JPH0747939A - アンチロックブレーキ制御装置 - Google Patents

アンチロックブレーキ制御装置

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Publication number
JPH0747939A
JPH0747939A JP19442693A JP19442693A JPH0747939A JP H0747939 A JPH0747939 A JP H0747939A JP 19442693 A JP19442693 A JP 19442693A JP 19442693 A JP19442693 A JP 19442693A JP H0747939 A JPH0747939 A JP H0747939A
Authority
JP
Japan
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coil
valve
base
guide tube
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP19442693A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsumi Shimizu
睦 清水
Makoto Horiuchi
誠 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH0747939A publication Critical patent/JPH0747939A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の常開型および常閉型電磁弁が共通の基体
に取付けられ、各電磁弁のコイルには電子制御ユニット
が接続されるアンチロックブレーキ制御装置において、
性能検査能率および組付作業能率を向上する。 【構成】各電磁弁のハウジング37O ,37C は、ガイ
ド筒35O ,35C を基体34の一面34aから突出さ
せて基体34に嵌合され、前記一面34aに締着されて
各ハウジング37O ,37C を基体34との間に挟持す
る基板66と、ガイド筒35O ,35C の基板66から
の突出部分を挿入可能として基板66に組付けられるボ
ビン42と、該ボビン42に巻装されるコイル43と、
基板66に組付けられるヨーク44と、ボビン42、コ
イル43およびヨーク44を覆って基板66に取付けら
れるカバー120と、コイル43に接続された状態でカ
バー120内に収納配置される電子制御ユニット26と
が電装ユニット75としてユニット化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性部を中間部に有
して円筒状に形成されるガイド筒の基端が弁ハウジング
に連設されて成るハウジングと、ガイド筒の軸方向いず
れか一方側に固定される固定コアと、固定コアから離反
する方向にばね付勢されてガイド筒内に収納される可動
コアと、前記弁ハウジングに設けられた弁座への着座を
可能として可動コアに連設される弁体と、ガイド筒を囲
繞するボビンに巻装されるコイルと、該コイルの少なく
とも一部を覆って前記ガイド筒の両端部を磁気的に結合
するヨークとをそれぞれ備える複数の常開型電磁弁およ
び常閉型電磁弁が、共通の基体に取付けられ、各コイル
には、その励磁・消磁を制御する電子制御ユニットが接
続されるアンチロックブレーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特開平2
−216354号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
常開型電磁弁および常閉型電磁弁が組立完了後に基体に
取付けられる構成となっており、個別の性能検査完了後
に各電磁弁を基体に組付けた状態でアンチロックブレー
キ制御装置としての性能検査を行なう必要があり、性能
検査が煩雑となる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、性能検査能率および組付け作業能率を向上し
うるようにしたアンチロックブレーキ制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、固定コアが固定されるとともに可
動コアが収納された各ハウジングは、ガイド筒を基体の
一面から突出させて基体に嵌合され、基体の前記一面に
締着されて各ハウジングを基体との間に挟持する基板
と、前記ガイド筒の基板からの突出部分を挿入可能とし
て基板に組付けられるボビンと、該ボビンに巻装される
コイルと、基板に組付けられるヨークと、ボビン、コイ
ルおよびヨークを覆って基板に取付けられるカバーと、
コイルに接続された状態でカバー内に収納配置される電
子制御ユニットとが電装ユニットとしてユニット化され
る。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明を四輪車両のアンチ
ロックブレーキ装置に適用したときの一実施例について
説明する。
