JPH0733121Y2 - スライディングルーフ段差検査装置 - Google Patents

スライディングルーフ段差検査装置

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JPH0733121Y2
JPH0733121Y2 JP1985162640U JP16264085U JPH0733121Y2 JP H0733121 Y2 JPH0733121 Y2 JP H0733121Y2 JP 1985162640 U JP1985162640 U JP 1985162640U JP 16264085 U JP16264085 U JP 16264085U JP H0733121 Y2 JPH0733121 Y2 JP H0733121Y2
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JP
Japan
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roof
sliding roof
sliding
vehicle
suction
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1985162640U
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English (en)
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JPS6271503U (ja
Inventor
茂生 岡水
俊治 坂本
博司 藤井
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、スライディングルーフを備えた自動車の組立
工程において、スライディングルーフとルーフとの間の
段差が適正か否かを検査するスライディングルーフ段差
検査装置に関するものである。
[従来技術] 従来、段差検出装置として、例えば、実公昭42-203号公
報に記載のダイヤルゲージを用い、スライディングルー
フのルーフ本体に対する段差を検出する場合には、ダイ
ヤルゲージを車体ルーフ上に固定支持するための治具を
設け、この治具を車体に固定するようにしていた。治具
の固定のため、車体のフロントヘッダーと左;右のレイ
ンレールの計3個所において機械的にクランプするクラ
ンプをフレーム状の治具本体に設け、ウインドグラスを
取付ける前段階で基準ピンをルーフ本体に当接させた状
態で、上記3個所をクランプすることにより治具を固定
し、これによりダイヤルゲージを固定する。そして、ダ
イヤルゲージの零点調節を行い、零点調節後、ダイヤル
ゲージの測定子をスライディングルーフに当接させて段
差を検出する。
しかしながら、この型式の段差検出装置は、基準ピンを
ルーフ上に当接させた状態で治具の3個所のクランプを
行い、その後にダイヤルゲージの零点調節を行ってはじ
めて段差の検出が行えるようになるため、測定の前準備
に長い時間を要し、段差検出がきわめて非能率であっ
た。また、車種が異なると、クランプ位置も異なるた
め、車種毎に治具を用意する必要があり、多車種対応が
不可能であった。さらに、治具をクランプする際、基準
ピンによる打痕が生じないように配慮する必要があり、
前準備作業をより一層非能率なものとしていた。
[考案の目的] 本考案の目的は、段差検出の前準備作業を簡単かつ迅速
に行うことができ、異なる車種にも共用することがで
き、しかもルーフの打痕を確実に防止することができ
る、スライディングルーフ段差検査装置を提供すること
である。
[考案の構成] このため、本考案は、車両のルーフと該ルーフに対して
スライド自在なスライディングルーフとの間の段差を検
査するための装置であって、装置本体を車両のルーフと
スライディングルーフのいずれか一方に対し位置決めす
るための位置決めピンを装置本体に出没自在に支持する
とともに、車両のルーフとスライディングルーフのいず
れか一方に負圧により収縮しながら吸着するバキューム
カップを有する吸着手段を装置本体に支持し、吸着手段
によって装置本体を上記いずれか一方のルーフ上に固定
するようにする一方、吸着手段が吸着する上記一方のル
ーフ側に位置するように配設され、上記バキュームカッ
プの吸着時の収縮量を規制して、装置本体の基準高さを
設定する規制手段を吸着手段に対して設け、一対の測定
ピンを装置本体の固定状態においてルーフとスライディ
ングルーフとに夫々当接しうるように配置して装置本体
に出没自在に支持し、両測定ピン間の段差によってルー
フとスライディングルーフとの間の段差を検出するよう
にして構成している。
[考案の効果] 本考案によれば、負圧式の吸着手段で装置全体を位置決
めピンにより位置決めした状態でルーフ上に固定するこ
