JPH0744061A - 感光体ドラム - Google Patents

感光体ドラム

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Publication number
JPH0744061A
JPH0744061A JP18472593A JP18472593A JPH0744061A JP H0744061 A JPH0744061 A JP H0744061A JP 18472593 A JP18472593 A JP 18472593A JP 18472593 A JP18472593 A JP 18472593A JP H0744061 A JPH0744061 A JP H0744061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
flanges
relative rotation
bush
aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18472593A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Tanaka
雅史 田中
Toshiyuki Fukami
季之 深見
Masahito Katsukawa
雅人 勝川
Hideo Nakamori
英雄 中森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP18472593A priority Critical patent/JPH0744061A/ja
Publication of JPH0744061A publication Critical patent/JPH0744061A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アルミ素管1とフランジ3との相対回転を確実
に規制することができる感光体ドラムを提供する。 【構成】アルミ素管1の熱膨張に追従可能な金属製のブ
ッシュ5を、フランジ3の圧入部32とアルミ素管1の
内周との間に、フランジ3との相対回転を規制した状態
で介在した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像形成装置に装着
される感光体ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、静電式の複写機やレーザービ
ームプリンタ等の画像形成装置に装着される感光体ドラ
ムとして、アルミ素管の外周面に感光体層を直接被覆形
成し、その両端内周に、合成樹脂製のフランジを圧入し
たものが提供されている。この種の感光体ドラムおいて
は、装置の小型化およびコストダウンを図るために、上
記フランジに感光体ドラムを回転駆動するためのギヤを
一体成形することが一般に行われている。このフランジ
は、摩擦力によってアルミ素管との相対回転が規制され
ているが、上記圧入によってアルミ素管が変形し易いこ
とから、圧入代を大きくとることができない。このた
め、上記ギヤを介して感光体ドラムを回転駆動させる際
に、アルミ素管とフランジとの間で、スリップ(相対回
転)が生じ易いという問題があった。
【0003】また、アルミニウム素管と合成樹脂との熱
膨張率や吸湿率の差に起因して、両者間でスリップを生
じることもあった。さらに詳述すると、アルミ素管とフ
ランジとは、通常、温度20°C、湿度60%の条件下
で所望の嵌め合い強度を確保できるように設計されてい
るが、アルミ素管は、フランジの素材である合成樹脂よ
りも熱膨張率が小さいので、両者間の嵌め合い強度は、
雰囲気温度が低いほど弱くなる。また、アルミ素管は吸
湿性を無視できるのに対して、合成樹脂は吸湿性が高い
ので、フランジは、湿度が低いほど収縮する。このた
め、特に低温低湿の冬場における画像形成装置の始動時
等において、アルミ素管とフランジとの嵌め合い強度が
かなり弱くなって、両者間でスリップを生じ易くなる。
【0004】そこで、接着剤によってアルミ素管とフラ
ンジとを接着したり、或いは特公平4−45828号公
報に開示されているように、外周に複数の爪を突設した
接地プレートをフランジに固定し、この接地プレートの
爪をアルミ素管に食い込ませることによって、アルミ素
管とフランジとの間でスリップが生じるのを防止するこ
とも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記接着剤
によってアルミ素管とフランジとの相対回転を規制した
ものについては、製造工程において接着剤がアルミ素管
の表面にはみ出して、感光体層が汚損されることがあっ
た。また、爪付の接地プレートによって上記相対回転を
規制したものについては、アルミ素管が上記爪によって
膨出変形することがあり、この場合には、画像形成に悪
影響を及ぼすという問題があった。また、上記変形に伴
って感光体層が剥離し、使用中に当該剥離がさらに拡大
進行するという問題もあった。
【0006】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、アルミ素管が変形したり、感光体層が汚損
されたりすることなく、アルミ素管とフランジとの相対
回転を確実に防止することができる感光体ドラムを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の感光体ドラムとしては、アルミ素管の外周
に感光体層を形成しているとともに、ギヤを形成した合
成樹脂製のフランジを、上記アルミ素管の一端部内周に
圧入している感光体ドラムにおいて、上記フランジの圧
入部とアルミ素管との間に、フランジとの相対回転が規
制された状態で金属製のブッシュを介在していることを
特徴とするものである。
【0008】但し、上記ブッシュとしては、アルミ素管
の接地電極を兼ねるものであるのが好ましい。
【0009】
【作用】上記の構成の感光体ドラムによれば、ブッシュ
とフランジとの相対回転が規制されているとともに、当
該ブッシュとアルミ素管との相対回転については、両者
間の摩擦力によって規制することができるので、アルミ
素管とフランジとの相対回転を、上記ブッシュを介して
規制することができる。しかも、上記ブッシュは、熱膨
張率がアルミ素管と近似する金属製のものであり、温度
変化に伴うアルミ素管の膨張や収縮に略追従することが
できるので、アルミ素管との嵌め合い強度を常に確保す
ることができる。このため、アルミ素管とフランジとの
相対回転を、両者の熱膨張率や吸湿率の差に影響される
ことなく規制することができる。
【0010】特に、上記ブッシュが、接地電極を兼ねる
ものである場合には、当該接地電極を別途構成する必要
がないので、その分構造を簡素にすることができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面により詳細に説
明する。図1は、この発明の感光体ドラムの一実施例を
示す断面図である。この感光体ドラムは、アルミ素管1
の外周面に、光導電体等の感光体層2を被覆形成し、こ
のアルミ素管1の両端内周に、ポリアセタールやナイロ
ン系等の合成樹脂からなる一対のフランジ3,4を圧入
したものである。
【0012】上記一方のフランジ3の外周には、感光体
ドラムを回転駆動するためのギヤ31が一体成形されて
