JPH0749071Y2 - 軸接手 - Google Patents

軸接手

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JPH0749071Y2
JPH0749071Y2 JP1989086306U JP8630689U JPH0749071Y2 JP H0749071 Y2 JPH0749071 Y2 JP H0749071Y2 JP 1989086306 U JP1989086306 U JP 1989086306U JP 8630689 U JP8630689 U JP 8630689U JP H0749071 Y2 JPH0749071 Y2 JP H0749071Y2
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JP
Japan
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joint
side flange
shaft side
output shaft
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JP1989086306U
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文雄 五十嵐
良治 佐藤
善次郎 吉川
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Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、入力軸の回転力を出力軸側に伝達するため
に用いられる軸接手に関する。
《従来の技術》 従来、回転駆動力を出力軸側部材に伝達する軸接手とし
ては、第17図に示すように、切溝16,17が形成された一
対の入・出力軸側フランジ部材11,13と、切溝16,17に嵌
合された凸起18,19を有する円板状の中間接手部材15と
からなるものが知られている。
このように構成された軸接手によれば、入力軸側フラン
ジ部材11の軸心O1と出力軸側フランジ部材13の軸心O2
互いに平行な位置関係にある時は、軸心ずれ(オフセッ
ト)が生じても、中間接手部材15を介して出力軸側フラ
ンジ部材13が入力軸側フランジ部材11に対して軸心ずれ
方向に相対的に平行移動してこれを吸収するため、入力
軸側フランジ部材11の回転力を出力軸側フランジ部材13
へスムーズに伝達できる。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、負荷変動等に起因して上記2つの軸心
O1,O2が互いに平行な状態から交差する状態に変わった
際は、第18図に示すように入力軸側フランジ部材11の端
面11aに対して出力軸側フランジ部材13の端面13aが傾く
ため、中間接手部材15の凸起18,19とフランジ部材11,13
の切溝16,17間に隙間Cが生ずる。その結果、これら部
材11,15,13の回転に伴いこの中間接手部材15とフランジ
部材11,13の間でガタツキを生じて円滑な回転伝達動作
を維持できないという問題があった。
この考案は、上記の問題に鑑みてなされたので、その目
的は、入・出力軸側フランジ部材の両軸心が交差状態に
なった場合でも、中間接手部材とフランジ部材間のガタ
ツキを解消して円滑な回転伝達を確保できる軸接手を提
供することにある。
《問題点を解決するための手段》 この考案は、上記のような目的を達成するため、入力軸
側フランジ部材および出力軸側フランジ部材の各対向端
面にそれぞれ切溝を互いに直交するように設けて断面略
コ字形に形成し、これら両フランジ部材間に角柱状の中
間接手部材を配設するとともに、上記中間接手部材の軸
方向端面と前記両フランジ部材の切溝内底面との少なく
ともいずれか一方側が凸状曲面に形成されていることを
特徴とする。
さらに、前記中間接手部材の軸方向両端面と切溝内底面
との間に、中間接手部材を軸方向両側から点接触状態で
付勢する弾性付勢手段を介装したことを特徴とする。
《作用》 この考案の軸接手にあっては、一対の入・出力軸側フラ
ンジ部材の切溝の断面形状を四角形とするととに、この
切溝に嵌合される中間接手部材を滑動自在としたため、
中間接手部材は切溝の内面に沿う方向へ自由に移動でき
るようになる。したがって、入・出力軸側フランジ部材
の両軸心が互いに平行な状態から交差状態に変化した際
には、中間接手部材は上記交差方向に所定量だけ滑動変
位する。
この場合、中間接手部材の外周係合面は断面四角形の切
溝の内側対向面に対して安定した接触状態を保っている
ため、従来のような隙間は生じない。それゆえ、中間接
手部材は回転時に上記両フランジ部材に対してガタツキ
を起こすことなく、回転力を円滑に伝達することができ
る。
また、この考案の軸接手において、中間接手部材の軸方
向端面とフランジ部材の切溝内底面との少なくとも一方
を凸状曲面に形成した場合は、その対向両面が当接した
としても線接触または点接触となって摩擦抵抗が小さく
なる。このため、両フランジ部材の軸心が傾いて交差す
る際に、中間接手部材が切溝の内面に沿って滑らかに移
動することができる。
さらに、中間接手部材の軸方向両端面と上記切溝内底面
