JP3147914U - パチンコ機設置用水準器のクランプ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が非常にシンプルで、操作も容易であり、サイズとしても、パチンコ機を、ホールの島設備に設置するのに際して使用する水準器を固定するために必要な大きさに設定し、締め付けに際して水準器或いは外枠を損傷しないパチンコ機設置用水準器のクランプ構造を提供する。【解決手段】棒状本体20に摺動自在の可動挟持部材25を挟持用ネジ部材22の回動によって、その挟持用ネジ部材22の押圧部が前記可動挟持部材25を押圧することで、水準器35とパチンコ機の外枠1とを挟持して前記水準器35を固定できるように構成した。【選択図】図1
Description
本考案は、パチンコ機を、ホールの島設備に設置するのに際して使用する水準器を固定するために用いるパチンコ機設置用水準器のクランプ構造に関するものである。
一般に、遊技場にパチンコ機を設置する場合、島設備の島枠にパチンコ機の外枠を固定し、しかる後にヒンジ金具を固定してパチンコ機本体を固定する。
この際、パチンコ機本体は、遊技盤面を流下する遊技球を所定の確率で入賞させるようにするために、所定の角度で後傾(本体上部が島設備内側に入り込む)させる。一般に多用されているこの種の傾斜角度としては、鉛直線に対して、通常、振り幅は、3分乃至5分5厘の5厘刻みの6段階(尺貫法)である。
この際、パチンコ機本体は、遊技盤面を流下する遊技球を所定の確率で入賞させるようにするために、所定の角度で後傾(本体上部が島設備内側に入り込む)させる。一般に多用されているこの種の傾斜角度としては、鉛直線に対して、通常、振り幅は、3分乃至5分5厘の5厘刻みの6段階(尺貫法)である。
そして、このようにパチンコ機を所定の角度で後傾させるためには、外枠を島枠に仮止めした状態で、外枠の傾斜状態を検査することが必要であり、その為に、水準器(気泡利用)、錘等(錘ゲージ)の手段が使用される。こうした測定の具体的手段については、種々提案されている。
そして、外枠の傾斜角度を所定角度とした状態で島枠に固定(釘打ち)するのに、先ず、作業者が外枠の上部を島枠の天板に固定し、下部を手前に引きよせて、この外枠の側部前面に水準器を当て、角度を確認してから台カマチ(島枠)に固定(釘打ち)する。こうした取り付け作業は、作業員が一人で行うのが普通であり、従って、水準器を当て付けた状態で固定(釘打ち)を行うというわけには行かないもので、一旦、水準器を置いて、ハンマーに持ち替えて釘打ちを行う必要があり、釘打ち途中で傾斜角度が変化してしまうことが多々ある。勿論、外枠を取り付けた後に角度を再確認し、ズレている場合には、当然に固定をし直す必要がある。
このようなパチンコ機の島設備に対する取り付け及び水準器に関わる先行技術としては、例えば、次のようなものが提案されている。
特開2005−329225。 特開2004−147752。 実用新案登録第3141308号 特開2004−121736。 特開2004−41346。
上述のように、水準器を使用するときには、これを外枠に当てつけ、所定傾斜角度が得られていないときに、外枠を動かして角度調節し、所定角度を確認した後に、水準器を横に置いてハンマーに持ち替えることになる。
こうした調節時に、水準器を何度も持ち上げて外枠に当てつける調整動作が必要となるもので、非常に煩わしいものであった。
こうした調節時に、水準器を何度も持ち上げて外枠に当てつける調整動作が必要となるもので、非常に煩わしいものであった。
上記のような問題を解消するために、一般の冶具として使用されているクランプ(万力)を利用できないものかと考えた。
一般に用いられているクランプとしては、ネジの回動を用いて押圧を行う構造のものが利用可能である。
例えば、次の構造のものが挙げられる。
特開平8−37293。
一般に用いられているクランプとしては、ネジの回動を用いて押圧を行う構造のものが利用可能である。
例えば、次の構造のものが挙げられる。
特許文献6に示す如き従来構造のクランプ(万力)は、挟持幅を調節する場合にネジを利用しているが、このネジの先端が挟持物に接当しているので、その回動に伴って、ネジの先端が挟持物に摺接しながら挟み込みを行うことになり、挟持物に傷が付くという問題がある。
こうした問題を解消するために、挟持物とネジとの摺接をなくしながら挟み込みができるように工夫したものも提案されているが、こうしたクランプでも、挟持物を種々のものと想定しているため、挟み込みのストロークを大きく設定しており、大きなサイズのものとなっている。
こうした問題を解消するために、挟持物とネジとの摺接をなくしながら挟み込みができるように工夫したものも提案されているが、こうしたクランプでも、挟持物を種々のものと想定しているため、挟み込みのストロークを大きく設定しており、大きなサイズのものとなっている。
