JPH0247296Y2 - - Google Patents

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JPH0247296Y2
JPH0247296Y2 JP9622786U JP9622786U JPH0247296Y2 JP H0247296 Y2 JPH0247296 Y2 JP H0247296Y2 JP 9622786 U JP9622786 U JP 9622786U JP 9622786 U JP9622786 U JP 9622786U JP H0247296 Y2 JPH0247296 Y2 JP H0247296Y2
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sphere
yokes
hemisphere
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、玉型自在継手用球体、さらに詳し
くは、とくに車両用ステアリング機構などの入力
軸と出力軸を連結するのに好適な玉型自在継手に
用いられる球体に関する。
従来の技術とその問題点 この種の玉型自在継手として、第10図〜第1
2図に示すように、1対の金属製のヨークA,B
とこれらを連結する合成樹脂製の球体Cとからな
るものが知られている(実開昭59−122430号参
照)。
各ヨークA,Bの先端部には、横断面台形状で
全体として円の一部が切欠かれたU字状をなす嵌
合部10,11が形成されており、第1のヨーク
Aの嵌合部10の中央には、後述する組立て時に
第2のヨークBの嵌合部11が通る凹部12が形
成されている。球体Cは、2個の半球体13がそ
れぞれの組合わせ面13aを向い合わせた状態で
組合わされて球状をなすものである。球体Cの外
周面には、2個の半球体13の中央で直交する2
本の台形状のヨーク嵌合みぞ14,15が形成さ
れている。各半球体13の2本のみぞ14,15
の交差部分には、組合わせ面13aと平行な平担
面13bが形成されており、球状に組合わされた
2個の半球体13の平坦面13bの相互間隔は各
ヨークA,Bの嵌合部10,11の先端の相互間
隔より少し小さい。そして、各半球体13のみぞ
14,15の間に、4つの突部13cが形成され
ている。各半球体13の組合わせ面13aにはば
ね収容凹部16が形成され、U字状の金属製の板
ばね17が凹部16にはめられている。そして、
板ばね17の両端部は、凹部16の底の間から1
つの突部13cの両側のみぞ14,15に少し突
出している。
第1のヨークAは、嵌合部10で球体Cの平坦
面13bを挟むように球体Cを挿入したのち90゜
倒すことにより、第1のみぞ14にはめられる。
第2のヨークBも、同様に、第2のみぞ15には
められる。そして、みぞ14,15に突出したば
ね17の両端部が隣接する嵌合部10,11に圧
接し、これにより、がたの発生が防止される。
このような玉型自在継手では、ヨークA,Bを
みぞ14,15に沿つて回動させることにより、
ヨークA,Bのなす角度(作動角)を任意に変え
ることができる。ところが、作動角をつけた場合
には、ヨークA,Bの回転にともない、嵌合部1
0,11と球体Cがみぞ14,15に沿う方向に
相対的に往復回動し、これにより、ばね17の両
端部が嵌合部10,11に圧接してこの面上を往
復移動する。そして、このように金属接触をして
いるばね17とヨークA,Bの嵌合部10,11
とが相対的に摺動するため、ばね17または嵌合
部10,11の摩耗が大きく、比較的短時間でば
ね17の働きがなくなつて、がたが発生する。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、長時
間にわたつてがたの発生を確実に防止できる玉型
自在継手用球体を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この考案による玉型自在継手用球体は、1対の
ヨークとこれらを連結する合成樹脂製の球体とか
らなる玉型自在継手において、2個の半球体が組
合わされて球状をなし、外周面に2個の半球体の
中央で直交する2本のヨーク嵌合みぞが形成され
ている球体であつて、2個の半球体の組合わせ部
分の外形線より内側に、これらの半球体を円周方
向にずれる方向に付勢する弾性部材が設けられて
いるものである。
作 用 球体の2本のヨーク嵌合みぞには1対のヨーク
の嵌合部がそれぞれはめられる。そして、球体を
構成する2個の半球体が弾性部材により円周方向
にずれる方向に付勢されているので、半球体のみ
ぞの間の部分がそれぞれ両側にあるヨークの嵌合
部に圧接し、これにより、がたの発生が防止され
る。そして、弾性部材が半球体の組合わせ部分の
