JP2002068472A - ビレット材供給装置および方法 - Google Patents

ビレット材供給装置および方法

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JP2002068472A
JP2002068472A JP2000255546A JP2000255546A JP2002068472A JP 2002068472 A JP2002068472 A JP 2002068472A JP 2000255546 A JP2000255546 A JP 2000255546A JP 2000255546 A JP2000255546 A JP 2000255546A JP 2002068472 A JP2002068472 A JP 2002068472A
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Japan
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billet
electromagnet
conveyor
electromagnets
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JP2000255546A
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English (en)
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Takafumi Kaneko
孝文 金子
Seiji Hashimoto
清司 橋本
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一度に複数個のビレット材をコンベア上に供給
することができるとともに、騒音の発生しないビレット
材供給装置の提供を目的とする。 【解決手段】ビレット材1を容器2から取り出し搬送コ
ンベア8上に供給する装置であって、個別に前記ビレッ
ト材1を吸着および放出すべく相互に独立して励磁およ
び消磁可能とされた複数の電磁石10を当該各電磁石の
一体的移動を可能とする電磁石フレーム20上に前記搬
送コンベア8の搬送方向に沿って縦列配置し、前記電磁
石フレーム20を前記容器2内と前記搬送コンベ8ア上
との間で移動させる電磁石移動手段(走行台車40)を
備え、前記ビレット材1を吸着している前記各電磁石1
0につき前記搬送コンベア8上でその搬送方向に沿って
順次吸着解除し前記ビレット材1を供給する制御を行う
制御部50を有する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビレット材供給装置
および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス機械等に構造用炭素鋼等の材料を
供給する場合に、その材料を円筒形状に成形したビレッ
ト材が利用されている。ビレット材は比較的大きいもの
で直径100mm程度、長さ300mm程度である。
【0003】図7に従来のビレット材供給装置および方
法の説明図を示す。ビレット材はパレット容器102内
にバラ積みして工場に搬入するのが一般的である。その
パレット容器を反転機110にセットする。反転機を矢
印112のように反転すると、パレット容器内のビレッ
ト材がラビットフィーダ120のスロープ121に投入
される。次にシリンダ122を駆動して、ロッドに接続
されているスライド板123により、ビレット材101
を123aの位置まで持ち上げる。さらにシリンダ12
4を駆動して、ロッドに接続されているスライド板12
5,126,127,128により、ビレット材を12
5a,126a,127a,128aの位置まで順次持
ち上げる。この過程で、図(1)において紙面に垂直な
方向を向いているビレット材のみが選別されて持ち上げ
られ、その他の姿勢のビレット材はスロープ121に落
下して、再度下から持ち上げられる機会を待つ。軸芯方
向に整列して最上段まで持ち上げられたビレット材は、
コンベア108により進行方向109に運ばれる。さら
にコンベアは図示しない誘導加熱器に接続され、ビレッ
ト材は加熱されて高温状態でプレス機械に供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のビレット材供給
方法では、反転機によりビレット材をラビットフィーダ
のスロープに投入する際に、ビレット材とスロープとの
間およびビレット材どうしの間における激しい衝突によ
り、90〜100ホンにもおよぶ騒音が発生する。ま
た、ラビットフィーダによる選別にもれてビレット材が
スロープに落下する際の激しい衝突によっても、同様の
騒音を発生させて周囲の環境を悪化させている。もっと
も、そのためにパレット容器内からビレット材を1本ず
つ取り出してコンベアに供給するのでは、作業時間がか
かりすぎて生産性が悪い。そこで本発明は、騒音を発生
させることなく、なおかつ一度に複数本のビレット材を
搬送コンベア上に供給するビレット材供給装置の提供を
目的とする。
【0005】そのようなビレット材供給装置として、ビ
レット材を吸着する縦列配置された複数の電磁石と、前
記電磁石を移動させる電磁石移動手段と、前記電磁石お
よび前記電磁石移動手段の動作を制御する制御部とを有
するビレット材供給装置が有効である。もっとも、当該
ビレット材供給装置につき以下の問題点を解決すれば、
より有効なものとして使用することができる。
【0006】まず、パレット容器内にはビレット材がバ
ラ積みされているので、縦列配置した各電磁石の相対位
置が固定されていると、最も高い位置にあるビレット材
に当接した電磁石はビレット材を吸着するが、その他の
電磁石はビレット材を吸着することができずに、結果と
して一度に複数本のビレット材をコンベア上に供給でき
ないという問題がある。そこで本発明は、容器内にバラ
積みされたビレット材を、各電磁石が確実に吸着するこ
とのできるビレット材供給装置の提供を目的とする。
【0007】また、1個の電磁石に多数のビレット材が
吸着されてコンベア上に供給される場合、および各電磁
石に吸着されたビレット材は少数でも全電磁石からビレ
ット材が一斉にコンベア上に供給される場合には、いず
れも一度に多数のビレット材がコンベアに供給され、ビ
レット材どうしが重なり合ってしまい搬送方向に沿って
供給することが困難となる。そこで本発明は、各電磁石
に多数のビレット材が吸着されることのないビレット材
供給装置および方法の提供を目的とする。また、ビレッ
ト材どうしが重なり合って供給されることのないビレッ
ト材供給装置および方法の提供を目的とする。さらに、
一度に複数のビレット材がコンベア上に供給された場合