とができるので、固定用の治具およびそのクランプ手段
を省略することができ、ルーフに損傷を生ずることな
く、また多くの車種に共通して用いることができ、さら
に規制手段によって吸着の際に装置本体を上下方向に正
しく位置決めすることができるので、段差検出の前準備
を著しく簡単化でき、その状態で測定ピン間の段差から
簡単にルーフとスライディングルーフとの間の段差が測
定できるので、段差検出の迅速化、効率化を図ることが
できる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付の図面を参照しながら具体
的に説明する。
第1図および第2図に示すように、本実施例にかかるス
ライディングルーフ段差検査装置1は、左右一対の段差
測定ユニット2,3を各ユニット2,3から左右方向に伸びる
連結アーム4,5によって相互に結合した基本構造を有し
ている。
各ユニット2,3は、基本的には同一の構造を有し、夫々
略六角形形状のベースプレート6に、負圧により、収縮
しながら吸着するバキュームカップ7aを備えた計3個の
吸着手段7、吸着時における上記バキュームカップ7aの
収縮量を規制する規制手段としての計3個の基準規制ピ
ン8、さらには一対のダイヤルゲージ9,10を組み付けた
構造を有する。
上記3個の吸着手段7は、第1図に示すように、装置の
位置を決めてセットした状態で、スライディングルーフ
SR上に位置するようにベースプレート6の一側において
正三角形の各頂点に配置して設けられている。上記各吸
着手段7のバキュームカップ7aには、ベースプレート6
上に設置したバキューム供給ヘッド11を介して、バキュ
ームポンプ(図示せず)からのバキュームが供給され
る。
また、上記3個の吸着手段7が形成する正三角形の内側
には、上記計3個の基準規制ピン8が正三角形の頂点を
なすように配置して設けられている。第2図の左側に示
すように、基準規制ピン8は、所定長さに精度よく管理
され、下端には硬質ゴム製等のパッド8aが取り付けら
れ、当接するスライディングルーフSRに損傷を与えない
ように考慮されている。この基準規制ピン8のベースプ
レート6からの高さは、バキュームカップ7aの吸着時の
収縮量を一定に規制して、スライディングルーフSRから
ベースプレート6までの高さを一定に保持することがで
きるように設定し、これにより、段差測定ユニット2,3
の位置決めを行なうようにしている。
次に、上記一対のダイヤルゲージ9,10は、装置のセット
状態で、各測定ピン9a,10aがスライディングルーフSRと
ルーフ本体Rとの境界をまたいで両側に位置するよう
に、つまり、一方の測定ピン9aがスライディングルーフ
SR上に、他方の測定ピン10aがルーフ本体R上に位置す
るように配置して設けられている。このため、両方の測
定ピン9a,10a間の段差を検出するようにすれば、検出段
差それ自体がスライディングルーフSRとルーフ本体Rと
の段差となる。
なお、各測定ユニット2,3を前後,左右方向に関して正
しくセットするために、各ベースプレート6にはベース
プレート6を貫通して下方に伸びる位置決め基準ピン12
を設ける。この位置決め基準ピン12は、ベースプレート
6に固定したガイド筒13によって案内されるようになっ
ており、コイルスプリング14にて下向きに突設付勢され
ている。
さらに、上記各ベースプレート6には、逆U字形状の吊
掛フレーム15が立設され、これら吊掛フレーム15を昇降
フレーム16に設けたフック17,17で吊掛けることによ
り、左右の測定ユニット2,3を持ち上げることができる
ようにしている。
また、前記左右の連結アーム4,5は、第2図に示すよう
に、長手方向に伸縮自在に嵌合する継手構造に形成さ
れ、両測定ユニット2,3の間隔をスライディングルーフS
Rの種類に応じて最適に調整した後に、ボルト・ナット1
8,19を締結固定することにより、連結アーム4,5を固定
する。このようにすれば、スライディングルーフSRの形
状が違うものでも測定点を最適位置に設定することがで
きる。
本装置の使用方法を具体的に説明すると、昇降フレーム
16でフック17,17により吊り支持した左右の測定ユニッ
ト2,3は、昇降フレーム16で下降させながら各基準ピン1
2を用いて前後,左右方向の位置決めを行なう。位置決
め状態で、右側の連結アーム5にブラケット20により支
持したバキューム制御弁21を操作レバー22で操作し、各
吸着手段7にバキュームを供給すると、バキュームカッ
プ7aに作用するバキュームによって、各測定ユニット2,
3がスライディングルーフSR上に吸着保持されるように
なる。
そして、基準規制ピン8,8,…の働きで各測定ユニット2,
3はスライディングルーフSR上で所定の高さに位置決め
保持される。この状態で、一対のダイヤルゲージ9,10の
測定ピン9a,10aはスライディングルーフSRとルーフ本体
