JPH0737457Y2 - 乗用田植機の植付深さ制御装置 - Google Patents

乗用田植機の植付深さ制御装置

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JPH0737457Y2
JPH0737457Y2 JP1988069802U JP6980288U JPH0737457Y2 JP H0737457 Y2 JPH0737457 Y2 JP H0737457Y2 JP 1988069802 U JP1988069802 U JP 1988069802U JP 6980288 U JP6980288 U JP 6980288U JP H0737457 Y2 JPH0737457 Y2 JP H0737457Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、乗用田植機の植付深さ制御装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、乗用田植機は、走行部にフロートで圃場の植付面
に支持された植付部を連結して、走行部で圃場を走行し
ながら苗の植付を行うように構成されており、フロート
の上下位置調整機構を設けて、植付爪を支持した植付部
の圃場の植付面からの高さを変更して苗の植付深さを調
整するように構成されている。
また、圃場の植付面の凹凸や機体の傾斜にかかわらず、
植付部を植付面から一定の高さに支持して、苗の植付深
さを一定に保持するために、走行部と植付部との間に油
圧昇降機構を介設すると共に、フロートの前端と植付部
との間に油圧昇降機構を制御する油圧制御弁と連動した
センサーを設けて、同前端が上下動すると、植付部の高
さが低(高)く苗が深(浅)植になったものとして、油
圧昇降機構を作動させて植付部を上昇(降下)させ、植
付部を植付面から一定の高さに支持することで苗の植付
深さを一定に保持するようにしている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、近年、植付機構の改良により、苗の植付速度
が向上し、その為に、植付作業時の走行速度を高速にし
て植付作業を高能率化することが可能になりつつあり、
そのために次の問題点が新たに発生した。
すなわち、植付作業時の走行速度が高速になると、フロ
ートの前部下面に圃場に張水した水が回り込み、フロー
トが水より上に押上げられ常に前上がりの状態となる。
このように、フロート前端が上動すると、正常な植付深
さを保持しているにもかかわらず、苗が深植になったも
のとして油圧昇降機構が作動し、植付部を植付面から上
昇させ、苗の植付深さが浅くなるという問題が生ずる。
そこで、走行速度変更手段が高速側に操作されたこと
を、走行速度変更操作検出手段が検知すると、油圧昇降
装置とは別途に設けた苗の植付深さ調整手段で、走行速
度変更手段の操作と同調して、苗の植付深さを深植側に
調整するようにして、高速走行時の浅植を防止するよう
にしたものが考案されている。
ところが、上記のフロートの浮上量は、張水の水深によ
って異なり、水深が深い場合は大きく、浅い場合は小さ
いので、上記の苗の植付深さ調整を行うと、水深が深い
場合はよいが、水深が浅い場合は、フロートの浮上量が
少ないので油圧昇降装置による浅植側への調整作動が行
われず、深植側に調整されたままであるので、結果とし
て苗の植付深さが深すぎになるという欠点がある。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、走行速度変更手段と、走行速度変更操作検出
手段と、苗の植付深さ調整手段とを具備して、走行速度
変更手段の操作を、走行速度変更操作検出手段で検知
し、同検知結果にもとづき、苗の植付深さ調整手段を作
動させ、同手段により、走行速度変更手段の操作と同調
して植付部のフロートを上下移動させて苗の植付深さを
調整するように構成すると共に、植付深さ制御をON/OFF
させる切換スイッチを設けた乗用田植機の植付深さ制御
装置であって、上記植付深さ調整手段は、植付部の植付
ギヤケースに固設した支持基板と、同支持基板に上下摺
動自在に取付け、かつ、上記フロートを連結する昇降レ
バーの中途を支持させたガイドプレートと、前記支持基
板に取付け、ガイドプレートを上下摺動させるモーター
と、前記ガイドプレートの上下摺動位置を検知し、モー
ターの作動を停止させるリミットスイッチとを具備する
ことを特徴とする乗用田植機の植付深さ制御装置に係る
ものである。
