JP3507960B2 - 集成材等の接着装置及び集成材等の接着方法 - Google Patents

集成材等の接着装置及び集成材等の接着方法

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JP3507960B2 JP18060894A JP18060894A JP3507960B2 JP 3507960 B2 JP3507960 B2 JP 3507960B2 JP 18060894 A JP18060894 A JP 18060894A JP 18060894 A JP18060894 A JP 18060894A JP 3507960 B2 JP3507960 B2 JP 3507960B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挽き割りした部材を所
望長さに継手形成したストリップス材を幅方向に接着し
て、所望幅、長さの集成材を製造する集成材の接着装置
及び集成材の接着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、柱、梁、階段板、縁子板等の建築
構造材においては、むく材を所望の形状に形成したもの
よりも、挽き割りした小角材を長手方向に継手したスト
リップス材を、その幅方向に接着した構造用集成材が許
容耐力に優れ、端材等を安価に有効利用できるため、建
築構造材として多用されている。この構造用集成材を製
造する場合には、図13に示す様に、下方に設置した定
盤の上面に、接着面に接着剤を塗布した、厚さ3ないし
5cm程度のストリップス材を上下方向に積層し、前記
定盤と上下対向して下向きに設置された複数の流体シリ
ンダのロッドに固定された押圧盤を積層したストリップ
ス材の上面に当着させ、下方へ略30分程度押圧保持し
て接着させる縦形プレス装置が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
積層したストリップス材の上面を押圧する押圧盤は、流
体シリンダのロッドの端部に固定状に保持されているた
め、ストリップス材の被押圧面に微細な歪みがあるとき
には、押圧盤の下面がストリップス材面に均等に密着で
きずに各ストリップス材の接着面に作用する押圧力が不
均一になり、押圧不足の状態で硬化した接着剤は、早期
に老化して接着不良となって集成材の接着面にひび割れ
等が発生し、集成材の支持耐力が早期に失われる。ま
た、前記縦形プレス装置は、中空縦形枠内に材料を積層
して圧締するため、接着されるストリップス材の長さ
が、最大略4m以下に規制され、それ以上に長い集成材
の製造が不可能であり、このために集成材の製造コスト
が割高になり易い等の問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、集成材の各接着面を均一
に押圧できて硬化した接着剤に接着不良が発生すること
なく、品質の高い集成材を得ることができ、また、長い
集成材も安価に製造でき、作業性に優れ、保守点検等も
容易である集成材等の接着装置及び集成材等の接着方法
を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、一端から他端へ向う細長で、略水平な
上面を有した台枠部12と、この台枠部12上面の一端
寄り位置に設置された受部14と、この受部14と対向
して台枠部12上面の他端寄り位置に設置された押圧機
構16と、を備え、側面に接着剤を塗布した複数のスト
リップス材48を、台枠部12の上面であって押圧機構
16の押圧方向と交差する方向に接合配列し、押圧機構
16で各ストリップス材48を受部方向へ水平押圧する
集成材等の接着装置であって、押圧機構16は、流体シ
リンダ44と、流体シリンダ44のロッド46先端に枢
着軸回りに水平回動しつつストリップス材48を押圧す
る押圧体50と、を有し、流体シリンダ44のロッド4
6と押圧体50との枢着部52は、嘴状のピン受け66
と、嘴状のピン受け66内に嵌合された中子板70と、
このピン受け66と中子板70とに着脱貫通されたピン
72と、を備え、更に、中子板70の取付側には、ピン
受け66の端部と接摺してピン72に加わるロッド46
の押圧力を分散させる突起体78が設けられて成る集成
材等の接着装置から構成される。
【0006】また、相互に接摺するピン受け66の端面
と、突起体78の端面とは、相互に嵌合する円弧状の凸
丘面84と凹陥面85から成ることとしてもよい。
【0007】また、枢着部52のピン受け66は、流体
シリンダ44のロッド46の端部か、押圧体50のいず
れかの側に設けられ、中子板70と突起体78は、これ
に対する他の側に設けられて成ることとしてもよい。
