JPH0747329B2 - 文書作成装置 - Google Patents

文書作成装置

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JPH0747329B2
JPH0747329B2 JP62240723A JP24072387A JPH0747329B2 JP H0747329 B2 JPH0747329 B2 JP H0747329B2 JP 62240723 A JP62240723 A JP 62240723A JP 24072387 A JP24072387 A JP 24072387A JP H0747329 B2 JPH0747329 B2 JP H0747329B2
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茂 長山
清久 溝口
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷装置を有する画像情報記憶検索装置に係
り、特に大型の毛筆文字等で構成される文書を印刷する
のに好適な文書作成装置に関する。 〔従来の技術〕 画像情報の編集を行う装置を記憶したものとして、特公
昭62−11730号公報がある。これは、画像情報を画素の
形で表わされた画素情報として記憶する画素情報記憶部
と、この画素情報記憶部の内容を表示する画像情報表示
部とを有する画像情報処理装置において、前記画像情報
表示部に表示される画像情報の所定領域を指定する手段
と、この手段により抽出された所定領域だけの画像情報
の移動位置を指定する手段と、この手段により指定され
た移動位置に応じた領域に前記抽出された所定領域だけ
の画像情報を読出す第1の読出手段と、前記画素情報記
憶部に記憶される画像情報を読出す第2の読み出し手段
と、前記第1,第2の読出手段により読出された画像情報
をそれぞれ選択的に合成する手段と、前記抽出手段移動
手段あるいは合成する手段により得られた画像情報を記
憶する磁気記憶媒体あるいは光記憶媒体を具備した画像
情報編集装置である。この装置によれば、複数枚の画像
情報のそれぞれから特定の情報を抽出して合成すること
ができる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら上記従来技術では、複数枚の画像情報の特
定領域を合成した結果の画像情報の大きさは、画像情報
記憶部の大きさに限られてしまう。すなわち画素情報記
憶部の大きさを越える合成画像の表示・印刷に関しては
配慮されておらず、たとえば書道用の大筆で書いたよう
な大きな文字で構成される大型文書で、一つのまとまつ
た文書の画像情報の容量が画素情報記憶部の容量を越え
るような文書の作成に、画像情報検索装置を利用するこ
とはできなかつた。 本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
は、編集用・出力用の画像メモリの容量を大きくせず
に、大型文字のフオントで構成される文書で、その画像
情報の容量が出力用画像メモリの容量を越える文書を印
刷を可能とする文書作成装置を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明では上記目的を達成するために、文字列入力手段
と画像情報を記憶する記憶媒体と、検索した画像情報を
一時的に記憶する作業用画像メモリと、作業用画像メモ
リ内の所定領域の画像情報を拡大・縮小する手段と、前
記拡大・縮小した画像情報の所定領域を抽出する手段
と、この抽出した画像情報を出力用画像メモリに書込む
手段と、出力用画像メモリの画像情報を印刷装置に印刷
する手段とを有する画像情報処理装置を用いる。このよ
うな画像情報処理装置において、画像情報の記憶の一単
位である。たとえばA3サイズの用紙に一文字あるいは複
数文字入るような大きな文字を描いておき、画像情報記
憶媒体に文字フオントとして記憶しておく。文字列入力
手段によりオペレータから入力された入力文字列の個々
の文字に対応する文字フオントを作業用画像メモリに読
出す手段により読出し、文字フオントの大きさを決定す
る手段により決定された大きさに文字フオント画像を拡
大・縮小して、所定の文書の画像情報を作成するが、大
型の文字で構成される文書は、一つの文書でも全体とし
てA3サイズの何倍という非常に大きなものになる。この
ような文書の画像情報を、たとえばA3サイズの画像情報
の容量しか無い画像メモリ上で展開することはできな
い。そこで、出力画像メモリの一単位ごとに編集情報を
作成する手段と、この編集情報に従つて、拡大・縮小さ
れた文字フオント画像を作業用画像メモリから抽出する
際の抽出位置を決定する手段と、抽出した画像情報を出
力用画像メモリに書込む時の書込位置を決定する手段と
を設け、出力用画像メモリ一単位分の画像情報を作成
し、この画像情報を印刷装置に出力する。この出力用画
像メモリ一単位分の画像情報作成・画像情報印刷を、入
力文字列に対する全ての画像情報の出力が完了するまで
繰返す手段により繰返す。これによつて大型文字で構成
される文書を作成することができる。 〔作用〕 オペレータから入力された入力文字列は、オペレータが
予め設定しておいた書式に従い、表示装置上に表示され
て行く。この時の表示文字は、たとえば24×24ドツトの
ような通常の大きさの活字フオントである。オペレータ
の文字入力が終了すると、画像情報編集を開始する。ま
ず前記入力文字列から一文字取出し、文字コードに対応
した大型文字フオントの画像情報を、文字フオント読出
し手段により作業用画像メモリに読出す。次に、読出し
た文字フオント画像を、文字フオントの大きさ決定手段
により決定された大きさに変更し、抽出位置決定手段に
より、作業用画像メモリ上の大きさに変更された文字フ
オント画像の全部または一部の抽出位置を決定する。次
に、抽出画像を出力用画像メモリに書込む際の書込位置
を書込位置決定手段により決定する。前記抽出位置にて
指定される領域の画像情報を抽出し、前記書込位置で指
定される出力用画像メモリ上の位置に書込む。これによ
り大型文字フオントの一つまたはその一部の画像情報が
出力用画像メモリ上の生成される。以上の入力文字列か
らの文字取出しから、出力用画像メモリへの画像書込み
までを、出力用画像メモリ一単位分の容量が満杯になる
まで繰返し、その後に、出力用画像メモリ一単位分の画
像情報を印刷装置に出力する。この出力用画像メモリ一
単位分の画像情報作成・画像情報印刷を、入力文字列に
対する全ての画像情報の出力が完了するまで、繰返し手
段により繰返す。以上により、出力用画像メモリの容量
を越える、大型文字で構成される文書の画像情報を出力
することができる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例について詳述する。第1図は本発
明の一実施例の構成図である。本実施例では、文字列入
力装置としてキーボード,画像情報記憶媒体として光デ
イスク、表示装置としてビツトマツプデイスプレイ、印
刷装置としてA4サイズ及びA3サイズ用紙に印刷可能なペ
ージプリンタ、A3サイズまでの画像情報を記憶可能な作
業用画像メモリ及び出力用画像メモリと、画像情報入力
手段としてイメージスキヤナを有する電子フアイリング
装置を用いているが、本発明の実施例は、この機器構成
に限定されるものではない。 本実施例の文書作成装置で作成する文書は、大型の毛筆
フオントで構成される文書であり、縦書きの場合を例に
