JPH0746999B2 - ヒトの心房ナトリウム排泄増加性ペプチドに対するモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ - Google Patents

ヒトの心房ナトリウム排泄増加性ペプチドに対するモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ

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JPH0746999B2
JPH0746999B2 JP6014950A JP1495094A JPH0746999B2 JP H0746999 B2 JPH0746999 B2 JP H0746999B2 JP 6014950 A JP6014950 A JP 6014950A JP 1495094 A JP1495094 A JP 1495094A JP H0746999 B2 JPH0746999 B2 JP H0746999B2
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anp
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    • C12N5/00Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
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    • C12N5/12Fused cells, e.g. hybridomas
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07KPEPTIDES
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    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
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    • G01N33/68Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids
    • G01N33/6893Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids related to diseases not provided for elsewhere
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S530/00Chemistry: natural resins or derivatives; peptides or proteins; lignins or reaction products thereof
    • Y10S530/806Antigenic peptides or proteins

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に新規なハイブリ
ドーマ細胞系統、とくに心房ナトリウム排泄増加性ペプ
チド(atrial,natriuretic peptides)(ANP)につ
いての特異性をもつモノクローナル抗体(mAb)を生産
するハイブリドーマ細胞系統、その細胞の調製方法に関
する。
【0002】マウスの骨髄腫細胞と免疫化マウスからの
脾細胞との融合[ケーラー(Koehler)およびマイルス
テイン(Milstein)、ネイチヤー(Nature)、256、
495−497(1975)]は、均一な(「モノクロ
ーナル」と呼ばれる)抗体を生産する連続な細胞系統を
得る可能性の最初の指示であつた。それ以来、種々の雑
種細胞(「ハイブリドーマ」と呼ばれる)を調製しかつ
種々の科学的研究にそれらにより形成された抗体を使用
する多数の試みがなされてきた[例えば、微生物学およ
び免疫学における現在のトピツクス(Current Topics i
n Microbiologyand Immunology)、Vol.81−“リ
ンパ球ハイブリドーマ(Lymphocyte Hybridomas)”、
F.メルチヤーズ(Melchers)ら、スプリンガー・フエ
ルラーグ(Springer Verlag)、1978およびその中
の刊行文献;C.バルンステイブル(Barnstable)ら、
細胞(Cell)、14、9−20(1978);P.パー
ハム(Parham)、W.F.ボドマー(Bodmer)、ネイチ
ヤー(Nature)、276、397−399(197