でも、1個ずつ搬送方向に沿って供給することができる
ビレット材供給装置の提供を目的とする。
【0008】また、パレット容器内にバラ積みされたビ
レット材をまんべんなく吸着するには、容器内の各位置
で電磁石に吸着作業を行わせる必要がある。しかし容器
内の各位置に電磁石を移動させ得るように電磁石移動手
段に自由度を付加するには、多くのコストを必要とする
という問題がある。そこで本発明は、容器内のビレット
材をまんべんなく吸着し、なおかつ電磁石移動手段の製
造コストを低減したビレット材供給装置の提供を目的と
する。
【0009】また、上記のビレット材供給装置は、ビレ
ット材のサイズ交換により直径および長さの異なるビレ
ット材を供給する際に、同一の装置では対応できない場
合があり、装置の製造コストがかかるとともにビレット
材のサイズ交換に対し迅速な対応が難しいという問題が
ある。そこで本発明は、ビレット材のサイズ交換が行わ
れる場合でも、新たな装置を必要とすることなく、迅速
に対応することのできるビレット材供給方法の提供を目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るビレット材供給装置は、ビレット材を
容器から取り出し搬送コンベア上に供給する装置であっ
て、個別に前記ビレット材を吸着および放出すべく相互
に独立して励磁および消磁可能とされた複数の電磁石を
当該各電磁石の一体的移動を可能とする電磁石フレーム
上に前記搬送コンベアの搬送方向に沿って縦列配置し、
前記電磁石フレームを前記容器内と前記搬送コンベア上
との間で移動させる電磁石移動手段を備え、前記ビレッ
ト材を吸着している前記各電磁石につき前記搬送コンベ
ア上でその搬送方向に沿って順次吸着解除し前記ビレッ
ト材を供給する制御を行う制御部を有する構成とした。
【0011】また、前記各電磁石は相互に独立して上下
移動自在に前記電磁石フレーム上に設置され、前記容器
内における前記ビレット材の積載状態に対応してならい
移動可能とされる構成とするのが好ましい。
【0012】また、所定個数以上の前記ビレット材の吸
着をその重量により検知する多重吸着センサを前記各電
磁石ごとに設置し、前記制御部は前記多重吸着センサか
らの検知信号により所定個数以上の前記ビレット材を吸
着した前記電磁石につき前記容器内で吸着解除する制御
を行う制御部を有する構成とするのが好ましい。
【0013】また、ビレット材の軸方向を搬送コンベア
の搬送方向に一致させて前記ビレット材を前記搬送コン
ベア上に供給する装置であって、上端部から下端部にか
けて相互の間隔を狭めて前記ビレット材を前記搬送コン
ベア上に導く一対のガイド面を前記搬送コンベアの搬送
方向に沿ってその上方に配置し、前記一対のガイド面内
に前記ビレット材が上下に重なって供給されたことを検
知する重複供給センサを設置し、前記重複供給センサか
らの検知信号により前記ガイド面を接離駆動し上側の前
記ビレット材を前記搬送コンベアの側方に一時待機させ
る待機機構を備えた構成とするのが好ましい。
【0014】具体的には、ビレット材をパレット容器か
ら取り出しその軸方向を搬送コンベアの搬送方向に一致
させて前記搬送コンベア上に供給する装置であって、相
互に独立して励磁および消磁可能とされた複数の電磁石
を前記搬送コンベアの搬送方向に沿って縦列配置し、前
記各電磁石は相互に独立して上下移動自在に電磁石フレ
ーム上に設置し、前記電磁石フレームを移動させる電磁
石移動手段を備え、所定個数以上の前記ビレット材の吸
着を検知する多重吸着センサを前記各電磁石ごとに設置
し、前記多重吸着センサからの検知信号により所定個数
以上の前記ビレット材を吸着した前記電磁石につき前記
容器内で吸着解除するとともになお前記ビレット材を吸
着している前記電磁石につき前記搬送コンベア上でその
搬送方向に沿って順次吸着解除しビレット材を供給する
制御を行う制御部を有する構成とした。
【0015】一方、本発明に係るビレット材供給方法
は、ビレット材を容器から取り出し搬送コンベア上に供
給する方法であって、前記容器の内幅と同等の長さに縦
列配置した複数の電磁石により吸着作業ごとに前記容器
の内幅と直交する方向に吸着位置を変えて前記ビレット
材を吸着する構成とした。
【0016】また、ビレット材を容器から取り出しコン
ベア上の所定位置に供給する方法であって、縦列配置し
た複数の電磁石のうち前記ビレット材の長さより前記電
磁石相互の間隔が広い電磁石群につき、それぞれ1個の
前記ビレット材のみを吸着可能に励磁して前記ビレット
材を吸着させる構成とした。
【0017】また、前記ビレット材を吸着した前記電磁
石を下降させて前記ビレット材の下端を前記コンベア上
の所定位置に当接させ、前記ビレット材の軸方向が向く
べき方向に前記電磁石を移動させつつ下降させ、前記電
磁石を吸着解除して前記ビレット材を供給する構成とし
た。
【0018】
【作用】複数の電磁石を電磁石フレーム上に縦列配置
し、前記電磁石フレームを移動させる電磁石移動手段を
備える構成としたので、ビレット材と他の構造物との間
およびビレット材どうしの間における激しい衝突がなく
なり騒音が発生することなく、なおかつ一度に複数個の
ビレット材をコンベア上に供給することができる。ま
た、ビレット材を吸着している各電磁石につき搬送コン
ベア上でその搬送方向に沿って順次吸着解除しビレット
材を供給する制御を行う制御部を有する構成とすること
により、一度に多数のビレット材が供給されることがな
く、ビレット材が重なり合ってコンベア上に載置される
ことがない。
【0019】また、各電磁石を相互に独立して上下移動
可能に設置することにより、各電磁石はビレット材の積
載状態に対応してならい移動可能となり、ある電磁石が
最も高い位置にあるビレット材に当接しても、さらに他
の電磁石はそれより下方にあるビレット材に当接するこ
とができる。従って、容器内にバラ積みされたビレット
材を各電磁石が確実に吸着することができる。
【0020】また、所定個数以上のビレット材の吸着を
検知する多重吸着センサを各電磁石ごとに設置し、多重
吸着センサからの検知信号により所定個数以上のビレッ
ト材を吸着した電磁石につき容器内で吸着解除する制御
を行う制御部を有する構成とすることにより、各電磁石
に多数のビレット材が吸着されることがなくなる。
【0021】また、上端部から下端部にかけて相互の間
隔を狭めて前記ビレット材を前記搬送コンベア上に導く
一対のガイド面を前記搬送コンベアの搬送方向に沿って
その上方に配置し、前記一対のガイド面内に前記ビレッ
ト材が上下に重なって供給されたことを検知する重複供
給センサを設置し、前記重複供給センサからの検知信号
により前記一対のガイド面を接離駆動し上側の前記ビレ
ット材を前記搬送コンベアの側方に一時待機させる待機
機構を備えた構成とした。このようなワークガイドを使
用することにより、ビレット材が上下に重なってコンベ
