JPH0746696Y2 - パワーウインドウ制御装置 - Google Patents

パワーウインドウ制御装置

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JPH0746696Y2
JPH0746696Y2 JP10600688U JP10600688U JPH0746696Y2 JP H0746696 Y2 JPH0746696 Y2 JP H0746696Y2 JP 10600688 U JP10600688 U JP 10600688U JP 10600688 U JP10600688 U JP 10600688U JP H0746696 Y2 JPH0746696 Y2 JP H0746696Y2
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JP
Japan
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circuit
motor
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voltage
power supply
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JP10600688U
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JPH0227490U (ja
Inventor
紳一郎 鶴島
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車のパワーウインドウ(窓ガラス)を
自動操作するためのパワーウインドウ制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のパワーウインドウ制御装置としては、例えば第3
図に示すようなものがある。図において、1はバッテ
リ、2はイグニッションスイッチ、Aは運転席周りに設
けられたアップスイッチ9、ダウンスイッチ12を含む主
回路部、Bは助手席、後部座席に設けられたアップ/ダ
ウンスイッチ27を含む副回路部、3A,3Bはそれぞれ、主
回路部A及び副回路部Bとを接続し、それぞれ各席電源
出力または電圧多重出力が出力するハーネス、また主回
路部A内の4はパワーウインドウロックスイッチ、5,6
はそれぞれ、イグニッションスイッチ2がオンされてい
るときに、このパワーウインドウ制御装置を作動させる
ための第1または第2のスイッチング回路、7はハーネ
ス3AがGNDレベルに短絡したとき等において、第1のス
イッチング回路5の破壊を防止するための保護抵抗、8
はアップスイッチ9がオンされたときに、ハーネス3Bの
電圧多重出力を“H"レベルの信号として出力するための
第3のスイッチング回路、10はハーネス3BがGNDレベル
に短絡したとき等において、第3のスイッチング回路8
の破壊を防止するための保護抵抗、11は、ダウンスイッ
チ12がオンされたときに、ハーネス3Bの電圧多重出力を
“L"レベルの信号として出力するための定電圧回路であ
る。
また回路Bにおいて、13は前記定電圧回路11と同一目的
の定電圧回路、14,15,16は第1及び第2のコンパレータ
17,18のしきい値を決定する分割抵抗、しかして第1の
コンパレータ17は、ハーネス3Bからの電圧多重出力がア
ップ側しきい値を越えたとき“H"レベルの信号を出力
し、また第2のコンパレータ18は、前記電圧多重出力が
ダウン側しきい値を越えたとき“H"レベルの信号を出力
する。19は、コンパレータ17,18の少くとも一方の誤動
作によって装置が作動するのを防止するためにアップ信
号を検出するためのAND回路、20は同様な誤動作防止用
のゲート回路、21は主回路部Aからの前記電圧多重出力
または副回路部Bのアップ/ダウンスイッチ27によるア
ップ信号を出力するOR回路、23は同様にダウン信号を出
力するOR回路、22はアップ側トランジスタ、24はダウン
側トランジスタ、25はアップ側リレー回路、26はダウン
側リレー回路、28はインバータ回路、29はモータであ
る。
次に動作を説明する。イグニッションスイッチ2をオン
したのち、例えば主回路部Aに含まれる運転席周りのア
ップスイッチ9をオンすると、ハーネス3Bに出力する電
圧多重出力は“H"レベルの信号となり、第1及び第2の
コンパレータ17,18に入力する。このとき第1のコンパ
レータ17,第2のコンパレータ18の出力は共に“H"とな