5)、実験免疫学のハンドブツク(Handbook of Experi
mental Immunology)、第3版、Vol.2、D.M.
ウイアー(Wier)編、ブラツクウエル(Blackwell)1
978、第25章;ケミカル・アンド・エンジニアリン
グ・ニユーズ(Chem.Eng.News)、15−17(197
9)9]。これらの刊行物は、ハイブリドーマによるモ
ノクローナル抗体の生産についての主要な技術を記載し
ている。
【0003】組織適合性抗原、ハプテン、蛋白質および
酵素に対するモノクローナル抗体は生産されてきてい
る。しかしながら、哺乳動物、例えば、ヒトまたはラツ
トの心房ナトリウム排泄増加性ペプチドと高度に選択的
に反応するモノクローナル抗体はまだ知られていない。
【0004】心房ナトリウム排泄増加性ペプチドは、そ
の最小活性配列が23アミノ酸から成る、異なる鎖長を
有する1群である。他のN−末端およびC−末端アミノ
酸をさらに含有するペプチドは同様に活性である。これ
らのペプチドは、約152アミノ酸の前駆分子から、心
臓の房において酵素の作用により生産される。ANPの
遺伝情報を指定する遺伝子はクローニングされてきてお
り、そしてDNAは配列決定されてきている。
【0005】ANP類は持続時間が短いが、強力なナト
リウム排泄を誘導し、これらの物質の攻撃の正確な管の
部位(tubular site)を明らかにすることはまだ不可能
である。さらにANP類は強力な脈管拡張剤であり、な
かでも、ノルアドレナリン、アンギオテンシンII、ヒ
スタミンおよびセロトニンの脈管作用に拮抗することが
できる。ANP類の作用はインドメタシンにより中和さ
れず、それゆえこの作用が内因性のプロスタグランジン
合成を経て起こることはありえない。2−クリツプ(tw
o-clip)高血圧症のラツトおよびSHラツトにおけるA
NPの低血圧作用は記載された。
【0006】単離された細胞において、アルドステロン
およびバソプレツシンの分泌への阻害作用は検出され
た。従来の抗体を使用してANPの血漿レベルを放射線
免疫学的に測定することは可能であり、そのレベルは特
定の実験動物の体積状態(vlume status)に依存する。
単離された糸球体の細胞への特異的結合は、125ヨウ素
標識ANP誘導体を使用して検出された。初期の実験
は、ANPが腎におけるカリクレインの放出を誘発する
ことを示した。ある条件下に、ペプチドの腎活性はハロ
ペリドールの予備処理により中和されうる[サグネラ
(Sagnella)]およびマクグレゴール(McGregor)、ネ
イチヤー(Natuer)、399、666−668、198
4参照]。ANPの活性は、これらのペプチドが循環系
の疾患(高血圧、低血圧、動脈硬化)、心臓疾患(急性
および慢性の心不全、心筋梗塞、心臓不整脈、冠状動脈
性心臓病)および腎疾患(種々に基本的疾患の途中にお
ける急性および慢性の腎不全、尿毒症)において、因果
的にまたは症候的に、関与することが非常にありうるこ
とを示す。こうして、種々の生物学的体液(例えば、血
液、血漿、血清、尿、リンパ液または脳脊髄液)の中の
ANPの定量は、前述のすべての症候について非常な重
要性を獲得するであろう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の抗血清を使用し
て測定されたANPの血漿レベルのあるものは、非常に
高く、これはこれらの抗体の交差反応性または特異性の
欠如により説明することができる。心房ナトリウム排泄
増加性ペプチドの誤つた高い血漿レベルの検出の危険性
は、高度に特異性の(モノクローナル)抗体の使用によ
り排除することができる。それゆえ、この型の抗体はA
NPレベルの変化に関連するすべての疾患の診断に非常
に適する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、心房ナトリウ
ム排泄増加性ペプチドに対して高度に特異的なモノクロ
ーナル抗体を合成しかつ分泌するハイブリドーマ細胞系
統の調製に関する。本発明は、また、心房ナトリウム排
泄増加性ペプチド、とくにヒトまたはラツトのそれに対
するモノクローナル抗体を合成しかつ分泌するハイブリ
ドーマ細胞系統に関する。これらのハイブリドーマは上
に述べたケーラー(Koehler)およびミイルステイン(M
ilstein)の方法により調製される。免疫原担体、例え
ば、蛋白質に結合した心房ナトリウム排泄増加性ペプチ
ドでマウスを免疫化した後、これらのマウスの脾細胞を
マウスの骨髄腫細胞系統の細胞と融合する。これから得
られるハイブリドーマは、心房ナトリウム排泄増加性ペ
プチドと選択的に反応する抗体について系統的に検査さ
れる。このようにして、心房ナトリウム排泄増加性ペプ
