JP3344807B2 - バキュームパッド及び板材搬送装置 - Google Patents

バキュームパッド及び板材搬送装置

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JP3344807B2
JP3344807B2 JP01267494A JP1267494A JP3344807B2 JP 3344807 B2 JP3344807 B2 JP 3344807B2 JP 01267494 A JP01267494 A JP 01267494A JP 1267494 A JP1267494 A JP 1267494A JP 3344807 B2 JP3344807 B2 JP 3344807B2
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pad
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琢磨 椎木
恭孝 山口
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Amada Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板材を吸着保持するバ
キュームパッド及びこのバキュームパッドを備えた板材
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8を参照して板材搬送装置に用いられ
る従来のバキュームパット101について簡単に説明す
ると、板材搬送装置の一部を構成する中空の支持バー1
03の先端には吸引孔105を備えたパッドボディ10
7が設けてあり、この吸引孔105は支持バー103の
通路103aを介して真空ポンプの如き吸引装置(図示
省略)に接続してある。このパッドボディ107の下側
周縁部には下方向へ拡がりを有するパッドスカート10
9が弾性変形可能に設けてある。
【0003】したがって、バキュームパッド101を積
載した板材Wに対して接近する下方向へ移動させること
により、パットスカート109を弾性変形させつつ、パ
ッドボディ107の下側及びパッドスカート109の下
側(内側)を板材Wの上面における適宜部分に押圧せし
める。また、吸引装置の作動により吸引孔105からバ
キュームパッド101と板材Wの間の空気を吸引する。
これによって、図9に示すようにバキュームパッド10
1により板材Wを吸着保持することができる。
【0004】板材Wを吸着保持した後に、バキュームパ
ッド101を上方向へ移動させることにより、最上部の
板材Wを持上げることができる。そして、バキュームパ
ッド101を適宜方向へ移動させることにより、最上部
の板材Wを適宜位置に搬送することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記板材Wが
板厚1mm以下の鉄板又はアルミ板の如き軟質の薄板で
ある場合において、上述のごとくバキュームパット10
1により最上部の板材Wを吸着保持して持上げると、図
10に示すように、この最上部の板材Wにおける吸着部
分がパッドスカート109の形状に倣って変形してしま
い、いわゆる吸盤現象を引き起こし、最上部の板材Wが
隣接する下側の板材Wを吸着してしまうという問題があ
った。
【0006】そこで、本発明は、上記の問題点を解決す
ることができるバキュームパット及びこのバキュームパ
ットを備えた板材搬送装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、吸引孔を備えたパッドボディを設け、このパ
ッドボディの一側周縁部に一方向へ拡がりを有するパッ
ドスカートを設け、かつこのパッドスカートを弾性変形
可能に構成し、上記パッドボディの一側面に一方向へ突
出した突起を設け、この突起は、複数の円盤状の突出部
を重ね合わせて山形階段状に構成してあると共に、上記
パッドスカートの先端部に対して他方向へ没入して構成
してあって、板材を吸着保持して持上げるときにこの板
材と前記複数の突出部の間に形成される複数の環状の空
間を、前記吸引孔にそれぞれ連通して構成してなること
を特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載のバキュームパッドを備えてなることを特徴と
する。
【0009】
【作用】前記の構成により、バキュームパッドを積載し
た板材に対して接近する下方向へ移動させることによ
り、パッドスカートの先端部を最上部の板材に接触せし
