JPH0743762U - 容器等の係止装置 - Google Patents

容器等の係止装置

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JPH0743762U
JPH0743762U JP2687892U JP2687892U JPH0743762U JP H0743762 U JPH0743762 U JP H0743762U JP 2687892 U JP2687892 U JP 2687892U JP 2687892 U JP2687892 U JP 2687892U JP H0743762 U JPH0743762 U JP H0743762U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラッチに良好なクリック感をもたせることが
でき、しかも、ラッチの天板に弾性片を一体に成形する
うえで金型の構造および成形工程の簡素化を図ることが
できる容器等の係止装置を提供する。 【構成】 容器等の係止装置は、本体1と蓋体2のそれ
ぞれの外壁面に、長い突起3と短い突起4を設け、長い
突起3に、摺動により短い突起4に係脱自在のラッチ5
を係合してなるものである。ラッチ5には、長い突起3
に摺動自在に係合する突条8,10を設ける。長い突起
3には、上記ラッチ5の突条8,10が係合する凹溝
6,7を設ける。長い突起3には、凹溝6より下部にク
リック突部11を形成する。ラッチ5の天板には、長い
突起3に摺接してラッチ5の閉鎖位置で上記クリック突
部11を乗り越える弾性片12を下方に向けて突設す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一対の半体である本体と蓋体からなる容器等において、本体に対し て蓋体を閉じた状態に保持する容器等の係止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一対の半体である本体と蓋体からなる容器等において、容器等を閉じた状態に 保持する係止装置であって、ラッチの閉鎖状態を軽い衝撃あるいは音により感知 させるクリック機構を備えたものは、例えば、実開平3−8155号公報に記載 されているものが知られている。 この従来の容器の係止装置は、図8に示すように構成されている。 すなわち、本体aの外壁面には長い突起cが、蓋体bの外壁面には短い突起d が並設されており、その長い突起cには、摺動により短い突起dに係脱自在に係 合するラッチeの一対の突条f,gが凹溝h,iに摺動自在に係合されるととも に、ラッチeの閉鎖状態をクリックするため、長い突起cにはクリック突部jが 、ラッチeにはクリック突部jを乗り越える金属の弾性片kがラッチeの摺動方 向横向きに設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の容器等の係止装置においては、ラッチeのストッパ機構の弾性片kが金 属の別部材で構成されていて、ラッチの成形後に取付けられるので、小部材であ る弾性片を高い加工精度をもって取付けることは困難であり、加工誤差が生じ易 く、ラッチの摺動の円滑性が損なわれるという問題があった。 ところで、ラッチに取付ける弾性片の加工上誤差を生じないようにするには、 弾性片をラッチと一体に成形することが考えられる。この場合に弾性片はラッチ の成形型の構造および成形後の型抜きの関係でその天板から垂直方向に形成する ことが成形上困難である。また、弾性片に十分な弾性をもたせるために、それを 長く形成すると、ラッチを長い突起に係合した状態で、弾性片が凹溝に落ち込ん でしまい、これがラッチの摺動を妨げる原因となるので、従来はラッチに弾性片 を一体に形成することが事実上不可能とされていた。
【0004】 そこで、本考案の技術的課題は、従来のものにおける上記のような問題点を解 消することにあり、ラッチと一体にクリック機構の弾性片を縦方向に長く形成し て十分な弾性をもたせても、それがラッチを摺動自在に係合する長い突起の凹溝 と干渉することなく、しかも加工精度の高いものを得てラッチの摺動操作性を向 上させ、さらに、ラッチに良好なクリック感をもたせることができ、加えて、ラ ッチの天板に弾性片を一体に成形するうえで金型の構造および成形工程の簡素化 を図ることができる容器等の係止装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するため、次のように構成した。 すなわち、その第1の構成は、本体と蓋体のそれぞれの外壁面に、一方が長く 他方が短い長さの異なる突起を並設し、その長い突起に、摺動により短い突起に 係脱自在のラッチを係合してなる容器等の係止装置において、ラッチには長い突 起に摺動自在に係合する突条を設け、長い突起には上記ラッチの突条が係合する 凹溝を設けるとともに、長い突起には上記凹溝より下部にクリック部を形成し、 ラッチの天板には長い突起に摺接してラッチの閉鎖位置で上記クリック部を乗り 越える弾性片を下方に向けて突設した容器等の係止装置である。
