JPH0748735Y2 - アスファルトフィニッシャにおけるスクリード伸縮自動制御装置 - Google Patents
アスファルトフィニッシャにおけるスクリード伸縮自動制御装置Info
- Publication number
- JPH0748735Y2 JPH0748735Y2 JP1991034781U JP3478191U JPH0748735Y2 JP H0748735 Y2 JPH0748735 Y2 JP H0748735Y2 JP 1991034781 U JP1991034781 U JP 1991034781U JP 3478191 U JP3478191 U JP 3478191U JP H0748735 Y2 JPH0748735 Y2 JP H0748735Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable
- screed
- reference line
- asphalt finisher
- control device
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- Road Paving Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アスファルトフィニッ
シャの可動スクリードを路面わきの基準線(面)に対し
て一定の関係に保たせるように制御するスクリード伸縮
自動制御装置に関する。
シャの可動スクリードを路面わきの基準線(面)に対し
て一定の関係に保たせるように制御するスクリード伸縮
自動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のスクリードのうちの左右両側部に
配設された左右一対の可動スクリードを油圧シリンダに
よって左右に移動自在に設けた、従来のアスファルトフ
ィニッシャは、スクリードマンによるマニュアル操作
(スイッチ操作)で油圧シリンダを作動させて各可動ス
クリードを左右に伸縮させる構造とされている。
配設された左右一対の可動スクリードを油圧シリンダに
よって左右に移動自在に設けた、従来のアスファルトフ
ィニッシャは、スクリードマンによるマニュアル操作
(スイッチ操作)で油圧シリンダを作動させて各可動ス
クリードを左右に伸縮させる構造とされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、スクリー
ドマンが路面と可動スクリードの関係を常時監視し、舗
装幅が変わる場合や旋回によって路面と可動スクリード
の関係が変化した場合、直ちに可動スクリードを左また
は右に動かして路面と可動スクリードの関係を正常にす
る必要がある。
ドマンが路面と可動スクリードの関係を常時監視し、舗
装幅が変わる場合や旋回によって路面と可動スクリード
の関係が変化した場合、直ちに可動スクリードを左また
は右に動かして路面と可動スクリードの関係を正常にす
る必要がある。
【0004】ところで、スクリードマンは、舗装厚さや
舗装面等の管理責任者であり、重要な役割をしている。
可動スクリードを左右に動かして舗装幅を合わせる場合
は可動スクリードの側端部まで行かなければならず、左
右両端部の間を行ったり来たりしていると、本来の業務
がおろそかになり易い。そこで実際には、両端部にいる
作業員に幅の管理を任せることもあるが、その分人手が
かかり省力化することができないといった問題点があ
る。幅合わせは常時注意して迅速に対応しなければなら
ないが、一瞬の油断から操作を怠って、手作業による舗
装の修正を余儀無くされることも希ではない。
舗装面等の管理責任者であり、重要な役割をしている。
可動スクリードを左右に動かして舗装幅を合わせる場合
は可動スクリードの側端部まで行かなければならず、左
右両端部の間を行ったり来たりしていると、本来の業務
がおろそかになり易い。そこで実際には、両端部にいる
作業員に幅の管理を任せることもあるが、その分人手が
かかり省力化することができないといった問題点があ
る。幅合わせは常時注意して迅速に対応しなければなら
ないが、一瞬の油断から操作を怠って、手作業による舗
装の修正を余儀無くされることも希ではない。
【0005】本考案は、可動スクリードを路面わきの基
準線に合わせて自動的に伸縮させることができるスクリ
ード伸縮自動制御装置を提供することを目的とする。
準線に合わせて自動的に伸縮させることができるスクリ
ード伸縮自動制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、操向機構を備えた走行車の後部に、左
