JP3338953B2 - リフタマグネット - Google Patents
リフタマグネットInfo
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- JP3338953B2 JP3338953B2 JP06648999A JP6648999A JP3338953B2 JP 3338953 B2 JP3338953 B2 JP 3338953B2 JP 06648999 A JP06648999 A JP 06648999A JP 6648999 A JP6648999 A JP 6648999A JP 3338953 B2 JP3338953 B2 JP 3338953B2
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- JP
- Japan
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- movable yoke
- yoke
- main pole
- work
- movable
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Description
で吸着して懸吊する可動ヨーク型のリフタマグネットに
関する。
ークを、例えば、加工装置あるいはコンベア等に搬送す
る場合には、ロボットでワークを1個づつ懸吊して搬送
する作業がよく行なわれる。ロボットのハンド部にはワ
ークを吸着するリフタマグネットが装着され、ワークを
電磁力で吸着して懸吊している。
送するリフタマグネットとしては、図7に示すように構
成された可動ヨーク型リフタマグネットが知られている
(特公平4−38679号)。
励磁コイル52が巻装され水平方向に配置された主極5
1と、主極51と間隔を有して配置された補助ヨーク5
3と、主極51と補助ヨーク53の左右両端部にそれぞ
れ接触して、上下方向に移動可能な少なくとも1対の可
動ヨーク54とを備えて構成されており、その先端部に
は、それぞれワークWを吸着する吸着面55が形成され
ていた。
マグネット50は可動ヨーク54の吸着面55が平面状
に形成されているため、ワークWの被吸着面がフラット
面を形成するものであれば十分の吸着力を発揮できるも
のの、例えば、ワークWが図8に示すような凹凸状に形
成されているものであれば、ワークWとの被吸着面にお
いてはワークWと線接触になり、可動ヨーク54とワー
クWとの間に磁路を形成しにくく、ワークWを懸吊でき
なかったり、懸吊したワークWを落下させやすい。この
ように、上記のタイプのリフタマグネットは、可動ヨー
クの吸着面がワークとの接触状態によって磁気効率が変
化するために吸着力が変化する。ワークとの接触効率を
よくするためには、可動ヨークの幅を小さくしてワーク
に密着するようにすればよいが、可動ヨークの幅が小さ
過ぎると1本の可動ヨークの強度が低下するため限界が
あり、磁気効率を悪くして吸着力も低下してしまう。そ
のため、コイルの大きい大型のリフタマグネットを使用
したり、吸着面をワークの形状に合わせた専用の可動ヨ
ークを製作しなければならない。
以上のコイル容量を使用することになりコストが掛かる
とともにサイズや重量も増え無駄が多い。また、専用の
可動ヨークを使用することは、所有する可動ヨークの種
類が増え、管理面を含めたトータルコストの増大につな
がるだけでなく納期の遅れや品質低下につながる。
あり、ワークの形状にかかわらず吸着力のばらつきを小
さくでき、多種のワークに対応できる標準品としてコス
トダウンの図れるリフタマグネットを提供することであ
る。
タマグネットでは、上記の課題を解決するために、以下
のように構成するものである。即ち、枠体内に支持され
た主極と、前記主極を巻回するコイルと、前記主極を挟
んで対向する両端面側に前記枠体との間を摺動する複数
個の可動ヨークと、を備え、前記コイルの励磁によって
前記主極と前記可動ヨークとの間に磁気回路を形成して
前記可動ヨークの先端部でワークを吸着することのでき
るリフタマグネットであって、前記可動ヨークの断面形
状が略正方形に形成され、前記可動ヨークが方向変換可
能に配置されるとともに、先端部の吸着面には平面部と
少なくとも一方の方向に形成される傾斜面とを有するこ
とを特徴とするものである。
ることを特徴とするものであればよい。
脱落防止をするための脱落防止部材が着脱可能に配設さ
れることを特徴とするものであればなおよい。
ワーク側と対する側の端部側に、前記主極と平行に補助
ヨークが配設されて、前記主極と前記可動ヨークと前記
補助ヨークとの間に磁気回路が形成されることを特徴と
するものであればよい。
図面に基づいて説明する。
に示すように、枠体2と、両端部で枠体2に支持される
主極3と、主極3を巻回するコイル5と、枠体内で主極
3の両端面を対向するように配置され上下方向に摺動可
能な複数個の可動ヨーク6と、を有して構成されてい
る。
される非磁性体の上ガイド枠21、21と、下部に長手
方向に対向して並設される非磁性体の下ガイド枠22、
22と、上ガイド枠21、21、下ガイド枠22、22
の四隅に立設する非磁性体の支柱23、23、23、2
3と、主極3の上方で主極3と間隔を有して平行に配置
される磁性体の補助ヨーク7と、主極3の下方で主極3
