JP2001241461A - 摩擦挿入によって形成される静的又は動的構造物システムのためのカルダン式自在継手 - Google Patents

摩擦挿入によって形成される静的又は動的構造物システムのためのカルダン式自在継手

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JP2001241461A
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Alessandro Quercetti
クワアセッチ アレサンドロ
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Alessandro Quercetti and C Fabbrica Giocattoli Formativi SpA
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Alessandro Quercetti and C Fabbrica Giocattoli Formativi SpA
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D3/40Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another with intermediate member provided with two pairs of outwardly-directed trunnions on intersecting axes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦挿入によってゲーム又は教育的な目的を
有する静的又は動的な構造物を構成するためプラスチッ
ク材料で形成されたカルダン式自在継手を提供する。 【解決手段】 カルダン式自在継手であって、第1フォ
ーク10と、第2フォーク20と、第1フォーク10の軸0'
に対して垂直な旋回軸71によって、第1フォーク10に接
続されると同時に第2フォーク20の軸に対して垂直な旋
回軸72によって、第2フォークに接続された中間部材70
とを有し、第2フォーク20に対する旋回軸72が、第1フ
ォーク10に対する旋回軸71に対して垂直であり、各フォ
ークは中間部材70に対する接続のための領域に向きあっ
た端部に摩擦挿入で作動し、構造物を構成する結合部材
14、24を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゲーム又は教育的目
的を有する静的又は動的構造物を摩擦挿入によって構成
するためのプラスチック材料要素のシステムで用いるカ
ルダン式自在継手に関する。
【0002】
【従来の技術】摩擦挿入によって相互に接続されること
ができ静的構造物を構成することができると同時に、動
的要素にも適用できるプラスチック材料要素による多数
の自在継手が知られている。これらの自在継手の多くに
おいては、通常の要素は相互に90°ずれた一定の方向に
だけ相互に接続することができ、異なった角度に合わせ
てそれら要素を配列することが求められるこれらの例に
おいては、通常の自在継手要素を用いてはこうしたこと
はできず、この目的のために意図された特殊な要素の使
用だけが予定されている。
【0003】日本特許出願No.2000-7812に述べられて
いる摩擦挿入によって構成することができる要素の特定
の改良された自在継手においては、8通りの対称性を有
する雌要素と協働する4通りの対称性を有する雄結合部
材を利用することで、相互に45°だけずれた複数の角度
に従って通常の要素を配列することを可能にしており、
従って、相互に90°ずれた複数の方向に沿ってだけ通常
の要素を相互に接続することができる自在継手と比較し
て、自在継手の万能性が大幅に向上している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た改良された自在継手においてさえ、要素や要素グルー
プを任意の角度で配列する可能性は存在していない。例
えば、構造物が筋交いや硬化用斜め部材を必要とする場
合に、これらは45°しか傾けることができないが、多く
の場合、別の角度の傾斜が好ましいのである。さらに、
相互に一定の角度を形成しており、揃えられていないシ
ャフト間の運動の伝達は相互にかみ合う歯車を用いてだ
け可能であり、それはかえって非常にやっかいな事態を
引き起こす場合がある。
【0005】従って、本発明の第1の目的は、摩擦挿入
による静的又は動的構造物を構成するための、他の構造
