JPH0541998Y2 - - Google Patents

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JPH0541998Y2
JPH0541998Y2 JP1985138175U JP13817585U JPH0541998Y2 JP H0541998 Y2 JPH0541998 Y2 JP H0541998Y2 JP 1985138175 U JP1985138175 U JP 1985138175U JP 13817585 U JP13817585 U JP 13817585U JP H0541998 Y2 JPH0541998 Y2 JP H0541998Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は船舶の操舵室などの暗化を要する場
所で用いる機器、例えば、レーダに用いるパネル
装置に関するものである。
「従来技術」 従来のパネル照明は第14図に示すようにパネ
ル板を兼ねる透明板1の裏側に光源2を光学的に
結合させて装着し、この光源2の光によつて透明
板1の全体を均一に照明すると共に、透明板1の
表面に遮光性フイルム3を被着する。遮光性フイ
ルム3には例えばシート状スイツチを具備し、シ
ート状スイツチの位置を表わす枠及びそのスイツ
チの機能を表わす文字、記号等を光透過性の状態
で描くようにし、その光透過性の状態で描いた文
字、記号及びスイツチの位置を表わす例えば枠を
透明板1から漏れる光で照明する構造としたもの
がある。
また他の構造としては第15図に示すように押
釦スイツチ4の操作子5を半透明な樹脂材によつ
て成形し、操作子5の内部に光源6を装着し、こ
のような構造とした操作子5をパネル板1から突
出して配置し、光源6を点滅制御することにより
操作子5に近接して文字等を光透過性の状態で描
き、押釦スイツチ4の機能を表示する構造のもの
もある。
また、印刷フイルムの下側にスイツチの頭部を
配置し、この頭部の隅の部分を切り欠いて表示光
源を配置した構造のものが、実開昭55−145820な
どにより開示され、印刷フイルム上のスイツチ部
分に対する指のすべりを防止するために、スイツ
チ表示部分の周囲を囲んで突起する枠体を設けた
構造のものが、実開昭57−155632などにより開示
されている。
「考案が解決しようとする課題」 こうしたパネル装置において、スイツチの動作
状態とスイツチの個々の機能表示とスイツチ総括
的な機能表示とを行うようにすることが必要な場
合、上記のような構成を単に組み合わせただけで
は、複雑になり過ぎてしまうため、簡便安価な構
造のものの提供が望まれているという課題があ
る。
「課題を解決するための手段」 この考案は、 印刷フイルムの背面側に、押し下げ動作型のス
イツチ、スイツチの動作状態表示を行うための動
作状態表示光源および機能表示を行うための機能
表示光源などを配置するとともに、印刷フイルム
の表面にスイツチの位置を示す突条を配置したパ
ネル装置において、 可動ロツドの前面側に動作状態表示光源と、こ
の動作状態表示光源を覆う透明材の操作子とを設
けた複数のスイツチと、 各スイツチに隣接した上記の操作子の背面側の
位置にスイツチの個別的な機能表示を行うための
光源、つまり、個別機能表示光源を配置する光源
配置と、 上記の操作子と同一面に配置され、各操作子に
対応する位置に操作子を挿入するための窓穴、つ
まり、操作子窓穴を設けた遮光板と、 上記の操作子窓穴に対応する部分を光透過部分
するとともに、この透過部分内の上記の個別機能
表示光源に対応する位置に上記の個別機能を表示
するための機能表示を印刷した印刷フイルムと を設ける構造とすることにより、上記の課題を解
決し得るようにしたものである。
「実施例」 第1図乃至第4図を用いてこの考案の一実施例
を説明する。この実施例では各押釦スイツチの操
作子と、各スイツチの機能を表示する機能表示部
を別々の光源によつて照明し、必要な部分だけを
照明できる構造としたパネル装置を例示して説明
する。
第1図乃至第4図において11は操作パネルを
支持する板を示す。この板は金属板等で作られパ
ネル支持板と遮光板とを兼ねている。従つて以下
この板を遮光板と称することにする。遮光板11
