JP3697978B2 - メモリ制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばファクシミリ装置等に装備されるメモリ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ装置においては、装置の電源が停電等で切断された場合であっても、受信画データを消失することがないようにするため、受信画データをバックアップされた画像メモリに記憶させる構成が主流である。また、例えば短縮番号、発信元情報等のユーザに依存するデータは、不揮発性メモリ、例えばSRAM(StaticRAM)に記憶させる構成が主流である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ファクシミリ装置自体の小型化に伴って、画像メモリをバックアップするバックアップ電源自体も小型化されつつある。このため、画像メモリに記憶された受信画データは、所定時間だけバックアップされるのみである。換言すれば、受信画データのバックアップ時間は、バックアップ電源の容量に依存していた。
【0004】
一方、近年の技術進歩に伴って、大容量の不揮発性メモリ、例えばフラッシュメモリ(EEPROM)が安価に提供されつつある。しかも、カード型メモリにあっては、可搬性に優れているため、特にノート型パソコンやデジタルカメラ等に代表されるような分野においては、カード型メモリが急速に普及がしつつある。
【0005】
ところが、不揮発性メモリであっても、フラッシュメモリのように寿命があるものもある。このため、寿命のあるメモリに所定回数(例えば20万回程度)以上データの書き込みを実行しても、それ以上データの書き込みが実行できなくなる。従って、このような事態が発生した場合には、既に記憶しているデータを他のメモリ等に一旦退避させて、メモリを交換した後、退避されたデータを復旧させる必要がある。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、寿命のあるメモリの交換時において、寿命のあるメモリに記憶されたデータを、交換後の寿命のあるメモリに受継することが可能なメモリ制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、電源と、第1の記憶手段と、第2の記憶手段と、制御手段とを備えたメモリ制御装置において、前記制御手段は、前記第1の記憶手段に記憶された所定のデータを、前記第2の記憶手段または前記メモリ制御装置とは異なる他の装置に備えられた記憶手段に転送する第1の転送機能と、前記電源が切断された後に前記第1の記憶手段が未使用の記憶手段に交換されたことを、前記第1の記憶手段に特定のファイルが記憶されているか否かに基づいて判断する判断機能と、前記電源が投入された際に、前記判断機能により前記第1の記憶手段が前記未使用の記憶手段に交換されたと判断された場合には、前記第2の記憶手段または前記他の装置に備えられた記憶手段に転送され記憶されている前記所定のデータを前記未使用の記憶手段に転送する第2の転送機能と、前記電源が投入された際に、前記判断機能により前記第1の記憶手段が前記未使用の記憶手段に交換されていないと判断された場合には、前記第2の記憶手段または前記他の装置に備えられた記憶手段に転送され記憶されている前記所定のデータを削除する削除機能とを備えた。
【0008】
請求項2に記載の発明では、電源と、第1の記憶手段と、第2の記憶手段と、表示部と、制御手段とを備えたメモリ制御装置において、前記制御手段は、前記第1の記憶手段に記憶された所定のデータを、前記第2の記憶手段または前記メモリ制御装置とは異なる他の装置に備えられた記憶手段に転送する第1の転送機能と、前記電源が切断された後に前記第1の記憶手段が未使用の記憶手段に交換されたことを、前記第1の記憶手段に特定のファイルが記憶されているか否かに基づいて判断する判断機能と、前記電源が投入された際に、前記判断機能により前記第1の記憶手段が前記未使用の記憶手段に交換されたと判断された場合には、前記第2の記憶手段または前記他の装置に備えられた記憶手段に転送され記憶されている前記所定のデータを前記未使用の記憶手段に転送する第2の転送機能と、前記電源が投入された際に、前記判断機能により前記第1の記憶手段が前記未使用の記憶手段に交換されていないと判断された場合には、前記表示部に前記第1の記憶手段が交換されていない旨のメッセージを表示させる表示機能とを備えた。