【0008】また、本発明は、細長で、略水平な上面を
有した台枠部と、台枠部上面の一端寄り位置に設置され
た受部と、受部と対向して設置された押圧機構と、を備
え、側面に接着剤を塗布した複数のストリップス材を、
台枠部の上面であって押圧機構の押圧方向と交差する方
向に接合配列し、押圧機構で各ストリップス材を受部方
向へ水平押圧する集成材等の接着装置であって、押圧機
構は、流体シリンダと、流体シリンダの先端に水平回動
可能に枢着された押圧体と、を有し、押圧体50は、流
体シリンダ44のロッド46端部に、その略中央位置が
枢着された略扇形状台板54と、この扇形状台板54の
押圧端側に固定され、台枠部12の上面に接合配列され
ストリップス材48に当接する押圧面56を有する押圧
杆58と、を備えて成る集成材等の接着装置から構成さ
れる。
【0009】また、押圧杆58及び扇形状台板54の下
面側には、台枠部12の上面に転動自在に設けられた転
動体64が装架されて成ることとしてもよい。
【0010】また、扇形状台板54と、流体シリンダ4
4の基部側とには調心バネ86が張架されて成ることと
してもよい。
【0011】また、台枠部12の下面側には、同台枠部
12の上面を水平に保持する水平調整部38が設けられ
て成ることとしてもよい。
【0012】台枠部12の長手方向の両端寄り位置に
は、台枠部12の上面に接合配列されたストリップス材
48の跳上りを防止する上面加圧体88の着脱締着部9
0が設けられて成ることとしてもよい。
【0013】次に、本発明は、上面の両端寄り位置に押
圧機構16と受部14とを対向設置した台枠部12を備
え、前記押圧機構16は、前記台枠部12の端部側上面
の略中央位置に、前記受部14方向へ向け設置された流
体シリンダ44と、この流体シリンダ44のロッド46
に枢着され、前記台枠部12の上面に接合配列されたス
トリップス材48に常に密着可能に装架された押圧体5
0とを有する集成材等の接着装置10を構成し、一つの
接着装置10と、他の接着装置10の各台枠部12を並
列配置し、該各並列設置された各台枠部12の上面を、
同一高さの水平面に調整し、前記各台枠部12の上面
に、側面に接着剤を付着したストリップス材48を各台
枠部12の押圧機構16の押圧方向と交差する方向に向
けて接合配列させ、各台枠部12の押圧機構16を同期
させつつ各押圧体50でストリップス材48を水平押圧
して成る集成材等の接着方法から構成される。
【0014】
【作用】本発明に係る集成材等の接着装置及び集成材等
の接着方法により集成材を製造する場合には、集成材の
接着装置の台枠部の支持脚及び調整枠の下端に設けた水
平調整部により台枠部の上面を同一高さで均一な水平面
に調整する。その後で、側面に接着材を塗布したストリ
ップス材を台枠部の上面の受部に受着させつつ他方の押
圧機構側へ向けて並列状に接合配列する。
【0015】そして、台枠部の上面側において、上部加
圧体をストリップス材の上面に載着し、この上部加圧体
の両端部を着脱締着部で係止してストリップス材の跳ね
上がりを防止する。次に、台枠部の端部側に設置された
押圧機構を作動させ、前記流体シリンダのロッドを伸長
させて押圧体の押圧杆の押圧面を接合配列した複数のス
トリップス材の被接着面に接合させ、受部方向へ各スト
リップス材を所要時間水平押圧して接着剤を硬化させる
ものである。
【0016】前記押圧体は、流体シリンダのロッドに設
けた枢着部により、水平方向に揺動可能に枢着されてい
るため、ストリップス材の被押圧面に微妙な歪みがあっ
ても、押圧体は、ストリップス材の歪みに順応して密着
しながら押圧するものであり、これにより、各ストリッ
プス材の接着面は均一に押圧されて接着剤が硬化し、長
期使用中の集成材に接着剤の老化、接着不良によるひび
割れ等が発生することなく、品質が優れた集成材を製造
できることとなる。また、押圧体は下面の転動体で台枠
部の上面に支持されているため、台枠部上面との摩擦抵
抗がなく、スムーズに進退移動でき、また、押圧体は、
その枢着部を中心として押圧体の両側を押圧方向と逆方
向に調心バネで常時バネ付勢されているので、押圧体の
押圧面は最も近くに配置された集成材の被押圧面の全面
に即座に密着当接することとなり、その密着応答性を大
幅に向上できる。更に、台枠部の上面に受部や押圧機構
を備えているため、ストリップス材の搬入、搬出等の作
業性に優れ、押圧機構の保守点検も容易にできる。
【0017】前記集成材等の接着方法においては、台枠
部の横幅が短いため、前記一つの集成材等の接着装置に
他の集成材等の接着装置の複数を並列配置するものであ
る。そして、該各並列設置された各台枠部の上面を、同
一高さの水平面に調整した後で、前記各台枠部の上面に
側面に接着剤を塗布したストリップス材を各台枠部の押