めると共に、吸引孔から空気を吸引する。これによっ
て、バキュームパッドにより板材を吸着保持することが
できる。
【0010】バキュームパッドにより最上部の板材を吸
着保持した後に、バキュームパッドを上方向へ移動させ
ることにより、上記最上部の板材を持上げる。このとき
に、パッドボディの一側に、一方向へ突出してあって山
形階段状に構成した突起を設けてあるため、最上部の板
材の吸着部分は下方向(一方向)へ山型状に突出変形
し、いわゆる吸盤現象の発生を阻止することができる。
また、板材と前記複数の突出部の間に形成される複数の
環状の空間内の空気は吸引され、複数の空間内はそれぞ
れ負圧状態に保たれている。
【0011】最上部の板材を持上げた後に、バキューム
パッドを適宜方向へ移動させることにより上記板材を適
宜位置に位置せしめる。そして、吸引孔からの吸引作動
を停止して複数の空間内の負圧状態を解除することによ
り、バキュームパッドと板材の吸着保持状態を極めて容
易に解除することができる。
【0012】
【実施例】図1、図2を参照して第1実施例に係るバキ
ュームパット1について説明すると、板材搬送装置の一
部を構成する中空の支持バー3の先端部には吸引孔5を
備えた円柱形のパッドボディ7が螺合してあり、この吸
引孔5は支持バー3の吸引通路3aを介して真空ポンプ
の如き吸引装置(図示省略)に接続してある。上記パッ
ドボディ7は、支持バー3の先端部に螺合するめねじ部
を備えた内部ボディ9と、この内部ボディ9を覆うよう
に設けた外部ボディ11を備えており、この外部ボディ
11は弾性変形可能なゴムのごとき弾性体により構成さ
れている。
【0013】上記パッドボディ7における外部ボディ1
1の下側周縁部には下方向へ拡がりを有するパッドスカ
ート13が一体的に設けてあり、このパッドスカート1
3は外部ボディ11と同様に弾性変形可能なゴムのごと
き弾性体により構成されている。
【0014】上記パッドボディ7の下側面には下方向へ
突出した突起15が一体的に設けてあり、この突起15
は弾性変形可能なゴムのごとき弾性体により構成されて
いる。また、上記突起15は山形階段状(階段状の一
例)に構成してあると共にパッドスカート13の先端部
に対して上方向へ没入して構成してある。上記突起15
を山形階段状に構成するため、上記突起15は、パッド
ボディ7の下側面に下方向へ突出して一体的に設けた円
盤状の第1突出部15aと、この第1突出部15aの下
側面中央に下方向へ突出して一体的に設けた円盤状の第
2突出部15bと、この第2突出部15bの下側面中央
に下方向へ突出して一体的に設けた円盤状の第3突出部
15cと、この第3突出部15cの下側中央に下方向へ
突出して一体的に設けた第4突出部15dを重ね合わせ
て備えてなる。ここで、上記突起15を山形階段状に構
成したことにより、バキュームパッド1により板材Wを
持上げるときに、突起15と板材Wの間には複数の環状
の空間17が形成される(図7参照)。そして、複数の
空間17と前記吸引孔5を連通させるために、上記突起
15には図2に示すように吸引孔5に連通した複数(本
実施例では4つ)の吸引通路19が形成してある。
【0015】なお、図3,図4に示すように突起15を
第1突出部15aと第2突出部15bからなる二段の山
形階段状にしても差し支えない。
【0016】前記の構成に基づいて本実施例の作用につ
いて説明する。
【0017】図5に示すバキュームパット1を積載支持
装置(図示省略)に積載した板材Wに対して接近する下
方向へ移動させることにより、パッドスカート13を最
上部の板材Wの適宜部分に接触せしめると共に、吸引装
置を適宜に作動させて吸引孔5からバキュームパット1
と板材Wの間の空気を吸引する。これによって、図6に
示すように、バキュームパット1により最上部の板材W
を吸着保持することができる。(図6参照)。なお、こ
のとき突起15の先端部を最上部の板材Wに接触せしめ
ても差し支えない。
【0018】バキュームパッド1により最上部の板材W
を吸着保持した後に、バキュームパッド1を上方向へ移
動させることにより、図7に示すように、上記最上部の
板材Wを持上げる。このときに、パッドボディ7の下側
に下方向へ突出した突起15が設けてあるため、最上部
の板材Wに吸着部分は下方向へ山型状に突出変形し、い
わゆる吸盤現象の発生を阻止することができる。また、
板材Wと突起15の間にそれぞれ形成される複数の空間
17内の空気は吸引通路19を介して吸引孔5へ吸引さ
れ、複数の空間17内はそれぞれ負圧状態に保たれてい
る。
【0019】最上部の板材Wを持上げた後に、バキュー
