JP3190554B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JP3190554B2
JP3190554B2 JP31035195A JP31035195A JP3190554B2 JP 3190554 B2 JP3190554 B2 JP 3190554B2 JP 31035195 A JP31035195 A JP 31035195A JP 31035195 A JP31035195 A JP 31035195A JP 3190554 B2 JP3190554 B2 JP 3190554B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
capacity
data storage
control
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31035195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09153974A (ja
Inventor
光宏 中村
達彦 古田
克彰 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP31035195A priority Critical patent/JP3190554B2/ja
Publication of JPH09153974A publication Critical patent/JPH09153974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3190554B2 publication Critical patent/JP3190554B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の外部情報処理装置と接続されてファクシミリ
モデムとして動作させることが可能で、前記外部情報処
理装置から送信されてきたデータを自機で出力すること
ができるファクシミリ装置に係り、特に外部情報処理装
置から大量のデータが一時に送信されて来たときのデー
タ出力処理の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータにより作成され
た文書や図面等の原稿を直接ファクシミリ送信したり、
電話回線を介してファクシミリ送信されてくる画像を受
信したりする機能は、PC−FAXと通称されている。
このPC−FAX機能はRS−232Cのようなデータ
通信用ポートを有するファクシミリ装置にパーソナルコ
ンピュータを接続することにより実現することができ、
この場合、ファクシミリ装置はファクシミリモデムとし
て機能する。
【0003】なお、上述のRS−232Cは、シリアル
2進データ転送に関するデータ端末装置と、データ通信
装置との間の接続条件を電気的特性、機械的特性、機能
について規定した国際的な標準規約のことを指してい
る。
【0004】また、PC−FAXモードでは、前述のパ
ーソナルコンピュータからファクシミリ装置を通じて送
信する機能や、ファクシミリ装置を通じてパーソナルコ
ンピュータで受信する機能だけでなく、パーソナルコン
ピュータからのデータを電話回線で結ばれた別のファク
シミリ装置に対して送信するのではなく、自機で出力す
ることができる機能、すなわちファクシミリ装置をパー
ソナルコンピュータのプリンタとして使用するプリント
アウト機能、さらにはファクシミリ装置をパーソナルコ
ンピュータに画像入力するスキャナとして使用するスキ
ャナ機能等の諸種の拡張機能を実行することができる。
【0005】このようにPC−FAX機能を持たせるよ
うにすれば、本来パーソナルコンピュータ側で準備する
必要があったプリンタやスキャナを、ファクシミリ装置
の記録部や原稿読み取り部に共用させることができるの
で、高価な装置を別に準備しなくてもよく、無駄が省か
れるという点で極めて有利である。
【0006】ところで、ファクシミリ装置に内蔵のマイ
クロコンピュータシステムには、従来よりメモリとし
て、バッファ、ページメモリ及びビットマップメモリが
備えられている。そして、パーソナルコンピュータのデ
ータ出力時においては、パーソナルコンピュータから送
信されたデータは、まずバッファに蓄積し、そのデータ
をページメモリにコピーした後、ページメモリのデータ
をビットマップメモリに展開して、記録印字を行ってい
る。
【0007】従来では、バッファの容量が予め設定され
た容量よりも少なくなったときにのみ、パーソナルコン
ピュータからのデータが送られてこないようにフロー制