【0007】図1ないし図9は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は車両用アンチロックブレーキ装置の
液圧回路図、図2はアンチロックブレーキ制御装置の縦
断側面図であって図3の2−2線に沿う断面図、図3は
図2の3−3線拡大断面図、図4は常開型電磁弁の拡大
縦断面図、図5は常閉型電磁弁の拡大縦断面図、図6は
組立前のアンチロックブレーキ制御装置の縦断側面図、
図7は図2の7−7線に沿う基体の横断面図、図8は図
3の8−8線断面図、図9は図2の9−9線断面図であ
る。
【0008】先ず図1において、タンデム型マスタシリ
ンダMは、ブレーキペダル11の踏込みに応じた制動液
圧を出力する一対の出力ポート12,13を備えてお
り、左前輪ブレーキBFL、右後輪ブレーキBRRに接続さ
れる比例減圧弁14R 、右前輪ブレーキBFR、ならびに
左後輪ブレーキBRLに接続される比例減圧弁14L と、
前記両出力ポート12,13との間にアンチロックブレ
ーキ制御装置15が介設される。
【0009】このアンチロックブレーキ制御装置15
は、左前輪ブレーキBFL、右後輪ブレーキBRR、右前輪
ブレーキBFRおよび左後輪ブレーキBRLに個別に対応し
た4つの常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR ,VORL
と、各常開型電磁弁VOFL 〜V ORL にそれぞれ並列に接
続される4つのチェック弁17FL,17RR,17FR,1
RLと、前記各車輪ブレーキBFL〜BRLに個別に対応し
た4つの常閉型電磁弁V CFL ,VCRR ,VCFR ,VCRL
と、左前輪ブレーキBFLおよび右後輪ブレーキB RR側な
らびに右前輪ブレーキBFRおよび左後輪ブレーキBRL
にそれぞれ個別に対応した一対のリザーバ191 ,19
2 と、両リザーバ191 ,192 に吸入弁201 ,20
2 を介して接続される一対の戻しポンプ211 ,212
と、両戻しポンプ211 ,212 に共通なモータ22
と、両戻しポンプ211 ,212 に吐出弁231 ,23
2 を介して接続される一対のダンパ241 ,242 と、
前記マスタシリンダMの出力ポート12,13および前
記両ダンパ241 ,242 間にそれぞれ介設されるオリ
フィス251 ,252 と、各常開型電磁弁VOFL 〜VOR
L および各常閉型電磁弁VCFL 〜VCRL の消磁・励磁を
切換制御する電子制御ユニット(以下、ECUと言う)
26とを備える。
【0010】常開型電磁弁VOFL は、マスタシリンダM
の一方の出力ポート12と左前輪ブレーキBFLとの間に
介設され、常開型電磁弁VORR は、前記出力ポート12
と右後輪ブレーキBRRに接続された比例減圧弁14R
の間に介設され、常開型電磁弁VOFR は、マスタシリン
ダMの他方の出力ポート13と右前輪ブレーキBFRとの
間に介設され、常開型電磁弁VORL は、前記出力ポート
13と左後輪ブレーキBRLに接続された比例減圧弁14
L との間に介設される。またチェック弁17FL〜17RL
は、対応する車輪ブレーキBFL〜BRLからの作動液の流
通のみを許容するようにして各常開型電磁弁VOFL 〜V
ORL に並列に接続される。
【0011】常閉型電磁弁VCFL は左前輪ブレーキBFL
およびリザーバ191 間に、常閉型電磁弁VCRR は比例
減圧弁14R およびリザーバ191 間に、常閉型電磁弁
CF R は右前輪ブレーキBFRおよびリザーバ192
に、また常閉型電磁弁VCRL は比例減圧弁14L および
リザーバ192 間にそれぞれ介設される。
【0012】このようなアンチロックブレーキ制御装置
15によれば、各車輪がロックを生じる可能性のない通
常ブレーキ時には、各常開型電磁弁VOFL 〜VORL が消
磁状態にあって開弁しており、また各常閉型電磁弁V
CFL 〜VCRL が消磁状態にあって閉弁している。したが
ってマスタシリンダMの一方の出力ポート12から出力
される制動液圧は、常開型電磁弁VOFL を介して左前輪
ブレーキBFLに作用するとともに常開型電磁弁VORR
よび比例減圧弁14R を介して右後輪ブレーキB RRに作
用し、またマスタシリンダMの他方の出力ポート13か
ら出力される制動液圧は、常開型電磁弁VOFR を介して
右前輪ブレーキBFRに作用するとともに常開型電磁弁V
ORL および比例減圧弁14L を介して左後輪ブレーキB
RLに作用する。
【0013】ブレーキ時に車輪がロック状態に入りそう
になったときのアンチロック制御時には、常開型電磁弁
OFL 〜VORL のうちロック状態に入りそうである車輪
に対応する常開型電磁弁を励磁して閉弁するととともに
常閉型電磁弁VCFL 〜VCRLのうち上記車輪に対応する
常閉型電磁弁を励磁して開弁する。そうすると、制動液
圧の一部がリザーバ191 あるいは192 に逃がされて
減圧されることになる。また制動液圧を保持する際に
は、常開型電磁弁VOFL 〜VORL を励磁して閉弁すると
ともに常閉型電磁弁VCFL 〜VCRL を消磁して閉弁状態
に保持すればよく、制動液圧を増圧する際には、常開型
電磁弁VOFL 〜VORL を消磁して開弁するとともに常閉
