JPH0746296A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH0746296A
JPH0746296A JP5205918A JP20591893A JPH0746296A JP H0746296 A JPH0746296 A JP H0746296A JP 5205918 A JP5205918 A JP 5205918A JP 20591893 A JP20591893 A JP 20591893A JP H0746296 A JPH0746296 A JP H0746296A
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communication terminal
terminal device
failure
communication
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JP5205918A
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Makoto Tsuchiya
信 土屋
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信無効障害が発生した受信側の通信端末装
置に対する送信側の通信端末装置による再送信を、障害
の復旧後に迅速に行い得る通信端末装置を提供する。 【構成】 CPU4は、ファクシミリ装置の用紙切れ検
出部9が用紙切れを検出中に、相手ファクシミリ装置か
らISDN回線6を介して着呼が発生すると、発信者番
号をメモリ3に記憶させ、用紙補充後に通信制御装置
5、ISDN回線6を介して、該発信者番号のファクシ
ミリ装置に、障害の復旧通知の画像をファクシミリ送信
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN(ディジタル
統合通信網)などのように着信時に発信者情報等の付加
情報を得られる通信網に接続された通信端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ISDNなどの通信網に接続され
たファクシミリ装置等の通信端末装置が、相手端末との
間でファクシミリ通信やデータ通信を行う場合に、受信
側の通信端末装置に受信データを処理し得ないような障
害、例えばファクシミリ装置における用紙切れ、留守番
電話における録音テープの使い切り等の障害(本明細書
では、このような障害を受信無効障害という)が発生す
ると、送信側のオペレータは該障害が復旧した頃合を見
計らって、手動により送信を再試行したり、送信側の通
信端末装置が、所定時間間隔を置いて自動送信を再試行
したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の通信端
末装置では、受信側の通信端末装置での異常の復旧に時
間がかかると、自動送信の再試行を繰返しても通信に成
功せず、結局送信側のオペレータが手動で再試行するこ
とが多くなり、オペレータに大きな負担がかかってい
た。また、発呼の再試行は自動にせよ手動にせよ、間隔
を置いて行われるので、受信側の通信端末装置の障害が
復旧しても直ちに通信が実行されるとは限らなかった。
さらに、例えば、ファクシミリ通信の場合には、自動送
信により再試行すると、送信側の通信端末装置のスキャ
ナにセットした送信原稿を通信に成功するまで取り去る
ことができず、他の相手端末との間での通信が実行でき
なかった。
【0004】また、送信側の通信端末装置の記憶装置に
記憶された情報を、相手端末に送信する場合には、再試
行により通信が成功するまでは、記憶装置の送信情報が
格納された領域を開放することができず、再試行により
通信が成功する前に、他の相手端末との間で通信を可能
にしようとすると、前記記憶装置の容量を大きくする必
要があった。
【0005】本発明は、前述したような従来の通信装置
の現状に鑑みてなされたものであり、その第1の目的
は、受信無効障害が発生した受信側の通信端末装置に対
する送信側の通信端末装置による再送信を障害の復旧後
に迅速に行い得る通信端末装置を提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、受信無効障害の発
生した通信端末装置のメモリ容量を増大させることな
く、該障害の発生した通信端末に対する送信側の通信端
末装置による再送信を不要とし得る通信端末装置を提供
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、第1の発明は、着信時に発信者情報を通知する
機能を有する通信網に接続された通信端末装置におい
て、受信情報を処理することができず受信データが無効
となるような受信無効障害の発生を検出する障害検出手
段と、該障害検出手段による障害検出中に前記通信網を
介してなされた着信情報のうち前記発信者情報を記憶す
る記憶手段と、前記障害の復旧時に、前記記憶手段に記
憶された発信者情報に基づいて発信する発信手段と、該
発信手段による発信に基づいて回線接続がなされた後、
復旧した旨の情報を送信する送信手段とを設けている。
【0008】上記第2の目的を達成するため、第2の発
明は、着信時に付加情報を通知する機能を有する通信網
に接続された第1種の通信端末装置と、受信代行用の第
2種の通信端末装置とを有し、前記第1種の通信端末装
置は、受信データを処理することができず受信データが
無効となるような受信無効障害の発生を検出する障害検
出手段と、該障害検出手段による障害検出中に前記通信
網を介して着信があった際、前記第2種の通信端末装置
に対して受信データを少なくとも自装置の回線番号と共
に転送する転送手段と、前記障害の復旧時に、復旧した
旨を前記第2種の通信端末装置に通知する通知手段とを
有し、前記第2種の通信端末装置は、前記第1種の通信
端末装置の転送手段から転送された前記受信データと回
線番号を記憶する記憶手段と、前記第1種の通信端末装
置の通知手段から復旧した旨を通知された際、前記記憶
手段に記憶した回線番号に基づいて記憶に係る受信デー
タの転送元を特定し、特定した第1種の通信端末装置に
対して記憶に係る受信データを送信する送信手段とを有
している。
【0009】
【作用】第1の発明では、受信無効障害が復旧すると、
発信手段により、記憶手段に記憶された発信者情報に基
づいて発信先に発信が行われ、その発信により回線接続
が行われると、送信手段により、復旧した旨の情報が発
信先に送信されるので、発信先(送信側)では障害復旧
をリアルタイムに認識でき、何度も再送信を試行する必
要がないので、受信無効障害が発生した通信端末装置へ
の再送信を障害復旧後に迅速に行うことが可能となる。
【0010】第2の発明では、第1種の通信端末装置の
転送手段は、受信無効障害が発生している期間に受信し
た受信データを当該第1種の通信端末装置の回線番号と
共に第2種の通信端末装置に転送して記憶手段上に代行
受信させ、第2種の通信端末装置の送信手段は、第1種
の通信端末装置の通知手段から復旧した旨が通知される
と、記憶手段に記憶した回線番号に基づいて記憶に係る
受信データの転送元(受信側)を特定し、特定した第1
種の通信端末装置に対して記憶に係る受信データを送信
するので、受信無効障害が発生した第1種の通信端末装
置のメモリ容量を増大させることなく、受信無効障害が
発生した第1種の通信端末装置(受信側)に対する送信
側の第1種の通信端末装置による再送信を不要とするこ
とができる。
【0011】
【実施例】[第1の実施例]以下、本発明の各実施例を
図面を参照して逐次説明するが、最初に図1ないし図4
を参照して第1の実施例について説明する。図1は第1
の実施例の構成を示すブロック図、図2は第1の実施例
の動作を示すフローチャート、図3は図2のステップS
15の配列ADR〔x〕の追加処理のフローチャート、
図4は図2のステップS7の復旧通知動作のフローチャ
ートである。
【0012】第1の実施例は、第1の発明において通信
端末装置がファクシミリ装置の場合であり、受信無効障
害として印刷用紙の用紙切れを対象としている。この第
1の実施例は、用紙切れ時に発生する着呼の発信者番号
を記憶し、用紙補充後に該発信者番号のファクシミリ装
置に、復旧通知の画像データをファクシミリ送信する機
能を備えている。
【0013】この第1の実施例は、図1に示すように、
全体の動作を制御するCPU4には、メッセージの表示
を行う表示部1、オペレータにより各種の指令が入力さ
れる操作部2、図2〜図4に示したフローチャートに係
るプログラム等の各種プログラム、各種のデータや変数
が格納されるメモリ3、ファクシミリ装置の通信プロト
コルが内蔵され、通信の呼制御、データの送受信制御を
行う通信制御装置5が接続され、この通信制御装置5に
はISDN回線6が接続されている。同様に、CPU4
は、画像情報の読み込みを行うスキャナ7、スキャナ7
が読込んだ画像情報をプリントするプリンタ8、及びプ
リンタの用紙切れを光学的に検出する用紙切れ検出部9
が接続されている。また、第1の実施例のメモリ3に
は、図示はしないが、用紙切れ検出中に受信した着呼の
発呼者番号を格納するための配列ADR〔x〕と、配列
ADR〔x〕に格納された件数を記憶するための変数C
OUNT(以下COUNTという)と、用紙切れ検出中
であることを示す変数EFLAG(以下EFLAGとい
う)とが設られている。
【0014】このような構成の第1の実施例の動作を、
図2のフローチャートを参照して説明する。
【0015】CPU4は、メモリ3に格納されたプログ
ラムに従って、ステップS1にてEFLAG及びCOU
NTに“0”をセットし、ステップS2に進んで用紙切
れ検出部9が用紙切れを検出しているか否かの判定を行
い、ステップS2にて用紙切れと判定されると、ステッ
プS3にてEFLAGの値が“0”であるか否かを判定
する。ステップS3にてEFLAGの値が0であると判
定されると、ステップS4に進んでEFLAGに1をセ
ットし、ステップS5にて、表示部1に「用紙切れで
す」というメッセージをオペレータのために表示させ
る。
【0016】ステップS2にて用紙切れでないと判定さ
れると、ステップS6に進んで、EFLAGの値が
“1”であるか否かを判定し、EFLAGの値が1であ
ると判定されると、ステップS7にて通信制御装置5を
介して送信側のファクシミリに対して用紙切れ復旧の復
旧信号を送信させる。そして、ステップS8に進んでE
FLAGに“0”にセットし、ステップS9にてステッ
プS5で表示させたメッセージを消去させる。
【0017】ステップS3にてEFLAGの値が“1”
であると判定され、またはステップS6にてEFLAG
の値が“0”であると判定されるか、ステップS5また
はステップS9の処理が完了すると、ステップS10に
進んで、通信制御装置5に着呼があったか否かを判定
し、着呼がないと判定されると、ステップS11に進ん
で、オペレータが操作部2からファクシミリ送信の指令
を行ったか否かを判定する。ステップS11にて、ファ
クシミリ送信の指令が行われていないと判定されるとス
テップS2に戻り、該指令が行われているとステップS
12に進んで、操作部2からの指令に基づいて、スキャ
ナ7によって送信原稿の画像読込ませ、通常のファクシ
ミリ送信を行わせて、ステップS2に戻る。
【0018】一方、ステップS10にて着呼があると判
定されると、ステップS13に進んで、EFLAGの値
が“1”であるか否かを判断し、EFLAGの値が
“1”でないと判定されると、ステップS14に進んで
通常のファクシミリ受信を行わせ、プリンタ8により受
信画像を印刷用紙にプリントさせてステップS2に戻
る。ステップS13にてEFLAGの値が“1”である
と判定されると、ステップS15にて、後述するように
配列ADR〔x〕に追加の処理を行い、ステップS16
に進んで、通信制御装置5を介して、ステップS10で
の着呼に対して接続拒否の応答を行わせて、ステップS
2に戻る。
【0019】次に、図3のフローチャートに基づいて、
図2のステップS15における配列ADR〔x〕に同一
発信者番号を重複して登録しないようにして行われる追
加処理の動作を説明する。先ず、ステップS20で、メ
モリ3内の変数iに“0”をセットし、ステップS21
に進んで、変数iの値がCOUNTの値よりも小さいか
否かを判定し、小さいと判定されるとステップS22に
て、配列ADR〔i〕が受信した発信者番号と等しいか
否かを判定し、等しいと判定されると図2のフローへリ
ターンする。ステップS22にて、配列ADR〔i〕が
受信した着呼の発信者番号と等しくないと判定される
と、ステップS23に進んで変数iの値をプラス1して
ステップS21に戻る。
【0020】そして、ステップS21にて、変数iの値
がCOUNTの値よりも小さくないと判定されると、ス
テップS24に進んで、受信した着呼の発信番号を配列
ADR〔COUNT〕にセットし、ステップS25に進
んでCOUNTの値をプラス1して図2のフローへリタ
ーンする。
【0021】次に、図4のフローチャートを参照して、
図2のステップ7の送信側ファクシミリ装置に対する障
害の復旧通知の処理について説明する。
【0022】ステップS30にて、メモリ3内の変数i
