡開可能
とされている。また、遊挿開口部11fおよび遊挿係合
片部11gは、点火プラグ5のターミナル部5aが挿入
される挿入端側近傍、即ち、図1における下端部側に位
置して設けられた構造とされている。
【0024】さらに、プラグ挿入部3dにおけるプラグ
挿入孔3cが設けられた側に対して反対側の面、即ち図
1における上部を覆う上部用カバー体11aの、前記両
側部用分割カバー体11b、11cの合わせ辺部11
d、11e対応位置に、嵌合凹部11hが切り欠き形成
されており、前記両側部用分割カバー体11b、11c
の合わせ辺部11d、11eの上端部にそれぞれ嵌合凹
部11hに嵌合される嵌合突部11i、11jが設けら
れている。そして、図5にも示される如く、各嵌合突部
11i、11jは嵌合凹部11hに嵌合されている。
【0025】また、図1および図2に示される如く、前
記両側部用分割カバー体11b、11cのそれぞれの下
端縁部には、従来同様、プラグ挿入孔3cを通じて挿入
されたターミナル部5aが接続端子2に接続された状態
で、点火プラグ5の主体金具5bにおける六角形状の六
角操作部5c外周面に両側より当接係合される突出係合
片11k、11mがそれぞれ備えられている。
【0026】本実施形態は以上のように構成されてお
り、金属カバー11における両側部用分割カバー体11
b、11cの合わせ辺部11d、11eでの係合構造
が、互いの合わせ辺部11d、11eの拡開を許容する
状態で遊挿開口部11f内に遊挿係合片部11gが遊挿
された構造であり、この合わせ辺部11d、11eの拡
開作用により両突出係合片11k、11m間の相互間距
離Pが変化するため、この相互間距離Pに製造上のばら
つきが生じたり、点火プラグ5の六角操作部5cの外接
円直径Mの寸法にばらつきが生じていても、合わせ辺部
11d、11eの拡開作用により容易に装着することが
でき、装着作業性の向上が図れる。
【0027】このことから、突出係合片11k、11m
の相互間距離Pを、六角操作部5cの外接円直径Mより
も幾分短く設定しておけば、金属カバー11側の相互間
距離Pや点火プラグ5側の外接円直径Mの相互の寸法精
度があまり要求されず、製造も容易となり、製造コスト
低減も図れる。
【0028】なお、遊挿開口部11fに遊挿された遊挿
係合片部11gの移動による拡開許容幅Qと相互間距離
Pとの総和が外接円直径Mより長くなるように設定する
ことが装着作業性の点から好ましい。
【0029】また、突出係合片11k、11mの相互間
距離Pを、六角操作部5cの外接円直径Mよりも幾分短
く設定することによって、点火プラグ5のターミナル部
5aをプラグ挿入部3dのプラグ挿入孔3cを通じて挿
入し、接続端子2の電線接続部2aに接続した場合、両
突出係合片11k、11mは六角操作部5c外周面に僅
かに拡開した状態で嵌合されるため、その弾性復帰力に
より両突出係合片11k、11mで六角操作部5cを挟
持して保持する保持力が作用するため、エンジン9側か
らの振動等によっても接続端子2側とターミナル部5a
側との相互間の変位を小さく抑えることができ、ここ
に、耐振動性が向上でき、接続端子2やターミナル部5
aのフレッティング磨耗が有効に防止できる。
【0030】さらに、遊挿開口部11fおよび遊挿係合
片部11gが、点火プラグ5のターミナル部5aが挿入
される挿入端側近傍、即ち下端部側に位置して設けられ
た構造とされているため、挿入時における両突出係合片
11k、11mの拡開が容易になされ、この点からも装
着作業性がより向上する。この際、両側部用分割カバー
体11b、11cの合わせ辺部11d、11eの上端部
にそれぞれ設けられた嵌合突部11i、11jが上部用
カバー体11aに形成された嵌合凹部11hに嵌合され
ているため、上端部側での拡開が有効に防止でき、ゴム
キャップ体3に対する装着状態が安定して得られる。
【0031】なお、図3に示される如く、遊挿係合片部
11gが側部用分割カバー体11cの外側より回り込ん
で遊挿された構造を示しているが、図4に示される如
く、側部用分割カバー体11cの合わせ辺部11e側を
内側に湾曲させる構造としてもよい。
【0032】図6は他の実施形態を示しており、上記実
施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0033】即ち、両側部用分割カバー体11b、11
cの合わせ辺部11d、11e外周面にそれぞれ適宜本
数の支持ピン13が突設され、互いの合わせ辺部11
d、11eの拡開を規制すべく、閉鎖方向に弾発付勢す
るように各支持ピン13にわたって拡開規制弾性部材と
してのピアノ線等からなる線状バネ体14が装着されて
いる。
【0034】本実施形態によれば、上記実施形態と同様
の効果を奏すると共に、両突出係合片11k、11mの
拡開に基づく保持力だけでなく、線状バネ体14の弾性
作用により六角操作部5cに対する保持力がより強化さ
れる利点がある。
【0035】なお、前記相互間距離Pと拡開許容幅Qと
の総和を外接円直径Mよりも短く設定すれば、六角操作
部5cに突出係合片11k、11mを外嵌させた状態
で、拡開による変形だけでなく、金属カバー11自体も
弾性変形しており、より強い弾性復帰力が得られ、ここ
に、上記のように線状バネ体14を使用することなくよ
り強固な保持力が得られる。この際、拡開許容幅Q寸法
を任意に設定できるため、必要に応じて最適な嵌合力を
得るように設定できる。
【0036】また、上記各実施形態において、遊挿開口
部11fや遊挿係合片部11gが下端部に設けられた構
造を示しているが、上端部や中間部であってもよく、実
施形態の位置に何等限定されない。さらに、嵌合凹部1
1hや嵌合突部11i、11jを設けない構造であって
もよい。
【0037】さらにまた、金属カバー11で覆われるゴ
ムキャップ体3側の形状や構造も実施形態のものに何等
限定されない。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の高圧電線の端末
