JP2013193191A - 吸着装置、電子部品の製造装置、及び、電子部品の製造方法 - Google Patents

吸着装置、電子部品の製造装置、及び、電子部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】保持した部材の離脱性の向上が可能な吸着装置及び電子部品の製造方法を提供すること。
【解決手段】実施形態の吸着装置は、その先端に吸着パッドを有し、その内部が負圧となることで前記吸着パッドに接触する部材を吸着可能な吸着ノズルと、固定体、前記固定体に対して往復動可能に設けられ、その内部が負圧となることで前記吸着ノズルに吸着された前記部材から離間する方向に移動するとともに、その内部が大気圧となることで前記吸着ノズルに吸着された前記部材に向かって移動する可動体、及び、前記可動体の先端に設けられ、前記吸着ノズルに吸着された前記部材に向かって前記可動体が移動した際に、前記部材と当接する押圧ピンを備える押圧部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、吸着装置、電子部品の製造装置、及び、電子部品の製造方法に関する。
現在、薄板等の部材を移動させて配置させる、所謂ピックアンドプレースを行う装置が知られている。このような装置は、真空吸着にて部材を保持し、所定の位置まで移動させて配置する吸着装置が知られている。
吸着装置は、真空吸着にて部材を配置後、真空状態を解除する所謂真空破壊の後、シリンダ等の外部アクチュエータを駆動し、当該外部アクチュエータにより部材を押え付けて吸着ヘッドからワークを離脱させる。
また、このような吸着装置として、外部アクチュエータを使用せず、ワークへ直接正圧を印加することで、ワークを吸着ヘッドから離脱させる技術も知られている。
特開2001−25988号公報
本発明が解決しようとする課題は、保持した部材の離脱性の向上が可能な吸着装置、電子部品の製造装置、及び、電子部品の製造方法を提供することにある。
実施形態の吸着装置は、その先端に吸着パッドを有し、その内部が負圧となることで前記吸着パッドに接触する部材を吸着可能な吸着ノズルと、固定体、前記固定体に対して往復動可能に設けられ、その内部が負圧となることで前記吸着ノズルに吸着された前記部材から離間する方向に移動するとともに、その内部が大気圧となることで前記吸着ノズルに吸着された前記部材に向かって移動する可動体、及び、前記可動体の先端に設けられ、前記吸着ノズルに吸着された前記部材に向かって前記可動体が移動した際に、前記部材と当接する押圧ピンを備える押圧部と、を備える。
一実施形態に係る吸着装置の構成を示す斜視図。 同吸着装置に用いられる吸着ヘッドの構成を一部断面で示す説明図。 同吸着ヘッドの要部構成を示す断面図。 同吸着ヘッドの要部構成を示す断面図。 同吸着装置を用いた電子部品の製造方法の一を示す説明図。 同吸着装置を用いた電子部品の製造方法の一を示す説明図。
以下、本実施形態に係る吸着装置1及び吸着装置1を用いた電子部品の製造方法を、図1乃至図6を用いて説明する。
図1は一実施形態に係る吸着装置1の構成を示す斜視図、図2は吸着装置1に用いられる吸着ヘッド10の構成を一部断面で示す説明図、図3は吸着ヘッド10の要部構成、具体的には、吸着ヘッド10に用いられる押圧部23の構成を図2中III−III断面で示す断面図、図4は吸着ヘッド10の要部構成、具体的には、押圧部23の真空状態における構成を図2中IV−IV断面で示す断面図、図5は吸着装置1を用いた電子部品の製造方法の一であって、吸着装置1を用いたワーク100の吸着動作を示す説明図、図6は吸着装置1を用いた電子部品の製造方法の一であって、具体的には、吸着装置1を用いたワーク100の離脱動作を示す説明図である。
なお、ここでは、特に、全体を図示しないが、吸着装置1は、電子部品の製造装置の一部として機能させることができる。
図1に示すように、吸着装置1は、軽量の部材、例えば、薄板状又は二つ折りの薄板状のワーク100を吸着し保持可能、且つ、所定の位置に配置する、所謂ピックアンドプレースが可能に形成されている。なお、ワーク100は、電子部品、又は、電子部品を構成する部品である。
吸着装置1は、吸着ヘッド10と、吸着回路部11と、移動機構12と、制御部13と、を備えている。吸着装置1は、移動機構12により、吸着ヘッド10を所定の範囲内にて移動可能に形成されている。
なお、所定の範囲とは、例えば、図1に示すように、製造工程の一において、当該工程の一次側に設けられた、移動前のワーク100が配置される第1領域111を有する載置台112から、載置台112の二次側に設けられた、移動後のワーク100を配置する第2領域115を有する載置台116にワーク100を移動可能な範囲である。
