JPH0426230Y2 - - Google Patents

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JPH0426230Y2
JPH0426230Y2 JP1986005170U JP517086U JPH0426230Y2 JP H0426230 Y2 JPH0426230 Y2 JP H0426230Y2 JP 1986005170 U JP1986005170 U JP 1986005170U JP 517086 U JP517086 U JP 517086U JP H0426230 Y2 JPH0426230 Y2 JP H0426230Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はたとえばロボツトのハンドリング装置
等に用いられる真空吸着治具に関し、特にリング
状部材を吸着するものに関する。
(従来の技術) 従来この種の真空吸着治具としては、たとえば
第4図に示すようなものがある。すなわち100
は治具本体であり、治具本体100の先端部に成
形パツキン等のリング状部材101を吸着する吸
着部102が設けられている。吸着部102はリ
ング状部材101の径に合わせた環状の段部10
2aに3〜8等配に穿設された吸気口102bに
より構成されている。吸気口102bは治具本体
100内部の真空導入路103に連通路104を
介して連通されており、治具本体100の基端部
は図示しない配管に接続される。第5図には治具
が適用される装置の真空配管系が示されている。
すなわち105は真空源、106は圧縮空気源で
あり、治具本体100は切換えバルブ107を介
して真空源105、縮空気源106に接続されて
いる。リング状部材101を移送する場合、まず
切換えバルブ107により治具本体100に真空
を導入して吸気口102bを介してリング状部材
101が吸着される。リング状部材101を所定
位置まで移送した後、切換えバルブ107を切換
えて治具本体100に圧縮空気を導入してリング
状部材101が離される。
(考案が解決しようとする問題点) しかし斯かる従来例の場合には、吸気口102
bを等配に設けているので、リング状部材101
を確実に吸着するためには、リング状部材101
が吸気口102bを確実に閉塞し得るように吸気
口102bの口径cおよび等配寸法bを精度よく
加工する必要がある。特に小径のリング状部材の
場合には吸気口102bの各寸法誤差による影響
が大きく真空洩れが生じる。たとえば第4図に示
したような角形断面の部材101で幅aが大きい
場合(たとえば1mm以上)には吸気口102bの
穴加工精度も確保可能であり容易に吸着できる
が、第6図に示すような断面円形のリング状部材
101′や角形断面でも幅aが小さい場合(0.5mm
程度)になると、接触面積が小さいために吸気口
102bの等配寸法b交差および口径cについて
極端な精度が要求されるという問題があつた。特
に外径(φ10mm)未満、線径(φ1mm)未満の円形
断面部材、又幅寸法(0.6mm)未満の角形断面部
材では吸着が事実上不可能であつた。また吸気口
102bの穴加工は斜めに穿設するので、加工が
さらに困難なものとなつていた。
さらにリング状部材101を離す場合に、真空
を解除する必要があり、第5図に示したように空
気遮断と圧縮空気送気のための切換えバルブ10
7が必要となり、装置が大型化すると共に、真空
配管系が複雑化するという問題があつた。
本考案は上記した従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところ
は、加工が容易で、しかも小径のリング状部材で
も確実に吸着することができ、さらに真空の解除
が容易にできる真空吸着治具を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案にあつては、
内周面の一端側に開口面を有し、かつその端部に
被吸着部材と接合する保持面を有する治具本体
と、前記内周面に出没可能に挿入され、かつ真空
導入路を有し、かつ該真空導入路に連通して前記
開口面との間に真空通路を形成する通路形成部を
有し、かつ該通路形成部の端面に、前記保持面と
対を成して被吸着部材と接合する押圧面を有し、
かつ該押圧面には、前記被吸着部材の内径との間
に間隙を形成する外周面を備えて前記被吸着部材
の厚さよりも突出し、しかも前記被吸着部材が装
着される取付部材に当接する挿通部が設けられ
た、芯棒と、を備えて成り、前記芯棒が、前記治
具本体側に支持された付勢手段により押圧されて
成つている。
(作用) 本考案にあつては真空導入路を介して真空通路
