JPH074709Y2 - キヤツシユレジスタにおける上部蓋体の開閉装置 - Google Patents
キヤツシユレジスタにおける上部蓋体の開閉装置Info
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- JPH074709Y2 JPH074709Y2 JP1986038461U JP3846186U JPH074709Y2 JP H074709 Y2 JPH074709 Y2 JP H074709Y2 JP 1986038461 U JP1986038461 U JP 1986038461U JP 3846186 U JP3846186 U JP 3846186U JP H074709 Y2 JPH074709 Y2 JP H074709Y2
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- lid
- spring
- lid body
- opening
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、キャッシュボックスの上部をヒンジ結合され
た開閉自在な蓋体によって構成し、該蓋体の上面に入力
キーボードを配置し、該蓋体を開けた状態で金銭の出し
入れを行う形式のキャッシュレジスタにおける上部蓋体
の開閉装置に関する。
た開閉自在な蓋体によって構成し、該蓋体の上面に入力
キーボードを配置し、該蓋体を開けた状態で金銭の出し
入れを行う形式のキャッシュレジスタにおける上部蓋体
の開閉装置に関する。
「従来の技術」 従来、知られているキャッシュレジスタとして、金銭の
出し入れを行う際、キャッシュボックスを手前に引き出
して行う形式のものがある。
出し入れを行う際、キャッシュボックスを手前に引き出
して行う形式のものがある。
このような形式のキャッシュレジスタでは、キャッシュ
ボックスを手前に引き出すスペースが必要となり、ま
た、キャッシュボックスを引き出す際、その都度作業者
が移動しなければならず、非常に面倒であるという不具
合があった。
ボックスを手前に引き出すスペースが必要となり、ま
た、キャッシュボックスを引き出す際、その都度作業者
が移動しなければならず、非常に面倒であるという不具
合があった。
このような不具合に対処するものとして、実開昭58-111
979号に示す如く、各種情報端末装置等の上部を、ピン
を軸として、湾曲状の案内部材に沿って開閉自在な蓋体
によって構成した上部蓋体開閉装置が提案されている。
979号に示す如く、各種情報端末装置等の上部を、ピン
を軸として、湾曲状の案内部材に沿って開閉自在な蓋体
によって構成した上部蓋体開閉装置が提案されている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記従来の上部蓋体開閉装置は、カバー
に取り付けた案内部材を保持器で締め付け挟持し、その
摩擦力でカバーを中間位置に保持できるようにしたもの
なので、手動でカバーを開動させるとき、この摩擦力以
上の力を必要とし、軽い筐体では筐体を手で支えなけれ
ばならず、操作性が悪くなるという欠点を有していた。
に取り付けた案内部材を保持器で締め付け挟持し、その
摩擦力でカバーを中間位置に保持できるようにしたもの
なので、手動でカバーを開動させるとき、この摩擦力以
上の力を必要とし、軽い筐体では筐体を手で支えなけれ
ばならず、操作性が悪くなるという欠点を有していた。
また、案内部材の長さがカバーの開動量分だけ必要であ
るので、カバーを閉じたときに、この案内部材を収納さ
せるだけのスペースを必要とし、このため、筐体の高さ
が高くなり、装置の大型化を招くという欠点を有してい
た。
るので、カバーを閉じたときに、この案内部材を収納さ
せるだけのスペースを必要とし、このため、筐体の高さ
が高くなり、装置の大型化を招くという欠点を有してい
た。
「考案の目的」 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、操作性に優
れ、装置の小型化を達成し得るキャッシュレジスタにお
ける上部蓋体の開閉装置を提供することを目的としてい
る。
れ、装置の小型化を達成し得るキャッシュレジスタにお
ける上部蓋体の開閉装置を提供することを目的としてい
る。
「問題点を解決するための手段」 上記問題点を解決するために、本考案は、キャッシュボ
ックスの上部を、ヒンジ結合された開閉自在な蓋体によ
って構成し、該蓋体の上面に入力キーボードを配置する
とともに、前記蓋体を閉状態に保持するロック機構を備
えたキャッシュレジスタにおける上部蓋体の開閉装置に
おいて、前記蓋体の自重によるトルクを抹消し得る程度
に前記蓋体を開方向に付勢する第1の付勢手段と、前記
蓋体を開方向に付勢する第2の付勢手段と、前記蓋体の
全開位置より手前の所定位置の所で前記第2の付勢手段
による付勢力をストップさせるストッパーとを備え、前
記ロック機構が解除されると前記第2の付勢手段により
前記蓋体を開方向に回動させて前記ストッパーにより所
定位置で停止させることを特徴としている。
ックスの上部を、ヒンジ結合された開閉自在な蓋体によ
って構成し、該蓋体の上面に入力キーボードを配置する
とともに、前記蓋体を閉状態に保持するロック機構を備
えたキャッシュレジスタにおける上部蓋体の開閉装置に
おいて、前記蓋体の自重によるトルクを抹消し得る程度
に前記蓋体を開方向に付勢する第1の付勢手段と、前記
蓋体を開方向に付勢する第2の付勢手段と、前記蓋体の
全開位置より手前の所定位置の所で前記第2の付勢手段
による付勢力をストップさせるストッパーとを備え、前
記ロック機構が解除されると前記第2の付勢手段により
