JPH0743721U - 永久磁石式バランス型ハンドリングマグネット - Google Patents
永久磁石式バランス型ハンドリングマグネットInfo
- Publication number
- JPH0743721U JPH0743721U JP3544892U JP3544892U JPH0743721U JP H0743721 U JPH0743721 U JP H0743721U JP 3544892 U JP3544892 U JP 3544892U JP 3544892 U JP3544892 U JP 3544892U JP H0743721 U JPH0743721 U JP H0743721U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- magnet
- force
- outer cylinder
- type balance
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】各種強磁性材料、機械、コンテナ等の横持ち、
搬送を行う永久磁石式バランス型ハンドリングマグネッ
トを提供する。 【構成】吸着した搬送物を離脱するための力を減ずるた
め、外筒7上部に圧縮スプリング12を配置し、またN
S極直下に固定極6a,6bを設けた。
搬送を行う永久磁石式バランス型ハンドリングマグネッ
トを提供する。 【構成】吸着した搬送物を離脱するための力を減ずるた
め、外筒7上部に圧縮スプリング12を配置し、またN
S極直下に固定極6a,6bを設けた。
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本願は、各種強磁性材料、機械、コンテナ等の横持ち、搬送を効率よく又安全 に行なう永久磁石式バランス型ハンドリングマグネットに関する。
(ロ)従来の技術 永久磁石を用いたハンドリングマグネットとしては、永久磁石を挟みこむ2枚 のヨーク間において、永久磁石を外部より回転させ磁気回路を断続させることに より、搬送物を吸着、離脱させる方式のものがある。また、IBマグネットとい われるU字型マグネットを上下に移動させ、搬送物の着、脱を行なうものがある 。
(ハ)本願が解決しようとしている問題点 しかしながら前者は、磁気回路を断続させるのに大きな力が必要なこと、磁気 回路接続時に永久磁石の吸引力により、ハンドルが大きな力で回されること、さ らにハンドルの回転角度が大きいこと等から安全性、作業効率の面から大きな問 題があった。
又後者は、U字型マグネットの磁極部、つまり搬送物の吸着部に鉄粉等の付着 が激しく、これが吸着力の減少や搬送中の搬送物の落下を招く等、安全面で大き な問題があった。
本願の狙いは、これら諸問題を同時に解決した永久磁石式バランス型ハンドリ ングマグネットを提供することにある。
(ニ)問題点を解決するための手段 本願を図面に基ずいて説明すると次の通りである。
外筒7の内部には永久磁石1およびそれを挟みこむように配置したヨーク2a 、2b更にこれらを接続固定するためのトッププレート3から成る磁場装置があ り、この磁場装置を上下させるための連接棒4が、トッププレート3にナット5 で固定されている。
連接棒4の上端はハンドル11とピンで接続されており、さらにハンドル11 は、外筒7の上部のステイ10にピン接合されている。連接棒4が外筒7を貫通 する部分には、ベアリング9が、また貫通部直上には圧縮スプリング12が配置 されている。
一方、外筒7の底部には底板8が固定され、内部の磁場装置のヨーク2a、2 bと位置を同じくするところに、固定極6a、6bを埋め込んだ構造となってい る。更に外筒7の上部には、本装置を吊り上げるためのアイボルト14が配置さ れている。
先ず搬送物13の上に本装置を置き、ハンドル11を下にさげると、連接棒4 に固定された内部の磁場装置は下に押し下げられ、ヨーク2a、2bと固定極6 a、6bのギャップGは狭められ、ついには0となる。このとき永久磁石1のN 極から湧きだす磁束は、ヨーク2aを通り固定極6a、搬送物13、固定極6b 、ヨーク2bを経て永久磁石1のS極にもどる閉回路を構成する。そして固定極 6a、6bと搬送物13の間に所定の吸引力が発生し、搬送可能となる。
一方、ハンドル11を上に上げると、内部磁場装置は上昇し、ギャップGが大 きくなり、このためオープン回路となって固定極6a、6bと搬送物13との吸 引力は0となり、搬送物は離脱する。
(ホ)作用 ところで、ヨーク2a、2bと固定極6a、6bとの間の吸引力Fmは、ギャ ップG間の磁束密度の2乗に比例する。そして磁束はギャップGに反比例するの で、吸引力FmはG=0とき最大となる。吸引力Fmが最大のとき直接内部の磁 場装置をハンドル11で上昇させようとすれば、吸引力Fmと同等の力Fが必要 となり、操作が不可能に近い。
そこで連接棒のところに圧縮スプリングを配し、この圧縮スプリングの反発力 Fsと吸引力Fmを釣り合わすようにすると、ハンドルの操作に必要な力は、ほ とんど0になる。
また磁気回路の1部にギャップを設けることにより、搬送物の着脱に必要な磁 場装置の移動距離、つまりギャップGは最大でも10mm程度あればよく、ハン ドルの移動距離も少なくてよい。
(ヘ)効果 このようなことから、搬送物の着脱に必要な力Fはほとんど0でよく、ハン ドル移動距離も小さく、操作がきわめて簡単となる。また搬送物が吸着される極 は固定となっており、したがってハンドルを上に移動した状態であれば、固定極 は単なる鉄材にすぎず、ここに鉄粉等が付着する心配もない。
第1図は本願による永久磁石式バランス型ハンドリング
マグネットの構造断面図を示す。 1 永久磁石 2a ヨーク 2b ヨーク 3 トッププレート 4 連接棒 5 ナット 6a 固定極 6b 固定極 7 外筒 8 底板 9 ベアリング 10 ステイ 11 ハンドル 12 圧縮スプリング 13 搬送物 14 アイボルト 15 ワイヤ
マグネットの構造断面図を示す。 1 永久磁石 2a ヨーク 2b ヨーク 3 トッププレート 4 連接棒 5 ナット 6a 固定極 6b 固定極 7 外筒 8 底板 9 ベアリング 10 ステイ 11 ハンドル 12 圧縮スプリング 13 搬送物 14 アイボルト 15 ワイヤ
Claims (1)
- 外筒の中に、外部より連接棒により上下する機構を持つ
永久磁石式磁場装置を配し、この磁場装置のN,S極部
に強磁性鉄板等を吸着し搬送するハンドリングマグネッ
トにおいて、吸着した搬送物を離脱するための力を減ず
るために、外筒上部にスプリングを配置し、又N,S極
直下に固定極を設けたことを特徴とする永久磁石式バラ
ンス型ハンドリングマグネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3544892U JPH0743721U (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 永久磁石式バランス型ハンドリングマグネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3544892U JPH0743721U (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 永久磁石式バランス型ハンドリングマグネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0743721U true JPH0743721U (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12442106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3544892U Pending JPH0743721U (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 永久磁石式バランス型ハンドリングマグネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743721U (ja) |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP3544892U patent/JPH0743721U/ja active Pending
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