JP3429621B2 - 吊り上げ電磁石 - Google Patents
吊り上げ電磁石Info
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- electromagnet
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Description
特に被吸引鋼材と対向する電磁石面をテーパ状としてス
クラップ状鋼材の嵩を押し潰し、吊り上げ電磁石をスク
ラップ状の鋼材の中にめり込ませ、スクラップを確実
に、かつ吊り重量を増やすようにした吊り上げ電磁石に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】スクラップ状の鋼材をクレーン等の搬送
装置を用いて搬送するとき、スクラップ状の鋼材を効率
よく吊る装置として吊り上げ電磁石が広く使われてい
る。吊り上げ電磁石は、鉄磁極に巻回したコイルに電流
を流すことにより、電磁石と鋼材とを通る磁束を発生
し、この磁束による磁場の作用で電磁石と鋼材との間に
電磁吸引力を生ぜしめ、鋼材を電磁石磁極に吸着する装
置である。吊り上げ電磁石は、鎖等によりクレーン等の
吊り金具に吊られており、吊り上げ電磁石に吸着された
鋼材は、クレーン等により搬送可能となる。従来、吊り
上げ電磁石によりスクラップ状の鋼材を吊る場合、鋼材
に働く磁吸引力を弱めるスクラップ状鋼材間に生ずる空
隙を減らすため、吊り上げ電磁石の自重を借りて、スク
ラップの嵩を押し潰し、吊り上げ電磁石をスクラップ状
の鋼材の中にめり込ませるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の吊
り上げ電磁石には、被吸引鋼材と対向する電磁石面が平
坦であるため、スクラップ状の鋼材の間に生ずる空隙を
効率よく押し潰し、吊り上げ電磁石をスクラップ状の鋼
材の中に深くめり込ませることができず、電磁石が吊り
上げるスクラップ状鋼材の吊り重量が不十分であるとい
う問題点があった。本発明は、上記従来の吊り上げ電磁
石の有する問題点を解決し、吊り上げ電磁石の被吸引鋼
材と対向する電磁石面をテーパ状としてその自重を有効
に使うことができるようにして、スクラップ状の鋼材の
間に生ずる空隙を押し潰し、吊り上げ電磁石をスクラッ
プ状の鋼材の中に深くめり込ませ、電磁石が吊り上げる
スクラップ状の鋼材の吊り重量を増やすことが可能な吊
り上げ電磁石を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の吊り上げ電磁石は、中央磁極と上部継鉄並
びに側部継鉄とからなる吊り上げ電磁石において、被吸
引鋼材と対向する電磁石下面全体を、中央部が突出し、
外周部が低くなる円錐テーパ状としたことを特徴とす
る。 【0005】上記の構成からなる本発明の吊り上げ電磁
石は、被吸引鋼材と対向する電磁石下面全体を、中央部
が突出し、外周部が低くなる円錐テーパ状としているた
め、吊り上げ電磁石の自重を有効に使ってこのテーパ面
に沿ってスクラップ状の鋼材の間に生ずる空隙を押し潰
しつつ、吊り上げ電磁石をスクラップ状の鋼材の中に深
くめり込ませることができ、1回のスクラップ状の鋼材
の吊り重量を増やすことが可能となる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の吊り上げ電磁石の
実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の
吊り上げ電磁石の断面図を示す。図において1は、所要
の大きさと形状をした中央鉄磁極で、この中央鉄磁極1
にコイル4を巻回する。そして中央鉄磁極1に上部継鉄
2及び側部継鉄3を一体に設けて電磁石磁路を形成す
る。 【0007】このように形成する吊り上げ電磁石におい
て、中央鉄磁極1に巻回したコイル4に予め定めた所定
の電流を流すことにより、中央鉄磁極1、上部継鉄2、
側部継鉄3からなる電磁石磁路と、この中央鉄磁極1と
対向するスクラップ状の鋼材5とを通る磁束を発生し、
この磁束による磁場の作用で電磁石とスクラップ状の鋼
材との間に電磁吸引力を生ぜしめスクラップ状の鋼材5
を電磁石磁極1に吸着する。この時の電磁石磁極1によ
るスクラップ状の鋼材の吸着力は電磁石磁極1のコイル
に通電する電流によって予め定められる。 【0008】本発明において吊り上げ電磁石は、図示の
ようにスクラップ状の鋼材と対向する電磁石面を中央部
が突出し、外周部が低くなるよう円錐テーパ状とする。
このようにスクラップ状の鋼材と対向する電磁石面を円
錐テーパ状とすることにより、電磁石自身の分力がテー
パ面に垂直な力となって働き、スクラップの嵩を押し潰
し、吊り上げ電磁石をスクラップ状の鋼材の中にめり込
ませるようにすることができる。 【0009】 【発明の効果】本発明の吊り上げ電磁石によれば、電磁
石の自重を有効に使って、電磁石自身の分力がテーパ面
に垂直な力となって働き、スクラップの嵩を押し潰し、
吊り上げ電磁石をスクラップ状の鋼材の中にめり込ませ
るようにすることができ、鋼材に働く磁吸引力の妨げと
なるスクラップ状鋼材間に生ずる空隙を減らし、スクラ
ップ状の鋼材と吊り上げ電磁石との密着性をよくするこ
とができ、スクラップ状鋼材の吊り重量を高めた吊り上
げ電磁石が実現できる。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 中央磁極と上部継鉄並びに側部継鉄とか
らなる吊り上げ電磁石において、被吸引鋼材と対向する
電磁石下面全体を、中央部が突出し、外周部が低くなる
円錐テーパ状としたことを特徴とする吊り上げ電磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02210596A JP3429621B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 吊り上げ電磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02210596A JP3429621B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 吊り上げ電磁石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09194177A JPH09194177A (ja) | 1997-07-29 |
JP3429621B2 true JP3429621B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=12073619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02210596A Expired - Fee Related JP3429621B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 吊り上げ電磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3429621B2 (ja) |
-
1996
- 1996-01-12 JP JP02210596A patent/JP3429621B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09194177A (ja) | 1997-07-29 |
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