り、AND回路19の出力が“H"、ゲート回路20の出力は
“L"となる。したがってアップ側リレー回路25が作動
し、ダウン側リレー回路26が非作動となり、モータ29は
正転し、これにより窓ガラスが上昇する。
他方、運転席周りのダウンスイッチ12をオンすると、ハ
ーネス3Bの電圧多重出力は“L"レベルの信号となる。そ
のため第1のコンパレータ17の出力が“L"、第2のコン
パレータ18の出力が“H"となり、これに応じてAND回路1
9の出力は“L"、ゲート回路20の出力は“H"となる。そ
のためダウン側のリレー回路26が作動し、モータ29は逆
転して窓ガラスが下降する。
副回路Bに含まれる助手席、後部座席側のアップ/ダウ
ンスイッチ27をアップ側に倒すと、OR回路21の出力が
“H"、OR回路23の出力が“L"となり、その結果、モータ
29は正転し、窓ガラスが上昇する。またアップ/ダウン
スイッチ27をダウン側に倒すと、OR回路21,23の出力は
それぞれ、“L",“H"となり、モータ29は反転し、窓ガ
ラスが下降する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のパワーウインドウ制御
装置にあっては、制御電圧を主回路部A側においてアッ
プ側、ダウン側の2種類の多重出力として出力すると共
に、それを副回路部B側においては、しきい値電圧を設
けて比較し、窓ガラスのアップ,ダウンを判定する構成
となっていたため、装置の電源電圧が何らかの原因で降
下した場合、アップ信号を、それより低レベルのダウン
信号と誤認したり、また窓ガラスを繰返し、連続してア
ップ,ダウンさせた場合には、各リレー回路25,26のリ
レーがハンチングを起し、リレーが溶着するという問題
点があった。
この考案は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、バッテリの電源電圧、もしくは主回路部から
の制御電圧のレベルが所定レベル以下に低下した場合、
モータの動作を一時的に停止すると共に、一旦前記主回
路部からの制御電圧の出力を停止し、例えばイグニッシ
ョンスイッチを一度オフしたのち再度オンするまでの
間、前記モータの一時停止状態を保つようにしてから正
常な状態に復帰するような構成とすることにより、上記
問題点を解決することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係るパワーウインドウ制御装置は、モータの
作動中にバッテリ電源の電源電圧もしくは主回路部から
の制御電圧のレベルが所定レベル以下になったとき、前
記モータの動作を自動的に停止すると共に、イグニッシ
ョンスイッチをオフし、次いでオンするまでの間、該モ
ータの一時停止状態を保持するようにしたものである。
〔作用〕
この考案におけるパワーウインドウ制御装置は、バッテ
リ電源の電源電圧、もしくは主回路部からの制御電圧の
レベルが所定レベル以下になると、そのことが検出され
て自動的にモータの動作が停止される。しかしてこのモ
ータの動作停止は、次にイグニッションスイッチが一度
オフされ、次いでオンされるまでの間保持され、これに
よりモータの誤動作や、モータ駆動用のリレーの溶着が
未然に防止される。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に基いて説明する。第1図はこの
考案の一実施例を示す図である。
先ず、構成を説明すると、第1図は特に回路変更のある
副回路部Bの構成を示し、回路変更のない主回路部Aは
第3図の従来装置と同一であり、その図示は省略した。
しかして第1図において、31〜34の参照符号で示す回路
が追加されている。茲で、31は、副回路部Bに入力する
各席電源出力が所定レベル以下になると“H"レベルの信
号を出力する電圧検知回路、32はイグニッションスイッ
チ2のオン時にラッチ回路33,34をリセットするパワー
オンリセット回路である。しかしてラッチ回路33,34
は、各席電源出力が所定レベル以下になったとき、各フ
リップフロップ33a,34aの出力を反転せしめて“L"レベ
ル信号を対応するAND回路33b,34bに与えると共に、電圧
検知回路31の出力が“L"にならないとリセットされない
ラッチ回路である。
次に作用を説明する。第2図はそのタイムチャートであ
る。イグニッションスイッチ2をオンすると、パワーオ
ンリセット回路32内のコンデンサC、抵抗Rにより決ま
る時定数CRの経過後、ラッチ回路33,34は同時にリセッ