に“0”をセットし、ステップS31に進んで変数iの
値がCOUNTの値より小さいか否かを判定し、小さい
と判定されるとステップS32にて、通信制御装置5、
ISDN回線6を介して配列ADR〔i〕に格納されて
いる発信者番号のファクシミリ装置と接続させる。ま
た、回線接続確立後に、通信制御装置5の制御により、
メモリ3に格納されている復旧通知の画像データを、フ
ァクシミリ通信プロトコルにより、ISDN回線6を介
して送信させる。さらに、復旧通知の画像データ送信後
に回線を切断させ、ステップS33に進んで変数iの値
をプラス1してステップS31に戻る。そして、ステッ
プS31で変数iの値がCOUNTの値より小さいくな
いと判定されると、ステップS34に進んでCOUNT
に“0”をセットして図2のフローへリターンする。
【0023】このように、第1の実施例によると、ファ
クシミリ装置の用紙切れ状態が用紙切れ検出部9で検出
されると、表示部1に「用紙切れです」というメッセー
ジが表示され、この用紙切れ状態で着呼が発生すると、
メモリ3の配列ADR〔x〕に該着呼の発信者番号が書
込まれる。そして、用紙切れ状態が復旧すると、メモリ
3から読出した発信者番号の通信端末装置に復旧通知用
の画像がファクシミリ送信される。このために、ファク
シミリ装置の用紙切状態で着呼が発生した場合、該着呼
側で用紙切れ状態が復旧すると、直ちに復旧の通知が行
われるので、無駄な再送信の試行が避けられ、送信を効
率的に行ってファクシミリ装置を能率的に使用すること
ができる。
【0024】[第2の実施例]次に、本発明の第2の実
施例を図5ないし図7を参照して説明する。図5は第2
の実施例の構成を示すブロック図、図6は第2の実施例
の動作を示すフローチャート、図7は図6のステップS
46の障害の復旧通知処理のフローチャートである。
【0025】第2の実施例は、第1の発明において通信
端末装置が留守番電話機の場合であり、情報の受信無効
障害として録音テープの使い切りを対象としている。こ
の第2の実施例は、録音テープの使い切り時の着呼の発
信者番号を記憶し、録音テープ交換後に該発信者番号の
留守番電話機に復旧通知の音声メッセージを送信して留
守番録音させる機能を備えている。
【0026】第2の実施例に係る留守番電話機は、図5
に示すように、すでに図1を参照して説明した第1の実
施例から、スキャナ7、プリンタ8及び用紙切れ検出部
9を取り除き、CPU4に、新たにテープレコーダ制御
部12を備えたテープレコーダ11を接続し、このテー
プレコーダ11に、スピーカ10とDA変換器13とを
接続し、DA変換器13を通信制御装置5に接続した構
成となっている。ここで、テープレコーダ11はDA変
換器13から出力される音声信号を記録し、記録した音
声信号を再生してスピーカ10に出力する機能を有して
いる。また、テープレコーダ制御部12は、CPU4の
指令により、テープレコーダ11の記録及び再生を制御
し、また録音テープの終了を光学的に検出する機能を有
している。
【0027】また、第2の実施例のメモリ103には、
録音テープ切れを検出中に発生した着呼の発信者番号を
格納する配列ADR〔x〕と、配列ADR〔x〕に格納
された件数を記憶する変数COUNTと、録音テープ切
れの検出を示す変数EFLAGとが設けられている。第
2の実施例のその他の部分の構成は、すでに説明した第
1の実施例と同一である。
【0028】ここで、第2の実施例の動作を図6のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0029】CPU4は、メモリ3に格納されたプログ
ラムに従って、ステップS40にてEFLAGとCOU
NTに“0”をセットし、ステップS41に進んで、テ
ープレコーダ制御部12が録音テープを使い切ったこと
を検出しているか否かの判定を行う。ステップS41に
て録音テープが使い切られていると判定されると、ステ
ップS42に進んでEFLAGの値が“0”であるか否
かの判定を行い、EFLAGの値が“0”であると判定
されると、ステップS43にてEFLAGに“1”をセ
ットし、ステップS44に進んで表示部1に「録音テー
プを使い切りました」というオペレータ用のメッセージ
を表示させる。
【0030】一方、ステップS41にて録音テープ切れ
でないと判定されると、ステップS45に進んでEFL
AGの値が“1”であるか否かの判定を行い、EFLA
Gの値が“1”であると判定されると、ステップS46
に進んで、送信側電話機に対して録音テープ切れの復旧
通知を行う。この処理については、詳細を後述する。次
いで、ステップS47にて、EFLAGに“0”をセッ
トし、ステップS48に進んで、ステップS44にて表
示部1に表示したメッセージを消去させる。ステップS
44またはステップS48の処理が完了するか、ステッ
プS42でEFLAGの値が“1”であると判定される
か、或いはステップS45でEFLAGの値が“0”で
あると判定されると、ステップS49に進んで着呼の有
無を判定する。
【0031】ステップS49にて着呼がないと判定され
ると、ステップS50に進んで、オペレータが操作部2
を操作して録音メッセージの再生指示を行ったか否かを
判定し、再生指示が行われていると、ステップS51に
進んでテープレコーダ制御部12を介してテープレコー
ダ11により録音メッセージを再生させてスピーカ10
から出力させる。また、ステップS49にて着呼がある
と判定されると、ステップS52に進んでEFLAGの
値が“1”であるか否かを判定が行し、EFLAGの値
が“0”の場合にはステップS53にて、通信制御装置
5を介して着呼に応答して回線を接続状態にさせ、IS
DN回線6、通信制御装置5、DA変換器13を介して
受信した音声情報をテープレコーダ11の録音テープに
記録する。次いで、通信制御装置5を介して回線を切断
させる。
【0032】一方、ステップS52にてEFLAGが
“1”であると判定されると、ステップS54に進ん
で、第1の実施例の場合と同様に、配列ADR〔x〕に
対しての追加の処理を行う。次いで、ステップS55に
進んで、通信制御装置5を介して、ステップS49の着
呼に対して接続拒否の応答を行なう。そして、ステップ
S51、ステップS55、ステップS53の処理が完了
し、或いはステップS50で再生指令がないと判定され
ると、ステップS41に戻って処理が繰り返される。
【0033】ここで、図7を参照して第2の実施例の図
6のステップS46の復旧通知の処理の詳細について説
明する。
【0034】ステップS60において、メモリ3内の変
数iに“0”をセットし、ステップS61に進んで、変
数iの値がCOUNTの値より小さいか否かの判定を行
い、変数iの値がCOUNTの値より小さいと判定され
ると、ステップS62に進んで通信制御装置5、ISD
N回線6を介して配列ADR〔i〕に格納されている発
信者番号の電話機と回線を接続させる。次いで、ステッ
プS63にて、メモリ3に格納されている復旧通知の音
声データを送信させる。ステップS63からステップS
64に進んで、ISDN回線6、通信制御装置5、DA
変換器13を介して受信した音声情報をテープレコーダ
11の録音テープに記録させる。そして、ステップS6
5に進んで、回線を切断させ、ステップS66において
変数iの値をプラス1してステップS61に戻る。そし
て、ステップS61にて、変数iの値がCOUNTの値
より小さくないと判定されると、ステップS67に進ん
でCOUNTに“0”をセットして図6のフローへリタ
ーンする。
【0035】このように、第2の実施例では、留守番電
話機において、録音テープを使い切った状態で着呼が発
生すると、着呼信号から発信者番号がメモリ3に記憶さ
れ、録音テープの交換後に、メモリ3に格納してある復
旧通知用の音声データが該発信者番号の電話機に送信さ
れ、留守中のメッセージの吹き込みが依頼されるので、
留守中の外部からのメッセージが漏れなく受信される。
【0036】[第3の実施例]次に、本発明の第3の実
施例を図8ないし図13を参照して説明する。図8は第
3の実施例の構成を示すブロック図、図9及び図10
は、第3の実施例の動作を示すフローチャート、図11
は図10のADR〔x〕、TYPE〔x〕に対する追加
の処理を示すフローチャート、図12は図9のファクシ
ミリ装置に対する復旧通知処理のフローチャート、図1
3は図9の電話機に対する復旧通知処理のフローチャー
トである。
【0037】第3の実施例は、第1の発明において通信
端末装置が留守番電話機付きファクシミリ装置の場合で
あり、受信無効障害として、用紙切れまたは録音テープ
の使い切りを対象としている。この第3の実施例は、用
紙切れまたは録音テープの使い切り時の着呼の発信者番
号と通信種別とを記憶し、該発呼者番号中の通信種別が
ファクシミリであれば発信者番号のファクシミリ装置
に、用紙補充後に復旧画像データをファクシミリ送信
し、通信種別が電話であれば発信者番号の電話機に録音
テープ交換後に復旧通知の音声メッセージを送信する機
能を備えている。
【0038】第3の実施例は、図8に示すように、すで
に図5を参照して説明した第2の実施例に対して、CP
U4にスキャナ7、プリンタ8及び用紙切れ検出部9を
追加して接続した構成となっている。また、第3の実施
例では、メモリ3には、用紙切れ時または録音テープの
使い切り時の着呼の発信者番号を格納する配列ADR
〔x〕と、通信機種を格納する配列TYPE〔x〕と、
配列ADR〔x〕及び配列TYPE〔x〕に格納された
件数を記憶する変数COUNTと、用紙切れ検出中を示
す変数FFLAGと、録音テープの使い切り検出中を示
す変数VFLAGとが設けられている。
【0039】次に、第3の実施例の動作を図9及び図1
0のフローチャートを参照して説明する。
【0040】CPU4は、メモリ3に格納されたプログ
ラムに従って、ステップS70にて、FFLAG、VF
LAG及びCOUNTに“0”をセットし、ステップS
71に進んで、用紙切れ検出部9により用紙切れが検出
されているか否かを判定し、用紙切れと判定されるとス
テップS72に進んで、FFLAGが“0”であるか否
かを判定する。ステップS72にてFFLAGが“0”
であると判定されると、ステップS73においてFFL
AGに“1”にセットし、ステップS74に進んで、表
示部1に「用紙切れです」というオペレータへのメッセ
ージを表示させる。
【0041】一方、ステップS71で用紙切れでないと
判定されると、ステップS75に進んでFFLAGが
“1”であるか否かを判定し、FFLAGが“1”であ
ると判定されると、ステップS76において、詳細を後
述するように、送信側ファクシミリ装置に対する復旧通
知の処理を行う。次いで、ステップS77にて、FFL
AGに“0”をセットし、ステップS78に進んで、ス
テップS74にて表示したメッセージを消去させる。
【0042】ステップS74またはステップS78の処
理が完了するか、ステップS72でFFLAGの値が
“1”であると判定され、或いはステップS75でFF
LAGの値が“0”であると判定されると、ステップS
79に進んで、テープレコーダ制御部12により録音テ
ープの使い切りが検出されているか否かを判定する。ス
テップS79にて録音テープの使い切りと判定される
と、ステップS80に進んで、VFLAGの値が“0”
か否かを判定し、VFLAGの値が“0”と判定される
と、ステップS81においてVFLAGに“1”をセッ
トし、ステップS82に進んで、表示部1に「録音テー
プを使い切りました」というオペレータへのメッセージ
を表示させる。
【0043】一方、ステップS79にて録音テープ切れ
でないと判定されると、ステップS83にてVFLAG
の値が“1”であるか否かを判定し、VFLAGの値が
“1”であると判定されると、ステップS84に進んで
送信側留守番電話に対する復旧通知の処理を行う。この
復旧通知の処理の詳細については後述する。ステップS
84からステップS85に進んで、VFLAGに“0”
をセットし、ステップS86に進んで、ステップS82
にて表示された録音テープ切れのメッセージを消去させ
る。
【0044】ステップS82またはステップS86の処
理が完了するか、ステップS80でVFLAGの値が
“1”であると判定され、或いはステップS83でVF
LAGの値が“0”であると判定されると、図10のス
テップS90に進んで、着呼の有無を判定する。ステッ
プS90にて着呼がないと判定されると、ステップS9
1にて、オペレータにより操作部2からファクシミリ送
信の指令がなされたか否かを判定し、ファクシミリ送信
の指令がなされておれば、ステップS92に進んで該指
令に基づいてスキャナ7により画像を読取らせ、通常の
ファクシミリ送信を行わせてステップS71に戻る。ス
テップS91にてファクシミリ送信の指令がなされてい
ないと判定されると、ステップS93に進んで、オペレ
ータにより操作部2から録音メッセージの再生指令がな
されたか否かを判定し、録音メッセージの再生指令がな
されておれば、ステップS94に進んで、テープレコー
ダ11の録音テープから録音メッセージの音声を再生さ
せスピーカ10から出力させて、ステップS71に戻
る。ステップS93にて再生指令がないと判定される
と、ステップS71に戻る。
【0045】一方、ステップS90にて着呼があると判