吸着ヘッド10は、ブロック21と、単数又は複数、本実施形態においては2つの吸着ノズル22と、押圧部23と、を備えている。吸着ヘッド10は、吸着回路部11に接続される。また、吸着ヘッド10は、移動機構12に固定され、一次側の載置台112の第1領域111及び二次側の載置台116の第2領域115間を移動可能に形成されている。
図2に示すように、ブロック21は、吸着ノズル22及び押圧部23を固定可能、且つ、吸着回路部11と吸着ノズル22及び押圧部23を接続可能に形成されている。具体的には、ブロック21は、本体部30と、本体部30に固定され、吸着回路部11と接続されるエア継手31と、吸着ノズル22及び押圧部23を固定可能な複数の固定部32と、本体部30に形成され、エア継手31及び固定部32を連続する流路を形成する中空部33と、を備えている。
本体部30は、例えば、方体状に形成され、移動機構12に固定される。エア継手31は、例えば、本体部30の側面の一に固定され、吸着回路部11に用いられる配管73に接続される。固定部32は、例えば、2つの吸着ノズル22及び押圧部23を交互、且つ、同一直線状に並列に固定可能に、本体部30に形成される。
固定部32は、例えば雌螺子である。中空部33は、本体部30内に形成された所謂キャビティであって、エア継手31から固定部32までを連続する。なお、中空部33は、例えば、本体部30の側面から当該側面と対向する側面に向かって延設された円筒状の孔であって、その内周面が固定部32に連続して形成される。
吸着ノズル22は、円筒状に形成されたボディ41と、ボディ41の先端に固定された吸着パッド42と、を備えている。また、吸着ノズル22は、ボディ41及び吸着パッド42内に、中空部33と連続する流路部43が形成されている。
ボディ41は、一方の端部に形成され、固定部32に固定される被固定部45と、他方の端部に形成され、吸着パッド42を固定可能な嵌合部46と、を備えている。ボディ41は、被固定部45及び固定部32間にパッキン等を介して気密に固定される。被固定部45は、例えば、固定部32に螺合する雄螺子である。嵌合部46は、ボディ41の先端に形成された突起であって、その先端がその中途部に比べ大径に形成されている。
吸着パッド42は、嵌合部46と嵌合可能に形成された被嵌合部48と、その先端に形成されたパッド部49と、を備えている。被嵌合部48は、その端部が嵌合部の中途部と略同一径に形成されるとともに、その内部に嵌合部46の先端を配置可能に形成されている。パッド部49は、その先端面が窪む曲面状に形成されている。パッド部49は、その中心に、流路部43と連続する孔部50が形成されている。
流路部43は、ボディ41の内部に設けられた、気体の流路を形成する孔である。流路部43は、例えば、嵌合部46の内部を通る部位が他部よりも小径に形成されている。
図2乃至図4に示すように、押圧部23は、固定部32に固定される固定体51と、固定体51に設けられ、一方向に移動可能な可動体52と、可動体52の先端に設けられた押圧ピン53と、可動体52を固定体51から離間する方向に付勢する付勢部材54と、を備えている。
固定体51は、その外径が2つの異なる径を有する円筒状に形成されている。固定体51は、第1径部56と、第1径部56よりも大径に形成された第2径部57と、を備えている。固定体51は、第1径部56の端部に、固定部32にパッキン等を介して固定される雄螺子である被固定部58が形成されている。
固定体51は、その内部に中空部33と連続する流路部59が形成されている。流路部59は、被固定部58及び第1径部56の一部に延設された中空の第1流路部61と、第1径部56の他部及び第2径部57に延設され、第1流路部61よりも大径に形成された中空の第2流路部62と、を備えている。
第1流路部61は、その内径が、付勢部材51の内径及び外径よりも小径に形成されている。第2流路部62は、付勢部材54の外径よりも大径に形成されている。第2流路部62は、その第1流路部61側の端部に、付勢部材54の座面を形成する端面が設けられている。
可動体52は、その内部に固定体51の一部を挿入可能、且つ、固定体51の外面に沿って一方向に往復動可能に形成されている。具体的には、可動体52は、有底円筒状のシリンダ部64と、シリンダ部64の開口端に設けられた規制部65と、を備えている。また、可動体52は、シリンダ部64の閉塞された端部に押圧ピン53が固定される。
シリンダ部64は、円筒部64a及び円筒部64aの一方の端部に固定された円柱状の底部64bを備えている。シリンダ部64は、ビス等の固定手段により円筒部64a及び底部64bが有底円筒状に一体に結合される。