トされて、その各出力は共に“L"となる。
次に、主回路部Aから、アップスイッチ9のオン操作に
伴って“H"レベルの電圧多重出力が副回路部Bに入力し
た場合を説明する。このとき、AND回路19の出力は
“H"、ゲート回路20の出力は“L"となるから、パワーオ
ンリセット回路32内のNAND回路32aの出力は“L"とな
り、したがってラッチ回路33内のNAND回路33cの出力が
“H"となる。この状態でラッチ回路33内のフリップフロ
ップ33aの出力は反転し、該ラッチ回路33の出力が“H"
となる。そのためモータ29は正転し、窓ガラスが上昇す
る。
このとき、副回路部Bへの電源、即ち、バッテリ1出力
や各席電源出力が所定電圧VTH以下に低下したときに
は、電圧検知回路31の出力が“H"となり、これに応じて
パワーオンリセット回路32内のNAND回路32bの出力が
“L"となる。そのためラッチ回路33内のフリップフロッ
プ33aが反転し、該ラッチ回路33の出力は“L"となり、
モータ29の正転動作が停止される。しかしてこの状態に
なっているときに、電源電圧が復帰すると、電圧検知回
路31の出力は“L"となり、したがってパワーオンリセッ
ト回路32内のNAND回路32bの出力が“H"となるが、ラッ
チ回路33の出力は変化せず、“L"のままである。
しかして、ラッチ回路33,34内のフリップフロップ33a,3
4aの出力を初期状態にもどすには、電圧多重出力を0Vに
なるまで下げ、第1のコンパレータ17の出力を一度“L"
にしなければならない。したがってこのためにはイグニ
ッションスイッチ2を一度オフする。そしてイグニッシ
ョンスイッチ2を再度オンすると、モータ29は正転動作
を開始し、窓ガラスはアップ開始する。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によれば、その構成
を、自動車の窓ガラスのアップ/ダウンのための遠隔操
作によるモータの作動中に電源電圧が低下すると、モー
タの動作を自動的に一時停止させると共に、イグニッシ
ョンスイッチが一度オフされたのち再度オンされるまで
の間は前記モータの一時停止状態を保持するようにした
ため、モータ電流等による電源電圧の変動により電源電
圧が所定レベル以下に低下したときには、モータが自動
的に停止し、これによりモータ駆動用のリレーがハンチ
ングを起して溶着することを防止できるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の回路図、第2図はタイム
チャート、第3図は従来装置の回路図である。 1……バッテリ、2……イグニッションスイッチ、A…
…主回路部、B……副回路部、9……アップスイッチ、
12……ダウンスイッチ、27……アップ/ダウンスイッ
チ、29……モータ、31……電圧検知回路、32……パワー
オンリセット回路、33,34……ラッチ回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリ(1)電源、このバッテリ(1)
    電源をオン,オフするイグニッションスイッチ(2)、
    前記バッテリ(1)電源の電源電圧に基づき主回路部
    (A)においてアップ側,ダウン側の2種類の制御電圧
    を多重出力して副回路部(B)に供給し、モータ(29)
    を正転または逆転させて、窓ガラスをアップまたはダウ
    ンさせる電圧制御式のパワーウインドウ制御装置におい
    て、前記モータ(29)の作動中に前記バッテリ(1)電
    源の電源電圧もしくは前記主回路部(A)からの制御電
    圧のレベルが所定レベル以下になったとき、前記モータ
    (29)の動作を自動的に停止すると共に、前記イグニッ
    ションスイッチ(2)をオフし、次いでオンするまでの
    間、該モータ(29)の一時停止状態を保持することを特
    徴とするパワーウインドウ制御装置。
JP10600688U 1988-08-12 1988-08-12 パワーウインドウ制御装置 Expired - Lifetime JPH0746696Y2 (ja)

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JPH0227490U JPH0227490U (ja) 1990-02-22
JPH0746696Y2 true JPH0746696Y2 (ja) 1995-10-25

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