JPS5931657Y2 - 電磁石装置 - Google Patents
電磁石装置Info
- Publication number
- JPS5931657Y2 JPS5931657Y2 JP14177777U JP14177777U JPS5931657Y2 JP S5931657 Y2 JPS5931657 Y2 JP S5931657Y2 JP 14177777 U JP14177777 U JP 14177777U JP 14177777 U JP14177777 U JP 14177777U JP S5931657 Y2 JPS5931657 Y2 JP S5931657Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic pole
- pole part
- auxiliary
- coil
- electromagnet device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は電磁コイルの励磁によって棒鋼、ビレット、
型鋼等を吸着して運搬する吊上電磁石等の電磁石装置に
関するものである。
型鋼等を吸着して運搬する吊上電磁石等の電磁石装置に
関するものである。
以下吊上電磁石について説明する。
従来のこの種吊上電磁石は第１図〜第３図に示すものが
一般に知られている。
一般に知られている。
即ち第１図〜第３図において、１は内側磁極部１１とこ
れの両側に配置された外側磁極部１２とこれらを結ぶ継
鉄部１３からなる鉄心、２は内側磁極部１１に巻回され
た主コイル、３は主コイル２を保護するため非磁性体で
作られた保護板、４は角鋼等の被吊上物である。
れの両側に配置された外側磁極部１２とこれらを結ぶ継
鉄部１３からなる鉄心、２は内側磁極部１１に巻回され
た主コイル、３は主コイル２を保護するため非磁性体で
作られた保護板、４は角鋼等の被吊上物である。
ここで被吊上物４は、通常複数本が隣接して並べられて
いる。
いる。
このように構成された吊上電磁石において、主コイル２
に通電すると、点線矢印で示す如く磁束Φ□が発生して
被吊上物４は内外磁極部１１゜１２に吸着され、電流を
断つと、被吊上物は内外磁極部が釈放される。
に通電すると、点線矢印で示す如く磁束Φ□が発生して
被吊上物４は内外磁極部１１゜１２に吸着され、電流を
断つと、被吊上物は内外磁極部が釈放される。
しかしこのような従来の吊上電磁石において、第１図の
一点鎖線で示す如く、多数、隣接して並べられた被吊上
物４かも必要本数のみ吊上げようとする場合、例えば第
３図の４ｍ番目の被吊上物まで吊上げようとする場合、
漏洩磁束Φ２のため４ｎ番目の被吊上物まで吊上げたり
、荷崩れを起こさせる等の不具合があった。
一点鎖線で示す如く、多数、隣接して並べられた被吊上
物４かも必要本数のみ吊上げようとする場合、例えば第
３図の４ｍ番目の被吊上物まで吊上げようとする場合、
漏洩磁束Φ２のため４ｎ番目の被吊上物まで吊上げたり
、荷崩れを起こさせる等の不具合があった。
従ってこのような場合は、４ｍ番目と４ｎ番目の被吊上
物間に空隙を設ける作業が必要で、労力と手間を要して
いた。
物間に空隙を設ける作業が必要で、労力と手間を要して
いた。
この考案は、このような従来のものの欠点を解消しよう
とするもので、内側磁極部を外側磁極部が囲む磁極形状
とし、さらに吊上電磁石端部の磁力を加減できる補助コ
イルを設けることにより、漏洩磁束Φ２を少なくし、不
必要な被吊上物まで吊上げなＬ・ようにしたものである
。
とするもので、内側磁極部を外側磁極部が囲む磁極形状
とし、さらに吊上電磁石端部の磁力を加減できる補助コ
イルを設けることにより、漏洩磁束Φ２を少なくし、不
必要な被吊上物まで吊上げなＬ・ようにしたものである
。
以下この考案の一実施例を第４図および第５図にもとづ
いて説明する。
いて説明する。
即ち第４図および第５図において、１４は漏洩磁束を防
止する外側磁極部１２と一体に取付けられ、内側磁極部
１１を囲む補助磁極部、５は補助磁極部１４に巻かれ、
主コイル２とは別の電源から調整可能な電流によって付
設される補助コイルである。
止する外側磁極部１２と一体に取付けられ、内側磁極部
１１を囲む補助磁極部、５は補助磁極部１４に巻かれ、
主コイル２とは別の電源から調整可能な電流によって付
設される補助コイルである。
なおその他の構成は従来のものと同様であるから、説明
を省略する。
を省略する。
ここで内側磁極部１１と外側磁極部１２と補助磁極部１
４で囲んだ構成になっており、補助磁極部１４の極性が
外側磁極部１２と同極性になるように構成しているので
、磁束は第５図のΦ、の如く分布し、第３図に示すよう
な漏洩磁束Φ２がなくなる。
４で囲んだ構成になっており、補助磁極部１４の極性が
外側磁極部１２と同極性になるように構成しているので
、磁束は第５図のΦ、の如く分布し、第３図に示すよう
な漏洩磁束Φ２がなくなる。
従って不必要な被吊上物４ｎを吊上げたり、荷崩れさせ
ることはなく、必要本数だけ確実に吊上げることができ
る。
ることはなく、必要本数だけ確実に吊上げることができ
る。
また補助磁極部１４の磁束の強さは補助コイル５によっ
て加減することができるため、吊上電磁石端部での吊上
刃の低下等を補正することができる。
て加減することができるため、吊上電磁石端部での吊上
刃の低下等を補正することができる。
さらにもし不必要な被吊上物４ｎが吸着された時、吊上
電磁石端部のみの吊上刃を加減することによって、端部
に吸着された被吊上物４ｎのみを落下させることができ
る。
電磁石端部のみの吊上刃を加減することによって、端部
に吸着された被吊上物４ｎのみを落下させることができ
る。
