JP4400020B2 - ワークの整列方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、セラミック成形体等のワークを、平板上に移載し整列させるワークの整列方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
セラミック電子部品を製造する際には、所定の形状に成形されたセラミック成形体を平板に載置して焼成することが行われている。このようにしてセラミック成形体を焼成する場合、セラミック成形体どうしがくっつかないように、複数のセラミック成形体を一定の間隔をあけて整列させる必要がある。
【0003】
上記のようにセラミック成形体(以下、ワークとする)を整列させる方法としては、例えば、図8に示すような方法が用いられている。この方法は、収納穴44にワーク46が収納された振り込み治具41上に平板47を載置し、クランプ48で平板47を振り込み治具41に固定し、振り込み治具41および平板47を反転させ、ワーク46を平板47上に移載するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の方法では、平板47を部分的にしか固定できないため、平板47に反りがあると、反転時に振り込み治具41と平板47との間に隙間が生じる。すると、その隙間にワーク46が入り込み、ワーク46どうしがくっついたり、隙間からワーク46がこぼれ落ちるという問題があった。
【0005】
また、平板47が大型化した場合、平板47全面を振り込み治具41に均一に密着させるためにはクランプ47を大型化、複雑化させる必要性があった。
【0006】
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、クランプを用いることなく平板を振り込み治具に密着させることのできるワーク整列方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、内部に空間を有し、一方主面にはワークを収納するための底部を有する複数の収納穴が形成され、前記収納穴底部から前記空間に通じる貫通孔が形成されるとともに、前記収納穴に前記ワークを収納した時点で、前記収納穴の底面と前記ワークとの間には隙間が存在するように形成された振り込み治具を準備する工程と、前記ワークを前記収納穴に収納する工程と、前記収納穴が被覆されるように、前記振り込み治具の一方主面に平板を載置する工程と、前記空間に接続された吸引手段により、前記空間内部を減圧し、前記平板および前記ワークを前記振り込み治具に吸着固定させる工程と、前記平板を吸着固定させた状態で、前記振り込み治具および前記平板を反転させ、前記吸引手段を停止させることにより前記ワークを前記平板上に整列させる工程と、を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項2の発明は、内部に空間を有し、一方主面から前記空間に貫通してワークを収納するための複数の収納穴が形成され、前記収納穴と前記空間との間に通気性を有する部材が配置された、振り込み治具を準備する工程と、前記ワークを前記収納穴に収納する工程と、前記収納穴が被覆されるように、前記振り込み治具の一方主面に平板を載置する工程と、前記空間に接続された吸引手段により、前記空間内部を減圧し、前記平板および前記ワークを前記振り込み治具に吸着固定させる工程と、前記平板を吸着固定させた状態で、前記振り込み治具および前記平板を反転させ、前記吸引手段を停止させることにより前記ワークを前記平板上に整列させる工程と、を備えることを特徴としている。
【0009】
削除
【0010】
【発明の実施の形態】
(参考形態1)図1は、本参考形態で用いられる振り込み治具を示す概略断面図である。振り込み治具11においては、内部に空間13が形成されている。前記振り込み治具11の一方主面には底面を有する複数の収納穴14、前記振り込み治具11の一方主面から前記空間13に通じる複数の貫通孔15が形成されている。また、前記空間13には吸引手段Pが接続されている。
【0011】
図2は、振り込み治具11を用いたワークの整列方法を示す概略工程図である。まず、振り込み治具11の一方主面にワークを搭載し、振り込み治具11を振動させることにより、図2(A)に示すように、収納穴14にワーク16を収納する。
【0012】
次に、図2(B)に示すように、振り込み治具11上に平板17を載置し、吸引手段Pにより空間13の内部を減圧し、平板17を振り込み治具11に吸着固定する。
【0013】
次に、図2(C)に示すように、平板17を吸着固定させた状態で、振り込み治具11および平板17を反転させる。次に、吸引手段を停止させ、振り込み治具11を平板17から分離し、平板17上にワーク16を整列する。
【0014】
(実施形態1)図3は、本実施形態で用いられる振り込み治具を示す概略断面図である。振り込み治具21においては、内部に空間23が形成されている。前記振り込み治具21の一方主面には底面を有する複数の収納穴24、前記収納穴24の底部から前記空間23に通じる貫通孔25が形成されている。また、前記空間23には吸引手段Pが接続されている。
【0015】
図4は、振り込み治具21を用いたワークの整列方法を示す概略工程図である。まず、振り込み治具21の一方主面にワークを搭載し、振り込み治具21を振動させることにより、図6(A)に示すように、収納穴24にワーク26を収納する。
【0016】
次に、図4(B)に示すように、振り込み治具21上に平板27を載置し、吸引手段により空間23の内部を減圧し、平板27を振り込み治具21に吸着固定する。なお、収納穴24にワーク26を収納した時点で、収納穴24の底面とワークとの間には若干の隙間が存在し、その隙間から平板27は振り込み治具21に吸着される。