とつて説明するが、横書きの場合も同様の方法で実現可
能である。ここで作成する縦書き文書は、第2図に示す
ように、ページプリンタで出力されるカツト紙を縦方向
に組合わせ、それを台紙に貼ることによつて一つの文書
とするものである。 本装置で出力したカツト紙を貼る台紙サイズには、ユー
ザ特有の数値がある。そのため、あらかじめ数値を設定
しておく事が出来ない。また数十種類の台紙サイズを取
扱うユーザにとつて、その度に数値を設定し直すのは使
い勝手が悪い。 そこで1回目のシステム起動時に、ユーザが数十種類の
台紙サイズを入力したものを記憶しておき、2回目以後
のシステム起動時には記憶された台紙サイズ一覧表が表
示され、その中からユーザが選択できる様にし、追加・
修正・削除機能、さらにデフオルト値を設けた。このデ
フオルト値はシステム起動時には前回システム終了時に
選択されていた数値となり、文書作成後再設定する時に
は直前の設定値以外で使用回数の最も多い数値となる。 第3図は本発明の一実施例の動作をフローチヤートで示
したものである。 まずブロツク301〜302でシステム起動が1回目で、台紙
サイズを新規に登録するか、あるいはシステム起動が2
回目以降で、台紙サイズを追加・修正・削除するかを判
定し、ブロツク303で台紙サイズテーブルの作成・変更
を行う。次にブロツク304〜305で台紙サイズのメニユー
表示を行ない台紙サイズを決定する。決定した台紙サイ
ズはブロツク306で、その台紙サイズの使用回数を更新
し使用台数サイズとして情報を作成する。これらのブロ
ツク303で作成した情報と、ブロツク306で作成した情報
は第4図に示す形式で、台紙サイズテーブルとして記憶
しておく。台紙サイズが決まつた後は、文書の方向,カ
ツト紙のサイズを決定し文書作成を行う。 ここで、ブロツク304のメニユー表示で使用するデフオ
ルトの値を決める一例について示したものが第5図であ
る。まず、システム起動後最初の設定を行うのか、また
は1度文書作成が行われた後に再設定を行うのかを判定
し、最初の設定を行う時は、前回システム終了直前に決
定された台紙サイズテーブルに決定サイズとして記憶さ
れていた台紙サイズをデフオルトとして表示する。 また、再設定を行う時は台紙サイズテーブルより使用回
数が最も大きい台紙サイズを抽出し、その台紙サイズが
直前に使用していたものと異なつていれば、使用回数が
最も大きい台紙サイズがデフオルト値となる。使用回数
が最も大きい台紙サイズが直前に使用していたものと同
じであれば、使用回数が2番目に大きい台紙サイズがデ
フオルト値となる。 この例では使い方の一例としてデフオルト値の設定を述
べたが、いつも使用頻度の最も高い台紙サイズが設定さ
れる場合や、前回に使用した台紙サイズが設定される場
合、使用頻度の高いものから順番に変更される場合など
が可能である。 このようにして、使用頻度の高いものをデフオルト値と
して表示し、オペレータの入力回数を減少させてオペレ
ータの負担を軽減する効果がある。 台紙サイズを決定した後に文書の方向として、縦書きに
するか横書きにするかを設定し書式設定部を終わる。 次に、文書を構成する文字列の入力方法に関して詳述す
る。 本装置は、祝儀・不祝儀に用いる花環に付ける名札用の
文書を印刷する装置であるので、JIS第一・第二水準の
文字だけでは、旧字・異体字等の様々な漢字を使う人名
・地名に対応することはできない。しかし当然のことな
がら、大型毛筆フオントの記憶媒体である光デイスクに
は容量の制限が有り、5万字を越えるような漢字の大型
毛筆フオントを全て、一枚の光デイスクに記憶しておく
ことは不可能である。もちろん、大きな光デイスクを用
いれば、それも可能であるが、光デイスク装置が高価と
なり、現実的な解決策とはならない。そこで本装置で
は、追記形または書換え可能形の光デイスクの片面に使
用頻度の高い毛筆フオントを、もう一方の片面に使用頻
度の低い毛筆フオントを記憶しておく方式とし(以降、
使用頻度の高い毛筆フオントが記憶されている方をA
面、もう片方をB面と記述する)、現在セツトされてい
る光デイスクの面に検索しようとする毛筆フオントが無
かつた場合に、セツトされている光デイスクの面を裏返
す旨のメツセージをデイスプレイに表示し、オペレータ
が光デイスクの面を裏返しにした後、処理再開用のキー
を押すと再び処理を開始する方式としている。しかし、
各毛筆フオントの使用頻度は各ユーザによつて異なるの
が通例である。たまたま自分の良く使用する毛筆フオン
トのうちの一つがB面に記憶されていると、何度も光デ
イスクを裏返す必要が生じ、操作性という点で難があ
る。そこで光デイスクの片面に、たとえば8500個の大型
毛筆フオントが記憶可能だとすると、A面にJIS第一・
第二水準文字、約7000字の外に、外字として標準的に使
用頻度の高い外字の大型毛筆フオントを、たとえば1000
字分、予め記憶させておく、そしてB面にはA面に入れ
ていない文字の大型毛筆フオントを、たとえば4000字分
記憶させておく。本装置のユーザは、B面に登録されて
いる大型毛筆フオントのうち、各ユーザ自身が良く使用
すると思うものをA面に移すことにより、光デイスクを
A面に向けたり、B面に向けたりという操作の回数を減
らすことができる。第6図は、この手順を示したもので
ある。ブロツク61はユーザが行う操作で、光デイスクの
B面側が検索対象となるように光デイスクをセツト後、
セツトが終わつたことを示すキー、たとえば改行キーを
押す。次にブロツク62で、A面に移したい文字をキーボ
ードから入力する。キーボードから入力するためには、
B面に記憶されている大型毛筆フオントに対応した、た
とえば24×24ドツトの活字フオントが必要であるが、こ
のフオントデータは、JIS第一・第二水準文字の活字フ
オントのデータと同様に磁気デイスク上に記憶してお
く。ブロツク63では、ブロツク62で入力された文字コー
ドに対応する大型毛筆フンオントを光デイスクから作業
用画像メモリに読出す。ブロツク64では、前記ブロツク
63で所定の画像が読出せたかどうかを判定し、読出せな
かつた場合、すなわち所定の大型毛筆フオントが記憶さ
れている光デイスクがセツトされていなかつた場合に、
大型毛筆フオント画像が光デイスクより読出せなかつた
旨のメツセージを表示し、処理を終了する。フオント画
像が読出せた時は、ブロツク65で、光デイスクをA面側
にセツトさせる旨のメツセージを表示し、ユーザが光デ
イスクのA面側をセツトするまで、キーボードの入力待
ちとする。ブロツク67で、ユーザが光デイスクをA面に
セツトした後、セツトが終わつたことを示すキー、たと
えばリターンキーを入力すると、ブロツク3で作業用画
像メモリに読出した画像情報を、ブロツク68で光デイス
クのA面に登録する。これにより、ブロツク2で入力さ
れた文字の大型毛筆フオントがA面とB面とに記憶され
ることになる。このような方法を用いることにより、個
々のユーザごとに外字の使用頻度が異なつても、使用頻
度の高い大型毛筆フオントだけをA面に記憶させておく
ことができるので、記憶容量が比較的小さい光デイスク
でも、その記憶容量を有効に活用することができる。ま
た、本方式は次のような拡張も可能である。第6図のブ
ロツク68においてフオント画像を書込む前に、セツトさ
れている光デイスクの面がA面かどうかをチエツクす
る。このチエツクは、A面に予め特定の検索インデツク
ス、たとえば「A面」という検索インデツクスを持つ画
像情報(画像情報の内容は何でもかまわない、たとえば
白紙の情報でも良い)を登録しておき、この「A面」と
