JPH0744964Y2 - 自動車修理用の測定補助具 - Google Patents

自動車修理用の測定補助具

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JPH0744964Y2
JPH0744964Y2 JP1991052739U JP5273991U JPH0744964Y2 JP H0744964 Y2 JPH0744964 Y2 JP H0744964Y2 JP 1991052739 U JP1991052739 U JP 1991052739U JP 5273991 U JP5273991 U JP 5273991U JP H0744964 Y2 JPH0744964 Y2 JP H0744964Y2
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measuring
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JP1991052739U
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JPH04136503U (ja
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周吾 不破
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周吾 不破
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は衝突事故等により変形し
た自動車のボデーの修正の際に自動車裏面の各基準点間
の距離を測定するために用いられる自動車修理用の測定
補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衝突事故により変形した自動車の
修理作業において事故車が元の寸法どおりに復元された
かどうかを測定するには、例えば特開昭61−9272
3号の「事故車の鈑金修理方法」に開示されるように、
縦杆と横杆とよりなる機枠上に複数の基準点表示体を縦
横に移動自在に配設してなる測定機の各基準点表示体を
事故車の車種毎に決められたフレームチヤートに従い予
め基準位置に設定し、該測定機を事故車の床下に配置す
る。そして該事故車の床下面の基準点(水抜き穴,ボル
ト,車体の底板の継目等)に例えば図8に示すような磁
石を内装した円錐体101と連球部分102からなる可
撓性紐条103を取着して吊下し、事故車を引張具によ
り修正するに従い前記可撓性紐条と基準点表示体とが鉛
直線上に合致することにより事故車の復元状態を検知し
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
可撓性紐条103にあっては例えば基準点が水抜き穴の
場合には磁性を有する円錐の上部外周が水抜き穴の周
縁に線接触するか、或いはボルト頭部の場合には前記
体の頂部が点接触して吸着するだけであるため吸着力
が弱い。このため車体変形部分の引張り作業中の振動に
より前記円錐体101が基準点から外れ、可撓性紐条1
03が脱落し易く、再度取り付けねばならないため作業
能率が悪いという課題が有ったそこで、本考案は上記
課題を解決すべくなされたもので、円錐体の脱落を防止
して作業能率を良くした自動車修理用の測定補助具を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案の自動車修理用の測定補助具は、上面が開口
した枠体内に磁石を固着して該磁石の上面を露出し、前
記枠体の側壁に水平な支持部材を一体に設け、該支持部
材には測定時の基準点を示すため下面に可撓性紐条を垂
下した円錐体より小径の挿通孔を上下方向に開設してな
り、前記支持部材上面に円錐体を着脱自在に載置すると
共に該円錐体下面の可撓性紐条を挿通孔を介して下方へ
垂下し得るようにした。
【0005】
【作用】車体下面の水抜き穴,ボルト頭部,車体板の継
目等の基準点の直下に測定補助具の挿通孔を合致させる
と共に、磁石上面を前記基準点付近の底板に吸着させれ
ば測定補助具は所定位置に強固に取付けられ、車体が振
動しても脱落しない。そして、前記挿通孔に可撓性紐条
を挿通して吊下げることにより、測定時の車体の基準点
の位置が明示される。
【0006】
【実施例】本考案に係る自動車修理用の測定補助具の一
実施例を図面に従い説明する。図1において1は上
開口した断面略U形状の方形の枠体であり、2は枠体1
内にその上面が露出するよう固着された強磁性体の磁石
である。前記枠体1の側壁3の一側下部には平板状の支
持部材4を一体且つ水平に突設し、この支持部材4のほ
ぼ中央に円形状の挿通孔5を上下方向に開設する。6は
該挿通孔5に挿通されて吊下げられる可撓性紐条であ
り、連球部分6aの上端に挿通孔5より大径の円錐体7
を備えている。この可撓性紐条6は前記挿通孔5に上方
から挿通して円錐体7により係止され、測定時の基準点
8(水抜き孔)の位置を示すためのものである。
【0007】しかしてこのように構成された測定補助具
の使用例について以下に説明する。先ず、修理すべき事
故車Aの底板に設けられた基準点8(水抜き孔)の直下
に測定補助具9の挿通孔5を合致させると共に、枠体1
の上に露出する磁石2の上面を前記基準点8付近の底
板に吸着して固定する。
【0008】そして、支持部材4を少し下げ、前記挿通
孔5に上方から前記可撓性紐条6の連球部分6aを挿通
してその円錐体7の底面を挿通孔5上に跨らせて支持部
材4上に載置円錐体7上端部を基準点8である水抜
き孔内に嵌入して吊下げることにより測定時の基準点8
の位置を明示する。
【0009】一方、図2,図3において、10はフレー
ムチャートの正規の基準点位置をそのまま再現してセッ