前記蓋体を開方向に回動させて前記ストッパーにより所
定位置で停止させることを特徴としている。
「作用」 所定のキーが押されると、これと運動しているロック機
構が解除され、キャッシュボックスの上部を塞ぐ蓋体
は、蓋体の自重によるトルクを抹消し得る程度に付勢す
る第1の付勢手段に加えて、蓋体を開方向ヘ付勢する第
2の付勢手段により回動する。この第2の付勢手段は、
ストッパーによって蓋体の全開位置より手前で、蓋体に
対する付勢力をストップさせる。このため蓋体は、第1
の付勢手段による蓋体の自重によるトルクを抹消する位
置で回動を停止する。
構が解除され、キャッシュボックスの上部を塞ぐ蓋体
は、蓋体の自重によるトルクを抹消し得る程度に付勢す
る第1の付勢手段に加えて、蓋体を開方向ヘ付勢する第
2の付勢手段により回動する。この第2の付勢手段は、
ストッパーによって蓋体の全開位置より手前で、蓋体に
対する付勢力をストップさせる。このため蓋体は、第1
の付勢手段による蓋体の自重によるトルクを抹消する位
置で回動を停止する。
「実施例」 以下、本考案の各実施例を図面を参照して説明する。
第1実施例 第1図ないし第6図は本考案の第1実施例を示し、第1
図はキャッシュレジスタ全体の斜視図、第2図はコイン
ケースを除いた平面図である。
図はキャッシュレジスタ全体の斜視図、第2図はコイン
ケースを除いた平面図である。
図において符号1はケーシング本体、2はこのキャッシ
ュレジスタの内部に収納されているキャッシュボックス
の上部を構成する蓋体、3は同蓋体2の上面に配置され
たプリセットキー、4は蓋体2の手前に設けられたコイ
ン等落下防止用の凹部であり、蓋体2は第2図ないし第
4図に示すように軸20を中心に回動可能に配されてい
る。
ュレジスタの内部に収納されているキャッシュボックス
の上部を構成する蓋体、3は同蓋体2の上面に配置され
たプリセットキー、4は蓋体2の手前に設けられたコイ
ン等落下防止用の凹部であり、蓋体2は第2図ないし第
4図に示すように軸20を中心に回動可能に配されてい
る。
また、5はファンクションキー、6はテンキーを示し、
これらはケーシング本体1側にそれぞれ配されている。
また、7はレシート発行口、8は小物入れ用の凹部、9
は店員用の表示部、10は客用の表示部である。また、11
はインフォメーション台であり、これはケーシング本体
1側の台とその上側に載せられるガラス板との間に、所
望の用紙(例えば広告用紙等)を挟み込むことができる
ようになったものである。なお、12はモードキー、13は
キースイッチである。
これらはケーシング本体1側にそれぞれ配されている。
また、7はレシート発行口、8は小物入れ用の凹部、9
は店員用の表示部、10は客用の表示部である。また、11
はインフォメーション台であり、これはケーシング本体
1側の台とその上側に載せられるガラス板との間に、所
望の用紙(例えば広告用紙等)を挟み込むことができる
ようになったものである。なお、12はモードキー、13は
キースイッチである。
このキャッシュレジスタは、キー5、6が作業者側を向
くように、またインフォメーション台11が客側を向くよ
うに配される。また、前記蓋体2は、キー3の操作性か
ら、閉じられた状態において上面2aが水平面より若干下
側に傾斜するように配される。
くように、またインフォメーション台11が客側を向くよ
うに配される。また、前記蓋体2は、キー3の操作性か
ら、閉じられた状態において上面2aが水平面より若干下
側に傾斜するように配される。
第2図は蓋体2の開閉装置を示す平面図、第3図は第2
図のIII-III線に沿う断面図、第4図は第2図の矢印IV
方向から見た一部を断面した図である。
図のIII-III線に沿う断面図、第4図は第2図の矢印IV
方向から見た一部を断面した図である。
第2図ないし第4図中20、20は蓋体2の両端部を支持す
る軸であって、これら双方の軸20は軸受20aを介して軸
支持部21、21によって回転自在に支持されている。軸支
持部21、21はケーシング本体1の後部(ここでは、第2
図中左側を前方、右側を後方とする)にねじ止め固定さ
れた基台22から一体に延びて形成されている。軸20には
ヒンジ板23の一端がネジ止めされ、同ヒンジ板23の他端
は、前記プリセットキー3を下側から覆うカバー24と一
体に前記蓋体2に共締めされている。(第3図参照)。
る軸であって、これら双方の軸20は軸受20aを介して軸
支持部21、21によって回転自在に支持されている。軸支
持部21、21はケーシング本体1の後部(ここでは、第2
図中左側を前方、右側を後方とする)にねじ止め固定さ
れた基台22から一体に延びて形成されている。軸20には
ヒンジ板23の一端がネジ止めされ、同ヒンジ板23の他端
は、前記プリセットキー3を下側から覆うカバー24と一
体に前記蓋体2に共締めされている。(第3図参照)。
軸20、20の間にはワンウェイクラッチ25、25およびその
内側に制御クラッチ26、26がそれぞれ同軸上に配されて
いる。
内側に制御クラッチ26、26がそれぞれ同軸上に配されて
いる。
ワンウェイクラッチ25は、内輪、外輪および両者を係脱
させる係脱機構から成るもので、内輪は前記軸20に連結
され、また外輪は前記制動クラッチ26を貫通する軸28に
連結されている。また、このワンウェイクラッチ25は、
蓋体2を閉方向に回動するときには内輪と外輪とが係止
状態となり、蓋体2を開方向に回動するときには内輪と
外輪とが自由状態となる。
させる係脱機構から成るもので、内輪は前記軸20に連結
され、また外輪は前記制動クラッチ26を貫通する軸28に
連結されている。また、このワンウェイクラッチ25は、
蓋体2を閉方向に回動するときには内輪と外輪とが係止
