JP2000000690A - 溶接用治具 - Google Patents

溶接用治具

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JP2000000690A
JP2000000690A JP16960198A JP16960198A JP2000000690A JP 2000000690 A JP2000000690 A JP 2000000690A JP 16960198 A JP16960198 A JP 16960198A JP 16960198 A JP16960198 A JP 16960198A JP 2000000690 A JP2000000690 A JP 2000000690A
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clamper
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movable
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雅稔 ▲高▼野
Masatoshi Takano
Makoto Chokai
誠 鳥海
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Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の被溶接部材どうしの相対的な位置決め
とクランプとが行える溶接用治具を提供する。 【解決手段】 位置決めピン22を有する固定クランパ
8に軸受部材10を固着し、軸受部材10にピン12を
介して可動クランパ11を取り付ける一方、ピン14を
介してレバー13を取り付け、連結ロッド16の一端を
ピン18を介してレバー13に取り付け、他端を可動ク
ランパ11の中間部にピン19を介して取り付け、可動
クランパ11にはアジャストボルト20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶接用治具に関し、
被溶接部材どうしの相対的な位置決めとクランプとが容
易にできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】エレベータにおけるかごは、かごわくと
その他の付属品とによって構成されている。かごわく
は、四角形に組んだ一対のフレームどうしを連結して構
成されている。このフレームは、図4に示すように左右
で一対のアップライト2と上下で二対のクロスヘッド3
等で構成されている。
【0003】即ち、一対のクロスヘッド3における両端
に補強板としてのガセットプレート4が夫々溶接される
とともに一対のガイドシュープレート7を介して一対の
クロスヘッド3が相互に略平行に連結され、対向するガ
セットプレート4どうしの間にアップライト2の端部が
結合されることでフレーム1が構成されている。
【0004】一対のクロスヘッド3と一対のガセットプ
レート4と一対のガセットプレート7との結合は工場で
行われ、現地においてガセットプレート4とアップライ
ト2との結合が行われる。ここで、工場でのクロスヘッ
ド3とガセットプレート4との仮結合は溶接によって行
われ、クロスヘッド3とガイドシュープレート7との結
合はボルトを介して行われる。一方、現場でのガセット
プレート4とアップライト2及びクロスヘッド3との結
合はボルトを介して行われる。
【0005】ここで、クロスヘッド3とガセットプレー
ト4との溶接は以下のようにして行われている。まず、
図5における孔5a,5b及び孔6a,6bにピンを挿
入してクロスヘッド3に対するガセットプレート4の位
置決めをした状態でシャコマンを用い、ガセットプレー
ト4とクロスヘッド3とをクランプする。次に、この状
態でガセットプレート4とクロスヘッド3とを溶接す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クロスヘッ
ド3にガセットプレート4を溶接する際に、孔へピンを
挿入して位置決めをする作業とシャコマンでクランプす
る作業を別々に行わねばならないため、作業が面倒で工
数が多くかかる。
【0007】そこで本発明は、斯る課題を解決した溶接
用治具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の請求項1に係る溶接用治具の構成は、一対の被溶接部
材どうしを、夫々の被溶接部材に形成された孔の位置を
一致させることで相対的に位置決めしてクランプするた
めの溶接用治具であって、固定クランパと、固定クラン
パの基端部に一体に結合された軸受部材に基端部が回動
自在に結合されるとともに固定クランパとの間に一対の
