JPH07108914A - アンチロックブレーキ制御装置 - Google Patents

アンチロックブレーキ制御装置

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Publication number
JPH07108914A
JPH07108914A JP25595593A JP25595593A JPH07108914A JP H07108914 A JPH07108914 A JP H07108914A JP 25595593 A JP25595593 A JP 25595593A JP 25595593 A JP25595593 A JP 25595593A JP H07108914 A JPH07108914 A JP H07108914A
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JP
Japan
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solenoid valve
motor
normally
substrate
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP25595593A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Chikahisa
孝司 近久
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH07108914A publication Critical patent/JPH07108914A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】常開型電磁弁、常閉型電磁弁、リザーバ、戻し
ポンプ、モータおよびダンパを備えるアンチロックブレ
ーキ制御装置をコンパクトに構成する。 【構成】リザーバおよびダンパ201 が内部に設けられ
てブロック状に形成される基体22には、基体22内に
全てを収容させる常開型電磁弁VO1および常閉型電磁弁
C1が基体22の一面22a側から取付けられるととも
に、モータハウジング70の一端側を基体22内に嵌合
させるモータ18が前記常開型電磁弁VO1および常閉型
電磁弁VC1と平行にして基体22の他面22b側から組
付けられ、モータ18の軸線とは直交する軸線を有する
ポンプ取付け孔281 がモータ18のカム部材に対応す
る位置で基体22に穿設され、該ポンプ取付け孔281
内に戻しポンプ171 が収容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスタシリンダおよび
車輪ブレーキ間に介設される常開型電磁弁と、リザーバ
と、該リザーバおよび前記車輪ブレーキ間に介設される
常閉型電磁弁と、カム部材を有する出力回転軸がモータ
ハウジングの一端部から突出されるモータと、前記カム
部材で駆動されるとともに前記リザーバに吸入口が接続
される戻しポンプと、常開型電磁弁およびマスタシリン
ダ間に接続されるとともに前記戻しポンプの吐出口が連
通されるダンパとを備えるアンチロックブレーキ制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特開平4
−212663号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のアンチロッ
クブレーキ制御装置では、リザーバおよび戻しポンプが
内部に設けられたポンプハウジングブロックの一面に、
常開型電磁弁、常閉型電磁弁およびモータが組付けられ
ている。しかるにポンプハウジングブロックにおいて、
リザーバおよび戻しポンプの配設部分以外のスペースが
有効に利用されているとは言えず、またポンプハウジン
グブロックから、常開型電磁弁、常閉型電磁弁およびモ
ータが突出された構成となっているのでコンパクトな構
成と言えない。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、よりコンパクトな構成を可能としたアンチロ
ックブレーキ制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、マスタシリンダおよび車輪ブレーキ間に
