JP3016958U - マイクロチップの移送装置 - Google Patents

マイクロチップの移送装置

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JP3016958U
JP3016958U JP1995004375U JP437595U JP3016958U JP 3016958 U JP3016958 U JP 3016958U JP 1995004375 U JP1995004375 U JP 1995004375U JP 437595 U JP437595 U JP 437595U JP 3016958 U JP3016958 U JP 3016958U
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JP
Japan
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microchip
collet
transfer device
pin body
slider
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JP1995004375U
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Inventor
静 石塚
Original Assignee
アルファクス電算システム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] コレット先端口へのマイクロチップの付着現
象に対処し、周囲への悪影響もなく、確実でしかも良好
な離脱を図ることができることとしたマイクロチップの
移送装置とする。 [構成] マイクロチップを吸引チャックするコレット
の先端口にピン体を出入自在に備えてあることとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はマイクロチップの移送装置、例えばトレイに並置されているマイク ロチップを顕微鏡等を介して検査し、順次検査済として別のトレイへセットした 場合等に使用される移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記したマイクロチップの移送、即ち、取り上げ、移送、離しの作業 はバキュームコレットを使用し、その先端にマイクロチップを吸引し、エアの正 圧(パフ)をかけることで行なわれていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の装置によると、マイクロチップ、特に金をはじめ とする貴金属によるマイクロチップ等の場合には蒸着してあることからコレット 先端へのへばり付きが生じてしまい、容易に離れなくなり、また、パフを強くす ると周囲のマイクロチップを飛散させてしまう事態が生じてしまっていた。
【0004】
【考案の目的】
そこで、本考案は係る従来の技術の問題点に着目してなされたもので、かか る問題点を解消して、コレット先端口へのマイクロチップの付着現象に対処し、 周囲への悪影響もなく、確実でしかも良好な離脱を図ることができることとした マイクロチップの移送装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係るマイクロチップの移送装置は、マ イクロチップを吸引チャックするコレットの先端口にピン体を出入自在に備えて あることを特徴としている。
【0006】
【作用】
かかる構成としたことにより、コレットの先端に吸着されているマイクロチ ップをピン体の先で軽く突いてやることで、その吸着力から離し、また、へばり 付きが生じていても簡単に離すことができることとなるのであり、周囲に存在す る他のマイクロチップ群への悪影響を与えることもないものとなるのである。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の実施の一例を図面を参照して説明する。図1は本考案を実施 したマイクロチップの移送装置の縦断面図、図2は同じく摺動子の平面図である 。
【0008】 これらの図にあって1は、例えばマイクロチップの検査装置等に装備される ホルダーであり、その下端は内壁に一部段部2を形成して開口されている。この ホルダー1の下端開口には前記した環状段部2をストッパとして下端にフランジ 3aを形成した連結固定部材3が嵌着されており、この連結固定部材3の天面に はエアの流通孔3bが穿設されている。
【0009】 また、前記した連結固定部材3の下端開口にはタングステンカーバイトで成 形されたコレット4が、その連結固定部材3の側方からセットビス5によって固 定取り付けされている。なお、このコレット4のフランジ4aと連結固定部材3 の下端面の間には電極6が挟持されている。
【0010】 さらに、前記した連結固定部材3内には、コレット4の上方に位置されてス テンレス製の摺動子7が収容されており、この摺動子7の略中央にはタングステ ンカーバイトで成形されたピン体8の上部が支持されており、このピン体8の先 端はコレット4の先端開口から出入可能となっているもので、また、ピン体8の 突端はマイクロチップ9を傷つけないよう丸く形成されている。
【0011】 そして、前記した摺動子7の側面にはエアの流入、流出のための切り欠き部 10、10が形成された構造とされている。なお、本実施例にあって摺動子7は 摺動性を考慮してステンレスを材料として採択したが、真ちゅう等の他の金属を 用いることも可能である。
【0012】 本実施例に係るマイクロチップの移送装置は上記のように構成されている。 ここで、その作用を説明すると、ホルダー1の内部は特に図示しないバキューム ポンプ等と連結されている。まず、マイクロチップ9をコレット4に吸着させて トレイから取り上げる場合、前記したバキュームポンプ等で負圧をかけると、流 通孔3bや切り欠き部10、10を介してエアが吸い上げられ、その吸い上げに よりなされる。その際、摺動子7も上方へ吸い上げ作動されるため、ピン体8の 先端もコレット4の先端口から内部へ引っ込んだ状態となる。
【0013】 また、この吸着したマイクロチップ9を他のトレイにセットする場合、即ち 、コレット4から離す場合には、バキュームポンプ等を止めるかあるいは軽く正 圧をかけると、摺動子7は下がり、それと連動してピン体8も下降してコレット 4の先端口からその突端を突き出すことで吸着状態にあるマイクロチップを軽く 押すこととなり、この押圧でコレット4からの離脱がなされることとなる。
【0014】 さらに、本実施例にあっては摺動子7とその摺動子7に支持されたピン体8 の構造としているが、ホルダー1内にバキュームポンプ等からのチューブを通し 、そのチューブ内にピン体8の代替えとしてのファイバー材等を通すこと等によ っても目的は達成することができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案に係るマイクロチップの移送装置は上述のように構成され、作用する 。そのため、一旦コレットにチャックされたマイクロチップはピン体の突出によ って確実に離脱させることができ、しかも、周囲に存する他のマイクロチップ群 を飛散させてしまう等の悪影響もなく、精度よく良好な作業が図れることとなる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施したマイクロチップの移送装置を
示す縦断面図である。
【図2】摺動子の平面図である。
【符号の説明】 1 ホルダー 2 環状段部 3 連結固定部材 3a フランジ 3b 流通孔 4 コレット 4a フランジ 5 セットビス 6 電極 7 摺動子 8 ピン体 9 マイクロチップ 10 切り欠き部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロチップを吸引チャックするコレ
    ットの先端口にピン体を出入自在に備えてあることを特
    徴とするマイクロチップの移送装置。
  2. 【請求項2】 前記したコレットをホルダーに結合する
    連結固定部材内に摺動子を備え、その摺動子にピン体を
    取り付けてあることを特徴とする請求項1に記載のマイ
    クロチップの移送装置。
JP1995004375U 1995-04-13 1995-04-13 マイクロチップの移送装置 Expired - Lifetime JP3016958U (ja)

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JP3016958U true JP3016958U (ja) 1995-10-17

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04297281A (ja) * 1991-03-27 1992-10-21 Shibaura Eng Works Co Ltd 空気供給装置付き室内運動装置
JPH0576464U (ja) * 1992-03-26 1993-10-19 東二 松岡 スポーツ用心肺強化器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04297281A (ja) * 1991-03-27 1992-10-21 Shibaura Eng Works Co Ltd 空気供給装置付き室内運動装置
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