【0017】
次に、図4(C)に示すように、次に、平板27を吸着固定させた状態で、振り込み治具21および平板27を反転させる。その後、吸着手段を停止させ、ワーク26を平板27上に移載する。振り込み治具21を平板27およびワーク26から分離すると、平板27上にワーク26が整列する。
【0018】
なお、図5に示すように、収納穴24の底面の端部に貫通孔25を設けてもよい。この場合、ワーク26の側面と収納穴24の側面との間の空間を利用して、平板27を振り込み治具21に吸着固定させることができる。
【0019】
(実施形態2)図6は、本実施形態で用いられる振り込み治具を示す概略断面図である。振り込み治具31においては、内部に空間33が形成されている。前記振り込み治具31の一方主面から前記空間33に貫通して複数の収納穴34が形成され、前記収納穴34と前記空間33との間に通気性を有する部材35が配置されている。通気性を有する部材35としては、例えば、多孔質セラミック、多孔質樹脂、焼結金属、紙等を用いることができる。また、前記空間33には吸引手段Pが接続されている。
【0020】
図7は振り込み治具31を用いたワークの整列方法を示す概略工程図である。まず、振り込み治具31の一方主面にワークを搭載し、振り込み治具31を振動させることにより、図4(A)に示すように、収納穴34にワーク36を収納する。
【0021】
次に、図7(B)に示すように、振り込み治具31上に平板37を載置し、吸引手段により空間33の内部を減圧し、平板37を振り込み治具31からに吸着固定する。
【0022】
次に、図7(C)に示すように、平板37を吸着固定させた状態で、振り込み治具31および平板37を反転させる。次に、吸引手段を停止させ、ワーク36を平板37上に移載する。次に、振り込み治具31を平板37から分離し、平板37上にワーク36を整列させる。
【0023】
【発明の効果】
本発明にかかるワークの整列方法によれば、複数の貫通孔または通気性を有する部材に内在する気孔を通じて平板を吸着固定するため、平板を振り込み治具に確実に密着させることができる。したがって、振り込み治具と平板の間にワークが入り込むことを防ぐことができる。
【0024】
また、平板が大型化しても、吸引手段の吸引力を上げるだけで容易に対応することができる。
【0025】
削除
【0026】
さらに、請求項2の発明にかかるワークの整列方法によれば、貫通孔を設ける必要がないため、形状がシンプルで製作コストを下げることができる。また、収納穴が小さく、収納穴の底面に貫通孔を形成することが困難な場合にも用いることができる。また、振り込み治具内に形成された閉空間内にゴミが侵入し、吸引手段が故障するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考形態1の振り込み治具を示す概略断面図である。
【図2】参考形態1のワークの整列方法を示す概略工程図である。
【図3】実施形態1の振り込み治具を示す概略断面図である。
【図4】実施形態1のワークの整列方法を示す概略工程図である。
【図5】実施形態1のワークの整列方法の変形例を示す概略断面図である。
【図6】実施形態2の振り込み治具を示す概略断面図である。
【図7】実施形態2のワークの整列方法を示す概略工程図である。
【図8】従来のワークの整列方法を示す概略断面図である。
【符号の説明】
11,21,31 振り込み治具
13,23,33 空間
14,24,34 収納穴
15,25 貫通孔
16,26,36 ワーク
17,27,37 平板
35 通気性を有する部材
Claims (2)
- 内部に空間を有し、一方主面にはワークを収納するための底部を有する複数の収納穴が形成され、前記収納穴底部から前記空間に通じる貫通孔が形成されるとともに、前記収納穴に前記ワークを収納した時点で、前記収納穴の底面と前記ワークとの間には隙間が存在するように形成された振り込み治具を準備する工程と、
前記ワークを前記収納穴に収納する工程と、
前記収納穴が被覆されるように、前記振り込み治具の一方主面に平板を載置する工程と、
前記空間に接続された吸引手段により、前記空間内部を減圧し、前記平板および前記ワークを前記振り込み治具に吸着固定させる工程と、
前記平板を吸着固定させた状態で、前記振り込み治具および前記平板を反転させ、前記吸引手段を停止させることにより前記ワークを前記平板上に整列させる工程と、を備えることを特徴とするワークの整列方法。 - 内部に空間を有し、一方主面から前記空間に貫通してワークを収納するための複数の収納穴が形成され、前記収納穴と前記空間との間に通気性を有する部材が配置された、振り込み治具を準備する工程と、
前記ワークを前記収納穴に収納する工程と、
前記収納穴が被覆されるように、前記振り込み治具の一方主面に平板を載置する工程と、
前記空間に接続された吸引手段により、前記空間内部を減圧し、前記平板および前記ワークを前記振り込み治具に吸着固定させる工程と、
前記平板を吸着固定させた状態で、前記振り込み治具および前記平板を反転させ、前記吸引手段を停止させることにより前記ワークを前記平板上に整列させる工程と、を備えることを特徴とするワーク整列方法。
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JP2002139157A JP4400020B2 (ja) | 2002-05-14 | 2002-05-14 | ワークの整列方法 |
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