要素の方向とは基本的に無関係な角度で要素又は要素グ
ループの取り付けを可能にする自在継手で使うためのプ
ラスチック材料要素を提供することである。
【0006】本発明の別の目的は歯車に頼らずに異なっ
た向きのシャフト間で運動を伝えられるようにするため
の要素を提供することであり、さらに利用者自身で別の
目的は異なった条件で使えるようにできる要素を提供す
ることである。特殊な要素で構成された構造物内に異な
った要素に関連する一定の要素を挿入できるようにする
要素を提供することも本発明の目的であり、最後に、本
発明の1つの目的は簡単且つ安価に製造でき、困難さを
伴わずに使用できる自在継手の要素を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記のような
目的を達成するために、カルダン式自在継手において、
第1フォークと、第2フォークと、第1フォークの軸に
対して垂直な旋回軸によって、第1フォークに(作動可
能な状態で)接続されると同時に、第2フォークの軸に
対して垂直な旋回軸によって、第2フォークに接続され
た中間部材とで構成され、第2フォークに対する接続の
ための旋回軸が第1フォークに対する接続のための旋回
軸に対して垂直であり、各フォークには中間部材に対す
る接続のための領域に向きあった端部に摩擦挿入で作動
し、構造物を構成するための具体的なシステムに合致し
た結合部材が備えられているプラスチック材料でできて
いることを特徴とするものである。
【0008】良く知られているように、カルダン式自在
継手(フォーク自在継手と呼ばれる場合もある)は、第
1フォークと、第2フォークと、第1フォークの軸に対
して垂直な旋回軸によって、第1フォークに(作動可能
な状態で)接続されると同時に第2フォークの軸に対し
て垂直な旋回軸によって、第2フォークに接続された中
間部材とで構成され、第2フォークに対する接続のため
の旋回軸が第1フォークに対する接続のための旋回軸に
対して垂直になっている。この中間部材はスパイダー
型、リング型、ボール端など種々の形状をとることがで
き、旋回軸は継手の挙動に修正を加えることなく、中間
部材かフォーク上に取り付けることができる。
【0009】この継手は第1フォークに接続された第1
シャフトから、第2フォークに接続された第2シャフト
に動きを伝えることができ、これらのシャフトは固定
的、又は可変の角度を形成し、それらは中間部材を第1
及び第2フォークに接続する軸と交差する点に関して常
に協働して作用を及ぼしている。これらの継手は常に金
属で作られており、いろいろなタイプの機械で用いら
れ、自動車でのカーダン・トランスミッション・シャフ
トでの使用が良く知られている。
【0010】公知の実施の形態で、このカーダン式自在
継手が摩擦挿入によって静的又は動的な構造物を構成す
るためのプラスチック材要素のシステムで用いられたこ
とはなかった。さらに、これらの要素が運動を伝達する
ための動的部材の性格はもっておらず、静的な構造部材
の性格を有している場合に、任意の角度に向けられた要
素又は要素グループを取り付けるためのカルダン式自在
継手の使用も知られていない。
【0011】従って本発明による特徴は、従来その使用
が見られなかった分野でのカルダン式自在継手の新しい
好適な応用を可能にすることである。好ましくは、これ
らのフォークの少なくとも1つの結合部材が日本特許出
願No.2000-7812で述べられている組み立て可能な要素
の特定のシステムに合致していることである。このよう
に、本発明による要素はその組み立て可能なカルダン式
自在継手における各要素の一体化に適している。特に、
それら要素の少なくとも1つの結合部材は、プレート、
ホイール、又は歯付きホイールの穴に挿入できるように
なっているピン、又はその断面が円弧状の8つの準表面
を有する壁面の内側で2つの対角線方向にそって作動す
るようになっている6つの辺を有する面、又は断面が円
弧状の8つの準表面を有する筒状壁面、又は円弧状断面
を有する4つの中空円筒状スリーブのグループで構成す
ることができる。
【0012】好ましくは、フォークは各フォークを中間
部材に接続する旋回軸の意図的な係合及び脱係合を可能
にするのに適した、弾力的に変形できる性能を有してい
る。こうすれば、利用者はその結合部材が利用者が構想
するどんなタイプの構造物の構成にでも適している異な
った形状のカルダン式自在継手を思い通りに提供するた
めに、カルダン式自在継手のフォークを変えることがで
きる。好適には、中間部材はリングが配置された平面上
に延びる相互に垂直な、そしてフォークの穴への係合に
適した外側に突起したリングを有している。これによっ
