JPH0736223Y2 - 板状クランプ体と配管との組付け固定構造 - Google Patents

板状クランプ体と配管との組付け固定構造

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JPH0736223Y2
JPH0736223Y2 JP1989048983U JP4898389U JPH0736223Y2 JP H0736223 Y2 JPH0736223 Y2 JP H0736223Y2 JP 1989048983 U JP1989048983 U JP 1989048983U JP 4898389 U JP4898389 U JP 4898389U JP H0736223 Y2 JPH0736223 Y2 JP H0736223Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は一般に自動車或いは各種の機械、装置等に給
油、給気の供給路等として配設される管径20m/m程度以
下の比較的細径からなる金属製配管(以下単に「配管」
と云う)における板状の金属製クランプ体(以下単に
「クランプ体」と云う)と配管との組付け固定構造の改
良に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の組付け固定構造としては例えば第4図及
び第5図にその断面をもって示すように、配管(P′)
側の被取付け壁(P1′)外周面部に、長手方向の一端部
に設けたクランプ体(11)の係合壁(12)部を係合した
状態で、相互の重合面を加熱鑞着(W)するか(第4
図)、或いは係合壁(12)部側を僅かに内方に押圧して
挟着(F)するか(第5図)して構成するものであっ
た。尚(13)は取付け孔である。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の技術においては、前者
にあっては、予め施した配管(P1)及びクランプ体の防
錆鍍金被膜が加熱鑞着により破損して前記鑞着(W)後
に鍍金処理を改めて施すことを余儀なくされるため、長
尺にして且つ複雑な曲げ形状を有する配管(P′)の状
態ではその処理性が著しく阻害されることとなり、また
後者にあっては単に挟着(F)による固定構造によって
その度合にバラツキを招いて概してその固定を不確実と
なし、配設状態下の加振等に起因して相互の固定部に位
置ズレを招き、同時に鍍金被膜に擦れ傷、剥離等を生ぜ
しめるばかりでなく、強いては配管(P′)での亀裂、
損傷を誘発する等の問題を有するものであった。
本考案は従来技術の有する前記問題に鑑みてなされたも
ので、予め鍍金被膜を施した配管及びクランプ体の使用
による固定を可能となし、また配設状態での加振下にあ
っても相互の位置ズレを防止せしめて鍍金被膜への擦れ
傷、剥離及び配管での亀裂、損傷等の生ずる憂いをなく
し、更に組付け固定する内部への雨水、洗車水等の浸透
を効果的に防止して該内部での発錆をなくすことがで
き、更に、配管との組付け作業を簡易にして且つ迅速に
行うことができるようにしてこの作業上の煩わしさをな
くすことのできる板状クランク体と配管との組付け固定
構造を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、金属製配管の被取付
け壁部の外周面に、内周面に接着層を有する熱収縮性の
樹脂製ブッシュを敷設して加熱処理によって固着せしめ
ると共に、その長手方向に位置して幅手方向に亘り相互
に対応する平行な係着孔を設けた金属製クランプ体の該
係着孔間のなす表面と、該係着孔部に挿通したその両側
端部をそれぞれカシメ状に係支した別体からなる逆U字
形状の金属製保持具のなす弯曲面との間に、前記樹脂製
ブッシュを弾圧状に挟持して構成した板状クランプ体と
配管との組付け固定構造を要旨とするものであり、更に
前記保持具の逆U字形状をなす弯曲面の内周面側に、内
方に膨出する複数個の疣状突起を設け、該突起部を敷設
した前記樹脂製ブッシュに食い込み状に係圧した状態で
弾圧状に挟持して構成するものである。
(作用) 本考案はこのような構成によるため、前記接着層により
固着して敷設した熱収縮性の樹脂製ブッシュ部を、金属
製クランプ体の係着孔間のなす表面と、該係着孔部に挿
通したその両側端部をそれぞれカシメ状に係支した別体
からなる逆U字形状の金属製保持具のない弯曲面との間
に、弾圧状の挟持をもって組付け固定されることとなる
ため、樹脂製ブッシュ自体の熱収縮と接着層とにより配
管への圧着によって、加振下にあっても位置ズレを効果
的に防止することとなり、従って鍍金被膜への擦れ傷、
剥離及び配管での亀裂、損傷等の生ずる憂いがなく、同
時に固定内部への雨水、洗車水等の浸透を防止して該内
部での発錆をなくすことができ、且つ前記クランプ体を
なす別体による係支構造により組付け作業を簡易にして
且つ迅速となしてこれら作業上の煩わしさをなくすこと
ができることとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すれば、第
1図は本考案の板状クランプ体と配管との組付け固定構
造の平面図、第2図は第1図A−A線の断面図、第3図
は他の実施例を示す第2図相当図であって、(1)はク
ランプ体であり、板材を利用してプレス加工によりその
長手方向の一端部に取付け壁(10)を有し、他端部附近
にはその長手方向に位置して幅手方向に亘り相互に対応
する平行な係着孔(6,6′)を設けてなるものである。
そして該係着孔部に挿通したその両側端部をそれぞれカ
シメ状に係支する別体からなる逆U字形状の保持具
(2)をもってを構成するものである。(3)は熱収縮
性の樹脂製ブッシュであり、その内周面に有する接着層
(4)により比較的低温での加熱処理に伴い鍍金処理を
損うことなく配管(P)の被取付け壁(P1)部に固着し
た状態で、その外周部を前記クランプ体(1)のなす係
着孔(6,6′)間の表面と保持具(2)のなす弯曲面と
の間に弾圧状に挟持せしめてなるものである。(5)は
取付け孔である。
尚(7)は他の実施例(第3図)として前記保持具
(2)のなす弯曲の内周面側にあって内方に膨出する複
数個の疣状突起であり、前記挟持の際に樹脂製ブッシュ
(3)に食い込み状に係圧して組付け固定を一層確実と
なすと共に、所望に応じて係着孔(6,6′)を含むクラ
ンプ体(1)の一端部分を上方へ屈曲し且つ該クランプ
体の樹脂製ブッシュ(3)の挟持部分(1′)を該ブッ
シュの外周面に合致するよう弯曲して形成したものであ
る。
(考案の効果) 以上説明したように本考案による板状クランプ体と配管
との組付け固定構造は、接着層(4)により固着した熱
収縮性の樹脂製ブッシュ(3)を敷設した状態で、金属
製クランプ体(1)の係着孔間のなす表面と、該係着孔
部に挿通したその両側端部をそれぞれカシメ状に係支し
た別体からなる逆U字形状の金属製保持具(2)のなす
弯曲面との間に、弾圧状の挟持をもって組付け固定せし
めてなるため、予め鍍金被膜を施した配管(P)及びク
ランプ体の使用を可能となすことは勿論のこと、接着層
(4)による固着と樹脂製ブッシュ(3)自体の熱収縮
とによって加振下にあっても組付け固定部での相互の位
置ズレを効果的に防止せしめて鍍金被膜への擦れ傷、剥
離及び配管(P)での亀裂、損傷等の生ずる憂いをなく
し、且つ雨水、洗車水等の浸透を防止して固定内部での
発錆をなくすことができ、更に配管(P)の組付けに際
して、前記保持具(2)の両側端部での係着孔(6,
6′)への挿着による単にプライヤー等をもってなす手
作業による係支によって、前記組付け作業を簡易にして
且つ迅速に行うことができて作業上の煩わしさをなくす
ことができる等、極めて有用な板状クランプ体と配管と
の組付け固定構造である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す板状クランプ体と配管
との組付け固定構造の平面図、第2図は第1図A−A線
の断面図、第3図は他の実施例を示す第2図相当図、第
4図は従来例による取付け固定構造の断面図、第5図は
同じく他の実施例の断面図である。 (1)……クランプ体、(2)……保持具、(3)……
ブッシュ、(4)……接着層、(6,6′)……係着孔、
(7)……突起、(P)……配管、(P1)……被取付け