型電磁弁VCFL 〜VCRL を消磁して閉弁状態に保持すれ
ばよい。
【0014】而して一対の戻しポンプ211 ,212
共通に駆動するモータ22は、上記アンチロック制御時
に作動せしめられるものであり、リザーバ191 ,19
2 に逃がされた作動液が戻しポンプ211 ,212 から
ダンパ241 ,242 およびオリフィス251 ,252
を経て各常開型電磁弁VOFL 〜VORL の上流側に戻され
る。したがってリザーバ191 ,192 に逃がした分だ
けマスタシリンダMにおけるプレーキペダル11の踏込
み量が増加することはなく、しかも戻しポンプ211
212 から送出される作動液の脈動はダンパ241 ,2
2 およびオリフィス251 ,252 の働きにより減衰
され、前記ブレーキペダル11に脈動が伝わることはな
い。
【0015】各常開型電磁弁VOFL 〜VORL および各常
閉型電磁弁VCFL 〜VCRL の消磁・励磁を制御するEC
U26には、車輪がロック状態に入りそうになったかど
うかを判断するために各車輪の車輪速度を個別に検出す
る車輪速度センサ27FL,27RR,27FR,27RLの検
出信号が入力されるとともに、ハンドブレーキレバー2
8が操作されたかどうかを検出するハンドブレーキ検出
センサ29の検出信号が入力され、さらにアンチロック
制御状態にあるときにECU26によって活性化される
ランプ等の報知器30がECU26に接続される。
【0016】図2および図3において、アンチロックブ
レーキ制御装置15は、ブロック状に形成される金属製
の基体34を備えるものであり、この基体34に、4つ
の常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR ,VORL が並列
して配設されるとともに、4つの常閉型電磁弁VCFL
CRR ,VCFR ,VCRL が、前記常開型電磁弁VOFL
ORL の配列方向に並列して配設される。
【0017】各常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR
ORL は、基本的に同一の構成を有し、また各常閉型電
磁弁VCFL ,VCRR ,VCFR ,VCRL は基本的に同一の
構成を有するものであるので、以下、常開型電磁弁V
OFL ,VORR ,VOFR ,VORLについては常開型電磁弁
OFL により、また常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCF
R ,VCRL については常閉型電磁弁VCFL により、その
詳細構成を説明する。
【0018】図4において、常開型電磁弁VOFL は、有
底円筒状のガイド筒35O の基端が弁ハウジング36O
に連設されて成るハウジング37O と、ガイド筒35O
の基端側に固定される固定コア38O と、固定コア38
O から離反する方向にばね付勢されてガイド筒35O
に収納される可動コア39と、弁ハウジング37O に設
けられた弁座40への着座を可能として可動コア39に
連設される弁体41と、ガイド筒35O を囲繞するボビ
ン42に巻装されるコイル43と、該コイル43の一部
を覆って前記ガイド筒35O の両端部を磁気的に結合す
るヨーク44とを備える。
【0019】弁ハウジング36O は、磁性金属から成る
有底円筒体45と、該有底円筒体45内に一部を嵌合さ
せた弁ハウジング主体46O とがかしめ結合されて構成
されるものであり、その外面形状は段付き円筒状に形成
されている。しかも弁ハウジング主体46O および有底
円筒体45間には弁室47が形成される。またガイド筒
35O は、有底円筒体45に段部45aを介して一体に
設けられた円筒部45bに、非磁性材料により円筒状に
形成される非磁性部48を介して、磁性金属から成る有
底円筒部49が同軸に連設されて成るものである。した
がってハウジング37O は、弁ハウジング36O に段部
45aを介してガイド筒35O の基端が同軸に連設され
て成ることになる。
【0020】前記弁ハウジング36O は、基体34の一
面34aに設けられた嵌合凹部50 O に、前記段部45
aが基体34の一面34aとほぼ面一になるようにして
嵌合される。この嵌合凹部50O は、弁ハウジング36
O の有底円筒体45を嵌合させる大径部50OAと、弁ハ
ウジング主体46O を嵌合させる小径部50OBとが段差
を介して同軸に設けられて成るものであり、有底円筒体
45の外面には大径部50OAの内面に弾発接触する環状
のシール部材51が装着されるとともに大径部50OA
内面との間に介装される環状のフィルタ52が装着さ
れ、弁ハウジング主体46O の外面には小径部50OB
外面に弾発接触する環状のシール部材53 O が装着され
る。
【0021】一方、基体34には嵌合凹部50O の内端
閉塞部に偏心した位置で開口する通路54と、フィルタ
52を介して弁室47に通じる同軸の通路55,56と
が設けられる。
【0022】弁ハウジング主体46O には、その弁室4
7に臨むテーパ状の弁座40ならびに該弁座40の中央
部に開口する弁孔57を有する円筒状の弁座部材58
と、弁孔57に通じる絞り部材59とが嵌合、固定され
