JPH0744877Y2 - 多重巻きベローズ管 - Google Patents
多重巻きベローズ管Info
- Publication number
- JPH0744877Y2 JPH0744877Y2 JP1989096136U JP9613689U JPH0744877Y2 JP H0744877 Y2 JPH0744877 Y2 JP H0744877Y2 JP 1989096136 U JP1989096136 U JP 1989096136U JP 9613689 U JP9613689 U JP 9613689U JP H0744877 Y2 JPH0744877 Y2 JP H0744877Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bellows tube
- winding
- end portion
- walls
- multiple winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一般に自動車の排気管或いは振動を伴う各種
機械、装置等の配管及びその接続にあって、排気音の減
衰、振動吸収或いは可撓性の機能に関連して使用される
多重巻きベローズ管の構造の改良に関するものである。
機械、装置等の配管及びその接続にあって、排気音の減
衰、振動吸収或いは可撓性の機能に関連して使用される
多重巻きベローズ管の構造の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のベローズ管としては実開昭62−62086号
公報(第3図)に示すように、多層に巻回した最外周の
巻終り端部(12)を溶接(13)により固定(14)した円
筒体(11)をもって波付けして構成していた。
公報(第3図)に示すように、多層に巻回した最外周の
巻終り端部(12)を溶接(13)により固定(14)した円
筒体(11)をもって波付けして構成していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の技術においては、前記
溶接(13)による巻終り端部(12)での固定(14)構造
により、該端部の全長に亘って加熱に伴う硬化と金属粒
子の成長、粗大に起因した脆性化とを招き、ベローズ管
としての可撓性を阻害し、同時に機械的強度の低下を余
儀なくされる傾向にあった。また、加熱溶接作業によっ
て製作上の煩わしさを招く等の問題を有するものであっ
た。
溶接(13)による巻終り端部(12)での固定(14)構造
により、該端部の全長に亘って加熱に伴う硬化と金属粒
子の成長、粗大に起因した脆性化とを招き、ベローズ管
としての可撓性を阻害し、同時に機械的強度の低下を余
儀なくされる傾向にあった。また、加熱溶接作業によっ
て製作上の煩わしさを招く等の問題を有するものであっ
た。
本考案は従来技術の有する前記問題に鑑みてなされたも
ので、巻終り端部附近での硬化並びに脆性化の憂いをな
くし、製品として可撓性と機械的強度とを充分に発揮せ
しめ、更に、製作上の煩わしさをなくして容易に構成す
ることのできる多重巻きベローズ管を提供することを目
的とするものである。
ので、巻終り端部附近での硬化並びに脆性化の憂いをな
くし、製品として可撓性と機械的強度とを充分に発揮せ
しめ、更に、製作上の煩わしさをなくして容易に構成す
ることのできる多重巻きベローズ管を提供することを目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、金属帯材或いは板材
を同軸状に巻回重合して多重壁を成形した管体の長手方
向の周面に波形壁を連設してなるベローズ管において、
前記管体をなす多重壁全体を互いに圧接状に密合せし
め、且つ該多重壁の外周面側に位置する巻終り端部附近
を該端部に沿って高分子化合物からなる接着剤により固
着して構成した多重巻きベロース管を要旨とするもので
ある。
を同軸状に巻回重合して多重壁を成形した管体の長手方
向の周面に波形壁を連設してなるベローズ管において、
前記管体をなす多重壁全体を互いに圧接状に密合せし
め、且つ該多重壁の外周面側に位置する巻終り端部附近
を該端部に沿って高分子化合物からなる接着剤により固
着して構成した多重巻きベロース管を要旨とするもので
ある。
(作用) 本考案はこのような構成によるため、前記接着剤による
塗着によって固定した巻終り端部の構造により、該端部
附近での硬化並びに脆性化の憂いがなく、従ってベロー
ズ管としてその可撓性及び機械的強度を充分に発揮する
こととなり、又、塗着作業により製作を極めて容易とな
して構成し得ることとなる。
塗着によって固定した巻終り端部の構造により、該端部
附近での硬化並びに脆性化の憂いがなく、従ってベロー
ズ管としてその可撓性及び機械的強度を充分に発揮する
こととなり、又、塗着作業により製作を極めて容易とな
して構成し得ることとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すれば、第
1図は本考案のベローズ管の一部の平面図、第2図は第
1図A−A線の断面図であって、(1)は管体であり、
金属帯材或いは板材を同軸状に巻回重合して多重壁に成
形したもので、該多重壁の全体を互いに圧接状に密合せ
しめてなるものである。そしてその多重壁の外周面側に
位置する巻終り端部(2)附近を該端部に沿って高分子
化合物等からなる接着剤(3)によって固着(4)して
なるものである。尚、上記した高分子化合物としては、
例えばユリア樹脂系、メラミン樹脂系、フエノール樹脂