には第2図に示すように押釦スイツチ12の操作
子13を挿入する窓14と、押釦スイツチ12の
機能を表示するための機能表示用窓15(第2図
参照)を形成し、押釦スイツチ12をその操作子
13が遮光板11に形成した窓14を通じて遮光
板11と同一面を形成するようにプリント板19
に支持し、遮光板11の表面側にフイルム状体1
6を被着する。フイルム状体16には遮光板11
に形成した押釦スイツチ12の操作子挿入用窓1
4と、機能表示用窓15の位置に押釦スイツチ1
2の操作子13の所在を表わす光透過部分17
(第3図)及び機能表示部18を描き、これと共
に押釦スイツチ12の操作子13と遮光板11に
形成した機能表示用窓15及び操作子13と対向
してそれぞれに別々に光源20B,20A(第4
図)を設け、これら別々に設けた光源20A,2
0Bを点灯させることにより押釦スイツチ12の
操作子13の所在位置を表示し、またその押釦ス
イツチ12の機能を表わす文字を遮光板11に形
成した表示用窓14及び15を通じて裏側から照
明する構造としたものである。
尚押釦スイツチ12の操作子13は透明板を用
い、その透明板の板面が操作子照明用光源20A
と対向し、操作子13の全体が光源20Aの光で
照明される。また押釦スイツチ12はフイルム状
体16を介して操作することができる微少ストロ
ーク形押釦スイツチを用いるものとする。
第1図に示す実施例では遮光板11の裏側にネ
ジ21を溶着し、このネジ21を用いてパネル枠
22に遮光板11を取付けた場合を示す。つまり
パネル枠金22に開口を形成し、この開口を四周
に凹段部23を形成し、この凹段部23に遮光板
11を装着する。このとき凹段部23と遮光板1
1の間にパツキング24を介挿し、このパツキン
グ24の介挿によつて防水構造とすることができ
る。
一方プリント板19は遮光板11の裏側に支柱
25を植設し、この支柱25によつてプリント板
19を遮光板11に結合することができる。よつ
て支柱25の長さを選定することにより押釦スイ
ツチ12の操作子13の板面が遮光板11の板面
と一致させることができる。
押釦スイツチ12の可動ロツド12Aには
LEDのような光源26が埋設されている。この
光源26は押釦スイツチ12を一度押圧操作する
とプリント板19に実装された例えばフリツプフ
ロツプ27(第4図)が反転し、そのフリツプフ
ロツプ27によつて点灯状態を維持する。また押
釦スイツチ12の代わりにフリツプフロツプ27
によつて制御されるスイツチ素子28をオンに制
御し、押釦スイツチ12を再度押圧操作するとフ
リツプフロツプ27は元の状態に戻りスイツチ素
子28がオフとなると共に光源26が消える。光
源26の光は操作子表示部17を通じて表示され
る。よつてその表示によつてスイツチ素子28の
動作状態を表示することができる。
操作子照明用光源20Aと機能表示用光源20
Bは必要に応じて別々に点灯制御するように構成
することができる。このため必要に応じて光源2
0Aと20Bの間に第4図に示すように遮光板2
9を設けてもよい。
この考案は例えば上述したような構造のパネル
装置においてフイルム状体16の表面に押釦スイ
ツチ12の操作子表示部17を取囲むように突条
10(第1図参照)を設けると共に、この突条と
一体に形成した操作子の中心位置を指示する突条
10A(第13図参照)を設けた構造を特徴とす
るものである。この突条10及び10Aは第5図
に示すようにフイルム状体16自体を変形させて
形成するか、または光硬化性樹脂によつて形成す
ることができる。第1図及び第13図は光硬化性
樹脂によつて突条10及び10Aを形成した場合
を示す。
光硬化性樹脂としては例えばAPR樹脂を用い
ることができる。APR樹脂は波長3000Å〜4000
Åの光に感光し、その感光部分が硬化する性質を
有する。フイルム状体16の表示に突条10を形
成するには例えば第6図に示すようにガラス基板
100上に突条を形成すべき形状の例えば角形枠
状の光透過部101を持つネガ102を置き、そ
のネガ102の上にAPR樹脂を注入し、APR樹
脂の層103を形成する。このAPR樹脂層10
3の上にフイルム状体16を被せる。この状態で
ガラス基板100側から光源104によつて紫外