いう検索インデツクスが存在する時のみ、A面とみなす
というものである。このチエツクによりA面以外の光デ
イスクの面に誤まつて大型毛筆フオントを登録してしま
うことを防ぐことができる。これは書換えの効かない追
記形の光デイスクを用いる場合に非常有効である。ま
た、文字フオント検索部に、各文字フオントごとに検索
回数をカウントする機構と、検索回数を記憶するための
検索回数記憶部と、各フオントの検索回数を、ある順
番、たとえば検索回数の多い順に画面またはプリンタに
出力する機構を設けることにより、A面からB面に移す
べき文字フオントを過去の検索回数の多いものから選択
することができるようになる。検索回数をカウントする
機構は、指定された文字フオントに対する検索回数を検
索回数記憶部から読出し、その値がある値たとえば、32
767より小さい時のみ一つ加算し、検索回数記憶部へ格
納する、という動作をする。 また花環の名札用の文書では、第7図,第8図のように
通常の文字だけでなく、山型やかぎ型も必要となる。こ
のような図形もキーボードから入力可能なように、外字
として活字フオントと大型毛筆フオントを予め登録して
おく。大型毛筆フオントをA面に入れるかB面に入れる
かは、他の外字と同様の扱いとする。しかしこのような
図形文字の場合、文字を配置する際、毛筆フオントの大
きさや配置の仕方が、通常の文字と同じにはできないた
め、個々の図形文字のコードに対応して毛筆フオント編
集用のデータを持つている。第9図は、一つの図形文字
に対する編集用データの構成を表わしたものである。大
型毛筆フオントの画像情報の抽出領域の左上点と右下点
のXY座標、さらに抽出した領域の画像情報をどのように
変形するかを示す変形種別、変形する時の横変形率・縦
変形率を持つている、変形種別は、たとえば次のように
決める。 1の時、大型文字フオントの変形率が文字枠の大きさの
みに依存する。 2の時、大型文字フオントの変形率が該当行の縦方向の
文字の長さに依存する。 3の時、大型文字フオントの変形率が該当行の横方向の
文字の長さに依存する。 横変形率は、抽出した大型毛筆フオントの横方向の変形
率,縦変形率は縦方向の変形率である。これら編熱情報
を使用しての画像情報の編集方法は後述する。 花環の名札用の文書は、第12図に示すように文字の大き
さや配置には種々あるので、従来のワードプロセッサの
ように、単に倍角・半角指定等の指定方法を用いても、
人間が書くような文字配列を実現させることはできな
い。また、文字配列を指定させる手段として、予めユー
ザが文字の大きさ・配置を指定しておくという方法があ
るが、文字の大きさ・配列が固定的であれば、これでも
良いが、次から次へと種々の名札を作成しなければなら
ないような場合、いちいちレイアウトを定義しなければ
ならず非常に面倒である。また予め良く使用するレイア
ウトパターンを登録しておき、その中からパターンを選
ぶようにしても、選択するためには、レイアウトパター
ンをデイスプレイに表示したり、レイアウトパターンを
記述したものを見るという作業が発生する。そこで本装
置では、前記した書式設定以外には特別なレイアウト定
義をせずに第12図のような複数種の文字の大きさ,行配
置,上段の複数行で、下段が一行というような通常のワ
ードプロセッサでは不可能な文字列配置を容易に指定で
きる方式を採つている。この方式は、文書を構成する文
字列を入力する時に、文字の大きさ・行配置を指定する
ための特殊記号を設け、さらにこの特殊記号を含んだ入
力文字列を解析し、実際に文字の大きさ・行配置を決定
する手段を設けることによつて実現する。ここの例では
前記の特殊記号として、「/」(JISコードでは、16進
で2F)と「復改」(JISコードでは、16進で0D)を用い
る。この2つの特殊コードの意味は下記の通りである。 「復改」 行の区切りを意味する。 「/」 下記の意味を持つ。 (i)該当行の先頭文字から/の直前の文字列を通常の
文字列の幅の1/2とする。このような文字列を、ここで
は肩書文字列と称する。 (ii)該当行の直前の/から/の直前の文字列の幅の1/
2とする。その時、該当行の直前の肩書文字列と同じ縦
寸法の領域を、直前の肩書文字列のすぐ左側に配置す
る。 文字の大きさ・配置の決定方法については、後述する
が、前記特殊記号を使つた入力文字列の例を以下に、そ
の時のレイアウトを第12図に示す。それぞれ番号を対応
させてある。 株式会社/常陸商事「復改」 株式/会社/常陸商事「復改」 株式会社/常陸商事「復改」 情報機器営業部 ワークステーシヨン営業課/「復改」 課長/常陸太郎「復改」 株式会社/常陸商事「復改」 情報機器営業部/ワークステーシヨン営業課/常陸太郎
「復改」 (株)常陸商事/情報機器営業部/ワークステーシ
ヨン営業課/常陸太郎「復改」 以上述べたような、JIS第一・第二水準文字,旧字・異
体字等の外字,図形文字,文字の大きさ・配置決定用の
特殊記号(これはJIS第一水準文字である、もちろん新
たに外字として定義しても良い)を名札用の文書を構成
する文字列としてキーボードからユーザが入力する。入
力された文字列はデイスプレイ上に通常の活字フオント
で順次エコーバツク表示される。ここで入力された文字
列は文字列記憶部に記憶される。この時点までは大型毛
筆フオントは使用しない。「復改」キーを二度続けて押
すことにより入力終了とみなすこととしている。尚、当
然のことながら画面に表示されている入力文字列は、入
力終了前であれば、キーボード上のカーソル移動キー
や、フアンクシヨンキーに割付けられた削除・挿入・移
動・複写機能を使つて、削除・追加や修正を行うことが
できる。 尚、本装置では外字に対しても、区点コードのようなコ
ードで選択する方法だけでなく、外字に対しても極力そ
の読みをかな漢字変換用の辞書に定義しておき、ユーザ
は外字ということを意識せずに使えるようにしている。
たとえば、合資会社の略である(資)という字を一つの
外字フオントとして定義した時、(資)という外字コー
ドに対応する読みとして、「ごうし」を、かな漢字変換
用の辞書に登録しておくことにより、ユーザがかな漢字
変換の読みとして「ごうし」を入力した時、その変換候
補の一つとして(資)が出るようになる。これにより、
区点コード表等を見て検索する作業を極力少なくするよ
うにしてある。 文書を構成する文字列の入力が終了すると、本装置では
毛筆文字をどのような大きさで、どのような配置で出力
するかを指示するための編集情報を作成する。以下、編
集情報の作成方法を詳述する。尚、ここで、縦書きの場
合を例にとつて説明するが、横書きの場合も同様の方法
で可能である。 第17図は、編集情報のうち文字に関する情報をセツトす
る時の処理の流れを表したものである。まずブロツク17
01で文字列記憶部内の入力文字列を、全て全角コードに
変換する。次にブロツク1702で縦置き特殊文字のコード
変換を行う。この処理は、名札の文書が縦書きであるの
に対し、文字列の入力は横書きである、という点から必
要となるものである。たとえば、「計算センター」の
「ー」(長音)は、縦書きにした時は「|」であり、コ
ードの変換が必要となる。このような変換が必要な文字
を第10図に示す。これは左欄の文字があつた場合、右欄
の文字に変更する、という変換テーブルであり、このテ
ーブルを参照して文字変換を行う。次にブロツク1703で
各種カウンタの初期値をセツトする。カンウンタには、
行数カウンタ,文字カウンタ,読出文字カウンタ,従属
行カウンタ,文字枠カウンタがある。行数カウンタ,従
属行カウンタ,文字枠カウンタの初期値は0、読出文字