Rとに夫々接触し、両方の測定ピン9a,10aの段差を検出
すれば、その段差が即ちスライディングルーフSRとルー
フ本体Rとの間の段差となる。
このようにして検出された段差は、具体的に図示しない
が、周知の表示手段により表示され、適否が判断される
ことになる。
第3図に示すように、昇降フレーム16に支持するフック
17の基部を揺動可能に設けて、フック17の後端にコイル
スプリング23を掛け合わせる一方、フック17の揺動によ
ってオンオフされるリミットスイッチ24を設け、フック
17が実線で示す吊り掛け状態から仮想線で示す脱荷状態
となったときに、リミットスイッチ24でバキュームの供
給を制御する制御バルブを動作させて各バキュームカッ
プ7aへのバキュームの供給を開始するようにする等、バ
キュームの供給を昇降フレーム16の動作に応じて自動制
御するようにしてもよい。
なお、上記の実施例では、2つの測定ユニットでスライ
ディングルーフの前端部の段差を検出するようにした
が、後端部にも同様に配置することができることはいう
までもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるスライディングルーフ
段差検査装置の平面図、第2図は同じく正面図、第3図
は変形例を示すフック部分の側面図である。 7……吸着手段、7a……バキュームカップ、8……基準
規制ピン、9,10……ダイヤルゲージ、9a,10a……測定ピ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤井 博司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−12811(JP,U) 実公 昭49−40782(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のルーフと該ルーフに対してスライド
    自在なスライディングルーフとの間の段差を検査するた
    めの装置であって、 装置本体を車両のルーフとスライディングルーフのいず
    れか一方に対し位置決めするための位置決めピンを装置
    本体に出没自在に支持するとともに、車両のルーフとス
    ライディングルーフのいずれか一方に負圧により収縮し
    ながら吸着するバキュームカップを有する吸着手段を装
    置本体に支持し、吸着手段によって装置本体を上記いず
    れか一方のルーフ上に固定するようにする一方、吸着手
    段が吸着する上記一方のルーフ側に位置するように配設
    され、上記バキュームカップの吸着時の収縮量を規制し
    て、装置本体の基準高さを設定する規制手段を吸着手段
    に対して設け、一対の測定ピンを装置本体の固定状態に
    おいてルーフとスライディングルーフとに夫々当接しう
    るように配置して装置本体に出没自在に支持し、両測定
    ピン間の段差によってルーフとスライディングルーフと
    の間の段差を検出するようにした車両のスライディング
    ルーフ段差検査装置。
JP1985162640U 1985-10-22 1985-10-22 スライディングルーフ段差検査装置 Expired - Lifetime JPH0733121Y2 (ja)

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JPS6271503U JPS6271503U (ja) 1987-05-07
JPH0733121Y2 true JPH0733121Y2 (ja) 1995-07-31

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JP1985162640U Expired - Lifetime JPH0733121Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22 スライディングルーフ段差検査装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101459853B1 (ko) * 2012-12-18 2014-11-07 현대자동차주식회사 공압을 이용하는 갭단차 측정장치 및 측정방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS42203Y1 (ja) * 1964-07-02 1967-01-09
JPS5433100Y2 (ja) * 1972-07-13 1979-10-12

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JPS6271503U (ja) 1987-05-07

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