御が行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
パーソナルコンピュータからのデータは、バッファから
ページメモリに転送され、蓄積されたデータをビットマ
ップメモリに展開して記録印字しているが、従来、バッ
ファからページメモリへの転送に関して該ページメモリ
の容量は考慮されていなかった。
【0009】このため、大量のデータがパーソナルコン
ピュータから送信されるような場合、印字終了後にビッ
トマップメモリが解放されるまで、バッファからページ
メモリへはデータが絶えず送信されることになるため、
ページメモリのデータは、ビットマップメモリが解放さ
れるまで減ることがない。
【0010】このため従来では、パーソナルコンピュー
タからの大量のデータ送信があったときは、ページメモ
リがオーバーフローすることがあるが、ページメモリが
オーバーフローして、バッファの残り容量が予め決めら
れた容量よりも少なくなると、フロー制御が行われるこ
とになる。
【0011】この状態は、ビットマップメモリが解放さ
れた後も、ページメモリが空くとバッファからデータが
転送されるため、その後、フロー制御の繰り返しとな
り、断続的にページメモリのオーバーフローが発生する
こととなり、最悪の場合、ビットマップが解放されるま
でにかかる時間によっては、パーソナルコンピュータ側
がモデム、すなわちファクシミリ装置側に異常が発生し
たと判断して、データ送信を停止してしまう。
【0012】また、このような事態になると、ページメ
モリがオーバーフローしてからバッファにデータが蓄積
されてフロー制御が開始されるまでに、バッファから更
にデータがページメモリに転送されるため、この転送さ
れたデータによって、ページメモリ内のデータの一部が
失われてしまうという不具合が生じることがある。
【0013】以上、要するに従来構成では、ファクシミ
リ装置のメモリに対して一度、フロー制御が行われる
と、ページメモリのオーバーフロー、及びフロー制御の
必要が断続的に繰り返し発生し、最悪の場合は異常終了
してしまうという問題点があった。
【0014】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ファクシミリ装置本体を外部情報処
理装置のモデムとして機能させたときにおいて、外部情
報処理装置からメモリ容量を超える大量のデータが送信
されてきた場合に、ページメモリのデータが失われると
いったメモリが不安定な状態となるのを確実に解消し得
るファクシミリ装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体に外
部情報処理装置と接続してファクシミリモデムとして機
能し、且つ、前記外部情報処理装置とデータを送受信す
る際にフロー制御を行うことが可能なファクシミリ装置
において、上記目的を達成するために次のように構成し
ている。
【0016】すなわち、前記外部情報処理装置からのデ
ータを受信蓄積する第1のデータ蓄積手段と、第1のデ
ータ蓄積手段からのデータを受信蓄積する第2のデータ
蓄積手段と、前記第2のデータ蓄積手段の残り容量が予
め決められた容量A以下になったとき前記第1のデータ
蓄積手段からのデータ受信を停止する第1の制御手段
と、前記第1のデータ蓄積手段の残り容量が予め決めら
れた容量B以下になったとき前記外部情報処理装置から
のデータ受信を停止する第2の制御手段とを具備するも
のとし、これによって第2のデータ蓄積手段のメモリ容
量が少なくても、該第2のデータ蓄積手段をオーバーフ
ローさせることなく外部情報処理装置からのデータを受
信できるようにしている。なお、容量Aは容量Bよりも
大きく設定されている。
【0017】上記構成においては、第2の蓄積手段の残
り容量が予め決められた容量Cまで回復した時点で、第
1の制御手段による制御を解除し、第1のデータ蓄積手
段からのデータ受信蓄積動作を再開する機能を持たせる
ことにより、第2のデータ蓄積手段が回復した時点でフ
ロー制御によるデータ送信禁止を解除することにより、
従来方式のようにその後の頻繁なフロー制御を必要とし
なくなる。この構成では、第1のデータ蓄積手段からの
データ受信蓄積動作を再開すると同時に、外部情報処理
装置からのデータの受信蓄積動作をも再開する機能を付
加することができる。なお、前記容量Cは容量Aよりも
大きく設定されている。
【0018】また、上記構成では、第1の制御手段によ
る制御を行った後、第2の制御手段による制御を行うよ
うに構成すると、第1のデータ蓄積手段から第2のデー
タ蓄積手段へ流し込むデータを停止させることができる
ため、第2のデータ蓄積手段がオーバーフローすること
無く、データ処理を行うことができる。そして、簡単な
