JP2001339584A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2001339584A JP2000156396A JP2000156396A JP2001339584A JP 2001339584 A JP2001339584 A JP 2001339584A JP 2000156396 A JP2000156396 A JP 2000156396A JP 2000156396 A JP2000156396 A JP 2000156396A JP 2001339584 A JP2001339584 A JP 2001339584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モデムにデータが書き込まれないときでも次
の処理を実行することができる通信端末装置を提供す
る。 【解決手段】 CPU1は、ファックスモデム10によ
り受信されたデータがファックスモデム10内のモデム
バッファメモリ10aに格納されて満杯となったとき、
CPU1内のDMAC20により上記格納されたデータ
を画像データの復号用メモリであるSRAM9にDMA
転送し、受信データが、タイマー値テーブル7aで示さ
れる所定の期間モデムバッファメモリ10aに書込まれ
ないとき、強制的にダミーデータをモデムバッファメモ
リ10aに満杯となるように書き込むように制御する。
ここで、タイマー値テーブル7a内のタイマー値はファ
ックスモデム10の通信速度と、モデムバッファメモリ
10aの記憶容量から予め決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
などの通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来例のファクシミリ装置にお
いて、ファックスモデム内の受信バッファメモリと、C
PUなどのホスト制御回路のデータメモリとの間で画像
データを高速で転送するために、DMA転送が用いられ
ている。一方、通信回線を接続してデータを受信するフ
ァクシミリ装置においては、受信データの終了の検出
は、画像データ信号の終了を示すRTN信号や、デコー
ド処理できないラインが数十ラインあると、データ終了
であると判断して次の処理を実行している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ァックスモデム内の受信バッファメモリに格納されたデ
ータを、所定の容量毎のデータ毎に、データメモリにD
MA転送で転送して、受信データの終了の検出を行う場
合、上記ファックスモデムは、例えばキャリア断によ
り、相手方のファクシミリ装置から送信される画像デー
タを検出しないとき、画像データを出力しないので、受
信バッファメモリに画像データが溜まらず、DMA転送
をいつまでも実行できず、回線切断などの次の処理に移
行することができないという問題点があった。
【0004】本発明の目的は以上の問題点を解決し、モ
デムにデータが書き込まれないときでも次の処理を実行
することができる通信端末装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信端末装
置は、モデムと、受信バッファメモリと、復号用メモリ
と、受信されたデータが受信バッファメモリに所定量だ
け格納されたとき上記格納されたデータを復号用メモリ
に転送し、受信データが所定の期間上記受信バッファメ
モリに書込まれないとき、強制的にダミーデータを上記
受信バッファメモリに書き込むように制御する制御手段
を備えたことを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る通信端末装置は、モデ
ムと、受信バッファメモリと、DMA転送制御手段と、
復号用メモリと、受信されたデータが受信バッファメモ
リに格納されて満杯となったとき上記DMA転送制御手
段により上記格納されたデータを復号用メモリにDMA
転送し、受信データが所定の期間上記受信バッファメモ
リに書込まれないとき、強制的にダミーデータを上記受
信バッファメモリに満杯となるように書き込むように制
御する主制御手段を備えたことを特徴とする。
【0007】さらに、上記通信端末装置において、上記
所定の期間は、好ましくは、上記モデムの通信速度と、
上記受信バッファメモリの記憶容量から決定される期間
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0009】図1は、本発明に係る一実施形態であるフ
ァクシミリ装置100の構成を示すブロック図である。
この実施形態のファクシミリ装置100において、CP
U1は、ファックスモデム10により受信されたデータ
がファックスモデム10内のモデムバッファメモリ10
aに格納されて満杯となったとき、CPU1内のダイレ
クト・メモリ・アクセス・コントローラ(以下、DMA
Cという。)20により上記格納されたデータを画像デ
ータの復号処理用メモリであるSRAM9にDMA転送
し、受信データが、タイマー値テーブル7aで示される
所定の期間モデムバッファメモリ10aに書込まれない
とき、強制的にダミーデータをモデムバッファメモリ1
0aに満杯となるように書き込むように制御することを
特徴としている。ここで、タイマー値テーブル7a内の
タイマー値は、詳細後述するように、ファックスモデム
10の通信速度と、モデムバッファメモリ10aの記憶