圧機構の押圧方向と交差する方向に向けて接合配列させ
る。そして、各台枠部において、接合配列されているス
トリップス材の上面に上面加圧体を載着して係止する。
その後で、各台枠部の押圧機構を同期させながら各押圧
体でストリップス材を水平押圧するものである。
【0018】これにより、各押圧体でストリップス材を
押圧するとき、ストリップス材の被押圧面に歪みがあっ
ても、この歪みに順応して各押圧体の押圧面を密着で
き、各ストリップス材の接着面を均一に押圧しながら接
着剤を硬化させるものであり、長期使用中の集成材に接
着剤の老化、接着不良が発生することなく、また、長さ
略4m以上の長い集成材を容易に製造できることとな
る。また、集成材等の接着装置は、構成も簡略であるた
め、製造コストも安価で、保守点検等も容易にでき、集
成材等の接着装置を簡易に搬送して並列配置しながら所
望長さ、幅の集成材を安価に製造できることとなる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1、図2には、本発明の実施例に係
る集成材等の接着装置(以下、接着装置と略する)10
が示されている。図より明らかな様に、前記接着装置1
0は、一端から他端へ向かう細長で、略水平な上面を有
した台枠部12と、この台枠部12の上面の一端寄り位
置に設置された受部14と、この受部14と対向して前
記台枠部12上面の他端寄り位置に設置された押圧機構
16とを備えている。そして、この台枠部12の上面に
接着すべき集成材を配置し押圧機構により押圧しつつこ
れらを相互に接着する。
【0020】前記台枠部12は、図2上において、前後
方向を長手として配設された上部枠18と、この上部枠
18を一定高さに支持した脚部20と、を備えている。
本実施例において、上部枠18は平面視長矩形状に形成
され、一の短辺側(図2上右側)に押圧機構を配置する
と共に、対向する他の短辺側(図2上左側)にはこの押
圧機構による押圧力を受ける受部14が設置されてい
る。なお、上部枠18の形状は長辺側に押圧機構16及
び受部14を対向配置することとしても良いし、また、
水平面を備えるかぎり、その平面形状は任意で良い。前
記上部枠18は、左右並列された側枠22、22と、こ
の側枠22、22内の略中央位置に同一高さに配設され
た中央枠24と、を有し、この側枠22、22及び中央
枠24の両端部の上面に、前部枠26と、後部枠28と
が連設固定され、また左右側枠22、22と中央枠24
との中間部の側面には補強枠29が連設されている。こ
の上部枠18は面板状に形成されていても良い。
【0021】図2において、前部側に配置された前部枠
26は、上部枠18の上面に略鉛直に形成された鉛直面
30を有して受部14を形成し、これによって被接着部
材(ストリップス材)を挟装しつつ押圧機構16による
押圧力を受着する。前記脚部20は、左右側枠22、2
2の両端寄り下面に垂設され、下端に車輪32が軸支さ
れた4個の支持脚34を有し、更に、前記中央枠24の
中央部寄りの下面には、前記支持脚34よりも高さが低
い前後2個の調整脚36が垂設されている。これによ
り、各支持脚34の下端の車輪32を床面に転動させな
がら、台枠部12を簡易に所定の箇所へ移動できる。
【0022】図2に示す様に、前記支持脚34及び調整
脚36の下部位置には、前記上部枠18の上面を水平に
保持するための水平調整部38が設けられている。前記
水平調整部38は、前記支持脚34及び調整脚36の下
端寄り位置に水平に突出された受板40と、この受板4
0の螺子孔に上下方向に螺着された調整ボルト42と、
を有している。
【0023】これにより、前記集成材等の接着作業中に
は、前記支持脚34や調整脚36の下端に設けた調整ボ
ルト42を床面に着地させて上部枠18を支持し、この
調整ボルト42により受板40の高さを調整しながら上
部枠18の上面を均一高さの水平面に調整し、上面部枠
18の上面に接合配列するストリップス材を略水平に配
列して接着面を均一に保持できる。
【0024】図1、図2に示す様に、前記押圧機構16
は、前記台枠部12の端部側の上面の略中央位置に前記
受部14方向へ向け設置された流体シリンダ44と、前
記流体シリンダ44のロッド46に水平面内で揺動可能
に枢着され、前記台枠部12の上面に接合配列されたス
トリップス材48に密着可能に装架された押圧体50
と、を有している。
【0025】前記流体シリンダ44は、前記上部枠18
の中央枠24の上面で後部枠28に対してT形状に接合
され、かつ流体シリンダ44のロッド46を前部枠26
方向に向けて設置されている。前記押圧体50は、前記
流体シリンダ44のロッド46の端部に設けられた枢着
部52を介して基部端面の略中央位置が連結された略扇
形状台板54と、この扇形状台板54の押圧端側に固定