円筒部64aは、その内径が固定体51の第2径部57の外径と略同一径に形成される。円筒部64aは、第2径部57の外周面と円滑に摺動可能な所定のクリアランスを形成する内径に形成されている。底部64bは、その内面が、付勢部材54の座面を形成する。
規制部65は、シリンダ部64の開口端、即ち、円筒部64aの他方の端部に設けられ、シリンダ部64の軸心に向かって突出する突出部である。規制部65は、例えば、第1径部56よりも大径であって、第2径部57及びシリンダ部64の内径よりも小径に形成された環状の突起である。規制部65は、可動体52が固定体51から離間する方向に移動した際に、第2径部57の第1径部56側の端面に当接することで、可動体52の移動を規制可能に形成されている。
押圧ピン53は、樹脂材料により形成され、湾曲するドーム状の球面形状に形成されている。押圧ピン53は、固定体51から離間する方向に可動体52が移動したときに、その先端が吸着パッド49の先端よりも突出して位置する。換言すると、押圧ピン53は、固定体51から離間する方向に可動体52が移動したときに、2つの吸着ノズル22の吸着パッド49の先端間を連続する平面よりも突出して位置する。
なお、2つの吸着ノズル22の吸着パッド49の先端間を連続する平面とは、さらに換言すると、吸着パッド49に吸着されたワーク100の吸着される面である。また、押圧ピン53は、固定体51に近接する方向に可動体52が移動したときに、その先端が吸着パッド49の先端よりも後退して位置する。
このような固定体51及び可動体52は、固定体51の軸心方向を一方向として、固定体51に離接するように、可動体52が往復摺動可能に形成されている。
付勢部材54は、可動体52を固定体51から離間する方向に付勢可能に形成されている。付勢部材54は、例えば、コイルバネである。付勢部材54は、そのばね常数が、後述する吸着回路部11の吸着回路75が負圧となった場合に、当該負圧による可動体52の吸着力よりも第2流路部62及び底部64bの座面を押圧する押圧力が弱いばね常数で形成されている。即ち、付勢部材54は、吸着回路75が負圧となった場合に、可動体52を固定体51側に移動可能なばね常数に形成されている。
吸着回路部11は、真空ポンプ71と、切換バルブ72と、真空ポンプ71及びエア継手31を、切換バルブ72を介在させて接続する配管73と、を備えている。また、吸着回路部11は、配管73、ブロック21の中空部、吸着ノズル22の流路部43及び孔部50、並びに、押圧部23の流路部59により、吸着回路75を形成し、真空ポンプ71により、当該吸着回路75内の気圧を低下させることが可能に形成されている。
真空ポンプ71は、制御部13に信号線99を介して接続され、吸着回路75内を減圧可能に形成されている。具体的には、真空ポンプ71は、パッド部49にワーク100が接触している際に、吸着回路75内の圧力を、大気圧(正圧)からワーク100がパッド部49に吸着可能、且つ、可動体52を固定体51側に吸着可能な圧力(負圧)に減圧可能に形成されている。
切換バルブ72は、例えば、制御部13に電気的に接続された電磁制御弁である。切換バルブ72は、吸着ノズル10及び真空ポンプ71を接続する配管73に配置される。切換バルブ72は、吸着ノズル10及び真空ポンプ71の接続、及び、吸着ノズル10及び真空ポンプ71の遮断を切換可能に形成された切換手段である。
また、切換バルブ72は、吸着ノズル10及び真空ポンプ71の遮断時に、切換バルブ72及び吸着ヘッド10間に接続された配管73から吸着ヘッド10内の中空部33、流路部43、孔部50、第1流路部61及び第2流路部62までの吸着回路75を大気開放可能に形成されている。
即ち、切換バルブ72は、吸着ノズル10及び真空ポンプ71の接続及び非接続を切り換えることで、吸着回路75内の圧力を大気圧及び負圧に切り換えが可能に形成された切換手段である。
移動機構12は、ブロック21を支持する支持体81と、支持体81を互いに直交する3軸方向、又は、高さ方向、当該高さ方向を中心とする回転方向及び高さ方向と直交する方向に移動させる移動源82と、を備えている。移動源82は、例えば、回転モータ及びリニアモータ等の駆動源と、駆動源に設けられた回転軸及び送りネジ等の移動機構と、を備えている。移動源82は、制御部13に信号線99を介して接続されている。
制御部13は、真空ポンプ71、切換バルブ72及び移動源82に信号線99を介して接続されている。制御部13は、真空ポンプ71を駆動可能、且つ、切換バルブ72を切換可能に形成されている。