状態となり、蓋体2を開方向に回動するときには内輪と
外輪とが自由状態となる。
制動クラッチ26は、内輪、外輪およびそれら両者をクラ
ッチ板と摩擦リングからなる一対の摩擦部材を介して適
宜の摩擦力を持って係合させる摩擦機構からなるもので
ある。そして、内輪は前記軸28に固定され、外輪は制動
クラッチ固定用リング29の内部に圧入され、該固定用リ
ング29は前記基台22に固定されている。
ッチ板と摩擦リングからなる一対の摩擦部材を介して適
宜の摩擦力を持って係合させる摩擦機構からなるもので
ある。そして、内輪は前記軸28に固定され、外輪は制動
クラッチ固定用リング29の内部に圧入され、該固定用リ
ング29は前記基台22に固定されている。
すなわち、蓋体2が開方向に回転するときは、ワンウェ
イクラッチ25の内輪と外輪とが自由状態となって、蓋体
2は制動クラッチ26からなんら摩擦力を受けず回動する
が、蓋体2が閉方向に回動するときには、ワンウェイク
ラッチ25の内輪と外輪とが係合し、蓋体2は制動クラッ
チ26から所定の摩擦力を受ける。
イクラッチ25の内輪と外輪とが自由状態となって、蓋体
2は制動クラッチ26からなんら摩擦力を受けず回動する
が、蓋体2が閉方向に回動するときには、ワンウェイク
ラッチ25の内輪と外輪とが係合し、蓋体2は制動クラッ
チ26から所定の摩擦力を受ける。
また、軸20の外周には蓋体2を開方向に付勢するスプリ
ング30が配されている。このスプリング30は一端がヒン
ジ板23に係合し、他端が軸支持部材21に固定されたスプ
リング押さえ31に係合している。スプリング押さえ31は
その固定位置が軸20を中心にある範囲をもって周方向調
整自在とされており(第3図参照)、これにより、蓋体
2に対するスプリング30の強さを適宜に調整できるよう
になっている。なお、スプリング30の強さは、蓋体2の
自重によるトルクを抹消し得る程度に設定する。
ング30が配されている。このスプリング30は一端がヒン
ジ板23に係合し、他端が軸支持部材21に固定されたスプ
リング押さえ31に係合している。スプリング押さえ31は
その固定位置が軸20を中心にある範囲をもって周方向調
整自在とされており(第3図参照)、これにより、蓋体
2に対するスプリング30の強さを適宜に調整できるよう
になっている。なお、スプリング30の強さは、蓋体2の
自重によるトルクを抹消し得る程度に設定する。
また、33、33はレバーで、これはローラ34を介してヒン
ジ板23、23の後端(第2図中右端)を下方ヘ押圧するこ
とによって蓋体2を開方向に回動させるものである。レ
バー33の基端側は支持板35から延びるピン36によって蓋
体2の回動方向と同方向に回動自在に支持されており、
支持板35は前記基台22に固定されている。また、レバー
33は上面視略コ字状に形成されており、長さ方向中間部
はスプリング37によって下方へ付勢されている。スプリ
ング37の下端は上下方向移動調整自在とされた係止部材
38に係止されている。また、39はレバー33の第3図中反
時計方向への所定以上の回動を規制するストッパーであ
る。
ジ板23、23の後端(第2図中右端)を下方ヘ押圧するこ
とによって蓋体2を開方向に回動させるものである。レ
バー33の基端側は支持板35から延びるピン36によって蓋
体2の回動方向と同方向に回動自在に支持されており、
支持板35は前記基台22に固定されている。また、レバー
33は上面視略コ字状に形成されており、長さ方向中間部
はスプリング37によって下方へ付勢されている。スプリ
ング37の下端は上下方向移動調整自在とされた係止部材
38に係止されている。また、39はレバー33の第3図中反
時計方向への所定以上の回動を規制するストッパーであ
る。
上記レバー33によれば、閉位置にある蓋体2に対して後
述するロック機構40が解除されると、スプリング37の付
勢力によってレバー33が反時計方向へ回動し、これに伴
いローラ34によってヒンジ板23の後端を押圧して、同ヒ
ンジ板23および蓋体2を軸20を中心に開方向へ回動させ
る。蓋体2およびヒンジ板23はレバー33がストッパー39
に当接する時点でその回動を停止される。このときの蓋
体2の停止位置は、当該キャッシュレジスタが水平面上
に置かれたとき、蓋体上面2aが略水平となるよう設定し
てある。なお、第2図、第3図中15は補強部材である。
述するロック機構40が解除されると、スプリング37の付
勢力によってレバー33が反時計方向へ回動し、これに伴
いローラ34によってヒンジ板23の後端を押圧して、同ヒ
ンジ板23および蓋体2を軸20を中心に開方向へ回動させ
る。蓋体2およびヒンジ板23はレバー33がストッパー39
に当接する時点でその回動を停止される。このときの蓋
体2の停止位置は、当該キャッシュレジスタが水平面上
に置かれたとき、蓋体上面2aが略水平となるよう設定し
てある。なお、第2図、第3図中15は補強部材である。
また、第4図中40は蓋体2を閉位置に保持するためのロ
ック機構である。このロック機構40は、蓋体2側にフッ
ク41が固定され、ケーシング本体1側にはヒンジ42aを
介してフック41を係止する。ピン42aを取り付けた揺動
部材42は揺動自在に支軸42bを介してブラケット43に取
り付けられ、該揺動部材42の下端はピン44bによって連
結棒44を介してピン44aに連結され、該ピン44aはケーシ
ング本体1の内の所定箇所に固定されたソレノイド45に
連結された構成と成っている。
ック機構である。このロック機構40は、蓋体2側にフッ
ク41が固定され、ケーシング本体1側にはヒンジ42aを
介してフック41を係止する。ピン42aを取り付けた揺動
部材42は揺動自在に支軸42bを介してブラケット43に取