右一対の可動スクリードが移動装置によってそれぞれ個
々に左右に伸縮移動自在に設けられたアスファルトフィ
ニッシャにおいて、上記各可動スクリードの側端部に設
けられ舗装路面の側部に設けられた基準線を感知する感
知手段と、上記移動装置によって動かされる各可動スク
リードの移動量を検出する移動量検出装置と、上記感知
手段の基準線感知結果に基づき上記移動装置を制御して
上記基準線に対する可動スクリードの関係を一定に保
ち、かつ左右一対の可動スクリードの伸縮移動状態に片
寄りが生じた場合にその片寄りがなくなるように走行車
の操向機構を制御することができる制御部とを具備した
構成とした。制御部には、走行車の操向機構を制御して
可動スクリードを伸縮させることなく1本の基準線に沿
って走行車を走らせることができる機能を付与すること
が好ましい。また、移動量検出装置の検出結果を表示す
る表示画面を運転席に設けるとよい。
めに、本考案は、操向機構を備えた走行車の後部に、左
右一対の可動スクリードが移動装置によってそれぞれ個
々に左右に伸縮移動自在に設けられたアスファルトフィ
ニッシャにおいて、上記各可動スクリードの側端部に設
けられ舗装路面の側部に設けられた基準線を感知する感
知手段と、上記移動装置によって動かされる各可動スク
リードの移動量を検出する移動量検出装置と、上記感知
手段の基準線感知結果に基づき上記移動装置を制御して
上記基準線に対する可動スクリードの関係を一定に保
ち、かつ左右一対の可動スクリードの伸縮移動状態に片
寄りが生じた場合にその片寄りがなくなるように走行車
の操向機構を制御することができる制御部とを具備した
構成とした。制御部には、走行車の操向機構を制御して
可動スクリードを伸縮させることなく1本の基準線に沿
って走行車を走らせることができる機能を付与すること
が好ましい。また、移動量検出装置の検出結果を表示す
る表示画面を運転席に設けるとよい。
【0007】
【作用】アスファルトフィニッシャによる路面の舗装に
際し、感知手段は路面の側部に設けられた基準線を感知
してその感知結果を制御部に送る。制御部は、感知手段
の上記感知結果に基づいて移動装置を制御し、路面の舗
装幅が広くなったような場合には可動スクリードを外側
に伸長させ、また舗装幅が狭くなった場合には可動スク
リードを内側に縮小させて、可動スクリードを基準線に
自動的に合わせる。
際し、感知手段は路面の側部に設けられた基準線を感知
してその感知結果を制御部に送る。制御部は、感知手段
の上記感知結果に基づいて移動装置を制御し、路面の舗
装幅が広くなったような場合には可動スクリードを外側
に伸長させ、また舗装幅が狭くなった場合には可動スク
リードを内側に縮小させて、可動スクリードを基準線に
自動的に合わせる。
【0008】このため、スクリードマンが本来の業務に
専念して良い舗装を行うことができる。また幅合せが自
動でいつも的確に行われるので人手がかからない上、操
作忘れから手作業で舗装面の修正をしないで済む。上記
において、制御部は、左右一対の可動スクリードの伸縮
状態に片寄りが生じたような場合に、必要に応じ、走行
車の操向機構を制御して上記の片寄りをなくす。制御部
に、走行車の操向機構を制御して可動スクリードを伸縮
させることなく1本の基準線に沿って走行車を走らせる
ことができる機能を付与した場合は、必要に応じ、1本
の基準線に沿って所定幅で舗装することができる。 ま
た、移動量検出装置の検出結果を表示する表示画面を運
転席に設けた場合は、表示画面の表示内容からアスファ
ルトフィニッシャの運転状態を正確に知り、 左右一対の
可動スクリードの伸縮状態に片寄りが生じたような場合
に、オペレータの判断で制御部に指令を出して上記の片
寄りを自動的になくすことができる。。
専念して良い舗装を行うことができる。また幅合せが自
動でいつも的確に行われるので人手がかからない上、操
作忘れから手作業で舗装面の修正をしないで済む。上記
において、制御部は、左右一対の可動スクリードの伸縮
状態に片寄りが生じたような場合に、必要に応じ、走行
車の操向機構を制御して上記の片寄りをなくす。制御部
に、走行車の操向機構を制御して可動スクリードを伸縮
させることなく1本の基準線に沿って走行車を走らせる
ことができる機能を付与した場合は、必要に応じ、1本
の基準線に沿って所定幅で舗装することができる。 ま
た、移動量検出装置の検出結果を表示する表示画面を運
転席に設けた場合は、表示画面の表示内容からアスファ
ルトフィニッシャの運転状態を正確に知り、 左右一対の
可動スクリードの伸縮状態に片寄りが生じたような場合