おり、このギヤ31に隣設させて、当該ギヤ31よりも
小径の圧入部32が形成されている。そして、この圧入
部32の外周とアルミ素管1の内周との間に、アルミニ
ウムや鋼等の金属からなるブッシュ5が介在されてい
る。
【0013】上記ブッシュ5は、図2にも示すように、
有底筒状のものであり、その中心部に突設された中空の
軸部51が、フランジ3の軸心に沿って形成された貫通
孔33に導入されており、上記軸部51の外周に突設さ
れた係合突起51aを、上記貫通孔33に形成された係
合凹部33aに係合させることにより、ブッシュ5とフ
ランジ3との相対回転が規制されている。また、上記ブ
ッシュ5の外周の環状部53は、フランジ3の圧入部3
2に対して嵌合されており、フランジ3は、上記ブッシ
ュ5を介して、アルミ素管1の内周に圧入されている。
【0014】なお、上記ブッシュ5の軸部51の先端部
は、支軸を兼ねる電極棒6(図1参照)を摺接させるア
ースポイントとして構成されており、当該ブッシュ5に
よってアルミ素管1の接地電極を兼用できるようになっ
ている。以上の構成であれば、フランジ3が、これと相
対回転が規制されたブッシュ5を介してアルミ素管1に
圧入されており、ブッシュ5とアルミ素管1との相対回
転は、両者間の摩擦力によって規制することができるの
で、フランジ3とアルミ素管1との相対回転を、上記ブ
ッシュ5を介して規制することができる。しかも、上記
ブッシュ5が、アルミ素管1と熱膨張率が近似する金属
製のものであるので、温度変化に伴うアルミ素管1の膨
張や収縮に略追従することができる結果、アルミ素管1
との嵌め合い強度を常に確保することができるととも
に、当該ブッシュ5とフランジ3との相対回転が、機械
的に規制されているので、アルミ素管1とフランジ3と
の熱膨張率や吸湿率の差に影響されることなく、当該ア
ルミ素管1とフランジ3との相対回転を規制することが
できる。さらに、接着剤を用いるものでないので、感光
体層2が汚損される虞がないとともに、フランジ3の圧
入に伴ってアルミ素管1が変形する虞もない。
【0015】また、上記ブッシュ5によってアルミ素管
1の接地電極を兼用しているので、当該接地電極を別途
構成する必要がなく、その分、構造を簡素にすることが
できる。なお、上記ブッシュ5としては、図3に示すよ
うに、周面に沿って所定間隔毎に円弧状断面の凹部52
を形成し、各凹部52を、フランジ3の圧入部32の外
周に形成された円弧状断面の係合凹部32cに係合させ
ることによって、フランジ3との相対回転を規制するよ
うにしてもよい。また、上記フランジ3の圧入部32に
係合凹部32cを形成することなく、上記ブッシュ5を
当該圧入部32とアルミ素管1との間に弾性変形させた
状態で介在させてもよく、この場合には、ブッシュ5の
弾性復元力によって、アルミ素管1とフランジ3との相
対回転を規制することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明の感光体ドラム
は、アルミ素管とフランジとの間に介在されたブッシュ
によって、両者間の相対回転を規制するようにしている
ので、、従来のように感光体が汚損されたりアルミ素管
が変形されたりする虞がないとともに、上記ブッシュ
が、温度変化に伴うアルミ素管の変形に略追従可能な金
属製のものであり、アルミ素管との嵌め合い強度を常に
確保することができるので、アルミ素管とフランジとの
相対回転を、両者の熱膨張率や吸湿率の差に影響される
ことなく確実に規制することができる。
【0017】特に、上記ブッシュが、接地電極を兼ねる
ものである場合には、当該接地電極を別途構成する必要
がないので、その分構造を簡素にすることができるとい
う特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の、感光体ドラムの一実施例を示す断
面図である。
【図2】ブッシュの斜視図である。
【図3】他の実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 アルミ素管 2 感光体層 3 フランジ 5 ブッシュ 31 ギヤ 32 圧入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中森 英雄 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミ素管の外周に感光体層を形成してい
    るとともに、ギヤを形成した合成樹脂製のフランジを、
    上記アルミ素管の一端部内周に圧入している感光体ドラ
    ムにおいて、 上記フランジの圧入部とアルミ素管との間に、フランジ
    との相対回転が規制された状態で金属製のブッシュを介
    在していることを特徴とする感光体ドラム。
  2. 【請求項2】上記ブッシュが、アルミ素管の接地電極を
    兼ねるものである請求項1記載の感光体ドラム。
JP18472593A 1993-07-27 1993-07-27 感光体ドラム Pending JPH0744061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18472593A JPH0744061A (ja) 1993-07-27 1993-07-27 感光体ドラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18472593A JPH0744061A (ja) 1993-07-27 1993-07-27 感光体ドラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0744061A true JPH0744061A (ja) 1995-02-14

Family

ID=16158279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18472593A Pending JPH0744061A (ja) 1993-07-27 1993-07-27 感光体ドラム

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JP (1) JPH0744061A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010026537A (ja) * 2005-10-28 2010-02-04 Kyocera Corp 画像形成装置
JP2014095772A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Mitsubishi Chemicals Corp アース板、端部部材、及び感光体ドラムユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010026537A (ja) * 2005-10-28 2010-02-04 Kyocera Corp 画像形成装置
JP2014095772A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Mitsubishi Chemicals Corp アース板、端部部材、及び感光体ドラムユニット

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