JPH0746090Y2 - 乗用田植機のセンサー構造 - Google Patents
乗用田植機のセンサー構造Info
- Publication number
- JPH0746090Y2 JPH0746090Y2 JP1988115282U JP11528288U JPH0746090Y2 JP H0746090 Y2 JPH0746090 Y2 JP H0746090Y2 JP 1988115282 U JP1988115282 U JP 1988115282U JP 11528288 U JP11528288 U JP 11528288U JP H0746090 Y2 JPH0746090 Y2 JP H0746090Y2
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- Japan
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- planting
- float
- sensor
- wire
- speed changing
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、乗用田植機のセンサー感度補正構造に関す
る。
る。
(ロ)従来の技術 従来、乗用田植機は、走行部の後方に、フロートで圃場
の植付面に支持された植付部を連結して、走行部で圃場
を走行しながら苗の植付を行うように構成されており、
また、フロートに上下位置調整機構を設けて、植付爪を
支持した植付部の圃場の植付面からの高さを変更して、
苗の植付深さを調整するように構成されている。
の植付面に支持された植付部を連結して、走行部で圃場
を走行しながら苗の植付を行うように構成されており、
また、フロートに上下位置調整機構を設けて、植付爪を
支持した植付部の圃場の植付面からの高さを変更して、
苗の植付深さを調整するように構成されている。
また、圃場の植付面の凹凸や機体の傾斜にかかわらず、
植付部を植付面から一定の高さに支持して、苗の植付深
さを一定に保持するために、走行部と植付部との間に油
圧昇降機構を介設すると共に、フロートの前端と植付部
との間に、油圧昇降機構を制御する油圧制御弁と連動連
結したセンサーを設けて、同前端が上(下)動すると、
植付部の高さが低(高)く苗が深(浅)植になったもの
として、油圧昇降機構を作動させて植付部を上昇(降
下)させ、植付部を植付面から一定の高さに支持するこ
とで苗の植付深さを一定に保持するようにしている。
植付部を植付面から一定の高さに支持して、苗の植付深
さを一定に保持するために、走行部と植付部との間に油
圧昇降機構を介設すると共に、フロートの前端と植付部
との間に、油圧昇降機構を制御する油圧制御弁と連動連
結したセンサーを設けて、同前端が上(下)動すると、
植付部の高さが低(高)く苗が深(浅)植になったもの
として、油圧昇降機構を作動させて植付部を上昇(降
下)させ、植付部を植付面から一定の高さに支持するこ
とで苗の植付深さを一定に保持するようにしている。
さらに、植付機構の改良により、苗の植付速度を向上さ
せると共に、植付作業時の走行速度を高速にして、植付
作業の能率を高めている。
せると共に、植付作業時の走行速度を高速にして、植付
作業の能率を高めている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、上記乗用田植機の場合、以下のような問題を
有している。
有している。
すなわち、植付作業時の走行速度が高速になると、フロ
ートの前部下面に圃場の張水が回り込み、フロートが張
水により上方に押上げられて、常に前上がりの状態とな
る。
ートの前部下面に圃場の張水が回り込み、フロートが張
水により上方に押上げられて、常に前上がりの状態とな
る。
このように、フロート前端が上動すると、正常な植付深
さを保持しているにもかかわらず、苗が深植になったも
のとして油圧昇降機構が作動し、植付部を植付面から上
昇させ、苗の植付深さが浅くなり、いわゆる浮苗やころ
がり苗が発生するという問題がある。
さを保持しているにもかかわらず、苗が深植になったも
のとして油圧昇降機構が作動し、植付部を植付面から上
昇させ、苗の植付深さが浅くなり、いわゆる浮苗やころ
がり苗が発生するという問題がある。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで、本考案では、走行速度変更手段を具備する走行
部の後方に、圃場の植付面を滑走するフロートを下方に
取付けた植付部を、油圧昇降機構により上下昇降可能に
連結し、上記フロートと植付部との間に、油圧昇降機構
を制御する油圧制御弁と連動連結したセンサーを設け、
同センサーによりフロートの上下動を検出して油圧昇降
機構を作動させ、植付部を植付面から一定高さに支持す
べく構成した乗用田植機において、上記センサーは、フ
ロートの上面前部に門形の摺動体を枢着すると共に、同
摺動体に、フロートの後部側と横軸を介して連結したガ
イドピンを上下摺動自在に取付け、前記摺動体の上部に
油圧制御弁と連結したワイヤーのアウターを連結する一
方、ガイドピンには同ワイヤーのインナーをセンサーバ
ネを介して連結し、さらに、ガイドピンの一端を摺動体
より突出させ、同突出部と上記走行速度変更手段とを、
緩衝スプリングを介してインナーワイヤーで連結すると
共に、インナーワイヤーを囲繞するアウターワイヤーに
より、走行速度変更手段近傍の固定部と摺動体の上部と
を連結して、走行部の高速度変更操作に連動してフロー
トを植付面側に押圧付勢してセンサーの感度補正を行え
るようにしたことを特徴とする乗用田植機のセンサー構