るとともに、絞り部材59および前記通路54間に介装
されるフィルタ60O が装着される。またチェック弁1
FLは、弁室47およびフィルタ60O 間で弁座部材5
8および絞り部材59と並列にして弁ハウジング主体4
O に配設される。
【0023】固定コア38O は、ガイド筒35O の弁ハ
ウジング36O 側の端部に嵌合、固定される。また弁室
47内で有底円筒体45および弁ハウジング主体46O
間には軸受部材61が挟持され、ガイド筒35O におけ
る先端側すなわち有底円筒部49には軸受部材62が嵌
合、固定される。可動コア39は、固定コア38O に対
向してガイド筒35O 内に軸方向移動可能に収納され
る。該可動コア39には、固定コア38O を同軸にかつ
軸方向移動可能に貫通して両端が軸受部材61,62で
摺動可能に支承されるロッド63O が同軸に固定され、
固定コア38O および可動コア39間にはロッド63O
を囲繞するばね64が縮設され、該ばね64により可動
コア39は固定コア38O から離反する方向にばね付勢
される。また弁室47内でロッド63O の一端には弁座
40に着座可能な半球状の弁体41が設けられる。しか
も可動コア39には、作動液の流通を許容する流通孔6
5が軸方向全長にわたって穿設される。
【0024】ところで、弁ハウジング36O を嵌合凹部
50O に嵌合させた状態のハウジング37O は、全ての
常開型電磁弁VOFL 〜VORL および全ての常閉型電磁弁
CF L 〜VCRL に共通な基板66を基体34の一面34
aに締着することにより、基体34に固定されることに
なる。この基板66は、剛性を有する磁性金属により矩
形の平板状に形成されるものであり、複数たとえば8本
のボルト68…により基体34の一面34aに締着され
る。しかも基板66には、各常開型電磁弁VOF L 〜V
ORL のガイド筒35O …ならびに各常閉型電磁弁VCFL
〜VCRL のガイド筒35C …(図5参照)を挿通させる
8個の挿通孔67…が設けられており、各ガイド筒35
O ,35C を対応する挿通孔67…にそれぞれ挿通させ
た基板66がハウジング37O の段部45aに当接して
基体34の一面34aに締着されることにより、ハウジ
ング37O が基体34に固定され、その状態でハウジン
グ37O のガイド筒35O は基板66から突出される。
【0025】ボビン42は、ガイド筒35O の基板66
からの突出部を囲繞する円筒状にして合成樹脂により形
成されるものであり、該ボビン42の外周にコイル43
が巻装される。
【0026】ヨーク44は、全ての常開型電磁弁VOFL
〜VORL に共通のものであり、基板66とは反対側で各
常開型電磁弁VOFL 〜VORL のボビン42に当接する当
接板部44aと、該当接板部44aの外側縁に一端が直
角に連設される支持板部44bと、該支持板部44bの
他端に前記当接板部44aとは反対側に延びるようにし
て直角に連設される取付板部44cとを有して磁性金属
により形成され、取付板部44cが一対のねじ部材7
0,70により基板66に取付けられる。而してヨーク
44が基板66に取付けられた状態で、各常開型電磁弁
OFL 〜VORL のボビン22…が、基板66とヨーク4
4の当接板部44aとの間に挟まれることになる。
【0027】しかもヨーク44の当接板部44aには、
各ガイド筒35O ,35C の先端部を挿通させる孔71
…が設けられるとともに、それらの孔71…に連なる切
欠き72…が設けられており、切欠き72…には、コイ
ル43に連なってボビン42から突出される一対の接続
端子73,73が配置される。
【0028】常閉型電磁弁VCFL 〜VCRL は、その構成
要素のうちの多くを上記常開型電磁弁VOFL 〜VORL
同一とするものであり、常開型電磁弁VOFL 〜VORL
同一の構成要素については同一の参照符号を付して、常
閉型電磁弁VCFL の構成について次に説明する。
【0029】図5において、常閉型電磁弁VCFL は、有
底円筒状のガイド筒35C の基端が弁ハウジング36C
に連設されて成るハウジング37C と、ガイド筒35C
の基端側に固定される固定コア38C と、固定コア38
C から離反する方向にばね付勢されてガイド筒35C
に収納される可動コア39と、弁ハウジング37C に設
けられた弁座40への着座を可能として可動コア39に
連設される弁体41と、ガイド筒35C を囲繞するボビ
ン42に巻装されるコイル43と、該コイル43の一部
を覆って前記ガイド筒35C の両端部を磁気的に結合す
るヨーク44とを備える。
【0030】弁ハウジング36C は、有底円筒体45
と、該有底円筒体45内に一部を嵌合させた弁ハウジン
グ主体46C とがかしめ結合されて構成されるものであ
り、その外面形状は段付き円筒状に形成されている。ま
たガイド筒35C は、有底円筒体45に設けられた円筒
部45bに、非磁性材料により円筒状に形成される非磁
性部48を介して、固定コア38C が連設されて成るも
のであり、ハウジング37C は、弁ハウジング36C
段部45aを介してガイド筒35C の基端が同軸に連設
されて成ることになる。
【0031】前記弁ハウジング36C は、基体34の一