ムパッド1を適宜方向へ移動させることにより上記板材
Wを適宜位置に位置せしめる。そして、吸引孔5からの
吸引作動を停止せしめることにより、複数の空間17内
の負圧状態を解除することにより、バキュームパッド1
と板材Wの吸着保持状態を極めて容易に解除することが
できる。
【0020】以上のごとき、本実施例によれば、積載支
持された複数の板材Wのうち最上部の板材Wをバキュー
ムパッド1により吸着保持して持上げるときに、この最
上部の板材Wの吸着部分を下方向へ山型状に突出させ
て、いわゆる吸盤現象の発生を阻止して、確実に最上部
の板材Wのみを持上げることができる。
【0021】また、板材Wを吸着保持して持上げてから
吸着保持状態を解除するまでの間、板材Wと突起15に
より形成される複数の空間17内をそれぞれ負圧状態に
保つことができ、板材Wを安定した状態の下で吸着保持
することができる。
【0022】また、複数の空間17内の負圧状態を解除
することにより、バキュームパッド1と板材Wの吸着保
持状態を極めて容易かつ迅速に解除することができ、板
材Wの搬送作業の能率はより一層向上するものである。
【0023】なお、本発明は前述のごとき実施例の説明
に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、そ
の種々の態様で実施可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、本発明によれば、積載支持された複数の板
材のうち最上部の板材をバキュームパッドにより吸着保
持して持上げるときに、この最上部の板材の吸着部分を
下方向へ山型状に突出させて、いわゆる吸盤現象の発生
を阻止して、確実に最上部の板材のみを持上げることが
できる。
【0025】また、板材を吸着保持して持上げてから前
記バキュームパッドと板材との吸着保持状態を解除する
までの間、板材と前記複数の突出部により形成される前
記複数の環状の空間内をそれぞれ負圧状態に保つことが
でき、板材を安定した状態の下で吸着保持することがで
きる。
【0026】更に、前記複数の空間内の負圧状態を解除
することにより、前記バキュームパッドと板材との吸着
保持状態を極めて容易かつ迅速に解除することができ、
板材の搬送作業の能率はより一層向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のバキュームパッドの正面図である。
【図2】図1における矢示部IIを示す図である。
【図3】本実施例に係る他の態様のバキュームパッドの
正面図である。
【図4】図3における矢視部IVを示す図である。
【図5】本実施例に係るバキュームパッドの作用説明図
である。
【図6】本実施例に係るバキュームパッドの作用説明図
である。
【図7】本実施例に係るバキュームパッドの作用説明図
である。
【図8】従来のバキュームパッドを示す図である。
【図9】従来のバキュームパッドの作用説明図である。
【図10】従来のバキュームパッドの作用説明図であ
る。
【符号の説明】
1 バキュームパッド 5 吸引孔 7 パッドボディ 13 パッドスカート 15 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/08 350 B21D 43/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引孔を備えたパッドボディを設け、こ
    のパッドボディの一側周縁部に一方向へ拡がりを有する
    パッドスカートを設け、かつこのパッドスカートを弾性
    変形可能に構成し、 上記パッドボディの一側面に一方向へ突出した突起を設
    け、この突起は、複数の円盤状の突出部を重ね合わせて
    山形階段状に構成してあると共に、上記パッドスカート
    の先端部に対して他方向へ没入して構成してあって、 板材を吸着保持して持上げるときにこの板材と前記複数
    の突出部の間に形成される複数の環状の空間を、前記吸
    引孔にそれぞれ連通して構成してなることを特徴とする
    バキュームパッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバキュームパッドを備
    えてなることを特徴とする板材搬送装置。
JP01267494A 1994-02-04 1994-02-04 バキュームパッド及び板材搬送装置 Expired - Lifetime JP3344807B2 (ja)

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