JP3601468B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばイメージスキャナー(以下、スキャナーという。)やディジタル複合装置の画像読取部などの、原稿画像を読み取って画像データに変換する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コピー、プリンタ及びスキャナー機能付きファクシミリ装置であるディジタル複合装置と、パーソナルコンピュータなどの複数のクライアント装置とがローカルエリアネットワーク(以下、LANという。)を介して接続してなるLANシステムが実用化されている。この従来技術のLANシステムにおいて、ディジタル複合装置内のスキャナーは、原稿画像を読み取り画像データに変換した後、各クライアント装置に対応する画像メモリ内のメモリボックスに格納し、各クライアント装置からの転送指示要求信号に応答して画像メモリ内のメモリボックスから画像データを読み出して対応するクライアント装置に対してLANを介して転送を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術のLANシステムにおいて、ディジタル複合装置内のスキャナーが、複数のクライアント装置から同時に転送指示要求信号を受信したとき、複数のクライアント装置に対応する複数の画像データの読み出しを時間的に平行して行う必要がある。そして、このLANシステムにおいて、ネットワークエラー処理としてタイムオーバーを検出するタイマーを設けているが、上述のように複数のクライアント装置に対して画像データを平行して転送する並行処理時にはクライアント装置毎には読み出し時間が多大にかかるので、当該タイマーがタイムオーバとなり、あたかもネットワークエラーが発生したとみなされる場合があるという問題点があった。
【0004】
本発明の目的は以上の問題点を解決し、複数の外部端末装置に対して画像データを平行して転送する並行処理時において、適切にタイムオーバーを計時でき、誤ったネットワークエラーの発生を防止できる画像読取装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像読取装置は、原稿画像を読み取って画像データに変換して出力する画像読取手段と、複数の外部端末装置と接続され上記各外部端末装置と通信を行う外部接続手段と、画像データを格納する記憶手段と、上記画像読取手段からの画像データを上記記憶手段に格納し、上記各外部端末装置からの画像データの転送指示信号に応答して、上記格納された画像データを対応する外部端末装置に転送する制御手段とを備えた画像読取装置であって、
上記制御手段は、エラー発生を検出する同時転送タイマーに、上記各外部端末装置が画像データの転送を指示していて現在有効な転送指示信号の数に対応したタイムオーバー値を設定し、上記画像データの転送開始時に上記同時転送タイマーの計時を開始させるように制御し、
上記制御手段は、上記各外部端末装置毎に、初めての転送要求信号に応答して画像データを転送する時点からの転送時間を計時する転送計時タイマーを有し、2番目以降の転送要求信号に応答して上記同時転送タイマーの設定時間値から上記転送計時タイマーの計時値を減算した値を上記同時転送タイマーに設定するとともに、当該2番目以降の転送要求信号に応答して上記転送計時タイマーの計時を開始させることを特徴とする。
【0006】
また、上記画像読取装置において、上記制御手段は、好ましくは、所定の基準タイムオーバー検出時間に、上記転送指示信号の数を乗算した乗算結果値を、上記タイムオーバー値に設定することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0009】
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る第1の実施形態である、コピー、プリンタ及びスキャナー機能付きのファクシミリ装置であるディジタル複合装置20を備えたLANシステムの構成を示すブロック図である。
【0010】
この実施形態に係るLANシステムは、複数N台のクライアントパーソナルコンピュータ(以下、クライアントPCという。)30−1乃至30−N(以下、総称して符号30を付す。)と、公衆電話回線Lを介して公衆電話網80に接続されたディジタル複合装置20と、インターネット90に接続されたルータ装置60とがLAN70を介して接続されて構成されてなる。各クライアントPC30からルータ装置60やメールサーバ装置(図示せず。)を介してインターネット90に接続することにより、ホームページの閲覧や電子メールの送受信を行うことができ、また、各クライアントPC30は、ディジタル複合装置20に対してアクセスすることにより、当該装置20が有するコピー、プリンタ、スキャナー及びファクシミリの各機能を共通に利用することができるように構成されている。
【0011】