ア上に供給された場合でも、重複供給センサがこれを検
知し、ガイド面を離反駆動し上側のビレット材を前記搬
送コンベアの側方に一時待機させるとともに、ガイド面
を接近駆動しそのビレット材を再度コンベア上に供給す
ることができる。従って、ビレット材を1本ずつコンベ
ア上に供給することができる。
【0022】一方、容器の内幅と同等の長さに縦列配置
した複数の電磁石により吸着作業ごとに容器の内幅と直
交する方向に吸着位置を変えて前記ビレット材を吸着す
る方法を採用することにより、容器内のビレット材をま
んべんなく吸着することができる。なおかつ電磁石移動
手段に容器の内幅方向の自由度を付加する必要がなく、
その製造コストを低減することができる。
【0023】また、縦列配置した複数の電磁石のうち前
記ビレット材の長さより前記電磁石相互の間隔が広い電
磁石群につき、それぞれ1個の前記ビレット材のみを吸
着可能に励磁して前記ビレット材を吸着することによ
り、各電磁石に複数のビレット材が吸着されることがな
く、またビレット材どうしが重なり合って供給されるこ
とがない。加えてビレット材のサイズ交換により長さの
異なるビレット材を供給する場合でも、新たな装置を必
要とすることなく、励磁する電磁石群を切り替えること
により直ちに対応することができる。
【0024】また、前記ビレット材を吸着した前記電磁
石を下降させて前記ビレット材の下端を前記コンベア上
の所定位置に当接させ、前記ビレット材の軸方向が向く
べき方向に前記電磁石を移動させつつ下降させ、前記電
磁石を消磁または逆励磁して前記ビレット材を供給する
ので、ビレット材のサイズ交換により長さの異なるビレ
ット材を供給する場合でも、新たな装置を必要とするこ
となく、電磁石の移動量を変更するだけで直ちに対応す
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して詳細に説明する。なお以下に記載するのは本発明
の実施の一態様にすぎず、本発明はこれに限定されるも
のではない。第1実施形態について、図1の本発明に係
るビレット材供給装置の説明図を用いて説明する。第1
実施形態にかかるビレット材供給装置の用途は、ビレッ
ト材1をパレット容器2から取り出し、ビレット材の軸
方向をコンベア8の進行方向8aに一致させて、運搬作
業を行うコンベア8上に供給する作業に用いるものであ
るが、本発明の用途はこれに限られない。一方、第1実
施形態にかかるビレット材供給装置の構成は、主とし
て、コンベア8およびその側方に配置したパレット容器
2の上方に設置されパレット容器とコンベアとの間を往
復する走行台車40と、走行台車から吊り下げられた電
磁石フレーム上に縦列配置されビレット材1を吸着およ
び放出する複数の電磁石10と、電磁石および電磁石移
動手段である走行台車等の動作を制御する制御部からな
る。さらに上記に加え、当接センサ、空検知センサ、多
重吸着センサおよび吸着センサを電磁石フレーム上に設
置するとともに、供給されたビレット材を所定位置に導
くワークガイドをコンベア上方に設置したものである。
【0026】まず、ビレット材を供給すべきコンベア8
の側方に、ビレット材1をバラ積みしたパレット容器2
を配置する。このパレット容器およびコンベアの上方
に、電磁石移動手段としての走行台車40を配置する。
もっとも走行台車に代えて、コンベアおよびパレット容
器の側方にロボット等を設置してもよい。走行台車を配
置する場合には、例えばパレット容器の周囲に立設した
4本の支柱52の上部に、コンベアに対して垂直方向に
伸びる一対のガイドレール54を設置し、そのガイドレ
ール上に走行台車を配置する。走行台車には車輪42を
形成し、台車内部に設置した図示しない駆動手段により
その車輪を駆動して、ガイドレールに沿って図1のX方
向に移動できるようにする。
【0027】上記走行台車40からは、後述する電磁石
を設置した電磁石フレーム20をワイヤロープ46等で
吊り下げる。図2に走行台車等の説明図を示す。その場
合には、例えば走行台車40内部に巻き上げドラム45
を設置し、そこから走行台車の外部にワイヤロープ46
を繰り出して電磁石フレーム20に接続する。そして巻
き上げドラムを回転駆動することにより、電磁石は上下
方向に移動可能となる。もっとも電磁石フレームを上下
方向に移動させうるものであれば上記に限られず、例え
ば走行台車上に設置した油圧シリンダや、上述のロボッ
トでもよい。上記のように巻き上げドラムおよびワイヤ
ロープを使用した場合には、電磁石移動手段を低コスト
で構築することができる。一方油圧シリンダやロボット
等を使用した場合には、電磁石フレームが旋回したり揺
動したりすることがなく、ビレット材を正確な位置に供
給することができる。
【0028】以上のような走行台車40を用いることに
より、電磁石10は水平方向および垂直方向に移動可能
となる。なお、走行台車40における車輪42の駆動手
段および巻き上げドラムは、制御部50に接続する(図
1参照)。
【0029】上記巻き上げドラム45の近傍には、電磁
石10がパレット容器2の底部に到達するまでワイヤロ
ープ46が繰り出されたことを検知する、空検知センサ
38を設置するのが好ましい。空検知センサは、例えば
ワイヤロープ46の途中にプレート47を設置するとと
もに、ワイヤロープの傍らにリミットスイッチを設置し
て構成する。もっともこれに代えて、例えば巻き上げド
ラム45の回転量を積算して検知する構成としてもよ
い。なお空検知センサは、制御部50に接続する(図1
参照)。
【0030】ビレット材を吸着および放出する複数の電
磁石10は、各電磁石が縦列配置される電磁石フレーム
20を介して上記ワイヤロープ46に接続する。図2に
電磁石フレームおよび電磁石等の説明図を示す。
【0031】電磁石10は、コイルの中心に設置した鉄
心を延長して形成する。鉄心の先端部分であるビレット
材1の吸着部12は半球形状に形成する。もっとも、ビ
レット材を吊り上げる際にビレット材の軸方向端部を吸
着できるような先細形状であればこれに限られず、例え
ば半だ円球形状や円錐形状などでもよい。また吸着部の
直径は、同時に複数のビレット材が吸着されないように
吸着すべきビレット材の直径程度の大きさに形成するの
が好ましい。一方、電磁石10のコイルから引き出され
た導線13は、直流電源25に接続する(図1参照)。
さらに直流電源は、制御部50に接続する。制御部は、
各電磁石を相互に独立して励磁および消磁できるように
構成する。
【0032】上記電磁石10は電磁石フレーム20上に
設置する。電磁石フレーム20は、水平方向に伸びるバ
ー22と、その両端部から上方に伸びるポスト24で構
成し、ポストの上端には巻き上げドラムから繰り出され
たワイヤロープ46を接続する。その際、電磁石フレー
ムの長さ方向が、コンベア8の搬送方向(図1のY方