本考案は、かかる問題点に鑑み、構造が非常にシンプルで、操作も容易であり、サイズとしても、パチンコ機を、ホールの島設備に設置するのに際して使用する水準器を固定するために必要な大きさに設定し、締め付けに際して水準器或いは外枠を損傷しないようにすることを目的とする。
本考案にかかる下振り水準器は、上記課題を解決するために、請求項1に記載の通り、
パチンコ機の外枠1を、島設備に対して所定の後傾角度で設置するために用いる水準器35を固定するためのパチンコ機設置用水準器のクランプ構造であって、
棒状本体20の先端側を折り曲げて係止部20Aに形成し、
前記棒状本体20の基端側を同じ方向に折り曲げて支持部20Bに形成し、
前記支持部20Bに、ネジ孔21を設けると供に前記ネジ孔21に、挟持用ネジ部材22を螺合させ、
前記挟持用ネジ部材22の一端部には操作部23が設けられ、その他端部には押圧部24が設けられ、
棒状の可動挟持部材25に、前記棒状本体20を挿通する貫通孔25Aが形成され、該可動挟持部材25が前記係止部20Aと支持部20Bとの間において摺動自在に前記棒状本体20に設けられ、
前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間が最大に開いた状態で、両者間が130mm以内に設定されており、
前記挟持用ネジ部材22の回動によって、その押圧部24が前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に押圧することで、前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間に前記水準器35と前記外枠1とを挟持して前記水準器35を固定できるように構成した、
ことを特徴とする。
パチンコ機の外枠1を、島設備に対して所定の後傾角度で設置するために用いる水準器35を固定するためのパチンコ機設置用水準器のクランプ構造であって、
棒状本体20の先端側を折り曲げて係止部20Aに形成し、
前記棒状本体20の基端側を同じ方向に折り曲げて支持部20Bに形成し、
前記支持部20Bに、ネジ孔21を設けると供に前記ネジ孔21に、挟持用ネジ部材22を螺合させ、
前記挟持用ネジ部材22の一端部には操作部23が設けられ、その他端部には押圧部24が設けられ、
棒状の可動挟持部材25に、前記棒状本体20を挿通する貫通孔25Aが形成され、該可動挟持部材25が前記係止部20Aと支持部20Bとの間において摺動自在に前記棒状本体20に設けられ、
前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間が最大に開いた状態で、両者間が130mm以内に設定されており、
前記挟持用ネジ部材22の回動によって、その押圧部24が前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に押圧することで、前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間に前記水準器35と前記外枠1とを挟持して前記水準器35を固定できるように構成した、
ことを特徴とする。
本考案のクランプは、構造が非常にシンプルで、操作も容易であり、サイズとしても、パチンコ機を、ホールの島設備に設置するのに際して使用する水準器を固定するために必要な大きさ(挟持幅130mm)に設定して操作が容易となると供に全体をコンパクトに構成できており、挟持用ネジ部材が直接水準器或いは外枠に接当するものではないので、締め付けに際して水準器或いは外枠を損傷しない利点もある。
尚、取り外しに際しては、挟持用ネジ部材を回動させた後に、可動挟持部材を手操作で後退させればよい。
尚、取り外しに際しては、挟持用ネジ部材を回動させた後に、可動挟持部材を手操作で後退させればよい。
本考案の実施に際しては、前記可動挟持部材25にボルト貫通孔26が設けられ、前記挟持用ネジ部材22の押圧部24に、該挟持用ネジ部材22と同心のネジ孔27が設けられ、前記ネジ孔27に螺合するボルト28が、前記可動挟持部材25のボルト貫通孔26に対して前記係止部20Aの側から挿通され、前記挟持用ネジ部材22の締め付け方向での回動に際しては、前記押圧部24で前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に移動させ、緩める方向での回動に際しては、前記ボルト28が前記ボルト貫通孔26で滑って前記ボルト28の頭部28Aで前記可動挟持部材25を前記支持部20Bの側に引き戻すように構成するのが好ましい。
