JPH074434U - 搬送車上のコンベヤのフローティング装置 - Google Patents
搬送車上のコンベヤのフローティング装置Info
- Publication number
- JPH074434U JPH074434U JP3860093U JP3860093U JPH074434U JP H074434 U JPH074434 U JP H074434U JP 3860093 U JP3860093 U JP 3860093U JP 3860093 U JP3860093 U JP 3860093U JP H074434 U JPH074434 U JP H074434U
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- conveyed
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- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬送物に対して搬送車がずれて停止したと
き、そのずれを吸収して搬送物を移載することができる
装置の提供。 【構成】フローティング装置10は、コンベヤ17の両
側に設けられ搬送物Wを案内する搬送物ガイド23の端
部に水平方向で且つコンベヤから離れる方向に傾けて形
成された搬送物受入片24と、コンベヤの移載方向と交
差する方向にコンベヤを移動可能に支持する移動案内手
段31と、コンベヤの両側から上記交差する方向で且つ
互いに逆向きに付勢する一対の弾性体32,32とを有
している。搬送車11が搬送物に対してずれて停止する
と、搬送物は、コンベヤに送り込まれたとき、搬送物受
入片24に当接し、コンベヤを搬送物が当接した搬送物
受入片側に移動案内手段31の案内によって、且つ、弾
性体32に抗して逃げ移動させてコンベヤ上に送り込ま
れる。その後、コンベヤは、弾性体によって元の位置に
戻り、搬送物は所定の位置に積載される。
き、そのずれを吸収して搬送物を移載することができる
装置の提供。 【構成】フローティング装置10は、コンベヤ17の両
側に設けられ搬送物Wを案内する搬送物ガイド23の端
部に水平方向で且つコンベヤから離れる方向に傾けて形
成された搬送物受入片24と、コンベヤの移載方向と交
差する方向にコンベヤを移動可能に支持する移動案内手
段31と、コンベヤの両側から上記交差する方向で且つ
互いに逆向きに付勢する一対の弾性体32,32とを有
している。搬送車11が搬送物に対してずれて停止する
と、搬送物は、コンベヤに送り込まれたとき、搬送物受
入片24に当接し、コンベヤを搬送物が当接した搬送物
受入片側に移動案内手段31の案内によって、且つ、弾
性体32に抗して逃げ移動させてコンベヤ上に送り込ま
れる。その後、コンベヤは、弾性体によって元の位置に
戻り、搬送物は所定の位置に積載される。
Description
【0001】
本考案は、搬送物を移載する場所からずれて搬送車が停止したとき、そのずれ を吸収して搬送物の移載が行なわれるようにするための装置に関する。
【0002】
従来から、搬送物を積載するコンベヤを具えた搬送車がある。 この搬送車は、搬送物の移載が行なわれる場所に正確に停止しないと移載が円 滑に行なわれないという問題点を有している。
【0003】 そこで、このような問題点に対処するものとして次の手段がある。 第1に、実開平3−37507号公報に記載の位置決め装置(図示省略)があ る。 この装置は、搬送物の移載が行なわれる床に設置された円錐状の突起に搬送車 の車体の下方からラッパ状の凹部を突出させてはめ込み、搬送車の位置決めを行 なうようになっている。 第2に、特開昭60−35653号公報に記載の装置(図示省略)がある。 この装置は、コンベヤを搬送車の車体に移動可能に設け、移載位置に対する搬 送車の停止位置のずれをセンサーによって検知し、コンベヤをシリンダによって 移動させ、ずれを修正するようになっている。
【0004】
ところが、第1の位置決め装置は、床に突起が設置されているため作業上邪魔 になるとともに、構造が複雑であるという問題点を有している。 又、第2の装置は、コンベヤの位置を直ちに修正することができないとともに 、構造が複雑であるという問題点を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、両側に搬送物の案内をする搬送物ガイドを具えたコンベヤを有する 搬送車において、前記搬送物ガイドの端部に水平方向で且つ前記コンベヤから離 れる方向に傾けて形成された搬送物受入片と、前記コンベヤの移載方向と交差す る方向に前記コンベヤを移動可能に支持する移動案内手段と、前記コンベヤの両 側から前記交差する方向で且つ互いに逆向きに付勢し前記コンベヤを常時所定の 位置に戻す一対の弾性体とを有する装置により、前記の課題を解決した。
【0006】
搬送車は搬送物に対してずれて停止したとする。 搬送物は、コンベヤに送り込まれる。 このとき、搬送物は、搬送物受入片に当接し、コンベヤをその当接した搬送物 受入片側に移動させる。 コンベヤの移動は、移動案内手段の案内によって行なわれる。又、コンベヤの 移動は、弾性体に抗して行なわれる。 搬送物がコンベヤに完全に送り込まれると、弾性体はコンベヤを元の位置に戻 す。 これによって、搬送物は搬送車の所定の位置に積載される。
