JPH074656Y2 - コントロールレバーにおける節度スプリングの取付け構造 - Google Patents

コントロールレバーにおける節度スプリングの取付け構造

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JPH074656Y2
JPH074656Y2 JP1988043931U JP4393188U JPH074656Y2 JP H074656 Y2 JPH074656 Y2 JP H074656Y2 JP 1988043931 U JP1988043931 U JP 1988043931U JP 4393188 U JP4393188 U JP 4393188U JP H074656 Y2 JPH074656 Y2 JP H074656Y2
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JP
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spring
operation lever
moderation
mounting
mounting hole
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JP1988043931U
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明男 加藤
佳治 酒井
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Kojima Industries Corp
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Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両の空調装置を操作するためのコントロ
ールレバーに使用される節度スプリングの取付け構造に
関するものである。
(従来の技術) この種の従来技術としては、実開昭58-53003号公報にお
いて開示されるものがある。ここで使用されているスプ
リングの取付けは、第4図および第5図のようにしてな
されている。
スプリング20は全体がU字状に折曲げられ、その一方の
先端にはレバー21に形成された装着孔22の前縁に係止可
能な引掛け片23が折り曲げ形成され、また基部側には装
着孔22の後縁に当接可能な突片24が切り起しによって形
成されている。
そして、実際の取付けにあたっては、第5図のようにし
てスプリング20をレバー21に対して直交する方向に向け
ながら、装着孔22に対して引掛け片23側を差込む。次い
で、このままスプリング20全体を回転させ、引掛け片23
および突片24をそれぞれ係合させて正規の取付け姿勢と
するのである。このように、回転させて取付ける理由
は、装着孔22の幅広側へまず差込むことによって、装着
孔22に対する初期の差込みを容易に行なうためである。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記のようにして取付ける形式の場合には次の
ような問題がある。
このものの場合、レバー21の装着孔22に対して引掛け片
23と突片24とが差込まれるが、両片23,24の幅寸法は、
差込み作業等の関係から、共に装着孔22の幅寸法よりも
小さい設定せざるを得ない。したがって、この間でがた
付きを生じることになる。このため、レバー操作時にス
プリング20が動くことになり、がた付き音が問題になる
ことがある。
こういったがた付きは、例えばスプリング20がレバー21
に対して弾発力をもって取付くのであれば解消できるの
であるが、このものの場合には、単に引掛け片23,突片2
4を装着孔22に当てるだけに過ぎず、上記のような弾発
力を利用して取付けるものではなく、結果的にがた付き
を有効に解消しえない。
そこで、本考案はがた付き音の発生を抑制できる節度ス
プリングの提供を目的とした。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、操作レバーを
装着するためのベースに張出し形成された節度プレート
に圧接しうるように、撓み変形可能なばね部と、操作レ
バーに対する取付け部とを備えてなる節度スプリングに
おいて、前記節度スプリングの取付け部には前記操作レ
バーに貫設された第1装着孔に弾性的に掛止めされて前
記操作レバーに対し上方へ抜け止めするための引掛け片
が形成され、さらに前記取付け部には前記操作レバーに
貫設された第2装着孔にそれぞれ差込み可能で同操作レ
バーの操作方向と同方向に対向する一対のがた付き防止
片が垂下状に形成されるとともに、前記引掛け片と一対
のがた付き防止片とにより前記操作レバーに対し前記節
度スプリングが取付けられ、しかも前記両がた付き防止
片の基部は前記第2装着孔の孔縁にそれぞれ当接可能な
弧面とされ、これら両弧面の一部はばね部の弾発力に基
づいて前記第2装着孔の孔縁にそれぞれ隙間なく圧接す
る構成にしてある。
(作用) 前記したように構成される節度スプリングの取付け構造
において、操作レバーの第1装着孔に節度スプリングの
引掛け片を掛止めするとともに、同操作レバーの第2装
着孔に同節度スプリングの一対のがた付き防止片を差込
むことで、操作レバーに対し節度スプリングが取付けら
れる。
そして、操作レバーをベースに組付ける場合には、前記
節度スプリングのばね部が節度プレートに対し圧接状態
となるようにして組付けられるため、この際のばね部の
弾発力によって、同節度スプリングの取付け部には操作
レバー側への押付け力が生じる。
したがって、節度スプリングの一対のがた付き防止片に
設けた弧面の一部が第2装着孔に隙間なく圧接されるこ
とになり、節度スプリングが操作レバーにがた付くこと
なく取付けられる。
(実施例) 第1図から第3図は本考案の第一実施例を示すものであ
る。
この実施例に係る節度スプリング1は適度のばね性を有
する金属製の長片状薄板材を、その中央部で前後に段差
状に折曲げ形成したものである。すなわち、前側は高く
なって、ヒータコントロールベース2の内面から張出し
形成された節度プレート3の上面側へ延出するばね部4
となっている。そして、その先端部には突起5が下向き
に形成されていて、操作レバー6のスライド操作にした
がって節度プレート3の上面に摺接し、かつ詳しくは図
示しないが、節度プレート3に等間隔毎に形成された節
度溝に順次落込むことで、操作者に一定の節度感を付与
する。
一方、節度スプリング1の後側(底位側)は取付け部7
となっており、この取付け部7においてばね部4との段
差寄りには操作レバー6に対する上方への抜け止めを果
す引掛け片8が形成されている。この引掛け片8はその
前縁だけを残して下方へ打抜くことによって形成された
ものであり、その下端側はさらに上方へ弧状に折曲げら