前記被溶接部材をクランプする可動クランパと、前記軸
受部材における可動クランパの基端部よりも固定クラン
パの先端部側に基端部が回動自在に設けられたレバー
と、レバーの中間部と可動クランパの中間部とを回動自
在に連結するとともに、可動クランパと固定クランパと
で一対の被溶接部材をクランプした状態で、レバーにお
ける連結ロッド,軸受部材との連結部どうしを結ぶデッ
ドラインよりも可動クランパの基端部側に、可動クラン
パと連結ロッドとの結合部であるピンが位置するように
設定した連結ロッドと、可動クランパの先端部近傍に設
けられ固定クランパとの間隔であるクランプ厚さを増減
するアジャストボルトと、固定クランパから軸受部材の
設けられた方向へ向かって突出するとともに一対の前記
被溶接部材に夫々形成された孔へ嵌合される位置決めピ
ンとで構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
に基づいて詳細に説明する。
【0010】本発明による溶接用治具の構成を図1に示
す。図示しない一対の被溶接部材を下方からクランプす
るための固定クランパ8の基端部には支柱9を介して一
対の軸受部材10が固着されている。図2,3にも示す
ように、一対の軸受部材10の間には可動クランパ11
の基端部が挾持され、軸受部材10における固定クラン
パ8の反先端部側に配置されたピン12を介して可動ク
ランパ11が回動自在に支持されている。
【0011】一方、一対のレバー13が一対の軸受部材
10を挾持する位置に配置され、軸受部材10の中央下
部とレバー13の基端部とがピン14を介して回動自在
に結合されている。夫々のレバー13は略L字形に形成
されており、双方のレバー13の他端には一対のレバー
13間に挟むようにしてハンドル15の一端が結合され
ている。
【0012】そして、一対のレバー13の屈曲部と可動
クランパ11の中間部とが、一対の連結ロツド16を介
して連結されている。即ち、一対の連結ロッド16の一
端がスペーサ17を介して一対のレバー13の屈曲部の
間に配置され、両者がピン18を介して回動自在に結合
されている。また、一対の連結ロツド16の他端は可動
クランパ11を挟むように配置され、両者がピン19を
介して回動自在に結合されている。
【0013】可動クランパ11が一対の被溶接部材をク
ランプした状態より更に反時計方向へ可動クランパ11
が回動するのを拘束するために、図2のようにストッパ
10aが一対の軸受部材10の内側に突出して形成され
ている。
【0014】可動クランパ11が回動して固定クランパ
8と略平行になったときに図3のように一対の被溶接部
材をクランプできるように、可動クランパ11の先端に
はアジャストボルト20が設けられている。アジャスト
ボルト20は可動クランパ11にねじ込まれ、ロックナ
ット21によって回り止めがなされている。
【0015】このアジャストボルト20は図3のθの値
を設定するものである。即ち、アジャストボルト20は
以下のように調整される。図3に示すように固定クラン
パ8と可動クランパ11とで一対の被溶接部材をクラン
プしたクランプ状態のときにピン18とピン14とを結
ぶデッドライン23よりもピン19が右方に位置し、ピ
ン18とピン19とを結ぶ直線とデッドライン23との
なす角度がθ=3°に設定されている。
【0016】固定クランパ8には、軽量化と取手形成の
目的で切欠部8bが形成されている。そして、一対の被
溶接部材の孔へ嵌合することによって両者間の相対的な
位置合わせをするために、ロケートピン22が固定クラ
ンパ8に取り付けられている。このロケートピン22の
先端は、孔に嵌合する作業を容易にするためにテーパ状
に形成されている。固定クランパ8におけるロケートピ
ン22の取付部の上面は、溶接スパッタ付着による不良
を防止するため、段差部8aを設けて低く形成されてい
る。
【0017】次に、斯る溶接用治具の作用を説明する。
まず、クロスヘッド3とガセットプレート4とが図4に
示す位置関係となるように配置し、溶接用治具における
ロケートピン22を図5に示す孔5b,5aに嵌合した
のちに、図2に示すようにピン14を中心としてハンド
ル15を反時計方向へ回動させる。すると、連結ロッド
16を介してピン19が反時計方向へ回動させられるこ
とから、可動クランパ11がピン12を中心として反時
計方向へ回動し、図3に示すようにアジャストボルト2
0と固定クランパ8との間にクロスヘッド3とがセット
プレート4とがクランプされる。つまり、クロスヘッド
3とガセットプレート4との相対的な位置決めとクラン
プとをワンタッチで行うことができる。
【0018】ハンドル15を反時計方向へ回動させたと
きに、ピン18とピン14とを結ぶデッドライン23よ