【0009】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のメモリ制御装置において、前記制御手段は、更に、前記他の装置から所定のコマンドが入力されたか否かを認識する認識機能を備え、該認識機能により前記他の装置から所定のコマンドが入力された場合、前記第1の転送機能により前記所定のデータを前記他の装置に備えられた記憶手段に転送する。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のメモリ制御装置において、前記所定のデータは、画データ及び該画データの管理情報である。
【0010】
なお、以下に述べる発明の実施の形態において、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に記載の「メモリ制御装置」はファクシミリ装置1に相当し、同じく「記憶手段」はPCカード型メモリ24に相当し、同じく「他の記憶手段」は画像メモリ18又はパソコン2の記憶部36に相当し、同じく「制御手段」はMPU11、ROM12、及びRAM13に相当する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るメモリ制御装置をファクシミリ装置に具体化した一実施形態を図面を用いて説明する。
【0012】
図1に示すように、通信ネットワークシステムは、電話回線Lを有するファクシミリ装置(FAX)1、複数のパソコン2及びファクシミリ装置1と複数のパソコン2との間を相互に接続するハブ(HUB)5、トランシーバ6、イーサネットケーブル7、AUIケーブル8及びツイストペアケーブル9から構成されている。
【0013】
ファクシミリ装置1及びパソコン2は、ツイストペアケーブル9を介してハブ5に接続されている。ハブ5は、AUIケーブル8を介してトランシーバ6に接続されている。トランシーバ6は、イーサネットケーブル7を介して他のトランシーバ6と接続されている。ファクシミリ装置1及びパソコン2は、ツイストペアケーブル9に接続するためのインターフェースを内蔵している。ハブ5は、ツイストペアケーブル9とAUIケーブル8とを接続するために設けられるとともに、通信ネットワークTの接続において集線装置として機能する。トランシーバ6は、AUIケーブル8とイーサネットケーブル7とを接続するために設けられている。
【0014】
図2に示すように、ファクシミリ装置1は、MPU11、ROM12、RAM13、読取部14、記録部15、操作部16、表示部17、画像メモリ18、コーデック19、モデム20、NCU21、データ変換部22、PCカード用インターフェース23、PCカード型メモリ24、通信プロトコル制御部25及びネットワークインターフェース26から構成されるとともに、各部11〜23,25がバス27を介してそれぞれ接続されている。
【0015】
MPU11は、ファクシミリ装置1を構成する各部を制御する。ROM12は、ファクシミリ装置1を制御するためのプログラムを記憶する。RAM13は、不揮発性メモリ(例えばSRAM)で構成され、ファクシミリ装置1の送受信に関する各種情報を一時的に記憶する。
【0016】
読取部14は、原稿上の画像データを読み取って、白黒2値のイメージデータを出力する。
記録部15は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画データの記録動作やコピー動作において、受信された画データ或いは読取部14にて読み取られた原稿の画データを記録紙上に記録する。
【0017】
操作部16は、電話番号を入力するためのテンキー(*,#キーを含む)16a、短縮番号の登録又は短縮番号から発信するための短縮キー16b、予め登録した電話番号又はFAX番号をワンタッチで指定するためのワンタッチキー16c、原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートキー16d、「通信(FAX)」動作又は「コピー」動作を設定するための通信/コピーキー16e等の各種操作キーを備えている。LCD等よりなる表示部17は、ファクシミリ装置1の動作状態等の各種情報の表示を行う。
【0018】
画像メモリ18は、DRAM(Dynamic RAM)またはSDRAM(Synchronous DRAM)で構成され、受信画データや読取部14で読み取られて2値化され、コーデック19でMMR方式に従って符号化された画データを一時的に記憶する。また、画像メモリ18は、データ変換部22でMMR方式に従って符号化されたパソコン2からの画データを一時的に記憶する。
【0019】
コーデック19は、読取部14にて読み取られた画データを送信のためにMH,MR,MMR方式等に従って符号化(エンコード)する。また、コーデック19は、受信画データを復号(デコード)する。
【0020】