に、オペレータの判断で制御部に指令を出して上記の片
寄りを自動的になくすことができる。。
【0009】
【実施例】図1ないし図5は本考案に係るアスファルト
フィニッシャにおけるスクリード伸縮自動制御装置の一
実施例を示すもので、図中符号1はアスファルトフィニ
ッシャである。アスファルトフィニッシャ1の基本構造
は周知であり、走行車2の前端部に合材ホッパ3を有
し、また後部に、合材ホッパ3からバーフィーダ(図示
せず)で送られてきた合材を左右に広げるスクリュ4
と、該スクリュ4によって広げられた合材を路面に敷き
均す左右一対の可動スクリード5を備える。走行車2に
は運転席6が設けられている。
フィニッシャにおけるスクリード伸縮自動制御装置の一
実施例を示すもので、図中符号1はアスファルトフィニ
ッシャである。アスファルトフィニッシャ1の基本構造
は周知であり、走行車2の前端部に合材ホッパ3を有
し、また後部に、合材ホッパ3からバーフィーダ(図示
せず)で送られてきた合材を左右に広げるスクリュ4
と、該スクリュ4によって広げられた合材を路面に敷き
均す左右一対の可動スクリード5を備える。走行車2に
は運転席6が設けられている。
【0010】左右一対の可動スクリード5は、前後に位
置をずらして設けられており、油圧シリンダ等の移動装
置7によって個々に左右に動かされる。各可動スクリー
ド5の側端部には支持アーム8が設けられ、各支持アー
ム8には感知手段9が支持されている。各支持アーム8
は上下及び左右に移動自在である。
置をずらして設けられており、油圧シリンダ等の移動装
置7によって個々に左右に動かされる。各可動スクリー
ド5の側端部には支持アーム8が設けられ、各支持アー
ム8には感知手段9が支持されている。各支持アーム8
は上下及び左右に移動自在である。
【0011】感知手段9は、半導体レーザ投光器10
と、CCDカメラ11とから成る。半導体レーザ投光器
10は、舗装路面の側部に設置された縁石等の基準線
(面)Aにレーザ光線をスリット状(平板状)に照射
し、カメラ11は、レーザ光線の照射によって基準線A
上に現れた照射線Bを撮影し、該照射線Bを表示画面1
1aに表示する。なお、図4において画面中央に左右対
称に映っている、照射線Bの画像Baは基準線Aに対し
て可動スクリード5が正しい状態になっている場合であ
り、他の画像Bbは基準線Aに対して可動スクリード5
が横に動いた状態を示す。各可動スクリード5にはリニ
アポテンショメータやエンコーダ等よりなる移動量検出
装置12が付設されている。各移動量検出装置12は、
移動装置7によって動かされる各可動スクリード5の移
動量を検出する。
と、CCDカメラ11とから成る。半導体レーザ投光器
10は、舗装路面の側部に設置された縁石等の基準線
(面)Aにレーザ光線をスリット状(平板状)に照射
し、カメラ11は、レーザ光線の照射によって基準線A
上に現れた照射線Bを撮影し、該照射線Bを表示画面1
1aに表示する。なお、図4において画面中央に左右対
称に映っている、照射線Bの画像Baは基準線Aに対し
て可動スクリード5が正しい状態になっている場合であ
り、他の画像Bbは基準線Aに対して可動スクリード5
が横に動いた状態を示す。各可動スクリード5にはリニ
アポテンショメータやエンコーダ等よりなる移動量検出
装置12が付設されている。各移動量検出装置12は、
移動装置7によって動かされる各可動スクリード5の移
動量を検出する。
【0012】上記各感知手段9と各移動量検出装置12
等には制御部13が電気的に接続されている。制御部1
3は、各感知手段9から出力される基準線Aの感知結果
から、基準線Aに対して可動スクリード5が所定の状態
を保つように、伸縮電磁切換え弁14を切り換えて移動
装置7を作動させるとともに、移動量検出装置12の検
出結果を表示画面15に表示する。表示画面11a,1
5は運転席6等の必要な場所に設けられる。
等には制御部13が電気的に接続されている。制御部1
3は、各感知手段9から出力される基準線Aの感知結果
から、基準線Aに対して可動スクリード5が所定の状態
を保つように、伸縮電磁切換え弁14を切り換えて移動
装置7を作動させるとともに、移動量検出装置12の検
出結果を表示画面15に表示する。表示画面11a,1
5は運転席6等の必要な場所に設けられる。
【0013】制御部13は、必要があれば走行車2の操
向機構16を制御することができる構成とされている。
このため、左右一対の可動スクリード5の伸縮状態に片
寄りが生じたような場合、長く伸びている可動スクリー
ド5側に走行車2を操向させて可動スクリードの片寄り