り付けられ、該揺動部材42の下端はピン44bによって連
結棒44を介してピン44aに連結され、該ピン44aはケーシ
ング本体1の内の所定箇所に固定されたソレノイド45に
連結された構成と成っている。
連結棒44はスプリング46によって第4図中左方、つまり
揺動部材42を時計方向へ回動させる方向に付勢されてお
り、ソレノイド45が励磁されたときのみ、連結棒44が右
方へ移動し、揺動部材42が反時計方向へ回動してピン42
aとフック41との係合が解かれるようになっている。ま
た、前記キースイッチ13にはピン操作板13aが付設され
ており、停電時等においてキースイッチ13を操作するこ
とによりピン操作板13aを介してピン44aを第4図中右方
へ移動させ、ロック機構40の係止を解除し得るように成
っている。
揺動部材42を時計方向へ回動させる方向に付勢されてお
り、ソレノイド45が励磁されたときのみ、連結棒44が右
方へ移動し、揺動部材42が反時計方向へ回動してピン42
aとフック41との係合が解かれるようになっている。ま
た、前記キースイッチ13にはピン操作板13aが付設され
ており、停電時等においてキースイッチ13を操作するこ
とによりピン操作板13aを介してピン44aを第4図中右方
へ移動させ、ロック機構40の係止を解除し得るように成
っている。
前記フック41には、先端に傾斜部41aが、またその若干
上方側部にはピン係合用凹部41bがそれぞれ設けられて
いる。なお、47はスプリング46の基端側を係止するスプ
リング支持部材であり、この部材47は左右方向移動調整
自在とされている。
上方側部にはピン係合用凹部41bがそれぞれ設けられて
いる。なお、47はスプリング46の基端側を係止するスプ
リング支持部材であり、この部材47は左右方向移動調整
自在とされている。
また、第3図中48はコインボックス、49は札押さえ、50
は同札押さえ49を所定方向へ付勢するスプリング、51は
ヒンジストッパー、52は札押さえ作動板である。
は同札押さえ49を所定方向へ付勢するスプリング、51は
ヒンジストッパー、52は札押さえ作動板である。
次に、上記構成のキャッシュレジスタにおける蓋体2を
開閉する場合について説明する。
開閉する場合について説明する。
第3図に示すように蓋体2が閉位置にあるとき、ソレノ
イド45は励磁されておらず、スプリング46によって連結
棒44は第4図中左方向へ付勢され、揺動部材42の先端に
取り付けられたピン42aはフック41と係合状態にある。
すなわち、ロック機構40によって蓋体2は閉位置に保持
されている。
イド45は励磁されておらず、スプリング46によって連結
棒44は第4図中左方向へ付勢され、揺動部材42の先端に
取り付けられたピン42aはフック41と係合状態にある。
すなわち、ロック機構40によって蓋体2は閉位置に保持
されている。
このような状態から、顧客が購入した商品の入力操作が
行なわれ、合計金額を算出した後、現計キーが押される
と、キーに連動しているソレノイド45が励磁される。す
ると、ピン44aを介して連結棒44が第4図中右方へ移動
し、揺動板42が反時計方向へ回動して、ピン42aとフッ
ク41との係止を解除する。
行なわれ、合計金額を算出した後、現計キーが押される
と、キーに連動しているソレノイド45が励磁される。す
ると、ピン44aを介して連結棒44が第4図中右方へ移動
し、揺動板42が反時計方向へ回動して、ピン42aとフッ
ク41との係止を解除する。
蓋体2は、スプリング37によって第3図中反時計方向へ
回動するよう付勢されているレバー33によりヒンジ板23
の後端が下方へ押圧されており、前述の如くロック機構
40が解除されると、同蓋体2は開方向へ回動し、レバー
33がストッパー39に当接する位置、すなわち蓋体の上面
2aが水平となる位置で停止する(第5図参照)。そし
て、蓋体2はスプリング30によって常に開方向へ付勢さ
れており、レバー33およびスプリング37等が蓋体2を回
動させるのに必要な力はほんの僅かで済む。また、蓋体
2が開方向へ回動するとき、ワンウェイクラッチ25は自
由状態となっており、蓋体2は制動クラッチ26からのな
んら摩擦力を受ける事がない。
回動するよう付勢されているレバー33によりヒンジ板23
の後端が下方へ押圧されており、前述の如くロック機構
40が解除されると、同蓋体2は開方向へ回動し、レバー
33がストッパー39に当接する位置、すなわち蓋体の上面
2aが水平となる位置で停止する(第5図参照)。そし
て、蓋体2はスプリング30によって常に開方向へ付勢さ
れており、レバー33およびスプリング37等が蓋体2を回
動させるのに必要な力はほんの僅かで済む。また、蓋体
2が開方向へ回動するとき、ワンウェイクラッチ25は自
由状態となっており、蓋体2は制動クラッチ26からのな
んら摩擦力を受ける事がない。
第5図に示す状態からさらに蓋体2を開かせる場合には
手動により行う。このとき、前記スプリング30の付勢力
が蓋体2の荷重に対し平衡を保つように設定されている
ため、摩擦力に打ち勝つだけの若干の力を加えるだけ
で、蓋体2をヒンジ板23がストッパー51に突き当たるま
で回動させる事ができる。また、上述のように蓋体2を
第5図に示す状態から第6図に示す状態へ回動させると
き、ヒンジ板23の後端はレバー33の先端に取り付けたロ
ーラ34から離れるため、レバー33、スプリング37等から
なんら力を受けない。
手動により行う。このとき、前記スプリング30の付勢力
が蓋体2の荷重に対し平衡を保つように設定されている
ため、摩擦力に打ち勝つだけの若干の力を加えるだけ
で、蓋体2をヒンジ板23がストッパー51に突き当たるま
で回動させる事ができる。また、上述のように蓋体2を
