JPH01110493A - 吊上げ式電磁石装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、鋼材などを吸着して吊上げ、運搬するのに
用いられる吊上げ式電磁石装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第５図は従来のこの種の吊上げ式電磁石装置の構造図で
あり、図において、ｌは内側磁極、２は外側磁極、３は
フィル、４は保護板、５は吊り具、６は上板である。

次に動作について説明する。第６図において、地上にお
かれた吊上げ物８である鋼鉄製ボールを第５図の吊上げ
電磁石で吊上げ、運搬する場合、コイル３にｉ流電流を
流すと、内側磁極ｌが励磁されて、内側磁極１と外側磁
極２の間に点線で示す磁束のループΦが発生する。この
ループによりボールは磁化され、マグネットに吸引され
てマグネットと共にクレーンで運搬される。第７図は、
地上に倒れているスラブ８を第５図の電磁石で立ち起こ
し吸引することにより、所定の位置へ運搬する場合を示
したものである。なお動作は第６図の場合と同様である
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の吊上げ式電磁石装置は以上の様に構成されており
、鋼材の吸着面と接する磁極面積が小さいので、鋼材を
確実に吊上げ運搬するには、より多くの磁束を発生させ
なければならず、この為、コイルに大きい電流を流す必
要がある。又、この為、割部機器、ケーブル、コイル等
の容量を太きくしなければならない等の問題点があった
。

この発明は上記の様な問題点を解消する為になされたも
ので、吊上げ物の形状に合わせて磁極を可動させ、吊上
げ物の吸着面と接する磁極面積を最大有効に使用できろ
吊上げ式電磁石装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る吊上げ式電磁石装置は、内側磁極を上下
可動に配置するとともに、外側磁極の一部を半球状にし
回動できる様にしたものである。

〔作用〕

この発明における吊上げ式電磁石装置（ｔ、回動する補
助磁極を設けることにより、吊上げ物に対する吸着面を
最大有効に使用できろ。

〔実施例〕

以下この発明の一実施例を図について説明する。

第１図において、上記第４図に示す従来のものと異なる
ところは、内側磁Ｐｆ１１を上下に摺動可能とするとと
もに、外側磁極２の先端部に半球状の補助磁極７を回動
可能に取付けたものである。

次に動作について説明する。第２図の（ａ）は、吊上げ
電磁石を鋼材の上へ置いた状態を示すもので、この状態
でコイル３に直流電流を流すと、内側磁極１が励磁され
、点徐に示す磁束のループΦが発生し、この磁束により
鋼材８は吸着される。

この状態で吊上げ電磁石をクレーンで引き上げ、鋼板８
を立ち起こしていくが、この時（ｂ）図に示す様に補助
磁極７は鋼材の面に沿って完全に吸着し、かつ鋼材の角
度に合わせて回動する。なお（ｅ）図は鋼材８が完全に
立ち起きた状態を示す。

次に第３図は平鋼板８を立ち起こさずに運搬する場合を
示したものであり、又第４図はボール鋼材８を吊上げる
場合を示す。後者の場合、ボール８の大きさにより両補
助磁極７の角度は変わる。

なお動作は、第３図、第４図共に第２図のものと同様で
ある。

〔発明の効果〕

以上の様にこの発明によれば、外側磁極に設けた補助磁
極を吊上げ物の形状に合わせて可動する様にしたので、
少ない電流容量で発生する磁束を有効に使用でき、又、
１つの吊上げ電磁石で、多種の鋼材が吊り上げられると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例１こよる吊上げ電磁石の構
造図、第２図、第３図、第４図はその動作説明図、第５
図は従来の吊上げ電磁石の構造図、第６図、第７図はそ
の動作説明図である。 図中、１は内側磁ｉ＋ｉ！ｉ、２は外側磁極、３はコイ
ル、４は保護板、５は吊り具、６は上板、７は補助磁極
である。 尚、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　鋼板などの吊上げ、運搬に使用され、内側磁極とコイ
   ル及び外側磁極を備えた吊上げ式電磁石装置において、
   上記内側磁極を上下に移動可能とするとともに、上記外
   側磁極の先端に半球状の補助磁極を回転可動に取付け、
   吊上げ物の形状に応じて上記補助磁極を回動させるよう
   にしたことを特徴とする吊上げ式電磁石装置。