造を提供せんとするものである。
部の後方に、圃場の植付面を滑走するフロートを下方に
取付けた植付部を、油圧昇降機構により上下昇降可能に
連結し、上記フロートと植付部との間に、油圧昇降機構
を制御する油圧制御弁と連動連結したセンサーを設け、
同センサーによりフロートの上下動を検出して油圧昇降
機構を作動させ、植付部を植付面から一定高さに支持す
べく構成した乗用田植機において、上記センサーは、フ
ロートの上面前部に門形の摺動体を枢着すると共に、同
摺動体に、フロートの後部側と横軸を介して連結したガ
イドピンを上下摺動自在に取付け、前記摺動体の上部に
油圧制御弁と連結したワイヤーのアウターを連結する一
方、ガイドピンには同ワイヤーのインナーをセンサーバ
ネを介して連結し、さらに、ガイドピンの一端を摺動体
より突出させ、同突出部と上記走行速度変更手段とを、
緩衝スプリングを介してインナーワイヤーで連結すると
共に、インナーワイヤーを囲繞するアウターワイヤーに
より、走行速度変更手段近傍の固定部と摺動体の上部と
を連結して、走行部の高速度変更操作に連動してフロー
トを植付面側に押圧付勢してセンサーの感度補正を行え
るようにしたことを特徴とする乗用田植機のセンサー構
造を提供せんとするものである。
(ホ)作用・効果 本考案では、上記のように構成しているために、走行部
を高速にして植付作業を迅速に行なった場合には、フロ
ートの上面前部に枢着した摺動体が、同フロートを植付
面側に垂直方向に押圧付勢し、高速滑走するフロートが
圃場の張水により上方に押上げられるのを適正に規制し
てセンサーの感度補正が行え、苗の植付深さを適正に保
持することができ、浮苗やころがり苗の発生を確実に防
止することができる。しかも、前述したように、フロー
トを押圧する力は垂直方向に作用するので、フロートの
押上げを確実に防止できると共に、フロートの後端枢支
部に負担をかけることがない。
を高速にして植付作業を迅速に行なった場合には、フロ
ートの上面前部に枢着した摺動体が、同フロートを植付
面側に垂直方向に押圧付勢し、高速滑走するフロートが
圃場の張水により上方に押上げられるのを適正に規制し
てセンサーの感度補正が行え、苗の植付深さを適正に保
持することができ、浮苗やころがり苗の発生を確実に防
止することができる。しかも、前述したように、フロー
トを押圧する力は垂直方向に作用するので、フロートの
押上げを確実に防止できると共に、フロートの後端枢支
部に負担をかけることがない。
また、センサーと油圧制御弁とはワイヤーにより連動連
結しているので、油圧制御弁の配設位置は自由に設定で
き、レイアウト上有利となる。
結しているので、油圧制御弁の配設位置は自由に設定で
き、レイアウト上有利となる。
さらに、センサーバネ作用により、油圧制御弁やガイド
ピンに連結したインナー等が制御エンドに達している際
に、大きな泥や石によりフロートが下方から突き上げら
れた場合、センサーが破損されるのを防止できる。
ピンに連結したインナー等が制御エンドに達している際
に、大きな泥や石によりフロートが下方から突き上げら
れた場合、センサーが破損されるのを防止できる。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図及
び第2図において、(A)は乗用田植機であり、自走可
能な走行部(B)の後方に植付部(C)を昇降機構
(D)を介して連結している。
び第2図において、(A)は乗用田植機であり、自走可
能な走行部(B)の後方に植付部(C)を昇降機構
(D)を介して連結している。
走行部(B)は、前部フレーム(1)の上面に原動機部
(2)を載設し、同前部フレーム(1)の後端にトラン
スミッション(3)の前部を連結し、同トランスミッシ
ョン(3)の前部に左右フロントアクスルケース(4)
を介して左右の前車輪(5)を配設すると共に、トラン
スミッション(3)の後端に、上下部フレーム(6)
(7)の前端を連結し、上下部フレーム(6)(7)の
後端を縦フレーム(8)で連結して、側面視で、略三角
形状の機枠(9)を構成し、同機枠(9)の左右後下端
には、左右リヤアクスルケース(10)を介して左右後車
輪(11)を配設している。
(2)を載設し、同前部フレーム(1)の後端にトラン
スミッション(3)の前部を連結し、同トランスミッシ
ョン(3)の前部に左右フロントアクスルケース(4)
を介して左右の前車輪(5)を配設すると共に、トラン
スミッション(3)の後端に、上下部フレーム(6)
(7)の前端を連結し、上下部フレーム(6)(7)の
後端を縦フレーム(8)で連結して、側面視で、略三角
形状の機枠(9)を構成し、同機枠(9)の左右後下端
には、左右リヤアクスルケース(10)を介して左右後車
輪(11)を配設している。
昇降機構(D)は、縦フレーム(8)の上下部に上下リ
ンク杆(11′)(12)の前端を枢着し、同上下部リンク
杆(11′)(12)の後端を植付部(C)の植付フレーム
(13)の上下部に枢着して平行リンク機構を構成し、油
圧シリンダ(14)の伸縮により、植付部(C)を昇降さ
せるように構成している。
ンク杆(11′)(12)の前端を枢着し、同上下部リンク
杆(11′)(12)の後端を植付部(C)の植付フレーム
(13)の上下部に枢着して平行リンク機構を構成し、油
圧シリンダ(14)の伸縮により、植付部(C)を昇降さ
せるように構成している。
植付部(C)は、上記植付フレーム(13)の上方に配設
した苗載台(15)上の苗を、植付ギヤケース(16)の後
端に設けた植付機構(17)の作動により、圃場に植え付
けるようにしている。
した苗載台(15)上の苗を、植付ギヤケース(16)の後