と間隔を有して平行に配置される非磁性体の下部連結枠
8と、から構成され、補助ヨーク7の略中央部で上方に
延設された連結棒9が図示しないロボットに接続され
る。
22は、図1〜2に示すように、支柱23、23とボル
ト25によって固着されるとともに、各可動ヨーク6を
主極3及び補助ヨーク7及び下部連結枠8との間で挟持
するように配置させ可動ヨーク6を上下移動可能に挿通
させる。主極3を挟んで対向するように配置された支柱
23、23、23、23は、図3に示すように、主極3
の両端部をボルト26で固着支持するとともに、主極3
の長手方向端面に並設された各可動ヨーク6、6を挟持
するように配置される。
長尺状に形成され、図1のように、補助ヨーク7、主極
3、下部連結枠8と上部ガイド枠21、21、下部ガイ
ド枠22、22との間を上下方向に移動可能に挿通され
るとともに、平面断面は略正方形に形成されている(図
2または図3参照)。さらに、可動ヨーク6の下面は一
部に水平面61が形成され、水平面61の縁部から一方
の側面上方に向かって曲面状に形成された傾斜面(以
下、円弧面という)62が形成されている。この水平面
61と円弧面62とを含んでワークWを吸着する吸着面
として形成される。
することによって、それぞれの面の幅が略同一になるた
め、各可動ヨーク6は軸心に沿って4面の方向変換を可
能にすることができる。つまり、可動ヨーク6の方向変
換によって下面に形成された吸着面の方向をワークWに
合わせて変換することができる。
によって、凹凸状に形成された異形のワークWの表面と
の吸着面積を広くして吸着能力を高めることができる。
この円弧面62はワークWとの接触面をより多くするた
めにできるだけ極率半径を大きく形成する方がよい。
ねじ63が形成され、下ガイド枠22、22に面する側
の一面の雌ねじ63にストッパボルト64が挿入され
る。挿入されたストッパボルト64は下ガイド枠22、
22の上面に当接することによって可動ヨーク6の枠体
2からの脱落を防止することができる。また、ストッパ
ボルト64は、雌ねじ63から脱着できるので可動ヨー
ク6の4面のいずれかの位置の雌ねじ63に挿入し直す
ことができる。
ネット1の作用について図4〜5に沿って説明する。リ
フタマグネット1は、ロボットのアームの移動により図
示しないワークストッカの上方に位置される。リフタマ
グネット1がワークWの上方の位置にある時には、図4
に示すように、すべての可動ヨーク6は重力により下方
に移動され、可動ヨーク6に取り付けられたストッパボ
ルト64が下ガイド枠22の上面に当接する位置で停止
状態にある。但し、図4においては、各可動ヨーク6
は、その円弧面62がすべて外側(図4中、手前側)に
向けられるように配置されているが、ストッパボルト6
4を抜け変えて、図5のように配置し直す。
が、ワークWに向かって降下され、各可動ヨーク6がワ
ークWに当接すると、ワークWの上面に合わせて各ヨー
クが枠体2に対してそれぞれ上方に向かって移動する。
この際、ワークWは凹凸状に形成されているため、複数
の可動ヨーク6の内、ワークWの凸側頂点部と凹部側底
部に当接する可動ヨーク6A、6Bは、円弧面62が外
側(図5における手前側)に向けられ、他の可動ヨーク
6は円弧面62が傾斜面側に向かって配置されている
(図5中、左右方向)。
端部を当接して上方への移動を完了すると、コイル5が
通電される。コイル5の励磁により、図1に示すよう
に、主極3とすべての可動ヨーク6及びワークWとの間
には磁路R1が形成され磁束が流れる。可動ヨーク6の
吸着面は、ワークWの形状に合わせて適宜向きを変えて
いるため可動ヨーク6とワークWとの間には十分な磁束
が流れる。そのため、可動ヨーク6は主極3に固着され
るとともに、ワークWは十分な吸着力で可動ヨーク6に
吸着される。一方、主極3と可動ヨーク6及び補助ヨー
ク7との間にも磁路R2が形成され磁束が流れることに
よって、可動ヨーク6を主極3及び補助ヨーク7側に固
着する力が働く。
可動ヨーク6を固着する力の働きによって、吸着される
ワークWの重量が大きく可動ヨーク6が落下するのを防
止することができる。
クWは、ロボットのアームの上昇で懸吊され、ワークス
トッカから所定の位置(加工装置あるいはコンベア等)
に搬送される。所定の位置に搬送されたワークWは、コ
イル5の通電を解除することによって磁路が解除され、
可動ヨーク6から離される。そしてロボットアームを再
度移動して再びワークストッカのワークWを吸着するこ
とになる。
形態に限るものではない。例えば、可動ヨーク6の吸着
面として形成される円弧面62は傾斜面であればよく、
円弧面62の形状を変更して、図6に示すように多角形
状の傾斜面65であってもよい。
ピンを使用してもよい。この場合、可動ヨーク6に形成
される雌ねじ63は、ストッパピンが挿入できるように
ストッパピンと同形のピン孔であればよい。また、取り
つける位置は上ガイド枠21の上方でもよい。
や下ガイド枠22さらには支柱23は上記の形状に限る
ものではなく、一体に形成されていてもよい。
枠体内に支持された主極と、前記主極を巻回するコイル
と、前記主極を挟んで対向する両端面側に前記枠体との
間を摺動する複数個の可動ヨークと、を備え、前記コイ
ルの励磁によって前記主極と前記可動ヨークとの間に磁