容量から予め決定されている。
【0010】まず、図1のファクシミリ装置100の構
成及び動作について説明する。図1において、ファクシ
ミリ装置100は、従来のG3方式等のファクシミリ通
信機能を備えている。CPU1は、ファックスモデム1
0内のモデムバッファメモリ10aから、画像データ復
号用の画像メモリであるSRAM9への画像データのD
MA転送を制御するDMAC20を内蔵し、バス13を
介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれら
を制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を
実行する。スキャナ2は、CCD等を利用した画像読取
部で原稿を読み取り、白黒2値に変換したビットマップ
の画像データをSRAM9に出力して格納する。プリン
タ3は電子写真方式等の画像記録部であり、他のファク
シミリ装置からファクシミリ通信により受信した画像デ
ータをハードコピーとして記録紙にプリントアウトして
記録する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はC
RTディスプレイ等の表示装置であり、当該ファクシミ
リ装置100の動作状態を表示したり、送信すべき原稿
のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示
を行う。
【0011】操作部5は、当該ファクシミリ装置100
を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキ
ー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び
各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表
示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作
部5の各種キーのうちの一部又は全部を代用するように
構成してもよい。
【0012】ROM6は、当該ファクシミリ装置100
の動作に必要であってCPU1によって実行される種々
のソフトウェアのプログラムを予め格納する。RAM7
は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、CP
U1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの
実行時に発生する一時的なデータを記憶するほか、後述
するタイマー値テーブル7aを格納する。なお、RAM
7としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、
装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデ
ータの内容が失われない。DRAM8はページメモリで
あり、スキャナ2で読み取ったビットマップの画像デー
タを格納するとともに、受信され復号化された後のビッ
トマップの画像データを格納する。また、SRAM9は
符号化された画像データを格納する画像メモリであり、
その動作はCPU1内のDMAC20によって制御され
る。ここで、画像データの送信時は、送信すべき符号化
された画像データがSRAM9からファックスモデム1
0内のモデムバッファメモリ10aにDMA転送されて
相手方のファクシミリ装置に対して送信される一方、画
像データの受信時は、受信された符号化された画像デー
タがファックスモデム10内のモデムバッファメモリ1
0aからSRAM9にDMA転送される。
【0013】ファックスモデム10は、公衆電話回線L
に接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモ
デムの機能を有するモデムであり、FSK信号として受
信される発信電話番号情報のデータを復調してCPU1
に出力する。NCU(ネットワーク制御回路:Network
Control Unit)11はアナログの公衆電話回線Lの直流
ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤ
ル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じて
ファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。こ
こで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけ
るID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を
行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービス
における1次応答信号及び2次応答信号を発信すること
ができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプ
タ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Un
it)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線
(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよ
