JPH0747231Y2 - 表示部を有する操作スイッチ - Google Patents

表示部を有する操作スイッチ

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JPH0747231Y2
JPH0747231Y2 JP1989123189U JP12318989U JPH0747231Y2 JP H0747231 Y2 JPH0747231 Y2 JP H0747231Y2 JP 1989123189 U JP1989123189 U JP 1989123189U JP 12318989 U JP12318989 U JP 12318989U JP H0747231 Y2 JPH0747231 Y2 JP H0747231Y2
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JP
Japan
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switch
display
display unit
value
temperature
Prior art date
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Application number
JP1989123189U
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JPH0363419U (ja
Inventor
洋史 猿川
日呂志 牧野
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等の表示部を有する操作スイッチに関
する。
(従来の技術) 一般に空調装置等の被操作装置の設定されるべき設定値
の表示は第6図及びそのI−I線断面図である第7図に
示すように、計器板aに形成した開口部a′の裏側に設
けた表示装置bの表示部b′を開口部a′を被装する窓
部レンズcを介して視認するように構成され、被操作装
置の設定値は、表示部b′に隣接する操作スイッチdの
操作により設定されるようになっている。
また、実開昭55−101626号公報及び実開昭61−114722号
公報に開示されるように、表示部と操作スイッチとを隣
接して設けた表示部付きの車両用スイッチが既に開発さ
れている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記従来の構成によると、視認される表示
部と操作するスイッチが隣接して設けられるものの、表
示部とスイッチが異なる位置に設けられることからスイ
ッチの操作に際し、表示部とスイッチとの間の操作者の
視線移動を余儀なくされ、誤操作の原因となり、また表
示部とスイッチとに分割して構成することから一体感が
得られず、外観の面からも美観を損い、更に構成部品も
多く製造コストの高騰を招くなどの不具合がある。
従って本考案の目的は、表示部と操作スイッチとを一体
化することにより操作者の視線移動を少なくし、操作性
の向上を図りスイッチの誤操作を未然に防ぎ、更に外観
の美観向上及び部品低減による製造コストの低減が得ら
れる表示部を有する操作スイッチを提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成する本考案の表示部を有する操作スイッ
チは、被操作装置に設定されるべき値を表示する表示部
を有する表示装置と、表示部を挾んで配設され、前記被
操作装置に設定されるべき値を上げる第1スイッチ及び
設定されるべき値を下げる第2スイッチと、正面視略中
央部を通る揺動軸線を有し、前記表示部に表示される値
が透視可能であり、かつ揺動によって前記2つのスイッ
チを選択的に操作可能である操作板とを具備するもので
ある。
(作用) 表示装置の表示部を挾んで設けられた2個のスイッチを
操作板の揺動操作により選択的に操作して被操作装置の
設定値を変更し、かつ表示部に表示される値が操作板を
介して透視でき、操作の際視線の変更を少なくし、誤操
作が防止でき、かつ一体感が得られることから美観の向
上が図れる。
(実施例) 以下、本考案の表示部を有する操作スイッチの一実施例
を空調装置の温度設定用スイッチに適用した場合を図面
によって説明する。
第1図は操作スイッチの要部断面側面図、第2図は同じ
く正面図、第3図は同じく分解斜視図、第4図は操作ス
イッチの取付状態の説明図である。
本考案の操作スイッチ1は第4図に示すように空調装置
の作動切換レバー等の操作部を設けた計器板2に形成し
た開孔部2a内に収納され取り付けてある。
計器板2の開口部2a内に設けられる操作スイッチ1の構
成を第1図乃至第4図によって説明する。
略矩形の基板3の上下位置の中央部に被操作装置である
空調装置の設定されるべき車室温度の値を表示する螢光
表示管、液晶などからなる表示部4aを有する表示装置4
及び空調装置の作動スイッチと連動して点灯する表示ラ
ンプ5が設けられている。更に空調装置の設定されるべ
き温度の値を上げる指示を空調装置に与える感圧時にON
する第1スイッチSW1及び温度値を下げる指示を与える
第2スイッチSW2が表示装置4の表示部4aを挾んで上下
に設けてある。更に基板3の第1及び第2スイッチS
W1,SW2の近傍位置にそれぞれ空調装置の作動スイッチ
と連動して点灯する第1及び第2の表示ランプl1,l2
設けてある。
基板3の車室内側には正面視略中央部を通り、かつ水平
方向に延びる揺動軸線lを有するピン6aによってブラケ
ット(図示せず)を介して揺動可能に支持された円板状
のベース6が取り付けてある。ベース6の外周にフラン
ジ6bが設けられると共に、前記基板3に設けた表示装置
4の表示部4a,表示ランプ5,第1及び第2の表示ランプl
1,l2と対応する部分には各々光透過用窓6c,6d,6e,6fが
開口し、かつ前記第1及び第2のスイッチSW1,SW2を押
圧する突起6g,6hが設けられている。
ベース6の車室内側には光透過性材料からなるフィルム