モデム20は、ITU−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順及びV.17,V.27ter,V.29等に従った送受信データの変調及び復調を行う。NCU21は、電話回線Lの閉結及び開放を行うとともに、相手先のFAX番号に対応したダイヤル信号の送出及び着信を検出する機能等を備えている。
【0021】
データ変換部22は、パソコン2から通信ネットワークTを介して送出されてくるTIFF、BMP、GIF、JPEG、PCX、DCX等の画データを、MH、MR、MMR方式等の画データに変換する。また、これとは逆に電話回線Lを介して受信したMH、MR、MMR方式等の画データを、複数のパソコン2にとって扱い易い形式にするために、TIFF、BMP、GIF、JPEG、PCX、DCX等の画データに変換する。
【0022】
PCカード用インターフェース23は、MPU11からの制御信号に基づいて、PCカードアダプタ23aを介してPCカード型メモリ24にアクセスする。PCカード型メモリ24は、「PC Card Standard」に準拠し、例えばフラッシュメモリ(EEPROM)で構成され、ファクシミリ装置1に関する各種情報を記憶する。
【0023】
通信プロトコル制御部25は、ネットワークインターフェース26を介して通信ネットワークT上の他の装置との間や、ネットワークインターフェース26及び公衆回線網等を介して通信ネットワークT上以外の他の装置との間の通信を制御する通信プロトコルを備えている。具体的には、例えばFTP(ファイル転送プロトコル)、ITU−T勧告T.30すなわちファクシミリ伝送制御手順の通信プロトコル、サリュテーション(Salutation)・コンソーシアムで規定されたサリュテーション用通信プロトコル等を備えている。
【0024】
図3に示すように、ネットワークインターフェース26はネットワークコントローラ28、シリアルインターフェースアダプタ29及びトランシーバ30から構成され、そのネットワークインターフェース26にはハブ5が接続されている。なお、ネットワークインターフェース26としては、例えば、ネットワークコントローラ28、シリアルインターフェースアダプタ29及びトランシーバ30を1つのLSIとして構成したものや、ネットワークコントローラ28及びシリアルインターフェースアダプタ29を1つのLSIとして構成したもの等がある。
【0025】
10BaseTに対応したネットワークコントローラ28は、データをファクシミリ装置1からツイストペアケーブル9上へ適正に送出するために、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)方式に従って通信ネットワークTのアクセス制御を行う機能を有している。シリアルインターフェースアダプタ29は、ファクシミリ装置1からツイストペアケーブル9上へ送出されるデータをパラレルデータからシリアルデータに変換するとともに、ツイストペアケーブル9上に伝送されるシリアルデータをパラレルデータに変換してファクシミリ装置1へ出力する。上記ネットワークインターフェース26におけるネットワークコントローラ28及びシリアルインターフェースアダプタ29は、ファクシミリ装置1内に一体的に組み込まれている。
【0026】
図4に示すように、複数のパソコン2は、MPU31、ROM32、RAM33、操作部34、表示部35、記憶部36、通信プロトコル制御部37及びネットワークインターフェース38から構成されるとともに、各部31〜37がバス39を介してそれぞれ接続されている。
【0027】
MPU31は、パソコン2を構成する各部を制御する。ROM32は、パソコン2を制御するための基本的なプログラムを記憶する。RAM33は、パソコン2に関する各種情報を一時的に記憶する。
【0028】
操作部34は、キーボード34aとマウス34bとを備えている。LCD等よりなる表示部35は、キーボード34a等から入力される文字等を表示する。ハードディスク等よりなる記憶部36は、プログラムや各種データ等を記憶する。通信プロトコル制御部37及びネットワークインターフェース38は、前記ファクシミリ装置1における通信プロトコル制御部25及びネットワークインターフェース26と同様である。
【0029】
次に、ファクシミリ装置1のPCカード型メモリ24を交換するときの動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。なお、この動作はROM12に記憶されたプログラムに基づき、MPU11の制御により実行される。以下、ファクシミリ装置1の動作について同じ。
【0030】