端に設けた植付機構(17)の作動により、圃場に植え付
けるようにしている。
植付機構(17)は、植付ギヤケース(16)の後端に回動
ケース(18)を軸支して、同回動ケース(18)の両端に
植付爪(19)を軸支して、2個の植付爪(19)の遊星回
動により、高速の植付作動を可能にしている。
ケース(18)を軸支して、同回動ケース(18)の両端に
植付爪(19)を軸支して、2個の植付爪(19)の遊星回
動により、高速の植付作動を可能にしている。
また、植付ギヤケース(16)の後下方には、第3図及び
第4図に示すように、横軸(22)を枢支ブラケット(2
2′)(22′)により回動自在に横架しており、同横軸
(22)の中央部と左右側部に、それぞれ後下方向に2本
一組の支持レバー(23a)(23b)(23c)を延設し、中
央の支持レバー(23a)の後端にメインフロート(20)
の後端上面に突設した枢着部(20a)を枢着ピン(20c)
により枢着し、また、左右側の支持レバー(23b)(23
c)の後端に、それぞれ左右サイドフロート(21)(2
1)の略中央部に突設した枢着部(21a)(21a)を枢着
ピン(21c)(21c)により枢着している。
第4図に示すように、横軸(22)を枢支ブラケット(2
2′)(22′)により回動自在に横架しており、同横軸
(22)の中央部と左右側部に、それぞれ後下方向に2本
一組の支持レバー(23a)(23b)(23c)を延設し、中
央の支持レバー(23a)の後端にメインフロート(20)
の後端上面に突設した枢着部(20a)を枢着ピン(20c)
により枢着し、また、左右側の支持レバー(23b)(23
c)の後端に、それぞれ左右サイドフロート(21)(2
1)の略中央部に突設した枢着部(21a)(21a)を枢着
ピン(21c)(21c)により枢着している。
また、植付ギヤケース(16)の下面に突設した左右ステ
ー(90)(90)間には、第8図に示すように、横支軸
(91)を横架し、同横支軸(91)より前方へ向けて左右
支持アーム(92)(92)を対向状態に延設し、同支持ア
ーム(92)(92)の前端間にガイドピン(72)を横架
し、同ガイドピン(72)に後述するセンサー(S)のワ
イヤー(74)のインナー(75)と、後述するセンサー感
度補正手段(G)のインナーワイヤー(93)とをそれぞ
れ連結している。
ー(90)(90)間には、第8図に示すように、横支軸
(91)を横架し、同横支軸(91)より前方へ向けて左右
支持アーム(92)(92)を対向状態に延設し、同支持ア
ーム(92)(92)の前端間にガイドピン(72)を横架
し、同ガイドピン(72)に後述するセンサー(S)のワ
イヤー(74)のインナー(75)と、後述するセンサー感
度補正手段(G)のインナーワイヤー(93)とをそれぞ
れ連結している。
そして、上記横軸(22)より前方の横支軸(91)へ向け
て第1連動アーム(22a)を突出させる一方、同横支軸
(91)より後方の横軸(22)へ向けて第2連動アーム
(90a)を突出させて、各アーム(22a)(90a)の先端
を連結ピン(98)により連動連結し、さらに、横軸(2
2)の左側前部周面には、昇降レバー(24)の下端を固
着し、同昇降レバー(24)を前上方向へ延設して、同昇
降レバー(24)を上下回動操作することにより、上記メ
インフロート(20)及び左右サイドフロート(21)(2
1)を上下動させることができるようにしている。(9
9)は第1連動アーム(22a)の先端部に設けた長孔であ
る。
て第1連動アーム(22a)を突出させる一方、同横支軸
(91)より後方の横軸(22)へ向けて第2連動アーム
(90a)を突出させて、各アーム(22a)(90a)の先端
を連結ピン(98)により連動連結し、さらに、横軸(2
2)の左側前部周面には、昇降レバー(24)の下端を固
着し、同昇降レバー(24)を前上方向へ延設して、同昇
降レバー(24)を上下回動操作することにより、上記メ
インフロート(20)及び左右サイドフロート(21)(2
1)を上下動させることができるようにしている。(9
9)は第1連動アーム(22a)の先端部に設けた長孔であ
る。
また、昇降レバー(24)の中途部は、第5図に示すよう
に、ガイドプレート(25)のガイド孔(26)を挿通して
おり、ガイドプレート(25)は、植付ギヤケース(16)
の側面に固設した支持基板(27)に固着した押さえ板
(28)を介して上下摺動自在に取り付けられており、ガ
イド孔(26)の一側に形成したロック溝(29)に、昇降
レバー(24)の中途に固着した舌片(30)を挿入して昇
降レバー(24)に連結されたメインフロート(20)及び
左右サイドフロート(21)(21)の上下動を固定するよ
うにしている。
に、ガイドプレート(25)のガイド孔(26)を挿通して
おり、ガイドプレート(25)は、植付ギヤケース(16)
の側面に固設した支持基板(27)に固着した押さえ板
(28)を介して上下摺動自在に取り付けられており、ガ
イド孔(26)の一側に形成したロック溝(29)に、昇降
レバー(24)の中途に固着した舌片(30)を挿入して昇
降レバー(24)に連結されたメインフロート(20)及び
左右サイドフロート(21)(21)の上下動を固定するよ
うにしている。
特に、各フロート(20)(21)(21)の枢着部(20a)
(21a)(21a)を植付爪(19)の植付泥面への突入位置
の略垂直上方に設けたことで、各フロート(20)(21)
(21)が傾動しても、各装着部(20a)(21a)(21a)
の高さが変更せず、従って、各フロート(20)(21)
(21)の傾動による植付深さの変動を防止できる。
(21a)(21a)を植付爪(19)の植付泥面への突入位置