このように、ボルト28を、前記可動挟持部材25のボルト貫通孔26に挿通し、前記挟持用ネジ部材22の押圧部24のネジ孔27にネジ止めすることで、締め付け操作に際しては、押圧部24でもって可動挟持部材25を移動させて水準器35と外枠1とを挟持し、緩めて取り外す際には、ボルト28の頭部28Aにより、挟持用ネジ部材22の回動に対しては可動挟持部材25と相対滑りを起こしながら、可動挟持部材25を支持部20Bの方向に移動させることができるのである。これによって、取り外しに際しては、可動挟持部材25が自動的に後退することになり、手操作で後退させる必要がないのである。
また、前記可動挟持部材25の支持部20Bに向いた箇所に、U字状係止部材29が設けられ、前記挟持用ネジ部材22には、該U字状係止部材29に係合する小径部30が、前記押圧部24よりも前記支持部20Bの側に設けられ、前記挟持用ネジ部材22が締め付けの方向に回動されたときには前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に移動させ、緩める方向に回動させたときには前記押圧部24とU字状係止部材29とが相対回動を許容しながら前記可動挟持部材25を前記支持部20Bの側に戻すように構成するのが好ましい。
このように構成することで、U字状係止部材29を可動挟持部材25に設け、これに係合する小径部30を挟持用ネジ部材22に設けるだけの簡単な構造付加で、締め付け操作に際しては、小径部30により、挟持用ネジ部材22の回動に対してはU字状係止部材29と相対滑りを起こしながら、押圧部24でもって可動挟持部材25を係止部20Aの方向に移動させて水準器35と外枠1とを挟持し、緩めて取り外す際には、小径部30により、挟持用ネジ部材22の回動に対してはU字状係止部材29と相対滑りを起こしながら、可動挟持部材25を支持部20Bの方向に移動させることができるのである。このように、取り外しに際しては、可動挟持部材25が自動的に後退することになり、手操作で後退させる必要がないのである。
以下、本考案にかかるパチンコ機設置用水準器のクランプ構造の好適実施例を説明する。
図1は、第1実施例のクランプ全体の斜視図、図2は、同クランプの一部切り欠き正面図、図3は、第2実施例の一作用状態を示す一部切り欠き正面図、図4は、第2実施例の他の作用状態を示す一部切り欠き正面図、図5は、第3実施例の一部切り欠き正面図である。図6は、パチンコ機を設置するのに用いる設置補助具の補助枠体の全体の前方から見た斜視図、図7は、補助枠体の全体の後方から見た斜視図、図8は、補助枠体の背面図、図9は、補助枠体の一側面図、図10は、補助枠体の他側面図、図11は、外枠を補助枠体に連結した斜視図、図12は、外枠を島枠に固定するための一工程図、図13は、外枠を島枠に固定するための一工程図である。
図1は、第1実施例のクランプ全体の斜視図、図2は、同クランプの一部切り欠き正面図、図3は、第2実施例の一作用状態を示す一部切り欠き正面図、図4は、第2実施例の他の作用状態を示す一部切り欠き正面図、図5は、第3実施例の一部切り欠き正面図である。図6は、パチンコ機を設置するのに用いる設置補助具の補助枠体の全体の前方から見た斜視図、図7は、補助枠体の全体の後方から見た斜視図、図8は、補助枠体の背面図、図9は、補助枠体の一側面図、図10は、補助枠体の他側面図、図11は、外枠を補助枠体に連結した斜視図、図12は、外枠を島枠に固定するための一工程図、図13は、外枠を島枠に固定するための一工程図である。
先ず、本考案のクランプを用いるパチンコ機の取り付けに関わる説明を、図6乃至図13に基づいて説明しておく。
この実施例で対象となるパチンコ機は、外枠1の下部に該外枠1の略全体の前面よりも前方に突出した幕板2が突出する状態で一体的に設けられているタイプのものである。
この設置補助具は、前記パチンコ機の外枠1の前面の実質的に全面に接当可能な略矩形の補助枠体3と、前記外枠1と補助枠体3の接当状態で該補助枠体3を前記外枠1に仮止めする二つの連結部材4、ここでは二つのクランプとからと成るものである。このクランプは、図10にも示すように、手操作でネジを回して緊締を行うことができるもので、それ自体一般に用いられているものである。
この実施例で対象となるパチンコ機は、外枠1の下部に該外枠1の略全体の前面よりも前方に突出した幕板2が突出する状態で一体的に設けられているタイプのものである。
この設置補助具は、前記パチンコ機の外枠1の前面の実質的に全面に接当可能な略矩形の補助枠体3と、前記外枠1と補助枠体3の接当状態で該補助枠体3を前記外枠1に仮止めする二つの連結部材4、ここでは二つのクランプとからと成るものである。このクランプは、図10にも示すように、手操作でネジを回して緊締を行うことができるもので、それ自体一般に用いられているものである。