面34aに設けられた嵌合凹部50 C に、前記段部45
aが基体34の一面34aとほぼ面一になるようにして
嵌合され、該嵌合凹部50C は、弁ハウジング36C
有底円筒体45を嵌合させる大径部50CAと、弁ハウジ
ング主体46C を嵌合させる小径部50CBとが段差を介
して同軸に設けられて成る。有底円筒体45の外面には
大径部50CAの内面に弾発接触する環状のシール部材5
1が装着されるとともに、有底円筒体45および弁ハウ
ジング主体46c間に形成されている弁室47および通
路56間に介装される環状のフィルタ52が装着され、
弁ハウジング主体46C の外面には小径部50CBの外面
に弾発接触する環状のシール部材53C が装着される。
【0032】弁ハウジング主体46C には、弁室47に
弁座40および弁孔57を有する弁座部材58と、弁孔
57に通じる絞り部材59とが嵌合、固定されるととも
に、嵌合凹部50C の閉塞端に偏心して設けられた通路
74と絞り部材59との間に介装されるフィルタ60C
が装着される。
【0033】流通孔65を有する可動コア39は、固定
コア38C に対向してガイド筒35 C 内に軸方向移動可
能に収納され、該可動コア39には、一端部が固定コア
38 C で軸方向移動可能に支承されるとともに他端部が
軸受部材61で軸方向移動可能に支承されるロッド63
C が同軸に固定され、固定コア38C および可動コア3
9間にはロッド63C を囲繞するばね64が縮設され
る。このばね64により可動コア39は固定コア38C
から離反する方向にばね付勢され、弁室47内でロッド
63C には、弁座40に着座可能な半球状の弁体41が
設けられる。
【0034】このような常閉型電磁弁VCFL 〜VCRL
ハウジング37C は、上記常開型電磁弁VOFL 〜VORL
のハウジング37O と同様にして、基板66を基体34
の一面34aに締着することにより基体34に固定さ
れ、その状態でハウジング37 C のガイド筒35C は基
板66から突出される。
【0035】ガイド筒35C の基板66からの突出部を
囲繞するボビン42は、前記常開型電磁弁VOFL 〜V
ORL 側のヨーク44と同一形状のヨーク44により、基
板66に組付けられる。すなわち全ての常閉型電磁弁V
CFL 〜VCRL に共通にして基板66に取付けられるヨー
ク44の当接板部44aと基板66との間に挟まれ、ボ
ビン42にはコイル43が巻装される。
【0036】図6を併せて参照して、全ての常開型電磁
弁VOFL 〜VORL および全ての常閉型電磁弁VCFL 〜V
CRL のコイル43…、各コイル43…がそれぞれ巻装さ
れるボビン42…、一対のヨーク44,44は、電装ユ
ニット75の構成要素として基板66に組付けられるも
のであり、該電装ユニット75は、その基板66を基体
34の一面34aに締着することにより基体34に取付
けられる。しかも基板66の前記一面34aへの締着時
に、各常開型電磁弁VOFL 〜VORL におけるガイド筒3
O ならびに各常閉型電磁弁VCFL 〜VCRL におけるガ
イド筒35O は、各挿通孔67…からボビン42…およ
び孔71…に挿入されることになる。
【0037】電装ユニット75は、コイル43がそれぞ
れ巻装された各ボビン42…およびヨーク44,44を
覆う合成樹脂製のカバー120を備え、該カバー120
は基板66に取付けられる。このカバー120は、ねじ
部材77…により一端が基板66に取付けられて横断面
四角形状に形成されるカバー体121と、該カバー体1
21の他端を閉塞するようにしてカバー体121にねじ
部材123で締着される蓋体122とから函形に形成さ
れる。
【0038】前記カバー120には、たとえば一対のカ
プラー801 ,802 が、カバー体121および蓋体1
22間に挟持されるようにして固定的に設けられてお
り、これらのカプラー801 ,802 には複数の接続端
子81,81…がそれぞれ設けられている。
【0039】ところで、電装ユニット75は、モータ2
2を駆動するためのモータ駆動回路130と、各コイル
43…を駆動するためのコイル駆動回路131と、両駆
動回路130,131を制御するためのECU26とを
備えるものであり、両駆動回路130,131およびE
CU26が、カバー120内に固定的に収納されるプリ
ント基板127上に配設される。すなわちカバー120
におけるカバー体121には、その内方側に張出した受
け部121a,121aが設けられており、その受け部
121a上に前記プリント基板127が複数のねじ部材
128…により固定される。
【0040】モータ22を駆動するためのモータ駆動回
路130は、リレー126を含んでプリント基板127
上に構成される。またコイル駆動回路131は、たとえ
ば各コイル43…に個別に対応して対をなして配設され
る複数組の電気的素子124 1 …,1242 …と、マス
タシリンダMの一方の出力ポート12に接続される常開
型電磁弁VOFL ,VORR および常閉型電磁弁VCFL ,V
CRR に対応したリレー1251 ならびにマスタシリンダ
Mの他方の出力ポート13に接続される常開型電磁弁V
OFR ,VORL および常閉型電磁弁VCFR ,VCRL に対応