の略垂直上方に設けたことで、各フロート(20)(21)
(21)が傾動しても、各装着部(20a)(21a)(21a)
の高さが変更せず、従って、各フロート(20)(21)
(21)の傾動による植付深さの変動を防止できる。
また、ガイドプレート(25)と支持基板(27)との間に
は、第5図、第6図で示すように、苗の植付深さ調整手
段(Z)としての調整機構(31)を設けており、同調整
機構(31)は、支持基板(27)に固設したモーター(3
2)にギヤケース(33)を介してガイドプレート(25)
の摺動方向と平行に軸架した螺杆(34)を連動連結し、
同螺杆(34)に、ガイドプレート(25)と連結片(35)
を介して連結した螺筒(36)を螺着して、モーター(3
2)の回動により、昇降レバー(24)をロックしたガイ
ドプレート(25)を摺動させることでメインフロート
(20)を上下調整するようにしている。
は、第5図、第6図で示すように、苗の植付深さ調整手
段(Z)としての調整機構(31)を設けており、同調整
機構(31)は、支持基板(27)に固設したモーター(3
2)にギヤケース(33)を介してガイドプレート(25)
の摺動方向と平行に軸架した螺杆(34)を連動連結し、
同螺杆(34)に、ガイドプレート(25)と連結片(35)
を介して連結した螺筒(36)を螺着して、モーター(3
2)の回動により、昇降レバー(24)をロックしたガイ
ドプレート(25)を摺動させることでメインフロート
(20)を上下調整するようにしている。
図中(37)(38)は上下リミットスイッチであり、各ス
イッチ(37)(38)に、螺筒(36)に固設した当接片
(39)が接触すると、電気回路を遮断してモーター(3
2)の作動を停止させるようにしている。
イッチ(37)(38)に、螺筒(36)に固設した当接片
(39)が接触すると、電気回路を遮断してモーター(3
2)の作動を停止させるようにしている。
また、昇降機構(D)の油圧シリンダ(14)の作動は、
第7図に示すように、油圧制御弁(69)で制御されてお
り、同制御弁(69)は、メインフロート(20)の上下動
を検出するセンサー(S)で制御されている。
第7図に示すように、油圧制御弁(69)で制御されてお
り、同制御弁(69)は、メインフロート(20)の上下動
を検出するセンサー(S)で制御されている。
すなわち、センサー(S)は、第4図、第8図、及び第
9図に示すように、メインフロート(20)の上面前部に
突設した枢支部(20b)に、前記左右支持アーム(92)
(92)間に介在させた門型の摺動体(71)の下端を枢支
ピン(20d)により枢支し、同摺動体(71)の左右立上
り部(71a)(71a)に形成した縦長孔(70)(70)中に
前記ガイドピン(72)を上下摺動自在に挿通し、同摺動
体(71)の上側水平部(71b)に油圧制御弁(69)のス
プール(73)と連結したワイヤー(74)のアウターを連
結し、ガイドピン(72)には同ワイヤー(74)のインナ
ー(75)をセンサーバネ(94)を介して連結して、メイ
ンフロート(20)の上下動による同ワイヤー(74)の伸
縮を、油圧制御弁(69)のスプール(73)に伝達して、
油圧シリンダ(14)を作動させるようにしている。
9図に示すように、メインフロート(20)の上面前部に
突設した枢支部(20b)に、前記左右支持アーム(92)
(92)間に介在させた門型の摺動体(71)の下端を枢支
ピン(20d)により枢支し、同摺動体(71)の左右立上
り部(71a)(71a)に形成した縦長孔(70)(70)中に
前記ガイドピン(72)を上下摺動自在に挿通し、同摺動
体(71)の上側水平部(71b)に油圧制御弁(69)のス
プール(73)と連結したワイヤー(74)のアウターを連
結し、ガイドピン(72)には同ワイヤー(74)のインナ
ー(75)をセンサーバネ(94)を介して連結して、メイ
ンフロート(20)の上下動による同ワイヤー(74)の伸
縮を、油圧制御弁(69)のスプール(73)に伝達して、
油圧シリンダ(14)を作動させるようにしている。
上記センサーバネ(94)は、油圧制御弁(69)やインナ
ー(75)等が制御エンドに達している際に、大きな泥の
塊や石によりメインフロート(20)が下方から、つき上
げられた場合に、センサー(S)が破損されるのを防止
するものである。
ー(75)等が制御エンドに達している際に、大きな泥の
塊や石によりメインフロート(20)が下方から、つき上
げられた場合に、センサー(S)が破損されるのを防止
するものである。
また、油圧制御弁(69)は、五位置制御弁であり、中央
ニュートラル位置(76)では油圧シリンダ(14)側をブ
ロックし、その左側位置(77)ではチョーク(78)を介
在させて油圧ポンプ(P)と油圧シリンダ(14)とを接
続し、更にその左側位置(79)では直接油圧ポンプ
(P)と油圧シリンダ(14)とを接続し、ニュートラル
位置(76)の右側位置(80)ではチョーク(81)を介在
させて油圧シリンダ(14)とリザーバー(82)とを接続
し、更にその右外側位置(83)では直接油圧シリンダ
(14)とリザーバー(82)とを接続している。
ニュートラル位置(76)では油圧シリンダ(14)側をブ
ロックし、その左側位置(77)ではチョーク(78)を介
在させて油圧ポンプ(P)と油圧シリンダ(14)とを接
続し、更にその左側位置(79)では直接油圧ポンプ
(P)と油圧シリンダ(14)とを接続し、ニュートラル
位置(76)の右側位置(80)ではチョーク(81)を介在
させて油圧シリンダ(14)とリザーバー(82)とを接続
し、更にその右外側位置(83)では直接油圧シリンダ