この場合、その他の被吊上物が同時に落下するような不
具合もなＬ・。
具合もなＬ・。
なおこの実施例では角鋼の場合を示したが、■形鋼等信
の被吊上物に応用することや、コイルの取付位置、補助
磁極部の形状等必要に応じて適当に変更することにより
広く応用できる。
の被吊上物に応用することや、コイルの取付位置、補助
磁極部の形状等必要に応じて適当に変更することにより
広く応用できる。
以上のように構成されたものでは、隣接して並べられた
角鋼を必要本数確実に抜取ることができるため、角鋼間
に適当な間隙を設けたり、不必要な被吊上物を落す等の
いわゆる玉掛作業が不用となり、大巾な省力化と能率向
上が図れるほか、被吊上物を隙間なく隣接させて置くこ
とができるため、置き場の有効活用ができる。
角鋼を必要本数確実に抜取ることができるため、角鋼間
に適当な間隙を設けたり、不必要な被吊上物を落す等の
いわゆる玉掛作業が不用となり、大巾な省力化と能率向
上が図れるほか、被吊上物を隙間なく隣接させて置くこ
とができるため、置き場の有効活用ができる。
上記のようにこの考案による電磁石装置は、共通の継鉄
部に主コイルが巻回された内側磁極部と、これの両側に
配置された外側磁極部と、この外側磁極部の側端部に配
置され、補助コイルが巻回された補助磁極部とを設け、
各磁極部の継鉄部と反対側の面で被吸着物を吸着するよ
うにしたもので、電磁石装置の端部での吸着状態が確実
になり、作業能率が向上する。
部に主コイルが巻回された内側磁極部と、これの両側に
配置された外側磁極部と、この外側磁極部の側端部に配
置され、補助コイルが巻回された補助磁極部とを設け、
各磁極部の継鉄部と反対側の面で被吸着物を吸着するよ
うにしたもので、電磁石装置の端部での吸着状態が確実
になり、作業能率が向上する。
第１図は従来の吊上電磁石を示す正面図、第２図は第１
図■−■線断面図、第３図は第１図を矢印■の方向から
みた磁極構成図、第４図はこの考案の一実施例を示す正
面図、第５図は第４図を矢印■の方向からみた磁極構成
図である。 図中１は継鉄、１１は内側磁極部、１２は外側磁極部、
１３は継鉄部、１４は補助磁極部、２は主コイル、３は
保護板、４は被吊上物、５は補助コイルである。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
図■−■線断面図、第３図は第１図を矢印■の方向から
みた磁極構成図、第４図はこの考案の一実施例を示す正
面図、第５図は第４図を矢印■の方向からみた磁極構成
図である。 図中１は継鉄、１１は内側磁極部、１２は外側磁極部、
１３は継鉄部、１４は補助磁極部、２は主コイル、３は
保護板、４は被吊上物、５は補助コイルである。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (5)
- （１）共通の継鉄部に主コイルが巻回された内側磁極部
と、これの両側に配置された外側磁極部と、この外側磁
極部の側端部に上記内側磁極部を囲むように配置され、
補助コイルが巻回された補助磁極部を設け、上記各磁極
部の継鉄部の取付面と反対側の面で被吸着物を吸着する
よう構成した電磁石装置。 - （２）補助コイルは主コイルと別の電源によって付勢さ
れるよう構成されている実用新案登録請求の範囲第１項
記載の電磁石装置。 - （３）補助コイルは調整可能な電流によって付勢される
よう構成されている実用新案登録請求の範囲第１項また
は第２項記載の電磁石装置。 - （４）補助磁極部は外側磁極部の両側端部に配置されて
いる実用新案登録請求の範囲第１項乃至第３項のうちい
ずれか一項記載の電磁石装置。 - （５）補助磁極部は外側磁極部と一体に構成されている
実用新案登録請求の範囲第１項の至第４項のうちのいず
れか一項記載の電磁石装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14177777U JPS5931657Y2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 電磁石装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14177777U JPS5931657Y2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 電磁石装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5466137U JPS5466137U (ja) | 1979-05-10 |
| JPS5931657Y2 true JPS5931657Y2 (ja) | 1984-09-06 |
Family
ID=29117900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14177777U Expired JPS5931657Y2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 電磁石装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5931657Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-10-20 JP JP14177777U patent/JPS5931657Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5466137U (ja) | 1979-05-10 |
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