向)と平行となるようにワイヤロープ46を接続する。
電磁石フレーム全体の長さは、パレット容器2の内幅
(パレット容器内部における図1Y方向の幅)と同等と
する。加えて各電磁石10は、バー22の全長にわたっ
てできるだけすきまを開けることなく設置する。各電磁
石は等間隔で一列に配置するのが好ましいが、複数列に
配置してもよい。複数列に配置した場合には電磁石の個
数が多くなり、一度により多くのビレット材を吸着し供
給することができる。ビレット材供給装置は、プレス機
械等の後工程が要求する量のビレット材を平均的に十分
に供給する必要があるから、その要求量に対応して縦列
配置する電磁石の個数を決定する。
【0033】電磁石10はバー22に固定してもよい
が、より好ましくは各電磁石を相互に独立して上下移動
自在に電磁石フレーム上に設置する。その場合には、ま
ず各電磁石が相互に干渉しない間隔をおいて、上記バー
に複数の上下方向貫通穴22aを穿設する。そして各電
磁石における吸着部12の反対側にロッド14を接続
し、そのロッドをバーの貫通穴に挿入し、ロッドの上端
にストッパプレート16を接続する。さらにバーとプレ
ートとの間を、弾性体18で連結する。弾性体はコイル
スプリングが好ましいが、ある程度変位可能なものであ
りまた中立点からの変位量に応じて反力を生じるもので
あればこれに限られない。また弾性体の設置場所は、電
磁石とバーとの間でもよい。
【0034】上記に加えて、各電磁石10のいずれかに
パレット容器2内のビレット材1が当接したことを検知
する当接センサ32を設置するのが好ましい。当接セン
サとしては赤外線センサを使用する。もっとも、各電磁
石のいずれかにビレット材が当接したことを検知できる
ものであればこれに限られない。当接センサとして赤外
線センサを使用する場合には、これを電磁石フレーム2
0両端のポスト24に相対して設置する。設置する高さ
は、電磁石がビレット材を吸着していない状態における
ストッパプレートの高さより、さらに一定距離だけ高い
位置とする。一定距離をおくのは、当接センサがビレッ
ト材への当接を検知した場合、後述するように電磁石フ
レームの下降を停止させる制御を行うが、最も高い位置
にあるビレット材に電磁石が当接した後でも、その他の
電磁石がさらに下降する余裕を持たせて、一定距離だけ
下に位置するビレット材を吸着できるようにするためで
ある。なお、当接センサは制御部50(図1参照)に接
続する。
【0035】上記に加えて、所定個数以上のビレット材
の吸着を検知する多重吸着センサ34を各電磁石10ご
とに設置する。多重吸着センサとしてドーナツ型のロー
ドセルを使用する。ドーナツ型ロードセルは、弾性体1
8とバー22との間に設置してもよいし、弾性体18と
ストッパプレート16との間に設置してもよい。なお弾
性体を電磁石とバーとの間に設置した場合には、ドーナ
ツ型ロードセルを弾性体と電磁石との間に設置してもよ
い。多重重複センサとして上記のロードセルに代えて、
リミットスイッチを使用してもよい。その場合、電磁石
に所定個数以上のビレット材が吸着されるとその重さに
よりストッパプレートが下方に移動するので、その移動
位置にリミットスイッチを設置する。なお、後述するよ
うにあらかじめ電磁石に供給する電流量を制御して、電
磁石が吸着しうるビレット材の個数を制限した場合に
は、多重吸着センサの設置を省略してもよい。多重吸着
センサは制御部50(図1参照)に接続する。
【0036】上記に加えて、単にビレット材を吸着した
ことを検知する吸着センサ36を各電磁石10ごとに設
置するのが好ましい。吸着センサとして、上記と同様に
リミットスイッチを使用する。リミットスイッチは、電
磁石がビレット材を吸着していない状態におけるストッ
パプレートのすぐ下の位置に設置する。ビレット材が吸
着された場合、その重さによりストッパプレート16が
下方に移動し、リミットスイッチが押されることでビレ
ット材の吸着を検知する。なお、上記多重吸着センサと
してロードセルを使用した場合には、各電磁石のビレッ
ト材吸着の有無をも検出できるので、吸着センサの設置
を省略してもよい。吸着センサは制御部50(図1参
照)に接続する。
【0037】一方、ビレット材を供給すべきコンベア8
上には、供給されたビレット材をコンベア上に導くワー
クガイド60を設置する。図3にワークガイドの説明図
を示す。ワークガイドとして、まず相対するガイド面6
2,64,66をコンベア上に設置する。ガイド面相互
の間隔は上端部では広く、漸次間隔を狭めて下端部では
ビレット材の直径と同程度とする。本実施形態ではビレ
ット材の軸方向をコンベアの搬送方向に一致させてビレ
ット材を供給するので、コンベアの搬送方向に沿って前
記ガイド面を相対して設置する。またガイド面のコンベ
ア搬送方向の長さは、上記電磁石フレームがコンベア上
で停止する位置を中心に、縦列配置された電磁石の長さ
より長くするのが好ましい。
【0038】そして上記ガイド面を接離駆動し重複供給
された上側のビレット材をコンベアの側方で一時待機さ
せる待機機構を設置する。具体的には例えば、上記ガイ
ド面の少なくとも一方を上半部66と下半部64とに分
割し、さらに前記分割位置から相対するガイド面の外側
下方に伸びる棚部65を形成する。その場合に棚部が伸
びる長さは、少なくともビレット材の直径より長くす
る。また上半部66は、アクチュエータ等の駆動手段6
7に接続し、相対するガイド面62に対し離反および接
近移動可能とする。駆動手段は制御部50(図1参照)
に接続する。加えてワークガイド60内にビレット材が
複数供給されたことを検知する重複供給センサ68を設
置する。重複供給センサとしては赤外線センサを使用す
る。重複供給センサは制御部50に接続する。
【0039】上記の走行台車40、直流電源25および
各種センサは全て、図示しない配線によって制御部50
(図1参照)に接続するのが好ましい。この場合には、
制御部がプログラムによりこれらの動作を一括して制御
する。なお電磁石の励磁および消磁動作制御は、直流電
源の動作制御を介して間接的に行う。具体的な制御方法
は、以下にビレット材供給装置の使用方法として述べ
る。
【0040】上記のように構成したビレット材供給装置
により、次のようにしてビレット材を供給する。以下、
電磁石の移動は電磁石フレームを移動させることにより
間接的に行う。また、走行台車および電磁石の動作は、
制御部に組み込まれたプログラムにより自動的になおか
つ繰り返して行うのが好ましい。
【0041】最初に走行台車を駆動して、電磁石フレー
ムをパレット容器上方に移動させる。次に巻き上げドラ
ムを駆動して、電磁石フレームを容器内に下降させる。
電磁石の吸着部がビレット材に当接すると、電磁石に接
続されたロッドおよびストッパプレート等が一体的に上
昇する。ストッパプレートの上方には当接センサとして