との間に弾性付勢手段を介装した場合は、中間接手部材
が軸方向両側から所定位置に押圧保持される。このた
め、上記フランジ部材と一緒に中間接手部材が回転若し
くは傾動する際に、中間接手部材が軸方向へ移動変位す
るのを確実に阻止することができるとともに、上記弾性
付勢手段は、中間接手部材と点接触状態であるため、軸
が偏角した場合、中間接手部材がフランジ部材の切溝内
を滑動するのに支障とはならない。
《実施例》 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は、この実施例の軸接手を示す斜視図である。図
示のように、この軸接手は、先端面に切溝1を有する断
面コ字形入力軸側フランジ部材2と、同じく先端面に切
溝3を有する断面コ字形出力軸側フランジ部材4と、こ
れら両フランジ部材2,4間に介装される係合面5a付き中
間接手部材5から構成されている。上記両切溝1,3は内
側対向壁面が互いに平行な面であって、切溝1,3の鉛直
方向、水平方向の断面形状は、第2図、第3図にそれぞ
れ示すように四角形に形成されている。なお、第1図の
構造例と異なり、フランジ部材2,4のアーム幅a1,a2は切
溝1,3の開口巾l1(>a2),l2(>a1)よりも小となる
ように寸法設定することができる。
一方、中間接手部材5は第1図に示すように、その立体
形状を四角柱に形成しているが、第4A図、第4B図にそれ
ぞれに示すように中間接手部材5の軸方向両端側部分に
ついては円柱状面に形成しても良い。この中間接手部材
5の両側部分は切溝1,3に滑動自在に嵌合されている。
なお、第4B図のものの組付使用例を第4C図に示す。この
中間接手部材5の軸方向の長さは、入力軸側フランジ部
材2に対して出力軸側フランジ部材4が傾動しても相互
に干渉しないように、適当な長さに寸法設定されてい
る。
中間接手部材5の両端面が臨むフランジ部材2,4の切溝
1,3内底面には、第5図に示すように付勢手段であるバ
ネ6,7が装着され、このバネ6,7により拘束ピン8,9を介
して、中間接手部材5はその両端面側から軸方向内側へ
押圧付勢されている。勿論、このバネ6,7は第6図に示
すように中間接手部材5の両端面に直接装着してもよ
く、またバネ6,7に代えて第7図に示すように可撓性板
体10を用いてもよい。特に、第5図,第7図に示すよう
に、中間接手部材5に上述した弾性付勢手段を施した場
合、中間接手部材5と、拘束ピン8,9並びに、可撓性板
体10とは点接触状態であるため、中間接手部材5の滑動
に何等悪影響を与えない。
以上の構成において、今入力軸側フランジ部材2の軸心
O2に対して出力軸側フランジ部材4の軸心O4が交差する
方向へ傾動した場合、中間接手部材5は出力軸側フラン
ジ部材4の切溝2内面から傾動力を受けて入力軸側フラ
ンジ部材2の切溝1内を傾動追従する。この場合、中間
接手部材5と両フランジ部材2,4との連係状態は、2つ
の軸心O2,O4が平行である時と同様に、切溝1,3による直
交2方向からの面接触によって相互に拘束されるため、
これら三者2,5,4は一体的に回転動作する。
特に本例では、バネ6,7により中間接手部材5を軸方向
両側から押圧付勢しているため、中間接手部材5が出力
軸側フランジ部材4の交差方向への動きに追従動作して
いる時でも、軸方向においてガタツキを生ぜずに切溝1
の内側平行面に沿ってスムーズに滑動する。
また、第2,3図ではフランジ部材2,4のアーム幅a1,a2
切溝1,3の開口巾l1,l2よりも所定量小さくしているた
め、中間接手部材5の軸方向寸法が適当に長いことと相
まって、フランジ部2,4同士が互いに干渉することがな
く、上記出力軸側フランジ部材4の傾動角度が大きくて
も十分これに追随移動できる。このことは逆に言えば、
アーム幅a1,a2および開口幅l1,l2の寸法設定により、第
8図に示すように、中間接手部材5の軸方向の長さをΔ
Lだけ短縮してコンパクト化を図ることができる。
さらに、本例においては中間接手部材5の軸方向両端部
を円柱状面に形成することにより、該両端部は切溝1,3
の内底面に対して曲面接触すべく対向させることができ
る。したがって、この場合は平面と平面で対向するとき
のように中間接手部材5の軸方向両端面と切溝1,3内底
面との間に所要の回動スペースを確保する必要はない。
そして、切溝13の内底面に対して中間接手部材5の当接
端部位は、平面と凸状曲面の組合わせにより線接触もし
くは点接触となるため、動摩擦抵抗が小さくなってスム
ーズな回転動作が保証される。
以上実施例について説明したが、この考案は以下のもの
も含まれる。
中間接手部材5の軸方向端面とフランジ部材2,4の
切溝1,3内底面とは、平面と平面、凸面と平面の組合わ
せに限らず、凸面と凸面の組合わせでもよい。この場
合、中間接手部材5の両端部形状は第9図、第10図に示
すように凸状球面もしくは第11図に示すように凸状円柱
面に形成でき、同様にフランジ部材2,4側の切溝1,3内底
面についても、第12図〜第14図に示すように凸状円柱面
若しくは凸起タイプの凸状球面に形成できる。
中間接手部材5の端面形状は、円柱状面、より具体
的には軸心方向と直交する方向から見て円弧状に突出す
るような円柱状端面に形成できる。このような円柱状端