第5図に示す状態から第6図に示す状態へ回動させると
き、ヒンジ板23の後端はレバー33の先端に取り付けたロ
ーラ34から離れるため、レバー33、スプリング37等から
なんら力を受けない。
また、上記蓋体2は第5図に示す状態から第6図に示す
状態に至るまで任意の位置に停止させることができる。
すなわち、蓋体2を開方向に任意の位置まで回動させた
後手を離した場合、蓋体2は前記スプリング30によって
開方向へ付勢されていること、また蓋体2が閉方向へ回
動しようとするときワンウェイクラッチ25が働いて制動
クラッチ26から適宜な摩擦力が付与されることから、蓋
体2はその位置から自重により閉方向へ回動しない。
状態に至るまで任意の位置に停止させることができる。
すなわち、蓋体2を開方向に任意の位置まで回動させた
後手を離した場合、蓋体2は前記スプリング30によって
開方向へ付勢されていること、また蓋体2が閉方向へ回
動しようとするときワンウェイクラッチ25が働いて制動
クラッチ26から適宜な摩擦力が付与されることから、蓋
体2はその位置から自重により閉方向へ回動しない。
このように蓋体2を任意の位置まで回動させ、この状態
で必要に応じて札押さえ49をスプリング50の付勢力に抗
して上方へはねる上げて金銭の出し入れを行う。
で必要に応じて札押さえ49をスプリング50の付勢力に抗
して上方へはねる上げて金銭の出し入れを行う。
次に、蓋体2をもとの位置まで戻す場合には、手動によ
り同蓋体2をスプリング30の付勢力および制動クラッチ
26の摩擦力に抗して閉方向へ回動させる。そして、蓋体
2は上面2aが水平となる位置に至る。このとき、ヒンジ
板23の後端はレバー33の先端のローラ34と係合する。蓋
体2をそれ以上回動させるときには、上記スプリング30
の付勢力と制動クラッチ26の摩擦力に加え、レバー33を
介して受けるスプリング37の付勢力に抗して蓋体2を回
動させ、同蓋体2を第3図に示す閉位置に至らせる。
り同蓋体2をスプリング30の付勢力および制動クラッチ
26の摩擦力に抗して閉方向へ回動させる。そして、蓋体
2は上面2aが水平となる位置に至る。このとき、ヒンジ
板23の後端はレバー33の先端のローラ34と係合する。蓋
体2をそれ以上回動させるときには、上記スプリング30
の付勢力と制動クラッチ26の摩擦力に加え、レバー33を
介して受けるスプリング37の付勢力に抗して蓋体2を回
動させ、同蓋体2を第3図に示す閉位置に至らせる。
このとき、ソレノイド45は励磁されておらず、連結棒44
はスプリング46の付勢力によって第4図中左方へ押圧さ
れ、これにより、揺動板42は予めピン42aを介して図示
しないストッパーに当接してフック41を係止し得る位置
に待機している。上記蓋体2が閉位置に至る若干前に、
フック41はその先端の傾斜部41aでピン42aを押し、揺動
板42を連結棒44を介してつながっているスプリング46の
付勢力に抗して反時計方向へ回動させる。そして、フッ
ク41が所定位置まで下降し、係合凹部41bがピン44に相
対向する位置に至ると、揺動板42は時計方向へ回動し、
ピン42aがフックの係合凹部41bに嵌入する。
はスプリング46の付勢力によって第4図中左方へ押圧さ
れ、これにより、揺動板42は予めピン42aを介して図示
しないストッパーに当接してフック41を係止し得る位置
に待機している。上記蓋体2が閉位置に至る若干前に、
フック41はその先端の傾斜部41aでピン42aを押し、揺動
板42を連結棒44を介してつながっているスプリング46の
付勢力に抗して反時計方向へ回動させる。そして、フッ
ク41が所定位置まで下降し、係合凹部41bがピン44に相
対向する位置に至ると、揺動板42は時計方向へ回動し、
ピン42aがフックの係合凹部41bに嵌入する。
以上の動作によりロック機構40がフック41を係合し得る
ロック状態となる。また、このとき、札押さえ49が予め
上方へはね上げられている場合には、蓋体2の閉方向へ
の回動に伴い、札押さえ作動板52が同札押さえ49を下方
へ押し下げる方向へ働くこととなり、札押さえ49は第3
図に示す如く札を押さえる位置に倒れる。
ロック状態となる。また、このとき、札押さえ49が予め
上方へはね上げられている場合には、蓋体2の閉方向へ
の回動に伴い、札押さえ作動板52が同札押さえ49を下方
へ押し下げる方向へ働くこととなり、札押さえ49は第3
図に示す如く札を押さえる位置に倒れる。
また、混雑時等においては、蓋体2を第5図に示す如く
半開きの位置に保ったまま、プリセットキー3、ファン
クションキー5を介して入力することができ、作業性の
向上が計れるとともに、金銭の盗難防止にも役立つ。
半開きの位置に保ったまま、プリセットキー3、ファン
クションキー5を介して入力することができ、作業性の
向上が計れるとともに、金銭の盗難防止にも役立つ。
なお、上記実施例では、スプリング30を設けて制動クラ
ッチ26の負荷を減らしているが、蓋体2が軽い場合に
は、このスプリング30は必ずしも必要とするものではな
い(後述する第3実施例でスプリング30を除いた例を示
す)。また逆に、制動クラッチ26は使わずスプリング30
のみを使用することも可能である。
ッチ26の負荷を減らしているが、蓋体2が軽い場合に
は、このスプリング30は必ずしも必要とするものではな
い(後述する第3実施例でスプリング30を除いた例を示
す)。また逆に、制動クラッチ26は使わずスプリング30
のみを使用することも可能である。
また、上記第1実施例では蓋体2の開は現計キーにより
行なわれたが、なんらこれに限られるものではない。
行なわれたが、なんらこれに限られるものではない。
第2実施例 第7図および第8図は本考案の第2実施例を示してい