て、それらの部品を簡単且つ安価に製造することが可能
であり、利用者が継手を迅速に組み立てることができる
ようになる。
【0013】従って、本発明は前記のような特徴を有す
るカルダン式自在継手であって、摩擦挿入によって接続
されたプラスチック材料の要素によって構成された動的
構造物の異なった方向に向いた可動部分間で動きを伝達
するために用いられるその使用、摩擦挿入によって接続
されたプラスチック材料の要素によって、構成された構
造物の静的な部分に異なった方向に向いた要素又は要素
グループを取り付けるためにカルダン式自在継手が用い
られるその使用、そして最後に摩擦挿入によってカルダ
ン式自在継手を含んだゲーム又は教育的目的の静的又は
動的要素を構成するためのプラスチック材料要素からな
るものに関するものである。
【0014】本発明の主題の上に述べた特徴、及びその
他の特徴、目的及び利点は、非限定的実例の性格を有す
るいくつかの実施の形態の説明と添付図面を参照するこ
とで一層明確になるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1で、全体で符号Aで示されて
いる、作動状態にあって共通軸0'−0に沿って位置を
揃えた状態で示された本発明によるカルダン式自在継手
は、第1フォーク10、第2フォーク20、中間部材70によ
って構成されている。この中間部材70は第1フォーク10
の軸0'に垂直な旋回軸71によって第1フォーク10と
(作動可能な状態で)接続され、さらに、それは第2フ
ォーク20の軸0に垂直な旋回軸72によって第2フォーク
20と(作動可能な状態で)接続されており、第2フォー
ク20に接続している旋回軸72は第1フォーク10に接続し
た旋回軸71に対して垂直である。各フォーク10又は20
は、中間部材70への接続領域に向きあった方の端部に摩
擦挿入で作動し、後に述べる構造物を構成するための要
素のシステムに合致した結合部材が設けられている。
【0016】この実施の形態で中間部材70上に設けら
れ、フォーク10、20のアームに対応する内孔に係合する
旋回軸71、72のせいで、カルダン式自在継手要素Aの構
成部品10、20、70は相互に対して動くことができる。従
って、図1で位置が揃った構成で示され、その内部で第
1フォーク10の軸0'と第2フォーク20の軸と、そして
中間部材70の符号を付していない軸とが、ばらばらの方
向を向いているカルダン式自在継手は、例えば第2フォ
ーク20の軸0が第1フォーク10の軸0'と、もはやばら
ばらな方向を向いていないことがはっきり示されている
図2に示されているような構成をとることによって、自
由に変形させることができる。
【0017】従って、要素Aが1つの構造物の構成内に
挿入されると、第2フォーク20に結合されている要素
は、大きな範囲で第1フォーク10に結合されている要素
に対していろいろな方向に自由に向きを変えることがで
きる。一方、これは、例えば、それら要素の通常の方向
に対して種々の方法で傾けられる筋交いや、硬化部材な
どその構造物の部分をこうした方法で構成できるように
すると同時に、他方で、その構造物の動的な部分では、
これは位置が揃っていない、又は異なった向きにある可
動要素間での動きの伝達を可能にしてくれる。
【0018】図10に本発明によるカルダン式自在継手A
は、日本特許出願No.2000-7812による組み立て可能な
システム要素である異なった要素と共に示されている。
【0019】図1、2から明らかなように、各フォーク
10、20は中間部材70との接続領域に旋回軸71、72を受け
入れる穴が設けられており、この接続領域とは反対側に
摩擦挿入によって作動し、構造物の構成のための要素の
特定のシステムに合致した結合部材が設けられている。
これらの結合部材は、例えば図3ないし図8によって示
されているような種々の形状を有することができる。
【0020】図3に示すフォーク10は図1、2のフォー
ク10と同じである。それはそこから2つのアーム12が延
びて、1つのフォークを形成している本体11を有してお
り、これらのアームのそれぞれはその遠位端部に近い場
所に中間部材70の旋回軸71又は72を挿入するための内孔
13を有している。このフォーク10の結合部材は(基板に
対する接続のための要素FのピンGとまったく同様の)
ピン14を含んでおり、これらのピン14は基板Bの内孔
C、あるいはホイールD(可能であれば歯付きの)の内
孔Eに挿入することができるような方法で配置されてい
る。
【0021】従って、フォーク10はカルダン式自在継手
Aによって許容される限度以内で自在に傾いた方向に