(ホ)作用・効果 本考案によれば、圃場の張水が深い場合、切換スイッチ
をONにしておけば、速度変更操作検出手段で、アクセル
レバー、変速レバーなどの走行速度変更手段の操作を検
出して、この検出結果にもとづき、植付深さ調整手段
で、苗の植付深さを調整することによって、高速走行に
よってフロートが浮上しても、苗の植付深さを深植側に
調整し、逆に、低速走行の場合には、苗の植付深さを浅
植側に調整して、常に適正な植付深さを保持することが
でき、高速走行による浅植と、低速走行による深植とを
防止することができ、張水が浅い場合、切換スイッチを
OFFすることで、上記の調整作動を停止させ、植付深さ
が深くなり過ぎるを防止することができる。
このように、切換スイッチの操作によって圃場の張水の
深浅にかかわらず、常に適正な植付深さの植付作業を行
うことができるという効果がある。
また、植付深さ調整手段は、植付部の植付ギヤケースに
固設した支持基板と、同支持基板に上下摺動自在に取付
け、かつ、上記フロートを連結する昇降レバーの中途を
支持させたガイドプレートと、前記支持基板に取付け、
ガイドプレートを上下摺動させるモーターと、前記ガイ
ドプレートの上下摺動位置を検知し、モーターの作動を
停止させるリミットスイッチとを具備する構成としたの
で、植付深さを調整する際に、フロートを連結する昇降
レバーは、モーターにより上下摺動するガイドプレート
を介して上下移動し、かつ、リミットスイッチにより昇
降レバーの調整位置が規制されることになり、同昇降レ
バーの移動動作に伴うショックがなく、円滑な植付深さ
調整が行える。さらに、ガイドプレートやモータ、リミ
ットスイッチは全て支持基板に集中的に取付けられてお
り、全体の構成をコンパクトにすることができる。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図及
び第2図において(A)は乗用田植機であり、自走可能
の走行部(B)の後方に植付部(C)を昇降機構(D)
を介して連結している。
走行部(B)は、前部フレーム(1)の上面に原動機部
(2)を載設し、同前部フレーム(1)の後端にトラン
スミッション(3)の前部を連結し、同トランスミッシ
ョン(3)の前部に左右フロントアクスルケース(4)
を介して左右の前車輪(5)を配設すると共に、トラン
スミッション(3)の後端に、上下部フレーム(6)
(7)の前端を連結し、上下部フレーム(6)(7)の
後端を縦フレーム(8)で連結して、側面視で、略三角
形状の機枠(9)を構成し、同機枠(9)の左右後下端
には、左右リヤアクスルケース(10)を介して左右後車
輪(11)を配設している。
昇降機構(D)は、縦フレーム(8)の上下部に上下リ
ンク杆(11′)(12)の前端を枢着し、同上下部リンク
杆(11′)(12)の後端を植付部(C)の植付フレーム
(13)の上下部に枢着して平行リンク機構を構成し、油
圧シリンダ(14)の伸縮により、植付部(C)を昇降さ
せるように構成している。
植付部(C)は、上記植付フレーム(13)の上方に配設
した苗載台(15)上の苗を、植付ギヤケース(16)の後
端に設けた植付機構(17)の作動により、圃場に植え付
けるようにしている。
植付機構(17)は、植付ギヤケース(16)の後端に回動
ケース(18)を軸支して、同回動ケース(18)の両端に
植付爪(19)を軸支して、2個の植付爪(19)の遊星回
動により、高速の植付作動を可能にしている。
また、第3図で示すように、植付部(C)の下部中央に
メインフロート(20)、左右側にそれぞれサイドフロー
ト(21)を配設しており、メインフロート(20)とサイ
ドフロート(21)は、第3図で示すように、植付ギヤケ
ース(16)の下面に横軸(22)を回動自在に横架し、同
横軸(22)に昇降レバー(24)の下端を固着して、同昇
降レバー(24)を斜め前上方に延設している。
また、横軸(22)から斜め後下方向に2本一組の支持レ
バー(23a)(23b)(23c)を延設し、各支持レバー(2
3a)(23b)(23c)の後端には、メインフロート(20)
の後端上面に立設した枢着部(20a)とサイドフロート
(21)を略中央部に立設した枢着部(21a)を回動自在
に枢着しており、上記の昇降レバー(24)の傾動により
同メインフロート(20)とサイドフロート(21)を上下
動させるようにしている。
また、昇降レバー(24)の中途部は、第4図で示すよう
にガイドプレート(25)のガイド孔(26)を挿通してお
り、ガイドプレート(25)は、植付ギヤケース(16)の
側面に固設した支持基板(27)に固着した押さえ板(2