そして、前記補助枠体3の下部に、前方に突出した前記幕板2に嵌合される段部5を有する前カマチ6が備えられており、且つ、該前カマチ6には、図8にも示すように、前記外枠1の前記幕板2の上面2Aに接当する支持部材7、ここでは、アングル材からなる支持部材7が設けられている。
また、前記補助枠体3は、この実施例では、前記外枠1の前面1Aに平行な前面3Aを有する。この構造によって、該補助枠体3の前面3Aに水準器35を当てることができ、この水準器35を見ることで、前記外枠1の傾斜(後傾)をみることとなる。
更に、前記補助枠体3の両側部3C及び天板3Dには、アテ棒8、9が含まれ、その裏面8A、9Aが前記補助枠体3の裏面3Bと面一となるように構成されている。このアテ棒8、9は、島枠10に当て付けられるものであるが、この実施例では、前面に平面が向いた平板状体で構成されており、上記連結部材4(クランプ)に対する十分な止め代となる。
上記の構成の設置補助具は、図11乃至図13に示すように、次の手順で使用される。
先ず、図10に示すように、パチンコ機から外された外枠1と前記補助枠体3とを2個の連結部材4(クランプ)を用いて、それらの上部位置で、緊締する。
この際、前記補助枠体3の前カマチ6の段部5は、前記外枠1の幕板2の上面2Aに乗るようにして嵌合された状態となる。
先ず、図10に示すように、パチンコ機から外された外枠1と前記補助枠体3とを2個の連結部材4(クランプ)を用いて、それらの上部位置で、緊締する。
この際、前記補助枠体3の前カマチ6の段部5は、前記外枠1の幕板2の上面2Aに乗るようにして嵌合された状態となる。
図11に示すように、この状態の補助枠体3と外枠1とを、島設備の島枠10の内部に持ち込み、島枠10の上部に当て付け、その外枠1の上部を、島枠10の上部に対して、内側から釘打ちして仮止めする。
図12に示すように、この後、前記補助枠体3を、その前カマチ6を把持して手前側に引き寄せ、上部の釘打ち位置を揺動中心として、該補助枠体3と共に外枠1を所定の角度で後傾させることができる。この後傾は、パチンコ機の機種、メーカー指示、遊技場の指示に基づいて決定されるが、3分乃至5分5厘の5厘刻みの6段階(尺貫法)から選択されるのが普通である。
この際、補助枠体3と外枠1とは連結部材4(クランプ)で一体化されているので、その補助枠体3を手前に移動させた場合に、外枠1が全体として手前側に傾斜し、左右方向で異なる傾斜が現れる虞がないのである。
この状態で、前記補助枠体3の前面に水準器35(気泡タイプ)を当て、所定の角度で傾斜されているどうか確認を行う。
この際、補助枠体3と外枠1とは連結部材4(クランプ)で一体化されているので、その補助枠体3を手前に移動させた場合に、外枠1が全体として手前側に傾斜し、左右方向で異なる傾斜が現れる虞がないのである。
この状態で、前記補助枠体3の前面に水準器35(気泡タイプ)を当て、所定の角度で傾斜されているどうか確認を行う。
次いで、図13に示すように、前記外枠1の下部を、島枠10の下部に所定の傾斜角度で釘止めする。しかる後、前記連結装置4のクランプを緩め、前記外枠1から前記補助枠体3を取り外す。そして、前記外枠1にヒンジ金具13を連結して、そのヒンジ金具13の他側部をパチンコ機本体に連結する。このようにして、パチンコ機を、島枠10に対して所定の後傾角度でもって設置、固定するのである。
次いで、本考案にかかるクランプについて、図1乃至図5に基づいて説明する。
第1実施例
図1及び図2は、パチンコ機の外枠1(厚み約70mm又は55mm)を、島設備に対して所定の後傾角度で設置するために用いる水準器35(厚み約40mm)を固定するためのパチンコ機設置用水準器のクランプを示す。
第1実施例
図1及び図2は、パチンコ機の外枠1(厚み約70mm又は55mm)を、島設備に対して所定の後傾角度で設置するために用いる水準器35(厚み約40mm)を固定するためのパチンコ機設置用水準器のクランプを示す。
図示のように、鋼製の四角棒の棒状本体20の先端側を折り曲げて係止部20Aに形成している。その曲げ代は、25mm程度である。前記棒状本体20の基端側を同じ方向に折り曲げて支持部20Bに形成している。その曲げ代は、20mm程度である。
そして、前記支持部20Bに、ネジ孔21を設けると供に前記ネジ孔21に、挟持用ネジ部材22を螺合させている。そのネジ部位は、30mm程度である。
そして、前記支持部20Bに、ネジ孔21を設けると供に前記ネジ孔21に、挟持用ネジ部材22を螺合させている。そのネジ部位は、30mm程度である。
更に、前記挟持用ネジ部材22の一端部には操作部23(蝶形把持部)が設けられ、その他端部には押圧部24が設けられている。