定されると、ステップS95に進んで該着呼の通信種別
がファクシミリであるか否かを判定し、通信種別がファ
クシミリであると判定されると、ステップS96にてF
FLAGの値が“1”であるか否かを判定し、FFLA
Gの値が“1”でないときは、ステップS97に進んで
通常のファクシミリ受信を行い、プリンタ8により受信
画像を用紙にプリントさせる。ステップS96にてFF
LAGの値が“1”であると判定されると、ステップS
98に進んで、詳細を後述する配列ADR〔x〕と配列
TYPE〔x〕に対する追加の処理を行い、ステップS
99に進んで、通信制御装置5を介してステップS90
での着呼に対して接続拒否の応答を行う。
【0046】また、ステップS95にて着呼の通信種別
がファクシミリでないと判定されると、ステップS10
0に進んで該着呼の通信種別が電話であるか否かを判定
し、電話であると判定されると、ステップS101に進
んで、VFLAGの値が“1”であるか否かを判定し、
VFLAGの値が“1”でないと判定されると、ステッ
プS102にて、通信制御装置5を介して回線を接続
し、ISDN回線6、通信制御装置5、DA変換器13
を介して受信した音声情報を、テープレコーダ11の録
音テープに記録させ、記録後に通信制御装置5を介して
回線を切断させる。ステップS101にてVFLAGの
値が“1”であると判定されると、ステップS103に
進んで後述する配列ADR〔x〕と配列TYPE〔x〕
に対する追加の処理を行い、ステップS104に進ん
で、通信制御装置5を介して回線の接続拒否の応答を行
う。そして、ステップS97、ステップS99、ステッ
プS102、ステップS104の処理が完了するか、或
いはステップS100にて通信種別が電話でないと判定
された場合には、ステップS71に戻る。
【0047】次に、図10のステップS98、S103
の配列ADR〔x〕と配列TYPE〔x〕に対して、発
信者番号と通信種別の組合せを重複して登録しないよう
に行われる追加の処理を図11を参照して説明する。
【0048】ステップS110にてメモリ3内の変数i
に“0”をセットし、ステップS111に進んで変数i
の値がCOUNTの値よりも小さいか否かの判定を行
い、小さいと判定された場合には、ステップS112に
進んで、配列ADR〔i〕が、受信した着呼の発信者番
号と等しく、且つ配列TYPE〔i〕が、受信した着呼
の通信種別に等しいか否かを判定し、等しいと判定され
た場合には図10のフローへリターンし、等しくないと
判定されると、ステップS113に進んで変数iの値を
プラス1してステップS111に戻る。
【0049】一方、ステップS111にて変数iの値が
COUNTの値よりも小さくないと判定されると、ステ
ップS114に進んで、受信した着呼の発信者番号をA
DR〔COUNT〕に、着呼の通信種別をTYPE〔C
OUNT〕にそれぞれセットする。次いで、ステップS
115に進んで、COUNTの値をプラス1し、図10
のフローへリターンする。
【0050】次に、図9のステップS76の送信側ファ
クシミリ装置に対する復旧通知の処理を、図12のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0051】ステップS120にて、メモリ3内の変数
i、jにそれぞれ“0”をセットし、ステップS121
に進んで変数iの値がCOUNTの値より小さいか否か
を判定し、変数iの値がCOUNTの値より小さいと判
定されると、ステップS122に進んで、配列TYPE
〔i〕にセットされている通信種別がファクシミリであ
るか否かを判定し、ファクシミリであると判定される
と、ステップS123に進んで、通信制御装置5を介し
て、配列ADR〔i〕にセットされている番号の通信端
末装置と、ファクシミリ通信の回線接続を確立し、メモ
リ3に格納されている復旧通知の画像データを、ISD
N回線6を介して、ファクシミリ通信プロトコルにより
送信される。そして、該画像データの送信後に、通信制
御装置5を介して回線を切断し、ステップS127に進
んで変数iの値をプラス1してステップS121に戻
る。
【0052】また、ステップS122にて、配列TYP
E〔i〕にセットされている通信種別がファクシミリで
ないと判定されると、ステップS124に進んで、変数
iとjの値が等しくないか否かを判定し、等しくないと
判定されると、ステップS125に進んで配列ADR
〔j〕に配列ADR〔i〕にセットされている番号をセ
ットし、配列TYPE〔j〕に配列TYPE〔i〕にセ
ットされている通信種別をセットする。次いで、ステッ
プS126に進んで変数jの値をプラス1し、ステップ
S127に進む。そして、ステップS121で変数iの
値がCOUNTの値よりも小さくないと判定されると、
ステップS128に進んでCOUNTに変数jの値をセ
ットして図9のフローへリターンする。また、ステップ
S124で変数iとjの値が等しいと判定された場合に
は、ステップS126に進む。
【0053】次に、図9のステップS84の送信側電話
機に対する復旧通知の処理を、図13のフローチャート
を参照して説明する。
【0054】ステップS130にて、メモリ3内の変数
i、jに“0”をセットし、ステップS131に進ん
で、変数iの値がCOUNTの値より小さいか否かを判
定し、小さいと判定されるとステップS132に進ん
で、配列TYPE〔i〕にセットされている通信種別が
電話であるか否かを判定する。ステップS132で、配
列TYPE〔i〕にセットされている通信種別が電話で
あると判定されると、ステップS133に進んで、通信
制御装置5を介して配列ADR〔i〕にセットされてい
る番号の電話機と回線を接続し、ステップS134に進
んで、通信制御装置5が作動し、メモリ3に格納されて
いる復旧通知とメッセージ要求の音声データを配列AD
R〔i〕にセットされている番号の電話機にメッセージ
として送信させる。
【0055】次いで、ステップS135に進んで、IS
DN回線6、通信制御装置5、DA変換器13を介して
受信した音声情報を、テープレコーダ11の録音テープ
に記録させる。そして、ステップS136に進んで、通
信制御装置5を介して回線を切断し、ステップS140
にて、変数iの値をプラス1してステップS131に戻
る。
【0056】一方、ステップS132にて配列TYPE
〔i〕にセットされている通信種別が電話でないと判定
されると、ステップS137に進んで、変数iとjの値
が等しくないか否かを判定し、等しくないと判定される
と、ステップS138に進んで、配列ARD〔j〕に配
列ARD〔i〕にセットされている番号をセットし、配
列TYPE〔j〕に配列TYPE〔i〕にセットされて
いる通信種別をセットし、ステップS139にて、変数
jの値をプラス1して、ステップS140に進む。ま
た、ステップS137で変数iとjの値が等しいと判定
されると、ステップS139に進む。そして、ステップ
S131にて変数iの値がCOUNTの値よりも小さく
ないと判定されると、ステップS141に進んで、CO
UNTに変数jの値をセットして、図9のフローへリタ
ーンする。
【0057】このように、第3の実施例によると、留守
番電話機付きのファクシミリ装置において、用紙切れま
たは録音テープの使い切り時の着呼の発信者番号と、通
信種別とがメモリ3に記憶され、用紙補充後または録音
テープ交換後に、該発信者番号に対応する通信種別で、
障害の復旧の通知が送信されるので、送信側通信端末か
らの再送信を効率的に行うことが可能になる。
【0058】[第4の実施例]次に、本発明の第4の実
施例を図14ないし図16を参照して説明する。図14
は第4の実施例の構成を示すブロック図、図15は第4
の実施例の動作を示すフローチャート、図16は図15
のステップS156の送信側通信端末装置に対する復旧
通知の処理のフローチャートである。
【0059】第4の実施例は、第1の発明において通信
端末装置がファクシミリ装置の場合であり、受信無効障
害として停電とプリンタの紙詰まりを対象としている。
この第4の実施例は、停電や紙詰まりの障害発生時の着
呼の発信者番号を記憶し、障害の復旧後に該発信者番号
の電話に対して、復旧通知を送信し、電話に回線接続で
きない場合には、該発信者のファクシミリ装置に、復旧
通知の画像データをファクシミリ送信する機能を備えて
いる。
【0060】第4の実施例は、図14に示すように、す
でに図1を参照して説明した第1の実施例の用紙切れ検
出部9に代えて、プリンタエラー検出部14をCPU4
に接続し、さらに、CPU4に、タイマTと電力ライン
17に接続され停電検出部15を具備する電源16とが
接続されている。この電源16は、通常は電力ライン1
7から供給される電力を本端末装置の全ての装置に供給
しているが、停電になると、ISDN回線6を介して電
力の供給を受け、表示部1、操作部2、メモリ3、CP
U4、通信制御装置5、タイマT及び停電検出部15の
みに、消費電力を抑えた状態で電力を供給する機能を有
している。また、第4の実施例のメモリ3には、障害検
出中に受信した着呼の発信者番号を格納するための配列
ADR〔x〕と、配列ADR〔x〕に格納された件数を
記憶するための変数COUNTと、障害検出中であるこ
とを示す変数EFLAGが設けられている。
【0061】次に、第4の実施例の動作を、図15のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0062】CPU4は、メモリ3に格納されたプログ
ラムに従って、ステップS150にて、EFLAGとC
OUNTとに“0”をセットし、ステップS151に進
んで、プリンタエラー検出部14が紙詰まりなどのプリ
ンタエラーを検出しているか、または、停電検出部15
が電源ライン17の停電を検出しているかの判定を行
い、ステップS151にてプリンタエラー或いは停電で
あると判定されると、ステップS152に進む。ステッ
プS152ではEFLAGの値が“0”であるか否かを
判定し、EFLAGの値が0であると判定されると、ス
テップS153に進んでEFLAGに“1”をセット
し、ステップS154において、CPU4が作動して、
表示部1に例えば紙詰まりが発生しているときは、「紙
詰まりです」というオペレータへのメッセージを表示さ
せる。
【0063】一方、ステップS151で障害が発生して
いないと判定されると、ステップS155に進んで、E
FLAGの値が“1”であるか否かを判定し、“1”で
あると判定されるとステップS156に進んで、後述す
る送信側通信端末装置に対する復旧通知の処理を行い、
ステップS157に進んでEFLAGに“0”をセット
し、ステップS158にて、ステップS154で行われ
た表示部1の表示を消去する。
【0064】ステップS154またはステップS158
の処理が完了し、或いはステップS152にてEFLA
Gの値が“1”であると判定されるか、ステップS15
5にてEFLAGの値が“0”であると判定されると、
ステップS159に進んで着呼があるか否かを判定し、
着呼がないと判定されると、ステップS160に進む。
ステップS160では、オペレータが操作部2からファ
クシミリ送信の指令をしたか否かを判定し、送信指令が
行われているときはステップS161に進んで、送信指
令に基づいてスキャナ7により画像を読込み、通常のフ
ァクシミリ送信を行う。
【0065】一方、ステップS159にて着呼があると
判定されると、ステップS162に進んで、EFLAG
の値が“1”であるか否かを判定し、EFLAGの値が
“1”でない場合には、ステップS163に進んで、通
常のファクシミリ受信を行い、プリンタ8により受信画
像を用紙にプリントさせる。また、ステップS162に
てEFLAGの値が“1”であると判定されると、ステ
ップS164に進んで、すでに図3を参照して説明した
配列ARD〔x〕に対する追加の処理を行い、ステップ
S165に進んで、通信制御装置5を介して、ステップ
S159の着呼に対して接続拒否の応答をする。そし
て、ステップS161、ステップS163、ステップS
165の処理が完了し、或いはステップS160で送信
指令が行われていないと判定されると、ステップS15
1に戻って処理が繰り返される。
【0066】次に、図16を参照して図15のステップ
S156の復旧通知の処理について説明する。
【0067】ステップS170において、メモリ3内の
変数iに“0”にセットし、ステップS171に進ん
で、変数iの値がCOUNTの値より小さいか否かを判
定し、小さいと判定されると、ステップS172に進ん
で、通信制御装置5を介して、配列ADR〔i〕にセッ
トされている番号の通信端末装置に対して音声信号での
発呼を行う。そして、ステップS173に進んで、予め
定めた待ち時間をタイマTにセットし、ステップS17
4に進んで、待ち時間が経過したか、或いは接続が拒否
されたか判定を行う。
【0068】ステップS174にて待ち時間経過も接続
拒否もないと判定されると、ステップS176に進ん
で、通信制御装置5を介してステップS172での発呼
に対する接続応答を受信したか否かの判定を行い、受信
していないときはステップS174に戻り、受信してい
るときはステップS177に進んで、通信制御装置5を
介して、メモリ3に格納されている復旧通知の音声デー