され、前記上部枠18の上面と交差する方向に接合配列
されたストリップス材48に当接する押圧面56を有す
る押圧杆58と、を備えている。
【0026】前記流体シリンダ44は、空圧、或は油圧
等の流体圧で内部のロッド46を伸縮作動させるもので
あり、図10に示す様な流体圧発生機構60から延長し
た高圧ホース61に接続されている。前記扇形台板54
は、その中央部の上下面に台板の補強リブ62、62が
固定されて流体シリンダ44の押圧力で台板が湾曲する
のを防止している。前記押圧杆58は、実施例ではH型
鋼で形成され、このH型鋼の外面側が押圧面56となっ
てストリップス材48を強固に押圧できることとなる。
なお、前記押圧杆58は、必ずしも前記H型鋼に限るこ
となく、その他のL型鋼、みぞ型鋼、中空筒体、或は棒
鋼を連設した枠体等を用いてもよく、要は或る平面を形
成し得るような構成であれば良い。
【0027】図2に示す様に、前記押圧杆58及び扇形
状台板54の下面側には、前記台枠部12の上面に対し
転動自在に設けられた転動体64が装架されている。こ
の転動体64は、例えば、キャスタから成り、前記左右
側枠22、22の上面と対向した前記押圧杆58の両端
寄り下面や前記中央枠24と対向した扇形状台板54の
下面等に装架されている。
【0028】これにより、前記押圧杆58及び扇形状台
板54は、流体シリンダ44のロッド46でスムーズに
台枠部12の上部枠18の上面を移動でき、かつロッド
46との枢着部52を中心として水平面内で揺動しなが
ら前記押圧杆58の押圧面56をストリップス材48に
密着状に当接できる。そして、ストリップス材の被押圧
面が歪んでいても、これに対応して密着した押圧杆58
でストリップス材を均一に押圧でき、各接着面の接着剤
は良好な状態に硬化することとなる。
【0029】図5、図6に示す様に、前記流体シリンダ
44のロッド46の端部と、押圧体50の扇形状台板5
4とを相互に連結した枢着部52は、前記ロッド46の
端部に固定された嘴状のピン受け66と、前記扇形台板
54側から突出され、前記嘴状のピン受け66の先端面
に水平に切開された水平凹部68内に嵌合された中子板
70と、このピン受け66と中子板70とに鉛直方向に
連通開孔されたピン孔72に着脱貫通されたピン74と
を備えている。
【0030】更に、前記中子板70が突設された扇形状
台板54側の取付板76には、前記中子板70の基部の
上下位置に、前記ピン受け66の上下端部と嵌合する突
起体78が設けられている。
【0031】これにより、多数のストリップス材48が
接合配列された集成材80の被押圧面82が、図3に示
す様に歪んでいても、流体シリンダ44のロッド46で
押送される押圧杆58の押圧面56の一端部が、前記歪
んだ集成材80の被押圧面82に接触して前記枢着部5
2のピン74を中心として中子板70が扇状台板54と
共に揺動し、突起体78はピン受け66の上下端面に接
摺しながら移動して集成材80の歪んだ被押圧面82
に、図4に示す様に、押圧杆58の押圧面56が均等に
密着して押圧できることとなる。
【0032】従って、集成材80の各接着面の接着剤は
均一に押圧されて硬化するため、長期使用中に硬化した
接着剤の老化による接着不良、ひび割れ等が発生するこ
となく、品質の高い集成材を製造できる。
【0033】また、流体シリンダ44のロッド46から
押圧体50側へ伝達される押圧力は、図5に示す様に、
前記ピン74に枢支された中子板70に作用する押圧力
P1、ピン受け66の上下端部から取付板76側の突起
体78に作用する押圧力P2、P3に分散され、これに
より、ロッド46の全押圧力がピン74に作用して折損
する様な事故を防止できる。
【0034】図5に示す様に、前記ピン受け66の端面
は、ピン孔72を中心とした円弧状の凸丘面84に形成
され、また突起体78の端面には、前記凸丘面84に嵌
合する凹陥面85が形成されている。これにより、前記
突起体78はピン74を中心として揺動するときに、前
記突起体78の凹陥面85はピン受け66の端部の円弧
面84に嵌合接摺しながらスムーズに揺動できる。
【0035】図7、図8、図9には、他の実施例の枢着
部52aが示されている。本実施例の枢着部52aは、
先の実施例と同様に、ロッド46の端部に固定された嘴
状のピン受け66と、前記扇形台板54側から突出さ
れ、前記嘴状のピン受け66の先端面に水平に切開され
た水平凹部68内に嵌合された中子板70と、このピン
受け66と中子板70とに鉛直方向に連通開孔されたピ
ン孔72に着脱貫通されたピン74とを備えている。更
に、扇形状台板54の取付板76には、前記中子板70
の基部の上下位置に突起体78、78が突設され、この
突起体78、78と前記ピン受け66の上下端部とが相