制御部13は、真空ポンプ71を駆動した状態で切換バルブ72を切り換えることで、吸着ヘッド10を吸着状態及び大気開放状態に切り換える機能を有している。なお、吸着状態とは、吸着ヘッド10内(吸着回路75)の圧力が、吸着ノズル22でワーク100を吸着可能、且つ、可動体52を固定体51側に移動可能な圧力(負圧)に減圧された状態である。また、大気開放状態とは、吸着ヘッド10内(吸着回路75)の圧力が、正圧、さらに言えば、大気圧の状態である。
また、制御部13は、移動源82を駆動し、支持体81に支持された吸着ヘッド10を、載置台112の第1領域111及び載置台116の第2領域115間で移動可能に形成されている。
次に、このように構成された吸着装置1を用いた電子部品の製造方法について、図1、図3乃至図6を用いて説明する。
なお、ここでは、特に、その全体を図示しないが、電子部品の製造方法と関係して、吸着装置1は、電子部品の製造装置の一部として機能させることができる。
先ず、制御部13は、真空ポンプ71を予め駆動するとともに、切換バルブ72を切り換えて、吸着ヘッド10を大気開放状態とする。
次に、吸着装置1の一次側において、ワーク100を用いた電子部品の製造方法の一として、ワーク100が形成され、当該形成されたワーク100が、載置台112の第1領域111に配置される。ワーク100が第1領域111に配置されると、制御部13は、移動源82を駆動して支持体81を移動させ、吸着ヘッド10を、第1領域111の上方、さらに言えば第1領域111に配置されたワーク100の上方に配置させる。
次に、制御部13は、吸着ヘッド10の図5に示す状態ACT1に示すように、支持体81を移動させ、ワーク100に向かって吸着ヘッド10を移動させる。このとき、制御部13は、吸着ヘッド10を大気開放状態に維持する。
次に、制御部13は、図5の状態ACT2に示すように、支持体81を移動させ、ワーク100と2つの吸着ノズル22のパッド部49を当接させる。このとき、押圧部23は、押圧ピン53がワーク100と当接すると、ワーク100により押圧され、可動体52が固定体51に近接する方向に移動する。この可動体52の移動により、2つのパッド部49及び押圧ピン53の先端は、ワーク100に接触した状態、即ち同一面上に位置する。
この状態で、制御部13は、切換バルブ72を切り換えて、吸着ヘッド10と真空ポンプ71を接続して、吸着ヘッド10を吸着状態とする。これにより、図4及び図5の状態ACT3に示すように、吸着ヘッド10内、さらに言えば2つの吸着パッド42内が負圧となり、吸着ノズル22がワーク100を吸着する。また、第1流路部61及び第2流路部62が負圧となることで、可動体52が固定体51側へと移動し、押圧ピン53がワーク100から離れる。
次に、制御部13は、吸着回路75を吸着状態に維持した状態で、図1に示すように支持体81を駆動し、吸着ヘッド10を一次側の第1領域111から、図6の状態ACT4に示すように二次側の第2領域115上に移動させる。このとき、吸着回路75は減圧された状態が維持されており、吸着状態であることから、図6の状態ACT4に示すように、押圧ピン53は、ワーク100から離間した状態が維持される。
次に、制御部13は、図3及び図6の状態ACT5に示すように、切換バルブ72を駆動し、吸着回路75を大気開放状態とする。これにより、吸着回路75内が所謂真空破壊されることで大気圧となり、可動体52は、その自重、及び、付勢部材54の付勢により固定体51から離間する方向に移動し、押圧ピン53がワーク100に当接する。
次に、制御部13は、図6の状態ACT6に示すように、吸着回路75を大気開放状態に維持した状態で支持体81を移動させ、吸着ヘッド10をワーク100から離間する方向に移動させる。これにより、可動体52が自重によりさらに移動し、ワーク100に押圧ピン53が当接した状態が維持され、パッド部49がワーク100から離間する。
即ち、可動体52の移動により、押圧ピン53がワーク100を押圧することとなり、例えば、パッド部49にワーク100が静電吸着等により吸着されていても、パッド部49からワーク100を離間させ、第2領域115にワーク100を配置することが可能となる。このように、吸着装置1により、ワーク100を第1領域111から第2領域115に移動及び配置後、ワーク100は、吸着装置1の二次側にて、電子部品の製造工程の一が行われ、電子部品が製造される。
このように構成された吸着装置1は、吸着回路部11により吸着回路75内を負圧とすることで、吸着パッド42によりワーク100を吸着することが可能となる。押圧部23は、吸着パッド42によりワーク100を吸着する際に、吸着回路75内の負圧により可動体52が固定体51側に移動し、ワーク100から離間する。これにより、押圧部23は、吸着パッド42によりワーク100を吸着する際に、ワーク100と接触することがない。