タを送信させる。送信後ステップS178に進んで、通
信制御装置5によって回線を切断し、ステップS179
に進んで変数iの値をプラス1してステップS171に
戻る。
【0069】また、ステップS174にて待ち時間経過
または接続拒否と判定されると、ステップS175にて
通信制御装置5を介して、配列ADR〔i〕にセットさ
れている番号の通信端末装置とファクシミリ通信の回線
接続を確立する。次いで、通信制御装置5を介して、メ
モリ3に格納されている復旧通知の画像データを、ファ
クシミリ通信プロトコルにより送信し、送信後に回線を
切断してステップS179に進む。そして、ステップS
171にて、変数iの値がCOUNTの値よりも小さく
ないと判定されると、ステップS180に進んで、CO
UNTに“0”をセットして、図15のフローへリター
ンする。
【0070】このように、第4の実施例によると、ファ
クシミリ装置でプリンタエラー検出部14でプリンタエ
ラーが検出され、或いは停電検出部15で停電が検出さ
れ、これらの障害発生中に着呼が発生すると、該発信者
番号がメモリ3に記憶され、障害復旧後まず、該発信番
号の通信端末装置に音声により、復旧通知が行われ、音
声による復旧通知が拒否された場合は、画像データによ
り復旧通知が行われるので、送信側通信端末からの再送
信を効率的に行うことが可能になる。
【0071】[第5の実施例]次に、本発明の第5の実
施例を図17ないし図19を参照して説明する。図17
は第5の実施例の構成を示すブロック図、図18は第5
の実施例の動作を示すフローチャート、図19は図18
のステップS196の送信側通信端末装置に対する障害
復旧通知の処理のフローチャートである。
【0072】第5の実施例は、第1の発明において通信
端末装置がファイル転送装置の場合であり、受信無効障
害として停電またはハードディスクの残り容量の不足を
対象としている。第5の実施例は、停電またはハードデ
ィスクの残り容量の不足での受信不能時に着呼が発生す
ると、その発信者番号をメモリ3に記憶し、障害の復旧
後に該発信者番号のファイル転送装置に対して復旧通知
を行なう機能を備えている。
【0073】第5の実施例は、図17に示すように、す
でに図14を参照して説明した第4の実施例から、タイ
マT、スキャナ7、プリンタ8及びプリンタエラー検出
部14を取り除き、CPU4に新たにハードディスク装
置18を接続した構成となっている。このハードディス
ク装置18には、送信するファイルが格納されており、
受信したファイルは空き領域に書込まれるよう構成され
ている。また、メモリ3には、停電検出中に受信した着
呼の発信者番号を格納するための配列ADR〔x〕と、
配列ADR〔x〕に格納された件数を記憶するための変
数COUNTと、停電検出中であることを示す変数EF
LAGとが設けられている。
【0074】次に、第5の実施例の動作を図18のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0075】CPU4は、メモリ3に格納されたプログ
ラムに従って、ステップS190にて、EFLAGとC
OUNTに“0”をセットし、ステップS191に進ん
で、停電検出部15が停電を検出しているか、或いはハ
ードディスク装置18の残り容量の不足が検出されてい
るか否かを判定し、停電や残り容量不足が検出されてい
るとステップS192に進む。ステップS192では、
EFLAGの値が“0”であるか否かを判定し、“0”
であると判定されると、ステップS193に進んで、E
FLAGに“1”をセットし、ステップS194にて、
例えば障害が停電であれば、「停電のために使用できま
せん」というメッセージをオペレータのために表示部1
に表示させる。
【0076】一方、ステップS191にて、停電やハー
ドディスク装置18の残り容量の不足が検出されていな
いと判定されると、ステップS195に進んで、EFL
AGの値が“1”であるか否かを判定し、EFLAGの
値が“1”の場合には、ステップS196に進んで、詳
細を後述する送信側ファイル転送装置に対する障害の復
旧通知の処理を行う。次いで、ステップS197に進ん
で、EFLAGに“0”をセットし、ステップS198
にて、表示部1にステップS194で表示させたメッセ
ージを消去する。
【0077】ステップS194または、ステップS19
8の処理が完了するか、ステップS192にてEFLA
Gの値が“1”であると判定され、或いはステップS1
95にてEFLAGの値が“0”であると判定される
と、ステップS199に進んで、着呼の有無を判定す
る。ステップS199にて着呼があると判定されると、
ステップS203に進んで、EFLAGの値が“1”で
あるか否かを判定し、“1”でない場合にはステップS
204に進んで、ステップS199の着呼のユーザユー
ザ情報に障害の復旧通知を示す識別子が含まれるか否か
を判定し、障害復旧通知を示す識別子が含まれない場合
には、ステップS205に進む。
【0078】ステップS205では、通信制御装置5を
介して、着呼に応答して回線を接続し、データと指定フ
ァイル名の受信を行い、受信データは、ハードディスク
装置18の空き領域に、該指定ファイル名で格納する。
このデータ受信終了後に、通信制御装置5を介して回線
を切断する。
【0079】また、ステップS204でステップS19
9の着呼のユーザユーザ情報に障害の復旧通知を示す識
別子が含まれると判定されると、ステップS206に進
んで、着呼の発信者番号と対応するファイル転送装置の
障害が復旧した旨のメッセージを、オペレータのために
表示部1に表示する。
【0080】一方、ステップS203にて、EFLAG
の値が“1”であると判定されると、ステップS207
に進んで、すでに図3で説明した配列ADR〔x〕に対
する追加の処理が行われる。次いで、ステップS208
に進んで、通信制御装置5を介して、ステップS199
での着呼に対して接続拒否の応答を行う。ステップS1
99にて着呼が無いと判別されたときは、オペレータに
よる送信指示の有無を判別し(ステップS200)、送
信指示が有れば表示中のメッセージを消去し(ステップ
S201)、指定に係るファイル転送装置と回線接続
し、ハードディスク装置18内の指定に係るファイルを
送信する(ステップS202)。そして、ステップS2
02、ステップS205、ステップS206またはステ
ップS208の処理が完了するか、ステップS200で
送信指令が発せられていないと判定されると、ステップ
S191に戻って同一処理が繰り返される。
【0081】次に、図19を参照して図18のステップ
S196の送信側ファイル転送装置に対する復旧通知の
処理について説明する。
【0082】ステップS210において、メモリ3内の
変数iに“0”をセットし、ステップS211に進ん
で、変数iの値がCOUNTの値より小さいか否かが判
定され、変数iの値がCOUNTの値より小さいと判定
されると、ステップS212に進んで、通信制御装置5
を介して、配列ADR〔i〕にセットされている番号の
通信端末装置に対して、予め定めた復旧通知を示す識別
子をユーザユーザ情報とする発呼を行う。次いで、ステ
ップS213に進んで、変数iの値をプラス1し、ステ
ップS211に戻る。そして、ステップS211で変数
iの値がCOUNTの値より小さくないと判定される
と、ステップS214に進んでCOUNTに0をセット
して図18のフローへリターンする。
【0083】このように、第5の実施例によると、ファ
イル転送装置において、停電検出部15が停電を検出
し、或いはハードディスク装置18の残り容量の不足が
検出される障害発生時の着呼の発信者番号が、メモリ3
に記憶され、障害復旧後に該発信者番号のファイル転送
装置に対して、発呼のユーザユーザ情報により障害の復
旧の通知が行われるので、ファイル転送装置間のファイ
ル転送が効率的に行われる。
【0084】[第6の実施例]次に、本発明の第6の実
施例を図20ないし図25を参照して説明する。図20
は第6の実施例の構成を示す説明図、図21は図20の
代行受信サーバの構成を示すブロック図、図22は図2
1の外部記憶装置に格納される管理テーブルの説明図、
図23は第6の実施例の通信端末装置の動作を示すフロ
ーチャート、図24は第6の実施例の代行受信サーバの
動作を示すフローチャート、図25は図24のステップ
S250の代行受信データの送信処理のフローチャート
である。
【0085】第6の実施例は、第2の発明において、通
信端末装置がファクシミリ装置であり、受信無効障害と
して印刷用紙の用紙切れを対象としている。この第6の
実施例では、ファクシミリ装置が用紙切れにより受信不
能になると、ISDN(デイジタル統合通信網)回線6
に転送の設定が行われ、代行受信サーバが代行受信を行
うように構成されている。
【0086】第6の実施例は図20に示すように、IS
DN回線6に複数の通信端末装置21a〜21mとして
ファクシミリ装置と、代行受信サーバ22とが接続され
ている。これらのファクシミリ装置の構成は、すでに図
1を参照して説明した第1の実施例と同様なので説明省
略する。代行受信サーバ22は、図21に示すように、
全体の制御を行うCPU4Aに、代行受信したデータの
格納領域と管理データの格納領域とを備えた外部記憶装
置25Aと、代行受信サーバのプログラムや変数が格納
されるメモリ3Aとが接続されている。同様に、CPU
4Aには、オペレータが各種の指令を入力する操作部2
Aと、ファクシミリ通信のプロトコルを内蔵し、ISD
N回線6を介しての送受信の制御を行う通信制御装置5
Aとが接続されている。また、図20において、L1は
障害が発生していない時のデータの流れを、L2は障害
発生時のデータの流れを、L3は障害復旧後に、代行受
信サーバ22が、受信したデータを通信端末装置21a
に送信する場合のデータの流れを示している。
【0087】また、外部記憶装置25Aの管理データの
格納領域には、図22に示すような、代行受信したデー
タを管理するための管理テーブルが形成されており、管
理テーブルには、ID〔x〕、ADR〔x〕、SIZE
〔x〕の3種のフィールドが設けられている。ここでI
D〔x〕は、転送元のファクシミリ装置を特定するため
の識別情報、ADR〔x〕は、受信データが格納される
外部記憶装置25Aの受信データ格納域でのアドレス情
報、SIZE〔x〕は、受信データのサイズ情報であ
り、ID〔i〕、ADR〔i〕、SIZE〔i〕は、管
理テーブルのi+1番目の要素の各フィールド値を示
す。また、外部記憶装置25Aの受信データの格納領域
には、次の受信データを格納すべきアドレスを示す変数
HDDADRSと受信デーの件数を示す変数DATAC
OUNTが設けられている。
【0088】次に、第6の実施例の通信端末装置の動作
を図23のフローチャートを参照して説明する。
【0089】図1のCPU4は、メモリ3に格納された
プログラムに従って、ステップS220において、オペ
レータの操作によって、操作部2(図1参照)から、フ
ァクシミリ装置の電話番号である自機番号、代行受信サ
ーバ22の番号及び転送元識別のIDの設定が行われた
後に、ステップS221に進む。ステップS221で
は、代行受信サーバ22への転送設定中を示すメモリ3
内のTFLAGに“0”をセットし、ステップS222
に進んで、用紙切れ検出部9が用紙切れを検出している
か否かを判定する。ステップS222にて用紙切れと判
定されると、ステップS223に進んで、TFLAGの
値が“0”であるか否かを判定し、“0”であると判定
されると、ステップS224に進んで、本通信端末装置
に対する着呼をステップS220で設定されたIDをサ
ブアドレス情報として、代行受信サーバ22に転送する
ように、ISDN回線6に対する転送の設定を通信制御
装置5を介して行う。次いで、ステップS225にてT
FLAGに“1”をセットし、ステップS226に進ん
で、表示部1にオペーレタのために「用紙切れです」と
いうメッセージを表示させる。
【0090】一方、ステップS222にて用紙切れでな
いと判定されると、ステップS227に進んでTFLA
Gの値が“1”であるか否かを判定し、“1”であると
判定されると、ステップS228に進んで、通信制御装
置5を介して、ISDN回線6に対してステップS22
4での転送の設定の解除を行い、ステップS229に進
む。ステップS229では、通信制御装置5を介して復
旧通知を示す識別子とステップS220で設定したID
とを情報内容とするパケットを代行受信サーバ22へ送
信させる。次いで、ステップS230に進んでTFLA
Gに“0”をセットし、ステップS231に進んで、ス
テップS226にて表示させた表示部1の表示メッセー
ジを消去させる。
【0091】また、ステップS227にてTFLAGの
値が“1”でないと判定されると、ステップS232に
進んで、オペレータが操作部2からファクシミリ送信の
指令を行ったか否かを判定し、送信指令が行われている
と、ステップS233に進んで、該送信指令に基づいて
スキャナ7により送信画像を読込ませ、通常のファクシ
ミリ送信を行わせる。ステップS232にて送信指令が
行われていないと判定されると、ステップS234に進
んで着呼の有無を判定し、着呼があると判定されると、
ステップS235に進んで、通常のファクシミリ受信を
行わせ、プリンタ8によって受信画像をプリントさせ
