JP3793903B2 - 搬送装置のワーク保持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、起伏を有して形成されるワークを搬送することに関し、さらに、前記ワークを吸着保持する搬送装置のワーク保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ワークを搬送装置で搬送する際、ワークの姿勢は加工された状態のまま次工程位置に搬送されることが望ましい。特にワークが、起伏を有して形成される鉄板状のワークの場合、搬送装置のワーク保持装置がワークを把持する際、ワークが吊り上げられた瞬間に傾いてどこかに干渉し、その衝撃で落下したり、また、傾いたまま搬送する際に、ワークが搬送途中でいずれかの部材に干渉するおそれが生じてしまう。
【0003】
従来、上記のようなワークを搬送する搬送装置の保持装置には各種の手段が採用されている。例えば、図8に示される保持装置61は、ワークWを吸着する複数個のマグネットチャック62と、それぞれのマグネットチャック62に連結された連結バー63と、搬送装置のアームに配設される支持部60に固着されそれぞれの連結バーを保持する保持体64と、を有し、それぞれの保持体64内に取り付けられたコイルばね65に連結バー63が接続されている。そして、搬送装置のアームが下降され、それぞれのマグネットチャック62が起伏を有するワークW上面に当接すると、それぞれのマグネットチャック62が通電されワークWを吸着する。すべてのマグネットチャック62がワークWを吸着するとアームが上昇しワークWを持ち上げる。この際、ワークWはコイルばね65の弾力によりふらふらしたり傾いたりして不安定な状態で搬送されることになる。この保持装置61は構造が簡単で廉価に製造できるものの、搬送される状態が極めて不安定であるため、ワークWの干渉や落下のおそれを生じてしまう。このため、この課題を解決するために図9または図10に示される保持装置が知られている。
【0004】
図9に示される保持装置71は、図7における保持体64がエアシリンダ72に変更されたものであり、搬送装置のアームの支持部70に取り付けられたそれぞれのシリンダ72のピストン73は起伏のあるワークWの上面に合わせてそれぞれのストローク分下降される。それぞれのピストン73の下端部に取り付けられたマグネットチャック74が起伏を有するそれぞれのワークW上面に当接すると、エア回路に配設されたバルブが作用されピストン73の移動を停止する。そしてマグネットチャック74がワークWを吸着した後、搬送装置のアームが上昇し、ワークWは加工されたままの姿勢を維持しながら次工程に搬送される。
【0005】
また、図10に示される保持装置81は、搬送装置のアームの支持部80に取り付けられた保持体がジャッキモータ82として構成されている。ジャッキモータ82内にボールねじ83が下方に向かって配置され、ボールねじ83の先端にマグネットチャック84が連結されている。それぞれのジャッキモータ82が駆動されることによりボールねじ83がマグネットチャック84と共に下降される。それぞれのマグネットチャック84はワークW上面に当接するまでそれぞれのジャッキモータ82によって下降され、マグネットチャック84に配設されたセンサによりジャッキモータ82が駆動停止すると、ワークWとの当接位置で停止することになる。そして、それぞれのマグネットチャック84が通電されワークWが吸着されるとアーム80が上昇され、ワークWが加工されたままの姿勢を維持しながら次工程に搬送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図9に示される保持体がシリンダタイプの保持装置81は、エアを切り替えるためのバルブを必要とし装置が大掛かりとなるとともに、ワークWを吸着し吊り上げるときに、ワークWの重量によってはエアが固定されずピストン73が移動してしまうことがあり不安定になる。エアシリンダを油圧シリンダに変更すると装置がさらに大掛かりとなってコストがかかってしまう。
【0007】
また、図10に示される保持体がジャッキモータ82の場合、マグネットチャック84がワークWの上面に達することを検知するセンサが必要となるので、これもコストアップに繋がる。
