JP4084244B2 - ホイールバランサー用ホイール装着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車整備工場などで使用されるホイールバランサーにホイールを精度良く省力化して装着できるホイールバランサー用ホイール装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ホイールバランサーの主軸に供試用のホイールを取付けるのに、重いホイールを人力のみで持ち上げるのが困難であるため、これを解消するため、ベースに立設した支柱に沿ってホイールを挟持する上下のアームを設け、該下アームを昇降用のシリンダーに連結すると共に、該下アームの上下動に連動して前記上アームを逆方向に上下動し、ホイールの中心をホイールバランサーの主軸高さに合わせるホイール取付補助装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−287635号公報(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この従来のホイール取付補助装置においては、重いホイールの中心をホイールバランサーの主軸高さに合せて持ち上げることのみが可能で、その持ち上げたホイールをホイールバランサーの主軸に通してバランサーの根元側に寄せて垂直に保ち、ホイールと主軸との軸芯合せを人手によってなさねばならず、又、ホイールを主軸に固定するための重いホイールロックナットを作業トレイから取り上げて主軸に通してからねじ込んで締め付けることも人手によらねばならず、手間がかかって作業効率が低下する問題点があった。
【0005】
本発明は、これらの問題点を解消し、ホイールを精度良く省力化して装着できるホイールバランサー用ホイール装着装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成すべく、ホイールを装着し計測するための主軸を有するホイールバランサーの本体部からガイドレールを前記主軸と平行に突設し、上下アームによりホイールを所定高さに挟持して前記主軸に嵌挿可能なアーム支持体を前記ガイドレールに係合して移動自在に設けると共に、前記本体部と前記アーム支持体との間を伸縮駆動手段により連結し、前記ガイドレール先端部に、前記主軸にホイールをセットするためのホイールロックナットを一時的に保持する保持アームの根部を枢支すると共に該保持アームに、該保持アームの傾動角度調整手段を設けた。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の1実施の形態を図1乃至図4により説明する。
【0008】
1は本発明の1実施の形態であるホイールバランサー一体型のホイール装着装置を示し、該一体型ホイール装着装置1の本体部2の後部に、ガイドレール3を該本体部2の側方に延長して設けた。
【0009】
ここで、該ガイドレール3は、前記本体部2に設けられホイールAを装着してそのアンバランスを計測する主軸2aと平行になるように設けられている。
【0010】
4はアーム支持体を示し、該アーム支持体4はベース部4aと該ベース部4aに立設した支柱部4bとからなり、該ベース部4aの隅部にローラ4cを回転自在に軸支すると共に、前記ガイドレール3に係合するガイドローラ4dを軸支し、前記アーム支持体4は前記ガイドレール3に沿って前記本体部2の側方において左右方向に移動できるようにした。
【0011】
又、前記支柱部4bに前記本体部2の側方で水平に前後に延びる上アーム5と下アーム6とを該支柱部4bに沿って上下動可能に設け、該下アーム6には、前記本体部2から側方に突出する前記主軸2aを中心にして前後等間隔の位置で平行なホイールAの1対の支承杆6a、6bを突設すると共に、前記支柱部4bに垂設した昇降駆動用シリンダーのロッドに連結した。
【0012】
又前記上アーム5には前記一方の支承杆6bの略上方位置で該支承杆6bと平行に延びるホイールAの支持杆5aを突設し、更に該上アーム5の上下動を規制するための規制突起5bを該上アーム5に連結して設けている。
【0013】
ここで図4の説明図に示す如く前記支柱部4b内の上下端部にプーリー4eをそれぞれ軸支し、これらプーリー4e間にワイヤー4fをループ状に掛け渡すと共に、該ワイヤー4fに前記下アーム6をワイヤー固定6cを介して連結し、又該ワイヤー4fに上下のストッパー4g、4hを調整可能に取付けると共に前記上アーム5に連結した規制突起5bを該上下のストッパー4g、4h間に突出した。
【0014】
尚、前記上下アーム5、6から突出した支承杆6a、6b、5aによりホイールAを挟持して上昇する時、ホイールAの中心が前記主軸2aの高さ位置で上ストッパー4gが上アーム5の規制突起5bに当接する様に予め上ストッパー4gを調整することにより、以後直径の異なるホイールAを挟持してもホイールAの中心は前記主軸2aの高さ位置となり、又、下ストッパー4hは上アーム5の下降位置を規制する様に形成している。
【0015】
7は伸縮駆動手段を示し、該伸縮駆動手段7は駆動シリンダーからなり、該駆動シリンダー7の根部を前記本体部2の下面に、又該駆動シリンダー7のロッドの先端を前記アーム支持体4のベース4aに固定し、該駆動シリンダー7の駆動によるロッドの進退により、前記アーム支持体4を前記本体部2側に寄せたり、離したりすることができる。
【0016】
8は保持アームを示し、該保持アーム8は、前記ガイドレール3の先端部に、根部8aにおいて枢支すると共に該保持アーム8のショックアブゾーバからなる傾動角度調整手段10を該保持アーム8の中間部と前記ガイドレール3の先端部のアーム取付板3aとの間に設けた。
【0017】
又、該保持アーム8の先端部に前記主軸2aに向けて延び前記ホイールロックナット9を取り出し可能に嵌挿する待機軸8bを突設し、図8に示す如く該待機軸8bの先端部に、前記主軸2aの先端部2bの周面に係止可能な湾曲状突片8cを設けた。
【0018】