カウンタ,文字カウンタの初期値は1である。ブロツク
1704では、ブロツク1701で全角に変換後の文字列のう
ち、読出文字カウンタの示す文字を取出し、その文字コ
ードを判定し、「/」でも「復改」でもない場合はブロ
ツク1705へ行く。ブロツク1705では、その文字コードか
ら、普通文字か、促音・拗音か、図形文字かの文字種を
決定し、促音・拗音の場合は文字枠数を0.5とし、その
他の文字種の場合は文字枠数を1とし、現在の文字枠数
に加算する。第11図に文字種の値とその内容の対応表を
示す。次にブロツク1706で、第15図に示すような文字列
バツフアに、ブロツク1704で読出した文字の文字種と文
字コードを、文字カウンタが示すバツフア位置にセツト
し、ブロツク1707で文字カウンタを一つ更新する。次に
ブロツク1715で読出文字カウンタを一つ更新し、ブロツ
ク1716で次の読出し文字が有るか否かを判定し、読出し
文字が有れば、ブロツク1704へ戻り、無ければ処理を終
了する。ブロツク1704で対象文字が、「/」の場合は、
ブロツク1708に行き、文字カウンタが0以下の時は、ブ
ロツク1715へ行き、0より大きい時は、ブロツク1709で
文字列バツアの情報(文字種と文字)を、第16図に示す
ような構成を持つ文字情報テーブルの従属行情報の文字
種と文字としてセツトする。また、この時、文字枠数と
文字数もセツトする。次に、ブロツク1710で従属行数を
一つ更新し、ブロツク11で文字カウンタと文字枠数を0
クリアし、ブロツク1715へ行く。ブロツク1704で対象文
字が「復改」の場合、ブロツク12で行数カウンタを一つ
更新し、ブロツク1713で、文字列バツフアの情報(文字
種と文字)を、文字情報テーブルの主行情報の文字種と
文字としてセツトする。また、このとき、文字枠数・文
字数・従属行数もセツトし、主行有無についても情報を
セツトする。主行の有無は、文字カウンタの値によつて
決める。文字カウンタが0の時は主行無しとし0をセツ
ト、0以外のときは、主行有りとし、1をセツトする。
次にブロツク1714で、文字カウンタ,文字枠数を0クリ
アし、次いで、ブロツク1717で従属行数をクリアし、ブ
ロツク1715へ行く。 このような処理によつて生成される文字情報テーブルの
例を第18図〜第22図に示す。第18図は、第12図のに示
す文字配置の場合の例である。この場合は、主行,従属
行とも一行で、主行の文字列は、「常陸商事」、従属行
の文字列は「株式会社」である。第19図は、第12図の
に示す文字配置の場合の例で、主行が一行で、従属行が
二行となる。従属行一行目の文字列は、「株式」で、従
属行二行目の文字列は「社会」である。第20図は、第12
図のに示す文字配置の場合の例で、主行が三行で、従
属行が各主行に対して一行ずつ存在する。但し、主行の
二行目は、文字数=0であり、実質的には従属行だけの
行となる。またこの時の従属行の文字列中には、拗音で
ある「ョ」があるので、文字数と文字枠数とは一致して
いない。第21図は、第12図のに示す文字配置の例で、
主行が二行である。主行一行目には、その文字列が「株
式会社」である従属行が一行存在し、主行二行目には、
「情報機器営業部」と、「ワークステーシヨン営業部」
の二つの従属行が存在する。第22図は、第12図のの文
字配置の場合の例である。この場合、主行の文字列は
「常陸太郎」の一行だけであり、この一行に対し、
「(株)常陸商事」,「情報機器営業部」,「ワークス
テーシヨン営業課」の三つの従属行が存在する。 次に、第14図に示す紙情報テーブルの内容を決定するた
めの処理を第23図により説明する。まずブロツク2301で
紙の最大数を決定する。本実施例では、印刷用紙のサイ
ズとしてはA4サイズとA3サイズのどちらでも使用できる
プリンタを使用しており、サイズはユーザが指定するの
ではなく、本装置側で台紙の大きさと、文字行数とによ
つて最適な方を選ぶ方式としている。紙の最大行数は、
本実施例の場合、A4サイズの用紙を縦長に置いた場合に
なる。これは、台紙の横寸法をA4サイズ用紙の短い方の
辺の長さで割つた時の商の整数部である。次に、ブロツ
ク2302で主行の数と前記の紙の最大行数とを比較し、主
行の数が紙の最大行数以下であれば、ブロツク2303で主
行の数を紙の行数とし、ブロツク2304で一行の数に配置
する主行の数を1とし、ブロツク2308へ行く。ブロツク
2302で主行の数の方が紙の最大行数より大きかつた時
は、ブロツク2305へ行く。ブロツク2305では、主行の数
が紙の最大行数までの数字の倍数かどうかを判定する。
たとえば、紙の最大行数が5で、主行の数が6のとき、
まず主行の数6が、紙の最大行数5の倍数であるかを判
定する。6は5の倍数ではないので次に6が4の倍数か
を判定する。これも倍数ではないので、次に6が3の倍
数であるかを判定する。6は3の倍数であるのでブロツ
ク2306へ行く。ブロツク6では、前記ブロツク2305で倍
数となつた数字を紙の行数とする(前記例では3が紙と
行数となる)。次にブロツク2307で、一行の紙に入れる
主行の数を決定する。これは、主行の数を紙の行数で割
ることによつて求める。次に、ブロツク2308で紙の大き
さ,方向を求める。A4とA3サイズの用紙を使う場合は、
紙の大きさ・方向は次の3通り存在する。 A4サイズ用紙を横にして用いる。 A4サイズ用紙を縦にして用いる。(紙の行数が最大
となる) A3サイズ用紙を横にして用いる。 以上3通りの場合の紙の行数を計算し(台紙の横寸法
を、の場合はA4サイズの長辺の寸法で、の場合はA4
サイズの短辺の寸法で、の場合はA3サイズの長辺の寸
法で、それぞれ割つた時の商の整数部がそれぞれの場合
の行数となる)、前記ブロツク2303または2306で求めた
紙の行数の数値が、上記〜の場合の行数と一致する
ものがあればその場合の紙の大きさ・方向を用いるもの
とする。一致するものが複数通りある場合は、紙の横方
向が大きくなる方の使い方をするものとする。また、一
致するものが無い場合は、前記ブロツク2303または2036
で求めた紙の凝集の値を超えている行数の値で最も小さ
い行数の値を持つ紙の使い方を選ぶものとする。たとえ
ば、の場合の行数が5、の場合が7、の場合が3
で、紙の行数が4の時は、の場合の用紙の使い方、A4
サイズを横にして用いることになる。尚、ここまでに求
めた、紙の行数・紙の方向・紙一行中の主行の数・紙の
横寸法・紙の縦寸法は第14図に示す紙情報テーブルにセ
ツトしておく。次にブロツク2309で、台紙の縦寸法を紙
の縦寸法で割つた時の商の整数部を紙の縦方向の枚数と
する。この値も紙情報テーブルにセツトする。次にブロ
ツク2310で、各紙の行の左上点の座標を求める。これ
は、台紙の左上端を原点とし、ミリメートルを単位とす
る数値で表わす。台紙上の紙の行の配置は、上下左右が
対称となるようにする。 ブロツク2305で、主行の数が紙の最大行数までの数字の
倍数でなかつた場合、一つの文字が縦方向に複数の紙に
分割されることになるため、ブロツク2311で、縦割りに
なる旨のメツセージをデイスプレイ上に表示し、ブロツ
ク2312で、名札を構成する文字列を修正するか否かをユ
ーザに問合わせ、問合わせた結果、Yesであれば前記の
文字列入力処理に戻る。Noであれば、ブロツク2313で紙
の行数を最大行数とし、ブロツク2314で紙の大きさ・方
向を決定する。紙の大きさはA4で、方向は縦置きとな
る。ブロツク2315では、ブロツク2309と同様に縦方向の
紙の枚数を決定する。ブロツク2316では、各紙の行の左