【0008】
この発明は、上述の課題を解決するものであり、起伏を有して形成されるワークを、ワークが加工された状態のままで安定して保持搬送されるとともに、ワークの把持解除する際に、即座にワークを解除でき、しかも廉価なコストで製作できる搬送装置のワーク保持装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかわる搬送装置のワーク保持装置は、上記の課題を解決するために、以下のように構成するものである。即ち、
搬送装置の先端部に装着され、起伏を有して形成されるワークを吸着保持する搬送装置のワーク保持装置であって、
ワークを吸着可能に配設される複数個の把持部と、
それぞれの前記把持部に連結され摺動可能に配設される連結バーと、
それぞれの前記連結バーの摺動を停止させるマグネット体と、を備え、
前記マグネット体が可動ヨークと励磁コイルを備えるとともに、前記搬送装置に固着されたケース体内を前記連結レバーと共に摺動可能に配置され
前記マグネット体と前記ケース体内に磁極が発生するように構成されることを特徴とするものである。
【0011】
さらに好ましくは、前記励磁コイルが、正励磁コイルと逆励磁コイルとを有して構成されていることを特徴とするものであればよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
本形態の搬送装置のワーク保持装置(以下、保持装置という)1は、図1〜2に示されるように、搬送装置アームの支持部3に固定して取り付けられた保持体5と、保持体5内に配設されるマグネット体6と、マグネット体6内を貫通しマグネット体6内に摺動可能に配設される連結バー7と、連結バー7の下端部に取り付けられるマグネットチャック9と、を有して構成されている。
【0014】
連結バー7は磁性体で断面矩形状に形成され、一端がマグネットチャック9に連結され、他端はアームの支持部3を挿通するとともにストッパ11が取り付けられている。そして、連結バー7が下方に移動される際、ストッパ11がアーム支持部3の上面に当接すると連結バー7が最下端位置で停止する。
【0015】
保持体5は、アームの支持部3に取り付けられる取り付け板52を上部に有し円筒状に形成される非磁性体のケース51と、連結バー7の回りに配設されボビン53に巻回される励磁コイル54と、励磁コイル54の回りに連結バー7を挟んで2分割に配設され左右方向に対向するように移動されるコ字形の磁性体の可動ヨーク57・57(図1参照)と、可動ヨーク57・57の上下両端に配置され摺動する連結バー7をガイドするガイド部材58・58と、を有して構成されている。そして、ボビン53・励磁コイル54・可動ヨーク57を含めてマグネット体6を構成している。なお、ガイド部材58・58は非磁性体でリング状に形成されケース51に固定されている。
【0016】
従って、励磁コイル54が通電されると可動ヨーク57、連結バー7に磁極が発生するため、可動ヨーク57・57が連結バー7に向かって移動され連結バー7を把持することになる。この際、可動ヨーク57と連結バー7とのすきまは極めて少ないので大きな吸着力が働き連結バー7への保持力も大きくなる。しかしこれに伴って残留磁気も大きくなるので、この保持装置1には、励磁コイル54が正励磁用コイル55と、逆励磁用コイル56とに2分割されてボビン53に巻回されるように形成されている。
【0017】
図3に示されるように、正励磁用コイル55は電源55a、スイッチ55bが直列的に配線され、逆励磁用コイル56は電源56a、スイッチ56bが直列的に配線され、正励磁用コイル55のスイッチ55bがOFFされているときは逆励磁用コイル56のスイッチ56bはONするように常に連動されている。電流値が上昇すると磁力が上り、可動ヨーク55・55の連結バー7に対する吸着力も大きくなる。その後、連結バー7の吸着把持を解除する場合、正励磁用コイル55のスイッチ55bがOFFになると同時に逆励磁用コイル56のスイッチ56bがONされ、逆励磁のマイナス電流が流れ、可動ヨーク57と連結バー7間に残っている残留磁気が消磁され、連結バー7は自重により即座に下方に移動される。