したリレー1252 とを備えてプリント基板127上に
構成されるものである。而して前記一対の電気的素子1
241 ,1242 は、直列に接続されてコイル43に並
列接続されるものであり、サージ防止機能を果たすもの
である。またリレー1251 ,1252 は、過大な電流
が流れてコイル43…が破壊されることを防止するもの
である。
【0041】このように受け部121a上に固定された
プリント基板127のコイル駆動回路131には、各コ
イル43…の接続端子73…が接続され、またプリント
基板127上のECU26、モータ駆動回路130およ
びコイル駆動回路131は、電源入力用として一方のカ
プラー801 の接続端子81,81…が電気的に接続さ
れ、さらにECU26には、信号入力用として前記一方
のカプラー801 の接続端子81…が電気的に接続され
る。さらにプリント基板127上のモータ駆動回路13
0は、他方のカプラー802 の接続端子81…にも接続
され、このカプラー802 にはモータ22に連なるコー
ドが接続されることになる。
【0042】図7、図8および図9において、基体34
には、各常開型電磁弁VOFL 〜VOR L のハウジング37
O …における弁ハウジング36O …をそれぞれ嵌合させ
る4つの嵌合凹部50O …が並列して設けられるととも
に、各常閉型電磁弁VCFL 〜VCRL のハウジング37C
…における弁ハウジング36C …をそれぞれ嵌合させる
4つの嵌合凹部50C …が前記各嵌合凹部50O …の配
列方向に並んで設けられており、嵌合凹部50O …の配
列位置よりも外方側には、比較的大径にして基体34の
一面34aに開口する一対の凹部831 ,832 が設け
られ、嵌合凹部50C …の配列位置よりも外方側には、
比較的大径にして基体34の一面34aに開口する一対
の凹部841 ,842 が設けられ、凹部831 ,8
2 ;841,842 の内径は同一に設定されている。
【0043】基体34には、マスタシリンダMの一対の
出力ポート12,13(図1参照)に個別に接続される
一対の入力ポート851 ,852 と、入力ポート851
を常開型電磁弁VOFL ,VORR の通路54に通じさせる
通路861 と、入力ポート852 を常開型電磁弁
OFR ,VORL の通路54に通じさせる通路862 とが
設けられる。また基体34の一側面には、各車輪ブレー
キBFL,BRR,BFR,BRLに個別に接続される出力ポー
ト87FL,87RR,87FR,87RLが設けられており、
それらの出力ポート87FL〜87RLは各常開型電磁弁V
OFL 〜VORL の通路55…に個別に連通される。さらに
基体34には、常閉型電磁弁VCFL ,VCRR の通路74
に通じる通路881 と、常閉型電磁弁VCFR ,VCRL
通路74に通じる通路882 とが設けられる。
【0044】ダンパ241 ,242 は、基体34と、該
基体34の一面34aに締着される基板66との間で固
定的に挟持される閉塞板89…で各凹部831 ,832
の開口端が油密的に閉塞されて成るものであり、各凹部
831 ,832 および閉塞板89…で規定されるダンパ
室90…がオリフィス251 ,252 を介してマスタシ
リンダMの出力ポート12,13に連通されることにな
る。
【0045】リザーバ191 ,192 は、通路881
882 に通じる貯留室91…を基体34との間にそれぞ
れ形成して凹部841 ,842 に摺動自在にかつ油密に
嵌合されるピストン92…と、基体34の一面34aに
締着される基板66およびピストン92…間に縮設され
る戻しばね93…とから成る。
【0046】常開型電磁弁VOFL 〜VORL の配列位置な
らびに常閉型電磁弁VCFL 〜VCRL間において、それら
の配列方向に沿う中央部で基体34には、電装ユニット
75側とは反対側に開口した有底の収納孔94が穿設さ
れており、基体34の他面34bに取付けられるモータ
22の出力軸95が該収納孔94内に同軸に挿入され、
収納孔94内で出力軸95には、出力軸95の軸線から
の距離が周方向に異なる外面を有するカム部材96が固
定される。
【0047】基体34には、常開型電磁弁VOFL 〜V
ORL および常閉型電磁弁VCFL 〜VCR L の配列方向に沿
って延びて前記収納孔94の内面に開口する一対の取付
け孔971 ,972 が設けられており、戻しポンプ21
1 ,212 は、前記カム部材96で駆動されるようにし
て取付け孔971 ,972 内に配設される。
【0048】而して戻しポンプ211 ,212 は、取付
け孔971 ,972 内に嵌合、固定されるポンプハウジ
ング981 ,982 と、先端を前記カム部材96に摺接
させてポンプハウジング981 ,982 に摺動自在に嵌
合されるとともにポンプハウジング981 ,982 との
間にポンプ室1001 ,1002 を形成するピストン9
1 ,992 とを備える。
【0049】またポンプハウジング981 ,982 およ
びピストン991 ,992 には、リザーバ191 ,19
2 に連通した通路881 ,882 に常時通じる吸入路1
01 1 ,1012 が設けられており、ピストン991