互に接摺されている。そして、前記ピン受け66の上下
端面と、突起体78、78の端面は共に円弧状の凸丘面
に形成されている。
【0036】本実施例の枢着部52aにおいても、流体
シリンダ44のロッド46から押圧体50側へ伝達され
る押圧力は、前記ピン74に枢支された中子板70に作
用する押圧力と、ピン受け66の上下端部から取付板7
6側の突起体78に作用する押圧力に分散されてピン7
4の折損事故を防止できる。また、前記突起体78はピ
ン74を中心として揺動するときに、前記突起体78の
凸丘面84はピン受け66の端部の凸丘面84に接摺し
ながら押圧体50をスムーズに揺動できる。
【0037】実施例図において、前記枢着部52のピン
受け66は、前記流体シリンダ44のロッド46の端部
に固定され、前記中子板70及び突起体78は扇形状台
板54側の取付板76側に固定されているが、これに限
るものでなく、逆に、ピン受け66を扇形状台板54側
に、中子板70及び突起体78を流体シリンダ44のロ
ッド46側に設けることとしてもよく、設計変更等適宜
できる。この場合においても、押圧体50をロッド46
に対して水平方向に自由に揺動させて集成材80を均等
に押圧できることとなる。
【0038】図1、図3、図4に示す様に、前記枢着部
52を中央に配し、その両側であって前記扇形状台板5
4の両側部から前記流体シリンダ44の基部側となる側
枠22、22の上面に、調心バネ86、86が張架され
ている。この調心バネ86、86は、例えば、コイルス
プリングから成り、両端に設けられたフック87、87
が扇形状台板54側に突設されたボルト89と側枠22
上面側のボルト89とに係着されている。
【0039】このように、枢着部52を中心として押圧
体の両側を押圧方向と逆方向に常時バネ付勢しているの
で、押圧体の押圧面56は最も近くに配置された集成材
の被押圧面82の全面に即座に密着当接することとな
り、その密着応答性を大幅に向上させている。なお、前
記調心バネ86、86は、左右位置でそれぞれ1本ずつ
配置しているが、これに限ることなく、複数本ずつ配置
してもよい。
【0040】図1、図2に示す様に、前記台枠部12の
長手方向の両端寄り位置には、台枠部12の上面に接合
配列されたストリップス材48の跳上りを防止する上面
加圧体88の着脱締着部90が設けられている。前記一
方の着脱締着部90は、後部枠28と調心バネ86、8
6の中間位置で左右側枠22、22の上面に立設された
門形枠92、92と、この門形枠92、92の上面のね
じ孔にねじ込まれた締着軸94と、この締着軸94の下
端に設けられた係止板96と、を有している。
【0041】また、他方の締着部90は、前部枠26の
両端寄り位置に設けられたヒンジに倒伏自在に枢着され
た門形枠92、92と、この門形枠92、92の上面の
ねじ孔にねじ込まれた締着軸94と、この締着軸94の
下端に設けられた係止板96と、を有している。前記上
面加圧体88は、金属製で、門形枠92内に嵌合可能な
高幅で台枠部12と略同一の長さに形成されている。図
2、図10に示す様に、前記台枠部12の上面にストリ
ップス材48を接合配列した後で、前後対向した着脱締
着部90、90の門形枠92、92内に上部加圧体88
の両端部を通係し、締着軸94を締め込んで下端の係止
板96で上部加圧体88を係止する。
【0042】これにより、押圧機構16を作動させて押
圧体50で接合配列したストリップス材48の外部端面
を押圧したときに各ストリップス材48が上方へ撓むの
を防止できる。なお、上部加圧体88の下面と各ストリ
ップス材48の上面とに間隙が発生するときには、この
間隙に補助枠を適宜嵌合させるものである。
【0043】次に、本発明に係る集成材等の接着方法を
集成材等の接着装置の作用と共に説明する。前記集成材
の接着装置10により、図12に示す様な、ストッリッ
プス材48を接着した集成材80を製造する場合には、
台枠部12の支持脚34及び調整枠36の下端に設けた
水平調整部38の調整ボルト42を床面に着地させ、調
整ボルト42をねじ込んだ受板40の高さを調整しなが
ら台枠部12の上面を同一高さで均一な水平面に調整す
る。
【0044】その後で、図10に示す様に、側面に接着
材を塗布したストリップス材48を台枠部12の上面の
受部14に受着させつつ他方の押圧機構16側へ向けて
並列状に接合配列する。そして、左右側枠22、22の
上面側において、上部加圧体88、88をストリップス
材48の上面に載着し、この上部加圧体88、88の両
端部を、着脱締着部90、90の門形枠92に挿入して
締着軸94、94を締着して、上部加圧体88の両端を
係止する。
【0045】次に、台枠部12の端部側に設置された押
圧機構16を作動させ、前記流体シリンダ44のロッド