構成で、ページメモリのデータ容量を基準としたフロー
制御を行うことが可能となる。
【0019】さらに、本発明では、外部情報処理装置に
対して装置本体に異常が発生したことを通知する通知手
段を設けたものとし、第1の制御手段による制御を行っ
た後、予め設定された時間内に、第2のデータ蓄積手段
の残り容量が予め決められた容量Cまで回復しなかった
場合、前記通知手段によって異常の発生を前記外部情報
処理装置に通知し、該外部情報処理装置からのデータ送
信を中止させるような機能を設けることができる。
【0020】このような構成とすることにより、第2の
データ蓄積手段内のデータの処理が何らかの理由で停止
し、該第2のデータ蓄積手段が一定の時間経過した後
も、データ受信可能な容量まで回復することがない場
合、ファクシミリ装置にエラーが発生したことを告げる
メッセージを外部情報処理装置上に出させるような操
作、例えば「ERROR」の応答コードを返す等の操作
を行うことにより、ユーザーに機器の異常を知らせるこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に
おけるファクシミリ装置のシステム構成の一例を示して
いる。この図に示すように、このシステムではファクシ
ミリ装置FAX1は中継局に設置された回線交換器Sを
介して配線された公衆電話回線Lによって別のファクシ
ミリ装置等の遠隔端末機器Rと接続されているととも
に、外部情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ
PCとデータ通信用ケーブルとしてのRS−232Cケ
ーブルCを介して接続されている。
【0022】図2はファクシミリ装置FAX1の全体構
成を示している。この図において、1はマイクロコンピ
ュータシステムからなる制御部であり、画像データを所
定の符号化方式で符号化したりファクシミリ装置通信に
必要な制御信号の作成等を行う送信機能、受信された符
号の画像データへの復号化や所定の受信制御手順を実行
する受信機能、PC−FAX機能、その他、装置本体全
体の制御を司る。
【0023】この制御部1には画像処理部2からの画像
データが与えられている。画像処理部2は送信すべき原
稿を光学的に読み取る読み取り部3の出力信号に対して
ハーフトーン処理や、その他の所定の画像処理を施して
画像データを作成する。4はスタートキー等の各種操作
キーを備えた操作部であって、液晶表示素子(LCD)等
により構成され、種々のモード表示や、相手先電話番号
や現在時刻表示等を行う表示部を含んでいる。
【0024】5はNCU(網制御装置)であって、遠隔端
末機器Rの画像信号を受信する受信部(送信部としても
機能する)を構成しており、制御部1はこのNCU5を
介して公衆電話回線Lに接続されている。6は受信画像
等を記録用紙に記録する記録部、7は記憶部、8はRS
−232Cポートであって、パーソナルコンピュータP
Cと制御部1及び記憶部7間のデータ通信のためのイン
ターフェース部として機能する。
【0025】図3は制御部1と他の構成部分との接続状
態を示している。この図に示すように、記憶部7は、R
AM9及びROM10からなり、制御部1のCPU11
は、読み取り部3、操作部4、NCU5、記録部6、R
AM9、ROM10、RS−232Cポート8の各構成
部分とデータバス12を通して接続されている。
【0026】RAM9はメモリとして機能するもので、
別電源である電池(図示せず)によってバックアップさ
れており、図4に示す第1のデータ蓄積手段としてのバ
ッファ13、第2のデータ蓄積手段としてのページメモ
リ14及びビットマップメモリ15により構成されてい
る。バッファ13は、パーソナルコンピュータPCから
のデータを受信し、蓄積する。また、ページメモリ14
は、バッファ13からのデータを受信し、蓄積する。ビ
ットマップメモリ15は、ページメモリ14からのデー
タを展開する。ROM10は全体制御のための各種パラ
メータを記憶しているとともに、ATコマンドの制御プ
ログラム、その他必要なソフトを記憶している。
【0027】上記構成のファクシミリ装置FAX1は、
通常動作モードでは操作部4のキーを操作して発呼指
令、電話番号及び送信情報を制御部1に与えると、該制
御部1と、画像処理部2、NCU5の間で通信が行わ
れ、公衆電話回線Lを介して送信先に発呼し、回線接続
後に画像データ等の送信情報を公衆電話回線Lに送出す
る。また、受信したときは、制御部1は着呼に応答し
て、該制御部1と記録部6、操作部4及びNCU5との
間で通信が行われ、所定の受信制御手順を実行する。
【0028】ここで通常動作モードとは、ファクシミリ
装置FAX1とパーソナルコンピュータPCとの間でデ