992 には、ポンプ室100 1 ,1002 の容積増大時
に開弁して吸入路1011 ,1012 をポンプ室100
1 ,1002 に通じさせる吸入弁201 ,202 が装着
される。
【0050】さらにポンプハウジング981 ,982
は、ダンパ241 ,242 のダンパ室90,90に通じ
て基体34に設けられた通路1021 ,1022 に通じ
る吐出路1031 ,1032 が設けられるとともに、ポ
ンプ室1001 ,1002 の容積縮小時に開弁して吐出
路1031 ,1032 をポンプ室1001 ,1002
通じさせる吐出弁231 ,232 が装着される。
【0051】次にこの実施例の作用について説明する
と、各常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR ,VORL
は、コイル43の励磁により、固定コア38O からガイ
ド筒35O の円筒部45b、基板66、ヨーク44、ガ
イド筒35O の有底円筒部49および可動コア39を経
て固定コア38O に至る磁束が生じ、可動コア39が固
定コア38O 側に吸引されることにより弁体41が弁座
40に着座して弁孔57を閉じることになる。また各常
閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCFR ,VCRL では、コイ
ル43の励磁により、固定コア38C から、ヨーク4
4、基板66、ガイド筒35C の円筒部45bおよび可
動コア39を経て固定コア38C に至る磁束が生じ、可
動コア39が固定コア38C 側に吸引されることにより
弁体41が弁座40から離反して弁孔57を開くことに
なる。
【0052】このようなアンチロックブレーキ制御装置
15において、各電磁弁VOFL ,V ORR ,VOFR ,V
ORL ,VCFL ,VCRR ,VCFR ,VCRL におけるハウジ
ング37O …,37C …は、固定コア38O …,38C
…が固定されるとともに可動コア39…がそれぞれ収納
された状態で基体34の嵌合凹部50O …,50C …に
嵌合される。また、ボビン42…、ボビン42…に巻装
されたコイル43…、一対のヨーク44,44、モータ
22を駆動するためのモータ駆動回路130、各コイル
43…を駆動するためのコイル駆動回路131、ならび
に両駆動回路130,131を制御するためのECU2
6がユニット化されて成る電装ユニット75が、基体3
4の一面34aに取付けられ、前記各ハウジング37O
…,37C…のガイド筒35O …,35C …が電装ユニ
ット75の各ボビン42…内に挿通される。したがって
機械的に作動する作動要素が収納された各ハウジング3
O…,37C …を基体34に組付けた状態で前記作動
要素の性能チェックおよびシール性チェックを行なうこ
とができ、また電気的要素を含む電装ユニット75を、
各ハウジング37O …,37C …とは分離した状態で性
能チェックを行なうことができるので、性能チェックの
能率が向上するとともに品質管理が容易となる。しかも
電装ユニット75の基体34への組付け時には配線接続
作業が不要であり、カバー76に設けられたカプラー8
1 ,802 への接続作業を行なうだけで配線が完了す
るので組付け作業性が向上する。
【0053】また電装ユニット75の構成要素である基
板66は、各ハウジング37O …,37C …を基体34
に固定する機能をも果たすものであり、各ハウジング3
O…,37C …を基体34に固定するための専用部品
が不要となるので、部品点数の低減に寄与することがで
きる。
【0054】しかも全ての常開型電磁弁VOFL 〜VORL
に共通にして1つのヨーク44が基板66に締着される
とともに、全ての常閉型電磁弁VCFL 〜VCRL に共通に
して1つのヨーク44が基板66に締着されるので、部
品点数の低減に寄与することができる。それに加えて、
常開型電磁弁VOFL 〜VORL 側と常閉型電磁弁VCFL
CRL 側とでヨーク44,44を分離することにより、
常開型電磁弁VOFL 〜VORL および常閉型電磁弁VCFL
〜VCRL の一方でコイル43が励磁あるいは消磁された
とき、それが他方に伝わることによる弁の誤作動を防止
することができる。
【0055】また各ヨーク44,44は、コイル43が
それぞれ巻装されているボビン42…を基板66との間
に挟み、基板66が各ハウジング37O …,37C …の
段部45a…に密着されるものである。したがってコイ
ル43…の一部を覆ってガイド筒35O …,35C …の
基端部および先端部部間を磁気的に結合するヨーク4
4,44に過大な荷重が作用することを回避しつつそれ
らのヨーク44,44の軸方向に沿うがたつきを防止す
ることができ、磁気特性の安定化を図ることができる。
【0056】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0057】たとえばリザーバ191 ,192 、戻しポ
ンプ211 ,212 、モータ22およびダンパ241
242 等を有しないアンチロックブレーキ制御装置に本
