JPH0810720Y2 - クランプ体による配管の包持固定構造 - Google Patents

クランプ体による配管の包持固定構造

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JPH0810720Y2
JPH0810720Y2 JP1990101669U JP10166990U JPH0810720Y2 JP H0810720 Y2 JPH0810720 Y2 JP H0810720Y2 JP 1990101669 U JP1990101669 U JP 1990101669U JP 10166990 U JP10166990 U JP 10166990U JP H0810720 Y2 JPH0810720 Y2 JP H0810720Y2
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邦明 杉山
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Usui Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は一般に自動車或いは各種の機械、装置等に給
油、給気の供給路として配設される管径20m/m程度以下
の比較的細径からなる配管におけるクランプ体による配
管の包持固定構造の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の包持固定構造としては例えば第6図に
その断面をもって示すように、配管(P′)側の被取付
け壁部に帯状板材からなるクランプ体(11)の一端側に
設けた包持壁(12)部を被着して構成するか、或いは他
の例として該被着した状態でさらに配管(P′)の外周
面と包持壁(12)部とを加熱鑞着して固定せしめて構成
するか(図示せず)してなるものである。尚(13)はボ
ルトによる基体への取付け孔である。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の技術においては、前
者にあっては単に配管(P′)の鋼肌面での包持による
固定構造によってその包持度合にバラツキを生じて概し
て固定を不確実となし、配設状態下での加振とも相俟っ
て相互の固定部に位置ズレや回動を招き、配管(P′)
側の外周面に施した防錆被膜に擦れ傷、剥離等を生ぜし
めて耐食性の局部劣化を招くばかりでなく、場合によっ
ては配管(P′)での亀裂、折損を誘発することとなっ
た。また後者にあっては予め施した配管(P′)及びク
ランプ体(11)の防錆被膜が加熱鑞着により破損して該
鑞着後に再び防錆処理の必要を余儀なくされるため、長
尺にして且つ複雑な曲げ形状を有する製品時にその処理
を著しく煩わしくなすと共に、鑞着の際の加熱により配
管(P′)に熱劣化を生ずる等の問題を有するものであ
った。
本考案は従来技術の有する前記問題に鑑みてなされた
もので、予め防錆被膜を有した配管及びクランプ体の使
用を可能となして固定後の再度の防錆処理を一切不要と
なし、また配設状態での加振下にあっても長期に亘って
固定部の相互の位置ズレや回動を確実に防止して防錆被
膜の擦れ傷、剥離及び配管側での亀裂、折損の生ずる憂
いをなくすことのできると共に、鑞着加熱による熱劣化
を防止し、且つ鑞着しにくい材質の配管にも適用できる
クランプ体による配管の包持固定構造を提供することを
目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、配管の被取付け壁
部の外周面に熱収縮性の樹脂製筒片を固着して敷設せし
め、一方、長手方向の略中央部附近を折り返して断面平
行状、弯曲状或いは角形状の包持壁を設けた相互に対向
する該包持壁部の少なくとも一方の内周面側に、その締
着方向に略平行に突出する複数の突起を有する帯状板材
からなるクランプ体をもって、その対向する平坦壁部で
の締付け具による相互の締着に伴い突起部を前記筒片の
外周面に食い込み状に係圧せしめて包持壁部を弾圧状に
係合して構成したクランプ体による配管の包持固定構造
を要旨とするものであり、更に前記包持壁部に複数本の
配管を平面状もしくは多段状に配列して一括包持して構
成するものである。
(作用) 本考案はこのような構成によるため、配管側に前記樹
脂製筒片を予め固着して敷設し、その外部から内周面側
に複数の突起を有する帯状板材によるクランプ体の包持
壁部によって被着して係合されることとなるため、前記
筒片自体の熱収縮による配管への固着と、締着に伴う突
起部での該筒片への食い込み状の係圧とによって、加振
状態下にあっても固定部での相互の位置ズレや回動を長
期に亘って確実に防止することができ、従って例え予め
防錆被膜を有した配管及びクランプ体を使用しても防錆
被膜の擦れ傷、剥離及び配管側の亀裂、折損の生ずる憂
いがなく、固定後の再度の防錆処理に煩わしい作業を一
切不要となし、更に鑞着加熱による配管の熱劣化を防止
