JPH0747388Y2 - 吸引パッド - Google Patents

吸引パッド

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Publication number
JPH0747388Y2
JPH0747388Y2 JP1987179354U JP17935487U JPH0747388Y2 JP H0747388 Y2 JPH0747388 Y2 JP H0747388Y2 JP 1987179354 U JP1987179354 U JP 1987179354U JP 17935487 U JP17935487 U JP 17935487U JP H0747388 Y2 JPH0747388 Y2 JP H0747388Y2
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JP
Japan
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work
sucked
suction
tip
pad
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987179354U
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English (en)
Other versions
JPH0183740U (ja
Inventor
宣彰 角野
大作 久郷
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、シート状ワークの取り入れに用いられる吸引
パッドに関する。
〈従来の技術〉 第4図に従来の吸引パッドを示す。同図に示す従来の吸
引パッド40は、その先端面40bが平面状になっている。
パッド40の内部には貫通孔10が設けられており、その貫
通孔10の一方の開口部10aはパッド40の先端面40bにあっ
て吸引口となっており、他方の開口部は、頂上面40cに
あり、図示しない真空供給源に導通パイプ11を介して接
続している。
上記の構造によると、吸引パッド40の平面状の先端面40
bが被吸引ワーク5Aの表面に接触した状態で真空供給源
による吸引を行うことによって、被吸引ワーク5Aは先端
面40bに密着し、吸引パッド40に保持される。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、この吸引パッド40によって吸引されるワーク
5はシート状のものが主であり、取り扱いの都合上、幾
重にも積み重ねられている。積み重ねた状態では、各ワ
ーク5どうしは密着しており、このようなワーク5を吸
引パッド40によって吸引しようとすると、吸引すべき最
上層のワーク5Aだけでなく次層5Bないしその次層5Cのワ
ークも同時に追随して持ち上がってしまい、取り入れ途
中での追随ワークの落下や2枚以上の同時取り入れとい
った問題がおこり、たいへん都合が悪かった。
そこで第5図に示すように先端面50bを凸状湾曲面にし
た吸引パッド50が考えられた。しかし、曲率半径が小さ
いと、先端面50bの吸引口とワーク5との間に隙間がで
き、真空漏れが多く吸引力が不足し、通常の吸引力では
ワーク5を持ち上げることができない。また、曲率半径
が大きいと先端面50bが平面である場合と変わらなくな
ってワーク5を充分に湾曲させることができず、確実に
ワーク5を分離できないなど、問題が多かった。
また、吸引パッドとは別にワークを1枚つづ分離する機
構を併設したものもあるが、全体の構造、工程が複雑化
するといった問題があった。
本考案は、上述の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、シート状のワークを吸引するさい、小さな吸引力で
も確実に被吸引ワークのみを次層ワークと分離して吸引
保持することができる吸引パッドを提供することを目的
とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記の目的を達成するために、金属もしくは
硬質の樹脂からなり、その先端面には吸引口が備えら
れ、かつ、その先端面がその吸引口での吸引によって変
形するワークの当接面となる凸状湾曲面とされたパッド
本体と、前記パッド本体の先端面の周囲を囲み、前記先
端面に前記ワークが当接して湾曲した際に前記ワークの
周囲部において変形される可撓性のスカートから吸引パ
ッドを構成した。
〈作用〉 上記構成によれば、まずスカートの先端がワークに接触
してスカート内側の空間を外部から遮断する。そのため
被吸引ワーク上のスカートに囲まれた部分には吸引力が
作用し、被吸引ワークの全体はパッド本体の先端面に沿
って湾曲する。これにより、被吸引ワークが次層のワー
クと分離され、被吸引ワークのみがパッド本体に保持さ
れる。
〈実施例〉 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。第1図は縦断面図、第2図は吸引パッド本体の側
面図、第3図は動作を示す断面図である。
この吸引パッド20は、パッド本体1と、パッド本体先端
部周囲に取り付けられた可撓性スカート2とからなる。
パッド本体1は、例えば金属もしくは硬質の樹脂からな
り、円柱形で先端面1aが凸状湾曲面になっている。パッ
ド本体1内部には頂上面1bから先端面1aにかけて貫通孔
3が設けられている。貫通孔3の先端面1a側は二股にな
っており、二つの開口部3a,3bを有し、これら開口部3a,
3bは吸引口となっている。貫通孔3の頂上面1b側の開口