図5に示すように、ステップS1においては、操作部16又はパソコン2から所定コマンドが入力されたか否かが判断される。具体的には、操作部16のテンキー16aからPCカード型メモリ24に記憶されているファイルのデータ及びファイルの情報管理を転送するための所定コマンドが入力されたか否か、又はパソコン2からFTPコマンドのサブコマンドであるgetコマンドが実行されたか否かに基づいて判断される。そして、所定コマンドが入力された場合は、ステップS2に移行する。
【0031】
ステップS2においては、操作部16又はパソコン2からの指示であるかを示す情報がRAM13に記憶される。
ステップS3においては、RAM13に記憶された情報に基づいて、操作部16から指示された所定コマンドであるか否かが判断される。操作部16から指示された所定コマンドである場合は、ステップS4に移行する。一方、操作部16から指示された所定コマンドでない場合、つまりパソコン2から指示された所定コマンドである場合は、ステップS6に移行する。
【0032】
ステップS4においては、PCカード型メモリ24に記憶されているファイルのデータが、PCカードアダプタ23a及びPCカード用インターフェース23を介して、画像メモリ18に転送される。そして、そのデータが画像メモリ18に記憶される。換言すれば、そのデータが画像メモリ18に退避される。
【0033】
ステップS5においては、PCカード型メモリ24に記憶されているファイルの管理情報(例えば、ディレクトリ構造等)が、PCカードアダプタ23a及びPCカード用インターフェース23を介して、画像メモリ18に転送される。そして、そのデータが画像メモリ18に記憶される。換言すれば、そのデータが画像メモリ18に退避される。
【0034】
ステップS6においては、PCカード型メモリ24に記憶されているファイルのデータが、通信プロトコル制御部25、ネットワークインターフェース26及び通信ネットワークTを介してパソコン2に転送される。そして、そのデータがパソコン2の記憶部36に記憶される。換言すれば、そのデータがパソコン2の記憶部36に退避される。
【0035】
ステップS7においては、PCカード型メモリ24に記憶されているファイルの管理情報(例えば、ディレクトリ構造等)が、通信プロトコル制御部25、ネットワークインターフェース26及び通信ネットワークTを介してパソコン2に転送される。そして、そのデータがパソコン2の記憶部36に記憶される。換言すれば、そのデータがパソコン2の記憶部36に退避される。
【0036】
次に、ファクシミリ装置1の電源が投入されたときの動作について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
さて、ファクシミリ装置1の電源が投入されると、ファクシミリ装置1の初期化が行われた後、図6に示すステップS11においては、PCカード型メモリ24にIDファイルが記憶されているか否かが判断される。ここで、IDファイルとは、PCカード型メモリ24が未使用であるか否かを判断するためのものである。すなわち、ファクシミリ装置1の電源が切断された後、確実に未使用のPCカード型メモリ24に交換されたか否かを判断するためのものである。そして、PCカード型メモリ24にIDファイルが記憶されている場合は、未使用のPCカード型メモリ24に交換されていないと判断して、ステップS16に移行する。一方、PCカード型メモリ24にIDファイルが記憶されていない場合は、未使用のPCカード型メモリ24に交換されたと判断して、ステップS12に移行する。
【0037】
ステップS12においては、RAM13に記憶された操作部16又はパソコン2からの指示であるかを示す情報に基づいて、退避先が画像メモリ18であるか否かが判断される。退避先が画像メモリ18である場合は、ステップS13に移行する。一方、退避先が画像メモリ18でない場合、つまりパソコン2の記憶部36である場合は、ステップS14に移行する。
【0038】
ステップS13においては、画像メモリ18に退避(記憶)されているファイルのデータ及びファイルの管理情報が、PCカード用インターフェース23及びPCカードアダプタ23aを介して、PCカード型メモリ24に転送される。そして、ファイルの管理情報に基づいて、ファイルのデータがPCカード型メモリ24に記憶される。
【0039】
ステップS14においては、パソコン2の記憶部36に退避(記憶)されているファイルのデータ及びファイルの管理情報が、通信ネットワークT、ネットワークインターフェース26及び通信プロトコル制御部25を介して、PCカード型メモリ24に転送される。そして、ファイルの管理情報に基づいて、ファイルのデータがPCカード型メモリ24に記憶される。
【0040】
ステップS15においては、IDファイルが未使用のPCカード型メモリ24に書き込まれる。その結果、使用済みのPCカード型メモリ24となる。