すると共に、鑞着しにくい材質の配管にも適用すること
ができることとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すれば、
第1図は本考案のクランプ体による配管の包持固定構造
の平面図、第2図は第1図A−A線の拡大による一部の
断面図、第3図及び第4図はそれぞれ他の実施例に係る
第2図相当図であって、(1)は帯状板材からなるクラ
ンプ体であり、プレス加工により長手方向の略中央部附
近を折り返して断面平行状、弯曲状或いは角形状等の包
持壁(2)を設け、且つ相互に対向する壁部の一方又は
両方の内周面側に複数の突起(6,…)を有して形成する
ものであって、該突起はクランプ体(1)の締着方向と
略平行で且つ包持すべき配管(P)の中心軸線に偏心す
るか(第3図)、或いは前記配管の中心軸線に向けて突
出(第2図及び第4図)せしめるもので、更にクランプ
体(1)の成形時に同時、もしくは配管(P)の組付け
後にポンチ加工等によって形成したり、別体の突起をク
ランプ体(1)の内周面に固定して形成してもよし、又
第5図のようにクランプ体(1)の内周面に設けた凹部
に別体の喰い込み用小片(6′)を配置して構成しても
よい。そして対向する平坦壁のなす中間部附近(第2図
及び第3図)、或いはその一端部附近(第4図)に穿設
した貫孔(5)部に締付けボルト又はリベット(4)を
組付けてなるものである。(3)はその内周面に接着性
を有する熱収縮性の樹脂製筒片であり、配管(P)の被
取付け壁部に被着して低温での加熱により固着して敷設
せしめ、その外周部に前記クランプ体(1)側の包持壁
(2)部を締付けボルト又はリベット(4)による相互
の締着に伴い弾圧状に係合せしめて前記突起(6,…)を
筒片(3)の外周面に食い込み状に係圧して構成するも
のである。尚配管(P)は第2図及び第3図のようにそ
の複数本を平面状に配列するか、或いは第4図のように
多段状に配列していずれも一括包持して固定せしめるも
のであり、又クランプ体(1)の肉厚は包持する配管
(P)の本数や径等により適宜選択する。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によるクランプ体による配
管の包持固定構造は、配管(P)の被取付け壁部に固着
された熱収縮性の樹脂製筒片(3)を敷設、介在した状
態でクランプ体(1)の締着方向に略平行に突出した、
複数の突起(6,…)を有する帯状板材からなるクランプ
体(1)の前記包持壁(2)部をもって、しかも突起
(6,…)部での食い込み状の係圧をもって弾圧状に係合
して締着せしめてなるため、予め防錆被膜を有する配管
(P)及びクランプ体(1)の使用を可能となして固定
後の再度の防錆処理の煩わしい作業を一切不要となすこ
とができ、また配設状態での加振下にあっても長期に亘
って固定部での相互の位置ズレや回動を確実に防止せし
めて防錆被膜への擦れ傷、剥離及び配管(P)側での亀
裂、折損の生ずる憂いをなくすことができ、更に、鑞着
加熱による配管の熱劣化を防止すると共に、鑞着しにく
い配管にも適用できる等、極めて有用なクランプ体によ
る配管の包持固定構造である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すクランプ体による配管
の包持固定構造の平面図、第2図は第1図A−A線の拡
大による一部の断面図、第3図乃至第5図はそれぞれ他
の実施例の第2図相当図、第6図は従来例による包持固
定構造の縦断面図である。 (1)……クランプ体、(2)……包持壁、(3)……
筒片、(4)……締付け具、(6,…)……突起、(P)
……配管。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配管(P)の被取付け壁部の外周面に熱収
    縮性の樹脂製筒片(3)を固着して敷設せしめ、一方、
    長手方向の略中央部附近を折り返して断面平行状、弯曲
    状或いは角形状の包持壁(2)を設けた相互に対向する
    該包持壁部の少なくとも一方の内周面側に、その締着方
    向に略平行に突出する複数の突起(6,…)を有する帯状
    板材からなるクランプ体(1)をもって、その対向する
    平坦壁部での締付け具(4)による相互の締着に伴い突
    起(6,…)部を前記筒片(3)の外周面に食い込み状に
    係圧せしめて包持壁(2)部を弾圧状に係合して構成し
    たことを特徴とするクランプ体による配管の包持固定構
    造。
  2. 【請求項2】前記包持壁(2)部に複数本の配管(P)
    を平面状もしくは多段状に配列して一括包持して構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のクランプ体による配
    管の包持固定構造。
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