JP2648931B2 - 細径配管の固定クランプおよびその固定方法 - Google Patents

細径配管の固定クランプおよびその固定方法

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JP2648931B2 JP63125591A JP12559188A JP2648931B2 JP 2648931 B2 JP2648931 B2 JP 2648931B2 JP 63125591 A JP63125591 A JP 63125591A JP 12559188 A JP12559188 A JP 12559188A JP 2648931 B2 JP2648931 B2 JP 2648931B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は一般に自動車、或いは各種の器械装置等に燃
焼、その他の給油、給気等の供給路として配設される管
径、太さ20m/m程度以下の比較的細径からなる複数の金
属管或いは樹脂チューブ(以下単に配管と称す)の長さ
方向の適所に取付けられる細径配管の固定クランプ及び
その固定方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の固定クランプ及びその固定方法として
は、第8図に例示するようにボルト孔を有する取付け壁
の長手方向の他端側に楕円状の把持壁(12)を設けたク
ランプ体(11)をもって、該把持壁部に少くとも1つの
配管(P1″,P2″…)を貫通して並列状に組込んだ状態
で、把持壁(12)側の先端部を押圧、弯曲して包持状に
係合して固定するか、或いは前記取付け壁もしくは把持
壁(12)とのなす接合面を相互に鑞溶着して固定するか
してなるものであった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の技術においては、並
列状に組込んだ配管(P1″,P2″…)のそれぞれの直管
周面部での前記包持或いは相互の鑞溶着による固定のた
め、配管状態での長期に亘って車体或いは機械装置の振
動に起因して前者にあっては、把持壁(12)先端部での
押圧、弯曲時に生ずるスプリング・バックによる包持状
の弛みによって、配管(P1″,P2″…)にそれぞれ長さ
方向への位置ずれ及び周方向への回転、或いはこれら相
互の周面に擦れ傷を生ぜしめることとなった。また後者
にあっては、加熱鑞溶着後に製品全体への鍍金膜等によ
る耐食被膜処理を施すこととなるため、複雑な曲げ形状
を有した状態での鍍金処理によって著しく作業上の煩わ
しさを招いて作業性が阻害されると共に、所望の高耐食
性を発揮する鍍金被膜の形成を困難となす等の問題を有
するものであった。
本発明は従来の技術を有する前記問題を効果的に解決
した細径配管の固定クランプ及びその固定方法を提供す
ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成するために本発明は、一端
附近に基体への取付け壁を有し、且つその幅手方向の両
側に傾斜壁部を有する板状のクランプ体の長手方向の他
端側に、該長手方向に設けた切欠き孔間にある舌片状部
分を切り起こして前記クランプ体と一体の挟持壁を形成
し、該挟持壁には配管を組込んだ状態にあってその先端
部を屈曲してクランプ体のなす他端側に封止、固定する
突出爪を備えると共に、前記挟持壁と切欠き孔との間に
配管組付け用の間隙を保持し、前記傾斜壁部に配管側の
曲げ部分を当接せしめるように構成した細径配管の固定
クランプを要旨とするものであり、更に前記他端側と突
出爪との固定は、該突出爪を切欠き孔の裏面側において
他端の屈折壁に掛止したり、突出爪の折返し部を切欠き
孔の裏面側において他端の屈折壁に掛止したり、突出爪
を他端表面に重合した後、該重合部をU字状の止め金具
によりカシメ又は接着したり、或いは該重合部を折り返
して行うよう構成したものであって、また、本発明は一
端附近に基体への取付け壁を有し、且つその幅手方向の
両側に傾斜壁部を有すると共に、長手方向の他端側に、
該長手方向に設けた切欠き孔間にある舌片状部分を切り
起こし、且つその先端部に突出爪を備えた挟持壁が一体
に形成され、更に該挟持壁と切欠き孔との間に組付け間
隙を保持して構成した板状のクランプ体をもって、前記
組付け間隙部に少くとも1つの配管を貫通して組込み、
先端部の前記突出爪を屈曲してクランプ体のなす他端側
に掛止、固定すると共に、配管の曲げ部を前記傾斜壁部
に当接せしめた細径配管の固定クランプの固定方法を要
旨とするものである。
[作 用] 本発明はこのように構成されるため、配管の直管周面
部でのクランプ体による前記挟持壁部に組込んだ後、先
端部を屈曲してクランプ体の他端側に掛止、固定してな
る突出爪の構造と、配管の曲げ部とクランプ体の幅手方
向の両側の傾斜壁部との当接構造とによって、それぞれ
配管での長さ方向への位置ずれ及び周方向への回転及び
これら相互の周面での擦れ傷をおこすことなく、簡易に
して且つ確実に固定することとなり、また、予め鍍金処
理を施した配管及びクランプ体の使用によって著しく作
業性を向上する結果となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、
第1図は本発明の細径配管の固定クランプ及びその固定
方法に係る固定クランプの配管固定状態を示す平面図、
第2図は第1図の固定クランプ単体の配管固定前の平面
図、第3図は第1図A−A線の拡大断面図、第4図は第
1図B方向からの正面図、第5図乃至第7図は夫々本発
明の他の実施例の部分拡大縦断面図であって、(1)は
板状のクランプ体であり、一端(1a)附近に基体(図示
せず)への取付け用ボルト穴(2′)を設けた取付け壁
(2)を有し、且つその幅手方向の両側に傾斜壁部