介設される常開型電磁弁と、リザーバと、該リザーバお
よび前記車輪ブレーキ間に介設される常閉型電磁弁と、
カム部材を有する出力回転軸がモータハウジングの一端
部から突出されるモータと、前記カム部材で駆動される
とともに前記リザーバに吸入口が接続される戻しポンプ
と、常開型電磁弁およびマスタシリンダ間に接続される
とともに前記戻しポンプの吐出口が連通されるダンパと
を備えるアンチロックブレーキ制御装置において、リザ
ーバおよびダンパが内部に設けられてブロック状に形成
される基体には、基体内に全てを収容させる常開型電磁
弁および常閉型電磁弁が基体の一面側から取付けられる
とともに、モータハウジングの一端側を基体内に嵌合さ
せるモータが前記常開型電磁弁および常閉型電磁弁と平
行にして基体の他面側から組付けられ、前記モータの軸
線と直交する軸線を有するポンプ取付け孔がモータのカ
ム部材に対応する位置で基体に穿設され、該ポンプ取付
け孔内に戻しポンプが収容されることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0007】図1ないし図7は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1はアンチロックブレーキ制御装置の液
圧回路図、図2は基体の横断面図、図3は図2の3−3
線に沿うアンチロックブレーキ制御装置の縦断面図、図
4は図2の4−4線に沿うアンチロックブレーキ制御装
置の縦断面図、図5は図2の5−5線に沿うアンチロッ
クブレーキ制御装置の縦断面図、図6は図3の6−6線
拡大断面図、図7は図3の7−7線拡大断面図である。
【0008】先ず図1において、タンデム型マスタシリ
ンダMは、ブレーキペダル11の踏込みに応じた制動液
圧を出力する一対の出力ポート12,13を備えてお
り、第1の車輪ブレーキB1 および第2の車輪ブレーキ
2 と、前記両出力ポート12,13との間にアンチロ
ックブレーキ制御装置14が介設される。
【0009】このアンチロックブレーキ制御装置14
は、両車輪ブレーキB1 ,B2 に個別に対応した一対の
常開型電磁弁VO1,VO2と、両車輪ブレーキB1 ,B2
に個別に対応した一対の常閉型電磁弁VC1,VC2と、両
車輪ブレーキB1 ,B2 に個別に対応した一対のリザー
バ151 ,152 と、両リザーバ151 ,152 に吸入
弁161 ,162 を介して接続される一対の戻しポンプ
171 ,172 と、両戻しポンプ171 ,172 に共通
なモータ18と、両戻しポンプ171 ,172 に吐出弁
191 ,192 を介して接続される一対のダンパ2
1 ,202 と、対応する車輪ブレーキB1 ,B2 側か
らの作動液の流通のみを許容するようにして常開型電磁
弁VO1,VO2に並列に接続されるチェック弁211 ,2
2 とを備える。
【0010】常開型電磁弁VO1は、マスタシリンダMの
一方の出力ポート12と第1の車輪ブレーキB1 との間
に介設され、常開型電磁弁VO2は、マスタシリンダMの
他方の出力ポート13と第2の車輪ブレーキB2 との間
に介設され、常閉型電磁弁V C1は第1の車輪ブレーキB
1 およびリザーバ151 間に、また常閉型電磁弁VC2
第2の車輪ブレーキB2 およびリザーバ152 間にそれ
ぞれ介設される。
【0011】このようなアンチロックブレーキ制御装置
14によれば、各車輪がロックを生じる可能性のない通
常ブレーキ時には、常開型電磁弁VO1,VO2が消磁状態
にあって開弁しており、また常閉型電磁弁VC1,VC2
消磁状態にあって閉弁している。したがってマスタシリ
ンダMの一方の出力ポート12から出力される制動液圧
は、常開型電磁弁VO1を介して第1の車輪ブレーキB1
に作用し、またマスタシリンダMの他方の出力ポート1
3から出力される制動液圧は、常開型電磁弁V O2を介し
て第2の車輪ブレーキB2 に作用する。
【0012】ブレーキ時に車輪がロック状態に入りそう
になったときのアンチロック制御時には、常開型電磁弁
O1,VO2のうちロック状態に入りそうである車輪に対
応する常開型電磁弁を励磁して閉弁するととともに常閉
型電磁弁VC1,VC2のうち上記車輪に対応する常閉型電
磁弁を励磁して開弁する。そうすると、制動液圧の一部
がリザーバ151 あるいは152 に逃がされて減圧され