線105を照射しネガ102を通じてAPR樹脂
103を露光する。この露光によつてネガ102
の光透過部101を透過した光がAPR樹脂層1
03の一部を硬化させる。APR樹脂が硬化する
ことにより、その硬化部分はフイルム状体16の
表面に固着される。従つてフイルム状体16の表
面を洗浄液によつて洗うことにより硬化した部分
が残り突条10及び10Aが例えば角形枠状に形
成される。
突条10及び10Aの形成方法としてはその他
に突条と凹溝が雄雌の関係で形成された金型を用
意し、この金型の間にフイルム状体16を挟み付
け加熱しながら加圧してフイルム状体16を変形
させ角形枠状に突条10を形成することもでき
る。
第7図乃至第10図にこの考案によるパネル装
置の更に具体的な実施例を示す。第7図は表面に
表われるフイルム状体16に描いた機能表示部1
8と操作子表示部17の例を示す。操作子表示部
17において記号17Aと、ドツト部17Bが光
透過性とされ光源20Aと26が点灯されると記
号17Aとドツト部17Bが照明される。この例
では全部で11個の押釦スイツチを設けた場合を示
す。
31はロータリースイツチ、パルスエンコーダ
等の回転部品の取付用孔を示す。
図示するようにこの考案では各スイツチの操作
子表示部17を囲むように突条10を形成し、手
探りでスイツチの位置を確認できるように構成し
ている。但し機能表示部18の周囲には突条10
を形成しないものとする。
第8図は第7図に示した各表示部17と18に
対向する表示用窓14と15を有する遮光板11
の実施例を示す。この実施例の中で表示用窓15
Aは取付孔31に取付けたロータリースイツチ
(特に図示しない)の機能表示用窓を示す。
第9図は第7図及び第8図に示した表示部1
7,18と各表示用窓14,15のそれぞれに対
向して設けられる光源20A,20Bと押釦スイ
ツチ12の実装状態を示す。操作子表示用光源2
0Aはそれぞれ二個のLEDを用いた場合を示す。
この二個のLEDは第10図に示すように透明板
によつて作られた操作子13の板面と対向して設
けられる。
また機能表示用光源20Bは機能表示のための
文字の長さに応じて4〜8個のLEDを配列して
設けることができる。
尚第11図において32は遮光板11とプリン
ト板19を結合する支柱を示し、33は遮光板1
1をパネル枠に取付けるための支柱を示す。つま
りこの例では支柱33によつて遮光板11にプリ
ント板19を結合した場合を示す。またこの場合
もパネル枠22に凹段部23を形成し、この凹段
部23に遮光板11を収納するようにした場合を
示す。更に凹段部23と遮光板11の間にパツキ
ング24を介挿しパネル面を防水構造としてい
る。
「考案の変形実施例」 上述の実施例では突条10を操作子表示部17
の周囲を取囲むように枠状に形成した場合を説明
したが、第12図に示すように枠の例えば上辺を
切除した形状にしてもよい。また第13図に示す
ように枠の上辺を切除した構成に加えて操作子表
示部17の中心を表わすための突起10Aを形成
し、手探りの状態でも操作子13の中心位置を指
示するように構成することもできる。
「考案の効果」 この考案によれば、上記のように、可動ロツド
の前面側に動作状態表示光源と、この動作状態表
示光源を覆う透明材の操作子とを設け、その前面
に配置される部分の印刷フイルムを光透過部分に
するとともに、この透過部分中にスイツチの機能
表示のための記号17A、つまり、スイツチの
個々の機能表示を印刷し、この背面側にその機能
表示を行う光源を配置した構造にしててあるの
で、スイツチを動作状態にしないときは、機能表
示光源のみで薄明るく表示され、動作状態にある
ときは、動作状態表示光源が加わり一層明るく表
示されるように動作するが、いずれもパネル面の
背面側からの光源で照明されるため、室内の暗化
を妨げることはなく、操作者に分かりよいパネル
の表示照明を得ることができるものが、スイツチ
頭部と光源配置部分の簡単な改良だけで簡便安価
に提供し得るなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるパネル装置の構成を説
明するための断面図、第2図はこの考案に用いる
遮光板の構造を説明するための斜視図、第3図は
この考案に用いるフイルム状体の構造を説明する