赤外線センサ等が設置され、上昇したストッパプレート
がこれを横切ることによって、各電磁石のいずれかがビ
レット材に当接したことが検知される。検知信号を受け
た制御部により、走行台車中の巻き上げドラムの動作を
制御して電磁石の下降を停止させるのが好ましい。これ
により電磁石の吸着部以外の部分にビレット材が吸着さ
れることがなくなり、ビレット材をコンベア上の所定位
置に供給することができる。同時に制御部は、各電磁石
を制御して吸着部を励磁しビレット材を吸着させるのが
好ましい。これにより励磁エネルギーを無駄にすること
なく、その分コストを節約できる。
【0042】その際、電磁石に供給する電流量を調整し
て、1本のビレット材のみを吸着しうるように励磁して
もよい。その場合の供給電流量は例えば次のように決定
する。すなわち、電流量とこれにより励磁された電磁石
が吸着できる構造用炭素鋼の重量は比例し、なおかつ各
ビレット材は重量が一定であるから、ビレット材1本の
重量分を吸着しうる電流量を求め、それ以上であってそ
の2倍未満を供給電流量とする。また、大きな電流で励
磁して少し離れた位置にあるビレット材を吸着した後、
ビレット材を持ち上げる際に1本のビレット材のみを吸
着しうるように供給電流量を変更してもよい。この場合
には各電磁石が確実にビレット材を吸着できると同時
に、各電磁石に多数のビレット材が吸着されることがな
い。
【0043】なお、パレット容器内で電磁石による吸着
作業を行う度に、吸着位置をパレット容器の内幅と直交
する方向(図1のX方向)に順次変えて、ビレット材の
吸着作業を行う。また、電磁石がビレット材へ当接した
ことを当接センサが検知しないまま、電磁石フレームが
パレット容器の底部に到達したことを空検知センサが検
知した場合には、制御部は当該電磁石の位置にビレット
材が残っていないと判断する。この場合には電磁石を励
磁することなくその下降のみを停止させ、さらに電磁石
フレームを図1のX方向に移動させて、再度パレット容
器内に下降させるのが好ましい。このような、電磁石を
図1のX方向に順次移動させパレット容器内へ下降させ
る動作を繰り返し、いずれの位置にもビレット材が残っ
ていないと判断された場合、制御部はパレット容器全体
が空であると判断する。その場合に制御部は、人手によ
るパレット容器の交換を促すため、警告を表示しまたは
警報音を発生させればよい。なおより好ましくは、パレ
ットコンベア3(図1参照)等を制御して空のパレット
容器を搬出させるとともに、新たなパレット容器を上記
位置に配置させる。
【0044】次に電磁石を上昇させる。電磁石の吸着部
がビレット材の中央部付近を吸着したとしても、吸着部
は半球状に形成されているので、電磁石を上昇させると
ビレット材は自重により半球状の吸着部表面を滑り、最
終的にビレット材の端面が吸着部の下端に吸着された状
態で、ビレット材が吊り上げられる。
【0045】一方、ビレット材がパレット容器内から吊
り上げられると、その重さにより電磁石、ロッドおよび
ストッパプレートが一体的に下降する。ストッパプレー
トは弾性体を介して多重吸着センサとしてのロードセル
にビレット材の重量を伝達する。多重吸着センサが検知
した重量に対応する検知信号が制御部に伝送され、制御
部は予め入力しておいたビレット材1個の重量を用いて
吸着されたビレット材の個数を計算する。そして1つの
電磁石に2個以上のビレット材が吸着されていると制御
部が判断した場合には、その電磁石を消磁または逆励磁
してビレット材の吸着を解除し、パレット容器に戻す制
御を行う。また、ストッパプレートが多重吸着センサと
してのリミットスイッチを押した場合には、所定個数以
上のビレット材の吸着が検知され、検知信号が制御部に
伝送される。制御部では上記と同様に、その電磁石を消
磁または逆励磁してビレット材の吸着を解除し、パレッ
ト容器内に戻す制御を行う。以上いずれの多重吸着セン
サを使用した場合にも、電磁石には図4(1)または
(2)のように吸着されたビレット材のみが残ることに
なる。
【0046】また、上記のようにストッパプレートが下
降して、吸着センサとしてのリミットスイッチを押す
と、各電磁石へのビレット材の吸着が検知される。ここ
でビレット材の吸着が検知されなかった電磁石について
は、励磁電流の供給を停止し電磁石を消磁するのが好ま
しい。その場合、励磁エネルギーの無駄を省いて運転コ
ストを低減することができる。なお、上記多重吸着セン
サとしてのロードセルの検知した重量からビレット材の
吸着有無を判断し、ビレット材を吸着していないとされ
た電磁石につき同様に消磁してもよい。
【0047】次に、走行台車を駆動して電磁石フレーム
をコンベアの上方に位置させる。さらに電磁石フレーム
をコンベア上方に設置したワークガイドの近くまで下降
させる。そして縦列配置された電磁石のうち、端部に位
置する電磁石からコンベアの搬送方向に沿って順次消磁
または逆励磁してビレット材の吸着を解除し、ビレット
材をワークガイドに供給する。逆励磁とは、ビレット材
を吸着したときの励磁電流とは逆方向の直流電流を電磁
石に供給して励磁することである。吸着されていたビレ
ット材は電磁石によりわずかに励磁されていて、電磁石
を消磁するだけではビレット材を切り離せない場合があ
るが、逆励磁することにより電磁石と同様に励磁されて
いたビレット材に反発力を生じさせて、電磁石からビレ
ット材を確実に切り離すことができる。
【0048】その際、吸着センサまたは多重吸着センサ
としてのロードセルにより現にビレット材を吸着してい
ることが検知されている電磁石についてのみ、順次消磁
または逆励磁する。なお、ビレット材を吸着している電
磁石の間にビレット材を吸着していない電磁石があり、
これらのビレット材を同時に放出してもビレット材どう
しが重なり合うおそれがない場合には、これらの電磁石
については同時に消磁または逆励磁してもよい。また縦
列配置した複数の電磁石を、ビレット材の長さより電磁
石相互の間隔が広い電磁石群にわけて、電磁石群毎に順
次消磁または逆励磁してもよい。この場合にもビレット
材どうしが重なり合うことなくコンベア上に供給するこ
とができる。以上のような制御を行うことにより、作業
時間を短縮して効率的にビレット材を供給することがで
きる。
【0049】縦列配置された電磁石を順次消磁または逆
励磁することにより、図4(1)のように各電磁石に1
本ずつ吸着されているビレット材は、1本ずつワークガ
イドに供給される。そしてワークガイドによりビレット
材の軸方向をコンベアの搬送方向に一致させて、ビレッ
ト材がコンベア上に載置される。また同図(2)のよう
に隣接する電磁石に渡しかけられて吸着されている1本
のビレット材は、電磁石10aを消磁または逆励磁する
ことにより、同図(1)のビレット材1dのように吸着
された状態になり、同様に1本ずつコンベア上に供給さ
れて載置される。