チドを生産するハイブリドーマが単離された。
【0009】これらの抗体を生産するハイブリドーマ
は、英国サリスブリー(Salisbury)ポートン・ダウン
(Porton Down)所在のナシヨナル・コレクシヨン・オ
ブ・アニマル・セル・カルチヤーズ、PHLSセンター
・フオー・アプライド・マイクロバイオロジー・アンド
・リサーチ(National Collection of Animal Cell Cul
tures,PHLS Centre for Applied Microbiology and Re
search)に受託番号850314/1(mAb 11A
−A11を生産するハイブリドーマ細胞系統)および受
託番号850314/2(mAb 23 M−D9を生産
するハイブリドーマ細胞系統)で受託された。
【0010】本発明のハイブリドーマにより生産される
抗体は、例えば、生物学的流体、例えば、血液、血漿、
血清、尿、リンパ液または脳脊髄液の中の心房ナトリウ
ム排泄増加性ペプチドのレベルの決定に使用することが
できる。本発明による抗体は、免疫アツセイ製品にとく
によく適する。しかしながら、それらは、免疫吸着クロ
マトグラフイーを使用する心房ナトリウム排泄増加性ペ
プチドの単離に使用することもできる。
【0011】動物の実験研究は、種々の生理学的および
病態生理学的状態のもとのANPの意味を研究するため
に絶対に必要である。これらの研究およびANPの薬理
学についてのすべての研究の前提条件は、体液の定量測
定用の特異的で高感度のアツセイ法が存在するというこ
とである。
【0012】本発明による抗体は、例えば、診断の目的
で実験動物の血清の中の心房ナトリウム排泄増加性ペプ
チドのレベルの決定に使用することができる。本発明に
よる抗体は、また、生理学的および薬理学的実験のため
に非常によく適する。
【0013】ハイブリドーマの調製は、一般に、次の工
程からなる: A) 免疫原担体、とくに免疫原担体の蛋白質[例え
ば、キーホールリンペツトヘモシアニン(Keyhole limp
et hemocyanin)](KLH−ANP)に結合した、例
えば、ヒトまたはラツトからの、心房ナトリウム排泄増
加性ペプチドで哺乳動物を免疫化する。雌のBalb/
cマウスはこの目的に適することが明らかにされたが、
他の系統のマウスを使用することも可能である。免疫化
の養生法(regimen)およびKLH−ANPの濃度は、
適切な数の抗原刺激リンパ球が形成するように選択すべ
きである。14日の間隔で100μgのKLH−ANP
マウスでリン酸塩緩衝化生理的食塩水中の注射による3
回の免疫化は有効であることが明らかにされた。
【0014】B) 免疫化された哺乳動物(例えば、マ
ウス)の脾を得そして適当な媒質中の脾細胞の懸濁液を
調製する。約1mlの媒質/脾細胞は十分である。この
ための実験技術は知られている。
【0015】C) 適当な融合プロモーター(例えば、
ポリエチレングリコール)の使用による、懸濁した脾細
胞と適当な細胞系統(例えば、マウス骨髄腫PX63A
g8)の骨髄腫細胞との融合。好ましい融合プロモータ
ーは平均分子量1,000〜4,000のポリエチレング
リコール(例えば、商業的に入手可能なPEG 1,00
0など)である。しかしながら、他の既知の融合プロモ
ーターを使用することも可能である。好ましい脾細胞/
骨髄腫細胞の比は約10である。約0.5〜1.0mlの
融合媒質の合計の体積は108脾細胞について十分であ
る。多くの骨髄腫細胞は既知であり、そして、例えば、
科学研究所または細胞受託施設から入手することができ
る。使用する細胞系統は好ましくは遺伝的欠損を有し、
こうして融合しない骨髄腫細胞が選択培地中で死ぬが、
雑種は生存するようにする。最も頻繁に使用される細胞
系統は、8−アザグアンニンに対して抵抗性でありかつ
酵素のハイポキサンチングアニンホスホリボシルトラン
スフエラーゼを欠き、こうしてHAT培地(ハイポキサ
ンチン、アミノプテリン、チミジン)[サイエンス(Sc
ience)145:709、1964]中で生育すること
ができないものである。
【0016】使用する骨髄腫細胞系統は、好ましくはま
た、非分泌型であり、こうしてそれ自体抗体または免疫
グロブリンのH−もしくはL−鎖を形成しないものであ
るべきである。しかしながら、ある場合において、分泌
性骨髄腫細胞は有利であることがある。
【0017】D) 融合混合物(脾細胞および骨髄腫細
胞)を希釈しそして個々の容器内の選択培地中で培養
し、こうして融合しない細胞が増殖せずかつ1〜2週間
以内に死ぬようにする。個々の融合細胞を希釈剤の体積
の調節により単離し、こうしてある数の細胞(約1〜
4)が各個々の容器[例えば、マイクロタイター平板