【0006】 また、本考案の第2の構成は、本体と蓋体のそれぞれの外壁面に、一方が長く 他方が短い長さの異なる突起を並設し、その長い突起に、摺動により短い突起に 係脱自在のラッチを係合してなる容器等の係止装置において、長い突起の両側面 には一対の凹溝を形成し、ラッチには上記長い突起の一対の凹溝に係合する一対 の突条を設けるとともに、長い突起には一方の凹溝より下部にクリック部を形成 し、ラッチの天板には一対の突条に挟まれない部位に長い突起に摺接してラッチ の閉鎖位置で上記クリック部を乗り越える弾性片を下方に向けて突設した容器等 の係止装置である。
【0007】
【作用】
本考案の第1の構成および第2の構成によれば、ラッチのクリック機構を構成 する弾性片はその天板に垂直方向に一体に形成されるので、弾性片の加工精度は 大きく向上する。そして、クリック機構を構成するクリック突部は、長い突起の ラッチ凹溝より下部に設けられるので、ラッチの天板に弾性片を長く形成しても 、その弾性片が凹溝に落ち込んで干渉することがなく、弾性片は十分な弾性を有 してクリック感が良好になる。
【0008】 そのうえ、本考案の第2の構成によれば、ラッチと一体に形成される弾性片が 一対の突条に挟まれない位置に設けられるので、突条がアンダーカットであって スライド型を使用して成形しても、弾性片の型抜き方向と重ならず、ラッチを成 形する金型と成形工程が簡素なものとなる。
【0009】
【実施例】
(第1実施例) 図1ないし図4には、本考案の第1実施例が示されている。 1は容器の本体、2はその蓋体であって、本体1に対して蓋体2はヒンジによ って開閉自在に連結されている。容器は熱可塑性プラスチックのブロー成形、ま たは射出成形により製造されるものである。 容器の本体1と蓋体2の開き側の外壁面には、本体1側に長い突起3が、蓋体 2側に短い突起4が一端を揃えて並設するように形成されており、長い突起3に は射出成形により製造されたラッチ5が摺動自在に係合され、このラッチ5は長 い突起3に沿って一方に摺動させることにより短い突起4に係合し、他方に摺動 させることにより係合が解除されるようになっている。長い突起3の両面には凹 溝6,7が形成されており、一方の凹溝6にラッチ5の一方の側壁内面の突条8 が、他方の凹溝7にラッチの5の天板5aから垂下させた舌片9の突条10がそ れぞれ摺動自在に係合されている。短い突起4の外側面にはラッチ5の他方の側 壁内面が摺接する状態に係合される。
【0010】 上記長い突起3の凹溝7を有する側面には、凹溝7より下部にクリック突部1 1が形成され、ラッチ5の舌片9は短く形成されており、ラッチ5の天板5aに は舌片9の長手方向の延長線上に縦方向の弾性片12が一体に形成されている。 この弾性片12は、前記長い突起3の凹溝7を有する側面に摺接し、ラッチ5の 閉鎖位置でクリック突部11を乗り越えてラッチ5にクリック感を与え、かつ軽 い音を発生させるクリック機構を構成するものである。 なお、本考案のクリック部は上記のように突起したクリック凸部11のほか、 凹設したクリック凹部(図示せず)であってもよい。
【0011】 (第2実施例) 図5ないし図7には、本考案の第2実施例が示されている。 この第2実施例のものは、前記第1実施例に対して、次のように異なる構成を なしている。 すなわち、ラッチ5には、その両側壁とは別にその内部両側に一対の側片13 ,14が形成されており、この一対の側片13,14の中間位置にラッチ5の全 長にわたる舌片9が形成されていて、側片14と舌片9には長い突起3の凹溝6 ,7に係合する突条8および10がそれぞれ形成されている。側片14は短い突 起4の側面に摺接するものであり、舌片9の内方の部分が長い突起3の側面に対 するガイド壁15をなしている。ラッチ5の天板5aに縦方向に一体に形成され た弾性片12は短く形成した上記側片13の長手方向延長線上に位置しており、 長い突起3には、この弾性片12がラッチ5の閉鎖位置および開放位置でそれぞ れ乗り越えるように長くしたクリック突部11が形成されている。16はストッ パであり、ラッチ5の開放位置を規制するためのものである。 ラッチ5の両側壁にはそれぞれ外方への膨出部17,17が形成されており、 この膨出部17,17は、ラッチ5のスライド操作をし易くするための指掛部を なしている
【0012】 第2実施例のものは、上記のように構成されているので、ラッチ5には閉鎖位 置だけでなく、開放位置でもクリック感が与えられ、その操作性が一層良好であ り、かつ確実性が高いうえ、ラッチ5にはその両側壁に膨出部17,17が形成 されていて、操作性が良いうえに強度が高く、ラッチ5による閉鎖状態の強度が 一層向上したものとなる。
【0013】 ラッチ5のクリック機構を構成する弾性片11は、ラッチ5の天板5aに垂直 方向に一体に形成されるので、従来のもののように、金属の別部材を後で取付け るものに比べて弾性片の加工精度は大きく向上する。 そして、クリック機構を構成するクリック突部12は、長い突起3のラッチ凹 溝6より下部に設けられるので、ラッチ5の天板5aに弾性片11を長く形成し ても、その弾性片11が凹溝6に落ち込んで干渉することがない。このため、弾 性片11を良好なクリック感が得られるように十分な弾性を有するものとするこ とができる。