(14)とリザーバー(82)とを接続している。
したがって、植付部(C)の位置が低くワイヤー(74)
のインナー(75)の油圧制御弁(69)側が引き込まれた
ときは、スプール(73)を左右に移動させて油圧シリン
ダ(14)を収縮させて植付部(C)を上昇させ、逆に植
付部(C)の位置が高くワイヤー(74)のインナー(7
5)の油圧制御弁(69)側が引き出されたときは、スプ
ール(73)を右方に移動させて油圧シリンダ(14)を伸
長させ、植付部(C)を降下させて、植付部(C)を一
定の高さに支持し、苗の植付深さを一定に保持するよう
にしている。
のインナー(75)の油圧制御弁(69)側が引き込まれた
ときは、スプール(73)を左右に移動させて油圧シリン
ダ(14)を収縮させて植付部(C)を上昇させ、逆に植
付部(C)の位置が高くワイヤー(74)のインナー(7
5)の油圧制御弁(69)側が引き出されたときは、スプ
ール(73)を右方に移動させて油圧シリンダ(14)を伸
長させ、植付部(C)を降下させて、植付部(C)を一
定の高さに支持し、苗の植付深さを一定に保持するよう
にしている。
また、中央ニュートラル位置(76)では油圧シリンダ
(14)側をブロックし、その左側位置ではチョーク(7
8)を介在させて油圧ポンプ(P)と油圧シリンダ(1
4)とを接続し、更にその左外側位置(79)では直接油
圧ポンプ(P)と油圧シリンダ(14)とを接続し、ニュ
ートラル位置(76)の右側位置(80)ではチョーク(8
1)を介在させて油圧シリンダ(14)とリザーバー(8
2)とを接続し、更にその右外側位置では直接油圧シリ
ンダ(14)とリザーバー(82)とを接続したことで、最
適植付深さに適合した植付部(C)とメインフロート
(20)との高低差の設定値からの偏差の絶対値が小なる
ときは、植付部(C)が低速で昇降作動させ、同偏差の
絶対値が大なるときは、植付部(C)が高速で昇降作動
させることにより、段階的な比例作動が行われるように
している。
(14)側をブロックし、その左側位置ではチョーク(7
8)を介在させて油圧ポンプ(P)と油圧シリンダ(1
4)とを接続し、更にその左外側位置(79)では直接油
圧ポンプ(P)と油圧シリンダ(14)とを接続し、ニュ
ートラル位置(76)の右側位置(80)ではチョーク(8
1)を介在させて油圧シリンダ(14)とリザーバー(8
2)とを接続し、更にその右外側位置では直接油圧シリ
ンダ(14)とリザーバー(82)とを接続したことで、最
適植付深さに適合した植付部(C)とメインフロート
(20)との高低差の設定値からの偏差の絶対値が小なる
ときは、植付部(C)が低速で昇降作動させ、同偏差の
絶対値が大なるときは、植付部(C)が高速で昇降作動
させることにより、段階的な比例作動が行われるように
している。
また、乗用田植機(A)を操縦するために、運転部
(E)前方の原動機部(2)の左側面に、第10図に示す
ように、第1の走行速度変更手段(X1)としての副変速
レバー(49)を設け、同副変速レバー(40)で植付作業
中の走行速度の変更を行うようにしている。
(E)前方の原動機部(2)の左側面に、第10図に示す
ように、第1の走行速度変更手段(X1)としての副変速
レバー(49)を設け、同副変速レバー(40)で植付作業
中の走行速度の変更を行うようにしている。
また、原動機部(2)の右側面に、第11図に示すよう
に、第2の走行速度変更手段(X2)としてのスロットル
レバー(41)を設け、同スロットルレバー(41)を座席
(47)側に操作するとエンジンの回転が高速になるよう
にしている。
に、第2の走行速度変更手段(X2)としてのスロットル
レバー(41)を設け、同スロットルレバー(41)を座席
(47)側に操作するとエンジンの回転が高速になるよう
にしている。
なお、図中(42)は主変速レバー、(43)は油圧昇降レ
バー、(44)(45)はブレーキ及びクラッチペダル、
(46)はハンドルである。
バー、(44)(45)はブレーキ及びクラッチペダル、
(46)はハンドルである。
また、原動機部(2)の左右側面に設けた副変速レバー
(40)とスロットルレバー(41)のレバーガイド(48
a)(48b)には、第12図で示すように、制御装置(F)
に接続した走行速度変更操作検出手段(Y)としての操
作検出スイッチ(49a)(49b)を設けており、各操作検
出スイッチ(49a)(49b)は、それぞれ2個のスイッチ
を1組にしたもので、各レバー(40)(41)を高速側に
操作したとき、各レバー(40)(41)と当接するとそれ
ぞれ一方の回路を閉じ、他方の回路を開くようにしてい
る。
(40)とスロットルレバー(41)のレバーガイド(48
a)(48b)には、第12図で示すように、制御装置(F)
に接続した走行速度変更操作検出手段(Y)としての操
作検出スイッチ(49a)(49b)を設けており、各操作検
出スイッチ(49a)(49b)は、それぞれ2個のスイッチ
を1組にしたもので、各レバー(40)(41)を高速側に
操作したとき、各レバー(40)(41)と当接するとそれ
ぞれ一方の回路を閉じ、他方の回路を開くようにしてい
る。
また、第1図及び第2図で示すように、座席(47)の左
側に切替スイッチ(50)を設けている。
側に切替スイッチ(50)を設けている。
制御装置(F)は、直列に接続された上記2個の操作検
出スイッチ(49a)(49b)、切換スイッチ(50)、リレ
ー(51)(52)及び前記の上下リミットスイッチ(37)
(38)によって構成されている。
出スイッチ(49a)(49b)、切換スイッチ(50)、リレ
ー(51)(52)及び前記の上下リミットスイッチ(37)
