JPH07236993A - 荷役パレットの製造方法 - Google Patents

荷役パレットの製造方法

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JPH07236993A
JPH07236993A JP3243694A JP3243694A JPH07236993A JP H07236993 A JPH07236993 A JP H07236993A JP 3243694 A JP3243694 A JP 3243694A JP 3243694 A JP3243694 A JP 3243694A JP H07236993 A JPH07236993 A JP H07236993A
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JP
Japan
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face plate
plate
face
group
plates
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JP3243694A
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English (en)
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Shigeharu Kuroda
重治 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷役パレットを正確かつ能率的に製造する方
法を提供する。 【構成】 複数の面板2を前後左右上下の位置を規正し
て面板並列具に保持させ、次いで並列する面板2群に直
角方向に配した複数の桁材1上に面板並列具に保持され
た面板2群を位置決めして配した後、溶接によって面板
2群を桁材1に結合し、その後面板並列具を面板2群か
ら取外して荷役パレットを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷役パレットの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、複数の桁材1の上下両面の夫々
に、桁材1の直交方向に複数の面板2を並列させて固着
してなる荷役パレットを示している。このような荷役パ
レットの製造に際して従来は、複数の桁材1の一面に面
板2を1枚1枚位置決めして溶接等で固着し、次いで他
面にも同様に面板2を1枚1枚位置決めして溶接等で固
着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例によると、
面板2を1枚1枚位置決めしなければならず手間どり作
業効率が悪く、又正確な位置決めを行うことが困難であ
るという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、荷役パレット
を、能率良く正確に製造することができる方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、所定間隔で複数の凹部が設けられた少なく
とも2枚の支承板と、各支承板を閉蓋する押え板と、各
支承板を平行な状態で連結する連結部材と、押え板を閉
止状態で支承板にロックするロック部材とを備え、前記
凹部のすべての底面が同一平面上にある面板並列具を用
いて荷役パレットを製造する方法であって、複数の面板
を前記凹部に嵌入し、前記面板群の前後左右上下位置を
規正した後各押え板を各支承板上に閉止状態にロック
し、面板群を面板並列具に保持させ、次いで並列する前
記面板群に直角方向に配した複数の桁材上に面板並列具
に保持された前記面板群を位置決めして配した後、溶接
によって前記面板群を前記桁材に結合し、その後面板並
列具を前記面板群から取外して荷役パレットを得ること
を特徴とする。
【0006】なお、本発明の上記方法は、桁材の片面の
みに面板群を結合する場合に適用することができること
は勿論であるが、桁材の両面に面板群を結合する場合に
も適用することができる。
【0007】
【作用】本発明によれば、各支承板に設けられた凹部を
利用して面板を所定間隔で平行に配置できると共に、そ
の底面を面一の状態に正しく定めることができる。この
ような状態で面板の前後方向の位置合わせを行った後、
各押え板を閉止状態としてロック部材により各支承板に
ロックすると、前後左右上下方向に位置決めされた並列
状態の面板を支承板と押え板との間に保持できる。
【0008】従って、上記面板並列具を用いて、荷役パ
レットを製作する場合には、極めて能率的かつ正確に桁
材に対する面板群の位置決めを一括して行うことがで
き、桁材への溶接作業を正確かつ能率的に行うことがで
きる。
【0009】
【実施例】本実施例で用いる面板並列具は、2枚の支承
板3と、2枚の押え板4と、2本の連結ロッド(連結部
材)5と、1枚の端面規正板6とを備えている。
【0010】両支承板3は同一の帯板形状に形成され、
金属、プラスチック等で構成される。支承板3には、矩
形断面の面板2の下半部が嵌合する凹部7が等ピッチで
複数個設けられている。本実施例では、6個の凹部7が
形成されている。又これら凹部7の底面7aはすべて同
一平面上にある。支承板3の基端部8は肉厚部となって
いるが、ここに押え板4を枢支するための枢軸9が支持
されている。又支承板3の先端部10も肉厚部となって
いるが、その先端下面は抉られてフック係合部11が形
成されている。凹部7と凹部7との間の肉厚部は、隣接
する面板2の間隔を定めるスペーサ部12としての作用
を営んでいる。
【0011】両押え板4は同一の帯板形状に形成され、
金属、プラスチック等で構成される。押え板4の基端部
両側には垂下部13が設けられ、これら垂下部13は前
記枢軸9によって支持されている。押え板4の先端に
は、前記フック係合部11に着脱可能に係合するフック
14が枢支されている。又押え板4の下面には、ゴム
板、スポンジ板などの弾性板15が接着されている。
【0012】両支承板3は、前記2本の連結ロッド5に
よって、平行な状態で連結されている。これら連結ロッ
ド5はネジ棒で構成され、一方の連結ロッド5は両支承
板3の最先端側のスペーサ部12を貫通し、他方の連結
ロッド5は両支承板3の最基端側のスペーサ部12を貫
通している。そして両支承板3は、夫々連結ロッド5に
螺合された1対のナット16の締結によって、所定の間
隔を保つように連結ロッド5に固定される。1対のナッ
ト16の締結位置を変えることにより、両支承板3の間
隔を任意に調整することが可能である。
【0013】2本の連結ロッド5は、一方の支承板3に