内が吸気され、それに伴ない被吸着部材が吸引さ
れて保持面と押圧面とに当接し、圧着された状態
で保持される。
次に、被吸着部材を離す場合は、挿通部を取付
部材に押し当てて、芯棒を付勢手段の付勢力に抗
して治具本体の中に引き込めていく。ある位置ま
で引き込められると、挿通部の外周面と被吸着部
材の内径との間に間隙ができ、真空通路が大気と
連通し、吸引力が解除される。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。本考案の一実施例を示す第1図および第2図
において、1は内周面37の一端側に開口面2を
有し、かつその端部に被吸着部材としてのリング
状部材6と接合する保持面38を有する治具本体
であり、内周面37に芯棒3が出没可能に挿入さ
れている。開口面2と芯棒3の通路形成部33と
の間には真空通路4が設けられている。
上記芯棒3は段付形状で、概略上端部側の大径
部31と下端部側の小径部32とから成つてお
り、治具本体1内周面37に摺動自在に嵌合して
いる。小径部32の下端部はさらに縮径されて開
口面2との間に上記真空通路4を形成する通路形
成部33が設けられている。この通路形成部33
の下側縁は上記治具本体1の保持面38の位置と
同一となるように位置決めされ、リング状部材6
と接合する押圧面39を成している。この位置決
めは上記芯棒3の大径部31と小径部32の段部
31aによつてなされている。
さらに通路形成部33に連続して、開口面2先
端から突出する挿通部36が形成されている。挿
通通36は、隙間形成部33よりさらに縮径され
リング状部材6の内径側に嵌合してリング状部材
6を位置決めする位置決め部43と、この位置決
め部34の先端面にさらに先端側に突出するリン
グ状部材6より縮径された外周面40を有する案
内部35と、から成つている。
上記位置決め部34の長さは略リング状部材6
の厚み部分となつている。また案内部はリング状
部材6の厚さよりも突出している。
一方治具本体1の上端開口部7内周には真空配
管に接続するためのキヤツプ8が螺着されてい
る。キヤツプ8の頭部の径は治具本体1と略同一
径となつている。このキヤツプ8下端面と上記芯
棒3上端面間には上記芯棒3を下方に突出させる
方向に常時付勢する付勢手段としての圧縮スプリ
ング9が介装されている。すなわちキヤツプ8下
端面にはスプリング受け部10が凹設されてお
り、スプリング9を位置決め保持している。
上記キヤツプ8には上下方向に延びる貫通孔8
1が穿設されており、貫通孔81の上部開口部に
配管接続用のねじ部82が設けられている。一方
芯棒3には、その上面に開口する真空導入路11
が上記芯棒3の通路形成部33付近まで穿設さ
れ、さらに通路形成部33に真空通路4と真空導
入間11とを連通する連通孔12が穿設され、真
空通路4に真空が導入されるようになつている。
上記真空治具の組付けはまず治具本体1の上部
開口部7から芯棒3が挿入され、さらにスプリン
グ9を介装してキヤツプ8を開口部7に螺着する
ことによりなされる。さらにロボツトのハンドリ
ング装置等に組付けられ、図示しない配管を介し
て真空源に直接接続される。
リング状部材6の吸着は、真空源からキヤツプ
8の貫通孔81、スプリング受け部10さらに芯
棒3の真空導入路11、連通孔12を介して真空
通路4内に真空が導入されリング状部材6が吸引
される。リング状部材6は真空通路4からの吸引
力によつて全周にわたつて吸着され、保持面38
と押圧面39とに当接し、圧着された状態で確実
に保持される。真空通路4は治具本体1の内径お
よび芯棒3の外径を加工することにより円形状に
精度よく形成することができ、微妙な真空通路が
容易に形成できる。本実施例においては、真空通
路4の設定により角形断面のリング状部材で幅a
寸法が0.3mm、円形断面のもので線径φ0.5mm程度
の極小リングについても吸着が可能となつた。
さらに第3図にはリング状部材を離す場合の状
態が示されており、13は離し位置におけるリン
グ状部材6の取付部としての載置台であり、上面
にリング状部材6が載置される載置用凹部14が
設けられている。リング状部材6を吸着した状態
で載置台13上まで移送し、載置用凹部14に治
具本体1を降下させる。効果と共に、治具本体1
の芯棒3の案内部35が載置用凹部14底面に当
接し、さらに効果させると芯棒3が上方に移動
し、芯棒3がある位置まで上方へ移動すると、通
路形成部33の下側縁の押圧面39が、リング状
部材6から離れて案内部35の外周面とリング状
部材6の内径との間に間隙41ができ、真空通路
4と大気が連通し、吸引力が解除される。
したがつて吸着された状態にあるリング状部材
6の下端面が、載置用凹部14に当接する前に真