【0018】
これを、図4の磁気回路のB−H曲線によって示す。横軸に磁化力(H)、縦軸に磁束密度が表されている。正励磁用コイル55の電源55aが入りスイッチ55bをONすると、電流値が上昇して磁化力(H)が大きくなり磁束密度(B)も上昇する。この場合、残留磁気のない状態から出発するものとし、磁化力・磁束密度共に0位置(P0)からプラス磁化によって、図中A曲線に沿って上昇する。磁束密度はある位置まで上昇すると飽和し、磁化力がそれ以上上昇しても磁束密度はほぼ水平状態を維持することになる。そして磁化力はH+位置まで達す。次に電流値を下げることによって、B曲線のように磁化力が低下しさらに磁束密度も低下する。しかし、スイッチ55bがOFFになった状態だけでは、ヒステリシスの影響により磁化力0位置に対して磁束密度Br分のこる。これが残留磁気となって表れる。残留磁気を0にするにはH1分マイナスの磁化力を加える必要がある。従って、逆励磁電流を流すことによって、残留磁気が消磁されC曲線を得ることができる。次に励磁コイル54を励磁するときは、逆励磁用コイル56のスイッチ56bをOFFにし、正励磁用コイル55のスイッチ55bをONにする。これによって、マイナスの磁化力からプラスの磁化力へ移動しP1→D→A曲線のコースを通って磁気飽和に至る。
【0019】
なお、逆励磁用コイル56は作動はタイマーにより適宜な時間で解除される。また、逆励磁用コイル56はスイッチ56bを省略して常時ONするようにしてもよい。
【0020】
次に、このように構成される保持装置1の作動を図5に従って説明する。
【0021】
搬送装置のアームMの支持部3には複数個(図例では2個)の保持装置1A・1Bが配設され、保持装置1A・1BはアームMに吊り上げられワークWに対して上昇された位置にある。図示しないプレス機で加工された起伏のあるワークWは、それぞれ高位置面W1、低位置面W2を有して形成されている。この状態では、それぞれの保持装置1の励磁コイル54には通電がされていないため、可動ヨーク57は連結バー7を吸着せず隙間を有して離れた位置に配置されている。そのため、それぞれの連結バー7が自重により最下端に移動されている。アームMが下降すると、ワークWの高位置面W1に対応する保持装置1Aの下端に配置されたマグネットチャック9AがまずワークWの高位置面W1に到達する。アーム3がなお下降すると、連結バー7Aは保持体5A内を上方に向かって摺動し、保持装置1Bのマグネットチャック9Bはさらに下降されワークWの低位置面W2の上面に向かって移動される。そして、マグネットチャック9BがワークWの低位置面W2の上面に達しさらに僅か下降した後、アームMの下降が停止する。従って、連結バー7Bは保持体5B内を僅かに上方に向かって摺動することになる。この状態で、マグネットチャック9に通電するとともにそれぞれの保持体5にも通電する。励磁コイル54の正励磁用コイル55が通電されると、可動ヨーク57と連結バー7との間に磁極が形成され可動ヨーク57が連結バー7に移動した後連結バー7を吸着把持する。前述のように可動ヨーク57と連結バー7を通る磁束は大きく吸着力も大きいため、連結バー7は強固に固定されることになる。その後、ワークWがマグネットチャック9に吸着されたまま、アームMが上昇しワークWを次工程に搬送する。ワークWは加工されたままの姿勢で吊り上げられ搬送されるので、マグネットチャック9から落下するおそれがなく、またどこかに干渉することもない。
【0022】
次工程に搬送されたワークWは、マグネットチャック9及び保持体5の通電が解除されることによって、図示しない次工程のストッカに落下される。同時に保持体5の正励磁用コイル55が励磁解除され、逆励磁用コイル56が逆励磁されるため、可動ヨーク57と連結バー7との間に生じる残留磁気は即座に消磁され連結バー7は自重によりストッパ11がアームMの支持部3の上面に当接するまで下方に移動される。そして、再び、ワークW上面位置に移動される。
【0023】