をなくしたり、可動スクリード5を伸縮させずに所定幅
で、1本の基準線Aに沿ってアスファルトフィニッシャ
1を走らせることもできる。制御部13には、舗装幅を
設定する入力装置17が設けられており、制御部13は
該入力装置17で設定された舗装幅に可動スクリード5
を制御することもできる。
向機構16を制御することができる構成とされている。
このため、左右一対の可動スクリード5の伸縮状態に片
寄りが生じたような場合、長く伸びている可動スクリー
ド5側に走行車2を操向させて可動スクリードの片寄り
をなくしたり、可動スクリード5を伸縮させずに所定幅
で、1本の基準線Aに沿ってアスファルトフィニッシャ
1を走らせることもできる。制御部13には、舗装幅を
設定する入力装置17が設けられており、制御部13は
該入力装置17で設定された舗装幅に可動スクリード5
を制御することもできる。
【0014】次に上記のように構成された本考案に係る
アスファルトフィニッシャにおけるスクリード伸縮自動
制御装置の作用を説明する。各感知手段9が基準線Aを
正しく感知するように、各支持アーム8を上下或いは左
右に動かして調整し、舗装作業に入る。なお、アスファ
ルトフィニッシャによるアスファルト合材の舗装は、基
本的に従来と同じである。
アスファルトフィニッシャにおけるスクリード伸縮自動
制御装置の作用を説明する。各感知手段9が基準線Aを
正しく感知するように、各支持アーム8を上下或いは左
右に動かして調整し、舗装作業に入る。なお、アスファ
ルトフィニッシャによるアスファルト合材の舗装は、基
本的に従来と同じである。
【0015】舗装に際して、路面の舗装幅が広くなって
基準線Aに対する可動スクリード5の関係が変化する
と、感知手段9は、照射線Bの崩れた画像Bbからこれ
を感知し、制御部13に信号を出力する。制御部13は
感知手段9からの出力信号を受けると、切換え弁14を
切り換えて移動装置7を作動させ、可動スクリード5を
外側に伸長させる。これによって基準線Aに対する可動
スクリード5の関係が所定の状態に保たれる。舗装幅が
狭くなった場合は、可動スクリード5が内側に縮小移動
することは言うまでもない。
基準線Aに対する可動スクリード5の関係が変化する
と、感知手段9は、照射線Bの崩れた画像Bbからこれ
を感知し、制御部13に信号を出力する。制御部13は
感知手段9からの出力信号を受けると、切換え弁14を
切り換えて移動装置7を作動させ、可動スクリード5を
外側に伸長させる。これによって基準線Aに対する可動
スクリード5の関係が所定の状態に保たれる。舗装幅が
狭くなった場合は、可動スクリード5が内側に縮小移動
することは言うまでもない。
【0016】移動量検出装置12は、可動スクリード5
の上記の伸縮移動を検出してその検出結果を表示画面1
5に表示する。アスファルトフィニッシャ1のオペレー
タやスクリードマンは、上記の表示画面15と、カメラ
11の表示画面11aの表示内容から、舗装の運転状態
を知ることができる。なお、左右一対の可動スクリード
の伸縮状態に片寄りが生じたような場合には、制御部1
3に走行車2の操向機構16を制御させることにより、
上記の片寄りを自動的になくしたり、アスファルトフィ
ニッシャ1を1本の基準線Aに沿って走らせるなどのこ
ともできることは前に述べた通りである。
の上記の伸縮移動を検出してその検出結果を表示画面1
5に表示する。アスファルトフィニッシャ1のオペレー
タやスクリードマンは、上記の表示画面15と、カメラ
11の表示画面11aの表示内容から、舗装の運転状態
を知ることができる。なお、左右一対の可動スクリード
の伸縮状態に片寄りが生じたような場合には、制御部1
3に走行車2の操向機構16を制御させることにより、
上記の片寄りを自動的になくしたり、アスファルトフィ
ニッシャ1を1本の基準線Aに沿って走らせるなどのこ
ともできることは前に述べた通りである。
【0017】図6は感知手段9の他の例を示す。この場
合は、表示画面20aに検出ポイント20bが設けられ
ている。検出ポイント20bは表示画面20aにおいて
その位置を任意に設定することができ、この検出ポイン
ト20bに基準線Aが入ると信号が出る。設定が終了し
たら通常は検出ポイント20bを消しておくので画面は
変わらない。CCDカメラ20は基準線Aを撮影してそ
の画像Aaを表示画面20aに映し出し、また検出ポイ
ント20bは基準線Aの画像Aaが正しい位置にあるか
どうかを検出し、制御部13に信号を出力する。
合は、表示画面20aに検出ポイント20bが設けられ
ている。検出ポイント20bは表示画面20aにおいて
その位置を任意に設定することができ、この検出ポイン