ステップS16においては、前記ステップS12と同様に、RAM13に記憶された操作部16又はパソコン2からの指示であるかを示す情報に基づいて、退避先が画像メモリ18であるか否かが判断される。退避先が画像メモリ18である場合は、ステップS17に移行する。一方、退避先が画像メモリ18でない場合、つまりパソコン2の記憶部36である場合は、ステップS18に移行する。
【0041】
ステップS17においては、画像メモリ18に退避(記憶)されているファイルのデータ及びファイルの管理情報とが削除される。すなわち、未使用のPCカード型メモリ24に交換されていないため、画像メモリ18に退避(記憶)されているファイルのデータ及びファイルの管理情報とが削除されるのである。
【0042】
ステップS18においては、パソコン2に対して未使用のPCカード型メモリ24に交換されていない旨を示すメッセージが送出される。その結果、パソコン2の表示部35の画面上には、未使用のPCカード型メモリ24に交換されていない旨を示すメッセージが表示される。
【0043】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)操作部16又はパソコン2から使用済みのPCカード型メモリ24に記憶されているファイルのデータ及びファイルの情報管理を転送するための所定コマンドが入力されると、それらのデータが画像メモリ18又はパソコン2の記憶部36に転送されて記憶されている。換言すれば、使用済みのPCカード型メモリ24に記憶されているファイルのデータ及びファイルの管理情報が、画像メモリ18又はパソコン2の記憶部36に退避されている。そして、ファクシミリ装置1の電源が切断された後に使用済みのPCカード型メモリ24から未使用のPCカード型メモリ24に交換されて電源が投入された場合には、RAM13に記憶された情報に基づいて、転送先の画像メモリ18又はパソコン2の記憶部36に記憶されているファイルのデータ及びファイルの管理情報が、未使用のPCカード型メモリ24に転送されて記憶される。従って、使用済みのPCカード型メモリ24を未使用のPCカード型メモリ24に交換する場合であっても、PCカード型メモリ24に記憶されているファイルのデータ及びファイルの管理情報を、未使用のPCカード型メモリ24に対して受継することができる。よって、寿命になったPCカード型メモリ24を未使用のPCカード型メモリ24に交換する場合であっても、寿命になったPCカード型メモリ24に記憶されているファイルのデータ及びファイルの管理情報を、交換後の未使用のPCカード型メモリ24に対して受継することができる。
【0044】
(2)しかも、操作部16からの指示では画像メモリ18に、パソコン2からの指示ではパソコン2に、それぞれPCカード型メモリ24に記憶されているファイルのデータ及びファイルの管理情報が転送されて記憶されている。このため、パソコン2に転送した場合には、ファイルのデータ及びファイルの管理情報を、パソコン2に搭載されたエディタ等のアプリケーションを用いて、編集することも可能である。従って、パソコン2を用いてファイルのデータ及びファイルの管理情報を編集する場合には、簡便に編集することができる。
【0045】
(3)IDファイルの有無に基づいて、未使用のPCカード型メモリ24であるか否かを判断している。このため、万一、未使用のPCカード型メモリ24と使用済みのPCカード型メモリ24とを取り違えた場合であっても、使用済みのPCカード型メモリ24にデータが上書きされることはない。換言すれば、未使用のPCカード型メモリ24に交換された場合にのみ、ファイルのデータ及びファイルの管理情報が書き込まれる。従って、使用済みのPCカード型メモリ24に交換された場合であっても、使用済みのPCカード型メモリ24に既に記憶されているデータが消失されることはない。
【0046】
(4)加えて、IDファイルの有無に基づいて、未使用のPCカード型メモリ24であるか否かを判断している。このため、IDファイル内には、何もデータ等が書き込まれていなくても良い。つまり、IDファイルのデータサイズは「0(ゼロ)」バイトで良い。従って、使用済みのPCカード型メモリ24にIDファイルがあっても、ファイルのデータ及びファイルの管理情報を書き込む記憶容量が減少されることはほとんどない。
【0047】
(5)交換後のPCカード型メモリ24にIDファイルが書き込まれている場合、つまり未使用のPCカード型メモリ24に交換されていない場合であって、転送先が画像メモリ18の場合は、画像メモリ18に記憶されているファイルのデータ及びファイルの管理情報が削除されている。このため、未使用のPCカード型メモリ24に交換するときに使用済みのPCカード型メモリ24と取り違えた場合であっても、使用済みのPCカード型メモリ24に記憶しているデータと同一のデータが画像メモリ18に長時間記憶されることはない。つまり、画像メモリ18の記憶容量が長時間浪費されることはない。従って、取り違えた場合であっても、例えば送受信やコピー等の他の処理に影響を与えることはない。