【0007】
以下、本考案の実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。 先ず、フローティング装置10が組み込まれているフォークリフトタイプの搬 送車11(図1、図2参照)について説明する。 搬送車11は、床上の指定されたコースを走行車輪12,12,12と駆動車 輪13とで自走する無人搬送車である。
【0008】 搬送車11は、フォーク14を有している。 フォーク14は、一対の水平部15,15と、垂直部16とでL字状に形成さ れている。 水平部15は、水平方向に形成された長尺の板状の部材である。 一対の水平部15,15上には、後述するフローティング装置10を介してコ ンベヤ17が設けられている。 垂直部16は、公知の直線運動ベアリング18,18の案内によって車体の支 柱19に沿って昇降する部分である。 フォーク14は、チェーン20によって油圧シリンダー21接続され、この油 圧シリンダー21によって床Fまで昇降させられるようになっている。
【0009】 コンベヤ17(図1参照)は、複数のローラ22で構成されている。 各ローラ22は、ベルト(図示省略)を介してモータ37(図1参照)によっ て回転するようになっている。 コンベヤ17の両側には、移載される搬送物Wの案内をする搬送物ガイド23 ,23が設けられている。 搬送物ガイド23の端部には、水平方向で且つコンベヤ17から離れる方向に 傾いた搬送物受入片24が形成されている。すなわち、一対の搬送物ガイド23 の端部には、互いに「ハ」の字状に開いた搬送物受入片24,24が形成されて いる。
【0010】 次に、フローティング装置10(図3参照)について説明する。 フローティング装置10は、搬送車11が移載コンベヤ40(図1参照)に対 してずれて停止したとき、そのずれを吸収して搬送物Wの移載が行なわれるよう にするための装置である。
【0011】 フローティング装置10は、フレーム30、公知の4つの直線運動ベアリング (移動案内手段)31、4本のスプリング(弾性体)32、2つのロック機構3 3等で構成されている。 フレーム30は、フローティング装置10全体をフォーク14上で支持してい る部材である。 直線運動ベアリング31は、コンベヤ17をフレーム30上でコンベヤ17の ローラ22の長手方向(図1、図3中、矢印B方向)に移動可能に支持しており 、コンベヤ17の4角とフレーム30との間に設けられている。
【0012】 コンベヤ17の両側とフレーム30との間には、4本のスプリング32が設け られている。この4本のスプリング32は、コンベヤ17を両側から牽引して常 時所定の位置に戻す機能を備えている。
【0013】 ロック機構33(図3参照)は、コンベヤ17をフレーム30にロックする機 構であり、2箇所(図1参照)に設けられている。 ロック機構33(図3参照)は、フレーム30に設けられピン34が突出する シリンダー35と、コンベヤ17の底面に設けられピン34を受け入れる被係合 孔36とで構成されている。 なお、ロック機構は、この他、一対の旋回アーム(図示省略)でコンベヤを挟 み込でコンベヤをフレームにロックする機構であってもよい。
【0014】 次に、搬送物Wを搬送物移載場所から搬送車11に移載する動作について説明 する。 搬送車11は、搬送物Wの移載を行なう場所からずれて停止したとする。 先ず、搬送車11は、フォーク14を昇降させて搬送物移載場所に設置されて いる移載コンベヤ40の高さにコンベヤ17の高さを揃える。 仮に、移載コンベヤ40が床F近くの比較的低い位置に設置してある場合には 、フォーク14を床F近くまで下降させ、移載コンベヤ40の高さにコンベヤ1 7の高さを揃える。
【0015】 次に、ロック機構33のピン34を被係合孔36から抜き、コンベヤ17を矢 印B方向へ自由に移動できるようにする。 搬送物Wは、移載コンベヤ40から搬送車11上のコンベヤ17に送り込まれ る。 このとき、搬送車11がずれた位置に停止しているため、搬送物Wは、搬送物 受入片24に当接する。しかし、搬送物Wはそのまま送り込まれる。
【0016】 このため、搬送物Wは搬送物受入片24を傾斜に沿って押圧する。コンベヤ1 7は直線運動ベアリング31を案内にし、且つ、スプリング32に抗してフォー ク14上で逃げ移動させられる。 これによって、搬送物Wはコンベヤ17上に円滑に送り込まれる。 又、搬送物Wは、搬送物受入片24と搬送物ガイド23の表面上を摺動してい くが、コンベヤ17が逃げ移動をするため、搬送物ガイド23と搬送物Wの摩耗 は従来よりも少ない。又、発塵も少ない。
【0017】 その後、コンベヤ17は、搬送物W全体を受け入れて、スプリング32によっ て、元の位置に戻される。 最後に、ロック機構33のピン34が被係合孔36に進入し、コンベヤ17は 搬送車11上に固定される。 従って、搬送物Wは、搬送車11が搬送物移載場所からずれて停止しても、搬 送車11上の所定に位置に積載されたことになり、その後、他の搬送物移載場所 に降ろされるとき、所定の位置に正確に降ろされる。