ト20bに基準線Aが入ると信号が出る。設定が終了し
たら通常は検出ポイント20bを消しておくので画面は
変わらない。CCDカメラ20は基準線Aを撮影してそ
の画像Aaを表示画面20aに映し出し、また検出ポイ
ント20bは基準線Aの画像Aaが正しい位置にあるか
どうかを検出し、制御部13に信号を出力する。
【0018】図7は感知手段9の更に他の例を示す。こ
の感知手段9は、支持アーム8に取り付けられたブロツ
ク21に、超音波センサやレーザセンサ等の2個の検出
センサ22,22を左右に間隔をおいて取り付けて成
る。検出センサ22,22は路面までの高さを検出し、
制御部13に信号を出力する。制御部13は検出センサ
22,22の検出高さが低くなると、その検出センサ2
2,22が高さを有する基準線Aの上に移動したと判断
し、可動スクリード5が逆の方向に移動するように指令
を出す。
の感知手段9は、支持アーム8に取り付けられたブロツ
ク21に、超音波センサやレーザセンサ等の2個の検出
センサ22,22を左右に間隔をおいて取り付けて成
る。検出センサ22,22は路面までの高さを検出し、
制御部13に信号を出力する。制御部13は検出センサ
22,22の検出高さが低くなると、その検出センサ2
2,22が高さを有する基準線Aの上に移動したと判断
し、可動スクリード5が逆の方向に移動するように指令
を出す。
【0019】なお、基準線Aに利用できるものとして
は、縁石、側溝の縁、型枠、既設舗装体、路面に引かれ
た白線や黄線などがある。高さを持たない白線などは図
7の感知手段9では感知できないが、図3と図6の感知
手段9はこれを感知することができる。
は、縁石、側溝の縁、型枠、既設舗装体、路面に引かれ
た白線や黄線などがある。高さを持たない白線などは図
7の感知手段9では感知できないが、図3と図6の感知
手段9はこれを感知することができる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るアス
ファルトフィニッシャにおけるスクリード伸縮自動制御
装置は、操向機構を備えた走行車の後部に、左右一対の
可動スクリードが移動装置によってそれぞれ個々に左右
に伸縮移動自在に設けられたアスファルトフィニッシャ
において、上記各可動スクリードの側端部に設けられ舗
装路面の側部に設けられた基準線を感知する感知手段
と、上記移動装置によって動かされる各可動スクリード
の移動量を検出する移動量検出装置と、上記感知手段の
基準線感知結果に基づき上記移動装置を制御して上記基
準線に対する可動スクリードの関係を一定に保ち、かつ
左右一対の可動スクリードの伸縮移動状態に片寄りが生
じた場合にその片寄りがなくなるように走行車の操向機
構を制御することができる制御部とを具備した構成とさ
れているので、スクリードマンや作業員の人手をわずら
わすことなく、可動スクリードを路面わきの基準線に合
わせて自動的に伸縮させることができる。したがって省
力化できるとともに、手作業で舗装の修正を行う必要も
ない。
ファルトフィニッシャにおけるスクリード伸縮自動制御
装置は、操向機構を備えた走行車の後部に、左右一対の
可動スクリードが移動装置によってそれぞれ個々に左右
に伸縮移動自在に設けられたアスファルトフィニッシャ
において、上記各可動スクリードの側端部に設けられ舗
装路面の側部に設けられた基準線を感知する感知手段
と、上記移動装置によって動かされる各可動スクリード
の移動量を検出する移動量検出装置と、上記感知手段の
基準線感知結果に基づき上記移動装置を制御して上記基
準線に対する可動スクリードの関係を一定に保ち、かつ
左右一対の可動スクリードの伸縮移動状態に片寄りが生
じた場合にその片寄りがなくなるように走行車の操向機
構を制御することができる制御部とを具備した構成とさ
れているので、スクリードマンや作業員の人手をわずら
わすことなく、可動スクリードを路面わきの基準線に合
わせて自動的に伸縮させることができる。したがって省
力化できるとともに、手作業で舗装の修正を行う必要も
ない。
【図1】 本考案の一実施例を示すもので、本考案に係
るスクリード伸縮自動制御装置を設備したアスファルト
フィニッシャの平面図である。
るスクリード伸縮自動制御装置を設備したアスファルト
フィニッシャの平面図である。
【図2】 可動スクリードと移動装置、及び移動量検出
装置の関係を示す略図である。
装置の関係を示す略図である。
【図3】 感知手段の一例を示す外観図である。
【図4】 感知手段の表示画面の一例を示す正面図であ
る。
る。
【図5】 感知手段と制御部等の関係を示すブロック図