他方、棒状の可動挟持部材25(鋼製の四角棒)に、前記棒状本体20を挿通する貫通孔25Aが形成され、該可動挟持部材25が前記係止部20Aと支持部20Bとの間において摺動自在に前記棒状本体20に設けられている。
他方、棒状の可動挟持部材25(鋼製の四角棒)に、前記棒状本体20を挿通する貫通孔25Aが形成され、該可動挟持部材25が前記係止部20Aと支持部20Bとの間において摺動自在に前記棒状本体20に設けられている。
そして、前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間が最大に開いた状態で、両者間(挟持幅)が130mm以内(即ち、パチンコ機の外枠1の厚み約70mmと水準器35の厚み約40mmの合計を超える幅)に設定されている。換言すると、パチンコ機の設置で用いるクランプとしては、その挟持幅が限定されるものであり、大きなストロークを見込んでクランプを製造する必要性がない。
そして、前記挟持用ネジ部材22の回動によって、その押圧部24が前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に押圧することで、前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間に前記水準器35と前記外枠1とを挟持して前記水準器35を固定できるように構成してある。
そして、前記挟持用ネジ部材22の回動によって、その押圧部24が前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に押圧することで、前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間に前記水準器35と前記外枠1とを挟持して前記水準器35を固定できるように構成してある。
更に、前記可動挟持部材25にボルト貫通孔26が設けられ、前記挟持用ネジ部材22の押圧部24に、該挟持用ネジ部材22と同心のネジ孔27が設けられ、前記ネジ孔27に螺合するボルト28が、前記可動挟持部材25のボルト貫通孔26に対して前記係止部20Aの側から挿通され、前記挟持用ネジ部材22の締め付け方向での回動に際しては、前記押圧部24で前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に移動させ、緩める方向での回動に際しては、前記ボルト28が前記ボルト貫通孔26で滑って前記ボルト28の頭部28Aで前記可動挟持部材25を前記支持部20Bの側に引き戻すように構成してある。
このように、ボルト28を、前記可動挟持部材25のボルト貫通孔26に挿通し、前記挟持用ネジ部材22の押圧部24のネジ孔27にネジ止めすることで、締め付け操作に際しては、押圧部24でもって可動挟持部材25を移動させて水準器35と外枠1とを挟持し、緩めて取り外す際には、ボルト28の頭部28Aにより、挟持用ネジ部材22の回動に対しては可動挟持部材25と相対滑りを起こしながら、可動挟持部材25を支持部20Bの方向に移動させることができるのである。これによって、取り外しに際しては、可動挟持部材25が自動的に後退することになり、手操作で後退させる必要がないのである。
第2実施例
図3及び図4は、上記実施例1とは一部の構造が異なるもので、パチンコ機の外枠1(厚み約70mm又は55mm)を、島設備に対して所定の後傾角度で設置するために用いる水準器35(厚み約40mm)を固定するためのパチンコ機設置用水準器のクランプであることに変わりはない。
図3及び図4は、上記実施例1とは一部の構造が異なるもので、パチンコ機の外枠1(厚み約70mm又は55mm)を、島設備に対して所定の後傾角度で設置するために用いる水準器35(厚み約40mm)を固定するためのパチンコ機設置用水準器のクランプであることに変わりはない。
第1実施例と同様に、鋼製の四角棒の棒状本体20の先端側を折り曲げて係止部20Aに形成している。その曲げ代は、25mm程度である。前記棒状本体20の基端側を同じ方向に折り曲げて支持部20Bに形成している。その曲げ代は、20mm程度である。そして、前記支持部20Bに、ネジ孔21を設けると供に前記ネジ孔21に、挟持用ネジ部材22を螺合させている。そのネジ部位は、30mm程度である。
更に、前記挟持用ネジ部材22の一端部には操作部23(蝶形把持部)が設けられ、その他端部には押圧部24が設けられている。その押圧部24は、前記挟持用ネジ部材22の径よりも僅かに大径に形成されている。
他方、棒状の可動挟持部材25(鋼製の四角棒)に、前記棒状本体20を挿通する貫通孔25Aが形成され、該可動挟持部材25が前記係止部20Aと支持部20Bとの間において摺動自在に前記棒状本体20に設けられている点は同様である。