る。なお、ステップS229にて代行受信サーバ22に
復旧通知バケットの送信が行われると、代行受信サーバ
22が代行受信したデータが、通常のファクシミリデー
タとして送られてくるが、このファクシミリデータはス
テップS235で受信される。そして、ステップS22
6、ステップS231、ステップS233、ステップS
235の処理が完了するか、ステップS223でTFL
AGの値が“0”でないと判定され、或いはステップS
234にて着呼がないと判定されると、ステップS22
2に戻って同一の処理が繰り返される。
【0092】次に、第6の実施例の代行受信サーバ22
の動作を図24のフローチャートを参照して説明する。
【0093】CPU4Aは、メモリ3Aに格納されたプ
ログラムに従って、ステップS240にて、オペレータ
が操作部2Aを操作して初期化の指令が行われたか否か
を判定し、初期化の指令が行われていると、ステップS
241に進んでHDDADR及びDATACOUNTに
“0”をセットし、ステップS242に進んで着呼の有
無を判定し、着呼があるとステップS243に進んで、
該着呼がファクシミリ通信のものか否かを判定する。ス
テップS240にて初期化の指令がされていないと判定
されると、ステップS242に進む。ステップS243
にて着呼がファクシミリ通信のものであると判定される
と、ステップS244に進んで通信制御装置5Aを介し
て、着呼に対する応答を行わせて回線接続を実行させ、
ファクシミリ通信のプロトコルに従ってデータを受信さ
せる。受信したデータは、外部記憶装置25Aの受信デ
ータ格納領域のHDDADRSが示すアドレス以降に格
納させる。データの受信終了後に、通信制御装置5Aを
介して回線を切断させる。
【0094】次いで、ステップS245に進んで、ID
[DARACOUNT]には、着呼の付加情報として送
られるサブアドレス情報を、ADR[DATACOUN
T]にはHDDADRSの値を、SIZE[DATAC
OUNT]には受信したデータのサイズをそれぞれセッ
トする。そして、ステップS246に進んで、DATA
COUNTの値をプラス1し、HDDADRSの値を受
信したデータのサイズ分だけ大きくする。
【0095】一方、ステップS243にて着呼がファク
シミリ通信のものでないと判定されると、ステップS2
47に進んで着呼がパケットのものであるか否かを判定
し、着呼がパケットのものであると判定されると、ステ
ップS248に進んで、通信制御装置5Aを介してパケ
ット受信を行う。次いで、ステップS249に進んで、
通信制御装置5Aが受信したパケットの情報内容に復旧
通知を示す識別子が含まれているか否かを判定し、該識
別子が含まれていると、ステップS250に進んで、後
述する代行受信したデータの送信処理が行われる。そし
て、ステップS246、ステップS250の処理が完了
するか、ステップS242にて着呼がないと判定され、
ステップS247にて着呼がパケットのものでないと判
定され、或いはステップS249にて復旧通知となる識
別子が含まれていないと判定されると、ステップS24
2に戻って処理が繰り返される。
【0096】ここで、図24のステップS250の代行
受信データの送信処理について、図25のフローチャー
トを参照して説明する。
【0097】ステップS260にてメモリ3A内の変数
iに“0”をセットし、ステップS261に進んで、変
数iの値がDATACOUNTの値より小さいか否かを
判定し、変数iの値がDATACOUNTの値より小さ
くないと判定されると図24のフローへリターンし、変
数iの値がDATACOUNTの値より小さいと判定さ
れると、ステップS262に進んで、ID〔i〕が受信
したパケットの情報に含まれるIDと等しいか否かを判
定し、等しくないと判定されると、変数iをプラス1し
て(ステップS263)、ステップS261に戻る。一
方、等しいと判定されると、ステップS264に進ん
で、通信制御装置5Aを介して、着呼の付加情報として
付加された発信元番号の通信端末装置に対し、ファクシ
ミリ通信回線を接続する。
【0098】次いで、ステップS265に進んで変数i
の値がDATACOUNTの値より小さいか否かを判定
し、変数iの値がDATACOUNTの値より小さいと
判定されると、ステップS266に進んでID〔i〕の
値が受信したパケットの情報に含まれるIDと等しいか
否かを判定する。ステップS266で、ID〔i〕の値
が受信したパケットの情報に含まれるIDと等しいと判
定されると、ステップS267に進んで、外部記憶装置
25Aの受信データ格納領域のアドレスADR〔i〕以
降に格納されたSIZE〔i〕のデータを読込んで、該
データを通信制御装置5Aを介してファクシミリのプロ
トコルにより送信させる。次いで、ステップS268に
進んでID〔i〕に空の情報をセットし、ステップS2
69に進んで変数iの値をプラス1してステップS26
5に戻る。また、ステップS266にてID〔i〕の値
が受信したパケットの情報に含まれるIDと等しくない
と判定されるとステップS269に進む。
【0099】一方、ステップS265にて、変数iの値
がDATACOUNTの値より小さくないと判定される
と、ステップS270に進んで、通信制御装置5Aを介
して回線を切断させ、ステップS271に進んで、外部
記憶装置25Aの管理テーブル領域を検索し、ID
〔i〕の内容が空の情報である要素を削除して配列を詰
める。そして、ステップS272に進んで、外部記憶装
置25Aの管理テーブルの内容を参照し、受信データ格
納領域において、管理テーブルによって参照されていな
い無効なデータ領域を詰めて、有効なデータを連続的に
配置し、整合性が取れるように管理テーブルのADR
〔i〕及びDATACOUNTの値を書換え、所謂ガベ
ージコレクションを行って図24のフローへリターンす
る。
【0100】このように、第6の実施例によると、IS
DNに複数通信端末装置の21a〜21mとしてのファ
クシミリ装置と代行受信サーバ22とが接続され、受信
側のファクシミリ装置の用紙切れ時に着呼が発生する
と、代行受信サーバ22が代行受信して受信データは外
部記憶装置25Aに格納され、用紙切れ復旧後に、転送
時に送られるIDにより特定される転送元のファクシミ
リ装置(受信側)に送信されるので、送信側のファクシ
ミリ装置の再送信の試行が不要になり、記憶装置の容量
を増大しなくても、ファクシミリ装置の効率のよい動作
が可能になる。
【0101】[第7の実施例]次に、本発明の第7の実
施例を図26を参照して説明する。図26は第7の実施
例の動作を示すフローチャートである。
【0102】第7の実施例は、第2の発明において、通
信端末装置が用紙切れ時のメモリ受信機能を備えたファ
クシミリ装置の場合であり、情報の受信無効障害として
印刷用紙の用紙切れとメモリの容量不足とを対象にして
いる。この第7の実施例では、ファクシミリ装置が用紙
切れかつメモリ容量不足により受信不能になると、IS
DN(デイジタル統合通信網)に転送の設定が行われ、
代行受信サーバ22が代行受信を行うよう構成されてい
る。
【0103】この第7の実施例は、すでに説明した第6
の実施例において、ファクシミリ装置に用紙切れ時のメ
モリ受信機能が設けられており、その他構成はすでに説
明した第6の実施例と同様である。
【0104】次に、第7の実施例の動作を、図26のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0105】図1のCPU4は、メモリ3に格納された
プログラムに従って、ステップS280にて、オペレー
タの操作によって、操作部2(図1参照)から、ファク
シミリ装置の電話番号である自機番号、代行受信サーバ
22の番号及び転送元識別のIDの設定が行われた後
に、ステップS281に進む。ステップS281では、
メモリ3に設けられ代行受信サーバ22への転送設定中
を示す変数TFLAGと、次の受信データの格納アドレ
スを示す変数ADRとに“0”をセットし、ステップS
282に進んで、用紙切れ検出部9が用紙切れを検出
し、且つメモリ3のメモリ受信の格納領域の残り容量が
不足し、ADRの値が予め定めた所定値より小さいか否
かを判定する。ステップS282にて用紙切れかつメモ
リ容量不足と判定されると、ステップS283に進ん
で、TFLAGの値が“0”であるか否かを判定し、
“0”であると判定されると、ステップS284に進ん
で、本通信端末装置に対するステップS280にて設定
された着呼をIDをサブアドレス情報として、代行受信
サーバ22に転送するように、ISDN回路6に対する
転送の設定を通信制御装置5を介して行う。次いで、ス
テップS285にてTFLAGに“1”にセットし、ス
テップS286に進んで、表示部1にオペーレタのため
に「用紙切れ且つメモリ容量不足です」というメッセー
ジを表示する。
【0106】一方、ステップS282にて用紙切れ及び
メモリ容量不足でないと判定されると、ステップS28
7に進んでTFLAGの値が“1”であるか否かを判定
し、“1”であると判定されると、ステップS288に
進んで、通信制御装置5を介して、ISDN回路6に対
してステップS284での転送の設定の解除を行い、ス
テップS289に進む。ステップS289では、メモリ
3の格納領域に格納されたサイズADRの画像データ
を、プリンタ8によって用紙にプリントし、ステップS
290に進みADRに“0”をセットする。次いで、ス
テップS291に進み、通信制御装置5を介し、代行受
信サーバ22に、復旧通知を示す識別子とステップS2
80で設定したIDとを情報内容とするパケットを送信
する。次いで、ステップS292に進んでTFLAGに
“0”をセットし、ステップS293にてステップS2
86にて表示された表示部1の表示メッセージを消去す
る。
【0107】また、ステップS287にてTFLAGの
値が“1”でないと判定されると、ステップS294に
進んで、オペレータが操作部2からファクシミリ送信の
指令を行ったか否かを判定し、送信指令が行われている
と、ステップS295に進んで、該送信指令に基づいて
スキャナ7により送信画像を読込み、通常のファクシミ
リ送信を行う。ステップS294にて送信指令が行われ
ていないと判定されると、ステップS296に進んで着
呼の有無を判定し、着呼があると判定されると、ステッ
プS297に進んで、用紙切れ検出部9が用紙切れを検
出しているか否かを判定し、用紙切れでないと判定され
ると、ステップS298に進んで通常のファクシミリ受
信を行い、受信画像をプリンタ8により用紙にプリント
する。
【0108】また、ステップS297にて用紙切れと判
定されると、ステップS299に進んで、通信制御装置
5を介して、着呼に対して応答して回線を接続し、ファ
クシミリ通信のプロトコルに従ってデータを受信し、受
信したデータを、メモリ3の受信データ格納領域のAD
Rが示すアドレス以降に格納する。データ受信終了後
に、通信制御装置5を介して、回線を切断し、ステップ
S300に進んで、ADRの値を受信したデータのサイ
ズだけ大きくする。なお、ステップS291にて代行受
信サーバ22に復旧通知パケットの送信が行われると、
代行受信サーバ22に格納されたデータが、通常のファ
クシミリデータとして送られてくるが、このファクシミ
リデータはステップS298にて受信される。そして、
ステップS286、ステップS293、ステップS29
5、ステップS298、ステップS300の処理が完了
するか、ステップS283にてTFLAGの値が“0”
でないと判定され、或いはステップS296にて着呼が
ないと判定されると、ステップS282に戻って同一の
処理が繰り返される。
【0109】なお、第7の実施例の代行受信端末装置の
動作は、すでに図24のフローチャートを参照して説明
した第6の実施例の代行受信端末装置の動作と同様であ
り、第7の実施例の代行受信データの送信処理は、すで
に図25のフローチャートを参照して説明した第6の実
施例の代行受信データの送信処理と同様なので説明を省
略する。
【0110】このように、第7の実施例によると、IS
DN回路6に複数通信端末装置の21a〜21mとし
て、用紙切れ時のメモリ受信機能を備えたファクシミリ
と、代行受信サーバ22とが接続され、受信側のファク
シミリ装置が用紙切れかつメモリ容量不足の際に着呼が
発生すると、代行受信サーバ22が代行受信して受信デ
ータは外部記憶装置25Aに格納され、用紙切れ復旧後
に、転送時に送られるIDにより特定される転送元(受
信側)のファクシミリ装置に送信されるので、送信側の
ファクシミリ装置の再送信の試行が不要になり、記憶装
置の容量を増大しなくても、ファクシミリ装置の効率の
よい動作が可能になる。
【0111】[第8の実施例]次に、本発明の第8の実
施例を図27ないし図31を参照して説明する。図27
は第8の実施例の通信端末装置の構成を示すブロック
図、図28は第8の実施例の代行受信端末装置に格納さ
れる管理テーブルの説明図、図29は第8の実施例の通
信端末装置の動作を示すフローチャート、図30は第8
の実施例の代行受信端末装置の動作を示すフローチャー
ト、図31は図30のステップS420の代行受信デー
タの送信処理のフローチャートである。
【0112】第8の実施例は、第2の発明において通信
端末装置がファイル転送装置の場合であり、情報の受信