46を伸長させて押圧体50の押圧杆58の押圧面56
を接合配列した複数のストリップス材48の被押圧面8
2に接合させ、受部14方向へ各ストリップス材48を
略30分間水平押圧し、接着材を硬化させる。
【0046】前記押圧体50は、流体シリンダ44のロ
ッド46に設けた枢着部52により、水平方向に揺動可
能に枢着されているため、ストリップス材48の押圧面
に微妙な歪みがあっても、押圧体50は、ストリップス
材48の歪みに順応して密着しながら各ストリップス材
の接着面を均一に押圧でき、これにより、長期使用中の
集成材に接着剤の老化、接着不良によるひび割れ等が発
生することなく、品質の優れた集成材を製造できること
となる。また、台枠部12の上面で接着作業を行うた
め、ストリップス材の搬入、搬出等の作業性に優れ、押
圧機構等の保守点検も容易となる。
【0047】前記集成材等の接着方法においては、図1
1に示す様に、前記一つの集成材等の接着装置10を、
他の接着装置10と並列配置するものである。そして、
該各並列設置された各台枠部12の支持脚34や調整脚
36に設けた水平調整部38を調整して各台枠部12の
上面を、同一高さの水平面に調整する。そして、前記各
台枠部12の上面に、側面に接着剤を付着したストリッ
プス材48を各台枠部12の押圧機構16の押圧方向と
交差する方向に向けて接合配列させる。各台枠部12に
おいて、接合並列したストリップス材48の上面に上面
加圧体88を載着して係止する。
【0048】その後で、各台枠部12の押圧機構16を
同期させながら各押圧体50でストリップス材48を水
平押圧するものである。従って、各押圧体50でストリ
ップス材48を押圧しながら、ストリップス材48の押
圧面に歪みがあっても、この歪みに順応して各押圧体5
0の押圧面を密着させ、各ストリップス材48の接着面
を均一に押圧でき、これにより、長期使用中の集成材に
接着剤の老化、接着不良が発生することなく、また、長
さ略4m以上の長い集成材を容易に製造できるものであ
る。また、集成材等の接着装置10は、構成も簡略であ
るため製造コストも安価あり、低い高さの台枠部の上面
を利用するため作業性に優れ、保守点検も容易にできる
こととなる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る集
成材等の接着装置によれば、一端から他端へ向う細長
で、略水平な上面を有した台枠部と、この台枠部上面の
一端寄り位置に設置された受部と、この受部と対向して
台枠部上面の他端寄り位置に設置された押圧機構と、を
備え、側面に接着剤を塗布した複数のストリップス材
を、台枠部の上面であって押圧機構の押圧方向と交差す
る方向に接合配列し、押圧機構で各ストリップス材を受
部方向へ水平押圧する集成材等の接着装置であって、押
圧機構は、流体シリンダと、流体シリンダのロッド先端
に枢着軸回りに水平回動しつつストリップス材を押圧す
る押圧体と、を有し、流体シリンダのロッドと押圧体と
の枢着部は、嘴状のピン受けと、嘴状のピン受け内に嵌
合された中子板と、このピン受けと中子板とに着脱貫通
されたピンと、を備え、更に、中子板の取付側には、ピ
ン受けの端部と接摺してピンに加わるロッドの押圧力を
分散させる突起体が設けられて成ることにより、押圧体
で前記ストリップス材の各接着面を均一に押圧して品質
の高い製品を安価に得ることができ、平面的な台枠部を
利用するため作業性に優れ、装置の保守点検も容易にで
きる。さらに、ストリップス材の被押圧面に歪みがあっ
ても、流体シリンダのロッドに枢着された押圧体が前記
ストリップス材の歪んだ面に順応して揺動して密着しな
がら、各ストリップス材の接着面を均等に押圧して接着
剤を確実に硬化させることができ、長期使用中に集成材
の接着面に接着不良、ひび割れ等の発生がなく、品質の
高い集成材を得ることができる。また、押圧体を流体シ
リンダのロッドに対して容易に揺動でき、かつ流体シリ
ンダの流体圧をロッドから押圧側へ分散させて伝達し、
押圧力がピンに集中して折損する事故を防止できる。
【0050】また、請求項2によれば、相互に接摺する
ピン受けの端面と、突起体の端面とは、相互に嵌合する
円弧状の凸丘面と凹陥面とから成ることにより、ピン受
けの端部と突起体とは相互に嵌合しながらピンを中心と
してスムーズに回動できる。
【0051】また、請求項3によれば、枢着部のピン受
けは、流体シリンダのロッドの端部か、押圧体のいずれ
かの側に設けられ、中子板と突起体は、これに対する他
の側に設けられて成ることにより、ピン受けと中子板及
び突起体との位置関係に限定を受けることなく、枢着部
の設計変更も容易にできる。
【0052】また、請求項4によれば、細長で、略水平
な上面を有した台枠部と、台枠部上面の一端寄り位置に