ための正面図、第4図はこの考案に用いるプリン
ト板上の部品実装状態を説明するための斜視図、
第5図はこの考案の要部の一例を説明するための
断面図、第6図はこの考案の要部である突条の形
成方法の一例を説明するための断面図、第7図は
この考案のパネル装置に用いるフイルム状体の構
造を説明するための正面図、第8図はこの考案の
実施例に用いる遮光板の一例を説明するための正
面図、第9図はこの考案の実施例に用いるプリン
ト板を表側から見た正面図、第10図はスイツチ
と操作子及び照明用光源の配置関係を説明するた
めの側面図、第11図は遮蔽板の他の実施例を説
明するための断面図、第12図は突条の他の形状
を説明するための正面図、第13図はこの考案の
要部の形状を説明するための正面図、第14図及
び第15図は従来技術を説明するための断面図で
ある。 10……突条、11……遮蔽板、12……押釦
スイツチ、13……操作子、14……操作子挿入
窓、15……機能表示用窓、16……フイルム状
体、17……操作子表示部、18……機能表示
部、19……プリント板、21……ネジ、22…
…パネル枠、23……凹段部、24……パツキン
グ、25,32,33……支柱、26……光源、
27……フリツプフロツプ、28……スイツチ素
子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 印刷フイルムの背面側に、押し下げ動作型のス
    イツチ、前記スイツチの動作状態表示を行うため
    の動作状態表示光源および機能表示を行うための
    機能表示光源などを配置するとともに、前記印刷
    フイルムの表面に前記スイツチの位置を示す突条
    を配置したパネル装置であつて、 a 可動ロツドの前面側に前記動作状態表示光源
    と、前記動作状態表示光源を覆う透明材の操作
    子とを設けた複数の前記スイツチと、 b 各前記スイツチに隣接した前記操作子の背面
    側の位置に前記スイツチの個別的な機能表示を
    行うための光源(以下、個別機能表示光源とい
    う)を配置する光源配置と、 c 前記操作子と同一面に配置され、各前記操作
    子に対応する位置に操作子を挿入するための窓
    穴(以下、操作子窓穴という)を設けた遮光板
    と、 d 前記操作子窓穴に対応する部分を光透過部分
    するとともに、前記透過部分内の前記個別機能
    表示光源に対応する位置に前記個別機能を表示
    するための機能表示を印刷した前記印刷フイル
    ムと を具備することを特徴とするパネル装置。
JP1985138175U 1985-09-09 1985-09-09 Expired - Lifetime JPH0541998Y2 (ja)

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JP1985138175U JPH0541998Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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JPS6248725U JPS6248725U (ja) 1987-03-26
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ID=31042917

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JP1985138175U Expired - Lifetime JPH0541998Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55145820U (ja) * 1979-04-04 1980-10-20
JPS57155632U (ja) * 1981-03-26 1982-09-30

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JPS6248725U (ja) 1987-03-26

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