また、吸着装置1は、吸着回路部11により吸着回路75内を大気開放状態とすることで、吸着パッド42によるワーク100の吸着を解除することが可能となる。押圧部23は、吸着パッド42によりワーク100の吸着を解除する際に、吸着回路75内が大気開放状態となることで、可動体52がその自重及び付勢部材54による付勢により固定体51から離間する方向に移動する。換言すると、押圧部23は、可動体52がワーク100を押圧する方向に移動する。この移動により、押圧部23は、ワーク100を吸着パッド42から離間する方向に押圧する。
押圧部23は、吸着パッド42により行われるワーク100の吸着又は当該吸着の解除と同時にワーク100からの離脱又はワーク100の押圧を行う動作が可能となり、確実に吸着パッド42からワーク100を離脱させることが可能となる。
また、押圧部23は、吸着回路75内の圧力、可動体52の自重及び付勢部材54の付勢により可動体52が一方向に往復移動可能な構成でよく、押圧部23の構成は単純でよい。このため、吸着装置1の製造コストを低減させることが可能となる。
また、押圧部23は、ワーク100と当接し、且つ、押圧する押圧ピン53の先端形状が球面形状に形成されていることから、ワーク100と当接し、且つ、押圧した際に、ワーク100が損傷することを極力防止することが可能となる。
また、押圧部23は、吸着パッド42をワーク100から離間させる際に、可動体52が移動して押圧ピン53がワーク100を押圧する構成である。即ち、ワーク100を吸着パッド42から離間させる動作は、吸着ヘッド10を移動させる動作と一体に行われることから、ワーク100を吸着ヘッド10から離間させる工程に必要な時間を短縮することが可能となる。これにより、吸着装置1によりワーク100の製造時に必要なタクトタイムを低減することが可能となる。
上述したように本実施形態に係る吸着装置1及び吸着装置1を用いた電子部品の製造方法によれば、吸着し保持した部材(ワーク100)の離脱性の向上が可能、且つ、製造時のタクトタイムを低減することが可能となる。
なお、本実施形態の吸着装置1は、上述した構成に限定されない。例えば、上述した実施形態の切換バルブ72は、大気開放弁であって、電磁的な切換により、吸着回路75内を吸着状態及び大気開放状態とする構成を説明したが、これに限定されない。例えば、切換バルブ72は、流路を変更するバルブであって、大気開放とする流路と、真空ポンプ71に接続される流路の2つの流路を有する構成であってもよい。また、例えば、切換バルブ72は、吸着回路75内を負圧とするときだけ、電磁的に制御部13により切り換える構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、吸着ヘッド10は、2つの吸着ノズル22及び一つの押圧部23が同一直線上に交互、且つ、並列に配置された構成を説明したが、これに限定されない。吸着ノズル22は単数又は3つ以上の構成であってもよい。また、吸着するワーク100の形状が大きい場合には、押圧部23は複数設けられる構成であってもよい。また、吸着ノズル22及び押圧部23は、同一直線状に交互に並列に配置される構成でなく、例えば、複数の吸着ノズル22が互いに等間隔に配置される構成であってもよい。また、押圧部23は、吸着パッド42からワーク100を離間可能であれば、いずれに配置する構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、押圧部23の固定体51及び可動体52は、第2径部57の外径及びシリンダ部64の内径が所定のクリアランスを有する構成のみを説明したがこれに限定されない。例えば、押圧部23は、固定体51及び可動体52が所定のクリアランスを有するとともに、第2径部57の両端面を連続する孔を有する構成や、第2径部57の外周面の一部に第2径部57の両端面に渡って溝が設けられる構成であってもよい。
このように、第2径部57の両端面を連続させることで、第2径部57の両端面側の空気の移動が容易となり、可動体52の移動時の抵抗を低減させ、吸着回路75内の圧力の変化に対する可動体52の移動の追従性(応答性)が向上する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…吸着装置、10…吸着ヘッド、11…吸着回路部、12…移動機構、13…制御部、21…ブロック、22…吸着ノズル、23…押圧部、30…本体部、31…エア継手、32…固定部、33…中空部、41…ボディ、42…吸着パッド、43…流路部、45…被固定部、46…嵌合部、48…被嵌合部、49…パッド部、50…孔部、51…固定体、52…可動体、53…押圧ピン、54…付勢部材、56…第1径部、57…第2径部、58…被固定部、59…流路部、61…第1流路部、62…第2流路部、64…シリンダ部、64a…円筒部、64b…底部、65…規制部、71…真空ポンプ、72…切換バルブ、73…配管、75…吸着回路、81…支持体、82…移動源、99…信号線、100…ワーク(電子部品)、111…領域、112…載置台、115…領域、116…載置台。