ることになる。また制動液圧を保持する際には、常開型
電磁弁VO1,VO2を励磁して閉弁するとともに常閉型電
磁弁VC1,VC2を消磁して閉弁状態に保持すればよく、
制動液圧を増圧する際には、常開型電磁弁VO1,VO2
消磁して開弁するとともに常閉型電磁弁VC1,VC2を消
磁して閉弁状態に保持すればよい。
【0013】而して一対の戻しポンプ171 ,172
共通に駆動するモータ18は、上記アンチロック制御時
に作動せしめられるものであり、リザーバ151 ,15
2 に逃がされた作動液が戻しポンプ171 ,172 から
ダンパ201 ,202 を経て常開型電磁弁VO1,VO2
上流側に戻される。したがってリザーバ151 ,15 2
に逃がした分だけマスタシリンダMにおけるプレーキペ
ダル11の踏込み量が増加することはなく、しかも戻し
ポンプ171 ,172 から送出される作動液の脈動はダ
ンパ201 ,202 の働きにより減衰され、前記ブレー
キペダル11に脈動が伝わることはない。
【0014】このアンチロックブレーキ制御装置14の
うち、一対の常開型電磁弁VO1,V O2、一対の常閉型電
磁弁VC1,VC2、一対のリザーバ151 ,152 、一対
の吸入弁161 ,162 、一対の戻しポンプ171 ,1
2 、一対の吐出弁191 ,192 、ならびに一対のチ
ェック弁211 ,212 は基体22に内蔵され、両戻し
ポンプ171 ,172 に共通なモータ18がその一部を
基体22内に嵌入するようにして基体22に組付けられ
る。
【0015】図2、図3、図4および図5において、基
体22は、アルミニウム合金等の金属により横断面四角
形のブロック状に形成される。この基体22には、一対
の常開型電磁弁用嵌合凹部231 ,232 と、一対の常
閉型電磁弁用嵌合凹部241,242 と、一対のダンパ
用凹部251 ,252 と、一対のリザーバ用凹部2
1 ,262 とが、それらの軸線を平行にするとともに
基体22の一面22aに開口するようにして設けられ
る。而して常開型電磁弁用嵌合凹部231 、常閉型電磁
弁用嵌合凹部241 およびダンパ用凹部251 は、常開
型および常閉型電磁弁用嵌合凹部231 ,241 間の間
隔を常閉型電磁弁用嵌合凹部241 およびダンパ用凹部
251 間の間隔よりも大にして一直線上に配置される。
また常開型電磁弁用嵌合凹部232 、常閉型電磁弁用嵌
合凹部242 およびダンパ用凹部252は、常開型およ
び常閉型電磁弁用嵌合凹部232 ,242 間の間隔を常
閉型電磁弁用嵌合凹部242 およびダンパ用凹部252
間の間隔よりも大にして、前記常開型電磁弁用嵌合凹部
231 、常閉型電磁弁用嵌合凹部241 およびダンパ用
凹部251 の配列方向と平行な一直線上に配置される。
さらに常開型電磁弁用嵌合凹部231 、常閉型電磁弁用
嵌合凹部241 およびダンパ用凹部251 の配列方向、
ならびに常開型電磁弁用嵌合凹部232 、常閉型電磁弁
用嵌合凹部242 およびダンパ用凹部252 の配列方向
と直交する一直線上に、ダンパ用凹部251、リザーバ
用凹部261 ,262 およびダンパ用凹部252 が配置
される。
【0016】一対の常開型電磁弁用嵌合凹部231 ,2
2 および一対の常閉型電磁弁用嵌合凹部241 ,24
2 の略中心位置で基体22には、その他面22b側に開
口するモータ組付け孔27がそれらの嵌合凹部231
232 ,241 ,242 と平行な軸線を有して穿設され
る。また常開型電磁弁用嵌合凹部231 および常閉型電
磁弁用嵌合凹部241 間、ならびに常開型電磁弁用嵌合
凹部232 および常閉型電磁弁用嵌合凹部242 間で基
体22には、内端をモータ組付け孔27に開口させる一
対のポンプ取付け孔281 ,282 が、モータ組付け孔
27の軸線とは直交する方向に延びるとともに基体22
の外側面に開口するようにして穿設される。
【0017】常開型電磁弁VO1,VO2は基本的に同一の
構成を有し、また常閉型電磁弁VC1,VC2は基本的に同
一の構成を有するものであるので、以下、常開型電磁弁
O1,VO1については常開型電磁弁VO1により、また常
閉型電磁弁VC2,VC2については常閉型電磁弁VC1によ
り、その詳細構成を説明する。
【0018】図6を併せて参照して、常開型電磁弁VO1
のハウジング30O は、磁性体により段付きの有底円筒