この実施形態に係るディジタル複合装置20において、各クライアントPC30毎に、画像メモリ8のメモリボックス領域8a内の対応するメモリボックスMB(n)を備え、主制御部1は、画像読取部2からの画像データをメモリボックス領域8a内のメモリボックスMB(n)に格納し、各クライアントPC30からの画像データの転送指示信号に応答して(図4のステップS3でYES)、上記格納された画像データを対応するクライアントPC30に転送し、ここで、主制御部1は、エラー発生を検出する同時転送タイマーTstに、各クライアントPC30が画像データの転送を指示していて現在有効な転送指示信号の数に対応したタイムオーバー値を設定し(ステップS8)、上記画像データの転送開始時に上記同時転送タイマーTstの計時を開始させる(ステップS9)ように制御することを特徴としている。ここで、主制御部1は、所定の基準タイムオーバー検出時間に、好ましくは。上記転送指示信号の数を乗算した乗算結果値を、上記タイムオーバー値に設定する(ステップS5及びS8)。
【0012】
図2は、図1のクライアントPC30の構成を示すブロック図である。
【0013】
図2において、クライアントPC30は、公知のパーソナルコンピュータである外部端末装置であって、画像データや文字データの生成や記録、格納などの処理を実行する。本実施形態においては、クライアントPC30は、一例として、スキャナーにより走査された画像データを受信する外部端末装置として用いられる。主制御部101は具体的にはCPUで構成されており、バス113を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。このクライアントPC30において、画像読取部及び画像記録部(図示せず。)はオプションで設けられる。表示部104は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該クライアントPC30の動作状態を表示したり、送信すべき原稿の画像データ、及び受信した画像データの表示を行う。操作部105は、例えばキーボードであり、文字データや指示コマンドを入力するためのものである。
【0014】
ROM106は、当該クライアントPC30の動作に必要であって主制御部101によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。また、RAM107は、SRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、主制御部101のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。さらに、ハードディスクドライブ108は、記録媒体を内蔵する記憶装置であり、実行するアプリケーションプログラムや画像メモリを格納する。
【0015】
以上のように構成されたクライアントPC30において、クライアントPC30の主制御部101は、画像読取部2により走査されて変換された後メモリボックス領域8a内の対応するメモリボックスに格納された画像データを自身の装置内に転送するとき、対応するメモリボックスを指示する指示データを含む転送指示要求信号をLANインターフェース112及びLAN70を介してディジタル複合装置20内の主制御部1に対して送信し、これに応答して、ディジタル複合装置20からLAN70を介して送信されてくる画像データを受信してハードディスクドライブ9に格納する。
【0016】
図3は、図1のディジタル複合装置20の構成を示すブロック図である。
【0017】
図3において、ディジタル複合装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能に加えて、コピー、プリンタ、及びスキャナーの各機能を備えている。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナーで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドット画像データを出力する。画像記録部3は例えば電子写真方式等のプリンタ装置であり、画像読取部2により走査されて変換された画像データや他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信した画像データをハードコピーとしてプリントアウトして記録したり、文字データを記録する。
【0018】
表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該ディジタル複合装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿の画像データ、及び受信した画像データの表示を行う。操作部5は、当該ディジタル複合装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0019】
ROM6は、当該ディジタル複合装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納し、本実施形態では、少なくとも図4の「走査された画像データの読み出し転送処理」のプログラムを含む。RAM7は、SRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。なお、RAM7としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。
【0020】