【0018】 ちなみに、搬送車11の停止精度は、±約10乃至20mmである。 搬送物のセンターずれは、フローティング装置10によって毎回吸収されるた め、搬送車11は、毎回円滑に搬送物Wを受け取ることができる。
【0019】 なお、フローティング装置10は、フォークリフトタイプの搬送車11に積載 されたコンベヤ17に組み込まれているが、図4に示すように台車タイプの搬送 車111に積載されたコンベヤ117にも組み込むことができることは勿論であ る。
【0020】
本考案のフローティング装置は、搬送車の停止位置がずれても、コンベヤを逃 がして搬送物を積載させることができるため、次の効果を奏する。 (1) 搬送物は搬送物ガイドに引っ掛かることが少なくなり、コンベヤ上に円滑 に移載される。 (2) 搬送物と搬送物ガイドの接触による搬送物ガイドの摩耗や発塵を少なくす ることができる。 (3) 搬送物を搬送車上の所定の位置に積載させることができる。 (4) 構造が簡単である。 (5) コンベヤに搬送物が積載された後、コンベヤは弾性体によって元の位置に 戻されるため、その後、搬送物を所定の位置に正確に搬出させることができる。
【図1】本考案のフローティング装置が組み込まれた搬
送車の平面図である。
送車の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】フローティング装置の正面図であり、一部分断
面で表わした図である。
面で表わした図である。
【図4】他の実施例の搬送車の概略外観図である。
W 搬送物 10 フローティング装置 11,111 搬送車 17,117 コンベヤ 23 搬送物ガイド 24 搬送物受入片 31 直線運動ベアリング(移動案内手段) 32 スプリング(弾性体)
Claims (1)
- 【請求項1】 両側に搬送物の案内をする搬送物ガイド
を具えたコンベヤを有する搬送車において、前記搬送物
ガイドの端部に水平方向で且つ前記コンベヤから離れる
方向に傾けて形成された搬送物受入片と、前記コンベヤ
の移載方向と交差する方向に前記コンベヤを移動可能に
支持する移動案内手段と、前記コンベヤの両側から前記
交差する方向で且つ互いに逆向きに付勢し前記コンベヤ
を常時所定の位置に戻す一対の弾性体とを有することを
特徴とする、搬送車上のコンベヤのフローティング装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993038600U JP2546441Y2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 搬送車上のコンベヤのフローティング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993038600U JP2546441Y2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 搬送車上のコンベヤのフローティング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074434U true JPH074434U (ja) | 1995-01-24 |
JP2546441Y2 JP2546441Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=12529772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993038600U Expired - Lifetime JP2546441Y2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 搬送車上のコンベヤのフローティング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546441Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5820457U (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-08 | 松下電工株式会社 | 有極型電磁石装置 |
JPS6170047A (ja) * | 1985-08-23 | 1986-04-10 | 東レ株式会社 | 高級毛皮調人造布帛 |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP1993038600U patent/JP2546441Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5820457U (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-08 | 松下電工株式会社 | 有極型電磁石装置 |
JPS6170047A (ja) * | 1985-08-23 | 1986-04-10 | 東レ株式会社 | 高級毛皮調人造布帛 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2546441Y2 (ja) | 1997-09-03 |
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