【0050】しかし仮に、図4(3)のように2本のビ
レット材がひとつの電磁石に吸着されている場合には、
同時に2本のビレット材がワークガイドに供給されるこ
とになる。図3のワークガイドの説明図では、同時に2
本のビレット材がワークガイドに供給された状態を示し
ている。その場合、ワークガイドに設置した重複供給セ
ンサが重複供給を検知して、検知信号を制御部に伝送す
る。これを受けた制御部がガイド面を接離駆動して、上
側のビレット材を一時待機状態にする。図3のワークガ
イドで言えば、検知信号を受けた制御部が上半部駆動手
段を駆動制御し、ガイド面上半部を棚部に沿って後退さ
せ、重複したビレット材1bを棚部上に導いて、1cの
ような待機状態にする。そしてビレット材1aがコンベ
アによって運搬された後、ガイド面上半部を前進させ
て、待機状態にあったビレット材をコンベア上に再供給
する。
【0051】ところで、パレット容器内に残っているビ
レット材が少なくなった場合には、1度の操作で複数の
ビレット材をコンベアに供給できない場合がある。その
ような場合でもビレット材を連続的に後工程のプレス機
械に供給するには、コンベアの途中にストップゾーンを
設けるのが好ましい。この場合には例えば、ビレット材
の方向を維持したままコンベアの途中で一次ストック
し、一定時間ごとにストックされたビレット材を下流の
コンベアに流すようにする。これにより、1度の操作で
複数のビレット材をコンベアに供給できない場合でも、
ストップゾーンにストックがある間はビレット材をプレ
ス機械に供給し続けることができる。さらにストックが
なくなるまでにパレット容器を交換すれば、途切れるこ
となくビレット材をプレス機械に供給することができ
る。
【0052】上記のように構成したビレット材供給装置
を、上記のように使用することにより、パレット容器等
の容器内のビレット材をコンベア上に供給することがで
きる。また、それに伴う騒音の発生を抑止することがで
きる。すなわち、パレット容器内にバラ積みされたビレ
ット材に電磁石を接近させて当接させる過程や、電磁石
を励磁してビレット材を吸着し持ち上げる過程では、騒
音が発生する可能性は極めて少ない。一方、電磁石を消
磁または逆励磁してビレット材を放出しワークガイドに
投入する過程では、電磁石をワークガイドに十分接近さ
せた上でビレット材を投入するから、ビレット材とワー
クガイドとの当接による音は騒音となるものではない。
以上のようにいずれの過程でも騒音となる大きな音の発
生を抑止することができる。従って、反転機によりビレ
ット材をラビットフィーダのスロープに投入し、さらに
ラビットフィーダによる選別に漏れたビレット材をスロ
ープに落下させる従来のビレット材供給装置と比べて、
騒音による工場内部の労働環境および工場周辺の生活環
境の悪化を改善することができる。
【0053】また、複数の電磁石を縦列配置した上記ビ
レット材供給装置を使用することにより、一回の操作で
複数本のビレット材を供給できる。これにより、プレス
機械等の後工程が要求する量のビレット材を十分に供給
できる。1個ずつ供給する場合と比べて作業時間が短縮
でき、電磁石を移動させる走行台車等の電磁石移動手段
の作業回数が少なくなりエネルギーが節約できる。
【0054】一方、ビレット材を吸着している各電磁石
につき搬送コンベア上でその搬送方向に沿って順次吸着
解除しビレット材を供給する制御を行う制御部を有する
構成とすることにより、一度に多数のビレット材がコン
ベアに供給されることがなく、ビレット材が重なり合っ
てコンベア上に載置されることがなくなり、ビレット材
の軸方向をコンベアの搬送方向に一致させて供給するこ
とができる。
【0055】また、各電磁石を相互に独立して上下移動
可能に設置することにより、各電磁石はビレット材の積
載状態に対応してならい移動可能となり、ある電磁石が
最も高い位置にあるビレット材に当接しても、さらに他
の電磁石はそれより下方にあるビレット材に当接するこ
とができる。従って、容器内にバラ積みされたビレット
材を、各電磁石が確実に吸着することができる。その結
果、一度に複数本のビレット材をコンベア上に供給する
ことができる。
【0056】また、所定個数以上のビレット材の吸着を
検知する多重吸着センサを各電磁石ごとに設置し、多重
吸着センサからの検知信号により所定個数以上のビレッ
ト材を吸着した電磁石につき容器内で吸着解除する制御
を行う制御部を有する構成とすることにより、各電磁石
に多数のビレット材が吸着されることがなくなる。これ
によりビレット材どうしが重なり合ってコンベア上に供
給されることがなくなり、ビレット材の軸方向をコンベ
アの搬送方向に一致させて供給することができる。
【0057】また、上記のようなワークガイドを設置す
ることにより、ビレット材が上下に重なってコンベア上
に供給された場合でも、重複供給センサがこれを検知
し、ガイド面を離反駆動し上側のビレット材を前記搬送
コンベアの側方に一時待機させるとともに、ガイド面を
接近駆動しそのビレット材を再度コンベア上に供給する
ことができる。従って、ビレット材を1本ずつコンベア
上に供給することができ、ビレット材の軸方向をコンベ
アの搬送方向に一致させて供給することができる。
【0058】また、容器の内幅と同等の長さに縦列配置
した複数の電磁石により吸着作業ごとに容器の内幅と直
交する方向に吸着位置を変えて前記ビレット材を吸着す
る方法を採用することにより、容器内のビレット材をま
んべんなく吸着することができる。なおかつ電磁石移動
手段に容器の内幅方向の自由度を付加する必要がなく、
その製造コストを低減することができる。
【0059】第2実施形態について、図1の本発明に係
るビレット材供給装置の説明図を用いて説明する。第2
実施形態にかかるビレット材供給装置の用途は第1実施
形態と同様であり、ビレット材1をパレット容器2から
取り出し、ビレット材の軸方向をコンベア8の進行方向
8aに一致させて、運搬作業を行うコンベア8上に供給
するものであるが、本発明の用途はこれに限られない。
一方第2実施形態にかかるビレット材供給装置の構成
も、多くの部分は第1実施形態と同様であり、主とし
て、コンベア8およびその側方に配置したパレット容器
2の上方に設置されパレット容器とコンベアとの間を往
復する走行台車40と、走行台車から吊り下げられた電
磁石フレーム上に設置されビレット材1を吸着および放
出する複数の電磁石10と、電磁石およびその電磁石移
動手段である走行台車の動作を制御する制御部からな
る。さらに上記に加え、当接センサおよび多重吸着セン
サを電磁石フレーム上に設置する。第1実施形態と構成
上異なるのは、吸着センサおよびビレット材を所定位置
に導くワークガイドを設置しない点である。なお第2実
施形態の構成に関する説明は、第1実施形態と同様であ
るため省略する。
【0060】第2実施形態に係るビレット材供給装置に