である。
である。
【図6】 他の感知手段の例を示す略図である。
【図7】 更に他の感知手段の例を示す正面図である。
【符号の説明】 1 アスファルトフィニッシャ 2 走行車 5 可動スクリード 7 移動装置 9 感知手段 12 移動量検出装置 13 制御部 15 表示画面 16 操向機構 A 基準線(面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 南 一 神奈川県横浜市磯子区新磯子町27番地 株 式会社新潟鉄工所 開発センター内 (56)参考文献 実公 平2−6085(JP,Y2)
Claims (3)
- 【請求項1】 操向機構を備えた走行車の後部に、左右
一対の可動スクリードが移動装置によってそれぞれ個々
に左右に伸縮移動自在に設けられたアスファルトフィニ
ッシャにおいて、上記各可動スクリードの側端部に設け
られ舗装路面の側部に設けられた基準線を感知する感知
手段と、上記移動装置によって動かされる各可動スクリ
ードの移動量を検出する移動量検出装置と、上記感知手
段の基準線感知結果に基づき上記移動装置を制御して上
記基準線に対する可動スクリードの関係を一定に保ち、
かつ左右一対の可動スクリードの伸縮移動状態に片寄り
が生じた場合にその片寄りがなくなるように走行車の操
向機構を制御することができる制御部とを具備したこと
を特徴とするアスファルトフィニッシャにおけるスクリ
ード伸縮自動制御装置。 - 【請求項2】 制御部には、走行車の操向機構を制御し
て可動スクリードを伸縮させることなく1本の基準線に
沿って走行車を走らせることができる機能が付与された
ことを特徴とする請求項1記載のアスファルトフィニッ
シャにおけるスクリード伸縮自動制御装置。 - 【請求項3】 移動量検出装置の検出結果を表示する表
示画面が運転席に設けられたことを特徴とする請求項1
又は2記載のアスファルトフィニッシャにおけるスクリ
ード伸縮自動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991034781U JPH0748735Y2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | アスファルトフィニッシャにおけるスクリード伸縮自動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991034781U JPH0748735Y2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | アスファルトフィニッシャにおけるスクリード伸縮自動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04122710U JPH04122710U (ja) | 1992-11-05 |
JPH0748735Y2 true JPH0748735Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31917125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991034781U Expired - Lifetime JPH0748735Y2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | アスファルトフィニッシャにおけるスクリード伸縮自動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748735Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2505210Y2 (ja) * | 1993-04-09 | 1996-07-24 | 建設省東北地方建設局長 | 舗装作業車の自動操向装置 |
JP5709185B2 (ja) * | 2013-08-22 | 2015-04-30 | 鹿島道路株式会社 | 敷き均し方法 |
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-
1991
- 1991-04-17 JP JP1991034781U patent/JPH0748735Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH04122710U (ja) | 1992-11-05 |
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