上点の座標を決定するが、この場合は紙の行の行間隔を
0として、上下左右が対称となるように配置する。 次に、紙上に大型毛筆フオントを配置する際の座標を決
定する処理手順について、第24図を用いて説明する。 まずブロツク2401で、紙一行の上下の余白を決定する。
上下の余白は、紙一行の縦の長さの、たとえば、1/50の
ように決定する。次にブロツク2402で主行一行に対する
横寸法を、紙の横寸法を、紙一行中の主行の数で割るこ
とにより求める。ブロツク2403〜ブロツク2411までの処
理は、文字情報テーブルを参照しながら、主行数の分だ
け繰返すことになる。ブロツク2403では、該当主行の主
行情報中の従属行数の部分を参照して従属行の有無を調
べる。従属行が有る場合は、ブロツク2404で、該当主行
に対する従属行の横寸法を求める。これは、ブロツク24
02で求めた一行の横寸法を、該当主行に対する従属行数
で割ることにより求める。次にブロツク2405で、該当主
行に対する従属行の文字枠数の平均を求める。次にブロ
ツク2406で主行の文字枠の縦寸法を決定する。これは次
のように求める。 主行の文字枠の縦寸法=(紙一行の縦寸法 −上余白寸法−下余白寸法)÷{(従属行の平均文字枠
数) ×従属行の重み係数+主行の文字枠数} ここで、従属行の重み係数は、たとえば0.5とする。但
し従属行の重み係数は、ユーザに指定たりすることも可
能である。 次に、ブロツク2407で主行のフオント寸法を求める。基
本的には、ブロツク2404およびブロツク2406で求めた横
寸法・縦寸法が主行のフオントの横寸法・縦寸法となる
が、縦と横の比が、予め定数で持つているフオントの許
容縦横比の範囲に入つているか否かを判定し、許容範囲
内に入つていれば、そのままフオントの横寸法・縦寸法
とする。範囲外であれば、範囲内になるように横寸法ま
たは縦寸法を調整する。たとえば、ブロツク2404で求め
た横寸法が200、ブロツク2406で求めた縦寸法が40だと
すると、縦横比は、40/200=0.2となる許容縦横比が、
0.5〜2までとすると、0.2は許容縦横比の範囲外となり
補正が必要となる。この場合は、許容縦横比の最小値よ
りも小さいので横寸法を小さくすることによつて補正す
る。この時の横寸法は、 縦寸法÷許容縦横比の最小値=40÷0.5=80 となる。 次に、ブロツク2408で該当主行の各文字フオントの左上
点の座標を求める。尚この時の座標の原点は、該当の紙
の行の左上端であり、単位はミリメートルである。各文
字の左上点の座標を求める時は、各文字の文字種を参照
し、促音・拗音の場合は、普通文字の大きさの1/2とし
て計算する。次のブロツク2409〜ブロツク2411は該当主
行に対する従属行数分繰返す。ブロツク2409では、次の
ように該当従属行の文字枠の縦寸法を求める。 該当従属行の文字枠の縦寸法 =(該当主行の文字枠の縦寸法 ×該当主行に対する従属行の平均文字枠数 ×該当従属行の重み係数)÷該当従属行の文字枠枚 次にブロツク2410で該当従属行の文字フオントの文字枠
を決定する。決定方法は、ブロツク2407と同様である。
ブロツク2411では、該当従属行の各文字の左上点の座標
を求める。 以上のようにして文字情報テーブル内の各文字の左下点
座標をセツトして行く。 名札用の文字入力終了後、毛筆表示という機能が割付け
られたフアンクシヨンキーを押すと、前記した編集情報
が作成され、この情報にもとづいて、デイスプレイ上に
名札の枠と、名札用に入力された文字を毛筆フオントで
表示される。第25図に台紙の枠を表示するための処理の
流れを示す。ブロツク2501で、台紙フオントの縦横比と
台紙の縦横比を比較し、台紙フオントの縦横比の方が大
きい場合は、ブロツク2402,ブロツク2503の処理を、そ
の他の場合はブロツク2504,ブロツク2505の処理を行
う。これにより台紙フオントの横縮小率・縦縮小率が求
まる。次にブロツク2506で、他の文字フオントと同様に
光記憶媒体に記憶された台紙フオントを作業用画像メモ
リに読出す。次にブロツク2507で、作業用画像メモリ上
の台紙フオント画像を、光に求めた横縮小率,縦縮小率
に従い縮小する。次にブロツク2508で画像の抽出領域を
決定し、ブロツク2509で出力用画像メモリに書込む時の
基準位置を決定する。この基準位置は、台紙が画面の中
心部に表示されるような位置とする。次にブロツク2510
で、作業用画像メモリを読出し、ブロツク2509で求めた
座標を基準位置として出力画像メモリに書込む。 次に、各文字フオントの編集方法を第26図を用いて説明
する。ブロツク2601で該当文字の文字種を判定する。ブ
ロツク2602では普通文字の時のフオント縮小率を求め
る。文字情報テーブル中のフオント寸法は用紙に印刷す
る時のものであるので、デイスプレイに表示する時に
は、台紙フオントの大きさと、実際の台紙の大きさの比
に比例して縮小する必要がある。フオントの縮小率は次
のように求めることができる。 フオントの横縮小率 ={用紙に印刷する時のフオント横寸法 ×(大きさ変更後の台紙フオントの横寸法 ÷台紙の横寸法)}÷元のフオントの画像の横寸法 フオントの縦縮小率も同様である。次にブロツク2603
で、元のフオント画像の抽出領域の情報を取出す。尚、
普通文字の場合は全てフオント画像の抽出領域は同じで
ある。促音・拗音の場合はブロツク2604で、ブロツク26
02と同様にしてフオント縮小率を求め、ブロツク2605で
元のフオント画像の抽出領域の情報を取出す。図形の文
字の場合は、第9図に示した、個々の図形文字に対する
編集データを読出し、フオント縮小率とフオント抽出領
域を決定する。ブロツク2608では、該当文字のフオント
画像を作業用画像メモリ上に読み出し、ブロツク2609で
先に求めたフオント縮小率に従い、フオント画像を縮小
する。次にブロツク2610で、先に求めたフオント抽出領
域とフオント縮小率とから、縮小後のフオント抽出領域
を決定し画像情報を抽出し、出力用画像メモリに論理和
の指定で書込む。以上、ブロツク2601〜ブロツク2611の
処理を全文字分繰返す。その後、出力用画像メモリの内
容をデイスプレイに表示する。 次に、画像情報の印刷に関して説明する。 本装置の画像情報編集部では作業用画像メモリ上で文字
フオントの拡大または縮小を行い抽出した画像情報を出
力用画像メモリに書込む。出力用画像メモリ上に出力用
画像メモリ単位分(ここではA4サイズの画像情報分)の
画像情報を作成するまで文字フオントの検索・画像情報
編集を繰返す。一単位分の画像情報が完成した時点で出
力用画像メモリの画像情報を画像情報出力部が読み出
し、ページプリンタに出力する。このようにして印刷さ
れたカツト紙をつなげることにより、大型文字フオント
で構成される一つの文書が完成する。 これらの印刷機能を順を追つて詳述する。まずレイアウ
トが決定した後にオペレータがキーボードより印刷要求
キーを押すことによりデイスプレイ装置に確認をうなが
す表示をし、確認後、画像情報編集機能が動作する。こ
の時、システム起動1回目であれば文書印刷時の最終カ
ツト紙の左下すみに毛筆文字フオントを作成した書家の
名前または印を同時に印刷するかどうか、最下カツト紙
の下に社名を印刷するかどうかを表示し、要求があれば
第1図文字フオント記憶部9より検索し文書と同時に編
集,印刷の処理を行う。またシステム起動2回目以降時
は毎回問合せは表示せず前回の設定のままとなり、変更
時はキーボードより書家・社名要求キーを押すことによ
りデイスプレイ装置に書家名あるいは社名を印刷するし