8)を介して上下摺動自在に取り付けられており、ガイ
ド孔(26)の一側に形成したロック溝(29)に、昇降レ
バー(24)の中途に固着した舌片(30)を挿入して昇降
レバー(24)に連結されたメインフロート(20)の上下
動を固定するようにしている。
特に、各フロート(20)(21)の枢着部(20a)(21a)
を、植付爪(19)の植付泥面への突入位置の略垂直上方
に設けたことで、各フロート(20)(21)が傾動して
も、各枢着部の高さがほとんど変更せず、従って、各フ
ロート(20)(21)の傾動による植付深さの変動が防止
されている。
また、ガイドプレート(25)と支持基板(27)との間に
は、第5図、第6図で示すように苗の植付深さ調整手段
(Z)としての調整機構(31)を設けており、同調整機
構(31)は、支持基板(27)に固設したモーター(32)
にギヤケース(33)を介してガイドプレート(25)の摺
動方向と平行に軸架した螺杆(34)を連動連結し、同螺
杆(34)に、ガイドプレート(25)と連結片(35)を介
して連結した螺筒(36)を螺着して、モーター(32)の
回動により、昇降レバー(24)をロックしたガイドプレ
ート(25)を摺動させることでメインフロート(20)を
上下調整するようにしている。
図中(37)(38)は上下リミットスイッチであり、各ス
イッチ(37)(38)に、螺筒(36)に固設した当接片
(39)が接触すると、電気回路を遮断してモーター(3
2)の作動を停止させるようにしている。
また、昇降機構(D)の油圧シリンダ(14)の作動は、
第7図示の油圧制御弁(69)で制御されており、同制御
弁(69)は、植付部(C)とメインフロート(20)との
高低差の変動を検出するセンサー(S)で制御されてい
る。
すなわち、同センサー(S)は、メインフロート(20)
の前部上面に枢支部(20b)を突設して同枢支部(20b)
に長穴(70)を穿設した摺動杆(71)の下端を枢着し、
同長穴(70)に植付ギヤケース(16)の前延出部(16
a)に突設したガイドピン(72)を移動自在に挿入し、
摺動杆(71)の上端に油圧制御弁(69)のスプール(7
3)と連結したワイヤー(74)のアウターを、ガイドピ
ン(72)には同ワイヤー(74)のインナー(75)を連結
して、メインフロート(20)の上下動による同ワイヤー
(74)の伸縮を、油圧制御弁(69)のスプール(73)に
伝達して、油圧シリンダ(14)を作動させるようにして
いる。
また、油圧制御弁(69)は、五位置制御弁であり、中央
ニュートラル位置(76)では油圧シリンダ(14)側をブ
ロックし、その左側位置(77)ではチョーク(78)を介
在させて油圧ポンプ(P)と油圧シリンダ(14)とを接
続し、更にその左側位置(79)では直接油圧ポンプ
(P)と油圧シリンダ(14)とを接続し、ニュートラル
位置(76)の右側位置(80)ではチョーク(81)を介在
させて油圧シリンダ(14)とリザーバー(82)とを接続
し、更にその右外側位置(83)では直接油圧シリンダ
(14)とリザーバー(82)とを接続している。
したがって、植付部(C)の位置が低くワイヤー(74)
のインナー(75)の油圧制御弁(69)側が引き込まれた
ときは、スプール(73)を左方に移動させて油圧シリン
ダ(14)を収縮させて植付部(C)を上昇させ、逆に植
付部(C)の位置が高くワイヤー(74)のインナー(7
5)の油圧制御弁(69)側が引き出されたときは、スプ
ール(73)を右方に移動させて油圧シリンダ(14)を伸
長させ、植付部(C)を降下させて、植付部(C)を一
定の高さに支持し、苗の植付深さを一定に保持するよう
にしている。
また、中央ニュートラル位置(76)では油圧シリンダ
(14)側をブロックし、その左側位置ではチョーク(7
8)を介在させて油圧ポンプ(P)と油圧シリンダ(1
4)とを接続し、更にその左外側位置(79)では直接油
圧ポンプ(P)と油圧シリンダ(14)とを接続し、ニュ
ートラル位置(76)の右側位置(80)ではチョーク(8
1)を介在させて油圧シリンダ(14)とリザーバー(8
2)とを接続し、更にその右外側位置では直接油圧シリ
ンダ(14)とリザーバー(82)とを接続したことで、最
適植付深さに適合した植付部(C)とメインフロート
(20)との高低差の設定値からの偏差の絶対値が小なる
ときは、植付部(C)が低速で昇降作動させ、同偏差の
絶対値が大なるときは、植付部(C)が高速で昇降作動
させることにより、段階的な比例作動が行われるように
している。