従って、本形態によれば、ワークWはマグネットチャック9に吸着され、マグネットチャック9が取り付けられる連結バー7は保持体5に十分な吸着力で保持されることになり、ワークWは加工された姿勢のままで安定して搬送される。さらに、連結バー7を保持体5から即座に吸着解除することができる。
【0024】
なお、保持装置の構成は上記形態に限るものではなく、例えば図6〜7に示される保持装置15であってもよい。
【0025】
保持装置15は、搬送装置アームの支持部3に固定して取り付けられた保持体20と、保持体20内を摺動するマグネット体21と、マグネット体21に取り付けられる連結バー22と、連結バー22の下端部に取り付けられるマグネットチャック9と、を有して構成されている。
【0026】
連結バー22は磁性体で断面丸状に形成され、一端がマグネットチャック9に連結され、他端は保持体20内を摺動するのマグネット体21の下端部に連結されている。保持体20は、アームの支持部3に取り付けられる取り付け板24を上部に有し円筒状に形成される磁性体のケース23と、ケース23内を摺動する略円柱状の主極25、主極25外周面にボビン26を介して巻回される励磁コイル27、前記主極25の上下両端に配設され、それぞれの側で4分割に形成された磁性体の可動ヨーク30、それぞれの側に配置された可動ヨーク30ボビン26間に配置され前記ケース23にガイドされる非磁性体リング状のガイド部材33、を備えるマグネット体21と、ケース23の下方に配置され連結バー22の下方移動の終端として形成されるストッパ34と、を有して構成されている。
【0027】
主極25は、外周中央部に溝が形成され、前記溝内にボビン26が配置されるとともに主極25の外周両端部にガイド部材33が配置されている。さらに主極25上面に配置される可動ヨーク30は、止め部材35によって軸心方向(図6における上下方向)に移動を規制されるとともに4分割されたそれぞれの可動ヨークが軸心と直交する方向(図6における左右方向)に移動可能に配置されている。また、主極25の下面側に配置される可動ヨーク30は連結バー22の上端部に形成されるフランジ部22aによって、軸心方向に規制されるとともに4分割されたそれぞれの可動ヨークが軸心と直交する方向に移動可能に配置されている。なお、可動ヨーク30は本形態では4分割されているが、これに限定するものではなく、2分割でも3分割でもよい。
【0028】
従って、励磁コイル27が通電されていない状態では、マグネット体21はケース23に吸着されず、自重により連結バー22のフランジ部22aの下面がケース23内に配設されるストッパ34の上面に当接するまで下方に移動される。また、マグネットチャック9がワークWに当接し、さらにワークWにより連結バー7が上昇された際に、励磁コイル27が通電されるとマグネット体21を構成する主極25、可動ヨーク30、ケース23に磁極が発生するため、可動ヨーク30がケース23に向かって移動され、ケース23と主極25が可動ヨーク30を介して吸着されることになり、連結バー22がその上下移動を停止されることになる。この際、可動ヨーク30とケース23とのすきまは極めて少ないので大きな吸着力が働きマグネット体21への保持力も大きくなる。
【0029】
この形態においても励磁コイル27は正励磁用コイル28と逆励磁コイル29とを有し、その態様は前述の保持装置1と同様である。さらに、この保持装置15のワークWを吸着して搬送する作用も、磁極の発生する部位を除いて前述の保持装置1と略同様であるため、説明を省略する。
【0030】
なお、この形態においては、可動ヨーク30を非磁性体で形成されるガイド部材として連結バー22と接続し、ガイド部材33を主極25と一体的にして、断面が可動ヨークと同様に4分割にするように形成してもよい。さらに、連結バー22は矩形状に形成されてもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明の保持装置によれば、搬送装置の先端部に装着され、起伏を有して形成されるワークを吸着保持するものであって、ワークを吸着可能に配設される複数個の把持部と、それぞれの前記把持部に連結され摺動可能に配設される連結バーと、それぞれの前記連結バーを吸着保持するマグネット体と、を備えている。