無効障害としてメモリのパリティエラーと外部記憶装置
の残り容量不足とを対象としている。この第8の実施例
は、このような障害の発生により受信不能になると、I
SDN(デイジタル統合通信網)回線6に転送の設定が
行われ、代行受信サーバ22が代行受信を行うように構
成されている。
【0113】第8の実施例は、すでに図20を参照して
説明した第6の実施例に対して、通信端末装置21a〜
21mがファイル転送装置の場合であり、このファイル
転送装置は、図27に示すように、すでに図1を参照し
て説明した第6の実施例のファクシミリ装置から、スキ
ャナ7、プリンタ8及び用紙切れ検出部9を取り除き、
外部記憶装置25を新たにCPU4に接続した構成を取
っている。この外部記憶装置25には、送信するファイ
ルが格納されており、受信したファイルが空き領域に書
込まれるように構成され、メモリ3には、代行受信サー
バ22への転送中を示す変数TFLAGと、CPU4の
メモリ3へのアクセス時のパリティエラーの発生を示す
変数ERRFLAGとが設けられている。
【0114】第8の実施例の代行受信サーバ22の外部
記憶装置25Aの管理テーブル領域には、図28に示す
ように、転送元の電話番号を示すフィールドNO
〔x〕、受信データが格納された外部記憶装置25Aの
アドレスを示すフィールドADR〔x〕、受信データの
サイズを示すフィールドSIZE〔x〕が設けてあり、
NO〔i〕、ADR〔i〕、SIZE〔i〕は、管理テ
ーブルのi+1番目の要素のフィールド値を示してい
る。
【0115】第8の実施例のその他の部分の構成は、す
でに説明した第6の実施例と同様である。
【0116】次に、第8の実施例の通信端末装置の動作
を、図29のフローチャートを参照して説明する。
【0117】第8の実施例では、処理プログラムの実行
中に、CPU4がメモリ3にアクセスした際に、パリテ
ィエラーが生じると割り込みが発生し、エラー処理ルー
チンにおいてERRFLAGに“1”をセットして、割
り込みが発生した箇所に戻り処理プログラムの実行を続
行するよう構成されている。
【0118】すなわち、CPU4は、メモリ3に格納さ
れたプログラムに従って、先ず、ステップS310に
て、オペレータの操作部2の操作により、ファイル転送
装置の電話番号である自機番号及び代行受信サーバ22
の番号が設定され、ステップS311に進んで、TFL
AG及びERRFLAGに“0”をセットする。次い
で、ステップS312において、外部記憶装置25の残
り容量値を取込み、ステップS313に進んで、該残り
容量値が予め設定した規定値より小さいか否か、また、
ERRFLAGの値が“1”であるか否かを判定し、ス
テップS313の判定がYESであると、ステップS3
14に進んでTFLAGの値が“0”であるか否かを判
定する。
【0119】ステップS314にてTFLAGの値が
“0”であると判定されると、ステップS315に進ん
で、通信制御装置5を介して、該ファイル転送装置に対
する着呼を、ステップS310で設定された自機番号を
サブアドレス情報として受信代行サーバ22に転送する
よう設定する。次いで、ステップS316にてTFLA
Gに“1“をセットし、ステップS317に進んで、E
RRFLAGの値が“1”であるか否かを判定し、
“1”であると判定されるとステップS318に進ん
で、表示部1に「Xモジュールにパリティエラーが発生
しました」というメッセージをオペレータのために表示
する。そこで、ステップS319にて、オペレータはメ
モリ3のパリティエラーの発生したモジュールを交換
し、操作部2を操作してメモリモジュールの交換終了信
号を入力し、ステップS320に進んでERRFLAG
に“0”をセットする。また、ステップS317にてE
RRFLAGの値が“1”でないと判定されると、ステ
ップS321に進んで、表示部1に「外部記憶装置が容
量不足です」というメッセージを、オペレータのために
表示する。
【0120】一方、ステップS313の判定がNOであ
ると、ステップS322に進んでTFLAGの値が
“1”か否かを判定し、“1”であると判定されるとス
テップS323に進んで、通信制御装置5を介して、I
SDN回線6に対してステップ315での転送設定を解
除する設定を行う。次いで、ステップS324に進ん
で、通信制御装置5を介して、復旧通知を示す識別子を
情報内容とするパケットが、ステップS310で設定さ
れた代行受信サーバ22に送信し、ステップ325にお
いてTFLAGに“0”をセットする。そして、ステッ
プS326に進んで、ステップS318またはステップ
S321にて表示したメッセージを表示部1から消去す
る。
【0121】また、ステップS322にてTFLAGの
値が“1”でないと判定されると、ステップS327に
進んで、オペレータが操作部2の操作によりファイル送
信を指令したか否かを判定し、指令したと判定される
と、ステップS328に進んで、通信制御装置5を介し
て、指令されたファイル転送装置との回線接続を行い、
外部記憶装置25に格納されているファイルのデータを
送信し、送信終了後に回線を切断する。さらに、ステッ
プS327にてファイル送信の指令が行われていないと
判定されると、ステップS329に進んで、通信制御装
置5への着呼の有無を判定し、着呼があると判定される
と、ステップS330に進んで、通信制御装置5を介し
て、着呼に応答して回線を接続し、データと指定ファイ
ル名の受信を行い、受信終了後に回線を切断し、受信し
たデータは、外部記憶装置25の空き領域に該指定ファ
イル名で格納する。そして、ステップS320、ステッ
プS321、ステップS326、ステップS328、ス
テップS330の処理が完了するか、ステップS314
にてTFLAGの値が“1”と判定され、或いはステッ
プS329にて着呼がないと判定されると、ステップS
312に戻って同一処理が繰り返される。
【0122】次に、第8の実施例の代行受信サーバ22
の動作を、図30のフローチャートを参照して説明す
る。
【0123】CPU4Aは、メモリ3Aに格納されたプ
ログラムに従って、ステップS410において、オペレ
ータが操作部2Aを操作して初期化の指令が行われたか
否をを判定し、初期化の指令が行われていると、ステッ
プS411に進んでHDDADR及びDATACOUN
Tに“0”をセットし、ステップS412に進んで着呼
の有無を判定し、着呼があるとステップS413に進ん
で、該着呼がデータ通信のものか否かを判定する。ステ
ップS410にて初期化の指令が行われてないと判定さ
れると、ステップS412に進む。ステップS413に
て着呼がデータ通信のものであると判定されると、ステ
ップS414に進んで通信制御装置5Aを介して、着呼
に対する応答を行って回線を接続し、データの受信を行
う。受信したデータは、外部記憶装置25Aの受信デー
タ格納領域のHDDADRSが示すアドレス以降に格納
する。データの受信終了後に、通信制御装置5Aを介し
て回線を切断する。
【0124】次いで、ステップS415に進んで、NO
[DARACOUNT]には、着呼の付加情報として送
られるサブアドレス情報を、ADR[DATACOUN
T]にはHDDADRSの値を、SIZE[DATAC
OUNT]には受信したデータのサイズをそれぞれセッ
トする。そして、ステップS416に進んで、DATA
COUNTの値をプラス1し、HDDADRSの値を受
信したデータのサイズ分だけ大きくする。
【0125】一方、ステップS413にて着呼がデータ
通信のものでないと判定されると、ステップS417に
進んで着呼がパケットのものであるか否かを判定し、着
呼がパケットのものであると判定されると、ステップS
418に進んで、通信制御装置5Aを介してパケット受
信を行う。次いで、ステップS419に進んで、通信制
御装置5Aが受信したパケットの情報内容に復旧通知を
示す識別子が含まれているか否かを判定し、該識別子が
含まれておれば、ステップS420に進んで、後述する
代行受信したデータの送信処理を行う。そして、ステッ
プS416、ステップS420の処理が完了するか、ス
テップS412にて着呼がないと判定され、ステップS
417にて着呼がバケットのものでないと判定され、或
いはステップS419にて復旧通知となる識別子が含ま
れていないと判定されると、ステップS412に戻って
処理が繰り返される。
【0126】ここで、図30のステップS420の代行
受信データの送信処理について、図31のフローチャー
トを参照して説明する。
【0127】ステップS430でメモリ3A内の変数i
に“0”をセットし、ステップS431に進んで、変数
iの値がDATACOUNTの値より小さいか否かを判
定し、変数iの値がDATACOUNTの値より小さく
ないと判定されると図30のフローへリターンし、変数
iの値がDATACOUNTの値より小さいと判定され
ると、ステップS432に進んで、着呼の付加情報の発
信元番号を取込み、NO〔i〕の値が発信元番号情報と
等しいか否かを判定し、等しくないと判定されると、変
数iをプラス1して(ステップS433)、ステップS
431に戻る。一方、等しいと判定されると、ステップ
S434に進んで、通信制御装置5Aを介して、ISD
N回線6を介して該発信元番号に対し、データ通信回線
を接続する。
【0128】次いで、ステップS435に進んで変数i
の値がDATACOUNTの値より小さいか否かを判定
し、変数iの値がDATACOUNTの値より小さいと
判定されると、ステップS436に進んでNO〔i〕の
値が発信元番号と等しいか否かが判定される。ステップ
S436で、NO〔i〕の値が発信元番号と等しいと判
定されると、ステップS437に進んで、通信制御装置
5Aを介して、外部記憶装置25Aの受信データ格納領
域のアドレスADR〔i〕以降に格納されたSIZE
〔i〕のデータを読込む。次いで、ステップS438に
進んでNO〔i〕に空の情報をセットし、ステップS4
39に進んで変数iの値をプラス1してステップS43
5に戻る。また、ステップS436にてNO〔i〕の値
が発信元番号と等しくないと判定されるとステップS4
39に進む。
【0129】一方、ステップS435にて、変数iの値
がDATACOUNTの値より小さくないと判定される
と、ステップS440に進んで、通信制御装置5Aを介
して回線を切断し、ステップS441に進んで、外部記
憶装置25Aの管理テーブル領域を検索し、ID〔i〕
の内容が空の情報である要素を削除して配列を詰める。
そして、ステップS442に進んで、外部記憶装置25
Aの管理テーブルの内容を参照し、受信データ格納領域
において、管理テーブルによって参照されていない無効
なデータ領域を詰めて、有効なデータが連続的に配置さ
れ、整合性が取れるように管理テーブルのADR〔i〕
及びDATACOUNTの値を書換えて、所謂ガベージ
コレクションを行って図30のフローへリターンする。
【0130】このように、第8の実施例によると、IS
DN回線6に複数の通信端末装置21a〜21mとして
のファイル転送装置と代行受信サーバ22とが接続さ
れ、受信側のファイル転送装置のパリティエラー発生時
や外部記憶装置の残り容量の不足時に着呼が発生する
と、着呼は代行受信サーバ22に転送され、受信データ
は代行受信サーバ22の外部記憶装置25Aに格納され
て代行受信され、障害復旧後に、転送元(受信側)のフ
ァイル転送装置に送信されるので、送信側のファイル転
送装置の再送信の試行が不要になり、記憶装置の容量を
増大しなくても、ファイル転送装置の効率のよい動作が
可能になる。
【0131】[第9の実施例]次に、本発明の第9の実
施例を、図32及び図33を参照して説明する。図32
は第9の実施例の通信端末装置の構成を示すブロック
図、図33は第9の実施例の通信端末装置の動作を示す
フローチャートである。
【0132】第9の実施例は、第2の発明において、通
信端末装置がファクシミリ装置の場合であり、情報の受
信無効障害として停電を対象としている。この第9の実
施例は、停電の発生により受信不能になると、ISDN
(デイジタル統合通信網)回線6に転送の設定が行わ
れ、代行受信サーバ22が代行受信を行うよう構成され
ている。
【0133】第9の実施例の通信端末装置は、すでに図
1を参照して説明した第6の実施例の通信端末装置の用
紙切れ検出部9に代えて、電力ライン17に接続可能
で、停電検出部15を備えた電源16をCPU4に接続
し、この電源16をISDN回線6に接続した構成とな
っている。この電源16は、通常状態では電力ライン1
7からの電力を通信端末装置の全ての部分に供給してい
るが、停電が発生するとISDN回線6からの電力を、
表示部1、操作部2、メモリ3、CPU4及び通信制御
装置5のみに、消費電力を削減した形で供給する機能を
備えている。第9の実施例のその他の部分の構成は、す
でに説明した第6の実施例と同様である。
【0134】次に、第9の実施例の動作を、図33のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0135】CPU4は、メモリ3に格納されたプログ
ラムに従って、ステップS450にて、オペレータの操
作部2の操作により、ファクシミリ装置の電話番号であ
る自機番号と代行受信サーバ22の番号が設定され、ス
テップS451に進んで、メモリ3内の代行受信サーバ