状に形成されるハウジング本体31と、該ハウジング本
体31の開口端にかしめ結合される環状のヨーク体32
と、該ヨーク体32にかしめ結合される蓋体33O とか
ら構成される。
【0019】ハウジング本体31の大径部にはコイル3
6が巻装されているボビン37が収納され、またハウジ
ング本体31の有底小径部には有底円筒状のヨーク筒3
8が嵌入される。またヨーク体32およびヨーク筒38
には、非磁性体により円筒状に形成されてボビン37に
嵌合される案内筒39の両端部がろう付け等により結合
される。而してヨーク体32には、一部を案内筒39内
に嵌合させる固定コア40O が嵌着される。ヨーク筒3
8および案内筒39で軸方向移動を案内される可動コア
43が、非磁性体から成るスペーサ42を挟んで固定コ
ア40O に対向配置され、可動コア43および固定コア
40O 間には可動コア43を固定コア40O から離反せ
しめる方向のばね力を発揮するばね44が縮設される。
固定コア40O および蓋体33O 間に軸受部材34O
挟持され、該軸受部材34O および蓋体33O 間に弁室
35O が形成される。しかも可動コア43には、その中
心部を貫通する弁軸45O が固着されており、該弁軸4
O の一端は前記弁室35 O 内に突入される。
【0020】蓋体33O には、弁室35O に臨むテーパ
状の弁座46ならびに該弁座46の中央部に開口する弁
孔47を有する円筒状の弁座部材48と、弁孔47に通
じる絞り部材49と、フィルタ50O とが同軸上に嵌
合、固定されるとともに、弁室34O およびフィルタ5
O 間で弁座部材48および絞り部材49と並列である
チェック弁211 が配設される。また弁軸45O の一端
には前記弁座46に着座可能な半球状の弁部51O が形
成される。
【0021】このような常開型電磁弁VO1を収容すべく
基体22に設けられた常開型電磁弁用嵌合凹部23
1 は、大径部52と、中径部53と、小径部54O とが
相互間に段差を形成して同軸に連なって成るものであ
る。而して常開型電磁弁VO1のハウジング30O は、そ
のハウジング本体31の閉塞端外面を基体22の一面2
2aとほぼ面一として常開型電磁弁用嵌合凹部231
に嵌合される。一方、基体22の一面22aには、その
全面にわたる押さえ板55が複数のねじ部材56…によ
り締着されるものであり、常開型電磁弁用嵌合凹部23
1 に全体を嵌合、収容される常開型電磁弁VO1は、基体
22および押さえ板55間で挟持、固定されることにな
る。
【0022】而してハウジング本体31の外周には、常
開型電磁弁用嵌合凹部231 の中径部53および小径部
54O の内面に弾発接触する環状のシール部材56,5
Oが装着されるとともに両シール部材56,57O
で中径部53の内面との間に介装される環状のフィルタ
58が装着される。
【0023】一方、基体22には常開型電磁弁用嵌合凹
部231 の内端に開口する通路59と、フィルタ58を
介して弁室35O に通じる通路60(図2および図3参
照)とが設けられ、該通路60は車輪ブレーキB1 に接
続される。
【0024】常閉型電磁弁VC1,VC2は、その構成要素
のうちの多くを上記常開型電磁弁V O1,VO2と同一とす
るものであり、常開型電磁弁VO1,VO2と同一の構成要
素については同一の参照符号を付して、常閉型電磁弁V
C1の構成について次に説明する。
【0025】図7において、常閉型電磁弁VC1のハウジ
ング30C は、ハウジング本体31と、該ハウジング本
体31にかしめ結合される環状のヨーク体32と、該ヨ
ーク体32にかしめ結合される蓋体33C とから構成さ
れ、ヨーク体32および蓋体33C 間に軸受部材34C
が挟持され、該軸受部材34C および蓋体33C 間に弁
室35C が形成される。
【0026】ハウジング本体31の大径部にはコイル3
6が巻装されているボビン37が収納され、またハウジ
ング本体31の有底小径部には固定コア40C が嵌入さ
れる。ヨーク体32および固定コア40C には、非磁性
体により円筒状に形成されてボビン37に嵌合される案
内筒39の両端部がろう付け等により結合される。ヨー
ク体32および案内筒39で軸方向移動を案内される可
動コア43が、スペーサ42を挟んで固定コア40C
対向配置され、可動コア43および固定コア40C 間に