れて操作レバー6側の第1装着孔9に係合可能である。
また、節度スプリング1において上記引掛け片の後側に
は、一対のがた付き防止片10が形成されている。両がた
付き防止片10は操作レバー6の操作方向と同方向(左右
方向)に対向して形成されており、操作レバー6側の第
2装着孔11へ嵌合可能である。また、両がた付き防止片
10の前後方向に関する幅は、それぞれ第2装着孔11の前
後幅とほぼ同様に設定されている。さらに、両がた付き
防止片10は下向きに折曲げ形成されているが、それぞれ
の折曲げ縁は弧面12となっている。このことによって、
それぞれに装着孔11との間に誤差等に起因する隙間があ
っても、これを吸収して両弧面12の一部を装着孔11の開
口縁に隙間なく当接させることができる。
一方、操作レバー6側には前記した第1,第2の装着孔9,
11が前後に開口している。このうち、第1装着孔9はそ
の前部においてやや広幅に形成された差込み部9aと、そ
の後部側に連通し、引掛け片8とほぼ同幅に形成された
係着部9bとから形成されている。そして、両装着孔9,11
の前後の間隔は、引掛け片8が第1装着孔9へ正規に係
合したときに、両がた付き防止片10を第2装着孔11へ係
入させうるような間隔に設定されている。
この実施例は上記のように形成されたものである。した
がって、操作レバー6をベース2に組付ける場合には、
まず操作レバー6に対する節度スプリング1の取付けが
なされる。この場合、引掛け片8を第1装着孔9の差込
み部9aに差込む。そして、このまま節度スプリング1全
体を後方へスライドさせ、引掛け片8を係着部9bに係合
させるとともに、両がた付き防止片10を第2装着孔11に
差込む。しかして、節度スプリング1は上方への抜け止
め状態でレバー6に対して取付けられるが、この状態で
レバー6に対して取付けられるが、この状態では、前述
したように、両がた付き防止片10の弧面12の一部は第2
装着孔11の開口縁にそれぞれ当接している。
こうして、節度スプリング1が取付けられた後、操作レ
バー6のベース2に対する組付けがなされる。この場
合、節度スプリング1のばね部4を若干反り変形させて
節度プレート3上に載置させる。この際の反力によっ
て、取付け部7には同スプリング1のばね力が下向きに
作用するため、弧面12が第2装着孔11の開口縁に押付け
られ、その弧面12の一部が第2装着孔11の開口縁に隙間
なく圧接する。したがって、操作レバー6に対し節度ス
プリング1をがた付きなく取付けることが可能となり、
レバー操作の際のがた付き音を未然に防止できる。
ここで、上下方向に関するがた付きは、上記したばね部
4の反りに伴い、引掛け片8は持上げられてその係着力
の増強が図られ、これによって解消されている。
なお、この実施例では節度スプリング1の装着にあた
り、後方へスライドさせて取付ける場合を示したが、前
方へスライドさせるような形式であってもよい。但し、
この場合には引掛け片8等の向きを、この実施例とは反
対向きに設定する必要がある。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、取付ビスやかし
めピンを用いることなく、節度スプリングの引掛け片と
一対のがた付き防止片とにより同節度スプリングを操作
レバーに取付けることができるばかりでなく、節度スプ
リングの取付け状態において、同節度スプリングのばね
部の弾発力に基づいてその節度スプリングの一対のがた
付き防止片の弧面の一部を第2装着孔の孔縁に隙間なく
圧接させることができる。このため、第2装着孔に対
し、一対のがた付き防止片を所定の隙間をもって容易に
差込み可能としながら、同節度スプリングのがた付きを
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の第1実施例を示すものであ
り、第1図は節度スプリングと操作レバーとを示す分解
斜視図、第2図は組付け状態を示す側断面図、第3図は
第2図のA−A線断面図、第4図は従来の取付け状態を
示す側断面図、第5図は取付け作業を示す斜視図であ
る。 1……節度スプリング 2……ベース 3……節度プレート 4……ばね部 6……操作レバー 7……取付け部 8……引掛け片(抜け止め手段) 10……ガタ付き防止片 12……弧面 15……ばね片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作レバー(6)を装着するためのベース
    (2)に張出し形成された節度プレート(3)に圧接し
    うるように、撓み変形可能なばね部(4)と、操作レバ
    ー(6)に対する取付け部(7)とを備えてなる節度ス
    プリング(1)において、 前記節度スプリング(1)の取付け部(7)には前記操
    作レバー(6)に貫設された第1装着孔(9)に弾性的
    に掛止めされて前記操作レバー(6)に対し上方へ抜け
    止めするための引掛け片(8)が形成され、さらに前記
    取付け部(7)には前記操作レバー(6)に貫設された
    第2挿着孔(11)にそれぞれ差込み可能で同操作レバー
    (6)の操作方向と同方向に対向する一対のがた付き防
    止片(10)が垂下状に形成されるとともに、前記引掛け
    片(8)と一対のがた付き防止片(10)とにより前記操
    作レバー(6)に対し前記節度スプリング(1)が取付
    けられ、 しかも前記両がた付き防止片(10)の基部は前記第2装
    着孔(11)の孔縁にそれぞれ当接可能な弧面(12)とさ
    れ、これらの両弧面(12)の一部はばね部(4)の弾発
    力に基づいて前記第2装着孔(11)の孔縁にそれぞれ隙
    間なく圧接する構成にしてあることを特徴とするコント
    ロールレバーにおける節度スプリングの取付け構造。
JP1988043931U 1988-03-31 1988-03-31 コントロールレバーにおける節度スプリングの取付け構造 Expired - Lifetime JPH074656Y2 (ja)

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JPH01147424U JPH01147424U (ja) 1989-10-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013807U (ja) * 1983-07-07 1985-01-30 株式会社デンソー 節度機構付操作レバ−装置
JPS60131023U (ja) * 1984-02-13 1985-09-02 株式会社デンソー 節度機構付操作レバ−装置

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JPH01147424U (ja) 1989-10-12

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