ータの授受が行われない動作モード、いわゆるファクシ
ミリモードであって、ファクシミリ装置FAX1単独で
の通常の送・受信機能やコピー機能を使用する場合に設
定される。
【0029】RS−232Cポート8は、内部レジスタ
を備えた機能拡張ボード(図示せず)を接続することに
より、この機能拡張ボードからRC−232Cケーブル
Cを介してパーソナルコンピュータPCを接続して、フ
ァクシミリ装置FAX1をファクシミリモデムとして使
用することが可能となる。
【0030】この場合、機能拡張ボードを装着すること
により、操作部4上の複数のキーのうちの一つが特定さ
れてファクシミリモデム機能移行用に割り当てられる。
また、制御部1は、その特定キーの機能をRAM9に登
録する。そして、このような構成により、パーソナルコ
ンピュータPCから、いわゆるATコマンドによってフ
ァクシミリ装置FAX1を制御することができ、ファク
シミリ装置FAX1の動作モードが通常動作モードから
PC−FAXモードに自動的に変更される。このPC−
FAXモードにおいては、ファクシミリ装置FAX1を
通してファクシミリ送受信を行うことができるほか、フ
ァクシミリ装置FAX1をパーソナルコンピュータPC
のプリンタやスキャナとして使用することができる。
【0031】また、PC−FAXモードにおいて、ファ
クシミリ装置FAX1自体からパーソナルコンピュータ
PCのデータを出力するときは、通常動作モードのファ
クシミリ通信手順をシミュレートしてパーソナルコンピ
ュータPCで作成されたデータを用紙上に印刷する。
【0032】このシミュレートの手順は図5に示すよう
に、ステップ#1でパーソナルコンピュータPCからA
TコマンドであるATD0000が送出される。このコ
マンド中のDはダイアルを示し、0000はプリンタ機
能を実行するときの特定のダイアル番号である。
【0033】これに応答する形で、ファクシミリ装置F
AX1からはステップ#2で通常のG3ファクシミリ装
置手順をシミュレートして、CSI(Called Subscriber
Identification)信号及びDIS(Digital Identificat
ion Signal)信号をパーソナルコンピュータPCに返送
する。ここで、CSI信号は非標準通信において被呼端
末の電話番号を示す被呼端末識別信号である。また、D
IS信号は被呼端末のもつ受信能力を送信側に知らせる
ためのディジタル識別信号であって、例えば被呼端末が
受信可能な記録サイズや通信速度等のCCITT標準の
受信機能を有することを示している。
【0034】ステップ#3ではDIS信号に応答してパ
ーソナルコンピュータPC側からはDCS(Digital Com
mand Signal)信号及びTCF(Training Check)信号が送
られる。DCS信号はディジタル命令信号であって、D
IS信号で表示される標準機能の中から設定される機能
を示す信号である。TCF信号はトレーニングを確かめ
るための1.5秒間±10%のオール“0"のチェック信
号であって、正しくデータを送ることができるか、否か
をチェックする。
【0035】ファクシミリ装置FAX1のトレーニング
チェックが済むと、該ファクシミリ装置FAX1はステ
ップ#4で、CFR(Confirmation to Receive) 信号ま
たはFTT(Failure to Train)信号を返送する。CFR
信号は、画像の送信を開始してよいことを確認する受信
準備確認信号であって、メッセージを送る前の手順が完
了し、メッセージ送出を開始してよいことを示す応答信
号である。また、FTT信号は、G3トレーニング信号
を拒絶し、再トレーニングを要求する応答信号である。
【0036】パーソナルコンピュータPC側では受信不
可能を示すFTT信号を受信すると、送信速度を落と
し、再びトレーニングチェックを行う。また、受信可能
を示すCFR信号を受信すると、その速度での通信が可
能と判断できるので、ステップ#5でファクシミリメッ
セージとしての画像の送信が開始される。そして、画像
送信終了後にEOP(End of Procedures)信号を送る。
EOP信号は手順終了信号であって、ファクシミリメッ
セージのページ終了と、他に送信ドキュメントのないこ
とを示している。
【0037】このEOP信号を受信すると、ファクシミ
リ装置FAX1はステップ#6で、MCF(Message Con
firmation)信号を返送する。MCF信号はメッセージ確
認信号であって、メッセージが完全に受信されたことを
示すEOP信号の肯定応答である。最後にステップ#7
でパーソナルコンピュータPCからDCN(Disconnect)
信号が送信され、通信が終了する。DCN信号は、電話