(microtiter plate)のウエル(well)]内に配置させ
る。
【0018】E) 各容器において心房ナトリウム排泄
増加性ペプチドに対する抗体の存在について試験する。
【0019】F) 所望の抗体を生産するハイブリドー
マの選択およびクローニング(例えば、制限希釈によ
る)。
【0020】いつたん所望のハイブリドーマが選択され
かつクローニングされると、2つの異なる方法により抗
体を生産することができる。ハイブリドーマを適当な培
地中である時間培養し、そして抗体を上澄み液から得る
とき、非常に高い純度のモノクローナル抗体が得られ
る。適当な培地および最適な培養時間は決定が簡単であ
る。この生体外技術は、異質血清(例えば、ウシ胎児血
清)からの少量のみの蛋白質で汚染されたモノクローナ
ル抗体を提供する。
【0021】ほんのわずかに低い純度のかなり高い濃度
のモノクローナル抗体を調製するためには、選択された
ハイブリドーマをマウスに、好ましくは同系遺伝的また
は準同系遺伝的であるマウスに、腹腔内注射することが
可能である。インキユベーシヨンの時間後、これはマウ
スにおいて腫瘍の形成に導き、これは宿主動物の血液お
よび腹膜滲出液の中に高い濃度の抗体(5〜20mg/
ml)を放出する。これらのマウスが血液および腹水の
中に正常の抗体を有する場合でさえ、それにもかかわら
ずそれらの濃度はmAbに比較して非常に低い。このよ
うにして得られるモノクローナル抗体は非常に高い力価
を有し(それは10-3以下の希釈で活性である)、そし
て特異的免疫グロブリンおよび非特異的免疫グロブリン
の比は約20:1である。
【0022】
【実施例】実施例1 ヒトおよびラツトに心房ナトリウム排泄増加性ペプチド
に対するモノクローナル抗体の調製免疫化のために使用する抗原の調製 使用した抗原は、ラツトのヒトα−ANPまたはアトリ
オペプチン(atriopeptin)II[ベイチヤム(Bache
m)により供給される]およびキーホールリンペツトヘ
モシアニン[KLH、パシフイツク・バイオマリン・サ
プライ(PacificBiomarine Supply Company)]であつ
た。調製のため、KLHおよびヒトα−ANPまたはア
トリオペプチンIIを1:1の混合比で混合し、そして
リン酸塩緩衝化生理的食塩水中の2mg/mlの濃度
で、グルタルアルデヒドを添加した。反応混合物中のグ
ルタルアルデヒドの最終濃度は0.25%であつた。室
温において1時間インキユベーシヨンした後、蛋白質複
合体をリン酸塩緩衝化生理的食塩水に対して4℃で数時
間透析した。
【0023】Balb/cマウスの免疫化 雌のBalb/cマウスを0.2mlの完全フロイント
アジユバント中の100μgのKLH−ANP複合体で
腹腔内的に免疫化した。14日後、動物に再び完全フロ
イントアジユバント中の100μgの抗原を腹腔内的に
投与した。さらに2回の腹腔内免疫化を14日の間隔で
100μgのリン酸塩緩衝化生理的食塩水中の50μg
の抗原/動物で各回免疫化した。動物の脾を最後の抗原
の投与後3日に切除した。
【0024】脾細胞懸濁液の調製 期間をステンレス鋼の篩に強制的に通すことによつて、
切除した脾から個々の細胞懸濁液を調製した。4.5g
/lのグルコース、100単位/lのペニシリンおよび
100μg/mlのストレプトマイシンを補充したダル
ベコ最小必須培地(DMEM)の中に細胞を移した。細
胞をDMEMで3回洗浄し、次いで同一培地中に所望濃
度で再懸濁した。一般に、約108細胞を各脾から得
た。
【0025】骨髄腫細胞の調製 この目的に使用した骨髄腫細胞系統PX63Ag8.6
53は、マウス骨髄腫細胞系統P3−X63−Ag8の
サブクローンであり、これは免疫グロブリンの重鎖また
は軽鎖を発現しない[ジヤーナル・オブ・イムノロジー
(J. Immunol.123:1543−1550(198
0)]。細胞は20μg/mlの8−アザグアニンに対
して感受性であり、そしてハイポキサンチン、アミノプ
テリンおよびチミジン(HAT)を含有する培地中でも
はや生育することはできない。4.5g/lのグルコー
ス、20ミリモルのグルタミン、1,000単位/lの
ペニシリン、100μg/mlのストレプトマイシンお
よび10%のウシ胎児血清を補充したDMEM(完全培
地)中で、それらを培養した。融合の時、骨髄腫細胞は
細胞増殖の対数期にあつた。
【0026】細胞の融合 脾細胞の懸濁液を血清を含まないDMEM中の骨髄腫細
胞に10:1の脾で添加し、そして遠心を200gで1
0分間丸底のカツプ内で実施した。細胞の沈降後、上澄
み液を注意してデカンテーシヨンにより取り出した。細
胞を2mlの分子量2,000のポリエチレングリコー
ルの溶液(DMEMで30w/wに希釈した、pH7.