気回路を形成して前記可動ヨークの先端部でワークを吸
着することのできるものであって、前記可動ヨークの断
面形状が略正方形に形成され、前記可動ヨークが方向変
換可能に配置されるとともに、先端部の吸着面には平面
部と少なくとも一方の方向に形成される傾斜面とを有し
ている。従って、前記可動ヨークをワークの形状に合わ
せて軸心に沿って方向を容易に変換することができる。
そのため、前記可動ヨークの吸着面に形成される傾斜面
をワークの形状に合わせて方向変換することができ1つ
のリフタマグネットで各種の形状のワークを吸着するこ
とができる。その結果、機種の統一によりコストダウン
が図れる。しかも、先端部の吸着面には、平面部と傾斜
面が形成されているので、平面状のワークでも傾斜され
た面を有するワークでも接触面積を広くできるので、ワ
ークの形状による吸着力のばらつきを少なくすることが
できる。
面が曲面に形成されているので、凹凸状に形成された異
形のワークとの吸着面積を大きくすることができる。
動ヨークに、前記枠体からの脱落防止をするための脱落
防止部材が着脱可能に配設されているので、ワークに接
触していない自然状態でも前記可動ヨークを枠体から脱
落させることがない。しかも脱落防止部材が脱着可能に
構成されているため、枠体を分解することなく前記可動
ヨークの方向変換を容易に行なえる。
ヨークの前記ワーク側と対する側の端部側に、前記主極
と平行に補助ヨークが配設されて、前記主極と前記可動
ヨークと前記補助ヨークとの間に磁気回路が形成され
る。そのため、前記コイルの励磁により前記主極に固着
した前記可動ヨークを、さらに前記主極と前記補助ヨー
ク側に固着させる力を有するので、ワークの重量が大き
くても、ワークが吸着された前記可動ヨークが下方に落
下するのを防止することができる。
断面図
態を示す作用図
図
Claims (4)
- 【請求項1】 枠体内に支持された主極と、前記主極を
巻回するコイルと、前記主極を挟んで対向する両端面側
に前記枠体との間を摺動する複数個の可動ヨークと、を
備え、前記コイルの励磁によって前記主極と前記可動ヨ
ークとの間に磁気回路を形成して前記可動ヨークの先端
部でワークを吸着することのできるリフタマグネットで
あって、 前記可動ヨークの断面形状が略正方形に形成され、前記
可動ヨークが方向変換可能に配置されるとともに、先端
部の吸着面には平面部と少なくとも一方の方向に形成さ
れる傾斜面とを有することを特徴とするリフタマグネッ
ト。 - 【請求項2】 前記傾斜面が曲面に形成されることを特
徴とする請求項1記載のリフタマグネット。 - 【請求項3】 前記可動ヨークに、前記枠体からの脱落
防止をするための脱落防止部材が着脱可能に配設される
ことを特徴とする請求項1または2記載のリフタマグネ
ット。 - 【請求項4】 前記可動ヨークの前記ワーク側と対する
側の端部側に、前記主極と平行に補助ヨークが配設され
て、前記主極と前記可動ヨークと前記補助ヨークとの間
に磁気回路が形成されることを特徴とする請求項1,2
または3記載のリフタマグネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06648999A JP3338953B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | リフタマグネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06648999A JP3338953B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | リフタマグネット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000255966A JP2000255966A (ja) | 2000-09-19 |
JP3338953B2 true JP3338953B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=13317275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06648999A Expired - Lifetime JP3338953B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | リフタマグネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3338953B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106044530A (zh) * | 2016-08-15 | 2016-10-26 | 南京钢铁股份有限公司 | 防止钢板表面划伤的行车电磁吸盘缓冲装置及其应用方法 |
-
1999
- 1999-03-12 JP JP06648999A patent/JP3338953B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000255966A (ja) | 2000-09-19 |
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