ないの問合せを表示し再設定することができる。これら
の設定を要求し設定後、あるいは設定の要求をしなかつ
た場合、カツト紙とカツト紙の張り合わせる部分を合わ
せるためのマークを印刷するしないの問合せを表示し、
印刷をする場合は編集時にカツト紙の張り合わせ部分に
マークを入れて処理を行う。印刷をしない場合には画像
情報編集処理に移る。 第1図編集情報記憶部6には、台紙情報テーブル,文字
情報テーブルをはじめとして記憶されており以下の項目
の値を持つている。 1)登録してある文字フオントの縦横寸法 2)印刷用紙の縦横寸法 3)作業用画像メモリのメモリマツプ(x方向の大きさ
・y方向の大きさ) 4)出力用画像メモリのメモリマツプ(x方向の大きさ
・y方向の大きさ) これらの定数情報と第1図書式記憶部2の情報とから、
文書を印刷する際の文字フオントの縦倍率・横倍率及び
各行の先頭文字フオント画像を第1図出力用画像メモリ
12に書込む時の左下点Chの座標を求め、編集情報として
第1図編集情報記憶部6に格納する。第28図は、一枚目
の紙を印刷する際の第1図出力用画像メモリ12上の画像
情報を視覚的に表わした例である。第28図の太線の矩形
内が第1図出力用画像メモリ12の座標空間であり、前記
左下点はこの例では、C1,C2である。 次に第1図画像情報編集部9の動作を第29図を用いて説
明する。まずブロツク2901で、第1図編集情報記憶部6
より前記編集情報を読出す。またこの時、行カウンタ、
文字桁カウンタ・紙カウンタを初期化しておく。次にブ
ロツク2902で、行カウンタ・文字桁カウンタに対応する
文字コードを第1図文字列記憶部4より取出し、文字コ
ードから文字フオント検索用のインデツクスを作り出
し、該当文字フオント画像を第1図作業用画像メモリ10
上に読出す(尚、ブロツク2902の処理は第1図文字フオ
ント検索部7が行う)。次にフオント2903で、前記第1
図編集情報記憶部6に記憶されている文字フオント横倍
率を基に、第1図作業用画像メモリ10内の文字フオント
画像を横方向に拡大または縮小し、次に縦倍率を基に縦
方向に拡大または縮小する。さらにブロツク2904で、こ
の拡大または縮小した文字フオントを第1図作業用画像
メモリ10から抽出するための四点の座標を、大きさ変更
後の文字フオントの縦横寸法と第1図作業用画像メモリ
10のメモリマップとから計算する。次にブロツク2905
で、前記Chの座標・大きさ変更後の文字フオントの縦横
寸法・行カウンタ・第1図出力用画像メモリ12のメモリ
マツプとから、該当フオント画像を第1図出力用画像メ
モリ12に書込む時に基準となる左下点の座標を求める。
この求めた座標が、第1図出力用画像メモリ12の座標空
間を飛び出す場合(第28図における「い」や「き」の文
字のように一つの文字が二枚の紙にまたがる場合)は、
座標空間におさまる部分だけを書込むように左下点座標
を補正する。この時、ブロツク2904で計算した抽出点の
うち、左下点・右下点の座標も同じように補正する。次
にブロツク2906で、第1図作業用画像メモリ10内の文字
フオント画像を、前記の抽出座標に従つて抽出し、第1
図出力用画像メモリ12へ、ブロツク2905で求めた左下点
座標を基準点として書込み、画像合成を行う。次にブロ
ツク2907で、次の文字が格納可能か否かの判定を行い、
可能であればブロツク2908で文字桁カウンタの更新を行
い、ブロツク2902へ戻る。格納不可であればブロツク29
09へ行く。尚、次文字の格納が可能なのは、文字桁カウ
ンタの値が一行の桁数より小さく、かつ、ブロツク2905
ではめこみ座標を補正を行なわなかつた場合で、その他
の場合は格納不可となる。ブロツク2909では、行カウン
タと文書の行数を比較し、行カウンタ<文書の行数の時
はブロツク2910へ、その他の時はブロツク2911の処理を
行う。ブロツク2910では行カウンタを一つ更新し、文字
桁カウンタは、該当の出力用画像を作り始めた時の文字
桁カウンタの値に戻し、ブロツク2902へ戻る。以上の処
理を繰り返すことにより、第1図出力用画像メモリ12の
一単位分の画像情報が第1図出力用画像メモリ12上に作
成される。第28図に示す例では「あ」「い」「か」
「き」の順で文字画像が合成されて行くことになる。こ
のようにして作成された出力用画像は、ブロツク2911で
プリンタに出力される。プリンタには印刷する時に印刷
不可能領域が発生する。そこで、この印刷不可能領域を
カツト紙の貼り合わせの際の、貼りしろとして使う。ま
たカツト紙の貼り合わせの部分を合わせるためのマーク
も文字画像を合成する際に編集する。(尚ブロツク2911
の処理は第1図画像情報出力部11によつて行なわれ
る)。ブロツク2912では、全枚数分の処理をしたか否か
を判定しYesであれば処理を終了する。Noの場合はブロ
ツク2913で紙カンウンタを一つ更新し、行カンウンタは
1に戻す。 文字桁カウンタはブロツク2905ではめ込み座標の補正を
行つていれば更新は行なわれず、はめ込み座標の補正を
行つていない時(大きさ変更後の文字フオントの文字枠
の境目が、紙の切れ目と一致した時)のみ、一つ更新す
る。2枚目以降のはめ込み座標の補正には、貼りしろ部
分をy方向にマイナスする必要がある。ブロツク2913の
後はブロツク2902へ戻り、全枚数分の画像出力が終了す
るまで上記処理を行う。 以上の例ではカツト紙1行のみの場合であるが、カツト
紙が複数行にわたつた場合にはブロツク2912で全枚数分
の処理をしたか否かを判定すると同時に改行するか否か
を判定し、改行であれば改行であることを示すカツト紙
を1枚、行と行の間に出力する処理を行う。また台紙が
広い場合、カツト紙を貼り付ける位置が必要になつてく
る。そこで台紙に対するカツト紙の位置を、デイスプレ
イ装置に出力する。または印刷装置にカツト紙の1枚目
として出力する。この位置情報としては縦書きの場合、
台紙の右上から下へ、改行して左上へ貼るまたは横書き
の場合、左上から右へ、改行して左下へ貼る方向から、
各行の先頭のカツト紙が台紙の端から何mmであるという
数値を、第1図書式記憶部2の上余白,左余白,右余
白,行間隔の各寸法及びカツト紙の寸法,枚数に関する
情報から計算し、その数値を含む台紙とカツト紙の関係
図を出力する。あるいは、あらかじめいくつかのパター
ンを設定し、台紙にそのパターン位置が分かる様に印刷
しておき、位置情報としては特定のパターンを指定す
る。台紙の種類が多く、それぞれにパターンを印刷する
のが容易でない場合は、パターンに合わせたテンプレー
トを準備しておき、デイスプレイ装置にどのテンプレー
トを使用すればよいかという情報を出力する。 次にカツト紙の張り合わせについて説明する。第30図は
コンピユータで印刷出力されたカツト紙である。マーク
は第1図の画像情報編集部9で画像合成を行う際に各行
の先頭であるか否か判定し、先頭であれば第30図〔1〕
の例のように、貼りしろを余白として下部にのみマーク
を入れて編集する。張り合わせたい部分(下部)にAmm
の長さのマークを右端,左端それぞれBmm離した所に1
箇所ずつ計2箇所付し、Cmmの印刷不可能領域を貼りし
ろとして印刷する。また各行の最後尾であれか否か判定
し、先頭でもなく、最後尾でもない場合には、第30図
〔2〕の例のように、上部と貼りしろを余和として下部
にマークを入れて編集する。第30図〔1〕で出力したカ
ツト紙と張り合わせるために、張り合わせる部分(上
部)にDmmの長さのマークを右端,左端それぞれBmm離し
た所に1箇所ずつ計2箇所付す。このカツト紙の後に、