トされ事故車Aの下方に配置される測定機である。ここ
で、11は表面に測長目盛を表示した角パイプよりなる
縦杆、12,12は該縦杆11上において該縦杆11と
直交する2本の横杆で該縦杆11に沿って夫々移動自在
に配設される。横杆12,12の表面には縦杆11の表
面と同様、測長目盛が表示されている。13は上下伸縮
自在でロッド14の上端に円錐体15を有する基準点表
示体であり、横杆12,12の上面に沿って移動自在な
るように配設される。
【0010】また、縦杆11を前後端で支持する角パイ
プ状の支持横杆16,16の両端部には滑車17が設け
られているほか、支脚用ネジ軸18が鉛直に軸支され、
その下端を床面に当接し得るようにし、その長さを調節
することにより測定機10を床面上に水平に設置できる
ようにしている。
【0011】そして前記基準点表示体13をフレームチ
ャートの正規の基準点に対応する位置にセットした後、
前記の如く事故車Aの下方に配置する。これにより測定
機10の基準点表示体13が示す事故車Aの正規の基準
点の位置と、変形した事故車Aの測定時の基準点8の位
置との間の寸法誤差が明示される。
【0012】そこで作業者は図3に示すようにクランプ
19により変形個所を把持させ、周知の引張具20をも
って、チエン21を強力に牽引することでその変形個所
を修正する。その際前記可撓性紐条6の連球部分6aが
基準点表示体13の真上に吊下したことをもって事故車
Aの復元状態を知ることができるだけでなく、強力な牽
引により事故車Aに振動が生じても、測定補助具9は強
磁性体の磁石2により強固に前記所定の底板に吸着され
ているため脱落せず、円錐体7から垂下される可撓性紐
条6が安定した状態で保持される
【0013】また、図5は事故車Aの車体の長手方向の
ズレを修正する場合を示すものであり、左右両側の底板
の継目を基準点8,8としてその付近の底板に測定補助
具9を取付けた例である。22は事故車Aの左右両側の
底板の継目の中心沿い可撓性紐条6’を介して事
故車Aの前後方向に複数個吊下げる十字形バーであり、
水平測定バー23の両端に取付けた可撓性紐条6
の他端のフック24,24を各挿通孔5,5下方か
ら挿通して掛止する。そして長手方向の中心から十字
形バー22がズレた個所を前記の如くクランプ19で把
持して引張り、修正するが、この場合も前記底板に磁石
2で強固に固定した測定補助具9は脱落することなく修
正作業を円滑に進めることができる。
【0014】さらに図6は他の可撓性紐条6”であり、
連球部分6aの一端にバネ部材25を取着している。そ
して、特にボルトの頭部、又は底板の継目が前記基準点
8となる場合、下方から挿通孔5に該バネ部材25を収
縮させて挿通することにより可撓性紐条6”を基準点8
の直下に吊下げるようにしたものである。
【0015】図7は枠体1の側壁3の一側下部に一体に
設ける支持部材4を筒状に形成したものである。これは
円錐体7を有する可撓性紐条6の場合、上端の円錐体7
の中心を挿通孔5の中心と合致し易く便利である。尚、
前記磁石の上面に布等を被着しておけば、事故車の底板
が傷つくようなことがなく都合が良い。
【0016】
【考案の効果】このように本考案の自動車修理用の測定
補助具は、変形した事故車の修理作業中に車体が振動し
ても、基準点に取付けられた測定補助具は脱落しないた
め、円錐体7の下面に垂下される可撓性紐条6が安定し
た状態で保持され、作業者は測定時の基準点の位置を常
に明確に把握でき、車体の復元寸法の測定が容易となっ
て車体修理の作業能率が向上する。また、測定補助具は
その磁力により簡単かつ強固に基準点付近の車体底部に
取り付けられるため、基準点となるものが水抜き孔,ボ
ルト頭,底板の継目のいずれであつてもそれらに対応し
て使用でき汎用性にすぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による測定補助具の斜視図。
【図2】本考案による測定補助具の使用状態を示す正面
図。
【図3】本考案による測定補助具の使用状態を示す側面
図。
【図4】図2の要部拡大断面図。
【図5】本考案による測定補助具の他の使用状態図。
【図6】本考案に用いる可撓性紐条の他の実施例の斜視
図。
【図7】本考案による測定補助具の他の実施例の斜視
図。
【図8】従来の可撓性紐条の斜視図。
【符号の説明】
1 枠体 2 磁石 3 側壁 4 支持部材 5 挿通孔 6 可撓性紐条 円錐体 基準点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上が開口した枠体内に磁石を固着し
    該磁石の上面を露出し、前記枠体の側壁に水平な支持部
    材を一体に設け、該支持部材には測定時の基準点を示す
    ため下面に可撓性紐条を垂下した円錐体より小径の挿通
    孔を上下方向に開設してなり、前記支持部材上面に円錐
    体を着脱自在に載置すると共に該円錐体下面の可撓性紐
    条を挿通孔を介して下方へ垂下し得るようにしたことを
    特徴とする自動車修理用の測定補助具。
JP1991052739U 1991-06-12 1991-06-12 自動車修理用の測定補助具 Expired - Lifetime JPH0744964Y2 (ja)

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JPH04136503U JPH04136503U (ja) 1992-12-18
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JPS6192723A (ja) * 1984-10-11 1986-05-10 Shugo Fuwa 事故車の鈑金修理方法

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