設置された受部と、受部と対向して設置された押圧機構
と、を備え、側面に接着剤を塗布した複数のストリップ
ス材を、台枠部の上面であって押圧機構の押圧方向と交
差する方向に接合配列し、押圧機構で各ストリップス材
を受部方向へ水平押圧する集成材等の接着装置であっ
て、押圧機構は、流体シリンダと、流体シリンダの先端
に水平回動可能に枢着された押圧体と、を有し、押圧体
は、流体シリンダのロッド端部に、その略中央位置が枢
着された略扇形状台板と、この扇形状台板の押圧端側に
固定され、台枠部の上面に接合配列されストリップス材
に当接する押圧面を有する押圧杆と、を備えて成ること
により、流体シリンダの流体圧をロッドから扇形状台板
を介して押圧杆に均等に伝達でき、押圧杆の押圧面でス
トリップス材を均一に押圧できる。
【0053】また、請求項5によれば、押圧杆及び扇形
状台板の下面側には、台枠部の上面に転動自在に設けら
れた転動体が装架されて成ることにより、押圧杆及び扇
形状台板が台枠部上面を進退移動するときに摩擦抵抗が
加わることなく、軽圧力でスムーズに移動できる。
【0054】また、請求項6によれば、扇形状台板と、
流体シリンダの基部側には調心バネが張架されて成るこ
とにより、調心バネでバネ付勢された押圧体の押圧面
を、集成材の被押圧面の全面に即座に密着当接でき、押
圧体の密着応答性を大幅に向上できる。
【0055】また、請求項7によれば、細長で、略水平
な上面を有した台枠部と、台枠部上面の一端寄り位置に
設置された受部と、受部と対向して設置された押圧機構
と、を備え、側面に接着剤を塗布した複数のストリップ
ス材を、台枠部の上面であって押圧機構の押圧方向と交
差する方向に接合配列し、押圧機構で各ストリップス材
を受部方向へ水平押圧する集成材等の接着装置であっ
て、台枠部の下面側には、同台枠部の上面を水平に保持
する水平調整部が設けられて成ることにより、各並列配
置する台枠部の上面を、同一高さの水平面に保持でき、
上面に接合配列した各ストリップス材を均一な平滑状に
保持しながら接着面を均一に接着できる。
【0056】また、請求項8によれば、台枠部の長手方
向の両端寄り位置には、台枠部の上面に接合配列された
ストリップス材の跳上りを防止する上面加圧体の着脱締
着部が設けられて成ることにより、着脱締着部に両端を
締着した上面加圧体でストリップス材が押圧力の作用で
上方へ撓み、跳上るのを防止できる。
【0057】また、請求項9に係る集成材等の接着方法
によれば、上面の両端寄り位置に押圧機構と受部とを対
向設置した台枠部を備え、前記押圧機構は、前記台枠部
の端部側上面の略中央位置に、前記受部方向へ向け設置
された流体シリンダと、この流体シリンダのロッドに枢
着され、前記台枠部の上面に接合配列されたストリップ
ス材に常に密着可能に装架された押圧体と、を有する集
成材等の接着装置を構成し、一つの接着装置と、他の接
着装置の各台枠部を並列配置し、該各並列設置された各
台枠部の上面を、同一高さの水平面に調整し、前記各台
枠部の上面に、側面に接着剤を塗布したストリップス材
を各台枠部の押圧機構の押圧方向と交差する方向に向け
て接合配列させ、各台枠部の押圧機構を同期させつつ各
押圧体でストリップス材を水平押圧して成ることによ
り、各台枠部の上面に接合配列された長いストリップス
材を各押圧機構の押圧体で均一に押圧しながら幅が厚
く、長い集成材を至極安価に製造でき、接着部分に接着
不良によるひび割れ等が発生することなく、品質の高い
製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る集成材等の接着装置の平
面図である。
【図2】図1に示す集成材等の接着装置の右側面図であ
る。
【図3】被押圧面が歪でいるストリップス材に対向した
押圧体を示した一部拡大平面図である。
【図4】ストリップス材の歪んだ被押圧面に密着した押
圧体を示した一部拡大平面図である。
【図5】流体シリンダのロッドと押圧体との枢着部を分
解した一部拡大斜視図である。
【図6】図5の枢着部の揺動状態を示した一部拡大平面
図である。
【図7】他の実施例の流体シリンダのロッドと押圧体と
の枢着部を分解した一部拡大斜視図である。
【図8】図7の枢着部の連結状態を示した一部拡大断面
図である。
【図9】図7の枢着部の揺動状態を示した一部拡大平面
図である。
【図10】台枠部の上面に接合配列したストリップス材
を押圧機構で押圧した状態を示した集成材等の接着装置
の斜視図である。
【図11】一つの集成材等の接着装置の台枠部に他の集
成材等の接着装置の台枠部を並列配置して長いストリッ
プス材を押圧する状態を示した平面図である。
【図12】集成材の一部拡大斜視図である。
【図13】従来の縦形プレス装置によるストリップス材
の押圧を示した説明図である。