6)とともにインキユベーシヨンした。次いで、20m
lのDMEMを添加し、次いで細胞を数分間注意して再
懸濁した。それらを再び200gで5分間遠心し、そし
て細胞の沈澱をHAT培地中に106細胞/mlの濃度
で再懸濁させ、次いでそれらを1mlの部分でコスター
平板(Costar plate)中に分布させた。
【0027】ハイブリドーマの選択および培養 細胞融合後、細胞をHAT培地(ハイポキサンチン、ア
ミノプテイン、チミジン)中で37℃において湿潤雰囲
気のもとに5%のCO2を使用して培養した。数週間
後、ハイブリドーマ細胞培養物からの上澄み液を、適当
な酵素免疫検定により抗−ANP活性の存在について研
究した(下を参照)。抗−ANP検定において陽性の結
果を示すハイブリドーマ細胞系統をクローニングのため
に選択した。
【0028】これはハイブリドーマが限定希釈技術のか
けられることを伴ない、ここで平均0.5細胞/ウエル
を96マイクロタイターのウエルに分布させ、105
ウス胸腺細胞/ウエルを「フイーダー・細胞(feeder c
ell)」として添加した。このクローニング後抗−AN
Pをなお生産する細胞を増殖させ、凍結し、そして25
%のウシ胎児血清および7.5%のジメチルスルホキシ
ドを含有する完全培地中に貯蔵した。
【0029】大量のモノクローナル抗体の調製 0.5mlのプリスタンの腹腔内注射により予備処置し
たマウスにクローニングしたハイブリドーマを腹腔内注
射して、約10〜15日後に抗生を含有する腹水を得る
ことができるようにした。腹水中の抗体活性を放射能結
合阻止検定において決定した(実施例3参照)。
【0030】培養上澄み液の抗−ANP活性の決定 ウシ血清アルブミンとラツトのヒトα−ANPまたはア
トリオペプチンIIとの複合体(5μg/ml)を室温
で3時間吸収させ、次いで水で5回洗浄したマイクロタ
イター平板に、100μlの培養上澄み液を添加した。
ペルオキシダーゼに結合したウサギ抗−マウス免疫グロ
ブリンを次いで添加した;平板を引続いて室温で2時間
インキユベーシヨンした。蒸留水で5回洗浄した後、酵
素に適する基質緩衝液を添加し、そして生ずる着色した
生成物の濃度をマイクロタイター平板に適する光メータ
ーで決定した。
【0031】実施例2 心房ナトリウム排泄増加性ペプチドに対するモノクロー
ナル抗体の特性づけモノクローナル抗体の型決定 ここの記載するモノクローナル抗体のクラスおよびサブ
クラスを分析した。抗体を培養上澄み液から濃縮し、そ
して硫酸アンモニウム(40%の飽和)で沈殿させるこ
とによつて部分的に精製した。免疫グロブリンのクラス
をオウチタロニー(Ouchterlony)ゲル拡散試験におい
てクラス特異的抗−マウス免疫グロブリン抗血清を使用
して決定した。ヒトANPに対するモノクローナル抗体
23M−D9はIgG1クラスに属する。アトリオペプ
チンIIに対するモノクローナル抗体11A−A11は
同様にIgG1クラスに属する。
【0032】抗体と種々の他のペプチドおよびホルモン
との交差反応 ヒトANPに対するモノクローナル抗体と種々のペプチ
ドとの交差反応性を、放射線免疫学的結合阻害検定によ
り決定した。この検定は特別の検定緩衝液中で実施する
(0.02モルのリン酸ナトリウム;0.15モルのNa
Cl;0.01%のチオメルサル(thiomersal);0.1
%のゼラチン;0.01%のBSAおよび0.1%のトリ
トン−X 100、pH7.4)。ヒトからの放射線標識
125ヨウ素−α−ヒト−ANP(アミノ酸1〜28)ま
たはラツトの125−アトリオペプチンII[アメルシヤ
ム・フヒラー(Amersham Buchler)]を抗体と一緒に適
当な希釈で4℃において16〜48時間インキユベーシ
ヨンした。合計の体積は500μlである。結合阻害検
定において、検定混合物は、同体積で、標識されない抗
原または種々の阻害剤を異なる濃度でさらに含有する。
インキユベーシヨンの終りにおいて、抗体に結合しない
放射線標識125ヨウ素−抗原(1〜28アミノ酸をもつ
ヒトα−ANPまたはラツトのアトリオペプチンII
I)活性炭の懸濁液(0.2モルのリン酸ナトリウム;
2%のノリト(norit)A活性炭;0.02%のデキスト
ラン60;0.1%のBSAおよび10ミリモルのNa2
EDTA、pH7.4)を添加し、次いで氷上で20分
間インキユベーシヨンすることにより活性炭上に吸着さ
せる。次いで活性炭を3,000gで10分間遠心する