画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべき画像データ又は受信した画像データ、もしくは走査されて変換された画像データを記憶する。ここで、画像メモリ8は、複数のクライアントPC30に対応した複数のメモリボックスに区分されたメモリボックス領域8aを備える。各クライアントPC30は対応するメモリボックスに、ファクシミリ機能により送受信される画像データ、もしくは、スキャナー機能又はコピー機能により走査されて変換された画像データ、プリンタ機能を用いるときの画像データを転送して一時的に格納し、当該メモリボックスから読み出すときは、転送指示要求信号を送信することにより対応するメモリボックスから読み出して転送させる。さらに、ハードディスクドライブ9は、記録媒体を内蔵する記憶装置であり、種々のデータやプログラムを格納する。
【0021】
ファックスモデム10は、公衆電話回線Lに接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムである。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0022】
さらに、LANインターフェース12は、LAN70に接続され、LAN70からの信号やデータを受信する一方、LAN70に対して信号やデータを送信して信号変換やプロトコル変換などのLAN通信に係るインターフェース処理を実行する。
【0023】
以上のように構成されたディジタル複合装置20のファクシミリ通信機能において、各クライアントPC30−1乃至30−Nから転送されたドット画像データ、又は画像読取部2により読み取られたドット画像データはファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データもソフトウェアにより画像データに復号化された後、画像メモリ8に格納され、必要に応じて画像記録部3でプリントされる。
【0024】
本実施形態においては、各クライアントPC30専用で各クライアントPC30に対応したメモリボックスMB(n)が画像メモリ8において設けられ、画像読取部2を用いて読み取って変換された画像データをメモリボックスMB(n)に格納し、次いで、各クライアントPC30からの転送指示信号に応答して、ディジタル複合装置20の主制御部1は、以下の通りエラー処理を行う。複数のクライアントPC30から上記複数のメモリボックスMB(1)乃至MB(N)から時間的に同時に画像データを取り出す場合に、LAN70などのネットワーク等の障害で画像データを取り出せない場合が発生するが、障害が発生したかを各メモリボックスMB(1)乃至MB(N)毎に(すなわち、クライアントPC30毎に)1つの転送指示信号毎に共通の同時転送タイマーTstをセットし、セットした同時転送タイマーTstがタームオーバーした場合は、エラーが発生したと判断する。各メモリボックスMB(n)毎に各転送指示信号でセットする同時転送タイマーTstは、その設定値を可変的にセットする。ここで、メモリボックスMB(n)からのデータ取り出しを同時に実行している数、すなわちクライアントPC30が画像データの転送を指示していて現在有効な転送指示信号の数をSTCとし、各メモリボックスMB(n)の各転送指示信号間の基準エラー監視時間をT0に設定し、同時転送タイマーTstのタイムオーバー時間をSTC×T0に設定することを特徴としている。
【0025】
図4は、図3の主制御部1によって実行される、第1の実施形態に係る走査された画像データの読み出し転送処理を示すフローチャートである。
【0026】
図4において、まず、ステップS1で同時転送カウントSTCを0にリセットし、ステップS2でメモリボックスMB(n)のパラメータnを1にセットする。次いで、ステップS3においてメモリボックスMB(n)に対する転送指示信号を受信したか否かが判断され、YESのときはステップS4に進む一方、NOのときはステップS12に進む。そして、ステップS4においてそれはメモリボックスMB(n)に対する初めての転送指示信号であるか否かが判断され、YESのときはステップS5に進む一方、NOのときはステップS6に進む。ステップS5では、同時転送カウントSTCを1だけインクリメントし、ステップS6においてメモリボックスMB(n)から転送すべき画像データがあるか否かが判断され、YESのときはステップS7に進む一方、NOのときはステップS10に進む。また、ステップS7において同時転送タイマーTstがタイムオーバーしたか否かが判断され、YESのときはステップS10に進む一方、NOのときはステップS8に進む。
【0027】
ステップS8において同時転送タイマーTstにSTC×T0をセットして計時を開始し、ステップS9においてメモリボックスMB(n)から画像データを読み出してクライアントPC30−nに転送を開始してステップS12に進む。
【0028】
一方、ステップS10では、エラーが発生したと判断してエラー発生を表示部4に表示し、同時転送タイマーTstに(STC−1)×T0をセットして計時を開始し、ステップS11において同時転送カウントSTCを1だけデクリメントしてステップS12に進む。
【0029】