る。この例が前記第1実施例と異なるところは、蓋体2
を開方向へ付勢するのに、レバー33等を用いることな
く、スプリング61により付勢されるロッド62で直接ヒン
ジ板23を押圧している点である。
る。この例が前記第1実施例と異なるところは、蓋体2
を開方向へ付勢するのに、レバー33等を用いることな
く、スプリング61により付勢されるロッド62で直接ヒン
ジ板23を押圧している点である。
すなわち、基台22にコ字状の取り付け板64を所定角度を
もって取り付け、該取付け板64にロッド62を両端の折曲
部64a、64bにより案内することで長さ方向摺動自在に取
付け、さらに該ロッド62をスプリング61によってヒンジ
板23側へ付勢する構成と成っている。なお、65はロッド
62に一体的に取り付けられたスプリング受けで、折曲部
64bに当接することによりヒンジ板23への押圧を停止す
る。従って、それ以上蓋体2を回動させた場合、このス
プリング61の影響を受けることがない。
もって取り付け、該取付け板64にロッド62を両端の折曲
部64a、64bにより案内することで長さ方向摺動自在に取
付け、さらに該ロッド62をスプリング61によってヒンジ
板23側へ付勢する構成と成っている。なお、65はロッド
62に一体的に取り付けられたスプリング受けで、折曲部
64bに当接することによりヒンジ板23への押圧を停止す
る。従って、それ以上蓋体2を回動させた場合、このス
プリング61の影響を受けることがない。
このような構成とすれば、構成の簡素化が計れ、その分
コストの低減が計れる。
コストの低減が計れる。
第3実施例 第9図ないし第11図は本考案の第3実施例を示す。この
例が第1実施例と異なるところは、スプリング30を除い
て軸20のヒンジ板71の外側にスプリング72を配し、この
スプリング72によって閉状態にある蓋体2を上面が水平
となる所定位置まで回動させるよう付勢した点である。
例が第1実施例と異なるところは、スプリング30を除い
て軸20のヒンジ板71の外側にスプリング72を配し、この
スプリング72によって閉状態にある蓋体2を上面が水平
となる所定位置まで回動させるよう付勢した点である。
すなわち、この例では蓋体2支持用の軸20を支持する軸
支持部73にスプリング72の一端を支持させ、スプリング
72の他端をヒンジ板71の後端に形成した折曲部74に係止
させている。また、折曲部74は二股に分かれて形成され
ており、折曲部中央に形成される切欠75には、ストッパ
76が基台24にねじ止め等の固定手段によって固定されて
いる。このストッパ76はヒンジ板71が蓋体2の回動に伴
い所定以上回動しようとするとき、スプリング72の端部
に当接して、スプリング72の付勢力がそれ以上蓋体2へ
およばないようにするものである。すなわち、このスト
ッパ76により蓋体2は第11図に示す如く半開きの位置に
保たれるのである。
支持部73にスプリング72の一端を支持させ、スプリング
72の他端をヒンジ板71の後端に形成した折曲部74に係止
させている。また、折曲部74は二股に分かれて形成され
ており、折曲部中央に形成される切欠75には、ストッパ
76が基台24にねじ止め等の固定手段によって固定されて
いる。このストッパ76はヒンジ板71が蓋体2の回動に伴
い所定以上回動しようとするとき、スプリング72の端部
に当接して、スプリング72の付勢力がそれ以上蓋体2へ
およばないようにするものである。すなわち、このスト
ッパ76により蓋体2は第11図に示す如く半開きの位置に
保たれるのである。
第4実施例 第12図および第13図は本考案の第4実施例を示すもので
ある。この例が前記第1実施例と異なるところは、閉状
態にある蓋体2を上面が水平となる所定箇所まで回動さ
せるのに、ケーシング本体1の前部に設けたレバー81に
よって、蓋体2側のフック82を上動させる点である。
ある。この例が前記第1実施例と異なるところは、閉状
態にある蓋体2を上面が水平となる所定箇所まで回動さ
せるのに、ケーシング本体1の前部に設けたレバー81に
よって、蓋体2側のフック82を上動させる点である。
すなわち、図に示すように、ケーシング本体1の前部所
定箇所にピン83を蓋体2の回動方向と直交する方向に取
付け、このピン83にL字状のレバー81を揺動自在に取付
け、さらにこのレバー81をスプリング84によって第12図
および第13図中時計方向へ回動するよう付勢する構成と
成っている。また、フック82の下端側部には突出部85が
設けられ、この突出部85がレバー81の水平部81a先端に
よって押圧されるように成っている。
定箇所にピン83を蓋体2の回動方向と直交する方向に取
付け、このピン83にL字状のレバー81を揺動自在に取付
け、さらにこのレバー81をスプリング84によって第12図
および第13図中時計方向へ回動するよう付勢する構成と
成っている。また、フック82の下端側部には突出部85が
設けられ、この突出部85がレバー81の水平部81a先端に
よって押圧されるように成っている。
この実施例のものでは、第12図に示すように蓋体2が閉
じた状態からソレノイド45が励磁されて連結帽44を介し
て揺動板42が図中反時計方向へ回動されると、ピン42a
によるフック82の係合が解かれ、スプリング84により押
圧されているレバー81がピン83を中心にケーシング本体
1の孔縁部1aに当接するまで時計方向へ回動する。この
とき、レバー81の水平部81aの先端によってフック82の
突出部85が押圧され、同フック82は上動され、同時に蓋
体2は上面が水平となる位置まで回動される。
じた状態からソレノイド45が励磁されて連結帽44を介し
て揺動板42が図中反時計方向へ回動されると、ピン42a