ことにより沈降させ、そして上澄み液中の放射能を決定
する。測定は抗体から125ヨウ素−抗原の50%を置換
するために必要な種々のペプチドの濃度で実施した。図
1および図2から明らかなように、抗体は高度に特異的
にヒトおよびラツトからの心房ナトリウム排泄増加性ペ
プチドと反応する。塩−水のバランスの調整に参加する
他の仲介因子との交差反応は検出することができなかつ
た。種々の脈管活性物質は等しく不活性であつた(表1
および2)。
【0033】実施例3 心房ナトリウム排泄増加性ペプチドに対するモノクロー
ナル抗体の使用モノクローナル抗体を使用する生物学的流体および組織
におけるANP免疫活性の検出 高度の希釈における抗原は、放射免疫検定により量的に
決定することができる。高度に特異的の抗体および放射
線標識抗原は、この検定に必要である。放射線標識抗原
の抗体への結合は、非放射性抗原により線量依存的に阻
害することができる。種々の濃度の非放射性抗原を一定
濃度の抗体および放射線標識抗原とともにインキユベー
シヨンすると、このようにして特性検量線を引くことが
可能である。図1はこのタイプの検量線を示し、これは
とくに種々のアトリオペプチン類またはそれらの誘導体
によるmAb 23M−D9からの放射線標識抗原(125
ヨウ素−ヒト−アルフアーANP、アミノ酸1〜28)
の置換についてのものである。これは放射性抗原の抗体
への結合(%)を伴ない、この結合は非標識抗原または
その断片の濃度(fmol/ml)に対してプロツトさ
れている。この図面において、 −・− はヒトα−ANP(1ー28)を表わす。
【0034】-- -- はヒトα−ANP(7−28)を
表わす。
【0035】− − はANP断片(18−28)を表
わす。
【0036】この検定は最終希釈1:1,500,000
において腹水を使用してここに記載されるようにして実
施した。培養上澄み液を使用する検定は同様な結果を与
え、単に使用できる希釈は500〜1,000倍以下で
ある。この実験が明瞭に示すように、ANP断片(アミ
ノ酸18−28)は抗体から放射線標識抗原を置換する
ことができない。こうして、抗体はこの断片と交差反応
性をもたない。溶液中の未知量の抗原はこの検量線を使
用して決定することができる。ここに記載するモノクロ
ーナル抗体およびトレーサーとして125ヨウ素−ヒト−
α−ANP(アミノ酸1−28)に基づく放射線免疫検
定は生物学的流体および組織の抽出物の検出を20pg
/mlの濃度まで低下させることを可能とし、この濃度
はほぼ6fmol/mlの量に相当する(図1参照)。
【0037】図2は、ラツトのアトリオペプチンと特異
的に反応するmAb11A−A11についての同一方法
で実施した実験を示す。この図面において、 −□− アトリオペプチンIを表わす。
【0038】−■− アトリオペプチンIIを表わす。
【0039】−△− アトリオペプチンIIIを表わ
す。
【0040】−▲− ANP断片(13−28)を表わ
す。
【0041】プツトの方式は図1と同一である。
【0042】この検定は最終希釈濃度1:1,250,0
00で腹水を使用してここの記載するようにして実施し
た。培養上澄み液を使用する検定は同様な結果を与え、
単に使用できる希釈は500〜1,000倍以下であ
る。この実験が明瞭に示すように、ANP断片(アミノ
酸13−28)は抗体から放射線標識抗原を置換するこ
とができない。こうして、抗体はこの断片と交差反応性
をもたない。溶液中の未知量の抗原はこの検量線を使用
して決定することができる。ここに記載するモノクロー
ナル抗体およびトレーサーとして125ヨウ素−アトリオ
ペプチンIIIに基づく放射線免疫検定は生物学的流体
および組織の抽出物の検出を20pg/mlの濃度まで
低下させることを可能とし、この濃度はほぼ6fmol
/mlの量に相当する(図2参照)。ここに説明した免
疫学的方法に加えて、ここに記載するモノクローナル抗
体を使用して他の型の免疫検定(例えば、ELISA、
化学ルミネセンス、蛍光)を使用して実施することも可
能である。
【0043】実施例4 ラツトのアトリオペプチンの生体内作用の拮抗 実験の前の夕方から断食したが、飲料水を自由に飲ませ
た雄のウイスター(Wistar)ラツト(体重240〜27
0g)を使用した。準備および実験はイナクチン麻酔
(100mg/kg i.p.)のもとに実施した。気
管切除しそして1mg/kgのアトロピン(i.p.)