7を介装してスモーク処理されたアクリル樹脂製の操作
板8がフランジ6bに嵌合して設けられている。フィルム
7の前記ベース6に形成した光透過用窓6cと対応する部
分には開口部7aが形成され、光透過用窓6dと対応する部
分には設定温度であることを表示す「TEMP」の文字7b及
び光透過用窓6e,6fと対応する部分には設定されるべき
温度を上昇されることを表示する上方へ凸なるV字形の
記号7c、及び設定されるべき温度を降下させることを表
示する下方へ凸なるV字形の記号7dが印刷等により付さ
れている。一方操作板8の上方へ凸なるV字形の記号7c
及び下方へ凸なるV字形の記号7dと対応する表面には指
による操作性を良好にするべく凹形状の設定温度上昇用
操作部8a及び設定温度降下用操作部8bが設けてある。
次にこのように構成された操作スイッチ1の作動につい
て説明する。
空調装置の作動スイッチ(図示せず)のON操作によって
表示ランプ5第1及び第2の表示ランプl1,l2が点灯
し、ベース6に開口する光透過用窓6d,6e,6fを通ってフ
ィルム7に印刷された「TEMP」の文字並びに記号7c及び
7dが照射され、操作板8に「TEMP」の文字並び記号7c及
び7dが明るく表示され、空調装置が作動状態にあること
が目視により確認されると共に、設定温度の上昇用操作
部8a及び降下用操作部8bの位置を表示する。同時に空調
装置からの指示により表示装置4の表示部4aに車室内の
温度の値が表示され、ベース6の光透過用窓6c,フィル
ム7の開口部7a及び操作板8を透視し、その時の温度が
目視される。
仮に空調装置による設定温度の値を上げようとする場合
には、操作板8の設定温度上昇用操作部8aを押圧する
と、ベース6がピン6aを揺動中心として矢印A方向へ揺
動し、突起6gにより第1スイッチSW1を押圧してONさせ
る。第1スイッチSW1のONする時間の長短または回数に
応じて空調装置へ設定温度を指示し、かつその設定され
るべき温度の値を表示装置4の表示部4aに表示し操作板
8の中央部からその値を透視可能にする。
また空調装置による設定温度の値を下げる場合には、操
作板8の設定温度降下用操作部8bを押圧すると、ベース
6が矢印B方向へ揺動し、突起6hにより第2の温度設定
スイッチSW2を押圧してONさせ、前記同様に空調装置へ
設定温度を指示する。そして設定されるべき温度を表示
装置4の表示部4aに表示し、操作板8の中央部からその
値を透視可能にする。
また、表示部4aを挾んで設定値を上昇させる操作部8aを
上方に、設定値を降下させる操作部8bを下方に設けるこ
とにより、上昇、降下の操作を行う際の誤操作が防止さ
れ、更に操作部8a,8bが揺動軸線lから離間され形成さ
れることから操作力の軽減が得られる。
以上説明ではベース6と操作板8との間にフィルム7を
介装したが、操作板8にフィルム7に付した文字7b、記
号7c及び7d等を直接操作板8の裏面に印刷等により付す
ることによりフィルム7を省略することも可能である。
また計器板2に設ける操作スイッチ1の形状は正面視円
形に限定されることなく、第5図に示すように正方形や
その他適宜形状に、また文字、記号等も適宜変更し得る
ものである。
以上説明では、空調装置の温度設定用スイッチに適用し
た場合について記載したが、その他に例えばクルーズコ
ントロール装置の速度設定用スイッチに適用することも
可能である。
(効果) 本考案の表示部を有する操作スイッチによれば表示装置
の表示部を挾んで設けられた2つの被操作装置の設定さ
れるべき値を設定するスイッチを操作板の揺動操作によ
り選択的に操作して設定値の変更を可能にし、かつ表示
部に表示される値を操作板を介して透視可能とすること
により、スイッチと表示部との一体化を図り、操作者の
視線移動を少なくし、操作性の向上を図り、スイッチの
誤操作を防ぎ、更に、美観向上及び部品低減による製造
コストの低減が得られる。また表示部が操作板の奥に設
置されることから、太陽光が表示部によって反射するこ
となく、視認性が確保される等実用的効果大なるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の表示部を有する操作スイッチの一実施
例を示す要部断面側面図、第2図は同じく正面図、第3
図は同じく分解斜視図、第4図は操作スイッチの取付状
態の説明図、第5図は本考案の他の実施例の正面図、第
6図は従来例の正面図、第7図は第6図のI−I線断面
図である。 1……操作スイッチ、3……基板、4……表示装置、4a
……表示部、6……ベース、6c……光透過用窓、8……
操作板、SW1……第1スイッチ、SW2……第2スイッチ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被操作装置に設定されるべき値を表示する
    表示部を有する表示装置と、表示部を挾んで配設され、
    前記被操作装置に設定されるべき値を上げる第1スイッ
    チ及び設定されるべき値を下げる第2スイッチと、正面
    視略中央部を通る揺動軸線を有し、前記表示部に表示さ
    れる値が透視可能であり、かつ揺動によって前記2つの
    スイッチを選択的に操作可能である操作板とを具備する
    ことを特徴とする表示部を有する操作スイッチ。
  2. 【請求項2】表示部に表示された値が操作板を裏面から
    支持するベースに開口した光透過用窓及び操作板を通し
    て透視可能である請求項1記載の表示部を有する操作ス
    イッチ。
  3. 【請求項3】第1スイッチが表示部より上方に、第2ス
    イッチが表示部より下方に配設され、かつ操作板の揺動
    軸線が水平方向に延びている請求項1または2の表示部
    を有する操作スイッチ。
JP1989123189U 1989-10-23 1989-10-23 表示部を有する操作スイッチ Expired - Lifetime JPH0747231Y2 (ja)

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