(固定的あるいは可動的に)向けられることができる要
素を基板B上に設置するために用いることができる。他
方で、フォーク10はそのホイールと位置が揃っていない
要素からくる動きをそれに伝えるためにホイールDに接
続することができる。
【0022】図4に示すフォーク20は図1、2のフォー
ク20と同じである。2つのアーム22が突き出てフォーク
Kを形成している本体21を含んでおり、それらのアーム
の各遠位端部近くに中間部材70の旋回軸71又は72を挿入
するための穴23が設けられている。このフォーク20の結
合は(複合要素Hの表面Iとほとんど同様の)結合表面
24を含んでおり、この結合表面はその表面が8つの準円
弧(要素Jとしての)雌結合部材より内側で2つの対角
線方向に作用を及ぼすように配置された6つの辺で終端
となっている。
【0023】なお、この結合表面24の軸方向長さは厳密
に結合に必要な長さよりはかなり長くなっている。これ
によって、部品を不十分に挿入することによって、1つ
の要素グループの軸方向長さの一定の規制が行われ、こ
れはその長さがシステムのモジュール性に常に対応でき
るとは限らない傾斜部ループの場合に特に有効である。
さらに、動的な構造の場合は、動いている際中に長さの
変化はほとんど起こらない。もちろん、結合部材のため
に、必要な最低長さより大きな長さを提供することは、
後で述べるような結合部材24とは違った結合部材にも適
用することができる。
【0024】図5に示すフォーク30は2つのアームが突
き出てフォークを形成している本体31を含んでおり、そ
してこれらのアームのそれぞれは、その遠位端部近く
に、中間部材70の旋回軸71又は72を挿入するための内孔
33が設けられている。このフォーク34の結合部材は雌結
合部材で、それらはそのシステムの間隔要素である要素
Jの結合部材Kに築地下8つの準円弧を有している。
【0025】図6によるフォーク40はそれから2つのア
ーム42が突き出てフォークを形成している本体41を含ん
でおり、これらのアームのそれぞれは、その遠位端部近
くに中間部材70の旋回軸71又は72を挿入するための内孔
43が設けられている。このフォーク40の結合部材は、そ
のシステムの結合要素Lの部材Mと同様に8つの準円弧
で構成される表面の内側で係合するのに適した4つの中
空円筒形スリーブで構成された1つのグループを有して
いる。
【0026】これまでに述べてきた全ての実施の形態
は、日本特許出願No.2000−7812に述べられている要素
の自在継手と合致している。しかしながら、本発明によ
るカルダン式自在継手のフォークには、他の組み立て可
能な要素システムのフォークに合致した結合部材を設け
ることもできる。図7、8のフォークは、これらの2つ
の事例である。
【0027】図7のフォーク50は、それから2つのアー
ムが延びて1つのフォークを形成している本体51を含ん
でおり、これらのアームのそれぞれは、その遠位端部の
近くに、中間部材70の旋回軸71又は72を挿入するための
内孔53を具えている。このフォーク50の結合部材54は、
これらの結合手段を利用するカルダン式自在継手の要素
の、雌結合部材の対応する凹部の内側での係合に適した
平行六面体を含んでいる。
【0028】図8のフォーク60は、それから2つのアー
ムが延びて1つのフォークを形成している本体61を有し
ており、これらのアームのそれぞれは中間部材70の旋回
軸71又は72を挿入するための内孔63がその遠位端部の近
くに設けられている。このフォーク60の結合部材64は、
これらの結合手段を利用するシステムの要素の雌結合部
材の対応する凹部の内側での係合に適した、歯付き円筒
(いわゆるウィズワース継手)の形状を有する突起を含
んでいる。
【0029】図9の中間部材70は上に述べたすべてのフ
ォークと協働できる。この部材はリング体73を含んでお
り、それからリング73と同じ平面上で外側に向いて円周
方向に4つの旋回軸71、72が突起しており、それらは2
対の同軸旋回軸を形成しており、これら2つの対は相互
に垂直である。この中間部材には(例えば図3ないし図
8に示すフォークなど)利用可能なフォークのうちで任
意に選択できる2つのフォークを取り付けることが意図
されている。旋回軸71はそれらフォークの1つのアーム
の内孔に挿入され、旋回軸72は他のフォークのアームの
内孔に挿入される。図1、2、10に示すようなカルダン
式自在継手Aはこのようにして構成される。これらのフ
ォークを中間部材に接続するために、これらのフォーク
のアームは一定の範囲で弾力的に変形される能力を有し
ている。このカルダン式自在継手と上に述べた3つの構
成部品との組み合わせは利用者によって、構想されてい