い。
【0014】以上のように構成された本実施形態のファ
クシミリ装置100は、通常のG3方式等のファクシミ
リ通信機能を有している。ファクシミリ通信機能におい
て、スキャナ2により読み取られたビットマップの画像
データは一旦DRAM8に格納された後、ファクシミリ
通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符
号化方式に従ってソフトウェアにより符号化されてSR
AM9に格納され、次いで、当該画像データがSRAM
9からファックスモデム10内のモデムバッファメモリ
10aにDMA転送されて相手方のファクシミリ装置に
対して送信される。一方、逆に相手先のファクシミリ装
置から受信した符号化データは、ファックスモデム10
内のモデムバッファメモリ10aからSRAM9にDM
A転送された後、ソフトウェアによりビットマップの画
像データに復号化されて一旦DRAM8に格納され、次
いで、画像記録部3からハードコピーとして記録紙にプ
リントされて出力される。
【0015】なお、タイマー回路12は、本実施形態に
係る画像データ受信処理で用いるものであり、タイマー
回路12にタイマー値が設定された後、タイマー回路1
2はこれ以降タイマー値である計時値をデクリメント
し、上記設定されたタイマー値だけ経過したときに、当
該タイマー回路12はタイムアップする。また、ファッ
クスモデム10内のモデムバッファメモリ10aは例え
ば256バイトの記憶容量を有するFIFOメモリであ
る。RAM7内のタイマー値テーブル7aの一例を次の
表に示す。
【0016】
【表1】 タイマー値テーブル7aの一例 ―――――――――――――――――――― 通信速度 設定タイマー値 ―――――――――――――――――――― 14400bps 142ミリ秒 12000bps 171ミリ秒 9600bps 213ミリ秒 7200bps 284ミリ秒 4800bps 427ミリ秒 2400bps 853ミリ秒 ―――――――――――――――――――――
【0017】この実施形態におけるファクシミリ通信で
は、フレームサイズは256バイト又は64バイトであ
り、8バイト以上マージンをとる必要があるために、表
1のように設定している。
【0018】図2は、図1のCPU1によって実行され
る画像データ受信処理を示すフローチャートである。図
2において、まず、ステップS1においてモデムバッフ
ァメモリ10aのライトポインタを所定の初期値に初期
化し、ステップS2において、通信速度に基づいてタイ
マー値テーブル7aを参照してタイマー値を決定してそ
れをタイマー回路12に設定する。タイマー回路12は
これ以降タイマー値である計時値をデクリメントする。
【0019】そして、ステップS3において256バイ
トの画像データを受信したか否かが判断され、YESの
ときはステップS6に進む一方、NOのときはステップ
S4に進む。ステップS4では、上記タイマー回路12
がタイムアップしたか否かが判断され、NOのときはス
テップS3に戻る一方、YESのときはステップS5に
進む。ステップS5では、モデムバッファメモリ10a
において256バイトに満たない部分に0xFF(16
進数表示のFF)のデータを充填して埋め、ステップS
6においてモデムバッファメモリ10aのライトポイン
タを更新する。そして、ステップS7において画像デー
タのデコード処理を実行する。このデコード処理では、
SRAM9に格納された符号化画像データを、復号化し
てDRAM8に展開する。さらに、ステップS8では、
RTC信号(制御復帰信号)を受信したか否かが判断さ
れ、YESのときはステップS12に進み、回線開放し
て当該画像データ受信処理を終了する。一方、ステップ
S8でNOのときはステップS9に進み、デコード処理
時にエラーが発生したか否かが判断され、YESのとき
はステップS10に進む一方、NOのときはステップS
2に戻る。エラーが発生したときは(ステップS9でY
ES)、ステップS10でエラーラインを所定の公知の
方法により加算し、ステップS11でエラーラインでキ
ャリアが断であるか否かが判断される。YESのときは
ステップS12に進む一方、NOのときはステップS2
に戻る。ステップS12では回線開放して当該画像デー
タ受信処理を終了する。
【0020】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、CPU1は、ファックスモデム10により受信され
たデータがファックスモデム10内のモデムバッファメ
モリ10aに格納されて満杯となったとき、CPU1内
のDMAC20により上記格納されたデータを画像デー
タの復号処理用メモリであるSRAM9にDMA転送
し、受信データが、タイマー値テーブル7aで示される
所定の期間モデムバッファメモリ10aに書込まれない
とき、強制的にダミーデータをモデムバッファメモリ1
0aに満杯となるように書き込むように制御する。従っ
て、ファックスモデム10がデータを書き込まない場合
でも、例えば回線切断などの次の処理に移行でき、エラ
ー処理を確実に実行できる。
【0021】また、タイマー値テーブル7a内のタイマ
ー値は、ファックスモデム10の通信速度と、モデムバ
ッファメモリ10aの記憶容量から予め決定されてい
る。従って、最小の必要な時間でモデムバッファメモリ
10aに書き込まれないことを検出することができ、す
ぐにエラー処理を実行できる。