回線Lを切断することを相手に知らせるために送出する
切断命令信号であり、応答を必要としないものである。
【0038】次に、ファクシミリ装置FAX1自体から
パーソナルコンピュータPCのデータを出力するPC−
FAXモードを実行する際の制御部1のデータ制御につ
いて説明する。なお、図4はRAM9内部の構成と、デ
ータの流れをメモリ内のデータの流れとして示してい
る。
【0039】パーソナルコンピュータPCからのデータ
を自機で出力する場合、まず、RS−232Cポート8
から受信したパーソナルコンピュータPCのデータをバ
ッファ13に蓄積し、これをページメモリ14に転送す
る。さらに、これをビットマップメモリ15に展開し、
記録印字している。
【0040】ところで、パーソナルコンピュータPCか
らデータがメモリ容量を超えて大量に送られたとき、ビ
ットマップメモリ15への展開が間に合わなくなる。こ
のようなときは、ページメモリ14の残り容量が予め決
められた容量A以下になると、制御部1からの指令によ
ってバッファ13からページメモリ14へのデータ転送
を停止する。
【0041】そして、バッファ13のデータ蓄積量、つ
まり残り容量が予め決められた容量B値以下になった時
点で、フロー制御によりRS−232Cポート8を制御
し、パーソナルコンピュータPCに対してデータ送信停
止を要求する。ここで、ページメモリ14に設定された
容量Aは、バッファ13に設定された容量Bよりも大き
く設定されている。
【0042】また、パーソナルコンピュータPCからの
データが停止している間も、ページメモリ14のデータ
をビットマップメモリ15に展開し、ページメモリ14
の残り容量が予め決められた容量C以上に回復すると、
その時点で制御部1によるバッファ13の制御を解除
し、バッファ13からページメモリ14へのデータ転送
を開始し、ページメモリ14にデータ受信蓄積動作を再
開させる。
【0043】そして、ページメモリ14へのデータ転送
が再開されると、バッファ13の残り容量も増加するの
で、この時点で、パーソナルコンピュータPCに対する
データ送信停止の要求も解除され、パーソナルコンピュ
ータPCからのデータの受信蓄積動作が再開される。こ
こで、ページメモリ14の残り容量Cは前記ページメモ
リ14の設定容量Aよりも大きく設定されている。
【0044】このような本実施形態の制御方式による
と、簡単な構成で、ページメモリ14のデータ容量を基
準としたフロー制御を行うことができ、ページメモリ1
4の容量が少なくても、ページメモリ14をオーバーフ
ローさせることなくパーソナルコンピュータPCからの
データを受信することができる。また、ページメモリ1
4が回復した時点で、フロー制御によるデータ送信禁止
状態を解除することにより、従来方式のようにその後の
頻繁なフロー制御を必要としない。さらに、バッファ1
3からページメモリ14へのデータを停止させることが
できるため、ページメモリ14がオーバーフローするこ
となく、データの処理が行える。
【0045】また、パーソナルコンピュータPCに対し
てデータ送信停止の要求をした後、予め決められた時間
T以内にページメモリ14の残り容量が容量C以上まで
回復しなかった場合は、パーソナルコンピュータPCに
対して“ERROR”の応答コードを返すことにより、
データ処理中に異常が発生し、受信不能状態となってい
ることをパーソナルコンピュータPCに通知する。
【0046】このようにページメモリ14のデータの処
理が何らかの理由で停止し、ページメモリ14が一定の
時間経過後もデータ受信可能な容量まで回復することが
ない場合、モデムエラーのメッセージをパーソナルコン
ピュータPC上に出させるような操作をすることによ
り、通常はパーソナルコンピュータPC側にいることが
多いユーザーに機器の異常を知らせることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるとき
は、外部情報処理装置からのデータを受信蓄積する第1
のデータ蓄積手段と、第1のデータ蓄積手段からのデー
タを受信蓄積する第2のデータ蓄積手段とを備え、第2
のデータ蓄積手段の残り容量が予め決められた容量A以
下になったとき、第1のデータ蓄積手段からのデータ受
信を停止し、第1のデータ蓄積手段の残り容量が予め決
められた容量B以下になったとき、前記外部情報処理装
置からのデータ受信を停止するようにしているので、第
2のデータ蓄積手段のメモリ容量が少なくても、該第2
のデータ蓄積手段をオーバーフローさせることなく外部
情報処理装置からのデータを受信することができる。
【0048】また、第2の蓄積手段の残り容量が予め決
められた容量Cまで回復した時点で、第1の制御手段に