を注射した後、プラスチツクカテーテルを大腿動脈の中
に固定して血圧を測定し、プラスチツクカテーテルを頸
静脈中に固定して溶液を注射または注入し、そして膀胱
のカテーテルを挿入した。準備が完結したとき、ラツト
に5ml/kgの0.9%強度のNaCl溶液を注入
し、次いで、実験の期間の間、同一溶液を注入した
(1.2ml/時間)。実験動物の直腸の温度をヒート
ランプにより37±1℃に維持した。1時間の平衡時間
が経過した後、尿を予備軽量した容器内に集め、この容
器を10分または20分毎に交換した。尿中のNa+
たはK+の濃度を火炎光測定[インスツルメンテイシヨ
ン・ラボラトリー(Instrumentation Laboratory)、米
国マサチユセツツ州レキシトン]により決定した。抗体
の流体は1mlの0.9%強度のNaCl溶液中に10
0μlの滅菌濾過した腹水および0.1%のウシ血清ア
ルブミンを含有した。合成アトリオペプチンII[ベイ
チエム(Bachem)により供給される)を、同様に0.9
%のNaClおよび0.1%のウシ血清アルブミンを含
有する水溶液中に注入した。注入体積は、すべての場合
において1ml/kg体重であつた。予備実験による
と、0.1%のウシ血清アルブミンを含有する0.9%強
度のNaCl溶液の1ml/kg体重の全量の1度の注
入は尿の体積およびナトリウムの分泌にほんのわずかの
作用しかもたないことが示された。実験の完結後、動脈
血液の試料を各ラツトから採取して酸−塩基の状態を検
査した。
【0044】10μg/kgのアトリオペプチンII
は、静脈内へ全量の1度の注入後、最初の10分で、尿
の体積およびナトリウム分泌が大きく増加する(図3、
4、5および6参照)。引続く収集期間において、これ
は急速に減少し、そして、1時間後、10μg/kg体
重のANPの全量の1度の注入を更新することにより良
好に再現される。尿の体積およびナトリウム分泌の大き
い増加は、第2のANPの注入前の5分に、100μg
/kg体重の抗体含有腹水(抗体11A−A11)の全
量の1度の注入によりほとんど完全に抑制することがで
きる。
【0045】図3〜6は、結果を詳細に示す。収集時間
(収集期間)(分)が、縦軸に尿の分泌(μl/分)
(図3および4)およびナトリウムの分泌(μmol/
分)(図5および6)に対してプロツトされている。
【0046】図3 10μl/kgのアトリオペプチン
II(ANP)の全量の1度の注入を2回実施した後の
尿の体積、n=4。
【0047】図4 ANPに対するmAbによる10μ
g/kgのアトリオペプチンIIの作用の拮抗:第2回
目のANPの注入の前5分に、100μl/kgの抗体
含有腹水(Ab)の全量の1度の注入を実施した、n=
4。
【0048】図5 10μl/kgのアトリオペプチン
II(ANP)の全量の1度の注入を2回実施した後の
ナトリウムの体積、n=4。
【0049】図6 ANPに対するmAbによる10μ
g/kgのアトリオペプチンIIの作用の拮抗:第2回
目のANPの注入の前5分に、100μl/kgの抗体
含有腹水(Ab)の全量の1度の注入を実施した、n=
4。
【0050】こうして、抗体は生体内のアトリオペプチ
ンIIのナトリウム排泄増加に拮抗する。
【0051】
【表1】 表 1 mAb 23 M−D9と脈管活性または塩−水のバランスへの作用を有する他 の内因性仲介物質との交差反応性の研究 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 物 質 試験最大濃度 交差反応性 (pmol/ml) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アンギオテンシンII(ヒト) 14 − ロイシン−エンケフアリン 26 − サブスタンスP 10 − アルドステロン 44 − ACTH(ブタ) 4 − ブラジキニン 13 − γ−MSH 10 − インシユリン(ラツト) 3 − バソプレツシン 15 − レニン(ブタ) 0.5 − ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0052】