る構造物のニーズに合わせてフォークの種類(それらに
よって示される結合部材)を選択することにより行うこ
とができる。従って、要素システムにおいては、カルダ
ン式自在継手は組み合わせられた形状でも、又は個別の
構成部品の形状ででも含めることができる。
【0030】なお、これらのフォークによって示される
結合部材を適切に選択することによって、それらのフォ
ークのうちの一方が対応している特殊な要素システムに
よって構成される構造物に、他方のフォークの結合部材
に対応する他の要素システムに関係するいくつかの要素
を挿入することさえ可能である。
【0031】これらのフォークの本体がそのシステムの
他の要素の外形に対応した外形を有していることは好適
である。従って、日本特許出願No.2000-7812による組
み立て可能な要素のシステムに挿入することが意図され
たフォークの場合、そのフォーク本体の外形は図1ない
し図6、図10に示されているような8つの準円弧によっ
て形成されるのが好ましい。
【0032】なお、本発明は例示のために上に述べ、図
示した実施の形態に限定されるものではない。多くの修
正例について上に述べたし、その他の修正も当業者のな
し得るところであろう。例えば、中間部材の本体はリン
グ状ではなく円盤、ボール又は十文字状の形状をしてお
り、そして旋回軸71及び72は中間部材の内孔と協働する
ためにフォークのアーム上に設けられてもよく、さらに
これらの旋回軸がフォーク・アームの内孔と中間部材の
内孔の両方に挿入されるピンであってもよい。
【0033】後者の場合は、フォークのアームがカルダ
ン式自在継手の組み立てを可能にするために弾力的に変
形することができることは必要ではない。その他の変
更、また技術的に同等な手段による代替などは、請求項
に記載されている本発明の精神と範囲を逸脱せずに行う
ことができるであろう。
【0034】
【発明の効果】本発明は、前記のようであって、カルダ
ン式自在継手であって、第1フォーク10と、第2フォー
ク20と、第1フォーク10の軸0'に対して垂直な旋回軸7
1によって、第1フォーク10に接続されると同時に第2
フォーク20の軸に対して垂直な旋回軸72によって、第2
フォークに接続された中間部材70とを有し、第2フォー
ク20に対する旋回軸72が、第1フォーク10に対する旋回
軸71に対して垂直であり、各フォークは中間部材70に対
する接続のための領域に向きあった端部に摩擦挿入で作
動し、構造物を構成する結合部材14、24を備えているの
で、中間部材はリングが配置された平面上に延びる相互
に垂直な、そしてフォークの穴への係合に適した外側に
突起したリングを有していることによって、それらの部
品を簡単且つ安価に製造することが可能であり、利用者
が継手を迅速に組み立てることができるようになるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施の形態の斜視図であ
る。
【図2】 図2は、同実施の形態における、第2フォー
クが傾斜している状態を示す斜視図である。
【図3】 図3は、同実施の形態における、異なる構成
の第1フォークの斜視図である。
【図4】 図4は、同実施の形態における、異なる構成
の第2フォークの斜視図である。
【図5】 図5は、同実施の形態における、さらに異な
る構成のフォークの斜視図である。
【図6】 図6は、同実施の形態における、さらに異な
る構成のフォークの斜視図である。
【図7】 図7は、同実施の形態における、さらに異な
る構成のフォークの斜視図である。
【図8】 図8は、同実施の形態における、さらに異な
る構成のフォークの斜視図である。
【図9】 図9は、中間部材の斜視図である。
【図10】 図10は日本特許出願No.2000-7812による
種々の組み立て可能な要素と共に、挿入される本発明に
よるカルダン式自在継手の展開図である。
【符号の説明】
10 第1フォーク 20 第2フォーク 30 第1フォーク 40 第2フォーク 50 第1フォーク 60 第2フォーク 14 結合部材 24 結合部材 34 結合部材 44 結合部材 54 結合部材 64 結合部材 71 旋回軸 72 旋回軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレサンドロ クワアセッチ イタリア共和国 トリノ,ストラーダ サ ン ヴィト ア レヴィグリアスコ 48番 地−アイ−10133

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摩擦挿入によって、ゲーム又は教育的目的