【0048】
(6)加えて、仮に画像メモリ18からファイルのデータ及びファイルの管理情報を削除するように構成していない場合であって、例えばPCカード型メモリ24の交換が2回行われた場合には、画像メモリ18に2つのファイルのデータ及びファイルの管理情報が存在することとなる。このため、画像メモリ18に記憶されることとなる2つのファイルのデータ及びファイルの管理情報のいずれを転送元のPCカード型メモリ24に転送すれば良いかが不明確となる。そこで、これらの安全性をも考慮して、交換後のPCカード型メモリ24にIDファイルが書き込まれている場合、つまり未使用のPCカード型メモリ24に交換されていない場合は、あえて画像メモリ18に記憶されているファイルのデータ及びファイルの管理情報を削除しているのである。従って、PCカード型メモリ24の交換時における安全性をも確実に確保することができる。
【0049】
(7)一方、交換後のPCカード型メモリ24にIDファイルが書き込まれている場合、つまり未使用のPCカード型メモリ24に交換されていない場合であって、転送先がパソコン2の記憶部36の場合は、ファクシミリ装置1からパソコン2に対して未使用のPCカード型メモリ24に交換されていない旨を示すメッセージが送出される。その結果、パソコン2の表示部35の画面上には、未使用のPCカード型メモリ24に交換されていない旨を示すメッセージが表示される。従って、未使用のPCカード型メモリ24に交換されていないことが分かる。
【0050】
なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ファクシミリ装置1の電源が投入された場合であって、操作部16又はパソコン2から画像メモリ18又はパソコン2の記憶部36に退避させたファイルのデータ及びファイルの管理情報を復旧させるための所定コマンドが入力された場合にのみ、図6に示すフローチャートを実行させるように構成しても良い。
【0051】
・図6に示すステップS18においては、未使用のPCカード型メモリ24に交換されていない旨を示すメッセージをパソコン2に対して送出する構成であったが、これに代えて、パソコン2の記憶部36に記憶されているファイルのデータ及びファイルの管理情報を、操作部16からの指示により消去する構成にしても良い。
【0052】
・図5に示すステップS4,5の処理を1つにまとめた処理、すなわちPCカード型メモリ24のディレクトリ構造をそのまま、画像メモリ18に転送する構成にしても良い。加えて、図5に示すステップS6,7の処理も同様にしても良い。
【0053】
・前記実施形態において、操作部16又はパソコン2からの指示に基づいて、使用済みの未使用のPCカード型メモリ24に記憶されているファイルのデータ及びファイルの管理情報を、指示された転送先に転送する構成にしても良い。具体的には、図1に示すステップS1において、所定コマンドとともに、転送先を指示する構成にする。例えば、操作部16からの指示において、転送先を特定のパソコン2(例えば管理者のパソコン2)に転送する場合やパソコン2からの指示において、画像メモリ18に転送する場合等が考えられる。このように構成すれば、転送先を指示することができるので、例えばパソコン2にファイルのデータ及びファイルの管理情報を転送して、編集する場合等には簡便である。
【0054】
・画像メモリ18は、バックアップ電源に接続された画像メモリ18であっても良い。
・また、画像メモリ18は、DDR(Double Data Rate)SDRAMであっても良い。
【0055】
さらに、上記各実施形態等より把握される請求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
〔1〕寿命になった記憶手段に記憶されたデータを、他の記憶手段に転送するとともに、電源が切断された後に使用済みの記憶手段が未使用の寿命のある記憶手段に交換されて電源が投入された場合には、転送先の他の記憶手段に記憶されているデータを未使用の寿命のある記憶手段に転送する制御手段を備えたメモリ制御装置。
【0056】
このように構成すれば、寿命になった記憶手段の交換時において、寿命になった記憶手段に記憶されたデータを、交換後の未使用の寿命のある記憶手段に受継することができる。
【0057】
〔2〕制御手段は、寿命のある記憶手段に特定のファイルが書き込まれている場合は、他の記憶手段に記憶されているデータを削除するメモリ制御装置。
【0058】