22への転送中を示す変数TFLAGに“0”をセット
する。次いで、ステップS452に進んで、停電検出部
15が停電を検出しているか否かを判定し、停電の場合
にはステップS453に進んで、TFLAGの値が
“0”であるか否かを判定する。ステップS453にて
TFLAGの値が“0”であると判定されると、ステッ
プS454にて、TFLAGに“1”をセットし、ステ
ップS455に進んで、表示部1に「停電です」という
メッセージをオペレータのために表示する。
【0136】一方、ステップS452にて停電でないと
判定されると、ステップS456に進んでTFLAGの
値が“1”であるか否かを判定し、“1”であると判定
されるとステップS457に進んで、通信制御装置5を
介して、復旧通知を示す識別子を情報内容とするパケッ
トを、ステップS450で設定された番号の代行受信サ
ーバ22に送信する。次いで、ステップS458にて、
TFLAGに“0”をセットし、ステップS459に進
んで、ステップS455にて表示部1に表示されたメッ
セージを消去する。
【0137】ステップS455、ステップS459の処
理が完了するか、ステップS453にてTFLAGの値
が“1”であると判定され、或いはステップS456に
てTFLAGの値が“0”であると判定されると、ステ
ップS460に進んで、着呼の有無を判定する。ステッ
プS460にて着呼がないと判定されると、ステップS
461に進んで、オペレータが操作部2からファクシミ
リ送信の指令を入力したか否かを判定し、送信指令が行
われていると、ステップS462において、TFLAG
の値が0か否かを判定し、TFLAGの値が“0”であ
るときは、ステップS463に進んで、送信指令に従っ
てスキャナ7により画像を読込み、通常のファクシミリ
送信を行う。
【0138】一方、ステップS460にて着呼があると
判定されると、ステップS464に進んで、TFLAG
の値が1であるか否かを判定し、TFLAGの値が
“1”でないと判定されると、ステップS465に進ん
で通常のファクシミリ受信を行い、受信画像をプリンタ
8により用紙にプリントする。また、ステップS464
にてTFLAGの値が“1”であると判定されると、ス
テップS466に進んで、通信制御装置5を介して、着
呼に応答して回線接続を保留し、ステップS450で設
定した番号の代行受信サーバ22に発呼して回線を接続
し、ISDN回線6に話中転送の設定をし、ステップS
450にて設定した自機番号をサブアドレス情報として
着呼を転送する。なお、ステップS457にて代行受信
サーバ22に復旧通知パケットを送信後に、代行受信サ
ーバ22に格納されたデータが、通常のファクシミリ通
信として送られてくるが、これはステップS465のフ
ァクシミリ受信で処理される。
【0139】ステップS463、ステップS465、ス
テップS466の処理が完了するか、ステップS461
にて送信指令がないと判定され、或いはステップS46
2にてTFLAGの値が“0”でないと判定されると、
ステップS452に戻って処理が繰り返される。
【0140】第9の実施例の代行受信端末装置の動作
は、すでに図30のフローチャートを参照して説明した
第8の実施例の代行受信端末装置の動作と同様であり、
第9の実施例の代行受信データの送信処理は、すでに図
31のフローチャートを参照して説明した第8の実施例
の代行受信データの送信処理と同様なので説明は省略す
る。
【0141】このように、第9の実施例によると、IS
DN回線6に複数の通信端末装置21a〜21mとして
のファクシミリ装置と代行受信サーバ22とが接続さ
れ、受信側のファクシミリ装置の停電事故の発生時に着
呼が発生すると、着呼は代行受信サーバ22に転送さ
れ、受信データは代行受信サーバ22の外部記憶装置2
5Aに格納されて代行受信され、障害復旧後に、転送元
のファイル転送装置(受信側)に送信されるので、送信
側のファイル転送装置の再送信の試行が不要になり、記
憶装置の容量を増大しなくても、ファイル転送装置の効
率のよい動作が可能になる。
【0142】[第10の実施例]次に、本発明の第10
の実施例を、図34ないし図36を参照して説明する。
図34は第10の実施例の通信端末装置の動作を示すフ
ローチャート、図35は第10の実施例の代行受信処理
を示すフローチャート、図36は第10の実施例の代行
受信データの送信処理のフローチャートである。
【0143】第10の実施例は、第2の発明において通
信端末装置が留守番電話機の場合であり、情報の受信無
効障害としてメッセージ録音用テープの使い切りを対象
にしている。この第10の実施例は、メッセージ録音用
テープの使い切りにより受信不能になると、ISDN
(デイジタル統合通信網)回線6に転送の設定が行わ
れ、代行受信サーバ22が代行受信を行うよう構成され
ている。
【0144】第10の実施例は、すでに図20を参照し
て説明した第6の実施例に対して、通信端末装置21a
〜21mが留守番電話機の場合であり、すでに図5を参
照して説明した第2の実施例の通信端末装置と同様の構
成となっている。第10の実施例のその他の部分の構成
は、すでに説明した第8の実施例と同様である。
【0145】次に、第10の実施例の通信端末装置の動
作を図34のフローチャートを参照して説明する。
【0146】CPU4は、メモリ3に格納されたプログ
ラムに従って、ステップS470にて、オペレータの操
作部2の操作により、留守番電話機の電話番号である自
機番号と代行受信サーバ22の番号を設定してステップ
S471に進み、ステップS471にて、メモリ3内の
代行受信サーバ22への転送中を示す変数TFLAGに
“0”をセットする。次いで、ステップS472に進ん
で、テープレコーダ制御部12が、録音テープの終了を
検出しているか否かを判定し、録音テープの終了を検出
していると、ステップS473に進んで、TFLAGの
値が“0”であるか否かを判別し、“0”と判定される
とステップS474に進んでTFLAGに“1”をセッ
トする。次いで、ステップS475に進んで、表示部1
に「録音テープを使い切りました」というメッセージを
オペレータのために表示する。
【0147】一方、ステップS472にて録音テープの
終了が検出されていないと判定されると、ステップS4
76に進んで、TFLAGの値が“1”であるか否かを
判別し、“1”であると判定されるとステップS477
に進んで、通信制御装置5を介して、復旧通知の識別子
を発呼時の付加情報として、ステップS470で設定し
た番号の代行受信サーバ22に発呼を行い、音声回線を
接続する。次いでステップS478に進んで、代行受信
サーバ22により代行受信されている音声情報を、IS
DN回線6、通信制御装置5、DA変換器13を介して
テープレコーダ11の録音テープに記録し、記録終了後
にステップS479に進んで、通信制御装置5を介して
回線を切断する。次いで、ステップS480において、
TFLAGに“0”をセットし、ステップS481に進
んで、ステップS475にて表示したメッセージを表示
部1から消去する。
【0148】そして、ステップS475、ステップS4
81の処理が完了するか、ステップS473にてTFL
AGの値が“1”であると判定され、或いは、ステップ
S476にてTFLAGの値が“0”であると判定され
ると、ステップS482に進んで、着呼の有無を判定す
る。ステップS482にて着呼がないと判定されると、
ステップS483に進んで、オペレータが操作部2を操
作し録音テープ再生の指令をしたか否かを判別し、再生
指令が行われていると、ステップS484に進んで、テ
ープレコーダ11の録音テープに記録された音声情報を
再生してスピーカ10から出力する。
【0149】一方、ステップS482で着呼があると判
定されると、ステップS485に進んで、TFLAGの
値が“1”か否かを判別し、“1”でないと判定される
とステップS486に進んで、通信制御装置5を介し
て、着呼に対する応答を行って回線を接続する。次い
で、ステップS487に進んで、メモリ3から吹き込み
を依頼する音声ガイダンスのデータを読出し、通信制御
装置5を介して、音声ガイダンスを送信する。そして、
ステップS488に進んで、ISDN回線6、通信制御
装置5、DA変換器13を介して受信した音声情報をテ
ープレコーダ11の録音テープに記録し、ステップS4
89に進んで、通信制御装置5を介して回線を切断す
る。また、ステップS485でTFLAGの値が“1”
であると判定されると、ステップS490に進んで、通
信制御装置5を介して、ステップS470にて設定した
自機番号をサブアドレス情報として、ステップS470
で設定した番号の代行受信サーバ22に着呼を転送す
る。そして、ステップS484、ステップS489、ス
テップS490の処理が完了するか、ステップA483
にて再生指令が行われていないと判定されると、ステッ
プS472に戻って処理が繰り返される。
【0150】次に、第10の実施例の代行受信端末装置
の動作を図35のフローチャートを参照して説明する。
【0151】CPU4Aは、メモリ3Aに格納されたプ
ログラムに従って、ステップS500において、オペレ
ータの操作部2Aの操作による初期化の指令が行われた
か否かを判別し、指令が行われているとステップS50
1に進んで、外部記憶装置25Aの格納領域の次の受信
データのアドレスを示す変数HDDADRSと、受信デ
ータの件数を示す変数DATACOUNTとに“0”を
セットする。次いで、ステップS502に進んで着呼の
有無を判定し、着呼があると判定されると、ステップS
503において、着呼の付加情報としてのユーザ情報を
取込み、該ユーザ情報に復旧通知を示す識別子があるか
否かを判別し、識別子がない場合には、ステップS50
4に進んで、通信制御装置5Aを介して、着呼に応答し
回線を接続する。次いで、ステップS505に進んで、
メモリ3Aから音声ガイダンスのデータを読出し、通信
制御装置5Aを介して、読出した音声ガイダンスの情報
を送信し、ステップS506において、通信制御装置5
Aを介してデータを受信し、受信データを外部記憶装置
25Aのデータ格納域のHDDADRSが示すアドレス
以降に格納する。
【0152】次いで、ステップS507に進んで、NO
〔DATACOUNT〕には着呼の付加情報としてのサ
ブアドレス情報を、ADR〔DATACOUNT〕には
HDDADRSの値を、SIZE〔DATACOUN
T〕には受信データのサイズをそれぞれセットしステッ
プS508に進む。ステップS508では、DATAC
OUNTの値をプラス1し、HDDADRSの値を受信
データのサイズ分だけ大きくし、ステップS509に進
んで、通信制御装置5Aを介して回線を切断する。ステ
ップS500において初期化の指令がなかった場合に
は、ステップS502に進む。
【0153】一方、ステップS503にて識別子がある
と判定されると、ステップS510に進んで、通信制御
装置5Aを介して、着呼に対する応答を行って回線を接
続し、ステップS511に進んで、後述する代行受信し
たデータの送信処理を行い、ステップS512に進ん
で、通信制御装置5Aを介して回線を切断する。そし
て、ステップS509、ステップS512の処理が完了
するか、ステップS502で着呼がないと判定される
と、ステップS502に戻って処理が繰り返される。
【0154】次に、第10の実施例の代行受信端末装置
の送信動作(図35のステップS511の処理)を、図
36のフローチャートを参照して説明する。
【0155】ステップS520にて、メモリ3内の変数
iに“0”をセットし、ステップS521に進んで、変
数iの値がDATACOUNTの値より小さいか否かを
判別し、小さいと判定されるとステップS522に進ん
で、着呼の付加情報の発信元番号を取込み、NO〔i〕
の値が発信元番号と等しいか否かを判別する。ステップ
S522にてNO〔i〕の値が発信元番号と等しくない
と判定されると、ステップS523に進んで、変数iを
プラス1してステップS521に戻る。ステップS52
1にて、変数iの値がDATACOUNTの値より小さ
くないと判定されると、図35のフローへリターンす
る。ステップS522にてNO〔i〕の値が発信元番号
と等しいと判定されると、ステップS524に進んで、
変数iの値がDATACOUNTの値より小さいか否か
を判別し、変数iの値がDATACOUNTの値より小
さいと判定されると、ステップS525に進んで、NO
〔i〕の値が着呼の発信元番号と等しいか否かを判別し
る。
【0156】ステップS525でNO〔i〕の値が着呼
の発信元番号と等しいと判定されると、ステップS52
6に進んで、外部記憶装置25Aのデータ格納領域のア
ドレスADR〔i〕以降に格納されたSIZE〔i〕の
データを取込み、通信制御装置5Aを介して、取込んだ
データを送信する。次いで、ステップS527に進ん
で、NO〔i〕に空の情報が代入され、ステップS52
8に進んで、変数iの値をプラス1してステップS52
4に戻る。ステップS525にて、NO[i]の値が着
呼の発信元番号と等しくないと判定されると、ステップ
S528に進む。
【0157】一方、ステップS524にて、変数iの値
がDATACOUNTの値より小さくないと判定される
と、ステップS529に進んで、外部記憶装置25Aの
管理テーブル領域を検索し、NO〔i〕の内容が空の情