ばね44が縮設される。可動コア43には、その中心部
を貫通する弁軸45C が固着されており、該弁軸45C
の一端は弁室35C 内に突入される。
【0027】蓋体33C には、弁室35C に臨むテーパ
状の弁座46および弁孔47を有する弁座部材48と、
絞り部材49と、フィルタ50C とが同軸上に嵌合、固
定される。また弁軸45C の一端には前記弁座46に着
座可能な半球状の弁部51Cが形成される。
【0028】このような常閉型電磁弁VC1を収容すべく
基体22に設けられた常閉型電磁弁用嵌合凹部24
1 は、大径部52と、中径部53と、小径部54C とが
相互間に段差を形成して同軸に連なって成るものであ
る。而して常閉型電磁弁VC1のハウジング30C は、そ
のハウジング本体31の閉塞端外面を基体22の一面2
2aとほぼ面一として常閉型電磁弁用嵌合凹部241
に嵌合される。而して常閉型電磁弁用嵌合凹部241
全体を嵌合、収容される常閉型電磁弁VC1は、基体22
と、該基体22の一面22aに締着される押さえ板55
との間で挟持、固定されることになる。
【0029】この常閉型電磁弁VC1におけるハウジング
本体31の外周には、常閉型電磁弁用嵌合凹部241
中径部53および小径部54C の内面に弾発接触する環
状のシール部材56,57C が装着されるとともに両シ
ール部材56,57C 間で中径部53の内面との間に介
装される環状のフィルタ58が装着される。
【0030】一方、基体22には常閉型電磁弁用嵌合凹
部241 の内端に開口する有底の通路61が設けられ、
常開型電磁弁VO1の弁室35O にフィルタ58を介して
通じるようにして基体22に穿設されている通路60
は、図3で示すように、該常閉型電磁弁VC1の弁室35
C にフィルタ58を介して連通される。
【0031】図3に特に注目して、ダンパ201 は、基
体22と、該基体22の一面22aに締着される押さえ
板55との間で固定的に挟持される閉塞部材62でダン
パ用凹部251 の開口端が液密的に閉塞されて成るもの
である。而して該ダンパ20 1 においてダンパ用凹部2
1 の閉塞端および閉塞部材62間に形成されるダンパ
室63は、マスタシリンダMの一方の出力ポート12に
接続されるようにして基体22に穿設された通路64に
連通され、該通路64には、常開型電磁弁VO1における
通路59も連通される。
【0032】ダンパ202 および該ダンパ202 に関連
する通路は、上記ダンパ201 と同様にして構成され
る。
【0033】図4に特に注目して、リザーバ151 は、
貯留室65をリザーバ用凹部261の閉塞端との間に形
成して該リザーバ用凹部261 に摺動自在にかつ液密に
嵌合されるピストン66と、リザーバ用凹部261 の開
口端を覆う押さえ板55およびピストン66間に縮設さ
れる戻しばね67とから成る。而して貯留室65は、基
体22に穿設された通路68を介して常閉型電磁弁VC1
の通路61に連通される。
【0034】リザーバ152 および該リザーバ152
関連する通路は、上記リザーバ15 1 と同様にして構成
される。
【0035】図5に特に注目して、基体22の他面22
bに開口するようにして基体22に設けられたモータ組
付け孔27は、内端を閉塞した有底に形成されるもので
あり、その開口端側から順に、大径部27a、中径部2
7bおよび小径部27cが相互間に段差を形成して同軸
に連設されて成る。モータ18のモータハウジング70
は、前記大径部27aおよび中径部27bに一端側を嵌
合させた状態で、複数のボルト71…により基体22に
固定される。
【0036】モータ18は、そのモータハウジング70
の一端から同軸に突出した出力回転軸72を備えるもの
であり、該出力回転軸72の先端はモータ組付け孔27
の内端閉塞部に軸受73を介して支承される。しかもモ
ータ組付け孔27における小径部27cに対応する部分
で出力回転軸72にはカム部材74が固定される。
【0037】ポンプ取付け孔281 ,282 は、その内
端を前記モータ組付け孔27の小径部27cに開口させ
るようにして基体22に同軸に設けられるものであり、
戻しポンプ171 ,172 は、前記カム部材74で駆動
されるようにしてポンプ取付け孔281 ,282 内に収
容される。
【0038】而して戻しポンプ171 は、ポンプ取付け
孔281 内に嵌合、固定されるポンプハウジング75