外形線より内側に設けられているので、これがみ
ぞに突出すことがなく、したがつて、従来のばね
の両端部とヨークのように金属接触をする部分が
ない。このため、ヨーク、半球体および弾性部材
の摩耗が少なく、長時間にわたつてがたの発生を
確実に防止することができる。また、2個の半球
体の間の弾性部材を介して動力が伝達されるた
め、振動の伝達が防止され、防振効果が高い。
実施例 以下、図面を参照して、この考案の実施例を説
明する。なお、以下の説明において、第10図〜
第12図のものと対応する部分には同一の符号を
付している。
第1図および第2図は、第1実施例を示す。
第1実施例の玉型自在継手用球体Cを構成する
2個の半球体13は全く同じ形状のものであり、
各半球体13の組合わせ面13aには、円の外周
から四方に突出した十字状のゴム板収容凹部20
が形成されている。そして、この凹部20の4つ
の突出部は半球体13の突部13cの中央より円
周方向に少しずれている。2個の半球体13は組
合わせ面13aの凹部20が向い合うように配置
され、これらの凹部20には、これと同形状のゴ
ム板(弾性部材)21の厚さの約半分の部分がそ
れぞれはめ入れられている。このため、2個の半
球体13はみぞ14,15が合致する位置より円
周方向に少しずれており、みぞ14,15が合致
するように2個の半球体13を相互に回動させる
と、ゴム板21の弾性力により、2個の半球体1
3にはこれらを円周方向にずらす力が作用する。
また、ゴム板21の自然厚さは組合わせ面13a
が密着したときの凹部20の底の相互間隔より少
し大きく、2個の半球体13にはこれらを引離す
軸方向の弾性力も作用する。
この球体Cには、第10図〜第12図の場合と
同様のヨークA,Bが取付けられる。これらのヨ
ークA,Bの嵌合部10,11は、ゴム板21の
弾性力に抗して2個の半球体13のみぞ14,1
5を合致させた状態で、前記同様に、これらのみ
ぞ14,15にはめられる。このとき、2個の半
球体13がゴム板21により円周方向にずれる方
向に付勢されているので、半球体13の突部13
cがそれぞれ両側にあるヨークA,Bの嵌合部1
0,11に圧接する。また、2個の半球体13は
ゴム板21により軸方向に離れる方向にも付勢さ
れているので、これらのみぞ14,15の底面ま
たは側面がヨークA,Bの嵌合部10,11に圧
接する。そして、これにより、球体Cとヨーク
A,Bの間のがたが防止される。ゴム板21は、
各半球体13の組合わせ面13aの外形線の内側
に設けられており、みぞ14,15に突出するこ
とはない。このため、ゴム板21がヨークA,B
の嵌合部10,11に接触することがなく、球体
Cと嵌合部10,11が接触するだけである。そ
して、従来のばねの両端部とヨークの嵌合部のよ
うに金属接触をする部分がないので、ヨークA,
Bの嵌合部10,11、半球体Cおよびゴム板2
1の摩耗が少なく、長時間にわたつてがたの発生
を確実に防止することができる。また、ゴム板2
1を介して動力が伝達されるため、振動の伝達が
防止され、防振効果が高い。
第3図〜第5図は、第2実施例を示す。
第2実施例の球体Cを構成する2個の半球体1
3も全く同じ形状のものであり、第1実施例の場
合と同様、各半球体13の組合わせ面13aには
十字状のゴム板収容凹部22が形成され、これと
ほぼ同形状のゴム板(弾性部材)23の厚さの約
半分の部分がこれらの凹部22にはめ入れられて
いる。第1実施例の場合と異なり、半球体13の
凹部22の4つの突出部は突部13cの中央に形
成され、ゴム板23の4つの突出部は厚さの中央
を境にして円周方向に少しずれている。このた
め、ゴム板23の厚さの約半分の部分をそれぞれ
2個の半球体13の凹部22にはめることによ
り、2個の半球体13はみぞ14,15が合致す
る位置より円周方向に少しずれる。
他は第1実施例の場合と同様である。
第6図および第7図は、第3実施例を示す。
第3実施例の球体Cを構成する2個の半球体1
3も全く同じ形状のものであり、各半球体13の
組合わせ面13aは平坦である。そして、これら
の組合わせ面13aの間に、第1実施例のゴム板
21と同様のゴム板(弾性部材)24が挟まれて
いる。このゴム板24の外形は組合わせ面13a
の外形より小さく、2個の半球体13がみぞ1
4,15が合致する位置より円周方向に少しずれ
るように、ゴム板24の両面が2個の半球体13
の組合わせ面13aの外形線より内側の部分に接
着されている。
他は第1実施例の場合と同様である。
ゴム板21,23,24の形状およびこれがは
められる半球体13の凹部20,22の形状は、
上記実施例のものに限らず、適宜変更可能であ
る。たとえば、ゴム板は、円形部の中央が取除か
れたものであつてもよいし、複数の放射状のゴム
板を2個の半球体の間に取付けるようにしてもよ
い。