    を有する静的又は動的構造物を構成するシステムに用い
    るプラスチック材料によって形成されたカルダン式自在
    継手において、第1フォーク10と、第2フォーク20と、
    第1フォーク10の軸0に対して、垂直な旋回軸71によっ
    て第1フォーク10に作動可能な状態で接続されると同時
    に、第2フォーク20の軸に対して、垂直な旋回軸72によ
    って第2フォークに接続された中間部材70とで構成さ
    れ、第2フォーク20に対する接続のための旋回軸72が第
    1フォーク10に対する接続のための旋回軸71に対して垂
    直となっており、各フォーク10、20、30、40、50、60に
    は中間部材70に対する接続のための領域に向きあった端
    部に摩擦挿入で作動し、構造物を構成するための具体的
    なシステムに合致した結合部材14、24、34、44、54、64
    を備えていることを特徴とするカルダン式自在継手。
  2. 【請求項2】フォーク10、20、30、40の少なくとも1つ
    の結合部材14、24、34、44が日本特許出願2000-7812に
    述べられている組み立て可能な要素のシステムに合致し
    ていることを特徴とするカルダン式自在継手。
  3. 【請求項3】フォーク10の少なくとも1つの結合部材14
    がプレートB又はホイール又は歯付きホイールDの穴内
    に適したピン14のグループで構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のカルダン式自在継手。
  4. 【請求項4】フォーク20の少なくとも1つの結合部材24
    が6つの辺を有し、その断面が円弧状である8つの準表
    面を有する壁面Kの内側で2つの対角線方向に作動する
    のに適した面24を含んでいることを特徴とする請求項1
    に記載のカルダン式自在継手。
  5. 【請求項5】フォーク30の少なくとも1つの結合部材34
    が、その断面が円弧状である8つの準表面を有している
    筒状壁面34を有していることを特徴とする請求項1に記
    載のカルダン式自在継手。
  6. 【請求項6】フォーク40の少なくとも1つの結合部材44
    が、4つの環状断面を有する中空円筒形スリーブ44で構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載のカルダ
    ン式自在継手。
  7. 【請求項7】フォーク10、20、30、40、50、60の少なく
    とも1つの結合部材14、24、34、44、54、64がそのフォ
    ークに接続される要素のグループの軸方向長さをある程
    度修正できるように、結合に必要な最低長さよりやや長
    い軸方向の長さを有していることを特徴とする請求項1
    に記載のカルダン式自在継手。
  8. 【請求項8】フォーク10、20、30、40、50、60が弾力的
    に変形できるようになっており、各フォークを中間部材
    70に接続している旋回軸71、72の意図的な係合、脱係合
    に適していることを特徴とする請求項1に記載のカルダ
    ン式自在継手。
  9. 【請求項9】中間部材70がリング73を有しており、その
    リングが相互に垂直で、そのリング73の平面上に延びる
    4つの外側に延びた突起旋回軸71、72を有しており、フ
    ォーク10、20、30、40、50、60の穴13、23、33、43、5
    3、63に係合するのに適している請求項1に記載のカル
    ダン式自在継手。
  10. 【請求項10】カルダン式自在継手Aが、摩擦挿入によ
    って接続されたプラスチック材料の要素によって構成さ
    れる動的構造物の可動部分間の動きを伝えるために用い
    られる請求項1に記載のカルダン式自在継手。
  11. 【請求項11】カーダン式自在継手Aが、摩擦挿入によ
    って接続されるプラスチック材料の要素によって構成さ
    れる構造物の静的な部分でいろいろな向きの要素又は様
    相グループを取り付けるのに用いられる請求項1に記載
    のカルダン式自在継手。
  12. 【請求項12】請求項1記載のカルダン式自在継手A、
    又はその構成部品を含んでいることを特徴とする、ゲー
    ム又は教育的目的を有する静的又は動的構造物を摩擦挿
    入によって構成するためのプラスチック材料要素からな
    るカルダン式自在継手。
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