前記ホイールロックナット9は前記主軸2aに嵌挿するために中心が開孔し、先端側は取付補助具のコーン型アダプターなどが嵌挿可能に形成され、手前側はネジ締め用の把持部に形成されると共に内部にクイックチャック機能又はエアチャック機能を有している。
【0019】
次に、前記一体型ホイール装着装置1の使用方法を図面により説明する。
【0020】
先ず第1段階として、タイヤとリムを組み合せた供試用のホイールAを一体型ホイール装着装置1の前に転がしてきて、図5に示す如く傾斜台B上を通過してアーム支持体4の下アーム6の1対の支承杆6a、6bの間に置く。
【0021】
第2段階では、本体部2に設けてある操作部の上昇スイッチを押すと前記昇降駆動用シリンダーの駆動により下アーム5を上昇させたときに該下アーム5と共にワイヤー固定部6cを上昇して、ワイヤー4fを図4の矢印Cの方向に回動する。これに伴って下ストッパー4hは逆に下動し、該下ストッパー4hにその上側で当接する規制突起5bも下動して上アーム6が下動する。
【0022】
そして、上昇する下アーム5の支承杆6a、6bにより支承されたホイールAのタイヤの上面に上方の支承杆5aが当接した後は該ホイールAと共に上アーム6が上動し、これに伴って規制突起5bは下ストッパー4hから離れて上動し、ワイヤー4fの回動と共に下動する上ストッパー4gにその下面で当接してホイールAは上下のアーム5、6の支承杆5a、6a、6bによりタイヤを介して垂直に挟持され、このように上昇して挟持された該ホイールAの中心が予め調整した所定の高さである主軸2aの軸芯に合致する。
【0023】
次に第3段階として、本体部2の操作部の移動レバースイッチを左側に傾けると、図6の平面図に示す如く、アーム支持体4は伸縮駆動手段である駆動シリンダー7によりガイドレール3に沿って前記ホイールAを主軸高さに挟持したまま主軸2a側に移動する。
【0024】
そして、該主軸2aに前記アーム支持体4により垂直状に挟持されたホイールAをそのハブ孔において挿通する。
【0025】
第4の段階では、図7の如く、ホイールロックナット9が待機している直立状態の保持アーム8を手で主軸2a側に引き寄せて傾動すると、図8の如く、前記ホイールロックナット9が嵌挿している待機軸8bの先端の湾曲突片8cが前記主軸2aの先端部2bに設けた1段細い周面にショックアブゾーバ10の作用により緩やかに当接し、該主軸2aと待機軸8bの軸芯が合致する。
【0026】
次の第5段階では、前記主軸2aと待機軸8bとが合致した状態で、前記ホイールロックナット9を待機軸8b側から主軸2a側に両軸上をスライド移動させると、前記保持アーム8は前記ショックアブソーバ10の作用により図9に示す如く直立の状態に自動復帰する。
【0027】
そして主軸2a側に移動したホイールロックナット9を主軸2aに締め付けて、ホイールAをホイールバランサーの主軸2aに挟持固定してセットする。
【0028】
第6段階では、ホイールAを主軸2aにセットしたら、図9に示す如く、本体部2の操作部の下降スイッチを押すと上アーム5は上方に離れると共に下アーム6は下方へ離れる。
【0029】
そして安全のためにホイールバランサーのホイールカバーEをホイール回転部分にかぶせてからアンバランス計測を行う。
【0030】
計測が終了したらホイールAを一連の動作の逆の順序によりアーム支持体4より取り外す。
【0031】
このように、ホイールバランサーの主軸に垂直に軸芯を合致してホイールを装着することにより、軸ぶれの少ない計測ができると共に重いホイールと重いホイールロックナットを省力化して装着することができる。
【0032】
【発明の効果】
このように本発明によると、重いホイールをホイールバランサーの主軸高さに挟持したまま主軸側に寄せ、主軸と軸芯を合致して装着することにより、精度良く計測できる効果と省力化して作業効率を向上できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態の一体型ホイール装着装置の平面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】その正面図である。
【図4】アーム支持体の内部機構の説明図である。
【図5】ホイールを挟持した上昇時の側面側の説明図である。
【図6】ホイールを主軸側に寄せる状態を示す平面説明図である。
【図7】保持アームの側面側の説明図である。
【図8】主軸と待機軸の係止状態の説明図である。
【図9】ホイールを主軸に装着した状態の断面説明図である。
【符号の説明】
1 一体型ホイール装着装置
2 本体部
3 ガイドレール
4 アーム支持体
5 上アーム
6 下アーム
7 伸縮駆動手段
8 保持アーム
9 ホイールロックナット
10 角度調整手段
Claims (4)
- ホイールを装着し計測するための主軸を有するホイールバランサーの本体部からガイドレールを前記主軸と平行に突設し、上下アームによりホイールを所定高さに挟持して前記主軸に嵌挿可能なアーム支持体を前記ガイドレールに係合して移動自在に設けると共に、前記本体部と前記アーム支持体との間を伸縮駆動手段により連結し、前記ガイドレール先端部に、前記主軸にホイールをセットするためのホイールロックナットを一時的に保持する保持アームの根部を枢支すると共に該保持アームに、該保持アームの傾動角度調整手段を設けたホイールバランサー用ホイール装着装置。
- 前記保持アームの先端部に、前記主軸に向けて延び前記ホイールロックナットを取り出し可能に嵌挿する待機軸を突設した請求項1に記載のホイールバランサー用ホイール装着装置。
- 前記待機軸の先端部に、前記主軸の先端部の周面に係止可能な湾曲状突片を突出した請求項2に記載のホイールバランサー用ホイール装着装置。
- 前記傾動角度調整手段は、前記保持アームの中間部と前記ガイドレールの先端部間に介在させて連結したショックアブソーバからなる請求項1に記載のホイールバランサー用ホイール装着装置。
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