第8図および第9図は、第4実施例を示す。
第4実施例の球体Cを構成する2個の半球体1
3も全く同じ形状のものであり、各半球体13の
組合わせ面13aの中央には、円形のばね収容凹
部25が形成されている。また、この凹部25の
底の外周寄りの部分には、小さいばね受け穴26
が形成されている。ねじりコイルばね(弾性部
材)27の長さの約半分の部分が2個の半球体1
3の凹部25にはめられ、このばね27の両端部
が各凹部25のばね受け穴26にはめ入れられて
いる。そして、ばね27にねじり力が作用してい
ない状態では、2個の半球体13はみぞ14,1
5が合致する位置より円周方向に少しずれてお
り、みぞ14,15が合致するように2個の半球
体13を相互に回動させると、ばねにより、2個
の半球体13は円周方向にずれる方向に付勢され
る。また、ばね27の自然長さは組合わせ面13
aが密着したときの凹部25の底の相互間隔より
少し大きく、2個の半球体13は軸方向に離れる
方向にも付勢される。
他は第1実施例の場合と同様である。
弾性部材は、2個の半球体を少なくとも円周方
向にずれる方向に付勢するものであればよく、そ
の材質、構成などは上記実施例のものに限らな
い。たとえば、ねじりコイルばねのかわりに、板
ばねを2個の半球体の組合わせ面の外形線の内側
に取付けて、2個の半球体を円周方向にずれる方
向に付勢するようにしてもよい。
考案の効果 この考案の玉型自在継手用球体によれば、2個
の半球体の間にこれらを円周方向に付勢する弾性
部材が設けられているので、半球体とヨークの間
のがたの発生を防止することができる。そして、
弾性部材が半球体の組合わせ部分の外形線の内側
に設けられているので、ヨーク、半球体および弾
性部材の摩耗が少なく、長時間にわたつてがたの
発生を確実に防止することができる。また、2個
の半球体の間の弾性部材を介して動力が伝達され
るため、振動の伝達が防止され、防振効果が高
い。したがつて、従来のダンパーヨークのように
ダンパー部を別に設ける必要がなく、コンパクト
な設計が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す球体の一
部分解側面図、第2図は第1図−線の矢視
図、第3図はこの考案の第2実施例を示す球体の
一部分解側面図、第4図は第3図−線の矢視
図、第5図は第4図−線の断面図、第6図は
この考案の第3実施例を示す球体の側面図、第7
図は第6図−線の断面図、第8図はこの考案
の第4実施例を示す球体の縦断面図、第9図は第
8図−線の断面図、第10図は従来例を示す
玉型自在継手の分解斜視図、第11図は同組立て
側面図、第12図は第11図XII−XIIの断面図であ
る。 A,B……ヨーク、C……球体、13……半球
体、13a……組合わせ面、14,15……ヨー
ク嵌合みぞ、21,23,24……ゴム板(弾性
部材)、27……ねじりコイルばね(弾性部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1対のヨークとこれらを連結する合成樹脂製の
    球体とからなる玉型自在継手において、2個の半
    球体が組合わされて球状をなし、外周面に2個の
    半球体の中央で直交する2本のヨーク嵌合みぞが
    形成されている球体であつて、 2個の半球体の組合わせ部分の外形線より内側
    に、これらの半球体を円周方向にずれる方向に付
    勢する弾性部材が設けられている玉型自在継手用
    球体。
JP9622786U 1986-06-23 1986-06-23 Expired JPH0247296Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9622786U JPH0247296Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23
US07/063,957 US4921470A (en) 1986-06-23 1987-06-19 Universal joint

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9622786U JPH0247296Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS633524U JPS633524U (ja) 1988-01-11
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JP2565952Y2 (ja) * 1992-04-07 1998-03-25 旭光学工業株式会社 自在継手

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