前記連結バーは前記マグネット体内に摺動可能に挿通され、前記マグネット体と前記連結バーとの間に磁極を発生するように構成されている。そして、前記マグネット体が励磁されていない状態では、それぞれの連結バーは自重により把持部と共に最下端に移動され、それぞれの前記連結バーがそれぞれの保持体に対して上方に移動されている状態で前記マグネット体が励磁されると、マグネット体が前記連結バーを吸着保持できるように作用される。そのため、それぞれの連結バーは前記マグネット体に強固に支持されワークを吊り上げて搬送できるので、加工されたままの姿勢に維持されたワークは安定して搬送されることができる。さらに、前記把持部がワークに到達する際に、センサやバルブを必要としないので廉価に製作することができる。
【0032】
また、本発明の保持装置によれば、搬送装置の先端部に装着され、起伏を有して形成されるワークを吸着保持するものであって、前記搬送装置に固定されたケース体と、ワークを吸着可能に配設される複数個の把持部と、それぞれの前記把持部に連結され摺動可能に配設される連結バーと、それぞれの前記連結バーを吸着保持するマグネット体と、を備えている。前記連結バーは前記ケース体内に摺動可能に配設される前記マグネット体に連結され、前記マグネット体と前記ケース体との間に磁極を発生するように構成されている。そして、前記マグネット体が励磁されていない状態では、それぞれの連結バーは前記マグネット体と共に自重により把持部と共に最下端に移動され、それぞれの前記連結バーがそれぞれの保持体に対して上方に移動されている状態で前記マグネット体が励磁されると、マグネット体が前記ケース体を吸着保持できるように作用される。そのため、それぞれの前記マグネット体に連結された連結バーは、前記ケース体に強固に支持されワークを吊り上げて搬送できるので、加工されたままの姿勢に維持されたワークは安定して搬送されることができる。さらに、前記把持部がワークに到達する際に、センサやバルブを必要としないので廉価に製作することができる。
【0033】
さらに、前記マグネット体を構成する励磁コイルが正励磁用コイルと逆励磁用コイルとを有しているため、前記マグネット体が通電解除されても、逆励磁用のマイナス電流が流れ、残留磁気を即座に消磁でき、速やかに次の動作に入ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一形態の保持装置を示す正面断面図
【図2】図1におけるII−II断面図
【図3】図1における励磁コイルを示す配線図
【図4】磁気回路のB−H曲線を示すグラフ
【図5】図1の保持装置を使用してワークを吸着搬送する状態を示す図
【図6】本発明の別の形態の保持装置を示す正面断面図
【図7】図6におけるVII −VII 断面図
【図8】従来の保持装置を示す図
【図9】従来の別の保持装置を示す図
【図10】従来の別の保持装置を示す図
【符号の説明】
1、15…保持装置
5、20…保持体
6、21…マグネット体
7、22…連結バー
9…マグネットチャック
12、39…支持体
23、51…ケース
25、…主極
27、54…励磁コイル
28、55…正励磁用コイル
29、56…逆励磁用コイル
30、57…可動ヨーク
33、58…ガイド部材

Claims (2)

  1. 搬送装置の先端部に装着され、起伏を有して形成されるワークを吸着保持する搬送装置のワーク保持装置であって、
    ワークを吸着可能に配設される複数個の把持部と、
    それぞれの前記把持部に連結され摺動可能に配設される連結バーと、
    それぞれの前記連結バーの摺動を停止させるマグネット体と、を備え、
    前記マグネット体が可動ヨークと励磁コイルを備えるとともに、前記搬送装置に固着されたケース体内を前記連結レバーと共に摺動可能に配置され
    前記マグネット体と前記ケース体内に磁極が発生するように構成されることを特徴とする搬送装置のワーク保持装置。
  2. 前記励磁コイルが、正励磁コイルと逆励磁コイルとを有して構成されていることを特徴とする請求項1記載の搬送装置のワーク保持装置。
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