面を有する中間接手部材5の立体形状例を第15図
(a)、(b)にそれぞれ示す。
このような立体形状の中間接手部材5を用いる場合は、
第16図(a),(b)に示すように、フランジ部材2,4
と中間接手部材5との間にバネ内蔵式拘束ピン9等を介
装して中間接手部材5の軸方向及びその直交方向への位
置ずれを防いで安定保持できるように構成するのものと
する。この構成によれば、フランジ部材2,4と中間接手
部材5との組付けにおいて、両者間の組付嵌合方向の摺
動抵抗が小さくなるので、組付け作業性が向上する。
なお、第15図(b)の立体形状は、直交2軸方向に延び
る円柱体2個が互いに交わった重合部分の形状であっ
て、図中想像線a,bはそれぞれA,B矢印方向からみた円形
を示す。
中間接手部材5の断面形状は特に限定されず、角形
または円形もしくはこれらに近似した形状等でも勿論よ
く、その変更例は種々考えられる。
《効果》 以上説明したように、この考案によれば、入力軸側フラ
ンジ部材および出力軸側フランジ部材の各対向端面にそ
れぞれ切溝を互いに直交するように設けて断面略コ字形
に形成し、これら両フランジ部材間に角柱状の中間接手
部材を配設するとともに、上記中間接手部材の軸方向端
面と前記両フランジ部材の切溝内底面との少なくともい
ずれか一方側が凸状曲面に形成されているので、両フラ
ンジ部材の軸心が交差した場合であっても、中間接手部
材がその交差方向へ速やかに滑動変位する。したがっ
て、これら部材の嵌合部位における安定した接触状態を
維持しつつ回転時にガタツキが生じないため、入力軸側
フランジ部材から出力軸側フランジ部材への回転力伝達
を円滑に行うことができるという効果を有する。
さらに、前記中間接手部材の軸方向両端面と切溝内底面
との間に、中間接手部材を軸方向両側から点接触状態で
付勢する弾性付勢手段を介装することにより、中間接手
部材の滑動を損なうことなく、中間接手部材を軸方向両
側から安定保持して該部材の軸方向へのガタツキをより
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わる軸接手の一実施例を示す斜視
図、第2図、第3図はそれぞれ入・出力軸側フランジ部
材を示す斜視図、第4A図、第4B図はそれぞれ円柱状面を
もつ中間接手部材を示す斜視図、第4C図は第4B図の中間
接手部材の組付使用例を示す斜視図、第5図は軸接手の
連係状態を示す断面図、第6図はバネ付き中間接手部材
を示す斜視図、第7図は可撓性板体付きフランジ部材を
示す斜視図、第8図はコンパクト構造型軸接手を示す斜
視図、第9図〜第11図はそれぞれ中間接手部材の立体形
状例を示す斜視図、第12図〜第14図はそれぞれフランジ
部材の切溝構造例を示す斜視図、第15図(a),(b)
はそれぞれ円柱状面を持つ中間接手部材を示す斜視図,
正面図、第16図(a),(b)はそれぞれ第15図
(a),(b)の中間接手部材の組付使用例を示す斜視
図、第17図は従来の軸接手を示す斜視図、第18図は同軸
接手の嵌合状態を示す部分断面正面図である。 1,3……切溝 2,4……入・出力軸側フランジ部材 5……中間接手部材 6,7……バネ 8,9……拘束ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力軸側フランジ部材および出力軸側フラ
    ンジ部材の各対向端面にそれぞれ切溝を互いに直交する
    ように設けて断面略コ字形に形成し、これら両フランジ
    部材間に角柱状の中間接手部材を配設するとともに、上
    記中間接手部材の軸方向端面と前記両フランジ部材の切
    溝内底面との少なくともいずれか一方側が凸状曲面に形
    成されていることを特徴とする軸接手。
  2. 【請求項2】前記中間接手部材の軸方向両端面と切溝内
    底面との間に、中間接手部材を軸方向両側から点接触状
    態で付勢する弾性付勢手段を介装したことを特徴とする
    請求項1記載の軸接手。
JP1989086306U 1989-07-21 1989-07-21 軸接手 Expired - Lifetime JPH0749071Y2 (ja)

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JP1989086306U JPH0749071Y2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21 軸接手

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JPH0325023U JPH0325023U (ja) 1991-03-14
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JPS62270829A (ja) * 1986-05-19 1987-11-25 Hitachi Constr Mach Co Ltd 軸継手
JPH02113124A (ja) * 1988-10-21 1990-04-25 Plasma Syst:Kk トルク伝達装置

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