りも図3中の左方に位置していたピン19が右方へ移動
して当該位置を占めると、ガセットプレート4から可動
クランパ11に加わっている反力Rがピン19を矢印の
方向へ回動させようとし、これによりレバー13に矢印
で示すようにクランプする方向へ回動させようとする力
が作用し、アンクランプを防止する。
【0019】次に、ロケートピン22を孔6a,6bに
嵌合してもうひとつの溶接用治具を取り付け、2つの溶
接用治具によってクロスヘッド3とガセットプレート4
とを相対的に位置決めした状態でクランプする。
【0020】このようにしてクランプしたクロスヘッド
3とガセットプレート4とを溶接する。溶接後は、図3
においてハンドル15を時計方向へ回動させることによ
って可動クランパ11を時計方向へ回動させ、孔5a,
5b及び孔6a,6bからロケートピン22を抜く。
【0021】以上により、クロスヘッド3へのガセット
プレート4の溶接作業が終了する。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から分かるように、請求項1
に係る溶接用治具によれば一対の被溶接部材の相対的な
位置決めをするための位置決めピンと、固定クランパ及
び可動クランパからなるクランプ手段とを有するので、
位置決めピンを夫々の被溶接部材の孔へ嵌合した状態で
一対の被溶接部材をクランプすることができる。このた
め、従来では位置決めとクランプとを別々の治具を用い
て個別に行わねばならず煩雑でありかつ時間が多くかか
ったが、本発明では単一の溶接用治具を用いてかつ一回
の作業によって短時間で行える。
【0023】また、クランプ時に可動クランパと連結ロ
ッドとの結合部であるピンがデッドラインよりも可動ク
ランパの基端部側に位置するように設定したので、クラ
ンプ時に一対の被溶接部材からの反力が可動クランプに
作用してもアンクランプするおそれはない。
【0024】更に、クランプの際にはレバーを回動させ
るだけなので、複数回回動させるシャコマンを用いるの
に比べて作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による溶接用治具の実施例を示す斜視
図。
【図2】本発明による溶接用治具の実施例に係り、アン
クランプ時の作用説明図。
【図3】本発明による溶接用治具の実施例に係り、クラ
ンプ時の作用説明図。
【図4】エレベータのかごわくの一部を示す構成図。
【図5】図4の要部の構成図。
【符号の説明】
8…固定クランパ 10…軸受部材 10a…ストッパ 11…可動クランパ 12,14,18,19…ピン 13…レバー 16…連結ロッド 20…アジャストボルト 22…位置決めピン 23…デッドライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥海 誠 千葉県山武郡芝山町小池字水口2700−1 日本オーチス・エレベータ株式会社 芝山 工場内 Fターム(参考) 4E081 AA12 AA14 BA47 EA44 EA47 FA13 YC09 YC10 YY13 YY14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の被溶接部材どうしを、夫々の被溶
    接部材に形成された孔の位置を一致させることで相対的
    に位置決めしてクランプするための溶接用治具であっ
    て、 固定クランパと、固定クランパの基端部に一体に結合さ
    れた軸受部材に基端部が回動自在に結合されるとともに
    固定クランパとの間に一対の前記被溶接部材をクランプ
    する可動クランパと、前記軸受部材における可動クラン
    パの基端部よりも固定クランパの先端部側に基端部が回
    動自在に設けられたレバーと、レバーの中間部と可動ク
    ランパの中間部とを回動自在に連結するとともに、可動
    クランパと固定クランパとで一対の被溶接部材をクラン
    プした状態で、レバーにおける連結ロッド,軸受部材と
    の連結部どうしを結ぶデッドラインよりも可動クランパ
    の基端部側に、可動クランパと連結ロッドとの結合部で
    あるピンが位置するように設定した連結ロッドと、可動
    クランパの先端部近傍に設けられ固定クランパとの間隔
    であるクランプ厚さを増減するアジャストボルトと、固
    定クランパから軸受部材の設けられた方向へ向かって突
    出するとともに一対の前記被溶接部材に夫々形成された
    孔へ嵌合される位置決めピンとで構成したことを特徴と
    する溶接用治具。
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Effective date: 20050906