(38)によって構成されている。
特に、上記2個の操作検出スイッチ(49a)(49b)が直
列に接続されているので、両方の操作検出スイッチ(49
a)(49b)が同時に切替わらないと導通せず、したがっ
て、副変速レバー(40)とスロットルレバー(41)とが
高速側に操作されたときだけ、植付深さを深くする方向
の調整作動が行われ、これ以外は植付深さを深くする方
向の調整作動は行われない。
列に接続されているので、両方の操作検出スイッチ(49
a)(49b)が同時に切替わらないと導通せず、したがっ
て、副変速レバー(40)とスロットルレバー(41)とが
高速側に操作されたときだけ、植付深さを深くする方向
の調整作動が行われ、これ以外は植付深さを深くする方
向の調整作動は行われない。
そして、ガイドプレート(25)の当接片(39)が下リミ
ットスイッチ(38)に当接すると、回路が開いてモータ
ー(32)の回動が停止する。
ットスイッチ(38)に当接すると、回路が開いてモータ
ー(32)の回動が停止する。
また、副変速レバー(40)とスロットルレバー(41)と
が低速側に操作されたときだけ、植付深さを浅くする方
向の調整作動が行われ、これ以外は植付深さを浅くする
方向の調整作動は行われない。
が低速側に操作されたときだけ、植付深さを浅くする方
向の調整作動が行われ、これ以外は植付深さを浅くする
方向の調整作動は行われない。
そして、ガイドプレート(25)の当接片(39)が上リミ
ットスイッチ(37)に当接すると、回路が開いてモータ
ー(32)の回動が停止する。
ットスイッチ(37)に当接すると、回路が開いてモータ
ー(32)の回動が停止する。
なお、図中(53)はパイロットランプ、(54)はメイン
スイッチ、(55)は電源、(56)(56)はサージング防
止用のダイオードを示す。
スイッチ、(55)は電源、(56)(56)はサージング防
止用のダイオードを示す。
従って、植付作業に際し、昇降レバー(24)を、ガイド
プレート(25)の所要のロック溝(29)に係合させ、切
換スイッチ(50)をONしておけば、副変速レバー(40)
とスロットルレバー(41)とが高速側に操作されたと
き、両方の操作検出スイッチ(49a)(49b)が切換わ
り、リレー(52)を励磁しモーター(32)を回動させ
て、ガイドプレート(25)を下方に摺動させ、メインフ
ロート(20)を上動させて、植付深さを深くする方向に
調整し、高速走行に伴うメインフロート(20)の浮上に
よる浅植を防止することができる。
プレート(25)の所要のロック溝(29)に係合させ、切
換スイッチ(50)をONしておけば、副変速レバー(40)
とスロットルレバー(41)とが高速側に操作されたと
き、両方の操作検出スイッチ(49a)(49b)が切換わ
り、リレー(52)を励磁しモーター(32)を回動させ
て、ガイドプレート(25)を下方に摺動させ、メインフ
ロート(20)を上動させて、植付深さを深くする方向に
調整し、高速走行に伴うメインフロート(20)の浮上に
よる浅植を防止することができる。
そして、副変速レバー(40)とスロットルレバー(41)
とが低速側に操作されると、両方の操作検出スイッチ
(49a)(49b)が切換わり、リレー(51)を励磁しモー
ター(32)を前回とは逆方向に回動させて、ガイドプレ
ート(25)を上方に摺動させ、メインフロート(20)を
下動させて、植付深さを浅くする方向に調整して、高速
走行時に適した深植側の調整結果を低速走行に適した植
付深さに復元する。
とが低速側に操作されると、両方の操作検出スイッチ
(49a)(49b)が切換わり、リレー(51)を励磁しモー
ター(32)を前回とは逆方向に回動させて、ガイドプレ
ート(25)を上方に摺動させ、メインフロート(20)を
下動させて、植付深さを浅くする方向に調整して、高速
走行時に適した深植側の調整結果を低速走行に適した植
付深さに復元する。
また、副変速レバー(40)とスロットルレバー(41)の
一方が高速側、他方が低速側に操作されている場合は上
記の植付深さの調整作動は行われない。
一方が高速側、他方が低速側に操作されている場合は上
記の植付深さの調整作動は行われない。
上記のように、副変速レバー(40)とスロットルレバー
(41)の両方が高速側に操作された時だけ、植付深さを
深植側に調整することにより、複数の走行速度変更手段
の作用の相殺により実際の走行速度が高速でない場合
は、植付深さが深植側に調整されるのを防止して、適正
な植付深さの植付作業を行うことができる。
(41)の両方が高速側に操作された時だけ、植付深さを
深植側に調整することにより、複数の走行速度変更手段
の作用の相殺により実際の走行速度が高速でない場合
は、植付深さが深植側に調整されるのを防止して、適正
な植付深さの植付作業を行うことができる。
また、走行速度変更手段には、上記のほかに主変速レバ
ー(42)があり、したがって、2個の走行速度変更手段
の組合わせには、副変速レバー(40)と、主変速レバー
(42)、主変速レバー(42)とスロットルレバー(41)
との組合わせがあり、これらの組合わせにも本考案を適
用することができる。
ー(42)があり、したがって、2個の走行速度変更手段
の組合わせには、副変速レバー(40)と、主変速レバー
(42)、主変速レバー(42)とスロットルレバー(41)
との組合わせがあり、これらの組合わせにも本考案を適
用することができる。
なお、フロートに作用する水の動的浮力は、張水の水深
によって異なり、水深が深い場合は大きく、浅い場合は
小さいので、上記の苗の植付深さ調整を行うと、水深が
深い場合はよいが、水深が浅い場合、フロートの浮上量
