JPS6011015Y2 - 鋼板吊上装置 - Google Patents

鋼板吊上装置

Info

Publication number
JPS6011015Y2
JPS6011015Y2 JP17841780U JP17841780U JPS6011015Y2 JP S6011015 Y2 JPS6011015 Y2 JP S6011015Y2 JP 17841780 U JP17841780 U JP 17841780U JP 17841780 U JP17841780 U JP 17841780U JP S6011015 Y2 JPS6011015 Y2 JP S6011015Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
lifting magnet
electromagnet
main body
thin steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17841780U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5799881U (ja
Inventor
覚良 深畑
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 川崎製鉄株式会社 filed Critical 川崎製鉄株式会社
Priority to JP17841780U priority Critical patent/JPS6011015Y2/ja
Publication of JPS5799881U publication Critical patent/JPS5799881U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6011015Y2 publication Critical patent/JPS6011015Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鋼板の搬送などに使用をする電磁石を用いた鋼
板吊上装置の改良に関する。
従来の電磁石(以下、リフティングマグネットと記す)
を用いた鋼板吊上装置は、クレーンの吊ビーム1台に複
数のリフティングマグネット本体が取付けてあり、クレ
ーン操作に伴なうリフティングマグネット本体の振れ方
向は個々に相異し、総てのリフティングマグネット本体
の静止を待って鋼板吊上げ作業を行なうことは困難であ
り、またリフティングマグネット本体の静止には時間が
かかる場合もある。
さらに鋼板の搬送後、リフティングマグネットへの励磁
を遮断する励磁遮断操作を行ない空巻上げの際に残留磁
気等により、リフティングマグネット本体の吸着面の一
辺のみが鋼板を吸引状態で傾き、鋼板を引離すために、
リフティングマグネット本体の吸着面の一部が鋼板表面
を擦り鉄板表面にかき疵等を生ぜしめる。
またさらに、リフティングマグネット吸着面にはその残
留磁気のためにショツト粒等の鉄粉があり、これが鋼板
吸着時、リフティングマグネットの吸着面と鉄板表面と
の間で押しつぶされるので押し込み疵、かき疵等を鉄板
表面につけることになる。
このため、鉄板の搬送後、鉄板表面の手入れを行ない前
の疵を除去するなどの作業を必要とした。
本考案は上記にかんがみなされたもので、上記の欠点を
解消し、鋼板の搬送において鋼板の表面に疵をつけず、
搬送後の鋼板表面の手入れを不要とした鋼板吊上装置を
提供することを目的とするものである。
この目的は本考案によれば、リフティングマグネット本
体の吸着面に対向して吸着面方向に移動可能に鋼板を装
着したことにより遠戚される。
以下、本考案を実施例により説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例の側面図および
底面図である。
1はリフティングマグネット本体であり、2はリフティ
ングマグネット本体1の吸着面を示している。
3はリフティングマグネット本体1の端部に取付けたブ
ラケットであり、リフティングマグネット本体1の吸着
面2に対向して薄鋼板4を設け、薄鋼板4の両端は湾曲
してブラケット3にボルトなどの固着手段55で固着す
る。
一方、リフティングマグネット本体1に突出板6を固着
する。
突山板6には貫通孔6′を有し、薄鋼板4に固着した突
出棒7が貫通孔6′内に貫通して、薄鋼板4がリフティ
ングマグネット本体1側に移動したとき突出棒7が貫通
孔6′をガイドとして移動するようにし、かつ突出棒7
にはストッパ7′が固着している。
そこでリフティングマグネット本体1で吊上物としての
鋼板に当接する場合、薄鋼板4が吊上物としての鋼板と
当接し、リフティングマグネット本体1に振れがあって
も、リフティングマグネット本体1は鋼板表面を擦るこ
となく、リフティングマグネット本体1を励磁して鋼板
を吸着するときは薄鋼板4も磁化され、リフティングマ
グネット本体1は薄鋼板4を介して吊上物としての鋼板
を吸着して搬送することができる。
また鋼板を所定位置にまで搬送し、鋼板をおろすために
、リフティングマグネット本体1の励磁を遮断した場合
において、残留磁気が存在してリフティングマグネット
本体1の1辺が吸引状態で傾いて接触しているときにお
いて、リフティングマグネット本体1の1辺と接触して
いるのは薄鋼板4との接触であって、これを引き離すた
めに擦る状態となっても薄鋼板4のリフティングマグネ
ット本体1の表面と対向する面に疵がつくのみで吊上物
としての鋼板表面に対して疵をつけることもない。
またリフティングマグネット本体1の励磁を遮断した場
合において、リフティングマグネット本体1と薄鋼板4
との間には所定の間隙を設けであるため、薄鋼板4の残
留磁気は殆んどなく、薄鋼板4の表面へのショツト粒の
付着などはなく、押し疵などが吊上物として鋼板表面に
つくこともない。
つぎに具体的な適用例について説明する。
リフティングマグネット吸着面が例えば縦370〜50
0m、/m、横1300〜2500771./m自重7
50〜2000に9において、薄鋼板4として耐磨耗性
の鋼板、硬さHV105〜170X張り強さ28〜60
kp/Cit、伸び2〜30%以上のものが適用できる
この場合薄鋼板4の厚さとしては0.5m、7m以下で
は寿命に問題があり、4m/m以上の薄鋼板4の場合、
残留磁気により鉄粉粒などの異物の付着がみられる。
従って0.8〜1.277+、/m程度の薄鋼板が適当
であるが、使用条件によっては10rrL/rrL程度
の鋼板を薄鋼板4として用いることができる。
また、リフティングマグネット本体1の非励磁時、リフ
ティングマグネット本体1の吸着面2と薄鋼板4との間
の間隙は5m/m以内の場合は残留磁気による鉄粉粒の
付着がみられたが、薄鋼板4の厚さ0.8〜1.277
+、/rrLのものを使用し、前記間隙を15〜25m
/mに設定したとき残留磁気による鉄粉粒の付着は全く
なかった。
また、薄鋼板4の両側は湾曲してブラケット3に固着し
であるため、薄鋼板4自体がスプリングとして働き、マ
グネット本体1の非励磁としたとき薄鋼板4がリフティ
ングマグネット本体1の残留磁気により吸着されたま)
離れないという様な事は発生しない。
以上説明した如く本考案によればきわめて簡単な構成で
、吊上物としての鋼板の搬送時、その吸着時、その吸着
の開放時において、該鋼板の表面に疵をつけることはな
くなり、搬送後、再び吊上物としての鋼板の表面を手入
れする作業は不要となる。
また、吊上物としての鋼板の吸着吊上げ時、鋼板に疵を
つけないためクレーン作業においてリフティングマグネ
ット本体の振れが成る程度止まるまで待っている時間は
無くなり、搬送作業の効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例の側面図および
薄鋼板4取りはずし状態での一部分平面図。 1・・・・・・リフティングマグネット本体、2・・・
・・・リフティングマグネット本体の吸着、3・・・・
・・ブラケット、4・・・・・・薄鋼板、6・・・・・
・突出板、7・・・・・・突出棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁石を用いた鋼板吊上装置において、前記電磁石の吊
    上物としての鋼板の吸着面に対向して、前記電磁石の励
    磁時前記吸着面に吸着され、かつ前記電磁石の非励磁時
    前記吸着面と所定の間隔を隔てて相対向するように移動
    可能に設けた鋼板を、前記電磁石の長手方向端面を包む
    ように上方に折り曲げて電磁石端部上面に取り付けたこ
    とを特徴とする鋼板吊上装置。
JP17841780U 1980-12-12 1980-12-12 鋼板吊上装置 Expired JPS6011015Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17841780U JPS6011015Y2 (ja) 1980-12-12 1980-12-12 鋼板吊上装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17841780U JPS6011015Y2 (ja) 1980-12-12 1980-12-12 鋼板吊上装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5799881U JPS5799881U (ja) 1982-06-19
JPS6011015Y2 true JPS6011015Y2 (ja) 1985-04-12