によるフック82の係合が解かれ、スプリング84により押
圧されているレバー81がピン83を中心にケーシング本体
1の孔縁部1aに当接するまで時計方向へ回動する。この
とき、レバー81の水平部81aの先端によってフック82の
突出部85が押圧され、同フック82は上動され、同時に蓋
体2は上面が水平となる位置まで回動される。
逆に、第13図に示す位置から蓋体2を閉じる場合には、
蓋体2とともにフック82が下降し、下端の傾斜部82aで
ピン42aを押すことによりロック待機状態にある揺動板4
2を反時計方向へ若干回動させる。揺動板42はその後ピ
ン42aがフックの係合凹部82bに相対向する位置に来たと
き、スプリング46の作用により元の待機位置に復帰し、
ピン42aがフック82の係合凹部82bに係合することで蓋体
2を閉位置にロックする。また、前記フック82が下降す
るとき、フック先端の突出部85でレバー81の水平部81a
先端を押し、同レバー81をスプリング84の付勢力に抗し
て回転させて元の状態に戻す。
蓋体2とともにフック82が下降し、下端の傾斜部82aで
ピン42aを押すことによりロック待機状態にある揺動板4
2を反時計方向へ若干回動させる。揺動板42はその後ピ
ン42aがフックの係合凹部82bに相対向する位置に来たと
き、スプリング46の作用により元の待機位置に復帰し、
ピン42aがフック82の係合凹部82bに係合することで蓋体
2を閉位置にロックする。また、前記フック82が下降す
るとき、フック先端の突出部85でレバー81の水平部81a
先端を押し、同レバー81をスプリング84の付勢力に抗し
て回転させて元の状態に戻す。
すなわち、すべての部材が復帰して第12図に示す元の状
態を戻る。
態を戻る。
第5実施例 第14図および第15図は本考案の第5実施例を示す。この
例では、ヒンジ板23の後端に被係止部材91をねじ止めす
る一方、軸20を支持する軸支持部92に軸20と平行にピン
93を取付け、このピン93に前記被係止部材91を係止する
揺動片94を取付けた構成となっている。揺動片94はネジ
リコイルバネ95によって第14図、第15図中反時計方向へ
付勢されており、また側部所定箇所には前記被係止部材
91を係止するための凹部96が設けられている。
例では、ヒンジ板23の後端に被係止部材91をねじ止めす
る一方、軸20を支持する軸支持部92に軸20と平行にピン
93を取付け、このピン93に前記被係止部材91を係止する
揺動片94を取付けた構成となっている。揺動片94はネジ
リコイルバネ95によって第14図、第15図中反時計方向へ
付勢されており、また側部所定箇所には前記被係止部材
91を係止するための凹部96が設けられている。
この実施例によれば、蓋体2を所望する半開き位置に確
実に停止させることができる。また、揺動片94の先端97
は幅が少なく成っているので、凹部96が浅く形成されて
いる。従って、水平位置より更に開方向へ回動させる時
は係合が容易に外れ、また、この位置より閉方向に回動
させる時は凹部96が深いので、蓋体2をしっかり保持さ
せることができる。この結果、キー操作を行っても蓋体
2がふらつかない。
実に停止させることができる。また、揺動片94の先端97
は幅が少なく成っているので、凹部96が浅く形成されて
いる。従って、水平位置より更に開方向へ回動させる時
は係合が容易に外れ、また、この位置より閉方向に回動
させる時は凹部96が深いので、蓋体2をしっかり保持さ
せることができる。この結果、キー操作を行っても蓋体
2がふらつかない。
第6実施例 第16図は本考案の第6実施例を示している。この例では
金銭等の表示部100をケーシング本体1の内側に配して
おり、蓋体2を開いたときでも表示が確認できるように
なっている。
金銭等の表示部100をケーシング本体1の内側に配して
おり、蓋体2を開いたときでも表示が確認できるように
なっている。
表示部100の一端はヒンジ板23の所定箇所にピン101を介
して回動自在に支持され、また表示部100の他端はバネ
板より成る札押さえ102を支持するピン103に回動自在に
支持されている。札押さえ102は表示部100と一体に回動
するようになっており、またピン103はコインケース上
端部を第16図中左右方向へ若干ずれることができるよう
に成っている。従って札押さえを毎回回動させる必要が
ない。
して回動自在に支持され、また表示部100の他端はバネ
板より成る札押さえ102を支持するピン103に回動自在に
支持されている。札押さえ102は表示部100と一体に回動
するようになっており、またピン103はコインケース上
端部を第16図中左右方向へ若干ずれることができるよう
に成っている。従って札押さえを毎回回動させる必要が
ない。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、操作性に優れ、
また装置の小型化を達成することができる。
また装置の小型化を達成することができる。
また、本考案によれば、蓋体を開状態から手を離しても
そこで停止するため、蓋体回動の際、その上面に配置し
たキーが誤作動を起こすおそれがなく、また、不快な騒
音が発生することもなく、しかも金銭の出し入れが容易
である。また、蓋体を半開きの状態でキー入力すること
ができ、混雑時等においての作業性の向上が計れ、かつ
盗難防止の点でも優れる。
そこで停止するため、蓋体回動の際、その上面に配置し
たキーが誤作動を起こすおそれがなく、また、不快な騒
音が発生することもなく、しかも金銭の出し入れが容易
である。また、蓋体を半開きの状態でキー入力すること
ができ、混雑時等においての作業性の向上が計れ、かつ
盗難防止の点でも優れる。
第1図ないし第6図は本考案の第1実施例を示し、第1