張り合わせるカツト紙があるので第30図〔1〕と同じ領
域で下部にマークを2箇所付し、貼りしろ部分を印刷不
可能領域として印刷する。また各行の最後尾である場合
は、第30図〔3〕の例のように、上部のみにマークを入
れて編集する。第30図〔2〕で出力したカツト紙との貼
り合わせ部(上部)にDmmの長さのマークを第30図
〔2〕の容量で2箇所付し、印刷する。このようにして
印刷されたカツト紙は、縦書きの場合右上から貼り始め
下まで貼ると、改行してすぐ左の上から貼ることにな
る。ここで作業能率の向上を図るため出力するカツト紙
の順番は左下の最後尾のものから上に、行の先頭からす
ぐ右の最後尾という順序で最後に右上のカツト紙が出力
されるようにする。ただし印刷面が上になり後から出力
されるカツト紙は前のものの上に重なる印刷装置の場合
に適用する。印刷面が下になり後から出力されるカツト
紙が前のものの下に重なる場合も同様にして貼る順序の
逆から出力する。また、印刷面が上になり後から出力さ
れるカツト紙が前のものの下に重なる場合や、印刷面が
下になり後から出力されるカツト紙が前のものの上に重
なる場合には、貼る順序のまま出力する。これらの処理
は第1図画像情報編集部9にて処理する際にあらかじめ
設定されている印刷情報より判定を行い上記による順番
に編集処理を行い、第1図画像情報出力部11が出力す
る。 次に印刷出力されたカツト紙を台紙に貼る方法について
説明する。カツト紙貼り合わせのためのマーク出力を要
求し、デイスプレイ装置に使用するテンプレートの種類
が出力された場合を第31〜32図〔4〕〜〔8〕を使つて
説明する。デイスプレイ装置に出力されたテンプレート
No.1を使用して、台紙とテンプレートの右上角を基準に
上辺と右辺を合わせ、カツト紙の位置を決める第31図
〔4〕。テンプレートの内側上辺を基準にカツト紙を貼
る第31図〔5〕。2枚目のカツト紙は1枚目の下部にあ
る貼りしろ部分を重ね、マークを合わせて貼り付ける第
31図〔6〕。3枚目のカツト紙も同様に貼りしろ部分を
重ね、マークを合わせて貼りつける。1行の紙の枚数が
多くなると少しずつ左右にずれを生じることがあるの
で、テンプレートの縦辺を基準に確認しながら貼つてい
く第32図〔7〕。その結果として完了した例が第32図
〔8〕である。このようにパターンを設定しておき、そ
れに合つたテンプレートを準備することで容易にカツト
紙の貼り付けができる。また、テンプレートを使用しな
い例としては、第33図
〔9〕〜〔11〕に示す方法があ
る。まず、重ね合わせのマークを要求せず、デイスプレ
イ装置に出力する先頭のカツト紙の右上の位置という情
報のみで貼り付ける例を第33図
〔9〕に示す。1枚目の
カツト紙の右上端を基準に位置を決め、後は貼りしろ部
分を重ね、そえ木をガイドにして左右のずれに注意しな
が貼り付ける方法である。第33図〔10〕は、重ね合わせ
のマークを要求せずあらかじめ台紙に先頭のカツト紙の
位置を決め縦方向の直線が印刷されてある場合である。
デイスプレイ装置に出力するパターンの指定によりAの
1メモリに先頭のカツト紙の位置を決め、後は貼りしろ
部分を重ね、印刷された縦線をガイドすることによつて
貼り付ける方法である。また、ガイドが何もない場合を
示したものが第33図〔11〕である。デイスプレイ装置に
出力する先頭のカツト紙の右上の位置を基準に位置を決
め、あとはマークだけを重ね合わせることによつて容易
に貼り付けることができる。 以上のようにして、任意の大きさの毛筆フオントで構成
される大型文書の画像編集,画像情報出力、及びカツト
紙の貼り合わせをして文書を作成することができる。 本実施例によれば、次のような効果がある。 大型の毛筆文字をコンピユータで印刷し、製品とし
て利用する場合、カツト紙を張り合わせて利用すること
により、価格の安いコンピユータで大型コンピユータと
同等の効果がある。 画像メモリの容量が小さくても、非常に大きな文書
が作成可能である。 印刷装置に特有な、印刷不可能領域をカツト紙の貼
りしろとすることによつて有効に利用することができ
る。 カツト紙とカツト紙をつなげる際、双方の重重なる
部分にマークを印刷指定することによつて、テンプレー
トなどのガイドを使用せずに、それ相当の効果を容易に
得られる。 カツト紙を出力する際、出力されたカツト紙が、そ
のまま台紙に貼り付ける順番になつているため作業の能
率を向上させることができる。 本装置において文書作成後、その情報を再度利用するこ
とを目的として格納する時、文書作成画像を登録する場
合は情報量が多く大規模な格納容量を確保する必要があ
る。 そこで、画像として登録するのではなく書式の情報とし
て登録することにより格納容量を減少させ安価なフアイ
ル系装置を使用して多くの情報を格納することができ
る。また画像情報に比べて書式の情報は部分的な修正が
容易に可能となる。 次に本装置の名札登録において実施例を示す。新規に書
式を設定し文書の文字列を入力し文書レイアウト決定
後、編集情報作成部にて編集情報記憶部に台紙情報テー
ブル,紙情報テーブル,文字情報テーブルが作成され
る。これらのテーブルを格納しなければならないが、台
紙情報,紙情報,文字情報の全て格納する場合、あるい
は文字情報のみ格納する場合など格納容量に応じて格納
する方法がある。ここでは文書作成時のレイアウト決定
後の台紙情報,紙情報,文字情報を格納する例として示
す。 台紙情報テーブルから紙情報テーブル,文字情報テーブ
ルまでをまとめて格納する方法として、第34図に格納フ
オーマツトの一例を示す。まず、固定テーブル長aの台
紙情報テーブル,紙の行数によつてテーブル長bが可変
となる紙情報テーブル,主行の文字数によつてテーブル
長Lmが可変となる文字情報テーブルと従属文字数によつ
てテーブル長lmnが可変となる従属行テーブルから成り
立つている。また、文字情報テーブルは1行目からm行
目(m=紙の行数×紙一行の主行の行数)まで、それぞ
れ従属行のテーブルを持つている。従属行のテーブルは
1行目からn行目(n=従属行数)までのテーブルから
なる。もちろん文字情報テーブルによつて従属行の行
数,従属文字数はそれぞれ異なる。 これらのテーブルを使つて名札登録を行う訳であるが、
テーブルによつてポインタを使用しているため格納処理
においてそのひもづけを壊さぬ様に相対的な値に変換す
る必要がある。ここではテーブルの先頭からのアドレス
を計算する一例をを示す。 格納処理例を第35図のフローを用いて説明する。まず、
主行の行数カウンターmと、従属行の行数カウンターn
をクリアし、紙情報テーブルの紙の行数より、紙情報テ
ーブル長さbを計算する。格納テーブルにおけるポイン
タアドレスAに格納テーブルの先頭アドレスと台紙情報
テーブルの長さaと紙情報テーブルの長さbを加えて1
行目の文字情報テーブルの先頭アドレスとして格納す
る。次行目の文字情報テーブルを処理するためmをプラ
ス1にして、その値が最大値を越えないか否かを判定す
る。こで文字情報テーブル数(主行)の最大値は紙情報
テーブル(紙の行数×紙1行の主行の行数)となる。m
が最大値を越えた場合はそこで格納テーブルの作成は終
了し、そのテーブルを格納して名札登録の機能を終了す
る。mが最大値を越えない場合はmは行目の文字情報テ
ーブルにおける主行の文字数よりm行目の文字情報テー
ブルの長さLmを計算する。文字情報テーブルの先頭アド
レスAに文字情報テーブルの長さLmを加えることにより
m行目の文字情報テーブルにおける従属行ポインタの値
が決定する。この値を従属行ポインタとして文字情報テ