部カバー構造によれば、両側部用分割カバー体の合わせ
辺部での係合が、一方の側部用分割カバー体の合わせ辺
部に形成された遊挿開口部と、他方の側部用分割カバー
体より延設されると共に、互いの合わせ辺部が拡開可能
に前記遊挿開口部内に遊挿された遊挿係合片部とからな
るものであり、合わせ辺部の拡開により両突出係合片間
の相互間距離が変化するため、この相互間距離にばらつ
きが生じたり、点火プラグの六角操作部の外接円直径の
寸法にばらつきが生じていても、容易に装着することが
でき、装着作業性の向上が図れると共に、両突出係合片
が六角操作部外周面に拡開状態で嵌合された状態におい
ては、金属カバー側の弾性復帰力により両突出係合片で
六角操作部を挟持して保持する保持力が作用し、耐振動
性(フレッティング性)が向上できるという利点があ
る。
【0039】また、遊挿開口部および遊挿係合片部が、
ターミナル部の挿入される挿入端側近傍に位置して設け
られた構造とすれば、挿入時における両突出係合片の拡
開が容易になされ、この点からも装着作業性がより向上
するという利点がある。
【0040】さらに、プラグ挿入部におけるプラグ挿入
孔が設けられた側に対して反対側の面を覆う金属カバー
の上部用カバー体の、前記両側部用分割カバー体の合わ
せ辺部対応位置に、嵌合凹部が形成され、両側部用分割
カバー体の合わせ辺部にそれぞれ前記嵌合凹部に嵌合さ
れる嵌合突部が設けられてなる構造とすれば、上部用カ
バー体側での合わせ辺部の拡開が有効に防止でき、キャ
ップ体に対する装着状態が安定して得られるという利点
がある。
【0041】また、両側部用分割カバー体にわたって、
互いの合わせ辺部の拡開を弾発的に規制する拡開規制弾
性部材が設けられてなる構造とすれば、六角操作部に対
する保持力がより強化されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す正面図である。
【図2】同金属カバーの展開図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】同変形例の断面図である。
【図5】上部用カバー体部分の平面図である。
【図6】他の実施形態を示す正面図である。
【図7】従来例の断面図である。
【図8】従来例の側面図である。
【図9】従来例の平面図である。
【図10】従来例の正面図である。
【図11】図10のXI−XI線断面説明図である。
【図12】従来例の底面図である。
【図13】従来例における金属カバーの展開図である。
【符号の説明】
1 高圧電線 2 接続端子 3 ゴムキャップ体 3c プラグ挿入孔 3d プラグ挿入部 5 点火プラグ 5a ターミナル部 5b 主体金具 5c 六角操作部 11 金属カバー 11a 上部用カバー体 11b、11c 側部用分割カバー体 11d、11e 合わせ辺部 11f 遊挿開口部 11g 遊挿係合片部 11h 嵌合凹部 11i、11j 嵌合突部 11k、11m 突出係合片 13 支持ピン 14 線状バネ体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 良尚 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧電線の端部に、点火プラグのターミ
    ナル部に接続される接続端子が装着されると共に、該接
    続端子を覆って、前記ターミナル部が挿入されるプラグ
    挿入孔が設けられたプラグ挿入部を有する可撓性キャッ
    プ体が装着され、該キャップ体を覆って金属板材を折曲
    形成してなる金属カバーが備えられ、該金属カバーの前
    記プラグ挿入部外周面を覆う部分が前記ターミナル部の
    挿入方向に沿って二分割された対の側部用分割カバー体
    とされ、両側部用分割カバー体の合わせ辺部で互いに係
    合されると共に、前記プラグ挿入孔を通じて挿入された
    ターミナル部が前記接続端子に接続された状態で、前記
    点火プラグの主体金具における六角形状の六角操作部外
    周面に両側より当接係合される突出係合片が前記各側部
    用分割カバー体にそれぞれ備えられてなる高圧電線の端
    末部カバー構造において、 前記両側部用分割カバー体の合わせ辺部での係合が、一
    方の側部用分割カバー体の合わせ辺部に形成された遊挿
    開口部と、他方の側部用分割カバー体より延設されると
    共に、互いの合わせ辺部が拡開可能に前記遊挿開口部内
    に遊挿された遊挿係合片部とからなることを特徴とする
    高圧電線の端末部カバー構造。
  2. 【請求項2】 前記遊挿開口部および遊挿係合片部が、
    前記ターミナル部の挿入される挿入端側近傍に位置して
    設けられたことを特徴とする請求項1記載の高圧電線の
    端末部カバー構造。
  3. 【請求項3】 前記プラグ挿入部におけるプラグ挿入孔
    が設けられた側に対して反対側の面を覆う金属カバーの
    上部用カバー体の、前記両側部用分割カバー体の合わせ
    辺部対応位置に、嵌合凹部が形成され、前記両側部用分
    割カバー体の合わせ辺部にそれぞれ前記嵌合凹部に嵌合
    される嵌合突部が設けられてなることを特徴とする請求
    項1または2記載の高圧電線の端末部カバー構造。
  4. 【請求項4】 前記両側部用分割カバー体にわたって、
    前記互いの合わせ辺部の拡開を弾発的に規制する拡開規
    制弾性部材が設けられてなることを特徴とする請求項
    1、2または3記載の高圧電線の端末部カバー構造。
JP34536596A 1996-12-25 1996-12-25 高圧電線の端末部カバー構造 Expired - Lifetime JP3327151B2 (ja)

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