図は全体の斜視図、第2図は蓋体の開閉装置を示す平面
図、第3図は第2図のIII-III線に沿う断面図、第4図
は第2図の矢印IV方向から見た一部を断面した正面図、
第5図および第6図は蓋体の動きを説明する第3図同様
の図、第7図および第8図は本考案の第2実施例を示す
断面図、第9図ないし第11図は本考案の第3実施例を示
し、第9図は要部の平面図、第10図および第11図はそれ
ぞれ断面図、第12図および第13図は本考案の第4実施例
を示し、第12図は一部断面した正面図、第13図は蓋体が
半開きの状態となったときの第12図同様の図、第14図お
よび第15図は本考案の第5実施例を示す断面図、第16図
は本考案の第6実施例を示す断面図である。 1……ケーシング本体、2……蓋体、3……プリセット
キー、20……軸、22……基台、23……ヒンジ板、33……
レバー、37……スプリング、39……ストッパ、40……ロ
ック機構、61……スプリング、62……ロッド、72……ス
トッパ、81……レバー、84……スプリング、1a……孔縁
部、91……被係止部材、94……揺動片、100……表示
部。
図は全体の斜視図、第2図は蓋体の開閉装置を示す平面
図、第3図は第2図のIII-III線に沿う断面図、第4図
は第2図の矢印IV方向から見た一部を断面した正面図、
第5図および第6図は蓋体の動きを説明する第3図同様
の図、第7図および第8図は本考案の第2実施例を示す
断面図、第9図ないし第11図は本考案の第3実施例を示
し、第9図は要部の平面図、第10図および第11図はそれ
ぞれ断面図、第12図および第13図は本考案の第4実施例
を示し、第12図は一部断面した正面図、第13図は蓋体が
半開きの状態となったときの第12図同様の図、第14図お
よび第15図は本考案の第5実施例を示す断面図、第16図
は本考案の第6実施例を示す断面図である。 1……ケーシング本体、2……蓋体、3……プリセット
キー、20……軸、22……基台、23……ヒンジ板、33……
レバー、37……スプリング、39……ストッパ、40……ロ
ック機構、61……スプリング、62……ロッド、72……ス
トッパ、81……レバー、84……スプリング、1a……孔縁
部、91……被係止部材、94……揺動片、100……表示
部。
Claims (1)
- 【請求項1】キャッシュボックスの上部を、ヒンジ結合
された開閉自在な蓋体によって構成し、該蓋体の上面に
入力キーボードを配置するとともに、前記蓋体を閉状態
に保持するロック機構を備えたキャッシュレジスタにお
ける上部蓋体の開閉装置において、 前記蓋体の自重によるトルクを抹消し得る程度に前記蓋
体を開方向に付勢する第1の付勢手段と、 前記蓋体を開方向に付勢する第2の付勢手段と、 前記蓋体の全開位置より手前の所定位置の所で前記第2
の付勢手段による付勢力をストップさせるストッパーと
を備え、 前記ロック機構が解除されると前記第2の付勢手段によ
り前記蓋体を開方向に回動させて前記ストッパーにより
所定位置で停止させる ことを特徴とするキャッシュレジスタにおける上部蓋体
の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986038461U JPH074709Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 | キヤツシユレジスタにおける上部蓋体の開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986038461U JPH074709Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 | キヤツシユレジスタにおける上部蓋体の開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62151682U JPS62151682U (ja) | 1987-09-25 |
JPH074709Y2 true JPH074709Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=30850729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986038461U Expired - Lifetime JPH074709Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 | キヤツシユレジスタにおける上部蓋体の開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074709Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5885717B2 (ja) * | 2013-09-06 | 2016-03-15 | 東芝テック株式会社 | 商品販売データ処理装置およびプログラム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58111979U (ja) * | 1982-01-22 | 1983-07-30 | 株式会社田村電機製作所 | カバ−の開放位置保持構造 |
-
1986
- 1986-03-17 JP JP1986038461U patent/JPH074709Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62151682U (ja) | 1987-09-25 |
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