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製配管(P)の被取付け壁(P1)部の
    外周面に、内周面に接着層(4)を有する熱収縮性の樹
    脂製ブッシュ(3)を敷設して加熱処理によって固着せ
    しめると共に、その長手方向に位置して幅手方向に亘り
    相互に対応する平行な係着孔(6,6′)を設けた金属製
    クランプ体(1)の該係着孔間のなす表面と、該係着孔
    部に挿通したその両側端部をそれぞれカシメ状に係支し
    た別体からなる逆U字形状の金属製保持具(2)のなす
    弯曲面との間に、前記樹脂製ブッシュ(3)を弾圧状に
    挾持して構成したことを特徴とする板状クランプ体と配
    管との組付け固定構造。
  2. 【請求項2】前記保持具(2)の逆U字形状をなす弯曲
    面の内周面側に、内方に膨出する複数個の疣状突起
    (7)を設け、該突起部を敷設した前記樹脂製ブッシュ
    (3)に食い込み状に係圧した状態で弾圧状に挾持して
    構成したことを特徴とする請求項1記載の板状クランプ
    体と配管との組付け固定構造。
JP1989048983U 1989-04-26 1989-04-26 板状クランプ体と配管との組付け固定構造 Expired - Fee Related JPH0736223Y2 (ja)

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JPS5686465U (ja) * 1979-12-07 1981-07-11
JPS5780125U (ja) * 1980-11-04 1982-05-18

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JPH02140082U (ja) 1990-11-22

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