報である要素を削除して詰める。次いでステップS53
0に進んで、外部記憶装置25Aの管理テーブルの内容
が参照し、格納領域において管理テーブルにより参照さ
れていない無効なデータ領域を詰め、有効なデータが連
続配置されるように、管理テーブルのADR〔i〕及び
DATACOUNTの値が整合性が取れるように書換え
て、所謂ガベージコレクションを行って図35のフロー
へリターンする。
【0158】このように、第10の実施例によると、I
SDNに複数の通信端末装置21a〜21mとしての留
守番電話機と代行受信サーバ22とが接続され、受信側
の留守番電話機のメッセージ録音用テープの使い切り時
に着呼が発生すると、着呼は代行受信サーバ22に転送
され、受信データは代行受信サーバ22の外部記憶装置
25Aに格納されて代行受信され、メッセージ録音用テ
ープの交換後に、転送元の留守番電話機(受信側)に送
信されるので、送信側の電話機の再送信の試行が不要に
なり、記憶装置の容量を増大しなくても、留守番電話機
の効率のよい動作が可能になる。
【0159】
【発明の効果】第1の発明によれば、受信無効障害が復
旧すると、発信手段により、記憶手段に記憶された発信
者情報に基づいて発信先に発信が行われ、その発信によ
り回線接続が行われると、送信手段により、復旧した旨
の情報が発信先に送信されるので、発信先では障害復旧
をリアルタイムに認識でき、何度も再送信を試行する必
要がないので、受信無効障害が発生した通信端末装置へ
の再送信を障害復旧後に迅速に行うことが可能となる。
【0160】第2の発明によれば、第1種の通信端末装
置の転送手段は、受信無効障害が発生している期間に受
信した受信データを当該第1種の通信端末装置の回線番
号と共に第2種の通信端末装置に転送して記憶手段上に
代行受信させ、第2種の通信端末装置の送信手段は、第
1種の通信端末装置の通知手段から復旧した旨が通知さ
れると、記憶手段に記憶した回線番号に基づいて記憶に
係る受信データの転送元を特定し、特定した第1種の通
信端末装置に対して記憶に係る受信データを送信するの
で、受信無効障害が発生した第1種の通信端末装置のメ
モリ容量を増大させることなく、受信無効障害が発生し
た第1種の通信端末装置に対する送信側の第1種の通信
端末装置による再送信を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】第1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】図2のステップS15の配列ADR〔x〕の追
加処理のフローチャートである。
【図4】図2のステップS7の復旧通知動作のフローチ
ャートである。
【図5】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図6】第2の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】図6のステップS46の障害の復旧通知処理の
フローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図9】第3の実施例の前半の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】第3の実施例の後半の動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】図10のADR〔x〕、TYPE〔x〕に対
する追加の処理を示すフローチャートである。
【図12】図9のファクシミリ装置に対する復旧通知の
処理を示すフローチャートである。
【図13】図9の電話機に対する復旧通知処理のフロー
チャートである。
【図14】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図15】第4の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図16】図15のステップS156の送信側通信端末
に対する復旧通知の処理のフローチャートである。
【図17】本発明の第5の実施例の構成を示すブロツク
図である。
【図18】第5の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図19】図18のステップS196の送信側通信端末
装置に対する障害復旧通知の処理のフローチャートであ
る。
【図20】本発明の第6の実施例の構成を示す説明図で
ある。
【図21】図20の代行受信サーバの構成を示すブロッ
ク図である。
【図22】図21の外部記憶装置に格納される管理テー
ブルの説明図である。
【図23】第6の実施例の通信端末装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図24】第6の実施例の代行受信サーバの動作を示す
フローチャートである。
【図25】図24のステップS250の代行受信データ
の送信処理のフローチャートである。
【図26】本発明の第7の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【図27】本発明の第8の実施例の通信端末装置の構成
を示すブロック図である。
【図28】第8の実施例の代行受信端末装置に格納され
る管理テーブルの説明図である。
【図29】第8の実施例の通信端末装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図30】第8の実施例の代行受信端末装置の動作を示
すフローチャートである。
【図31】図30のステップS420の代行受信データ
の送信処理のフローチャートである。
【図32】本発明の第9の実施例の通信端末装置の構成
を示すブロック図である。
【図33】第9の実施例の通信端末装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図34】本発明の第10の実施例の通信端末装置の動
作を示すフローチャートである。
【図35】第10の実施例の代行受信端末装置の動作を
示すフローチャートである。
【図36】第10の実施例の代行受信データの送信処理
のフローチャートである。
【符号の説明】
1、1A 表示部 2、2A 操作部 3、3A メモリ 4、4A CPU 5、5A 通信制御装置 6 ISDN回線 21a〜21m 通信端末装置 22 代行受信サーバ 25A 外部記憶装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信時に発信者情報を通知する機能を有
    する通信網に接続された通信端末装置において、 受信情報を処理することができず受信データが無効とな
    るような受信無効障害の発生を検出する障害検出手段
    と、 該障害検出手段による障害検出中に前記通信網を介して
    なされた着信情報のうち前記発信者情報を記憶する記憶
    手段と、 前記障害の復旧時に、前記記憶手段に記憶された発信者
    情報に基づいて発信する発信手段と、 該発信手段による発信に基づいて回線接続がなされた
    後、復旧した旨の情報を送信する送信手段と、 を設けたとを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記障害検出手段は前記受信無効障害と
    して用紙切れを検出し、前記送信手段は復旧した旨の画
    像情報を送信することを特徴とする請求項1記載の通信
    端末装置。
  3. 【請求項3】 前記障害検出手段は前記受信無効障害と
    して録音テープの使いきりを検出し、前記送信手段は復
    旧した旨の音声情報を送信することを特徴とする請求項
    1記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記障害検出手段は前記受信無効障害と
    して用紙切れと録音テープの使いきりとを検出し、前記
    記憶手段は前記発信者情報と共に、音声、画像のいずれ
    による通信であるかを示す通信種別を記憶し、前記送信
    手段は、該記憶手段に記憶された通信種別が音声であれ
    ば復旧した旨の音声情報を送信し、該記憶手段に記憶さ
    れた通信種別が画像であれば復旧した旨の画像情報を送
    信することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記送信手段はまず復旧した旨の音声情
    報を送信し、音声回線に接続できなかった場合は復旧し
    た旨の画像情報を送信することを特徴とする請求項1記
    載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 前記障害検出手段は前記受信無効障害と
    して受信データを保存するメモリの残容量不足を検出
    し、前記送信手段は発信のユーザユーザ情報を利用して
    復旧した旨の情報を送信することを特徴とする請求項1
    記載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 着信時に付加情報を通知する機能を有す
    る通信網に接続された第1種の通信端末装置と、受信代
    行用の第2種の通信端末装置とを有し、 前記第1種の通信端末装置は、 受信情報を処理することができず受信データが無効とな
    るような受信無効障害の発生を検出する障害検出手段
    と、 該障害検出手段による障害検出中に前記通信網を介して
    着信があった際、前記第2種の通信端末装置に対して受
    信データを少なくとも自装置の回線番号と共に転送する
    転送手段と、 前記障害の復旧時に、復旧した旨を前記第2種の通信端
    末装置に通知する通知手段とを有し、 前記第2種の通信端末装置は、 前記第1種の通信端末装置の転送手段から転送された前
    記受信データと回線番号を記憶する記憶手段と、 前記第1種の通信端末装置の通知手段から復旧した旨を
    通知された際、前記記憶手段に記憶した回線番号に基づ
    いて記憶に係る受信データの転送元を特定し、特定した
    第1種の通信端末装置に対して記憶に係る受信データを
    送信する送信手段と、 を有することを特徴とする通信端末装置。
  8. 【請求項8】 前記転送手段は、障害検出中の着信に対
    して一旦応答して回線接続をした後に、前記通信網に対
    して前記第2種の通信端末装置への転送を依頼すること
    を特徴とする請求項7記載の通信端末装置。
  9. 【請求項9】 前記転送手段は、障害検出時に前記通信
    網に対して障害検出中の着信情報を前記第2種の通信端
    末装置に転送するように設定し、障害復旧時に該設定を
    解除することを特徴とする請求項7記載の通信端末装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1種の通信端末装置の障害検出
    手段は前記受信無効障害として用紙切れを検出すること
    を特徴とする請求項7記載の通信端末装置。
  11. 【請求項11】 前記第1種の通信端末装置の障害検出
    手段は前記受信無効障害として用紙切れかつメモリ容量
    不足を検出することを特徴とする請求項7記載の通信端
    末装置。
  12. 【請求項12】 前記第1種の通信端末装置の障害検出
    手段は前記受信無効障害として受信データを保存するメ
    モリのパリティエラーおよび残容量不足を検出すること
    を特徴とする請求項7記載の通信端末装置。
  13. 【請求項13】 前記第1種の通信端末装置の障害検出
    手段は前記受信無効障害として録音テープの使いきりを
    検出することを特徴とする請求項7記載の通信端末装
    置。
  14. 【請求項14】 前記障害検出手段は、前記受信無効障
    害として電源ラインの異常を検出することを特徴とする
    請求項1、または請求項7記載の通信端末装置。
  15. 【請求項15】 前記障害検出手段は、前記受信無効障
    害としてハードウェアの異常を検出することを特徴とす
    る請求項1、または請求項7記載の通信端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124553A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Canon Electronics Inc 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、及び画像読取装置の制御プログラム

Cited By (1)

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JP2009124553A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Canon Electronics Inc 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、及び画像読取装置の制御プログラム

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