より、次のようにしてビレット材を供給する。図5にビ
レット材供給方法のブロック図を示す。以下、電磁石の
移動は電磁石フレームを移動させることにより間接的に
行う。また、走行台車および電磁石の動作は、制御部に
組み込まれたプログラムにより自動的になおかつ繰り返
して行うのが好ましい。
【0061】最初に走行台車を駆動して、電磁石をパレ
ット容器上方に移動させる(ステップ84)。次に巻き
上げドラムを駆動して、電磁石を下降させてビレット材
に当接させる(ステップ86)。電磁石の吸着部がビレ
ット材に当接すると、電磁石に接続されたロッドおよび
ストッパプレート等が一体的に上昇する。ストッパプレ
ートの上方には当接センサとして赤外線センサ等が設置
され、上昇したストッパプレートがこれを横切ることに
よって、各電磁石のいずれかに対するビレット材の当接
が検知される。検知信号を受けた制御部により、走行台
車中の巻き上げドラムの動作を制御して電磁石の下降を
停止させるのが好ましい。以上は第1実施形態と同様で
ある。
【0062】第2実施形態では、これと同時に電磁石に
電流を供給して吸着部を励磁するが、全ての電磁石を励
磁するのではなく、吸着すべきビレット材の長さよりも
電磁石相互の間隔が広い電磁石群のみを励磁する(ステ
ップ88)。すなわち図4(4)の場合には、電磁石1
0bおよび10dのみを励磁し、10cおよび10eは
励磁しない。そして励磁した電磁石についてのみビレッ
ト材を吸着させる。その際、電磁石に供給する電流量を
調整して、1本のビレット材のみを吸着しうるように励
磁するのが好ましい。もっともこれに限られず、例えば
大きな電流で励磁し、少し離れた位置にあるビレット材
を吸着した後、ビレット材を持ち上げる際に1本のビレ
ット材のみを吸着しうるように供給電流量を変更しても
よい。
【0063】次に電磁石を上昇させる(ステップ9
0)。ビレット材がパレット容器内から吊り上げられる
と、その重さにより電磁石、ロッドおよびストッパプレ
ートが一体的に下降する。ストッパプレートは弾性体を
介して多重吸着センサにビレット材の重量を伝達する。
多重吸着センサが検知した重量は制御部に伝送され、制
御部は吸着されたビレット材の個数を計算する。そして
1つの電磁石に2個以上のビレット材が吸着されている
と判断した場合には、制御部がその電磁石を消磁または
逆励磁してビレット材をパレット容器に戻す。その場合
電磁石には、第1実施形態と異なり、図4(4)のよう
に吸着されたビレット材のみが残ることになる。
【0064】なお、パレット容器内で電磁石による吸着
作業を行う度に、吸着位置を図1のX方向に順次変える
とともに、励磁する電磁石群を順次切り替えるようにす
るのが好ましい。その場合には、新たに励磁する電磁石
群についても、吸着すべきビレット材の長さより電磁石
相互の間隔が広くなるようにする。図4(4)の場合で
いえば、10bおよび10dの電磁石群から10cおよ
び10eの電磁石群に切り替える。なお空のパレット容
器の判断方法は、第1実施形態と同様である。
【0065】次に、走行台車を駆動して電磁石をコンベ
アの上方に位置させる(ステップ92)。さらに電磁石
を下降させ、図6(1)のようにビレット材1の下端部
を運転中のコンベアに当接させる(ステップ94)。さ
らに図6(2)のように、電磁石をコンベア8の進行方
向8aとは逆方向に移動させつつ下降させる(ステップ
96)。電磁石フレーム20でいえば、図6(2)にお
いて二点鎖線の位置から実線の位置に移動させる。する
と、ビレット材の下端部はコンベアの搬送方向に運ばれ
る一方で、上端部は逆方向に倒れる形となる。なおここ
ではコンベアの搬送方向とは逆方向に電磁石を移動させ
たが、コンベアの搬送方向と同一方向に移動させてもよ
い。ただ逆方向に移動させた方が、コンベアによりビレ
ット材の下端部が運ばれる分だけ電磁石の移動距離が短
くて済むことになり、エネルギーが節約できる。
【0066】そしてビレット材上端部がコンベア表面に
接近したところで、電磁石を消磁または逆励磁して吸着
部からビレット材を切り離し、コンベア上に載置する
(ステップ98)。以上により、コンベアの搬送方向に
沿って複数のビレット材が一直線上に並べて供給され
る。
【0067】第2実施形態に係るビレット材供給方法で
は、縦列配置した複数の電磁石のうちビレット材の長さ
よりも電磁石相互の間隔が広くなる電磁石群につき、そ
れぞれ1個のビレット材のみを吸着可能に励磁してビレ
ット材を吸着する方法を採用したので、各電磁石に複数
のビレット材が吸着されることがなく、また隣接する電
磁石に渡しかけられるように吸着されることがない。こ
れによりビレット材どうしが重なり合ってコンベア上に
供給されることがなくなる。
【0068】また上記方法を採用することにより、重複
供給されたビレット材を一時待機状態にした上で再供給
するワークガイドを設置しなくても、ビレット材を1本
ずつコンベア上に供給することができる。ワークガイド
を設置する必要がないので、ビレット材のサイズ交換が
行われる場合でも、新たなワークガイドを設置する必要
がない。また、ビレット材のサイズ交換が行われる場合
には、新たに吸着すべきビレット材の長さよりも電磁石
相互の間隔が広い電磁石群に、励磁する電磁石群を変更
するだけで対応することができる。従ってビレット材の
サイズ交換に迅速に対応することができる。
【0069】また、第2実施形態に係るビレット材供給
方法の手順によりビレット材をコンベア上に載置すれ
ば、ビレット材を所定位置に導くワークガイドを使用し
なくても、ビレット材の軸方向をコンベアの搬送方向に
一致させてコンベア上に載置することができる。またこ
れに限らず、ビレット材をコンベア上の任意の位置に載
置することができる。さらにコンベア以外でも、あらゆ
る作業平面上の所定位置にビレット材を載置することが
できる。一方、ビレット材のサイズ交換が行われる場合
には、電磁石の移動量を変更するだけで直ちに対応する
ことができる。従って上記と同様に、ビレット材のサイ
ズ交換に迅速に対応することができる。
【0070】
【発明の効果】ビレット材を容器から取り出し搬送コン
ベア上に供給する装置であって、個別に前記ビレット材
を吸着および放出すべく相互に独立して励磁および消磁
可能とされた複数の電磁石を当該各電磁石の一体的移動
を可能とする電磁石フレーム上に前記搬送コンベアの搬
送方向に沿って縦列配置し、前記電磁石フレームを前記
容器内と前記搬送コンベア上との間で移動させる電磁石
移動手段を備え、前記ビレット材を吸着している前記各
電磁石につき前記搬送コンベア上でその搬送方向に沿っ
て順次吸着解除し前記ビレット材を供給する制御を行う
制御部を有する構成としたので、一度に複数個のビレッ
ト材をコンベア上に供給することができるとともに、ビ
レット材と他の構造物との間およびビレット材どうしの