対して大きく延出しており、これら延出部17に端面規
正板6が支持されている。端面規正板6は帯板形状に形
成され、金属、プラスチック等で構成される。端面規正
板6の両端近傍部には両連結ロッド5が貫通しており、
夫々連結ロッド5に螺合された1対のナット16の締結
によって、前記支承板3に対して所定の間隔を保つよう
に連結ロッド5に固定される。上記間隔は、1対のナッ
ト16の締結位置を変えることにより任意に調整するこ
とが可能である。端面規正板6は支承板3に平行に配さ
れ、その端面を規正する面は垂直方向を向いていること
は、云うまでもない。
【0014】次に上記構成の面板並列具を用いて、図6
に示す金属パレット(荷役パレット)を製作する方法を
説明する。
【0015】図1及び図2は、押え板4が垂直位置にあ
る開放状態を示している。このような状態で、図2に示
すように、アルミ型材などから構成される面板2を、各
凹部7に嵌合するように支承板3上に配していく。又各
面板2の前端を端面規正板6に当接させる。
【0016】次いで、図3及び図4に示すように、各押
え板4を枢軸9を中心として下方へ回動し、閉止状態と
して各面板2を押圧する。このとき押え板4の下面と支
承板3の凹部底面7aとは略平行になるように構成され
ているが、若干の寸法誤差がある場合でも、前記弾性板
15の変形によって誤差が吸収される。そして弾性板1
5の変形を利用して、フック14をフック係合部11に
係合し、押え板4を支承板3に閉止状態にロックする。
【0017】かくして複数本の面板2が、前後左右上下
の位置を正しく決められた状態で、両支承板3と両押え
板4との間に保持される。このように一群の面板2が面
板並列具に一括して保持された状態で取扱うことができ
るようになる。そして図3〜図5に示すように、3本の
桁材1の上下面に、夫々面板並列具によって保持された
一群の面板2を配し、面板2間のすき間を利用して、図
5、図6にPで示す部分を溶接し、次いで押え板4を開
放して面板並列具を面板2から取外すことによって、正
確に位置決めされた面板2の桁材1への固着作業を、極
めて能率的に行うことができる。なお、溶接の最初の工
程において、外端の面板2と桁材1との溶接を行う際
に、各桁材1の位置を正確に決めて面板2に溶接すれ
ば、その後の溶接作業は、桁材1の位置決めを考慮する
ことなく進めることができる。
【0018】図示する例では、3本のH形アルミ型材を
桁材1として用い、図3及び図5に示すようにこれらを
面板2群に直角方向に位置決めして配し、これら桁材1
の上下両面に面板2群を溶接して、図6に示す金属パレ
ットを得ている。これら桁材1の片面にのみ面板2群を
溶接して、金属パレットを製造することも可能である。
又桁材1としてチャネル形アルミ型材、口形アルミ型材
などを、単独或いはH形アルミ型材と組み合わせて用い
ることもできる。更に、桁材1や面板2の材質はアルミ
に限定されず、他の軽金属やその他の金属、あるいは溶
接可能な他の材料のものであってもよい。溶接作業は、
手作業で行ってもよいが、溶接ロボットを用いて行うこ
とが好適である。
【0019】なお、上記に用いた面板並列具は種々の態
様に構成することができる。例えば、上記実施例では、
押え板4は平板形状に形成されているが、支承板3の凹
部7に対応するような凹部を備えたものであってもよ
い。又上記実施例では、フック14とフック係合部11
によってロック部材を構成しているが、他の公知のロッ
ク部材を採用することも可能であり、例えば押え板4を
支承板3に対し分離可能な構造とし、ネジ止め手段より
なるロック部材で押え板4を支承板3にロックしうるよ
うに構成することができる。又各支承板3を連結する連
結部材として、各支承板3の両外端部を連結する1対の
側枠部材を採用することも可能である。更に、本発明の
面板並列具においては、端面規正板6は必須のものでな
く、これを備えていない場合には、面板2の前後方向の
位置合わせを、平板などを利用して人手によって行えば
よい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、面板並列具を用いて面
板群を前後左右上下方向に正確かつ能率的に位置決めで
き、かつこのように位置決めされた面板群を面板並列具
に保持させた状態で一括して取扱うことができるので、
桁材への溶接作業を正確かつ能率的に行える結果、荷役
パレットを正確かつ能率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に用いる面板並列具の1例を示す
斜視図。
【図2】その平面図。
【図3】その閉止状態の平面図。
【図4】荷役パレット製造工程を示す正面図。
【図5】荷役パレット製造工程を示す側面図。
【図6】荷役パレットを示す斜視図。
【符号の説明】
1 桁材 2 面板 3 支承板 4 押え板 5 連結ロッド(連結部材) 7 凹部 7a 底面 11、14 ロック部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で複数の凹部が設けられた少な
    くとも2枚の支承板と、各支承板を閉蓋する押え板と、
    各支承板を平行な状態で連結する連結部材と、押え板を
    閉止状態で支承板にロックするロック部材とを備え、前
    記凹部のすべての底面が同一平面上にある面板並列具を
    用いて荷役パレットを製造する方法であって、複数の面
    板を前記凹部に嵌入し、前記面板群の前後左右上下位置
    を規正した後各押え板を各支承板上に閉止状態にロック
    し、面板群を面板並列具に保持させ、次いで並列する前
    記面板群に直角方向に配した複数の桁材上に面板並列具
    に保持された前記面板群を位置決めして配した後、溶接
    によって前記面板群を前記桁材に結合し、その後面板並
    列具を前記面板群から取外して荷役パレットを得ること
    を特徴とする荷役パレットの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の荷役パレットの製造方法
    を用いて桁材の両面に面板群を結合して荷役パレットを
    得ることを特徴とする荷役パレットの製造方法。
JP3243694A 1994-03-02 1994-03-02 荷役パレットの製造方法 Pending JPH07236993A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007148409A1 (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Nakahara Co., Ltd. 運搬用パレットの製造方法
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