発明を適用することも可能である。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固定コア
が固定されるとともに可動コアが収納された各ハウジン
グは、ガイド筒を基体の一面から突出させて基体に嵌合
され、基体の前記一面に締着されて各ハウジングを基体
との間に挟持する基板と、前記ガイド筒の基板からの突
出部分を挿入可能として基板に組付けられるボビンと、
該ボビンに巻装されるコイルと、基板に組付けられるヨ
ークと、ボビン、コイルおよびヨークを覆って基板に取
付けられるカバーと、コイルに接続された状態でカバー
内に収納配置される電子制御ユニットとが電装ユニット
としてユニット化されるので、機械的に作動する作動要
素が収納された各ハウジングを基体に組付けた状態で前
記作動要素の性能チェックおよびシール性チェックを行
なうことができ、また電気的要素を含む電装ユニット
を、各ハウジングとは分離した状態で性能チェックを行
なうことができ、それにより性能チェックの能率が向上
するとともに品質管理が容易となり、さらに電装ユニッ
トの基体への組付け時に配線接続作業を不要として組付
け作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用アンチロックブレーキ装置の液圧回路図
である。
【図2】アンチロックブレーキ制御装置の縦断側面図で
あって図3の2−2線に沿う断面図である。
【図3】図2の3−3線拡大断面図である。
【図4】常開型電磁弁の拡大縦断面図である。
【図5】常閉型電磁弁の拡大縦断面図である。
【図6】組立前のアンチロックブレーキ制御装置の縦断
側面図である。
【図7】図2の7−7線に沿う基体の横断面図である。
【図8】図3の8−8線断面図である。
【図9】図2の9−9線断面図である。
【符号の説明】
15・・・アンチロックブレーキ制御装置 26・・・電子制御ユニット 34・・・基体 34a・・・一面 35C ,35O ・・・ガイド筒 36C ,36O ・・・弁ハウジング 37C ,37O ・・・ハウジング 38C ,38O ・・・固定コア 39・・・可動コア 40・・・弁座 41・・・弁体 42・・・ボビン 43・・・コイル 44・・・ヨーク 48・・・非磁性部 66・・・基板 75・・・電装ユニット 120・・・カバー VCFL ,VCFR ,VCRL ,VCRR ・・・常閉型電磁弁 VOFL ,VOFR ,VORL ,VORR ・・・常開型電磁弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性部(48)を中間部に有して円筒
    状に形成されるガイド筒(35O ,35C )の基端が弁
    ハウジング(36O ,36C )に連設されて成るハウジ
    ング(37O ,37C )と、ガイド筒(35O ,3
    C )の軸方向いずれか一方側に固定される固定コア
    (38O ,38C )と、固定コア(38O ,38C )か
    ら離反する方向にばね付勢されてガイド筒(35O ,3
    C )内に収納される可動コア(39)と、前記弁ハウ
    ジング(36O ,36C )に設けられた弁座(40)へ
    の着座を可能として可動コア(39)に連設される弁体
    (41)と、ガイド筒(35O ,35C )を囲繞するボ
    ビン(42)に巻装されるコイル(43)と、該コイル
    (43)の少なくとも一部を覆って前記ガイド筒(35
    O ,35C )の両端部を磁気的に結合するヨーク(4
    4)とをそれぞれ備える複数の常開型電磁弁(VOFL
    OFR ,VORL ,VORR )および常閉型電磁弁
    (V CFL ,VCFR ,VCRL ,VCRR )が、共通の基体
    (34)に取付けられ、各コイル(43)には、その励
    磁・消磁を制御する電子制御ユニット(26)が接続さ
    れるアンチロックブレーキ制御装置において、固定コア
    (38O ,38C )が固定されるとともに可動コア(3
    9)が収納された各ハウジング(37O ,37C)は、
    ガイド筒(35O ,35C )を基体(34)の一面(3
    4a)から突出させて基体(34)に嵌合され、基体
    (34)の前記一面(34a)に締着されて各ハウジン
    グ(37O ,37C )を基体(34)との間に挟持する
    基板(66)と、前記ガイド筒(35O ,35C )の基
    板(66)からの突出部分を挿入可能として基板(6
    6)に組付けられるボビン(42)と、該ボビン(4
    2)に巻装されるコイル(43)と、基板(66)に組
    付けられるヨーク(44)と、ボビン(42)、コイル
    (43)およびヨーク(44)を覆って基板(66)に
    取付けられるカバー(120)と、コイル(43)に接
    続された状態でカバー(120)内に収納配置される電
    子制御ユニット(26)とが電装ユニット(75)とし
    てユニット化されることを特徴とするアンチロックブレ
    ーキ制御装置。
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