空が解除され、再び治具本体1を上昇させるとリ
ング状部材6は載置台13上に残ることになる。
なお、第3図は、載置台として、大気と連通する
連通路15を有するものを示してある。載置台に
連通路15を設けると、再び治具本体を上昇させ
る際に、リング状部材6の連れ上がりを抑える効
果がある。
しかし、本実施例は、吸着された状態にあるリ
ング状部材6の下端面が、載置用凹部14に当接
する前に真空が解除されるので、必ずしも載置台
に連通路を設ける必要はない。
なお上記実施例では真空通路を全周にわたつて
連続的に設けたが、不連続に設けてもよい。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用から成るもの
で、被吸着部材は治具本体の開口面と芯棒の通気
路形成部にて形成される真空通路に吸着されるも
ので、従来のように吸気口の口径の誤差あるいは
等配寸法誤差による真空洩れのおそれはなくな
り、小径の被吸着部材でも確実に吸着することが
できる。
また、吸着部の加工は芯棒と治具本体の内径寸
法の確保によるだけでよいので、従来のように吸
気口の口径誤差や等配寸法誤差が生じないように
加工するのに比べて、高精度の加工を容易に行な
うことができる。
さらに、被吸着部材の離脱時の真空の解除は、
挿通部が取付部材によつて押圧されるだけで簡単
に行うことができ、従来のように切換バルブによ
り真空を解除する必要は無くなるので、切換バル
ブを作動させるための電装部材により誤動作もな
く、正確な作動がなされる。
加えて、切換バルブを必要としないので、真空
配管系の簡素化を図ることができ、ハンドリング
装置等の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るリング状部材
の真空吸着治具の縦断面図、第2図は第1図の吸
着部の拡大縦断面図、第3図は第1図の治具のリ
ング状部材離脱状態を示す縦断面図、第4図は従
来のリング状部材の真空吸着治具の縦断面図、第
5図は第4図の治具を用いた装置の真空配管系を
示す回路図、第6図は第4図の治具の円形断面の
リング状部材を吸着した状態を示す要部縦断面図
である。 符号の説明、1……治具本体、2……開口面、
3……芯棒、4……真空通路、6……リング状部
材(被吸着部材)、13……載置台(取付部材)、
31……真空導入路、33……通路形成部、36
……挿通部、37……内周面、38……保持面、
39……押圧面、40……外周面、41……間
隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内周面の一端側に開口面を有し、かつその端部
    に被吸着部材と接合する保持面を有する治具本体
    と、 前記内周面に出没可能に挿入され、かつ真空導
    入路を有し、かつ該真空導入路に連通して前記開
    口面との間に真空通路を形成する通路形成部を有
    し、かつ該通路形成部の端面に、前記保持面と対
    を成して被吸着部材と接合する押圧面を有し、か
    つ該押圧面には、前記被吸着部材の内径との間に
    間隙を形成する外周面を備えて前記被吸着部材の
    厚さよりも突出し、しかも前記被吸着部材が装着
    される取付部材に当接する挿通部が設けられた、
    芯棒と、 を備えて成り、 前記芯棒が、前記治具本体側に支持された付勢
    手段により押圧されている真空吸着治具。
JP1986005170U 1986-01-20 1986-01-20 Expired JPH0426230Y2 (ja)

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JP1986005170U JPH0426230Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JP1986005170U JPH0426230Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JPS62117089U JPS62117089U (ja) 1987-07-25
JPH0426230Y2 true JPH0426230Y2 (ja) 1992-06-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60258022A (ja) * 1984-06-01 1985-12-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ワツシヤ型部品分離装置

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