Family

ID=29973192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17841780U Expired JPS6011015Y2 (ja) 1980-12-12 1980-12-12 鋼板吊上装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6011015Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5799881U (ja) 1982-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6011015Y2 (ja) 鋼板吊上装置
JP5250086B2 (ja) ロボットハンド
US3642118A (en) Magnetic conveyor
JPH053508Y2 (ja)
JPH0445832Y2 (ja)
JP4980683B2 (ja) 吊上げ電磁石装置
JP2013018076A (ja) ロボットハンド
JP2521956Y2 (ja) 小物部品吸着移送装置
JP3338953B2 (ja) リフタマグネット
JP2536968B2 (ja) 積重ね薄板の二枚吊り防止装置
JPS58224902A (ja) 金属フアイバ用ベルトコンベヤ
JP2000289997A (ja) 磁気吸着搬送用装置
JPS5917592Y2 (ja) つかみ装置
JP2586109Y2 (ja) ガイドストッパーを備えた吊上電磁石
JPH08239188A (ja) コンクリート二次製品の運搬方法
JPS5940386Y2 (ja) リフテイングマグネツト吊具
JPS6316679Y2 (ja)
JP2004051362A (ja) ワーク保持装置
JPH0743721U (ja) 永久磁石式バランス型ハンドリングマグネット
JP3980497B2 (ja) リフタマグネット
JPH10208933A (ja) 電磁マグネット
JPH0641822Y2 (ja) ワーク移載ロボットハンドの緩衝装置
JPS63295391A (ja) 帯磁性ワ−クの吸着方法及び装置
JPH0645972U (ja) 搬送装置
JP2000263485A (ja) マグネットハンド