他方、棒状の可動挟持部材25(鋼製の四角棒)に、前記棒状本体20を挿通する貫通孔25Aが形成され、該可動挟持部材25が前記係止部20Aと支持部20Bとの間において摺動自在に前記棒状本体20に設けられている点は同様である。
そして、前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間が最大に開いた状態で、両者間(挟持幅)が130mm以内(即ち、パチンコ機の外枠1の厚み約70mmと水準器35の厚み約40mmの合計を超える幅)に設定されている。
そして、前記挟持用ネジ部材22の回動によって、その押圧部24が前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に押圧することで、前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間に前記水準器35と前記外枠1とを挟持して前記水準器35を固定できるように構成してある。
そして、前記挟持用ネジ部材22の回動によって、その押圧部24が前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に押圧することで、前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間に前記水準器35と前記外枠1とを挟持して前記水準器35を固定できるように構成してある。
この第2実施例では、上記第1実施例よりも構造がシンプルであり、取り外し(挟持状態の解除)に際しては、挟持用ネジ部材を回動させた後に、可動挟持部材を手操作で後退させる必要があるが、この考案の目的は達成できるものである。
第3実施例
図5に示すように、基本的構造は、やはり上記第1実施例と同じであり、その説明は省略するが、ここでは、次の点が相違する。
即ち、前記可動挟持部材25の支持部20Bに向いた箇所に、U字状係止部材29が設けられ、前記挟持用ネジ部材22には、該U字状係止部材29に係合する小径部30が、前記押圧部24よりも前記支持部20Bの側に設けられ、前記挟持用ネジ部材22が締め付けの方向に回動されたときには前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に移動させ、緩める方向に回動させたときには前記押圧部24とU字状係止部材29とが相対回動を許容しながら前記可動挟持部材25を前記支持部20Bの側に戻すように構成した、
図5に示すように、基本的構造は、やはり上記第1実施例と同じであり、その説明は省略するが、ここでは、次の点が相違する。
即ち、前記可動挟持部材25の支持部20Bに向いた箇所に、U字状係止部材29が設けられ、前記挟持用ネジ部材22には、該U字状係止部材29に係合する小径部30が、前記押圧部24よりも前記支持部20Bの側に設けられ、前記挟持用ネジ部材22が締め付けの方向に回動されたときには前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に移動させ、緩める方向に回動させたときには前記押圧部24とU字状係止部材29とが相対回動を許容しながら前記可動挟持部材25を前記支持部20Bの側に戻すように構成した、
このように構成することで、U字状係止部材29を可動挟持部材25に設け、これに係合する小径部30を挟持用ネジ部材22に設けるだけの簡単な構造付加で、締め付け操作に際しては、小径部30により、挟持用ネジ部材22の回動に対してはU字状係止部材29と相対滑りを起こしながら、押圧部24でもって可動挟持部材25を係止部20Aの方向に移動させて水準器35と外枠1とを挟持し、緩めて取り外す際には、小径部30により、挟持用ネジ部材22の回動に対してはU字状係止部材29と相対滑りを起こしながら、可動挟持部材25を支持部20Bの方向に移動させることができるのである。このように、取り外しに際しては、可動挟持部材25が自動的に後退することになり、手操作で後退させる必要がないのである。
本考案にかかるクランプの構造は、主に、パチンコ機の設置に際しての後傾斜の検出に用いる水準器の固定に用いるもので、限定的用途ではあるが、必要とあれば、その挟持幅内であれば、他の用途にも持ち得るものであり、その応用範囲は広い。
1:外枠
20:棒状本体
20A:係止部
20B:支持部
21:ネジ孔
22:挟持用ネジ部材
23:操作部
24:押圧部
25:可動挟持部材
25A:貫通孔
26:ボルト貫通孔
27:ネジ孔
28:ボルト
28A:ボルトの頭部
29:U字状係止部材
30:小径部
35:水準器
20:棒状本体
20A:係止部
20B:支持部
21:ネジ孔
22:挟持用ネジ部材
23:操作部
24:押圧部
25:可動挟持部材
25A:貫通孔
26:ボルト貫通孔
27:ネジ孔
28:ボルト
28A:ボルトの頭部
29:U字状係止部材
30:小径部
35:水準器