ステップS12においてn≧Nであるか否かが判断され、NOのときはステップS13に進む一方、YESのときはステップS14に進む。ステップS13では、別のメモリボックスMB(n)について処理を行うためにパラメータnを1だけインクリメントしてステップS3に戻る。一方、ステップS14ではパラメータnを1にリセットした後、ステップS3に戻る。
【0030】
以上説明したように、本実施形態によれば、ディジタル複合装置20において、各クライアントPC30毎に、画像メモリ8のメモリボックス領域8a内の対応するメモリボックスMB(n)を備え、主制御部1は、画像読取部2からの画像データをメモリボックス領域8a内のメモリボックスMB(n)に格納し、各クライアントPC30からの画像データの転送指示信号に応答して(図4のステップS3でYES)、上記格納された画像データを対応するクライアントPC30に転送し、ここで、主制御部1は、エラー発生を検出する同時転送タイマーTstに、各クライアントPC30が画像データの転送を指示していて現在有効な転送指示信号の数に対応したタイムオーバー値を設定し(ステップS8)、上記画像データの転送開始時に上記同時転送タイマーTstの計時を開始させる(ステップS9)ように制御する。従って、例えばクライアントPC30などの複数の外部端末装置に対して画像データを平行して転送する並行処理時において、適切にタイムオーバーを計時でき、誤ったネットワークエラーの発生を防止できる。
【0031】
また、主制御部1は、所定の基準タイムオーバー検出時間に、好ましくは。上記転送指示信号の数を乗算した乗算結果値を、上記タイムオーバー値に設定する(ステップS5及びS8)。従って、並行して処理すべき数である転送指示信号の数に応じて上記タイムオーバー値を変化させるので、本来のネットワークエラー発生時に適切な検出ができかつ同時に画像データを発生するときに、誤ったネットワークエラーを発生することを防止できる。
【0032】
<第2の実施形態>
図5は、図3の主制御部1によって実行される、第2の実施形態に係る走査された画像データの読み出し転送処理を示すフローチャートであり、図6は、図5のサブルーチンであるタイマー設定処理(ステップS15)を示すフローチャートである。
【0033】
この第2の実施形態においては、ディジタル複合装置20の主制御部1は、各クライアントPC30毎に、初めての転送要求信号に応答して画像データを送信を転送する時点からの転送時間を計時する(図6のステップS22)転送計時タイマーTtrを有し、2番目以降の転送要求信号に応答して同時転送タイマーTstの設定時間値から転送計時タイマーTtrの計時値を減算した値を上記同時転送タイマーTstに設定する(ステップS25)とともに、当該2番目以降の転送要求信号に応答して上記転送計時タイマーTtrの計時を開始させる(ステップS26)ことを特徴としている。この第2の実施形態に係る図5及び図6の読み出し転送処理は、第1の実施形態に係る図4の当該処理に比較して、図4のステップS8及びS9を、その詳細が図6に図示されたステップS15に置き換えたことを特徴としている。以下、この相違点について説明する。
【0034】
図6のタイマー設定処理において、まず、ステップS21でメモリボックスMB(n)に対して初めての転送要求信号か否かが判断され、YESのときはステップS22に進む一方、NOのときはステップS25に進む。ステップS22において転送計時タイマーTtr(n)を0にリセットして計時を開始し、ステップS23において同時転送タイマーTstにTst+Toを再セットして計時を開始し、ステップS24においてメモリボックスMB(n)から画像データを読み出してクライアントPC30−nに転送して元のメインルーチンに戻る。一方、ステップS25において同時転送タイマーTstにTst−Ttr(n)をセットして計時を開始し、ステップS26において転送計時タイマーTtr(n)を0にリセットして計時を開始し、ステップS27においてメモリボックスMB(n)から画像データを読み出してクライアントPC30−nに転送して元のメインルーチンに戻る。
【0035】
以上説明したように、本実施形態によれば、ディジタル複合装置20の主制御部1は、各クライアントPC30毎に、初めての転送要求信号に応答して画像データを送信を転送する時点からの転送時間を計時する(図6のステップS22)転送計時タイマーTtrを有し、2番目以降の転送要求信号に応答して同時転送タイマーTstの設定時間値から転送計時タイマーTtrの計時値を減算した値を上記同時転送タイマーTstに設定する(ステップS25)とともに、当該2番目以降の転送要求信号に応答して上記転送計時タイマーTtrの計時を開始させる(ステップS26)。従って、本実施形態によれば、従って、例えばクライアントPC30などの複数の外部端末装置に対して画像データを平行して転送する並行処理時において、より正確にタイムオーバーを計時でき、誤ったネットワークエラーの発生を防止できる。
【0036】
<変形例>