このように構成すれば、他の記憶手段の記憶容量が浪費されることがないため、例えば送受信やコピー等の他の処理に影響を与えることはない。
【0059】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、第1の記憶手段の交換時において、第1の記憶手段に記憶されたデータを、交換後の記憶手段に受継することができる。
【0060】
請求項2に記載の発明によれば、第1の記憶手段が未使用の記憶手段に交換されていないことが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信ネットワークシステムの構成を示すブロック図。
【図2】ファクシミリ装置の構成を示すブロック図。
【図3】ネットワークインターフェースの構成を示すブロック図。
【図4】パソコンの構成を示すブロック図。
【図5】ファクシミリ装置のPCカード型メモリを交換するときの動作を示すフローチャート。
【図6】ファクシミリ装置の電源が投入されたときの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…メモリ制御装置としてのファクシミリ装置、11…制御手段を構成するMPU、12…制御手段を構成するROM、13…制御手段を構成するRAM、18…他の記憶手段としての画像メモリ、24…記憶手段としてのPCカード型メモリ、36…他の記憶手段としての記憶部。

Claims (4)

  1. 電源と、第1の記憶手段と、第2の記憶手段と、制御手段とを備えたメモリ制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記第1の記憶手段に記憶された所定のデータを、前記第2の記憶手段または前記メモリ制御装置とは異なる他の装置に備えられた記憶手段に転送する第1の転送機能と、
    記第1の記憶手段が未使用の記憶手段に交換されたことを、前記第1の記憶手段に特定のファイルが記憶されているか否かに基づいて判断する判断機能と、
    前記電源が投入された際に、前記判断機能により前記第1の記憶手段が前記未使用の記憶手段に交換されたと判断された場合には、前記第2の記憶手段または前記他の装置に備えられた記憶手段に転送され記憶されている前記所定のデータを前記未使用の記憶手段に転送する第2の転送機能と、
    前記電源が投入された際に、前記判断機能により前記第1の記憶手段が前記未使用の記憶手段に交換されていないと判断された場合には、前記第2の記憶手段または前記他の装置に備えられた記憶手段に転送され記憶されている前記所定のデータを削除する削除機能と
    を備えたことを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 電源と、第1の記憶手段と、第2の記憶手段と、表示部と、制御手段とを備えたメモリ制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記第1の記憶手段に記憶された所定のデータを、前記第2の記憶手段または前記メモリ制御装置とは異なる他の装置に備えられた記憶手段に転送する第1の転送機能と、
    記第1の記憶手段が未使用の記憶手段に交換されたことを、前記第1の記憶手段に特定のファイルが記憶されているか否かに基づいて判断する判断機能と、
    前記電源が投入された際に、前記判断機能により前記第1の記憶手段が前記未使用の記憶手段に交換されたと判断された場合には、前記第2の記憶手段または前記他の装置に備えられた記憶手段に転送され記憶されている前記所定のデータを前記未使用の記憶手段に転送する第2の転送機能と、
    前記電源が投入された際に、前記判断機能により前記第1の記憶手段が前記未使用の記憶手段に交換されていないと判断された場合には、前記表示部に前記第1の記憶手段が交換されていない旨のメッセージを表示させる表示機能と
    を備えたことを特徴とするメモリ制御装置。
  3. 前記制御手段は、更に、前記他の装置から所定のコマンドが入力されたか否かを認識する認識機能を備え、
    該認識機能により前記他の装置から所定のコマンドが入力された場合、前記第1の転送機能により前記所定のデータを前記他の装置に備えられた記憶手段に転送することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメモリ制御装置。
  4. 前記所定のデータは、画データ及び該画データの管理情報であることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のメモリ制御装置。
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