また、乗用田植機(A)を操縦するために、第8図で示
すように、運転部(E)前方の原動機部(2)の左側面
に走行速度変更手段(X)としての副変速レバー(40)
を設け、同副変速レバー(40)で植付作業中の走行速度
の変更を行うようにしている。なお、第1図、第2図中
(41)は座席、(42)は主変速レバー、(43)は油圧昇
降レバー、(44)(45)はブレーキ及びクラッチペダ
ル、(46)はスロットルレバー、(47)はハンドルであ
る。
また、原動機部(2)の側面に設けた副変速レバー(4
0)のレバーガイド(48)には、第8図で示すように、
制御装置(F)に接続した走行速度変更操作検出手段
(Y)としての操作検出スイッチ(49)を設けており、
同操作検出スイッチ(49)は、2個のスイッチを1組に
したもので、副変速レバー(40)を高速側に操作したと
き、同副変速レバー(40)と当接すると一方の回路を閉
じ、他方の回路を開くようにしている。
また、第1図及び第2で示すように、座席(41)の左側
に切換スイッチ(50)を設けて、制御装置(F)と接続
しており、制御装置(F)は、第9図で示すように、操
作検出スイッチ(49)切換スイッチ(50)、リレー(5
1)(52)及び上下リミットスイッチ(37)(38)によ
って構成されており、切換スイッチ(50)をONしておく
と、副変速レバー(40)が高速側に操作されたとき、操
作検出スイッチ(49)が作動し、リレー(52)を励磁し
てモーター(32)を回動させて、ガイドプレート(25)
を下方に摺動させ、メインフロート(20)を上動させ
て、植付深さを深くする方向に調整する。
そして、ガイドプレート(25)の当接片(39)が下リミ
ットスイッチ(38)に当接すると、回路が開いてモータ
ー(32)の回動が停止する。
また、副変速レバー(40)が低速側に操作されると操作
検出スイッチ(49)が切換わり、モーター(32)の回動
により、植付深さを浅植方向に調整する。
そして、ガイドプレート(25)の当接片(39)が上リミ
ットスイッチ(37)に当接すると、回路が開いてモータ
ー(32)の回動が停止する。
なお、図中(53)(54)(55)(56)は、パイロットラ
ンプ、メインスイッチ、電源、サージング防止用のダイ
オードを示す。
本考案の実施例は上記のように構成されており、植付作
業に際し、昇降レバー(24)を、ガイドプレート(25)
のロック溝(29)の所要の植付深さ位置にロックし、圃
場の張水が深い場合、切換スイッチ(50)をONしておけ
ば、高速走行のために副変速レバー(40)を高速側に操
作すると、操作検出スイッチ(49)がこの操作を検知し
て、制御装置(F)を介し植付深さを深植方向に調整し
て、高速走行に伴うメインフロート(20)の浮上による
浅植を防止することができる。
そして、畦際での機体旋回時等、走行速度を低速にする
ために、副変速レバー(40)を低速側に操作すると、操
作検出スイッチ(49)が切換わり、浅植方向の調整作動
が行われ、当初の植付深さに復帰する。
逆に張水が浅い場合は、高速で走行してもメインフロー
ト(20)が浮上しないので、上記の調整作動が行われる
と、植付深さが深くなり過ぎるが、この場合は、切換ス
イッチ(50)をOFFし、調整作動を行わせないようにし
て、植付深さが深くなり過ぎるのを防止することができ
る。
上記のように、切換スイッチ(50)の切換操作により、
圃場の張水の深浅にかかわらず、適正な植付深さの苗の
植付作業を行うことができる。
また、走行速度変更手段(X)には上記のほかにスロッ
トルレバー(46)、主変速レバー(42)等があるが、こ
れらが高速側に操作されたことを走行速度変更操作検出
手段(Y)で検出して、上記の植付深さ調整の作動を行
わせることもできる。
また、植付深さ調整手段(Z)は、植付部(C)の植付
ギヤケース(16)に固設した支持基板(27)に押さえ板
(28)を介して上下摺動自在に取り付けられ、かつ、昇
降レバー(24)の中途を支持するロック溝(29)を形成
したガイド孔(26)を設けたガイドプレート(25)を、
モーター(32)により螺筒(36)を介して上下摺動させ
るように構成すると共に、同ガイドプレート(25)の所
定の上下摺動位置で、電気回路を遮断してモーター(3
2)の作動を停止させるリミットスイッチ(37)(38)
とを具備する構成としたので、植付深さを調整する際
に、昇降レバー(24)は、モーター(32)により上下摺
動する螺筒(36)に連動連結したガイドプレート(25)
を介して上下移動することになり、しかも、リミットス