と、先端を前記カム部材74に摺接させてポンプハウジ
ング75に摺動自在に嵌合されるとともにポンプハウジ
ング75との間にポンプ室76を形成するピストン77
とを備える。
【0039】またポンプハウジング75およびピストン
77には吸入路78が設けられており、ピストン77に
は、ポンプ室76の容積増大時に開弁して吸入路78を
ポンプ室76に通じさせる吸入弁161 が装着される。
さらにポンプハウジング75には吐出路79が設けられ
るとともに、ポンプ室76の容積縮小時に開弁して吐出
路79をポンプ室76に通じさせる吐出弁191 が装着
される。
【0040】基体22には、前記吸入路78に通じる通
路80が、図2および図4で示すように穿設されてお
り、この通路80は通路68を経てリザーバ151 の貯
留室65に連通されるとともに常閉型電磁弁VC1の通路
61に連通される。また前記吐出路79に通じる通路8
1が、図3および図5で示すように基体22に穿設され
ており、該通路81は、通路64を介してダンパ201
のダンパ室63および常開型電磁弁VO1の通路59に連
通される。
【0041】戻しポンプ172 および該戻しポンプ17
2 に関連する通路は、上記戻しポンプ171 と同様に構
成される。
【0042】次にこの実施例の作用について説明する
と、常開型電磁弁VO1,VO2では、コイル36の励磁に
より、固定コア40O からヨーク体32、ハウジング本
体31 O 、ヨーク筒38および可動コア43を経て固定
コア40O に至る磁束が生じ、可動コア43が固定コア
40O 側に吸引されることにより弁部51O が弁座46
に着座して弁孔47を閉じることになる。また常閉型電
磁弁VC1,VC2では、コイル36の励磁により、固定コ
ア40C からハウジング本体31、ヨーク体32および
可動コア43を経て固定コア40C に至る磁束が生じ、
可動コア43が固定コア40C 側に吸引されることによ
り弁部51C が弁座46から離反して弁孔47を開くこ
とになる。
【0043】このようなアンチロックブレーキ制御装置
14において、リザーバ151 ,152 およびダンパ2
1 ,202 が内部に設けられてブロック状に形成され
る基体22には、基体22内に全てを収容させる常開型
電磁弁VO1,VO2および常閉型電磁弁VC1,VC2が基体
22の一面22a側から取付けられる。またモータハウ
ジング70の一端側を基体22内に嵌合させるモータ1
8が基体22の他面22b側から組付けられ、モータ1
8のカム部材74に対応する位置で基体22に穿設され
たポンプ取付け孔281 ,282 内に戻しポンプ1
1 ,172 が収容される。
【0044】したがってリザーバ151 ,152 、ダン
パ201 ,202 および戻しポンプ171 ,172 が配
設される部分を除く部分で、常開型電磁弁VO1,VO2
よび常閉型電磁弁VC1,VC2を基体22に配設すること
により、基体22に無駄なスペースが生じることを極力
避けてスペースの有効利用が可能となり、基体22に通
路を高密度に配置して液圧の効率的な伝達が可能とな
る。しかも常開型電磁弁VO1,VO2および常閉型電磁弁
C1,VC2が基体22から突出せず、モータ18もその
一部を基体22内に嵌合させて基体22に取付けられる
ので、全体をコンパクトにかつシンプルな外観形状に構
成することができ、アンチロックブレーキ制御装置14
の取付けレイアウト上有利となる。
【0045】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リザーバ
およびダンパが内部に設けられてブロック状に形成され
る基体には、基体内に全てを収容させる常開型電磁弁お
よび常閉型電磁弁が基体の一面側から取付けられるとと
もに、モータハウジングの一端側を基体内に嵌合させる
モータが前記常開型電磁弁および常閉型電磁弁と平行に
して基体の他面側から組付けられ、前記モータの軸線と
は直交する軸線を有するポンプ取付け孔がモータのカム
部材に対応する位置で基体に穿設され、該ポンプ取付け
孔内に戻しポンプが収容されるので、基体に各部品を高
密度に組付けてコンパクト化を図るとともに、それに伴
って通路を基体に高密度に配置して液圧の効率的な伝達
を可能とし、さらに全体形状をシンプル化して取付けレ