【0014】 また、ラッチ5と一体に形成される弾性片11は、一対の突条8,10に挟ま れない位置に設けられるので、突条8,10がアンダーカットであってスライド 型を使用して成形するうえで、それが弾性片11の型抜き方向と重ならず、ラッ チ5を成形する金型と成形工程の簡素化が図られる。
【0015】
【考案の効果】
本考案に係る第1考案および第2考案によれば、ラッチと一体にクリック機構 の弾性片を垂直方向に長く形成して十分な弾性をもたせても、それがラッチを摺 動自在に係合する長い突起の凹溝と干渉することなく、しかも、ラッチは加工精 度の高いものが得られて摺動操作性が向上し、良好なクリック感が得られる容器 等の係止装置を得ることができる。 特に、第2考案によれば、ラッチの天板に弾性片を一体に成形するうえで金型 の構造および成形工程の簡素化を図ることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す係止装置の分解斜視
図である。
【図2】本考案の第1実施例のラッチ閉鎖状態を示す断
面図である。
【図3】本考案の第1実施例のラッチ解放状態を示す断
面図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す側面図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す係止装置の分解斜視
図である。
【図6】本考案の第2実施例のラッチ閉鎖状態を示す断
面図である。
【図7】本考案の第2実施例のラッチ解放状態を示す断
面図である。
【図8】従来例を示す係止装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 容器の本体 2 蓋体 3 長い突起 4 短い突起 5 ラッチ 5a 天板 6,7 凹溝 8 突条 9 舌片 10 突条 11 クリック突部 12 弾性片 13,14 側片 15 ガイド壁 16 ストッパ 17,17 膨出部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す係止装置の分解斜視
図である。
【図2】本考案の第1実施例のラッチ閉鎖状態を示す断
面図である。
【図3】本考案の第1実施例のラッチ解放状態を示す断
面図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す側面図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す係止装置の分解斜視
図である。
【図6】本考案の第2実施例のラッチ閉鎖状態を示す断
面図である。
【図7】本考案の第2実施例のラッチ解放状態を示す断
面図である。
【図8】従来例を示す係止装置の分解斜視図である。
【符号の説明】 1 容器の本体 2 蓋体 3 長い突起 4 短い突起 5 ラッチ 5a 天板 6,7 凹溝 8 突条 9 舌片 10 突条 11 クリック突部 12 弾性片 13,14 側片 15 ガイド壁 16 ストッパ 17,17 膨出部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図5】
【図8】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と蓋体のそれぞれの外壁面に、一方
    が長く他方が短い長さの異なる突起を並設し、その長い
    突起に、摺動により短い突起に係脱自在のラッチを係合
    してなる容器等の係止装置において、ラッチには長い突
    起に摺動自在に係合する突条を設け、長い突起には上記
    ラッチの突条が係合する凹溝を設けるとともに、長い突
    起には上記凹溝より下部にクリック部を形成し、ラッチ
    の天板には長い突起に摺接してラッチの閉鎖位置で上記
    クリック部を乗り越える弾性片を下方に向けて突設した
    ことを特徴とする容器等の係止装置。
  2. 【請求項2】 本体と蓋体のそれぞれの外壁面に、一方
    が長く他方が短い長さの異なる突起を並設し、その長い
    突起に、摺動により短い突起に係脱自在のラッチを係合
    してなる容器等の係止装置において、長い突起の両側面
    には一対の凹溝を形成し、ラッチには上記長い突起の一
    対の凹溝に係合する一対の突条を設けるとともに、長い
    突起には一方の凹溝より下部にクリック部を形成し、ラ
    ッチの天板には一対の突条に挟まれない部位に長い突起
    に摺接してラッチの閉鎖位置で上記クリック部を乗り越
    える弾性片を下方に向けて突設したことを特徴とする容
    器等の係止装置。
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