イッチ(37)(38)により調整位置が規制されるので、
昇降レバー(24)の作動開始位置から停止位置までの動
作が円滑となって、昇降レバー(24)を上下移動させる
ときの移動動作に伴うショックがなく、円滑な植付深さ
調整を行える。
さらに、ガイドプレート(25)、モータ(32)、リミッ
トスイッチ(37)(38)を支持基板(27)に集中的に配
設しているので全体の構成がコンパクトになる。
また、切換スイッチ(50)と同等の作動を、第8図と第
9図で示す水深検出機構(G)と表土硬軟検出機構
(H)とで行わせることができる。
すなわち、メインフロート(20)の上下面に、上下凹部
(60)(61)を形成し、上凹部(60)に水深検出スイッ
チ(62)と硬軟検出スイッチ(63)を配設し、水深検出
スイッチ(62)の下方に、浮子(64)を配設して、メイ
ンフロート(20)を挿通した連動杆(65)で、水深が深
くなって浮子(64)が浮上したとき、水深検出スイッチ
(62)をONさせるようにして水深検出機構(G)を構成
し、硬軟検出スイッチ(63)の下方に、下方向に付勢
(66)された押圧片(67)を配設して、メインフロート
(20)を挿通した連動杆(68)で、表土が硬く押圧片
(67)が上動したとき、硬軟検出スイッチ(63)をONさ
せるようにして表土硬軟検出機構(H)を構成してい
る。
そして、水深検出機構(G)がONのときは、表土硬軟検
出機構(H)のON/OFFにかかわりなく、制御装置(F)
を作動させて、上記の苗の植付深さ調整作動を行わせ、
水深検出機構(G)がOFFで、表土硬軟検出機構(H)
がOFFのとき、浅植側への調整作動を行わせ、水深検出
機構(G)がOFFで、表土硬軟検出機構(H)がONのと
き、前記の苗の植付深さ調整作動をブロックするように
することができ、切換スイッチ(50)の操作を要しない
ので、操作が容易になるという効果がある。
また、張水の水深の検出には、超音波センサーなどの非
接触型センサーを用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係わる植付深さ制御装置を有する乗
用田植機の全体側面図。 第2図は、同平面図。 第3図は、昇降レバーとメインフロート及びサイドフロ
ートとの連結状態を示す斜視図。 第4図は、苗の植付深さ調整手段の側面図。 第5図は、同正面図。 第6図は、第5図−I−I断面図。 第7図は、昇降機構を制御するための油圧回路図。 第8図は、走行速度変更手段及び走行速度変更操作検出
手段の側面図。 第9図は、制御装置の回路図。 第10図及び第11図は、水深検出機構及び表土硬軟検出機
構の断面説明図。 (A):乗用田植機 (F):制御装置 (X):走行速度変更手段 (Y):走行速度変更操作検出手段 (Z):苗の植付深さ調整手段 (50):切換スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行速度変更手段(X)と、走行速度変更
    操作検出手段(Y)と、苗の植付深さ調整手段(Z)と
    を具備して、走行速度変更手段(X)の操作を、走行速
    度変更操作検出手段(Y)で検知し、同検知結果にもと
    づき、苗の植付深さ調整手段(Z)を作動させ、同手段
    (Z)により、走行速度変更手段(X)の操作と同調し
    て植付部(C)のフロートを上下移動させて苗の植付深
    さを調整するように構成すると共に、植付深さ制御をON
    /OFFさせる切換スイッチ(50)を設けた乗用田植機の植
    付深さ制御装置であって、 上記植付深さ調整手段(Z)は、 (イ)植付部(C)の植付ギヤケース(16)に固設した
    支持基板(27)と、 (ロ)同支持基板(27)に上下摺動自在に取付け、か
    つ、上記フロートを連結する昇降レバー(24)の中途を
    支持させたガイドプレート(25)と、 (ハ)前記支持基板(24)に取付け、ガイドプレート
    (25)を上下摺動させるモーター(32)と、 (ニ)前記ガイドプレート(25)の上下摺動位置を検知
    し、モーター(32)の作動を停止させるリミットスイッ
    チ(37)(38)とを具備することを特徴とする乗用田植
    機の植付深さ制御装置。
JP1988069802U 1988-05-25 1988-05-25 乗用田植機の植付深さ制御装置 Expired - Lifetime JPH0737457Y2 (ja)

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