よる制御を解除し、第1のデータ蓄積手段からのデータ
受信蓄積動作を再開するようにしているので、第2のデ
ータ蓄積手段が回復した時点でフロー制御によるデータ
送信禁止を解除することにより、従来方式のようにその
後の頻繁なフロー制御を必要としなくなるという利点が
ある。さらに、第1のデータ蓄積手段から第2のデータ
蓄積手段へ流し込むデータを停止させることができるの
で、第2のデータ蓄積手段がオーバーフローすること無
く、データ処理を行うことができる。
【0049】請求項7によるときは、第2のデータ蓄積
手段内のデータの処理が何らかの理由で停止し、該第2
のデータ蓄積手段が一定の時間経過した後も、データ受
信可能な容量まで回復することがない場合、ファクシミ
リ装置にエラーが発生したことを告げるメッセージを外
部情報処理装置上に出させるような操作、例えば「ER
ROR」の応答コードを返す等の操作を行うことによ
り、ユーザーに機器の異常を知らせることができる。
【0050】以上要するに本発明によれば、ファクシミ
リ装置の制御部のハードウェア構成を変更することな
く、従来と同様の簡単な構成でありながら、第2のデー
タ蓄積手段のデータ容量を基準としたフロー制御を行う
ことができ、外部情報処理装置からメモリ容量を超える
大量のデータが送信されてきた場合に、ページメモリの
データが失われるといったメモリが不安定な状態となる
のを確実に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるファクシミリ装
置とパーソナルコンピュータとのシステム構成の一例を
模式的に示すブロック図。
【図2】 ファクシミリ装置の全体構成を示すブロック
図。
【図3】 制御部と他の構成部分との接続状態を示すブ
ロック図。
【図4】 RAM内部の構成と、データの流れをメモリ
内のデータの流れとして示すブロック図。
【図5】 パーソナルコンピュータからのデータを自機
で出力するときの信号シーケンスを示す図。
【符号の説明】
1 制御部 3 読み取り部 4 操作部 6 記録部 7 記憶部 8 RS−232Cポート 9 RAM 11 CPU 13 バッファ 14 ページメモリ 15 ビットマップメモリ FAX1 ファクシミリ装置 PC パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−44680(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 H04N 1/21

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に外部情報処理装置と接続して
    ファクシミリモデムとして機能し、且つ、前記外部情報
    処理装置とデータを送受信する際にフロー制御を行うこ
    とが可能なファクシミリ装置であって、前記外部情報処
    理装置からのデータを受信蓄積する第1のデータ蓄積手
    段と、第1のデータ蓄積手段からのデータを受信蓄積す
    る第2のデータ蓄積手段と、前記第2のデータ蓄積手段
    の残り容量が予め決められた容量A以下になったとき前
    記第1のデータ蓄積手段からのデータ受信を停止する第
    1の制御手段と、前記第1のデータ蓄積手段の残り容量
    が予め決められた容量B以下になったとき前記外部情報
    処理装置からのデータ受信を停止する第2の制御手段と
    を具備することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 第2の蓄積手段の残り容量が予め決めら
    れた容量Cまで回復した時点で、第1の制御手段による
    制御を解除し、第1のデータ蓄積手段からのデータ受信
    蓄積動作を再開する機能を具備する請求項1に記載のフ
    ァクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 第1のデータ蓄積手段からのデータ受信
    蓄積動作を再開すると同時に、外部情報処理装置からの
    データの受信蓄積動作をも再開する機能を具備する請求
    項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 第1の制御手段による制御を行った後、
    第2の制御手段による制御を行うように構成されている
    請求項1に記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 容量Cは容量Aよりも大きく設定されて
    いる請求項2に記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 容量Aは容量Bよりも大きく設定されて