Claims (3)
- パチンコ機の外枠1を、島設備に対して所定の後傾角度で設置するために用いる水準器35を固定するためのパチンコ機設置用水準器のクランプ構造であって、
棒状本体20の先端側を折り曲げて係止部20Aに形成し、
前記棒状本体20の基端側を同じ方向に折り曲げて支持部20Bに形成し、
前記支持部20Bに、ネジ孔21を設けると供に前記ネジ孔21に、挟持用ネジ部材22を螺合させ、
前記挟持用ネジ部材22の一端部には操作部23が設けられ、その他端部には押圧部24が設けられ、
棒状の可動挟持部材25に、前記棒状本体20を挿通する貫通孔25Aが形成され、該可動挟持部材25が前記係止部20Aと支持部20Bとの間において摺動自在に前記棒状本体20に設けられ、
前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間が最大に開いた状態で、両者間が130mm以内に設定されており、
前記挟持用ネジ部材22の回動によって、その押圧部24が前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に押圧することで、前記係止部20Aと前記可動挟持部材25との間に前記水準器35と前記外枠1とを挟持して前記水準器35を固定できるように構成した、
ことを特徴とするパチンコ機設置用水準器のクランプ構造。 - 前記可動挟持部材25にボルト貫通孔26が設けられ、前記挟持用ネジ部材22の押圧部24に、該挟持用ネジ部材22と同心のネジ孔27が設けられ、前記ネジ孔27に螺合するボルト28が、前記可動挟持部材25のボルト貫通孔26に対して前記係止部20Aの側から挿通され、前記挟持用ネジ部材22の締め付け方向での回動に際しては、前記押圧部24で前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に移動させ、緩める方向での回動に際しては、前記ボルト28が前記ボルト貫通孔26で滑って前記ボルト28の頭部28Aで前記可動挟持部材25を前記支持部20Bの側に引き戻すように構成した、
ことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機設置用水準器のクランプ構造。 - 前記可動挟持部材25の支持部20Bに向いた箇所に、U字状係止部材29が設けられ、前記挟持用ネジ部材22には、該U字状係止部材29に係合する小径部30が、前記押圧部24よりも前記支持部20Bの側に設けられ、前記挟持用ネジ部材22が締め付けの方向に回動されたときには前記可動挟持部材25を前記係止部20Aの方向に移動させ、緩める方向に回動させたときには前記押圧部24とU字状係止部材29とが相対回動を許容しながら前記可動挟持部材25を前記支持部20Bの側に戻すように構成した、
ことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機設置用水準器のクランプ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008007983U JP3147914U (ja) | 2008-10-16 | 2008-10-16 | パチンコ機設置用水準器のクランプ構造 |
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JP2008007983U JP3147914U (ja) | 2008-10-16 | 2008-10-16 | パチンコ機設置用水準器のクランプ構造 |
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JP3147914U true JP3147914U (ja) | 2009-01-29 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190102421A (ko) * | 2018-02-26 | 2019-09-04 | (주)양수금속 | 빔 클램프 |
KR20190102420A (ko) * | 2018-02-26 | 2019-09-04 | (주)양수금속 | 빔 클램프 |
JP2022058060A (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-11 | 正 稲月 | パチンコ台枠の上部取付け装置 |
-
2008
- 2008-10-16 JP JP2008007983U patent/JP3147914U/ja not_active Expired - Fee Related
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