以上の実施形態においては、ディジタル複合装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、スキャナー機能を有する画像読取装置に広く適用することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明に係る画像読取装置によれば、原稿画像を読み取って画像データに変換して出力する画像読取手段と、複数の外部端末装置と接続され上記各外部端末装置と通信を行う外部接続手段と、画像データを格納する記憶手段と、上記画像読取手段からの画像データを上記記憶手段に格納し、上記各外部端末装置からの画像データの転送指示信号に応答して、上記格納された画像データを対応する外部端末装置に転送する制御手段とを備えた画像読取装置であって、上記制御手段は、エラー発生を検出する同時転送タイマーに、上記各外部端末装置が画像データの転送を指示していて現在有効な転送指示信号の数に対応したタイムオーバー値を設定し、上記画像データの転送開始時に上記同時転送タイマーの計時を開始させるように制御する。従って、複数の外部端末装置に対して画像データを平行して転送する並行処理時において、適切にタイムオーバーを計時でき、誤ったネットワークエラーの発生を防止できる。
さらに、上記制御手段は、上記各外部端末装置毎に、初めての転送要求信号に応答して画像データを送信を転送する時点からの転送時間を計時する転送計時タイマーを有し、2番目以降の転送要求信号に応答して上記同時転送タイマーの設定時間値から上記転送計時タイマーの計時値を減算した値を上記同時転送タイマーに設定するとともに、当該2番目以降の転送要求信号に応答して上記転送計時タイマーの計時を開始させる。従って、例えばクライアントPC30などの複数の外部端末装置に対して画像データを平行して転送する並行処理時において、より正確にタイムオーバーを計時でき、誤ったネットワークエラーの発生を防止できる。
【0038】
また、上記画像読取装置において、上記制御手段は、好ましくは、所定の基準タイムオーバー検出時間に、上記転送指示信号の数を乗算した乗算結果値を、上記タイムオーバー値に設定する。従って、並行して処理すべき数である転送指示信号の数に応じて上記タイムオーバー値を変化させるので、本来のネットワークエラー発生時に適切な検出ができかつ同時に画像データを発生するときに、誤ったネットワークエラーを発生することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態である、コピー、プリンタ及びスキャナー機能付きのファクシミリ装置であるディジタル複合装置20を備えたLANシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のクライアントPC30の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のディジタル複合装置20の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の主制御部1によって実行される、第1の実施形態に係る走査された画像データの読み出し転送処理を示すフローチャートである。
【図5】図3の主制御部1によって実行される、第2の実施形態に係る走査された画像データの読み出し転送処理を示すフローチャートである。
【図6】図5のサブルーチンであるタイマー設定処理(ステップS15)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…主制御部、
2…画像読取部、
4…表示部、
5…操作部、
6…ROM、
7…RAM、
8…画像メモリ、
8a…メモリボックス領域、
9…ハードディスクドライブ、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
12…LANインターフェース、
13…バス、
20…ディジタル複合装置、
30,30−1乃至30−N…クライアントパーソナルコンピュータ(クライアントPC)、
70…ローカルエリアネットワーク(LAN)。
Claims (2)
- 原稿画像を読み取って画像データに変換して出力する画像読取手段と、複数の外部端末装置と接続され上記各外部端末装置と通信を行う外部接続手段と、画像データを格納する記憶手段と、上記画像読取手段からの画像データを上記記憶手段に格納し、上記各外部端末装置からの画像データの転送指示信号に応答して、上記格納された画像データを対応する外部端末装置に転送する制御手段とを備えた画像読取装置であって、
上記制御手段は、エラー発生を検出する同時転送タイマーに、上記各外部端末装置が画像データの転送を指示していて現在有効な転送指示信号の数に対応したタイムオーバー値を設定し、上記画像データの転送開始時に上記同時転送タイマーの計時を開始させるように制御し、
上記制御手段は、上記各外部端末装置毎に、初めての転送要求信号に応答して画像データを転送する時点からの転送時間を計時する転送計時タイマーを有し、2番目以降の転送要求信号に応答して上記同時転送タイマーの設定時間値から上記転送計時タイマーの計時値を減算した値を上記同時転送タイマーに設定するとともに、当該2番目以降の転送要求信号に応答して上記転送計時タイマーの計時を開始させることを特徴とする画像読取装置。 - 上記制御手段は、所定の基準タイムオーバー検出時間に、上記転送指示信号の数を乗算した乗算結果値を、上記タイムオーバー値に設定することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
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