ーブルに格納する。 次に従属行テーブルの次行ポインタを求めるために従属
行の行数nをプラス1にして従属行n行目テーブルの従
属文字数より従属行n行目テーブルの長さlmnを計算す
る。従属行n行目テーブルの先頭アドレスAに従属行n
行目テーブルの長さlmnを加えることによつて従属行n
行目テーブルの次のテーブルの先頭アドレスAが設定さ
れる。この時、文字情報テーブルにおける従属行数を従
属行数カウンタnがこえない場合には、従属行n行目テ
ーブルにおける次行ポインタとして次のテーブルの先頭
アドレスAを格納していく。また、文字情報テーブルに
おける従属行数を従属行数カウンタnがこえた場合に
は、その文字情報テーブルに対する従属行テーブルはな
いと判断し、次の文字情報テーブルの先頭として、次の
テーブルの先頭アドレスAを文字情報テーブルにおける
次ポインタとして格納する。この様にして処理を繰り返
し格納テーブルにおける文字情報テーブルの次ポイン
タ,従属行ポインタ、そして従属行テーブルの次行ポイ
ンタを変換し格納フオーマツトによつて名札を登録して
いく。 以上は文書作成時のレイアウト決定後の情報を格納する
一例を示したが、より容量を減らし数多くの文書情報を
格納する場合には、台紙情報テーブル,紙情報テーブル
と文字情報テーブルの主行の文字,従行の文字だけを格
納し呼出し時にそれらの情報から、完全なテーブルを再
度作成する。また、文字情報テーブルの文字だけを格納
する方法もある。 これらの方法によつて、文書情報を画像として大量のデ
ータをもつて格納する方法に比べて、データ量を減ら
し、また、分書データの解析が容易にできるため、格納
するための容量を小さくすることができ、しかもデータ
の修正が容易にできるという効果がある。 〔発明の効果〕 本発明によれば、従来のワードプロセツサやパソコンで
扱えない大型の文字フオントで構成される文書が容易に
作成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図は花環用名
札の例、第3図は書式設定部におけるメニユー表示のデ
フオルト値を決定する処理例を示したものである。第4
図は台紙サイズの情報を格納するテーブル図、第5図は
使用頻度の高いデフオルト値を決定する処理フロー、第
6図は、光デイスクのB面からA面にフオントを移動す
る時の処理フロー、第7図,第8図は図形文字の使用
例、第9図は図形文字に対する編集情報を示し、第10図
は縦書き特殊文字の横書き文字との対応表、第11図は文
字種の意味を表わす表、第12図は花環用名札の文字のレ
イアウトの例、第13図は台紙情報テーブルの構成、第14
図は紙情報テーブルの構成、第15図は文字例バツフアの
構成、第16図は文字情報テーブルの構成、第17図は入力
文字列の解析フロー、第18図〜第22図は文字情報テーブ
ルの例、第23図は紙情報テーブルのデータ作成処理フロ
ー、第24図は各文字フオントの座標を求める処理フロ
ー、第25図はデイスプレイに表示する時の台紙フオンの
編集処理フロー、第26図はデイスプレイに表示する時の
文字フオントの編集処理フロー、第27図はカツト紙を張
り合わせた図、第28図はカツト紙1枚に印刷を行い出力
した図、第29図はカツト紙1枚ごとに編集・印刷する処
理を示したフローチヤート、第30図はカツト紙1枚ずつ
が印刷出力された結果例、第31図はテンプレートを使つ
て台紙にカツト紙をはる手順、第32図はテンプレートに
よつてカツト紙の張り合わせが完成した図、第33図はそ
え木,印刷線,マークのみを使つてカツト紙を張り合わ
せる例、第34図は文書作成情報を格納するためのテーブ
ル例、第35図は、前記格納テーブルを作成するため処理
例をフローチヤートに示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長山 茂 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株 式会社日立コントロールシステムズ内 (72)発明者 溝口 清久 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株 式会社日立コントロールシステムズ内 (72)発明者 伊藤 敏 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所小田原工場内 (56)参考文献 特開 昭60−5666(JP,A) 特開 昭62−35856(JP,A) 特開 昭56−135288(JP,A) 特開 昭59−180678(JP,A) 特開 昭62−128355(JP,A) 特開 昭60−159077(JP,A) 特開 昭58−214980(JP,A) 特開 昭57−129757(JP,A) 特開 昭58−182952(JP,A) 特開 昭60−258673(JP,A) 特開 昭61−32187(JP,A) 特開 昭56−82966(JP,A) 特開 昭58−105338(JP,A) 特開 昭61−862(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字列の入力を行う文字列入力手段と、入
    力された前記文字列を記憶する文字列記憶手段と、入力
    された編集命令及び前記文字列記憶手段の出力に基づい
    て編集情報を作成する編集情報作成手段と、文字フオン
    トを画像情報として記憶する画像記憶媒体と、前記編集
    情報に基づいて、前記画像記憶媒体から所定の文字フオ
    ントの画像情報を検索する検索手段と、検索した前記文
    字フオントの画像情報を一時的に記憶する第1の画像メ
    モリと、前記編集情報に基づいて、前記第1の画像メモ
    リの所定領域の画像情報を拡大または縮小または抽出す
    る画像情報編集手段と、前記画像情報編集手段からの出
    力を所定の書き込み位置へ記憶する第2の画像メモリ
    と、前記第2の画像メモリの一単位分の画像情報に基づ
    いて印刷媒体に印刷する印刷装置とを具備し、前記入力
    文字列に対応した画像情報を全て印刷するまで、前記第
    2の画像メモリの一単位分の画像情報が繰返し作成され
    ることを特徴とする文書作成装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項の文書作成装置にお
    いて、特定文字を文字フオントの大きさと文字位置を指
    定する編集命令に対応させ、前記文字列入力手段によ
    り、前記特定文字を含む文字列を入力し、この特定文字
    を含む文字列に基づいて、前記特定文字を含む文字列の
    文字列に対応した文字フオントの大きさと配置とを決定
    することを特徴とする文書作成装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項の文書作成装置にお
    いて、前記画像情報記憶媒体に図形に対応したフオント
    を画像情報として記憶し、前記図形に対応したフオント
    を検索するための外字コードと、前記外字コードに対応
    して前記画像情報記憶媒体の図形フオントに関する編集
    情報を付加することを特徴とする文書作成装置。
JP62240723A 1987-09-28 1987-09-28 文書作成装置 Expired - Lifetime JPH0747329B2 (ja)

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