【0022】<変形例>以上の実施形態においては、フ
ァクシミリ装置100の例について述べているが、本発
明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網
などの公衆網に接続された、例えば電話機、データ通信
装置などを含む通信端末装置や、パーソナルコンピュー
タなどの制御装置に適用することができる。
【0023】以上の実施形態においては、CPU1は、
ファックスモデム10により受信されたデータがモデム
バッファメモリ10aに格納されて満杯となったとき、
DMAC20により上記格納されたデータを画像データ
の復号処理用メモリであるSRAM9にDMA転送し、
受信データが、タイマー値テーブル7aで示される所定
の期間モデムバッファメモリ10aに書込まれないと
き、強制的にダミーデータをモデムバッファメモリ10
aに満杯となるように書き込むように制御しているが、
本発明はこれに限らず、受信されたデータが受信バッフ
ァメモリに所定量だけ格納されたとき上記格納されたデ
ータを復号用メモリに転送し、受信データが所定の期間
上記受信バッファメモリに書込まれないとき、強制的に
ダミーデータを上記受信バッファメモリに書き込むよう
に制御してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る通信端
末装置によれば、モデムと、受信バッファメモリと、復
号用メモリと、受信されたデータが受信バッファメモリ
に所定量だけ格納されたとき上記格納されたデータを復
号用メモリに転送し、受信データが所定の期間上記受信
バッファメモリに書込まれないとき、強制的にダミーデ
ータを上記受信バッファメモリに書き込むように制御す
る制御手段を備える。従って、モデムがデータを書き込
まない場合でも、例えば回線切断などの次の処理に移行
でき、エラー処理を確実に実行できる。
【0025】また、本発明に係る通信端末装置によれ
ば、モデムと、受信バッファメモリと、DMA転送制御
手段と、復号用メモリと、受信されたデータが受信バッ
ファメモリに格納されて満杯となったとき上記DMA転
送制御手段により上記格納されたデータを復号用メモリ
にDMA転送し、受信データが所定の期間上記受信バッ
ファメモリに書込まれないとき、強制的にダミーデータ
を上記受信バッファメモリに満杯となるように書き込む
ように制御する主制御手段を備える。従って、モデムが
データを書き込まない場合でも、例えば回線切断などの
次の処理に移行でき、エラー処理を確実に実行できる。
【0026】さらに、上記通信端末装置において、上記
所定の期間は、好ましくは、上記モデムの通信速度と、
上記受信バッファメモリの記憶容量から決定される期間
である。従って、最小の時間でモデムバッファメモリ1
0aに書き込まれないことを検出することができ、すぐ
にエラー処理を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態であるファクシミリ
装置100の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のCPU1によって実行される画像デー
タ受信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、 6…ROM、 7…RAM、 7a…タイマー値テーブル、 8…DRAM、 9…SRAM、 10…ファックスモデム、 10a…モデムバッファメモリ、 11…NCU、 12…タイマー回路、 13…バス、 20…ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ
(DMAC)、 100…ファクシミリ装置、 L…公衆電話回線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モデムと、受信バッファメモリと、復号
    用メモリと、受信されたデータが受信バッファメモリに
    所定量だけ格納されたとき上記格納されたデータを復号
    用メモリに転送し、受信データが所定の期間上記受信バ
    ッファメモリに書込まれないとき、強制的にダミーデー
    タを上記受信バッファメモリに書き込むように制御する
    制御手段を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 モデムと、受信バッファメモリと、DM
    A転送制御手段と、復号用メモリと、受信されたデータ
    が受信バッファメモリに格納されて満杯となったとき上
    記DMA転送制御手段により上記格納されたデータを復
    号用メモリにDMA転送し、受信データが所定の期間上
    記受信バッファメモリに書込まれないとき、強制的にダ
    ミーデータを上記受信バッファメモリに満杯となるよう
    に書き込むように制御する主制御手段を備えたことを特
    徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 上記所定の期間は、上記モデムの通信速
    度と、上記受信バッファメモリの記憶容量から決定され
    る期間であることを特徴とする請求項1又は2記載の通
    信端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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