イアウトを行ない易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アンチロックブレーキ制御装置の液圧回路図で
ある。
【図2】基体の横断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿うアンチロックブレーキ制
御装置の縦断面図である。
【図4】図2の4−4線に沿うアンチロックブレーキ制
御装置の縦断面図である。
【図5】図2の5−5線に沿うアンチロックブレーキ制
御装置の縦断面図である。
【図6】図3の6−6線拡大断面図である。
【図7】図3の7−7線拡大断面図である。
【符号の説明】
14・・・アンチロックブレーキ制御装置 151 ,152 ・・・リザーバ 171 ,172 ・・・戻しポンプ 18・・・モータ 201 ,202 ・・・ダンパ 22・・・基体 22a・・・基体の一面 22b・・・基体の他面 281 ,282 ・・・ポンプ取付け孔 70・・・モータハウジング 72・・・出力回転軸 74・・・カム部材 B1 ,B2 ・・・車輪ブレーキ M・・・マスタシリンダ VC1,VC2・・・常閉型電磁弁 VO1,VO2・・・常開型電磁弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダ(M)および車輪ブレー
    キ(B1 ,B2 )間に介設される常開型電磁弁(VO1
    O2)と、リザーバ(151 ,152 )と、該リザーバ
    (151 ,152 )および前記車輪ブレーキ(B1 ,B
    2 )間に介設される常閉型電磁弁(VC1,VC2)と、カ
    ム部材(74)を有する出力回転軸(72)がモータハ
    ウジング(70)の一端部から突出されるモータ(1
    8)と、前記カム部材(74)で駆動されるとともに前
    記リザーバ(151 ,152 )に吸入口が接続される戻
    しポンプ(171 ,172 )と、常開型電磁弁(VO1
    O2)およびマスタシリンダ(M)間に接続されるとと
    もに前記戻しポンプ(17 1 ,172 )の吐出口が連通
    されるダンパ(201 ,202 )とを備えるアンチロッ
    クブレーキ制御装置において、リザーバ(151 ,15
    2 )およびダンパ(201 ,202 )が内部に設けられ
    てブロック状に形成される基体(22)には、基体(2
    2)内に全てを収容させる常開型電磁弁(VO1,VO2
    および常閉型電磁弁(VC1,VC2)が基体(22)の一
    面(22a)側から取付けられるとともに、モータハウ
    ジング(70)の一端側を基体(22)内に嵌合させる
    モータ(18)が前記常開型電磁弁(VO1,VO2)およ
    び常閉型電磁弁(VC1,VC2)と平行にして基体(2
    2)の他面(22b)側から組付けられ、前記モータ
    (18)の軸線と直交する軸線を有するポンプ取付け孔
    (281 ,282 )がモータ(18)のカム部材(7
    4)に対応する位置で基体(22)に穿設され、該ポン
    プ取付け孔(281 ,282 )内に戻しポンプ(1
    1 ,172 )が収容されることを特徴とするアンチロ
    ックブレーキ制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0887242A3 (en) * 1997-06-25 1999-06-16 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Brake fluid pressure control apparatus
KR100413390B1 (ko) * 2000-07-11 2003-12-31 주식회사 만도 안티록 브레이크시스템용 모듈레이터블록
KR100426731B1 (ko) * 2000-05-26 2004-04-13 주식회사 만도 브레이크시스템용 솔레노이드밸브
JP2008056205A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Advics:Kk 車両用ブレーキ液圧制御ユニット

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