部3cは導通パイプ4を介して図示しない真空供給部と接
続している。
可撓性スカート2は、例えばシリコンゴムからなり、パ
ッド本体1の先端部の周囲に取り付けられている。可撓
性スカート2の先端部2aは円錐状に広がっており、パッ
ド本体1を被吸引ワーク5に接触させると可撓性スカー
ト2の先端2bが被吸引ワーク5Aに密接する長さを有して
いる。
上記構造の吸引パッド20による被吸引ワーク5Aの吸引動
作を以下説明する。吸引パッド20を被吸引ワーク5Aに接
触させると、可撓性スカート2の先端2bが被吸引ワーク
5Aに密接し、被吸引ワーク5Aと可撓性スカート2との間
の空間6が密閉される。この状態で吸引すると、その吸
引力は、漏れのない状態で密閉空間6内の被吸引ワーク
5A表面に作用し、被吸引ワーク5Aは強力に吸引される。
そのため被吸引ワーク5Aは吸引パッド本体1の先端面1a
に吸着され、その湾曲面に沿って湾曲する。このとき、
スカート2は被吸引ワーク5Aの湾曲形状に応じて変形
し、被吸引ワーク5Aの湾曲を阻害しない。またこのと
き、被吸引ワーク5Aの次層のワーク5Bも、ワークどうし
の密着力によりある一定の湾曲度まで被吸引ワーク5Aと
一体となって湾曲するが、一体の湾曲度を越えると、第
3図に示すように、次層のワーク5Bはそれ自体の復原弾
力で元の平板状態に戻り被吸引ワーク5Aと分離する。し
たがって、被吸引ワーク5Aは、吸引パッド20に単独で吸
引保持される。
〈考案の効果〉 以上のように、本考案は、被吸引ワークとの間に密閉空
間を形成した状態で被吸引ワークに吸引力を作用させ、
被吸引ワークをパツド本体の凸状湾曲面に形成された先
端面に沿って湾曲させて保持するようにしたもので、小
さな吸引力でも確実に被吸引ワークのみを湾曲状態で吸
着保持することができ、ワークの2枚以上の同時取り出
しや取り入れ途中での追随ワークの落下といった不都合
が解消できる。またワークの分離機構がなくともワーク
を確実に分離することができるので、全体の構造、工程
が複雑化しない。
とくに、本考案では、被吸引ワークのパッド本体の先端
部に沿った湾曲が、スカート部が可撓性であって変形す
ることでスカート部に阻害されることなく良好に行われ
るので、被吸引ワークの曲げ強さが大きい場合等にも支
障なく湾曲がなされる利点があり、上記効果がより有効
に発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例に係り、第1図
は縦断面図、第2図は吸引パッド本体の側面図、第3図
は動作を示す断面図である。第4図は従来例の正面図で
ある。第5図は他の従来例の正面図である。 1……パッド本体、2……可撓性スカート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−50310(JP,A) 実開 昭50−92177(JP,U) 実公 昭46−15854(JP,Y1) 実公 昭49−29907(JP,Y1) 実公 昭53−48452(JP,Y2) 実公 昭57−50230(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属もしくは硬質の樹脂からなり、その先
    端面には吸引口が備えられ、かつ、その先端面がその吸
    引口での吸引によって変形するワークの当接面となる凸
    状湾曲面とされたパッド本体と、 前記パッド本体の先端面の周囲を囲み、前記先端面に前
    記ワークが当接して湾曲した際に前記ワークの周囲部に
    おいて変形される可撓性のスカートからなる吸引パッ
    ド。
JP1987179354U 1987-11-24 1987-11-24 吸引パッド Expired - Lifetime JPH0747388Y2 (ja)

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JP1987179354U JPH0747388Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24 吸引パッド

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JP1987179354U JPH0747388Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24 吸引パッド

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Publication Number Publication Date
JPH0183740U JPH0183740U (ja) 1989-06-05
JPH0747388Y2 true JPH0747388Y2 (ja) 1995-11-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0721457Y2 (ja) * 1989-02-14 1995-05-17 本田技研工業株式会社 板材剥離装置
JP4616684B2 (ja) * 2005-03-31 2011-01-19 株式会社神戸製鋼所 吸引パッドおよび板材検査装置
JP5582306B2 (ja) * 2010-12-15 2014-09-03 オリオン機械工業株式会社 吸着装置

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JPH0183740U (ja) 1989-06-05

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