【符号の説明】
10 集成材等の接着装置 12 台枠部 14 受部 16 押圧機構 38 水平調整部 44 流体シリンダ 46 ロッド 48 ストリップス材 50 押圧体 52 枢着部 54 扇形状台板 56 押圧面 58 押圧杆 64 転動体 66 ピン受け 70 中子板 74 ピン 78 突起体 84 凸丘面 85 凹陥面 86 調心バネ 88 上面加圧体 90 着脱締着部

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端から他端へ向う細長で、略水平な上
    面を有した台枠部と、 この台枠部上面の一端寄り位置に設置された受部と、 この受部と対向して台枠部上面の他端寄り位置に設置さ
    れた押圧機構と、を備え、 側面に接着剤を塗布した複数のストリップス材を、台枠
    部の上面であって押圧機構の押圧方向と交差する方向に
    接合配列し、押圧機構で各ストリップス材を受部方向へ
    水平押圧する集成材等の接着装置であって、 押圧機構は、流体シリンダと、流体シリンダのロッド先
    端に枢着軸回りに水平回動しつつストリップス材を押圧
    する押圧体と、を有し、 流体シリンダのロッドと押圧体との枢着部は、嘴状のピ
    ン受けと、嘴状のピン受け内に嵌合された中子板と、こ
    のピン受けと中子板とに着脱貫通されたピンと、を備
    え、更に、中子板の取付側には、ピン受けの端部と接摺
    してピンに加わるロッドの押圧力を分散させる突起体が
    設けられて成る集成材等の接着装置。
  2. 【請求項2】 相互に接摺するピン受けの端面と、突起
    体の端面とは、相互に嵌合する円弧状の凸丘面と凹陥面
    から成る請求項1に記載の集成材等の接着装置。
  3. 【請求項3】 枢着部のピン受けは、流体シリンダのロ
    ッドの端部か、押圧体のいずれかの側に設けられ、中子
    板と突起体は、これに対する他の側に設けられて成る請
    求項1または2記載の集成材等の接着装置。
  4. 【請求項4】 細長で、略水平な上面を有した台枠部
    と、 台枠部上面の一端寄り位置に設置された受部と、 受部と対向して設置された押圧機構と、を備え、 側面に接着剤を塗布した複数のストリップス材を、台枠
    部の上面であって押圧機構の押圧方向と交差する方向に
    接合配列し、押圧機構で各ストリップス材を受部方向へ
    水平押圧する集成材等の接着装置であって、 押圧機構は、流体シリンダと、流体シリンダの先端に水
    平回動可能に枢着された押圧体と、を有し、 押圧体は、流体シリンダのロッド端部に、その略中央位
    置が枢着された略扇形状台板と、この扇形状台板の押圧
    端側に固定され、台枠部の上面に接合配列されストリッ
    プス材に当接する押圧面を有する押圧杆と、を備えて成
    る集成材等の接着装置。
  5. 【請求項5】 押圧杆及び扇形状台板の下面側には、台
    枠部の上面に転動自在に設けられた転動体が装架されて
    成る請求項4に記載の集成材等の接着装置。
  6. 【請求項6】 扇形状台板と、流体シリンダの基部側と
    には調心バネが張架されて成る請求項4または5記載の
    集成材等の接着装置。
  7. 【請求項7】 台枠部の下面側には、同台枠部の上面を
    水平に保持する水平調整部が設けられて成る請求項1な
    いし6のいずれかに記載の集成材等の接着装置。
  8. 【請求項8】 台枠部の長手方向の両端寄り位置には、
    台枠部の上面に接合配列されたストリップス材の跳上り
    を防止する上面加圧体の着脱締着部が設けられて成る請
    求項1ないし7のいずれかに記載の集成材等の接着装
    置。
  9. 【請求項9】 上面の両端寄り位置に押圧機構と受部と
    を対向設置した台枠部を備え、押圧機構は、台枠部の端
    部側上面の略中央位置に、受部方向へ向け設置された流
    体シリンダと、この流体シリンダのロッドに枢着され、
    台枠部の上面に接合配列されたストリップス材に常に密
    着可能に装架された押圧体と、を有する集成材等の接着
    装置を構成し、 一つの接着装置と、他の接着装置の各台枠部を並列配置
    し、 該各並列設置された各台枠部の上面を、同一高さの水平
    面に調整し、 各台枠部の上面に、側面に接着剤を塗布したストリップ
    ス材を各台枠部の押圧機構の押圧方向と交差する方向に
    向けて接合配列させ、 各台枠部の押圧機構を同期させつつ各押圧体でストリッ
    プス材を水平押圧して成る集成材等の接着方法。
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