が少ないにもかかわらず、深植側に調整されるので、結
果としての苗の植付深さが深すぎになるという欠点があ
るが、張水が浅い場合、切換スイッチをOFFすること
で、上記の調整作動を停止させ、植付深さが深くなり過
ぎるのを防止することができる。
によって異なり、水深が深い場合は大きく、浅い場合は
小さいので、上記の苗の植付深さ調整を行うと、水深が
深い場合はよいが、水深が浅い場合、フロートの浮上量
が少ないにもかかわらず、深植側に調整されるので、結
果としての苗の植付深さが深すぎになるという欠点があ
るが、張水が浅い場合、切換スイッチをOFFすること
で、上記の調整作動を停止させ、植付深さが深くなり過
ぎるのを防止することができる。
かかる構成において、本考案の要旨は、前記センサー
(S)に、走行部(B)の高速度変更操作に連動してメ
インフロート(20)を植付面側に押圧付勢してセンサー
(S)の感度補正を行なうセンサー感度補正手段(G)
を設けたことにあり、以下第8図及び第9図にもとづき
説明する。
(S)に、走行部(B)の高速度変更操作に連動してメ
インフロート(20)を植付面側に押圧付勢してセンサー
(S)の感度補正を行なうセンサー感度補正手段(G)
を設けたことにあり、以下第8図及び第9図にもとづき
説明する。
すなわち、センサー感度補正手段(G)は、前記摺動体
(71)の左外側方に突出したガイドピン(72)の一側端
部に、緩衝スプリング(95)を介してインナーワイヤー
(93)の一端(93a)を連結すると共に、副変速レバー
(40)に、同インナーワイヤー(93)の他端を連結して
いる。
(71)の左外側方に突出したガイドピン(72)の一側端
部に、緩衝スプリング(95)を介してインナーワイヤー
(93)の一端(93a)を連結すると共に、副変速レバー
(40)に、同インナーワイヤー(93)の他端を連結して
いる。
そして、上記インナーワイヤー(93)の両側端部を除く
中途部は、アウターワイヤー(93′)により摺動自在に
囲繞し、同アウターワイヤー(93′)の一端(93′a)
を摺動体(71)の左立上り部(71a)の上端部より外側
方へ水平に突出させたアウターワイヤー受け(96)に連
結すると共に、同アウターワイヤー(93′)の他端を副
変速レバー(40)近傍の固定部材(図示せず)に連結し
ている。
中途部は、アウターワイヤー(93′)により摺動自在に
囲繞し、同アウターワイヤー(93′)の一端(93′a)
を摺動体(71)の左立上り部(71a)の上端部より外側
方へ水平に突出させたアウターワイヤー受け(96)に連
結すると共に、同アウターワイヤー(93′)の他端を副
変速レバー(40)近傍の固定部材(図示せず)に連結し
ている。
本考案の実施例は上記のように構成しているものであ
り、本実施例によれば、以下のような作用効果が生起さ
れる。
り、本実施例によれば、以下のような作用効果が生起さ
れる。
すなわち、副変速レバー(40)を高速側に操作すると、
同副変速レバー(40)に連動してセンサー感度補正手段
(G)のインナーワイヤー(93)が緩衝スプリング(9
5)を介してガイドピン(72)を上方へ引張するが、同
ガイドピン(72)は固定状態であるために、アウターワ
イヤー(93′)が下方へ摺動して、同アウターワイヤー
(93′)によりアウターワイヤー受け(96)に、同アウ
ターワイヤー受け(96)をガイドピン(72)側に近接さ
せる方向に押圧力が作用し、同アウターワイヤー受け
(96)を支持する摺動体(71)が下方へ押圧されて、同
摺動体(71)の下端に連結したメインフロート(20)の
前部が植付面側へ押圧付勢されることになり、高速滑走
するメインフロート(20)が圃場の張水により上方へ押
上げられるのを適正に規制して、センサー(S)の感度
補正を行なうために、苗の植付深さを適正に保持して、
浮苗やころがり苗の発生を確実に防止することができ
る。
同副変速レバー(40)に連動してセンサー感度補正手段
(G)のインナーワイヤー(93)が緩衝スプリング(9
5)を介してガイドピン(72)を上方へ引張するが、同
ガイドピン(72)は固定状態であるために、アウターワ
イヤー(93′)が下方へ摺動して、同アウターワイヤー
(93′)によりアウターワイヤー受け(96)に、同アウ
ターワイヤー受け(96)をガイドピン(72)側に近接さ
せる方向に押圧力が作用し、同アウターワイヤー受け
(96)を支持する摺動体(71)が下方へ押圧されて、同
摺動体(71)の下端に連結したメインフロート(20)の
前部が植付面側へ押圧付勢されることになり、高速滑走
するメインフロート(20)が圃場の張水により上方へ押
上げられるのを適正に規制して、センサー(S)の感度
補正を行なうために、苗の植付深さを適正に保持して、
浮苗やころがり苗の発生を確実に防止することができ
る。
第1図は、本考案に係る植付深さ制御装置を有する乗用
田植機の全体側面図。 第2図は、同平面図。 第3図は、昇降レバーとメインフロート及びサイドフロ
ートとの連結状態を示す斜視図。 第4図は、苗の植付深さ調整手段の側面図。 第5図は、同正面図。 第6図は、第5図のI−I断面図。 第7図は、昇降機構を制御するための油圧回路図。 第8図は、メインフロート支持構造の斜視図。 第9図は、センサー感度補正手段の背面断面図。 第10図及び第11図は、走行速度変更手段及び走行速度変
更操作検出手段の側面図。 第12図は、制御装置の回路図。 (A):乗用田植機 (B):走行部 (C):植付部 (D):油圧昇降機構 (F):制御装置 (G):センサー感度補正手段 (S):センサー (X1)(X1):走行速度変更手段 (Y):走行速度変更操作検出手段 (Z):苗の植付深さ調整手段