Claims (10)

  1. その先端に吸着パッドを有し、その内部が負圧となることで前記吸着パッドに接触する部材を吸着可能な吸着ノズルと、
    固定体、前記固定体に対して往復動可能に設けられ、その内部が負圧となることで前記吸着ノズルに吸着された前記部材から離間する方向に移動するとともに、その内部が大気圧となることで前記吸着ノズルに吸着された前記部材に向かって移動する可動体、及び、前記可動体の先端に設けられ、前記吸着ノズルに吸着された前記部材に向かって前記可動体が移動した際に、前記部材と当接する押圧ピンを備える押圧部と、
    を備えることを特徴とする吸着装置。
  2. 前記押圧部は、前記固定体及び前記可動体内に設けられ、前記可動体を前記固定体から離間する方向に付勢するとともに、前記可動体の内部が負圧となることで前記可動体を前記固定体に近接する方向に移動可能な付勢部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
  3. 前記吸着ノズル及び前記押圧部に接続された配管と、
    前記配管に接続され、前記配管内を減圧可能に形成された真空ポンプと、
    前記配管に設けられ、前記吸着ノズル及び前記押圧部を、前記真空ポンプと接続可能、且つ、大気開放可能に形成された切換手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
  4. 前記押圧ピンは、球面形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
  5. 前記押圧部は、前記固定体及び前記可動体内に設けられ、前記可動体を前記固定体から離間する方向に付勢するとともに、前記可動体の内部が負圧となることで前記可動体を前記固定体に近接する方向に移動可能な付勢部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
  6. 前記部材は、薄板状の部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の吸着装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の吸着装置を有し、
    前記部品は電子部品を構成する部品であり、
    前記電子部品の製造において、前記吸着ノズルは、前記電子部品を構成する部品を、前記吸着パッドに接着させて吸着させるとともに、所定の位置に移動させ、前記所定の位置で、前記吸着ノズルから、前記電子部品を構成する部品を離脱させることを特徴とする電子部品の製造装置。
  8. 第1領域に配置された電子部品を構成する部材に、先端に吸着パッドを有し、その内部が負圧となることで前記吸着パッドに接触する前記部材を吸着可能な吸着ノズル、並びに、固定体、前記固定体に往復動可能に設けられ、その内部が負圧となることで前記吸着ノズルに吸着された前記部材から離間する方向に移動するとともに、その内部が正圧となることで前記吸着ノズルに吸着された前記部材に向かって移動する可動体及び前記可動体の先端に設けられた押圧ピンを有する押圧部を接触させること、
    前記吸着ノズル及び前記押圧部内の圧力を負圧に減圧すること、
    前記部材を吸着ノズルの前記吸着パッドに吸着させるとともに、前記可動体を前記固定体に移動させること、
    前記部材を前記吸着パッドに吸着させた状態で、前記吸着ノズル及び前記押圧部を第2領域上に移動させること、
    前記吸着ノズル及び前記押圧部を移動後、前記吸着ノズル及び前記押圧部内の圧力を正圧に増圧し、前記吸着パッドによる前記部品の吸着を解除して、前記可動体を前記部材に向かって移動させて前記押圧ピンを前記部材に接触させて、前記第2領域に前記部材を配置することを特徴とする電子部品の製造方法。
  9. 前記押圧ピンは、球面形状に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の電子部品の製造方法。
  10. 前記部材は、薄板状の部材であることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の電子部品の製造方法。
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