間における激しい衝突がなくなり、騒音が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビレット材供給装置の説明図であ
る。
【図2】走行台車、電磁石フレームおよび電磁石の説明
図である。
【図3】ワークガイドの説明図である。
【図4】ビレット材吸着状態の説明図である。
【図5】ビレット材供給方法のブロック図である。
【図6】ビレット材供給方法の説明図である。
【図7】従来のビレット材供給装置の説明図であり、
(1)はA−A線断面図であり、(2)は正面図であ
る。
【符号の説明】
1………ビレット材、2………パレット容器、3………
パレットコンベア、8………コンベア、8a………搬送
方向、10………電磁石、12………吸着部、13……
…配線、14………ロッド、16………ストッパプレー
ト、18………弾性体、20………電磁石フレーム、2
2………バー、22a………貫通穴、24………ポス
ト、25………直流電源、32………当接センサ、34
………多重吸着センサ、36………吸着センサ、38…
……空検知センサ、40………走行台車、42………車
輪、44………滑車、45………巻き上げドラム、46
………ワイヤロープ、47………プレート、50………
制御部、52………支柱、54………ガイドレール、6
0………ワークガイド、62………ガイド面、64……
…ガイド面下半部、65………棚部、66………ガイド
面上半部、67………駆動手段、68………重複供給セ
ンサ、101………ビレット材、102………パレット
容器、108………コンベア、109………矢印、11
0………反転機、112………矢印、120………ラビ
ットフィーダ、121………スロープ、122………シ
リンダ、123………スライド板、124………シリン
ダ、125,126,127,128………スライド板
フロントページの続き Fターム(参考) 3F061 AA04 CA07 CC01 DB02 DD03 3F072 AA25 AA27 GA09 GD03 GE03 GE09 GG01 GG04 GG12 JA09 KA01 KD05 KD12 KD22 KD27 KE01 KE11 4E087 AA10 CB01 FA23 GA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビレット材を容器から取り出し搬送コン
    ベア上に供給する装置であって、個別に前記ビレット材
    を吸着および放出すべく相互に独立して励磁および消磁
    可能とされた複数の電磁石を当該各電磁石の一体的移動
    を可能とする電磁石フレーム上に前記搬送コンベアの搬
    送方向に沿って縦列配置し、前記電磁石フレームを前記
    容器内と前記搬送コンベア上との間で移動させる電磁石
    移動手段を備え、前記ビレット材を吸着している前記各
    電磁石につき前記搬送コンベア上でその搬送方向に沿っ
    て順次吸着解除し前記ビレット材を供給する制御を行う
    制御部を有することを特徴とするビレット材供給装置。
  2. 【請求項2】 前記各電磁石は相互に独立して上下移動
    自在に前記電磁石フレーム上に設置され、前記容器内に
    おける前記ビレット材の積載状態に対応してならい移動
    可能とされたことを特徴とする請求項1に記載のビレッ
    ト材供給装置。
  3. 【請求項3】 所定個数以上の前記ビレット材の吸着を
    その重量により検知する多重吸着センサを前記各電磁石
    ごとに設置し、前記各電磁石は所定個数以上のビレット
    材の吸着時に前記容器内で吸着解除可能に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のビレット材供給装
    置。
  4. 【請求項4】 ビレット材の軸方向を搬送コンベアの搬
    送方向に一致させて前記ビレット材を前記搬送コンベア
    上に供給する装置であって、上端部から下端部にかけて
    相互の間隔を狭めて前記ビレット材を前記搬送コンベア
    上に導く一対のガイド面を前記搬送コンベアの搬送方向
    に沿ってその上方に配置し、前記一対のガイド面内に前
    記ビレット材が上下に重なって供給されたことを検知す
    る重複供給センサを設置し、前記重複供給センサからの
    検知信号により前記ガイド面を接離駆動し上側の前記ビ
    レット材を前記搬送コンベアの側方に一時待機させる待
    機機構を備えたことを特徴とするビレット材供給装置。
  5. 【請求項5】 ビレット材をパレット容器から取り出し
    その軸方向を搬送コンベアの搬送方向に一致させて前記
    搬送コンベア上に供給する装置であって、相互に独立し
    て励磁および消磁可能とされた複数の電磁石を前記搬送
    コンベアの搬送方向に沿って縦列配置し、前記各電磁石
    は相互に独立して上下移動自在に電磁石フレーム上に設
    置し、前記電磁石フレームを移動させる電磁石移動手段
    を備え、所定個数以上の前記ビレット材の吸着を検知す
    る多重吸着センサを前記各電磁石ごとに設置し、前記各
    電磁石は所定個数以上の前記ビレット材の吸着時に前記
    容器内で吸着解除可能に形成され、なお前記ビレット材
    を吸着している前記電磁石につき前記搬送コンベア上で
    その搬送方向に沿って順次吸着解除しビレット材を供給
    する制御を行う制御部を有することを特徴とするビレッ
    ト材供給装置。
  6. 【請求項6】 ビレット材を容器から取り出し搬送コン
    ベア上に供給する方法であって、前記容器の内幅と同等
    の長さに縦列配置した複数の電磁石により吸着作業ごと
    に前記容器の内幅と直交する方向に吸着位置を変えて前
    記ビレット材を吸着することを特徴とするビレット材供
    給方法。
  7. 【請求項7】 ビレット材を容器から取り出しコンベア
    上の所定位置に供給する方法であって、縦列配置した複
    数の電磁石のうち前記ビレット材の長さより前記電磁石
    相互の間隔が広い電磁石群につき、それぞれ1個の前記
    ビレット材のみを吸着可能に励磁して前記ビレット材を
    吸着させることを特徴とするビレット材供給方法。
  8. 【請求項8】 前記ビレット材を吸着した前記電磁石を
    下降させて前記ビレット材の下端を前記コンベア上の所
    定位置に当接させ、前記ビレット材の軸方向が向くべき
    方向に前記電磁石を移動させつつ下降させ、前記電磁石
    を吸着解除して前記ビレット材を供給することを特徴と
    する請求項11に記載のビレット材供給方法。
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