(1′,1′)を有すると共に、長手方向の他端(1b)側
に、該長手方向にプレス加工による打ち抜きにより形成
された切欠き孔(3)間の舌片状部分を切り起こして前
記クランプ体と一体の挟持壁(4)を形成したものであ
る。該挟持壁(4)は該切欠き孔(3)との間に配管
(P1,P2…)の組付け用間隙(6)を保持し、更に挟持
壁(4)の先端部に組付け間隙(6)への配管(P1,P2
…)の並列状に組込んだ状態にあって屈曲して切欠き孔
(3)の裏面側において他端(1b)側に一体に形成され
た屈折壁(1b′)に弾発状に掛止して固定する突出爪
(5)を備えてある。そして該固定によって配管(P1,P
2…)を前記組付け間隙(6)部に弾発状に挾持すると
共に配管(P1,P2…)の曲げ部(P1′,P2′…)を傾斜壁
部(1′,1′)に当接して確実に保持せしめるものであ
る。尚、突出爪(5)と他端(1b)との固定は、上記実
施例のみならず、第5図のように突出爪(5)に折り返
し部(5′)を設けてこれを屈折壁(1b′)に掛止した
り、第6図及び第7図のように突出爪(5)を他端(1
b)表面に重合し、この重合部をU字状の止め金具によ
りカシメ又は接着する(第6図)か、該重合部を折り返
して行う(第7図)こともできる。また上記実施例では
複数本の配管について説明したが、1本の曲げ部を有す
る配管にも本発明は適用可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明による細径配管の固定クラ
ンプ及びその固定方法は、前記挾持壁(4)によるその
先端部の突出爪(5)のなすクランプ体(1)の他端
(1b)との掛止、固定と、配管の曲げ部とクランプ体の
傾斜壁部との当接とによって構成されるため、長期配設
に亘る加振状態下にあっても配管(P1,P2…)の長さ方
向への位置ずれ或いは周方向への回転及びこれら相互の
周面での擦れ傷の発生を簡易にして且つ確実な固定によ
り防止することができ、更に予め鍍金等の被膜処理を施
した配管(P1,P2…)及びクランプ体(1)の使用を可
能として固定後の製品全体の煩わしい鍍金処理を不要と
なすため、著しく作業性を向上することができる等、極
めて有用な細径配管の固定クランプ及びその固定方法の
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の細径配管の固定クランプ及びその固定
方法に係る固定クランプの配管固定状態を示す平面図、
第2図は第1図の固定クランプ単体の配管固定前の平面
図、第3図は第1図A−A線の拡大断面図、第4図は第
1図B方向からの正面図、第5図乃至第7図は夫々本発
明の他の実施例の部分拡大縦断面図、第8図は従来例を
示す固定クランプの配管固定状態の断面図である。 (1)……クランプ体、(1′,1′)……傾斜壁部、
(1a)……一端、(1b)……他端、(2)……取付け
壁、(3)……切欠き孔、(4)……挾持壁、(5)…
…突出爪、(6)……組付け間隙、(P1,P2…)……配
管、(P1′,P2′…)……曲げ部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端(1a)附近に基体への取付け壁(2)
    を有し、且つその幅手方向の両側に傾斜壁部(1′,
    1′)を有する板状のクランプ体(1)の長手方向の他
    端(1b)側に、該長手方向に設けた切欠き孔(3)間に
    ある舌片状部分を切り起こして前記クランプ体と一体の
    挟持壁(4)を形成し、該挟持壁には配管(P1,P2…)
    を組込んだ状態にあってその先端部を屈曲してクランプ
    体(1)のなす他端側(1b)に封止、固定する突出爪
    (5)を備えると共に、前記挟持壁と切欠き孔(3)と
    の間に配管組付け用の間隙(6)を保持し、前記傾斜壁
    部(1′,1′)に配管(P1,P2…)側の曲げ部分を当接
    せしめるように構成したことを特徴とする細径配管の固
    定クランプ。
  2. 【請求項2】前記他端(1b)側と突出爪(5)は、該突
    出爪を切欠き孔(3)の裏面側において他端(1b)の屈
    折壁(1a′)に掛止することにより固定する請求項1記
    載の細径配管の固定クランプ。
  3. 【請求項3】前記他端(1b)側と突出爪(5)は、該突
    出爪の折返し部(5′)を切欠き孔(3)の裏面側にお
    いて他端(1b)の屈折壁(1b′)に掛止することにより
    固定する請求項1記載の細径配管の固定クランプ。
  4. 【請求項4】前記他端(1b)側と突出爪(5)は、該突
    出爪を他端(1b)表面に重合し、且つ該重合部をU字状
    の止め金具(7)によりカシメ又は接着して固定する請
    求項1記載の細径配管の固定クランプ。
  5. 【請求項5】前記他端(1b)側と突出爪(5)は、該突
    出爪を他端(1b)表面に重合し、且つ該重合部を折り返
    して固定する請求項1記載の細径配管の固定クランプ。
  6. 【請求項6】一端附近に基体への取付け壁を有し、且つ
    その幅手方向の両側に傾斜壁部を有すると共に、長手方
    向の他端側に、該長手方向に設けた切欠き孔間にある舌
    片状部分を切り起こし、且つその先端部に突出爪を備え
    た挟持壁が一体に形成され、更に該挟持壁と切欠き孔と
    の間に組立け間隙を保持して構成した板状のクランプ体
    をもって、前記組付け間隙部に少くとも1つの配管を貫
    通して組込み、先端部の前記突出爪を屈曲してクランプ
    体のなす他端側に掛止、固定すると共に、配管の曲げ部
    を前記傾斜壁部に当接せしめたことを特徴とする細径配
    管の固定クランプの固定方法。
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