系、エポキシ樹脂系、酢酸ビニル系、ホットメルト系、
シアノアクリレート系等のものが挙げられる。(5)は
ベローズ管の波形壁である。
1図は本考案のベローズ管の一部の平面図、第2図は第
1図A−A線の断面図であって、(1)は管体であり、
金属帯材或いは板材を同軸状に巻回重合して多重壁に成
形したもので、該多重壁の全体を互いに圧接状に密合せ
しめてなるものである。そしてその多重壁の外周面側に
位置する巻終り端部(2)附近を該端部に沿って高分子
化合物等からなる接着剤(3)によって固着(4)して
なるものである。尚、上記した高分子化合物としては、
例えばユリア樹脂系、メラミン樹脂系、フエノール樹脂
系、エポキシ樹脂系、酢酸ビニル系、ホットメルト系、
シアノアクリレート系等のものが挙げられる。(5)は
ベローズ管の波形壁である。
(考案の効果) 以上説明したように本考案による多重巻きベローズ管
は、多重壁全体を圧接状に密合した管体(1)の状態で
その巻終り端部(2)附近を、特に高分子化合物からな
る接着剤(3)により固着(4)して構成するため、加
熱溶着を不要として接着剤(3)による巻終り端部
(2)での塗着に関連した固着(4)によって、該端部
附近に沿った硬化並びに脆性化の生ずる憂いが全くな
く、従って製品として可撓性及び機械的強度を充分に発
揮することができ、更に、塗着によって製作を極めて容
易となして構成し得ることができる極めて有用な多重巻
きベローズ管である。
は、多重壁全体を圧接状に密合した管体(1)の状態で
その巻終り端部(2)附近を、特に高分子化合物からな
る接着剤(3)により固着(4)して構成するため、加
熱溶着を不要として接着剤(3)による巻終り端部
(2)での塗着に関連した固着(4)によって、該端部
附近に沿った硬化並びに脆性化の生ずる憂いが全くな
く、従って製品として可撓性及び機械的強度を充分に発
揮することができ、更に、塗着によって製作を極めて容
易となして構成し得ることができる極めて有用な多重巻
きベローズ管である。
第1図は本考案の一実施例に係る多重巻きベローズ管の
一部の平面図、第2図は第1図A−A線の断面図、第3
図は従来例のベローズ管の一部の平面図である。 (1)…管体、(2)…巻終り端部、(3)…接着剤、
(4)…固着。
一部の平面図、第2図は第1図A−A線の断面図、第3
図は従来例のベローズ管の一部の平面図である。 (1)…管体、(2)…巻終り端部、(3)…接着剤、
(4)…固着。
Claims (1)
- 【請求項1】金属帯材或いは板材を同軸状に巻回重合し
て多重壁に成形した管体の長手方向の周面に波形壁を連
設してなるベロース管において、前記管体(1)をなす
多重壁全体を互いに圧接状に密合せしめ、且つ該多重壁
の外周面側に位置する巻終り端部(2)附近を、該端部
に沿って高分子化合物からなる接着剤(3)により固着
(4)して構成したことを特徴とする多重巻きベロース
管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989096136U JPH0744877Y2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | 多重巻きベローズ管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989096136U JPH0744877Y2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | 多重巻きベローズ管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0335386U JPH0335386U (ja) | 1991-04-05 |
JPH0744877Y2 true JPH0744877Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=31645358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989096136U Expired - Fee Related JPH0744877Y2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | 多重巻きベローズ管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744877Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1331210A (en) * | 1971-09-22 | 1973-09-26 | Ibm | Clean air work station |
JPS4919969A (ja) * | 1972-06-13 | 1974-02-21 | ||
JPH0328343Y2 (ja) * | 1979-07-06 | 1991-06-18 | ||
JPS6163318U (ja) * | 1984-10-02 | 1986-04-30 |
-
1989
- 1989-08-17 JP JP1989096136U patent/JPH0744877Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0335386U (ja) | 1991-04-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |