JPH0743607U - 帯刃の曲げ装置におけるせん断装置 - Google Patents

帯刃の曲げ装置におけるせん断装置

Info

Publication number
JPH0743607U
JPH0743607U JP5555693U JP5555693U JPH0743607U JP H0743607 U JPH0743607 U JP H0743607U JP 5555693 U JP5555693 U JP 5555693U JP 5555693 U JP5555693 U JP 5555693U JP H0743607 U JPH0743607 U JP H0743607U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
band blade
band
bending
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5555693U
Other languages
English (en)
Inventor
▲すすむ▼ 大谷
猶輝 小川
Original Assignee
大谷 亟
猶輝 小川
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大谷 亟, 猶輝 小川 filed Critical 大谷 亟
Priority to JP5555693U priority Critical patent/JPH0743607U/ja
Publication of JPH0743607U publication Critical patent/JPH0743607U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トムソン刃の曲げ加工装置に切断装置を付設
し、帯刃の曲げ加工効率を向上する。 【構成】 芯型1を経て外型2の出口2aから帯刃10
を間欠的に送り出しつつ、その帯刃材の送りが停止され
ているときに押し具3aを一定幅だけ移動させることに
より上記帯刃材10を一定角度だけ折り曲げるトムソン
刃などの帯刃曲げ加工装置において、その帯刃材10が
挿通する二層の型材、すなわち芯型1と外型2を相対的
に摺動移動させることによって該帯刃材10をせん断す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、通称トムソン刃木型などに用いられる帯刃を所望の形状にするた めの曲げ加工がなされた後、連続する該帯刃材から必要部分を切断する装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
木、紙、布、皮革、プラスチックなどの板材を所定の形状に打ち抜いたり、所 定の形状の切り目を形成することなどに使用されるトムソン刃木型は図4に示す ように、長尺の直線状帯刃を所定の形状に曲げ加工をした後に切断し、切断され たトムソン刃10tを、基板20に刻設された同形状のスリット状切り目にその 帯刃の刃面が上面に露出する方向に押し込み固定することにより製作されるもの であ。通常円弧状、自由曲面状、鋭角状、直線状などに加工された帯刃10tを 数枚ないし10数枚を基板に埋設されてトムソン刃木型とされている。
【0003】 このような、トムソン刃の曲げ加工方法として図1に示すように、型材(ただ し、従来は芯型1と外型2の二枚構成ではなく一体のものである)に長尺の帯刃 材を挿通する通路を設け、ここに帯刃材を挿通させて間欠的に所定量を送り、順 次その出口のところに具備された型材の成形面に対向させ、その帯刃材の送りが 停止されているときに、該出口に設けられた押し具を一定幅だけ移動させること により上記帯刃材を上記成形面に押し付けて一定角度だけ折り曲げをなし、この 操作を次々と行い所定の曲率を有する湾曲部分を得る曲げ方法が開示されている (特開昭63−309328)。
【0004】 また、トムソン型における帯刃の今一つの曲げ加工方法として、溝形凹所の上 に帯刃材を置き、先端に半円状の曲面を有する押し型でその帯刃材を加減しなが ら叩いて凹所内へ凹ませる操作を帯刃材をずらしながら順次行い、所定の曲げ形 状を得るものがある。
【0005】 このような方法によって、所望の形状に加工された帯刃10tを長尺の該帯刃 材から切断して図4に示すような基板20に埋設するのであるが、上記のいずれ の曲げ方法においてもこの切断操作は金切りはさみを使用し、手操作でなされる のが通常である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、金切りはさみを使用しての切断においては局部的に大きなせん 断応力或いは曲げ応力がかかるために帯刃の切断面にねじれが生じ、図4に示す ようなあらかじめ設けられた基板上のスリット状切り目に押し込み埋設すること が困難になるのがしばしばであった。また、所望の形状に加工された必要部分に まで異常な変形を来すことがないように十分な切りしろを残して切断し、その後 グラインダー砥石でその切りしろ分を削り取るという余分な操作が必要であり、 形状精度と作業性に問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために本考案は、型材の出口から帯刃を間欠的に送り出 しつつ、帯刃材の送りが停止されているときに押し具を一定幅だけ移動させるこ とにより上記帯刃材を上記出口に具備された型材の成形面に押し付けて一定角度 だけ折り曲げる前記のトムソン刃などの帯刃曲げ加工方法において、その帯刃材 が挿通する型材を二層構造とし、その二層の型材を相対的に摺動移動させること によって該帯刃材をせん断する装置を提供しようとするものである。
【0008】
【実施例】
その詳細について図面にしたがって説明する。本装置はパンチ及び型からなる 帯刃材の曲げ装置において、帯刃材の切断機能をその型材に持たせたことに特徴 を有する。図1はその実施態様の一例を断面図で示したもので、型は円柱状の芯 型1と、その芯型1を内径内に摺動可能な状態で挿通した円筒状の外型2からな る二層構造であり、その中心軸を横断して断面が長方形である帯刃材挿通路1a 、2aが連通開口されている。外型2における出口のコーナ部分は鋭角状に尖っ た成形面2dが具備されおり、その挿通路2aに連接して若干幅の広い長方形開 口2bを設けることによりその開口部両側面がせん断用刃2c、2cとなってい る。他方、帯刃材10の入り口側の開口部は外型2においては帯刃材10の厚み 方向に十分な余裕をもち、かつ帯刃材10の幅の2倍以上の長さをもつ長方形開 口2eが開かれている。また帯刃材挿通路1a、2aの側壁面、特にその出口側 はせん断刃物としての耐久性を持たせるために熱処理などの硬化処理がなされる 事が望ましい。
【0009】 パンチ3は円筒状で前記外型2をその内径内に摺動可能な状態で挿通嵌合して おり、前記の帯刃挿通口2aの出口に相対するところには帯刃材10の幅よりも 若干長くかつその厚さよりも広い長方形の開口部を開設してその帯刃材10に対 向する二辺をパンチヘッド3a、3aとし、また帯刃材10の入り口側の挿通口 1aに相対する所には先のパンチ3a、3aが左右に10〜45゜程度の回転が 可能になるように大型の開口部3bが開設してある。
【0010】 上記の芯型1は端部を適宜の方法で回動しないように固定されており、それに 嵌合する外型2は図2上において左右方向に摺動し、かつ図3に示すように軸を 中心に左右10〜30゜程度の回転ができるようその一端に間けつモーターなど の動力源(図示していない)がつながれている。また、パンチ3は図1に仮想線 で示したように10〜45゜程度の回転ができるようにその一端が間けつモータ などの動力源(図示していない)につながれている。図1において11は帯刃材 10に送りをかける送りローラである。
【0011】 以上に示した装置は、例えば図1のように送りローラ11を所定角度だけ回転 させて帯刃材10を帯刃挿通口1a、2aを経て出口より送り出し、その帯刃材 10の所定個所が前記成形面に対向したところで送りを停止し、続いてパンチ3 を所定の角度だけ回転させてパンチヘッド3aでもって帯刃材10を成形面2d に押し付けて一定角度に折り曲げ、曲げ終わればパンチ3を元の位置に戻どし再 度帯刃材10を送り出しすという一連の工程を繰り返し行う。したがって、この 装置においては帯刃材10の送り量とパンチの回転(曲げ)角度、曲げ方向およ び操作回数の選定により、任意の曲率半径の曲げ、鋭角をもった曲げ、波形曲げ などとのようなものでも自由に加工できるものである。
【0012】 次に、このような帯刃材の曲げ加工によって所定の形状になったトムソン刃1 0tを原材料である帯刃材10から切断する工程を説明する。曲げ加工が終われ ば外型2を図2上で左方向に送り、長方形開口2bのせん断用刃2c、2cを帯 刃材10に対向させる。そして曲げ加工された帯刃材10を所要量だけローラで 送り(又は戻し)切断個所を芯型1の帯刃挿通口1aの出口側端面に合わせ、次 いで間けつモータなどにより図3に示すように外型2に回転を与える。この操作 により二層の型材すなわち芯型1、外型2を相対的に摺動移動し帯刃材10は芯 型1の帯刃材挿通口1aと外型2のせん断刃2cの隣接端面でせん断されること になる。なお、せん断刃2cを形成する長方形開口部2bは、せん断に際して外 型2の回転が容易になり、したがってせん断が容易になるようせん断刃2c面と 帯刃材10との間にクリアランスを設けたものである。さらに、この長方形口2 bの形状を台形としてせん断が帯刃材10の一端から順次多端に進行するように するとせん断荷重はより小さくなり切断が容易になる。しかし、このようなクリ アランスをもったせん断刃2cは必ずしも成形面2dと別個のものを必要とする ものではなく、成形面2dの上端をせん断刃物面として芯型1の帯刃挿通口1a の出口端面との間で切断しても良い。
【考案の効果】
以上の説明のように、この考案のトムソン刃曲げ加工における帯刃切断装置は 曲げ加工装置に組み込まれているために当然金切りばさみを必要としないのみな らず、外型2を強度的に可能な範囲で薄くすることによって曲げ加工された部位 あるいはそれに近接する部位、その他任意の個所を容易に切断することができ、 従来のはさみの使用と比べて歪みがない美麗な切断面が得られ、かつ作業能率を 向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる帯刃材の曲げ及びせん断装置の
断面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】本考案にかかる装置で帯刃材をせん断した状態
を示す断面図である。
【図4】トムソン刃の使用の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 芯型 1a 帯刃挿通口 1c せん断刃 2 外型 2a 帯刃挿通口 2c せん断刃部 3 パンチ 3a パンチヘッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型材の出口から帯刃材を間欠的に送り出
    しつつ、帯刃材の送りが停止されているときに押し具を
    一定幅だけ移動させることにより上記帯刃を上記出口に
    具備された型材の成形面に押し付けて一定角度だけ折り
    曲げるトムソン刃などの帯刃曲げ加工方法において、そ
    の帯刃材が挿通する該型材を芯型と外型との二層構造に
    し、その芯型と外型を相対的に摺動移動させることによ
    って帯刃材をせん断することに特徴を有する帯刃のせん
    断装置。
JP5555693U 1993-10-14 1993-10-14 帯刃の曲げ装置におけるせん断装置 Pending JPH0743607U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5555693U JPH0743607U (ja) 1993-10-14 1993-10-14 帯刃の曲げ装置におけるせん断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5555693U JPH0743607U (ja) 1993-10-14 1993-10-14 帯刃の曲げ装置におけるせん断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0743607U true JPH0743607U (ja) 1995-09-05

Family

ID=13001981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5555693U Pending JPH0743607U (ja) 1993-10-14 1993-10-14 帯刃の曲げ装置におけるせん断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0743607U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009157677A1 (ko) * 2008-06-27 2009-12-30 Park Hong Soon 판재 절단 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009157677A1 (ko) * 2008-06-27 2009-12-30 Park Hong Soon 판재 절단 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5771725A (en) Method of producing a band blade, a method of bending a strip material, and an apparatus for bending a stip material
US6367302B1 (en) Method for bending and cutting metal strip material
JPS63309328A (ja) 帯刃の曲げ加工方法
JPH0743607U (ja) 帯刃の曲げ装置におけるせん断装置
US20020166358A1 (en) Production method of multi-gauge strips
JPH07223028A (ja) パイプ材の穿孔装置
JPH0418061B2 (ja)
JPH0233446B2 (ja)
JP4038433B2 (ja) 選択的に取り外し可能な端部片を含む冷間ヘッド型打ちされたファスナ挿入体
JP3618126B2 (ja) ファスナの頭の成形方法及び成形装置と、それによって成形されるファスナ
JP6684605B2 (ja) 線状刃物の製造方法及び線状刃物成形用のローラダイス装置
JP2571190B2 (ja) 毛抜き等の板金折曲物品の製造方法
CN206445166U (zh) 一种轨道配件产品温锻与整型模具组
JPH11226635A (ja) 断面多角形閉状態の管の製造方法及びそのための装置
JPH0899123A (ja) 板材の曲げ加工方法
JP2896670B1 (ja) 帯刃へのマーク付け方法
JPH09279783A (ja) 雨樋およびその製造方法
JP2001353528A (ja) 板材の曲げ加工方法
KR100283739B1 (ko) 손톱연마용 줄의 제작방법
JP3748600B2 (ja) 曲げ加工装置
KR100395575B1 (ko) 나선형 엘레멘트 코어와 그 제조장치
JPH04147734A (ja) 医療用縫合針の成形方法
JP3218574B2 (ja) タイバーパンチ製造方法
JPH0220619A (ja) 板材などの曲げ方法
JPH06328175A (ja) リテーナの成形方法および装置