田植機の全体側面図。 第2図は、同平面図。 第3図は、昇降レバーとメインフロート及びサイドフロ
ートとの連結状態を示す斜視図。 第4図は、苗の植付深さ調整手段の側面図。 第5図は、同正面図。 第6図は、第5図のI−I断面図。 第7図は、昇降機構を制御するための油圧回路図。 第8図は、メインフロート支持構造の斜視図。 第9図は、センサー感度補正手段の背面断面図。 第10図及び第11図は、走行速度変更手段及び走行速度変
更操作検出手段の側面図。 第12図は、制御装置の回路図。 (A):乗用田植機 (B):走行部 (C):植付部 (D):油圧昇降機構 (F):制御装置 (G):センサー感度補正手段 (S):センサー (X1)(X1):走行速度変更手段 (Y):走行速度変更操作検出手段 (Z):苗の植付深さ調整手段
Claims (1)
- 【請求項1】走行速度変更手段を具備する走行部(B)
の後方に、圃場の植付面を滑走するフロート(20)を下
方に取付けた植付部(C)を、油圧昇降機構(D)によ
り上下昇降可能に連結し、上記フロート(20)と植付部
(C)との間に、油圧昇降機構(D)を制御する油圧制
御弁(69)と連動連結したセンサー(S)を設け、同セ
ンサー(S)によりフロート(20)の上下動を検出して
油圧昇降機構(D)を作動させ、植付部(C)を植付面
から一定高さに支持すべく構成した乗用田植機におい
て、 上記センサー(S)は、フロート(20)の上面前部に門
形の摺動体(71)を枢着すると共に、同摺動体(71)
に、フロート(20)の後部側と横軸(22)を介して連結
したガイドピン(72)を上下摺動自在に取付け、前記摺
動体(71)の上部に油圧制御弁(69)と連結したワイヤ
ー(74)のアウターを連結する一方、ガイドピン(72)
には同ワイヤー(74)のインナーをセンサーバネ(94)
を介して連結し、 さらに、ガイドピン(72)の一端を摺動体(71)より突
出させ、同突出部と上記走行速度変更手段とを、緩衝ス
プリング(95)を介してインナーワイヤー(93)で連結
すると共に、インナーワイヤー(93)を囲繞するアウタ
ーワイヤー(93′)により、走行速度変更手段近傍の固
定部と摺動体(71)の上部とを連結して、走行部(B)
の高速度変更操作に連動してフロート(20)を植付面側
に押圧付勢してセンサー(S)の感度補正を行えるよう
にしたことを特徴とする乗用田植機のセンサー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988115282U JPH0746090Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 乗用田植機のセンサー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988115282U JPH0746090Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 乗用田植機のセンサー構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0236922U JPH0236922U (ja) | 1990-03-12 |
JPH0746090Y2 true JPH0746090Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31356803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988115282U Expired - Lifetime JPH0746090Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 乗用田植機のセンサー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746090Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010172283A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Kubota Corp | 水田作業機の整地フロート構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6249907B2 (ja) * | 2014-09-01 | 2017-12-20 | 株式会社クボタ | 水田作業機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59169405A (ja) * | 1983-03-15 | 1984-09-25 | 井関農機株式会社 | 水田用農作業機の昇降制御装置 |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP1988115282U patent/JPH0746090Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010172283A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Kubota Corp | 水田作業機の整地フロート構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0236922U (ja) | 1990-03-12 |
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