【表2】 表 2 mAb 11A−A11と脈管活性または塩−水のバランスへの作用を有する他 の内因性仲介物質との交差反応性の研究 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 物 質 試験最大濃度 交差反応性 (pmol/ml) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アンギオテンシンII(ヒト) 14 − ロイシン−エンケフアリン 26 − サブスタンスP 10 − アルドステロン 44 − ACTH(ブタ) 4 − ブラジキニン 13 − γ−MSH 10 − インシユリン(ラツト) 3 − バソプレツシン 15 − レニン(ブタ) 0.5 − ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【図面の簡単な説明】
【図1】検量線を示し、これはとくに種々のアトリオペ
プチン類またはそれらの誘導体によるmAb 23M−
D9からの放射線標識抗原(125ヨウ素−ヒト−アルフ
ア−ANP、アミノ酸1〜28)の置換についてのもの
である。
【図2】ラツトのアトリオペプチンと特異的に反応する
mAb11A−A11についての実験の結果を示す。
【図3】ラツトへのANPの投与による尿分泌に対する
作用を示す図である。収集時間を横軸に、尿の分泌量を
縦軸にプロツトしている。
【図4】ラツトへのANPおよびAKの投与による尿分
泌に対する作用を示す図である。プロツトは図3と同様
に行つている。
【図5】ラツトへのANPの投与によるNa+分泌に対
する作用を示す図である。収集時間を横軸に、Na+
分泌量を縦軸にプロツトしている。
【図6】ラツトへのANPおよびAKの投与によるNa
+分泌に対する作用を示す図である。プロツトは図5と
同様に行つている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01N 33/53 F 33/577 B (C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 デイーター・ノイザー ドイツ連邦共和国デー5603ビユルフラー ト・アムブラーケン49 (72)発明者 ヨハネス−ペーター・シユタツシユ ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルタール 1・シユネービトヘンベーク37

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物の心房ナトリウム排泄増加性ペ
    プチドに対するモノクローナル抗体であつて、血管作動
    性を示すかまたは塩−水の平衡に影響を及ぼす他の内因
    性メデイエイタと交差反応性をもたないモノクローナル
    抗体を産生することを特徴とするハイブリドーマ細胞
    系。
  2. 【請求項2】 心房ナトリウム排泄増加性ペプチドに対
    する抗体を産生する哺乳動物からの細胞と骨髄腫細胞を
    融合することを特徴とする哺乳動物の心房ナトリウム排
    泄増加性ペプチドに対するモノクローナル抗体であつ
    て、血管作動性を示すかまたは塩−水の平衡に影響を及
    ぼす他の内因性メデイエイタと交差反応性をもたないモ
    ノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞の調製
    方法。
  3. 【請求項3】 心房ナトリウム排泄増加性ペプチドに対
    して免疫化した哺乳動物からの脾細胞を骨髄腫細胞と融
    合することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 心房ナトリウム排泄増加性ペプチドに対
    して免疫化したマウスからの脾細胞を骨髄腫細胞と融合
    することを特徴とする特許請求の範囲第2項または第3
    項記載の方法。
  5. 【請求項5】 マウスの骨髄腫細胞を使用することを特
    徴とする特許請求の範囲第2〜4項のいずれかに記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 骨髄腫細胞は非分泌型であることを特徴
    とする特許請求の範囲第2〜5項のいずれかに記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 免疫化を免疫原担体に結合した心房ナト
    リウム排泄増加性ペプチドを使用して実施することを特
    徴とする特許請求の範囲第2〜6項のいずれかに記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 免疫化の担体が蛋白質であることを特徴
    とする特許請求の範囲第2〜7項のいずれかに記載の方
    法。
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