    いる請求項1に記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 外部情報処理装置に対して装置本体に異
    常が発生したことを通知する通知手段を有し、第1の制
    御手段による制御を行った後、予め設定された時間内
    に、第2のデータ蓄積手段の残り容量が予め決められた
    容量Cまで回復しなかった場合、前記通知手段によって
    異常の発生を前記外部情報処理装置に通知し、該外部情
    報処理装置からのデータ送信を中止させるような機能を
    具備する請求項1に記載のファクシミリ装置。
JP31035195A 1995-11-29 1995-11-29 ファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP3190554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31035195A JP3190554B2 (ja) 1995-11-29 1995-11-29 ファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31035195A JP3190554B2 (ja) 1995-11-29 1995-11-29 ファクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09153974A JPH09153974A (ja) 1997-06-10
JP3190554B2 true JP3190554B2 (ja) 2001-07-23

Family

ID=18004197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31035195A Expired - Fee Related JP3190554B2 (ja) 1995-11-29 1995-11-29 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3190554B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09153974A (ja) 1997-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7046392B2 (en) Communication system and method, and storage medium for the system
JPH09153993A (ja) 画像出力装置
JP3190554B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH09233300A (ja) ファクシミリ装置
JPH10126525A (ja) ファクシミリ装置
JP3214112B2 (ja) ファクシミリの伝送制御方式
JPH04301940A (ja) データ通信装置及びデータ通信方法
US6414759B1 (en) Communication apparatus and method
JP4118533B2 (ja) ファクシミリ複合機及びその画像処理方法
JP2517979B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH06113086A (ja) ファクシミリ装置
JP3482307B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3428941B2 (ja) ファクシミリ通信方法
JP2000101814A (ja) ファクシミリ通信システム
JPH09153973A (ja) ファクシミリ装置
JPH11275293A (ja) データ通信装置、データ処理方法及びプログラムを格納した記憶媒体
JPH09149229A (ja) ファクシミリ装置
JP2556717B2 (ja) ファクシミリ通信方式
JPH09139790A (ja) ファクシミリ装置
JP2001339584A (ja) 通信端末装置
JP2001103268A (ja) 画像通信装置、その制御方法、及び記録媒体
JPS6278655A (ja) パ−ソナルコンピユ−タ
JPH1155427A (ja) 同一宛先に対する通信方法
JP2001339592A (ja) 画像転送機能付き通信端末装置
JP2000232569A (ja) 通信端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees